JP4681429B2 - プランジャ型固定装置 - Google Patents

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本発明は、相対移動可能な一対の部材の一方に取付けられ、他方の部材に設けられた孔にピンを挿入することによって、一対の部材を固定するためのプランジャ型固定装置に関する。
車椅子のアームレストやヘッドレスト等は、フレームに対する位置を調整可能な機構を介して固定されている場合が多い。アームレスト等に限らず、一つの部材に対して、他の部材を固定するようにした機構は広く用いられている。
このような機構の一つとして、下記特許文献1には、第1の部材に固定される筒状をなしたハウジングと、このハウジング内に収容され、その先端部が第2の部材の受入孔に挿脱可能とされたシャフトと、このシャフトの基端部に圧入固定されたノブと、前記シャフトを常時はハウジングから突出する方向に付勢するスプリングとを備えたプランジャ機構が開示されている。そして、第2の部材の受入孔に、ハウジングから突出したシャフトの先端部が挿入された状態で、第1の部材が第2の部材に固定される。一方、シャフトの基端部に固定されたノブを、スプリングの付勢力に抗してハウジングの軸方向に引っ張ることによって、第2の部材の受入孔からシャフトの先端部を引き抜いて、第1の部材を第2の部材から取外すことができる。
また、上記プランジャ機構とほぼ同様な構造をなし、ハウジングに収容されたシャフト基端部にノブではなく、長尺のレバーを回動可能に連結したレバー回動式のプランジャ機構も用いられている。前記レバーは、常時は筒状のハウジングに対してほぼ直角となるように配置され、レバーを直立するように回動させると、その先端部がハウジングの端部に突き当たって、スプリングの付勢力に抗してシャフトの先端部が引き込まれ、第1の部材と第2の部材との固定状態が解除されるようになる。
特表2002−519547号公報
上記特許文献1の場合、第2の部材から第1の部材を取外すためには、ノブを一旦引っ張ると共に、引っ張った状態に保持しておかなければならないで、作業性及び操作性に問題があった。
また、レバー回動式のプランジャ機構では、回動したレバーが第1,第2の部材から大きく出っ張って、固定作業の邪魔となることがあった。更に、その状態でレバーに不意に外力等が加わるとレバーが容易に押し倒されて、第1,第2の部材が再び固定されてしまって固定作業に支障をきたしていた。
一方、レバーがハウジングに対し直角に配置された状態で、レバーの基端部に、第1,第2の部材に押付ける方向に外力が作用すると、レバー先端部が持ち上げられ、シャフト先端部が引き込まれてしまって、使用者の意に反して第1,第2の部材の固定状態が解除されてしまうことがあった。
したがって、本発明の目的は、一対の部材を安定して固定することができると共に、簡単かつ確実に固定作業を行うことが可能なプランジャ型固定装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のプランジャ型固定装置は、
相対移動できる一対の部材の一方に取付けられ、他方の部材に設けられた孔に挿入される出没可能なピンを有し、該ピンを他方の部材の孔に挿入することによって、前記一対の部材を固定するためのプランジャ型固定装置において、
前記一対の部材の一方に固定される筒体と、
前記筒体内に摺動可能に配置されると共に、その一端は前記筒体の一端開口から出没して前記他方の部材の孔に挿脱可能とされ、他端は前記筒体の他端開口から突出するように構成されたロックピンと、
前記筒体内に配置されて前記ロックピンを前記筒体の一端開口から突出する方向に付勢するスプリングと、
前記ロックピンの他端に、該ロックピンの軸方向に対して直角な方向に挿入された支軸を介して、その先端部を回動可能に連結されたレバーとを備えており、
前記レバーの先端部には、前記スプリングによって前記筒体の他端開口周縁に圧接されるカム面が形成され、
このカム面は、前記レバーを一方向に倒した位置で前記ロックピンが前記筒体の一端開口から突出して前記他方の部材の孔に挿入され、前記レバーを他方向に倒した位置で前記ロックピンが前記筒体の一端開口内に引き込んで前記他方の部材の孔から離れるように構成されており、
前記カム面の一端には、前記レバーを一方向に倒した位置で、前記レバーがそれ以上回動しないように規制する突部が形成されており、
前記カム面は、第1平坦部と、小さい曲率半径の曲面をなす角部と、大きな曲率半径の曲面をなす背面部と、この背面部の終端に形成された第2平坦部とを有し、前記支軸に対して前記第1平坦部が最も近づいていて、前記第1平坦部が前記筒体の他端開口周縁に圧接されるときには、前記ロックピンが前記他方の部材の孔に挿入され、前記背面部及び前記第2平坦部が前記筒体の他端開口周縁に圧接されるときには、前記ロックピンが前記他方の部材の孔から離れるように構成されており、前記第1平坦部の始端部及び前記第2平坦部の終端部には、前記筒体に係合して前記レバーがそれ以上回動しないように規制する突部がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、レバーを一方向に倒すと、ロックピンが筒体の一端開口から突出して他方の部材の孔に挿入されるので、一対の部材を固定することができる。一方、レバーを他方向に倒すと、ロックピンが筒体の一端開口内に引き込んで他方の部材の孔から離れるので、一対の部材の固定を解除することができる。
また、カム面の一端には、レバーを一方向に倒した位置で、レバーがそれ以上回動しないように規制する突部が形成されているので、レバーを一方向に倒し、ロックピンを他方の部材の孔に挿入して、一方の部材と他方の部材とを固定した状態において、レバーに外力が加わってレバーが更に回動してしまい、ロックピンが持ち上げられて固定が不用意に解除されてしまうことを防止できる。
更に、レバーの先端部のカム面の支軸に対して最も近づいた第1平坦部が、筒体の他端開口周縁に圧接した状態では、ロックピンが筒体の一端開口から突出して、他方の部材の孔に挿入されて、一対の部材が固定される。そして、第1平坦部が筒体の他端開口周縁に圧接した状態からレバーを回動させると、小さな曲率半径の角部、大きな曲率半径の背面部、更に、その終端の第2平坦部が、順に筒体の他端開口周縁に圧接されながら摺動回転する。このとき、背面部、第2平坦部は、前記第1平坦部よりも支軸から離れた位置に形成されているので、スプリングの付勢力に抗して、ロックピンの一端を筒体の一端開口から引き込ませることができる。それによって他方の部材の孔からロックピンを抜いて、一対の部材の固定を解除することができる。
また、第1平坦部の始端部だけでなく、第2平坦部の終端部にも、筒体に係合してレバーがそれ以上回動しないように規制する突部が形成されているので、第2平坦部が筒体の他端開口周縁に圧接された状態でレバーを無理に回動させて、回動部やスプリング係合部の破損を招くことを防止できる。
本発明のプランジャ型固定装置においては、前記筒体の一端開口側の外周には、前記一方の部材に設けられたネジ孔に螺着できる雄ネジが形成されていることが好ましい。これによれば、筒体の一端開口側の外周には、一方の部材に設けられたネジ孔に螺着できる雄ネジが形成されているので、一方の部材に簡単に固定することができ、固定作業の作業性を向上させる。
本発明のプランジャ型固定装置においては、前記ロックピンの一端は、他端に比べて拡径されており、前記スプリングは、その一端を前記拡径部の段部に係合され、他端を前記筒体の他端開口の内側面周縁に係合されて、前記ロックピンを前記筒体の一端開口から突出する方向に付勢していることが好ましい。これによれば、スプリングの一端がロックピンの拡径部の段部に係合し、他端が筒体の他端開口の内側面周縁に係合するようになっているので、比較的簡単な構造で、スプリングの傾き等を防止し、安定した姿勢で支持することができ、ロックピンをしっかりと付勢することができる。
本発明のプランジャ型固定装置においては、前記一対の部材は、一方の部材に対して、他方の部材が、直線移動又は回転移動できるように取付けられるものであることが好ましい。これによれば、一方の部材に対する他方の部材の高さや回転角度等を、適宜調整することができる。
本発明のプランジャ型固定装置によれば、レバーを一方向に倒すと、筒体の一端開口か突出したロックピンが他方の部材の孔に挿入されて一対の部材が固定され、レバーを他方向に倒すと、筒体の一端開口内にロックピンが引き込まれて他方の部材の孔から離れて一対の部材の固定を解除できる。また、カム面の一端には、レバーを一方向に倒した位置で、レバーがそれ以上回動しないように規制する突部が形成されているので、レバーを一方向に倒し、ロックピンを他方の部材の孔に挿入して、一方の部材と他方の部材とを固定した状態において、レバーに外力が加わってレバーが更に回動してしまい、ロックピンが持ち上げられて固定が不用意に解除されてしまうことを防止できる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本発明のプランジャ型固定装置10(以下、単に「固定装置10」という)は、例えば、図5に示すような、車椅子の座椅子の側部に立設した支持フレーム1に、アームレスト2を固定するために用いられる。
支持フレーム1には、支持板3がボルト3aを介して固定されている。この支持板3には、複数の孔4が重ね合って全体として円弧状をなした溝が形成されている。支持板3の外側にはアームレスト2の基端部が配置され、アームレスト2の基端部の外側に角度規制板5の基端部が配置され、各部材に挿入された支軸6により、アームレスト2及び角度規制板5のそれぞれが、前記支持板3に対し独立して回動可能となるように支持されている(図5参照)。
角度規制板5は、前記支軸6に軸支される円形板7と、この円形板7から半径方向外方に延出された腕部8とからなり、腕部8の先端部には図4及び図6に示すようなネジ孔8aが形成され、後述する固定装置10の筒体30を螺合可能となっている。また、アームレスト2の基端部にはストッパピン2aが突設されており、これが角度規制板5の腕部8の下方に当接して、アームレスト2の下方への回動を規制する部分となる。
本発明の固定装置10は、図1に示すように、前記角度規制板5の先端部に固定される筒体30と、この筒体30内に摺動可能に配置されるロックピン50と、筒体30内に配置されて、ロックピン50を筒体30の開口32から突出する方向に付勢するスプリング60と、ロックピン50の基端部53に支軸61を介して回動可能に連結されたレバー70とから主として構成されている。
筒体30は、ロックピン50を収容可能な内径で形成され、その一端の開口32からロックピン50が出没可能とされた筒状のケース31と、このケース31の上端外周から円形状に広がって形成されたフランジ部33とを有している。
ケース31の外周には、前記角度規制板5のネジ孔8aに螺合するための雄ネジ31aが形成されており、固定作業の作業性向上が図られている。また、フランジ部33の上面は、後述するレバー70の先端部71のカム面74が圧接されるレバー保持面33aとされている。更に、レバー70の先端部71の幅に適合する間隔をあけて、一対のガイド部34,34がフランジ部33の上面外周に沿って突設されている。このガイド部34は、レバー70の回動時に先端部71の両側面に位置して、レバー70のガタツキや傾きを抑制して回動動作をスムーズに行えるようにしている。
フランジ部33の中央には、ケース31の内径よりも小径で、後述するロックピン50の基端部53が突出する開口となるピン挿通孔35が形成され、これにより筒体30の内部上方に段部36が形成されている(図3参照)。この段部36は、スプリング60の一端部が係合する受け座となる。
ロックピン50は、図1及び図3を併せて参照すると、筒体30の長さ(レバー保持面33aからケース31の下端面までの長さ)よりも長く形成され、棒状をなした基部51と、この基部51よりも拡径して筒体30の内径にほぼ適合する外径とされた先端部52とを有しており、筒体30内に摺動可能に配置されると共に、筒体30の開口32から先端部52が出没可能とされ、更に、筒体30のピン挿通孔35から基部51上方の基端部53が突出するようになっている。
また、先端部52上端の段部54は、スプリング60の他端部が係合する受け座となっている。この段部54にスプリング60の他端部を係合させ、ロックピン50の基部51外周にスプリング60を被せた状態で、ロックピン50が筒体30内に挿入され、スプリング60の一端部を筒体30の段部36に係合させて、ロックピン50が筒体30の開口32から突出する方向に弾性付勢される。このように、スプリング60の両端部をそれぞれ段部36,54に係合させているので、比較的簡単な構造でスプリング60の傾き等を防止して、安定した姿勢で支持でき、ロックピン50をしっかりと付勢することができる。
レバー70は、図1及び図2を併せて参照すると、ロックピン50の基端部53に支軸61を介して回動可能に連結される先端部71と、この先端部71から延設されて使用者が把持する部分となる柄部75とを有している。先端部71は、ロックピン50の基端部53の外径よりも大きい間隔をあけて、互いに平行となるように配置された一対の板部72,72を有し、各板部72の所定箇所には、支軸61が挿入される軸孔73が形成されている。
そして、上記のようにスプリング60が筒体30内に配置された状態で、ピン挿通孔35から突出したロックピン50の基端部53が、先端部71の板部72,72間に挿入され、板部72の軸孔73及びロックピン50の軸孔55に支軸61が挿入されて、ロックピン50の基端部53にレバー70の先端部71が回動可能に連結される。また、この状態では、ロックピン50を介してスプリング60の付勢力がレバー70の先端部71に作用して、先端部71が筒体30の開口32側に引っ張られて、筒体30のフランジ部33上面に圧接される。
より具体的には、先端部71を構成する各板部72の外周面に沿って形成されたカム面74が、フランジ部33のレバー保持面33aに圧接されるようになっている。図2及び図3を併せて説明すると、このカム面74は、前記柄部75の延設方向とほぼ平行で、軸孔73及びそれに挿入される支軸61から距離Lだけ離れた平坦面をなした第1平坦部74aと、この第1平坦部74aの終端部(柄部75とは反対側の端部)から比較的小さい曲率半径R1の曲面で形成された角部74bと、この角部74bの上端部から比較的大きい曲率半径R2の曲面で形成された背面部74cと、この背面部74cの終端部から前記柄部75に向かって斜めに下降する平坦面をなした第2平坦部74dとからなる。前記第1平坦部74aの距離Lは軸孔73から最も近づいており、角部74bは軸孔73に対して距離Lよりも大きく離れており、背面部74c及び第2平坦部74dは軸孔73に対して更に大きく離れている。
また、第1平坦部74aの始端部(柄部75側)には、フランジ部33の一方の側部外周に係合して、レバー70の矢印A方向(図3参照)への回動角度を規制する第1突部76が突設されている。更に、第2平坦部74dの終端部には、柄部75との間に段差が形成されていて、これがフランジ部33の他方の側部外周に係合して、レバー70の矢印B方向(図3参照)への回動角度を規制する第2突部77となる。
次に、上記構成からなる本発明の固定装置10の作用効果について説明する。
この固定装置10は、前述したように、例えば、図5及び図6に示す車椅子の支持フレーム1に、アームレスト2を固定するために用いることができる。
アームレスト2を支持フレーム1に対して所定角度で固定したい場合には、レバー70を一方向に押し倒して、筒体30の軸方向に対してほぼ直角となるように配置すればよい。こうすると、図3及び図4(a)に示すように、支軸61に最も近い距離Lで形成されたカム面74の第1平坦部74aが、筒体30のレバー保持面33aに圧接され、ロックピン50はスプリング60の付勢力によって筒体30の開口32から突出し、その先端部52が支持板3の孔4に挿入されるので、角度規制板5の腕部を支持板3に固定することができる。そして、アームレスト2のストッパピン2aが腕部8の下方に当接して、アームレスト2の下方への回動が規制されるので、図5に示すように、アームレスト2を支持フレーム1に対して所定角度で保持することができる。
また、このとき、第1平坦部74aの始端部に、フランジ部33の外周に係合してレバー70の矢印A方向への回動角度を規制する第1突部76が設けられているので、図3に示すように、レバー70の柄部75の基端部に矢印A方向の強い外力が作用しても、レバー70の先端部71が持ち上げられることがなく、角度規制板5の腕部8と支持板3との固定状態が不意に解除されることがないので、固定状態を安定して維持できる。
一方、アームレスト2の支持フレーム1に対する角度を変更したい場合には、レバー70を引き上げればよい。すなわち、レバー70を、筒体30の軸方向に対して同一方向となるように矢印B方向に回動させると(図4(b)参照)、レバー保持面33aに角部74b及び背面部74cが、順番に圧接されながら摺動する。
このとき、角部74b及び背面部74cは、支軸61に対して第1平坦部74aと支軸61との距離Lよりも大きく離れているので、第1平坦部74aがレバー保持面33aに圧接されたときよりも、ロックピン50の基端部53がスプリング60の付勢力に抗して持ち上げられるため、ロックピン50の先端部52を筒体30の開口32内に引き込ませて、ロックピン50の先端部52を支持板3の孔4から引き抜くことができる。
更に、図4(c)に示すように、第2平坦部74dがレバー保持面33aに圧接されるまで、他方向にレバー70を押し倒すことができる。この間、ロックピン50の基端部53は持ち上げられたままの状態であるので、その先端部52を筒体30の開口32から引き込ませた状態に保持される。
このとき、第2平坦部74dの終端部には、フランジ部33の外周に係合してレバー70の矢印B方向への回動角度を規制する第2突部77が設けられているので、第2平坦部74dがレバー保持面33aに圧接された状態にしっかりと保持されると共に、レバー70がそれ以上回動して破損を生じないようにすることができる。
その後、角度規制板5の腕部8を所定位置の孔4まで回動させて、再度、レバー70を押し倒して、ロックピン50の先端部52を支持板3の孔4に挿入すれば、角度規制板5の腕部8を支持板3の所定位置で固定し、アームレスト2を支持フレーム1に対して所定角度で固定することができる。
このように本発明では、上記特許文献1のように、ノブを引っ張った状態に保持しながら作業を行う必要がないので、角度規制板5の腕部8と支持板3との固定作業を安全かつ確実に行うことができる。また、その状態では、図4(c)に示すように、レバー70を倒しておくことにより、支持板3に対して大きく出っ張らない状態とすることができるので、固定作業の邪魔とならず作業性を向上させることができる。
なお、角度規制板5の腕部8を上方の孔4に固定すれば、ストッパピン2aが角度規制板5の腕部8に当接するまでアームレスト2が下方に回動するので、想像線Cで示すようにアームレスト2を斜め下方に傾かせて固定することができ、一方、角度規制板5の腕部8を下方の孔4に固定すれば、ストッパピン2aが腕部8に押圧されて、想像線Dで示すように、アームレスト2を斜め上方に傾かせて固定することができる。
また、この実施形態においては、本発明の固定装置10は、車椅子の支持フレームに取付けられたアームレストの回動角度を調整するために用いているが、この態様に限定されるものではない。例えば、支持フレームに対して上下スライド可能に取付けられたアームレストの高さを調整するために用いてもよい。車椅子のアームレストを固定する態様のみならず、相対移動可能な一対の部材を固定するための固定装置として幅広く用いることができる。
本発明は、相対移動可能な一対の部材の一方に取付けられ、他方の部材に設けられた孔にピンを挿入することによって、一対の部材を固定するためのプランジャ型固定装置として利用することができる。
本発明のプランジャ型固定装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 同プランジャ型固定装置のレバーを示す斜視図である。 同プランジャ型固定装置の断面図である。 同プランジャ型固定装置の作動状態を示しており、(a)はレバーを倒した状態を示す断面図、(b)はレバーを直立させた状態を示す断面図、(c)はレバーを(a)とは反対側に回動させた状態を示す断面図である。 同プランジャ型固定装置をアームレストに適用した場合の説明図である。 同プランジャ型固定装置をアームレストに適用した場合の要部拡大断面図である。
符号の説明
2 アームレスト
3 支持板
4 孔
5 角度規制板
8a ネジ孔
10 プランジャ型固定装置(固定装置)
30 筒体
31a 雄ネジ
32 開口
33a レバー保持面
34 ガイド部
35 ピン挿通孔
36 段部
50 ロックピン
52 先端部
53 基端部
54 段部
60 スプリング
61 支軸
70 レバー
71 先端部
74 カム面
74a 第1平坦部
74b 角部
74c 背面部
74d 第2平坦部
76 第1突部
77 第2突部

Claims (4)

  1. 相対移動できる一対の部材の一方に取付けられ、他方の部材に設けられた孔に挿入される出没可能なピンを有し、該ピンを他方の部材の孔に挿入することによって、前記一対の部材を固定するためのプランジャ型固定装置において、
    前記一対の部材の一方に固定される筒体と、
    前記筒体内に摺動可能に配置されると共に、その一端は前記筒体の一端開口から出没して前記他方の部材の孔に挿脱可能とされ、他端は前記筒体の他端開口から突出するように構成されたロックピンと、
    前記筒体内に配置されて前記ロックピンを前記筒体の一端開口から突出する方向に付勢するスプリングと、
    前記ロックピンの他端に、該ロックピンの軸方向に対して直角な方向に挿入された支軸を介して、その先端部を回動可能に連結されたレバーとを備えており、
    前記レバーの先端部には、前記スプリングによって前記筒体の他端開口周縁に圧接されるカム面が形成され、
    このカム面は、前記レバーを一方向に倒した位置で前記ロックピンが前記筒体の一端開口から突出して前記他方の部材の孔に挿入され、前記レバーを他方向に倒した位置で前記ロックピンが前記筒体の一端開口内に引き込んで前記他方の部材の孔から離れるように構成されており、
    前記カム面の一端には、前記レバーを一方向に倒した位置で、前記レバーがそれ以上回動しないように規制する突部が形成されており、
    前記カム面は、第1平坦部と、小さい曲率半径の曲面をなす角部と、大きな曲率半径の曲面をなす背面部と、この背面部の終端に形成された第2平坦部とを有し、前記支軸に対して前記第1平坦部が最も近づいていて、前記第1平坦部が前記筒体の他端開口周縁に圧接されるときには、前記ロックピンが前記他方の部材の孔に挿入され、前記背面部及び前記第2平坦部が前記筒体の他端開口周縁に圧接されるときには、前記ロックピンが前記他方の部材の孔から離れるように構成されており、前記第1平坦部の始端部及び前記第2平坦部の終端部には、前記筒体に係合して前記レバーがそれ以上回動しないように規制する突部がそれぞれ形成されていることを特徴とするプランジャ型固定装置。
  2. 前記筒体の一端開口側の外周には、前記一方の部材に設けられたネジ孔に螺着できる雄ネジが形成されている請求項記載のプランジャ型固定装置。
  3. 前記ロックピンの一端は、他端に比べて拡径されており、前記スプリングは、その一端を前記拡径部の段部に係合され、他端を前記筒体の他端開口の内側面周縁に係合されて、前記ロックピンを前記筒体の一端開口から突出する方向に付勢している請求項1又は2記載のプランジャ型固定装置。
  4. 前記一対の部材は、一方の部材に対して、他方の部材が、直線移動又は回転移動できるように取付けられるものである請求項1〜のいずれか1つに記載のプランジャ型固定装置。
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