JP2002248025A - ヒンジ機構が取り付けられた乗物用シート - Google Patents

ヒンジ機構が取り付けられた乗物用シート

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JP2002248025A
JP2002248025A JP2001398837A JP2001398837A JP2002248025A JP 2002248025 A JP2002248025 A JP 2002248025A JP 2001398837 A JP2001398837 A JP 2001398837A JP 2001398837 A JP2001398837 A JP 2001398837A JP 2002248025 A JP2002248025 A JP 2002248025A
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JP2001398837A
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Yann Reubeuze
レューブュース ヤン
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Faurecia Sieges dAutomobile SAS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒンジ機構が標準的なヒンジ機構と比べて安
価な乗物用シートを提供する。 【解決手段】 シート1は、カムによって制御される歯
付きスラグによって互いに固定できる2つのチークプレ
ートを有するヒンジ機構5を介してシート本体2に連結
された背もたれ4を有している。背もたれ4を前方に折
りたたみ、それから背もたれをその初期位置に戻せるよ
うにするために、ヒンジ機構5のカムは、カムの動きに
よって駆動部材が動かされることはないが駆動部材の動
きによってカムがそのロック解除位置に動かされるよう
になっているロストモーションを含む機械的な連結によ
ってカムに連結されているそれ自体の駆動部を含む独立
型の組立体の形で構築された復元機構9と協働する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒンジ機構が取り
付けられた乗物用シートに関する。
【0002】特に本発明は、ピボット軸を中心として互
いに相対的にピボット運動するように取り付けられてい
る第1および第2のシート構成要素と、第1に、第1お
よび第2のシート構成要素間の相対的なピボット運動を
妨げるロック位置と、第2に、第1および第2の構成要
素が互いに相対的に自由にピボット運動できるようにす
るロック解除位置との間で移動可能なロック装置を含む
少なくとも1つのヒンジ機構であって、固定装置はユー
ザが動かせる第1の駆動部材によって制御され、第1の
駆動部材は前記第1の駆動部材が固定装置をその静止位
置に位置させる静止位置に向かって付勢され、第1の駆
動部材は第1の駆動部材が固定装置をその固定解除位置
に位置させる作動位置に向かって作動角度方向に動くこ
とができ、第1の駆動部材の静止位置および作動位置は
第1のシート構成要素に対して固定されている少なくと
も1つのヒンジ機構と、復元機構であって、第1に、復
元機構が前記第1および第2のシート構成要素の間の相
対的なピボット運動を妨害しないようになっている静止
位置と、第2に、作動位置、すなわち復元機構が、第2
のシート構成要素が2つのシート構成要素の直前に調整
された相対位置から遠ざかる第1の角度方向に第1のシ
ート構成要素に対して相対的に自由にピボット運動する
のを可能とし、その後、第2のシート構成要素が2つの
シート構成要素の前記直前に調整された相対位置に達す
るまで第1の角度方向と反対の第2の角度方向に第1の
シート構成要素に対して相対的にピボット運動できるよ
うになっている作動位置との間で移動可能であり、ユー
ザによって作動可能な第2の駆動部材によって制御さ
れ、第2の駆動部材は、第2の駆動部材が復元機構をそ
の静止位置に位置させる静止位置に向かって付勢され、
第2の駆動部材は第2の駆動部材が復元機構をその作動
位置に位置させる作動位置にずれることができる復元機
構とを有する乗物用シートに関する。
【0003】
【従来の技術】ヨーロッパ特許出願公開明細書第0 6
94 434号は、サイドドアを2枚有する乗物の、第
1および第2のシート構成要素がシート本体と背もたれ
であるタイプの特にフロントシート用のシートを記載し
ている。
【0004】この従来技術のシートは、歯付きスラグを
有し、かつ復元機構を含むヒンジ機構を備えており、こ
の復元機構により、背もたれの位置を調節することが可
能となり、例えば乗物の背もたれに手を届かせようとし
たときに前方に倒し、それから背もたれをユーザが直前
に調節した位置に再び自動的に固定することが可能とな
る。
【0005】この公知のシートのヒンジ機構は、第1お
よび第2のチークプレートと、第1のチークプレートに
対して滑るように取り付けられ、自身の歯群を第2のチ
ークプレートに対して自由に動けるように係合させる歯
付きスラグとを有し、歯群は、他の歯付きスラグによっ
て第2のチークプレートに対して固定可能となってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そのため、これらの環
境下ではヒンジ機構の2つのチークプレートは2段の歯
付きスラグを介して互いに連結され、したがって、ヒン
ジの機械的強度が小さくなる傾向があり、すなわち高い
機械的強度を得るために機構の重さや費用を増す必要が
生じる。
【0007】また、その結果、ヒンジ機構が特殊な機構
となり、これは、このヒンジ機構が比較的長期間で生産
され、したがって標準的なヒンジ機構と比べると比較的
高価であることを意味する。
【0008】本発明の目的はこれらの欠点を軽減するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的のために、本発
明は、ヒンジ機構が第1および第2のシート構成要素
を、ヒンジ機構と別個の独立型の組立体の形態の復元機
構とは無関係に相互に連結させ、復元機構が、ピボット
軸線の周りを第1および第2のシート構成要素とは無関
係に自由にピボット運動するように取り付けられている
復元プレートと、第2の駆動部材の変位の関数として前
記第1のシート要素に対して動けるように第2の駆動部
材および第1のシート構成要素に連結されている第1の
固定部材であって、第2の駆動部材がその静止位置にあ
るときに、復元プレートを第1のシート構成要素に対し
て固定するように復元プレートと協働し、第2の駆動部
材がその作動位置にあるときに、復元プレートをピボッ
ト軸線の周りに第1のシート構成要素に対してピボット
運動できるようにする第1の固定部材と、第2の駆動部
材の変位の関数として前記第2のシート要素に対して動
けるように第2の駆動部材と第2のシート構成要素に連
結されている第2の固定部材であって、第2の駆動部材
がその作動位置にあるときに、復元プレートを第2のシ
ート構成要素に対して固定するように復元プレートと協
働し、第2の駆動部材がその静止位置にあるときに、復
元プレートをピボット軸線の周りに第2のシート構成要
素に対してピボット運動できるようにする第2の固定部
材とを有し、第1および第2の駆動部材が、空動き、す
なわち、第1の駆動部材をその作動位置に移動させるこ
とによって第1の駆動部材に作用するときに、第2の駆
動部材をその静止位置に残すようになっていて、第2の
駆動部材をその静止位置からその作動位置に移動させる
ように第2の駆動部材に作用するときに、第1の駆動部
材をその静止位置からその作動位置に駆動するようにな
っている空動きのある機械的連結によって互いに連結さ
れていることを本質的に特徴とする当該種類のシートを
提供する。
【0010】これらの方策によって、シートのユーザ
が、快適さを良くするように背もたれの傾きを調節しよ
うとするとき、ユーザは第1の駆動部材に働き掛けるこ
とによってヒンジ機構を解除する。
【0011】第1および第2の駆動部材間の空動きのあ
る機械的連結のため、両駆動部材が同じシート構成要素
に対して固定された静止位置および作動位置とを有して
いるならば、第2の駆動部材は静止したままであり、し
たがって復元機構はそれ自体その静止位置にあり、第1
および第2のシート構成要素間の相対的なピボット運動
を妨げることはない。
【0012】これに対し、シートのユーザが(例えば、
第1の構成要素が背もたれであるときに、背もたれが進
むところまで背もたれを前方に折りたたむように)シー
トの第2の構成要素を第1の角度方向に素早くピボット
運動させようとするとき、ユーザは第2の駆動部材に働
き掛け、それによってヒンジ機構を解除するだけでなく
復元機構がその復元位置を取れるようにもし、第1およ
び第2のシート構成要素の相対的なピボット運動を、第
2のシート構成要素が第1のシート構成要素に対するそ
の初期位置に最終的に戻るように制限する。
【0013】本発明のシートのヒンジ機構は標準的な構
造のものにすることもでき、したがって、乗物の後部シ
ートに接近するために背もたれを前方に折りたためるか
どうかと無関係に、同様のヒンジ機構を、ユーザが前記
背もたれに直接働き掛けることによって位置を調節でき
る背もたれを有するほぼすべてのタイプのシートに使用
することが可能になることに注目すべきである。
【0014】この標準化の可能性のため、本発明は、生
産性の著しい増加およびその結果としてシートの総費用
の低減に通じるものである。
【0015】本発明の復元機構の、標準的なヒンジ機構
とのこの適合性のため、組み立てられたシートのいくつ
かだけをシートの後ろにある空間に近づくために背もた
れを前方に折りたためるようにする場合、ヒンジ機構
を、すでに組み立てられているシートの外側に取り付け
ることも可能であり、そのような状況下では、シート組
立体を標準化し、復元機構をシート製造の最終段階の間
の最後の瞬間に装着できる。この選択は本発明のシート
の費用価格をさらに減少させるのに寄与する。
【0016】本発明の復元機構はシートに装着される前
に組み立てられることが好ましいが、これは、前記機構
が独立型の組立体を構成しているから可能であることに
注目すべきである。これにより、機構をシートにより装
着しやすくなる。
【0017】また、本発明ではヒンジ機構が2段の歯付
きスラグを有する必要がなく、これは簡素で強固な第1
のヒンジ機構を使用できることを意味する。いずれにし
ても第1のヒンジ機構の機械的強度は復元機構の有無と
無関係である。
【0018】本発明の好適な実施態様では、1つまたは
複数の下記の特徴を任意に使用できる。
【0019】復元プレートは形が環状であり、第1のシ
ート構成要素に固定されている第1のプレートにピボッ
ト運動するように取り付けられ、ピボット軸線と中心が
合っている円形の内縁部および同様にピボット軸線と中
心が合っている円形の歯群を備えた外縁部を有してお
り、第2の固定部材は、復元プレートの歯群に面して配
置された円形の歯群を備え、前記第2の固定部材は、第
2の固定部材の歯が復元プレートの歯と噛合うことがで
きるように、第2のシート構成要素に固定された第2の
プレートに動けるように取り付けられている。
【0020】第2の固定部材は第2のプレートに対して
半径方向にすべるように取り付けられている。
【0021】第1の固定部材は、復元機構の静止位置
で、第1に、復元プレートに形成された半径方向の内側
の切欠部と、第2に、第1のプレートに形成された半径
方向のガイドとに係合する少なくとも1つの固定ペグを
有し、固定ペグは、第2の駆動部材がその静止位置から
その作動位置に動かされるとき、前記固定ペグが復元プ
レートの内側切欠部から外れるまで半径方向内側にずれ
ることができ、したがって復元プレートの円形の内縁部
は、背もたれが折りたたまれると固定ペグに係合するよ
うになっており、背もたれが直前に調節された位置に戻
らない限り第1の固定部材がその開始位置に戻らないよ
うにする。
【0022】第1および第2の駆動部材はピボット軸の
周りをピボット運動するように取り付けられており、第
1の固定部材はピボット軸と中心が合っている円形の外
縁部を有し、前記第2の固定部材の歯は前記第1の固定
部材の外縁部に向かって半径方向に弾性的に付勢され、
第1の固定部材は、第2の駆動部材に固定されている第
1および第2カム縁部と接触することによってそれぞれ
協働する案内ペグおよび支持ペグをさらに含み、第1の
カム縁部は、固定ペグを、第2の駆動部材がその静止位
置からその作動位置までピボット運動する間に半径方向
内側に動かすように案内ペグに作用するようになってお
り、第2のカム縁部は支持ペグに作用し、第1の固定部
材を、固定ペグが復元プレートの内側切欠部に係合し、
かつ第2の固定部材の外縁部が復元プレートの歯から離
れて第2の固定部材の歯を保持する半径方向の位置に位
置させるようになっている。
【0023】第2の駆動部材は、第1の駆動部材に固定
された少なくとも1つの相補型のアバットメントに対し
て斜めに接する少なくとも1つのアバットメントに、第
2の駆動部材がその静止位置からその作動位置までピボ
ット運動する間、前記第2の駆動部材が第1の角度スト
ロークにわたって移動し終わるまで第2の駆動部材が第
1の駆動部材をその作動位置に向かって動かさないこと
を保証するようになっているある大きさの角度間隔をお
いて、固定されており、第1のカム縁部は、第2の駆動
部材が作動させられている間、第1の固定部材を、前記
第1の角度ストローク中に第2の固定部材の歯を復元プ
レートの歯と係合するのに十分なだけ遠くに半径方向に
移動させるようになっている。
【0024】第1のカム縁部は、円形の縁部によって互
いに分離させられている第1および第2の傾斜面を有
し、第1の傾斜面は、前記第1の角度ストローク中に案
内ペグが前記第1の傾斜面に従うようになっており、円
形の縁部は、案内ペグが前記円形の縁部に従い、第2の
駆動部材がその作動位置に向かって移動している間ヒン
ジ機構が固定解除状態にされるようになっている。
【0025】背もたれは第1の角度方向に弾性的に付勢
され、固定ペグは第1のプレートに固定された2つの案
内面の間を半径方向に案内され、前記案内面の1つは固
定ペグの半径方向の滑り方向に対して傾いている傾斜面
を形成し、前記傾斜面は、前記背もたれが第1の角度方
向に付勢されている間前記固定ペグが前記傾斜面に向か
って付勢されるように配置されており、前記固定ペグ
は、前記傾斜面に当たる横方向に突出する部分を有し、
背もたれが第1の角度方向に付勢されている間前記固定
ペグを半径方向内側に付勢するように前記傾斜面と協働
する。
【0026】第2の駆動部材は、固定ペグに横方向に接
し、したがって固定ペグが復元プレートの内縁部に当た
っている間復元機構を作動位置に保持しかつヒンジ機構
を固定解除位置に保持するようになっている接触面に固
定されている。
【0027】復元機構は、第1の駆動部材に固定され、
復元機構に属する他のすべての構成要素が係合している
駆動軸を含んでいる。
【0028】第1のシート構成要素はシート本体によっ
て構成されており、第2の構成要素は背もたれによって
構成されている。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の他の特徴と利点は、非限
定的な例として添付図面を参照して示される以下の実施
態様に関する説明から明らかとなる。
【0030】種々の図面において、同一の参照符号は全
く同じまたは同様の部品を示している。
【0031】図1と2に概略的に示されているように、
本発明は乗物用シート1に関し、特に、少なくとも第1
および第2のシート構成要素、すなわち第1に、乗物の
フロア3に取り付けられているシート本体2と、第2
に、水平な横軸Xを中心にピボット運動するようにシー
ト本体2に取り付けられている背もたれ4とを有する乗
物用シート1に関する。
【0032】さらに詳細には、シート1の両側とも、背
もたれ4の剛性のある補強部材4aが、共通のノブ6に
よって操作される全く同じまたは同様の2つのヒンジ機
構5を介してシート本体2の剛性のある補強部材2aに
連結されている。このノブ6は、2つのヒンジ機構5を
相互に連結する、軸線Xに沿って延びている剛性のある
金属の連結棒7に固定されている。シート1は、ただ1
つのヒンジ機構5をシート1の片側だけに有することも
でき、その場合、連結棒7は省かれる。
【0033】ノブ6が図1に示される角度方向8に動か
されると、両ヒンジ機構5が同時に解除され、そのため
シート1のユーザは、一般に背もたれ4が1つまたは2
つ以上のトーションバーなどの少なくとも1つのばね
(図示せず)によって前方に付勢された状態で、背もた
れ4に直接作用を及ぼすことによって背もたれ4の傾き
を調節できる。
【0034】また、2つのヒンジ機構5の一方は、一般
にピボット運動するように背もたれ4に取り付けられて
いる取っ手11に金属のケーブル10または他の機械的
な接続によって連結されている復元機構9と組み合わさ
れている。
【0035】取っ手11はばね12によって下方の静止
位置に向かって付勢されているが、ユーザが矢印13の
方向に上方に動かすことができる。
【0036】取っ手11が矢印13の方向に動かされる
と、後で説明されるように、両ヒンジ機構5が解除さ
れ、それにより、背もたれ4は、図1に鎖線で示されて
いる位置を取るように矢印Rの方向に進むところまで前
方に倒れるようにピボット運動できるようになる。
【0037】その後、復元機構9は両ヒンジ機構5を、
取っ手11が放された後でさえも、背もたれ4がその最
初の位置、すなわちユーザによって設定された直前の角
度位置に引き起こされるまで、そのロック解除位置に保
持する。
【0038】したがって、復元機構9は、背もたれ4が
前方に折りたたまれてから再び引き起こされた後でその
最初の位置に戻ったときにのみすぐにまた背もたれ4が
所定の位置に固定された状態になることを保証する。
【0039】前述の例でこれらの機能を実行できるよう
にする手段は、以下にさらに詳しく説明される通りであ
る。
【0040】まず、図3に示されているように、2つの
ヒンジ機構5の各々が、軸線Xと直角に延び、この例で
はシート本体2の剛性のある補強部材2aに固定されて
いる「静止型の」金属のチークプレート14と、軸線X
と直角に延び、この例で背もたれ4の補強部材4aに固
定されている「可動型」の金属のチークプレート15
と、静止および可動チークプレート14および15と協
働して閉じた環状のハウジングを形成するように静止お
よび可動チークプレート14および15の周囲に圧着さ
れる金属のリング16と、前記ハウジング内に収容さ
れ、ノブ6がその静止位置にある限り可動チークプレー
ト15を対応する静止チークプレート14に対して動か
さないようになっているスラグ固定装置17とを有して
いる。
【0041】前述の例では、固定装置17は、互いに1
20°に配置され、可動チークプレート15に形成され
た内向きの円形の歯群20と噛合うようになっている外
向きの歯群19をそれぞれ有する金属の3つの固定スラ
グ18であって、スラグ18の各々が、対応する静止チ
ークプレート14に固定されているガイド21の中を半
径方向にすべるように取り付けられており、そのため、
スラグ18は、第1に、スラグ18の歯19が対応する
可動チークプレート15の歯20と係合してヒンジ機構
5を固定する係合位置と、第2に、スラグ18が可動チ
ークプレート15の歯20と協働しない引込み位置との
間で移動可能であり、各スラグ18は、可動チークプレ
ート15に向かって軸線方向に突出しているペグ22を
さらに有している、金属の3つの固定スラグ18と、前
述の例では連結棒7の溝にはめ込むことによって連結棒
7に対して(すなわち連結棒7に固定されている末端部
により)固定されている金属のカム23、すなわち第1
の駆動部材と、静止チークプレート14に取り付けら
れ、スラグ18をその係合位置に位置させる静止位置に
向かってカム23を付勢するばね24であって、カム2
3が角度方向8にピボット運動でき、それによってスラ
グ18をその引込み位置に向かってすべらせてヒンジ機
構5を解除できるばね24と、カム23にしっかり固定
され、スラグ18に部分的に重なった状態でカム23と
可動チークプレート15との間を半径方向に延びている
剛性のある金属プレート25であって、スラグ18のペ
グ22が係合する3つの切欠部26を有し、ペグ18の
各々が、カム23が角度方向8に回転するときに対応す
るスラグ18を半径方向内側に移動させるように形成さ
れた対応する切欠部を、対応するカム縁部27と協働し
て半径方向外側に画定する剛性のある金属プレート25
とを有している。
【0042】したがって、2つのヒンジ機構5の固定ス
ラグ18は、対応するカム23が静止位置にあるときに
その引込み位置か、または、カム23、ノブ6、および
連結棒7が静止位置から離れるように角度方向8に少な
くとも第1の角度ストロークα1にわたって回転させら
れ、ノブ6と連結棒7がα1より大きい総角度α2(例
えば、α2は20°〜30°であることが可能)にわた
って回転できるときにその係合位置に同時に見られるこ
とになっている。
【0043】カム23およびノブ6の静止および作動位
置がシート本体2に対して不動であることが分かるはず
である。然るべき場合には、カム23およびノブ6の静
止および作動位置を背もたれ4に対して不動にすること
も可能であるが、その場合、シート本体2に対して不動
であると以下に説明されている復元機構9の構成要素は
背もたれ4に対して不動である必要があり、背もたれ4
に対して不動であると以下に説明されている復元機構9
の構成要素はシート本体2に対して不動である必要があ
る。
【0044】復元機構9に関連して、この機構がその静
止位置ではっきりと示されている図4〜6をまず参照す
る。
【0045】復元機構9は、第1の軸線Xに沿って縦方
向に延び、連結棒7と一緒に回転するように拘束するた
めに連結棒7にはめ込まれている金属の駆動軸28を有
する。
【0046】例えばノブ6の近くに位置するその端部に
(図4)、駆動軸28は半径方向外側に突出する環状の
カラー29を有している。
【0047】駆動軸28は、軸線Xに沿ってカラー29
から延びる円筒部30も有しており、この円筒部30
は、より小さい直径の円筒部31と、円筒部30を延ば
し、円筒部31から半径方向外側に突出している2つの
駆動指部32と、によってカラー29から離れるように
延ばされている。
【0048】復元機構9は、例えば背もたれ4の補強部
材4aのくぼみに通じる打抜き部34を介して溶接する
ことによって、背もたれ4の補強部材4aに固定されて
いるシートメタルの可動プレート33も有している。
【0049】この可動プレート33は軸線Xと直交する
平面内を延びており、また可動プレート33は、前記打
抜き部34を含み、かつ軸線Xに対して半径方向Z1に
延びている長円形のスロット35があけられたアーム3
3bによって半径方向外側に延ばされている円形の中心
部33aを有している。
【0050】プレート33の中心部33aは、駆動軸2
8が自由に貫通する円形の中心穴36を有している。中
心穴36は、復元スラグ41のプレス加工された突出部
39、40(図6および7)をそれぞれ受け入れる2つ
の切欠部37、38(図6)によって半径方向に延ばさ
れている。
【0051】復元スラグ41は、軸線Xと直角に延びる
薄板の金属板の形をしており、ノブ6から遠ざかる方向
を向いている可動プレート33の面に対して押し付けら
れ、すなわち、切欠部37および38にはめ込まれたプ
レス加工された突出部39および40によって可動プレ
ート33に対して前述の方向Z1に滑るように案内され
る。
【0052】復元スラグ41は、可動プレート33から
離れるように延び、半径方向内向きで軸線Xと中心が合
っている円弧を形成する歯群43を有する、より厚い突
出部42を有する。また、復元スラグ41の突出部42
には、可動プレート33の前述の長円形のスロット35
と合うように配置された穴44があけられている。最終
的に、復元スラグ41には、Z1の方向に細長く、駆動
軸28を自由に通せる長円形のスロット45があけられ
ている。
【0053】復元機構9は、例えば補強部材2aのくぼ
みに貫入する打抜き領域47を介して溶接することによ
って、シート本体2の補強部材2aに固定される金属の
薄板の固定プレート46も有しており、固定プレート4
6は軸線Xと直交する平面に延びている。
【0054】固定プレート46は、軸線Xと中心が合っ
ている、可動プレート33から離れたところに位置して
いる復元スラグ41の面と接するように配置された円形
の部分46aを有しており、円形の部分46aは、復元
スラグ41の歯群43の半径方向内側に位置する。固定
プレート46の円形の部分46aは、駆動軸28が自由
に貫通する円形の中心穴48を有している。
【0055】また、円形の部分46aは、復元スラグ4
1から離れる方を向いているプレート46の面上に浮き
彫りになるようにプレス加工され(図6および10参
照)、半径方向Z2についてほぼ対称に配置された、軸
線Xと中心の合った円形の2つのガイド49、50も有
している。
【0056】円形のガイド49は、前述の方向Z2と平
行な2つの端面53、54の間を180°よりわずかに
小さい角度にわたって延びている、51と52でそれぞ
れ示されている内縁部および外縁部を有する。
【0057】また、円形のガイド50も、180°より
少し小さい範囲にわたって延び、ガイド49の内縁部5
1よりも小さい直径の半径方向内側の縁部55を有して
おり、前記内縁部55は、ガイド49の端面54に面し
て配置されている第1の端面56から、端面58がガイ
ド49の端面53に面して配置されるところまでそれ自
体が延びているより大きな直径の拡大部57まで延びて
いる。
【0058】ガイド50の端面58は半径方向Z2と平
行であり、一方、ガイド50の端面56は、ガイド49
の端面の方を向いた、開いたV字形の形をしており、し
たがって前記端面56は突出する2つの先端部56a、
56bを形成している。
【0059】また、ガイド50はガイド49の外縁部5
2よりも小さい直径の外縁部59を有し、外縁部59は
端面56から、端面58から半径方向外側に突出する部
分60までの角度にわたって延び、突出部60はガイド
49の外縁部52の直径と等しい外径を有している。
【0060】また、固定プレート46は、Z2の方向に
半径方向に突出し、前述の打抜き領域47を含んでいる
固定用アーム46bと、復元スラグ41から離れるよう
に軸線Xとほぼ平行に折り曲げられた折曲げタブ62
(図6参照)も有している。
【0061】前述の円形のガイド49と50は、金属の
薄板で作られた復元プレート63を軸線Xを中心として
回転を通じて案内するように働き、このプレート63
は、軸線Xと直角に延び、図6と10に詳しく見られる
ように、前記軸線Xと中心が合わせられた概ね円の形を
している。
【0062】復元プレート63は、円形のガイド49お
よび50を有する固定プレート46の円形の部分46a
の面と接触状態にさせられる。復元プレート63は環状
をしており、ガイド49の前述の外縁部52と同じ直径
を有し、外縁部52にぴったりはめ込まれる円形の内縁
部64を有している。
【0063】また、復元プレート63は半径方向内側に
突出してガイド50の外縁部59に当たる接触指部65
を有している。
【0064】復元プレート63は、その内縁部64に内
側切欠部66も有しており、切欠部66は、ガイド49
と50の端面54と56の間に形成されている通路80
aと一致するように配置されている。最後に、復元プレ
ート63は、その円形の外縁部の少なくとも一部にわた
って、復元スラグ41の歯群43に面して配置され、復
元機構9が静止位置にあるときは前記歯群43と噛合わ
ない外向きの円形の歯群67も含んでいる。
【0065】また、金属のカム68が固定プレート46
の中心部と接するように配置されている。
【0066】図8と10でさらに詳しく見られるよう
に、カム68は、駆動軸28の小径の円筒部31と2つ
の駆動指部32を通る中央の通路69を有している。カ
ム68自体は、中央の通路69の中に半径方向内側に突
出し、ある大きさの角度間隔を両方向に残しながら駆動
軸28の駆動指部32と接することによって角度的に協
働する2つの駆動指部70を有している。また、カム6
8の駆動指部70は、固定プレート46から離れるよう
に軸線Xと平行に軸方向に突出する。
【0067】また、カム68は、軸線Xと中心が合って
いて、一端が端面73まで延びるまっすぐに切り取られ
た平坦部72によって延ばされている円形の外縁部71
を有している。復元機構9の静止位置において、この端
部73は固定プレート46のガイド50の端面56と接
する。
【0068】円形の外縁部71は、切り取られた平坦部
72と反対側のその端部において、ある角度で半径方向
内側に延びている傾斜面74と、それからより小さな直
径の円形の縁部77まである角度で半径方向内側に延び
ている傾斜面76によってそれ自体が延ばされている円
形の縁部75とによって延ばされている。この円形の縁
部77は、固定プレート46から離れるように突出して
いる円形のカラー77aによって軸線方向に延ばされて
いる。
【0069】カム68のカラー77aは、Z2の方向に
細長い長円形の中心のスロット78にはめ込まれ、金属
の薄板で作られた固定スラグ79に形成されている(特
に図6と9を参照)。
【0070】固定スラグ79は、固定プレート46から
離れるように復元プレート63およびカム68に対して
押し付けられ、固定プレート46に向かって突出し、復
元機構9が静止位置にあるときに、固定プレート46の
通路80aおよび復元プレート63の切欠部66の両方
にはめ込まれる固定ペグ80と、固定プレート46に向
かって突出し、復元機構9が静止位置にあるときに、固
定プレート46のガイド49および50の端面53と5
8との間に形成された通路81aにはめ込まれ、カム6
8のより小さい直径の縁部77に支えられる案内ペグ8
1と、固定ペグ80の近くで、復元プレート68から離
れるように突出する支持ペグ82とを有するように打抜
き加工される。
【0071】また、固定スラグ74は、固定プレート4
6のスロット61と合うように配置された穴83も有す
る。
【0072】固定ペグ80は、固定プレート46のガイ
ド50の端面と対応する側に、切欠部84の半径方向外
側と半径方向内側にそれぞれ設けられた突出する2つの
横部分85と86の間に位置する横方向の切欠部84
(図9参照)を有することが有利である。
【0073】図5と6に示されているように、固定スラ
グ79は、復元プレート63から離れている側が、軸線
Xと直角に延びている金属薄板の形のコントロールプレ
ート87によって覆われている。コントロールプレート
87、すなわち第2の駆動部材は、駆動軸28のより小
さい直径の円筒部31が自由に通る円形の中央の切欠部
88を有しており、円形の切欠部88は、コントロール
プレート87が前記カム68と一緒に回転するように拘
束されるようにカム68の突出する指部70をぴったり
受け入れる2つの切欠部89によって半径方向外側に延
ばされている。
【0074】コントロールプレート87は、前述のケー
ブル10が固定され、ばね93の一方の枝部94に支え
られている折り返し縁部91が取り付けられているレバ
ー90も有しており、このばね93の他方の枝部94は
固定プレート46の折り返し縁部62に支えられてお
り、したがってコントロールプレート87とカム68は
角度方向8と反対の方向に付勢される。
【0075】ばね93は、駆動軸28のより小さい直径
の円筒部31の自由端部のまわりに巻き付けられること
が有利であり、ばね座金95もコントロールプレート8
7に対して前記より小さい直径の円筒部31にはめ込ま
れ、したがって、復元機構9は、事前に組み立てること
ができ、かつ前述のように打抜かれた部分34および4
7を介して溶接されることによって乗物用シート1に装
着できる(または、ねじまたは何らか他の手段を用いる
いずれか別のタイプの固定法を使って装着できる)独立
型の組立体を構成する。
【0076】最後に、ほぼΩ形のばね96が可動プレー
ト33と、シート本体2および背もたれ4の補強部材2
aおよび4aとの間に配置される。ばね96は2つの端
末枝部97と98を有し、その一方は可動プレート33
の長円形のスロット35と復元スラグ41の穴44には
め込まれ、その他方は、固定プレート46の長円形のス
ロット61と復元スラグ41の穴83にはめ込まれる。
【0077】ばね96は、復元スラグ41の歯43を固
定スラグ75の円形の外縁部79aに向かって付勢し、
歯43は、復元機構9がその静止位置にあるときは前記
円形の縁部79aに支えられている(図5参照)。
【0078】また、図5でも見えるように、コントロー
ルプレート87は切欠部100によって中断されている
円形の外縁部99を有しており、この切欠部100の両
端部の一方は、半径方向外側に傾斜し、前記切欠部10
0を円形縁部99につなぐ傾斜面101によって延ばさ
れている。復元機構9の静止位置のとき、固定スラグ7
9の支持ペグ82は、傾斜面101の一方の端部におい
てコントロールプレート87の円形の外縁部99に支え
られており、そのため、固定スラグ79の歯43は復元
プレート63の歯67と係合しない。
【0079】前述の装置は次のように作動する。
【0080】第1に、図11に示されているように、シ
ートのユーザがシートの快適さを向上させるために背も
たれ4の傾きを調節しようとノブ6を操作するとき、ノ
ブ6と連結棒7が前述の角度α2にわたって角度方向8
に回転するが、この回転は、駆動軸28の駆動指部32
とカム68の駆動指部70の間に形成された初期の角度
間隔が駆動軸28の回転方向8に前記角度α2よりも大
きくなるまで、カム68の動きを生じない。したがっ
て、復元機構9はその静止位置のままであり、そのた
め、復元プレート63は固定ペグ80によってシート本
体2に固定されたままであるが、復元スラグ41は可動
プレート33とともに背もたれ4のピボット運動に従
う。
【0081】これに対し、ユーザがケーブル10を引っ
張るように取っ手11を操作すると、これによりコント
ロールプレート87がカム68と一緒に、図5に見られ
るように矢印8の方向にピボット運動させられる。
【0082】図12に示されているように、このピボッ
ト運動により、最初に案内ペグ81がカム68の傾斜面
76の上を通され、同時に、固定スラグ79の支持ペグ
82がコントロールプレート87の傾斜面101の上を
通され、そのため固定スラグ79が固定プレート46の
アーム46bに向かってZ2の方向に移動させられる。
【0083】復元スラグ41がばね96によって固定ス
ラグ79に向かって付勢されるので、前記復元スラグ4
1は固定スラグ79に追従してZ1の方向に移動する
(図12では、便宜上、復元機構9の方向Z1と方向Z
2が一致しているように示されているが、シート1のユ
ーザが以前に背もたれ4を設定した特定の傾斜に応じ
て、方向Z1を方向Z2に対して鋭角に傾斜させること
ができる。)かくして復元スラグ41の歯43は、復元
プレート63の歯67と噛合う。
【0084】また、図12に示されている操作の第1段
階では、カム68の駆動指部70は、駆動軸28を回転
させることなく駆動軸28の駆動指部32に単に接する
だけで、カム68の回転角度は、駆動指部32と70と
の間にカム68の回転方向8に最初に存在している角度
間隔を形成するにちょうど足りるだけの角度である。
【0085】シートのユーザが取っ手11を動かし続け
ると、図13および14に示されているように、カム6
8の円形の縁部76は固定スラグ79の案内ペグ81と
接触した状態で動き、そのため固定スラグ79は、案内
ペグ81がカム68の傾斜面75の端部に達するまで動
かない。
【0086】この動きの間、カム68の駆動指部70
は、駆動軸28の駆動指部32と、それに接触すること
によって協働し、それにより連結棒7が前述の角度α1
にわたって角度方向8にピボット運動し、シート2の両
側のヒンジ機構5を解除する。この段階で、固定ペグ8
0が復元プレート63の切欠部66と、固定プレート4
6のガイド49の端面54とガイド50の端面56の間
に形成された通路80aとに部分的にまだはめ込まれて
いる限りでは、シートの背もたれ4は前方にピボット運
動しない。
【0087】それにもかかわらず、この位置では、ユー
ザが背もたれ4をピボット運動させようと背もたれ4を
強く押した場合、これによって復元スラグの歯43が復
元プレート63の歯67から連続的に外れ、これによ
り、ユーザによって設定された背もたれ4の直前に調節
された角度位置の記憶が失われるが、復元機構9を損傷
から守ることに注目すべきである。
【0088】図14に示されているように、カム68の
傾斜面74の開始部が案内ペグ81と一致していると
き、固定ペグ80の突出部86はガイド50の端面56
の、傾斜面を形成している上部先端部56aの端に達す
る。
【0089】取っ手11を連続的に動かしている間、カ
ム68の傾斜面74が案内ペグ81の上を通過し、再び
固定スラグ79を固定プレートのアーム56bに向かっ
て動かすと、固定ペグ80の突出部86が、背もたれ4
を折りたたむように背もたれを、したがって復元プレー
ト63を方向Rに付勢する弾性手段からの駆動を受け
て、ガイド50の先端部56aによって形成された傾斜
面に沿って固定プレート56のアーム56bに向かって
動こうとし(図14参照)、そのため固定ペグ80の切
欠部84がガイド50の先端部56aに係合し(図16
参照)、先端部56aによって形成された傾斜面によ
り、固定スラグをばね96の弾性のある付勢に逆らって
半径方向に移動させることが容易になり、したがって機
構を動かすのに必要な力が少なくて済む。
【0090】固定ペグ80が、復元プレート63の切欠
部66にはまらなくなるように十分に遠くまで半径方向
に動かされるとすぐに、背もたれ4は図15および16
に示されるように方向Rに自由にピボット運動でき、し
たがって図1に鎖線で示されている位置に折りたたむこ
とができる。
【0091】この動きの間、ペグ80は復元プレート6
3の内縁部64に対して半径方向に支えられ、ユーザが
取っ手11を離した後、カム68の端面73がペグ80
に対して横方向に接し、それにより前記端面73はスラ
グの対応する側方縁部と平行な半径方向を向き、したが
って、復元機構9は動作位置にとどまり、また、ヒンジ
機構5はロック解除位置にとどまる。
【0092】その後、図17に示されるように、背もた
れ4が方向Rと反対の方向R’に引き起こされると、復
元プレート63の接触指部65が固定ペグ80の突出部
85に支えられるようになり、それによって前記固定ペ
グ80は円形のガイド59の端面54に接触した状態に
戻り、前記固定ペグ80がノブ63の切欠部66に再び
はまることができ、したがって復元機構およびヒンジ機
構がその静止位置に戻ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】側方から見た本発明によるシートの例を示す概
略図である。
【図2】前方から見た本発明によるシートの例を示す概
略図である。
【図3】図1および2に示されているシートの両ヒンジ
機構の一方の破断図である。
【図4】ヒンジ機構の一方とシートの復元機構を示す、
図1および2のシートの片側の縦断面図である。
【図5】図4の矢印Vに沿って見た図である。
【図6】図1および2に示されているシート、通常の使
用時のシートに対応する位置で示されている復元機構の
実施形態の分解斜視図である。
【図7】図6の矢印VIIに沿って見た図6の機構の構成
要素を示す詳細図である。
【図8】図6の矢印VII沿って見た図6の機構の構成要
素を示す詳細図である。
【図9】図6の矢印IXに沿って見た図6の機構の構成
要素を示す詳細図である。
【図10】シートの通常の使用位置における図4のX−
Xの方向の断面図である。
【図11】背もたれの角度位置を調節しているときの図
である。
【図12】復元機構を作動させる最初の2段階の一方の
間の図である。
【図13】復元機構を作動させる最初の2段階の他方の
間の図である。
【図14】図13の詳細図である。
【図15】乗物の後部シートに接近できるように背もた
れを前方に折りたためるようにする、復元機構を作動さ
せる第3の段階の間の、図13と同様の図である。
【図16】図15の詳細図である。
【図17】背もたれが前方に折りたたまれた後に背もた
れを起こしている間の復元機構を示す、図16と同様の
図である。
【符号の説明】
1 乗物用シート 2 シート本体 2a 補強部材 3 乗物のフロア 4 背もたれ 4a 補強部材 5 ヒンジ機構 6 ノブ 7 連結棒 8 角度方向 9 復元機構 10 ケーブル 11 取っ手 12 ばね 13 矢印 14 静止チークプレート 15 可動チークプレート 16 リング 17 固定装置 18 固定スラグ 19 歯群 20 歯 21 ガイド 22 ペグ 23 カム 24 ばね 25 金属プレート 26 切欠部 27 カム縁部 28 駆動軸 29 カラー 30 円筒部 31 円筒部 32 駆動指部 33 可動プレート 33a 中心部 33b アーム 34 打抜き部 35 スロット 36 中心穴 37,38 切欠部 39,40 突出部 41 復元フラグ 42 突出部 43 歯群 44 穴 45 スロット 46 固定プレート 47 打抜き領域 48 中心穴 49,50 ガイド 51 内縁部 52 外縁部 53,54,56 端面 55 端部 56a,56b 先端部 57 拡大部 58 端面 59 外縁部 60 突出部 62 折り曲げタブ 63 復元プレート 64 内縁部 65 接触指部 66 内側切欠部 67 歯群 68 カム 69 通路 70 駆動指部 71 外縁部 72 平坦部 73 端面 74 傾斜面 75 傾斜面 76 傾斜面 77 縁部 78 スロット 79 固定スラグ 80 固定ペグ 80a 通路 81 案内ペグ 82 支持ペグ 83 穴 84 切欠部 85,86 抜部 87 コントロールプレート R 第1の角度方向 R’ 第2の角度方向 X ピボット軸
フロントページの続き Fターム(参考) 3B087 BD01 BD03 3B099 AA05 BA04 CA03 3J105 AA04 AA15 AB15 AB23 AB46 AC10 BB15 BB54 DA13 DA41

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピボット軸(X)を中心として互いに相
    対的にピボット運動するように取り付けられている第1
    および第2のシート構成要素(2、4)と、 第1に、第1および第2のシート構成要素(2、4)間
    の相対的なピボット運動を妨げるロック位置と、第2
    に、第1および第2の構成要素が互いに相対的に自由に
    ピボット運動できるようにするロック解除位置との間で
    移動可能な固定装置(17)を含む少なくとも1つのヒ
    ンジ機構(5)であって、前記固定装置はユーザが動か
    せる第1の駆動部材(23)によって制御され、前記第
    1の駆動部材(23)は前記第1の駆動部材が前記固定
    装置(17)をその静止位置に位置させる静止位置に向
    かって付勢され、前記第1の駆動部材(23)は、前記
    第1の駆動部材が前記固定装置(17)をその固定解除
    位置に位置させる作動位置に向かって作動角度方向
    (8)に動くことができ、前記第1の駆動部材(23)
    の静止位置および作動位置は前記第1のシート構成要素
    (2)に対して固定されている少なくとも1つのヒンジ
    機構(5)と、 復元機構(9)であって、第1に、前記復元機構が前記
    第1および第2のシート構成要素(2、4)の間の相対
    的なピボット運動を妨害しないようになっている静止位
    置と、第2に、作動位置、すなわち前記復元機構が、 前記第2のシート構成要素(4)が前記2つのシート構
    成要素の直前に調整された相対位置から遠ざかる第1の
    角度方向(R)に前記第1のシート構成要素(2)に対
    して相対的に自由にピボット運動するのを可能にし、 その後、前記第2のシート構成要素(4)が前記2つの
    シート構成要素の前記直前に調整された相対位置に達す
    るまで第1の角度方向と反対の第2の角度方向(R’)
    に前記第1のシート構成要素(2)に対して相対的にピ
    ボット運動するのを可能にする作動位置との間で移動可
    能であり、ユーザによって作動可能な第2の駆動部材
    (87)によって制御され、前記第2の駆動部材は、前
    記第2の駆動部材が前記復元機構(9)をその静止位置
    に位置させる静止位置に向かって付勢され、前記第2の
    駆動部材(87)は前記第2の駆動部材が前記復元機構
    (9)をその作動位置に位置させる作動位置へとずれる
    ことができる復元機構(9)とを有する乗物用シートに
    おいて、 前記ヒンジ機構(5)が前記第1および第2のシート構
    成要素(2、4)を、前記ヒンジ機構と別個の独立型の
    組立体の形態の前記復元機構(9)とは無関係に相互に
    連結させ、 前記復元機構(9)が、 前記ピボット軸線(X)の周りを前記第1および第2の
    シート構成要素(2、4)とは無関係に自由にピボット
    運動するように取り付けられている復元プレート(6
    3)と、 前記第2の駆動部材の変位の関数として前記第1のシー
    ト要素に対して動けるように前記第2の駆動部材(8
    7)および前記第1のシート構成要素(2)に連結され
    ている第1の固定部材(79)であって、前記第2の駆
    動部材(87)がその静止位置にあるときに、前記復元
    プレート(63)を前記第1のシート構成要素(2)に
    対して固定するように前記復元プレート(63)と協働
    し、前記第2の駆動部材(87)がその作動位置にある
    ときに、前記復元プレート(63)を前記ピボット軸線
    (X)の周りに前記第1のシート構成要素(2)に対し
    てピボット運動できるようにする第1の固定部材(7
    9)と、 前記第2の駆動部材の変位の関数として前記第2のシー
    ト要素に対して動けるように前記第2の駆動部材(8
    7)と前記第2のシート構成要素(4)に連結されてい
    る第2の固定部材(41)であって、前記第2の駆動部
    材(87)がその作動位置にあるときに、前記復元プレ
    ート(63)を前記第2のシート構成要素(4)に対し
    て固定するように前記復元プレート(63)と協働し、
    前記第2の駆動部材(87)がその静止位置にあるとき
    に、前記復元プレート(63)を前記ピボット軸線
    (X)の周りに前記第2のシート構成要素(4)に対し
    てピボット運動できるようにする第2の固定部材(4
    1)とを有し、 第1および第2の駆動部材(23、87)が、空動き
    (32、70)、すなわち、 前記第1の駆動部材(23)をその作動位置に移動させ
    ることによって前記第1の駆動部材(23)に作用する
    ときに、前記第2の駆動部材(87)をその静止位置に
    残すようになっていて、 前記第2の駆動部材(87)をその静止位置からその作
    動位置に移動させるように前記第2の駆動部材(87)
    に作用するときに、前記第1の駆動部材(23)をその
    静止位置からその作動位置に駆動するようになっている
    空動きのある機械的連結によって互いに連結されている
    ことを特徴とする乗物用シート。
  2. 【請求項2】 前記復元プレート(63)は環状であ
    り、前記第1のシート構成要素(2)に固定されている
    第1のプレート(46)にピボット運動するように取り
    付けられ、前記ピボット軸線(X)と中心が合っている
    円形の内縁部(64)および同様に前記ピボット軸線
    (X)と中心が合っている円形の歯群(67)を備えた
    外縁部を有しており、前記第2の固定部材(41)は、
    前記復元プレート上の歯群(67)に面して配置された
    円形の歯群(33)を備え、前記第2の固定部材(4
    1)は、前記第2の固定部材の前記歯(43)が前記復
    元プレート上の前記歯群(67)と噛合うことができる
    ように、前記第2のシート構成要素(4)に固定された
    第2のプレート(46)に動けるように取り付けられて
    いる、請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 【請求項3】 前記第2の固定部材(41)は前記第2
    のプレート(46)に対して半径方向(Z1)にすべる
    ように取り付けられている、請求項2に記載のシート。
  4. 【請求項4】 前記第1の固定部材(79)は、前記復
    元機構(9)の静止位置で、第1に、前記復元プレート
    (63)に形成された半径方向の内側の切欠部(66)
    と、第2に、前記第1のプレート(46)に形成された
    半径方向のガイド(80a)とに係合する少なくとも1
    つの固定ペグ(80)を有し、前記固定ペグ(80)
    は、前記第2の駆動部材(87)がその静止位置からそ
    の作動位置に動かされるとき、前記固定ペグ(80)が
    前記復元プレートの前記内側切欠部(66)から外れる
    まで半径方向内側にずれることができ、したがって前記
    復元プレートの前記円形の内縁部(64)は、前記背も
    たれ(4)が折りたたまれると前記固定ペグ(80)に
    係合するようになっており、前記背もたれ(4)が直前
    に調節された位置に戻らない限り前記第1の固定部材
    (79)がその開始位置に戻らない、請求項3に記載の
    乗物用シート。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の駆動部材(23、
    87)は前記ピボット軸(X)の周りをピボット運動す
    るように取り付けられており、前記第1の固定部材(7
    9)は前記ピボット軸(X)と中心が合っている円形の
    外縁部(79a)を有し、前記第2の固定部材の前記歯
    (43)は前記第1の固定部材の前記外縁部(79a)
    に向かって半径方向に弾性的に付勢され、前記第1の固
    定部材(79)は、前記第2の駆動部材(87)に固定
    されている前記第1および第2カム縁部(74〜76、
    101)と接触することによってそれぞれ協働する案内
    ペグ(81)および支持ペグ(82)をさらに含み、前
    記第1のカム縁部(74〜76)は、前記固定ペグ(8
    0)を、前記第2の駆動部材(87)がその静止位置か
    らその作動位置までピボット運動する間に半径方向内側
    に動かすように前記案内ペグ(81)に作用するように
    なっており、前記第2のカム縁部(101)は、前記第
    1の固定部材(79)を、前記固定ペグ(80)が前記
    復元プレートの前記内側切欠部(66)に係合し、かつ
    前記第2の固定部材の前記外縁部(79a)が前記復元
    プレートの歯(67)から離れて前記第2の固定部材の
    前記歯(43)を保持する半径方向の位置に位置させる
    ように前記支持ペグ(82)に作用するようになってい
    る、請求項4に記載の乗物用シート。
  6. 【請求項6】 前記第2の駆動部材(87)は、前記第
    1の駆動部材(23)に固定された少なくとも1つの相
    補型のアバットメント(32)に対して斜めに接する少
    なくとも1つのアバットメント(70)に、前記第2の
    駆動部材がその静止位置からその作動位置までピボット
    運動する間、前記第2の駆動部材が第1の角度ストロー
    クにわたって移動し終わるまで前記第2の駆動部材が前
    記第1の駆動部材をその作動位置に向かって動かさない
    ことを保証するようになっているある大きさの角度間隔
    をおいて、固定されており、前記第1のカム縁部(74
    〜76)は、前記第2の駆動部材(87)が作動させら
    れている間、前記第1の固定部材(79)を、前記第1
    の角度ストローク中に前記第2の固定部材(41)の前
    記歯(43)が前記復元プレート(63)の前記歯(6
    7)と係合するのに十分なだけ遠くに半径方向に移動さ
    せるようになっている、請求項5に記載の乗物用シー
    ト。
  7. 【請求項7】 前記第1のカム縁部(74〜76)は、
    円形の縁部(75)によって互いに分離させられている
    第1および第2の傾斜面(76、74)を有し、前記第
    1の傾斜面(76)は、前記第1の角度ストローク中に
    前記案内ペグ(81)が前記第1の傾斜面(76)に従
    うようになっており、前記円形の縁部は、前記案内ペグ
    (81)が前記円形の縁部に従い、前記第2の駆動部材
    がその作動位置に向かって移動している間前記ヒンジ機
    構(5)が固定解除状態にされるようになっている、請
    求項6に記載の乗物用シート。
  8. 【請求項8】 前記背もたれ(4)は前記第1の角度方
    向(R)に弾性的に付勢され、前記固定ペグ(80)は
    前記第1のプレート(46)に固定された2つの案内面
    (54、56)の間を半径方向に案内され、前記案内面
    の1つは前記固定ペグの半径方向の滑り方向(Z2)に
    対して傾いている傾斜面(56a)を形成し、前記傾斜
    面は、前記背もたれ(4)が前記第1の角度方向(R)
    に付勢されている間前記固定ペグ(80)が前記傾斜面
    (56a)に向かって付勢されるように配置されてお
    り、前記固定ペグ(80)は、前記傾斜面(56a)に
    当たる横方向に突出する部分(86)を有し、前記背も
    たれ(4)が第1の角度方向(R)に付勢されている間
    前記固定ペグ(80)を半径方向内側に付勢するように
    前記傾斜面と協働する、請求項7に記載の乗物用シー
    ト。
  9. 【請求項9】 前記第2の駆動部材(87)は、前記固
    定ペグ(80)に対して横方向に接し、したがって前記
    固定ペグ(80)が前記復元プレート(63)の前記内
    縁部(64)に当たっている間前記復元機構(9)を前
    記作動位置に保持し、かつ前記ヒンジ機構(5)を前記
    固定解除位置に保持するようになっている接触面(7
    3)に固定されている、請求項5から8のいずれか1項
    に記載の乗物用シート。
  10. 【請求項10】 前記復元機構は、前記第1の駆動部材
    (23)に固定され、前記復元機構(9)に属する他の
    すべての構成要素が係合している駆動軸(28)を含ん
    でいる、請求項1から9のいずれか1項に記載の乗物用
    シート。
  11. 【請求項11】 前記第1のシート構成要素はシート本
    体(2)によって構成されており、前記第2の構成要素
    は背もたれ(4)によって構成されている、請求項1か
    ら10のいずれか1項に記載の乗物用シート。
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