JP4317294B2 - 車両用ハンドル装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用ハンドル装置、およびその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両のパネルに固定されるハンドルベースにハンドル本体を回転自在に連結した車両のハンドル装置としては、特開平10-299297号公報記載のものが知られている。この従来例において、ハンドル本体は幅方向両端近傍にハンドルアームを備え、該ハンドルハンドルアーム間に架設されるヒンジ軸によりハンドルベースに枢支される。ハンドル本体を初期回転位置(本明細書において、ハンドル本体を操作しない状態でのハンドル本体の回転位置を「初期回転位置」という。)に保持するために、ヒンジ軸周りにはトーションスプリングが巻装され、一方の脚がハンドルケース側に、他方の脚がハンドルアーム側に係止される。この状態でトーションスプリングには所定の撓み角が与えられ、ハンドル本体は初期回転位置側に付勢される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来例において、トーションスプリングを初期撓みを付与して装着するには、一方の脚をハンドルべーに係止させた状態で他方の脚を巻き込み方向に移動させ、ハンドルアームに係止させる作業が必要になり、組立作業性が劣るという問題がある。また、トーションスプリングの両端の脚の係止を保証するためには、コイル部の屈曲量、あるいは平行移動量を規制することが必要なために、コイル部内にヒンジ軸を挿通させなければならず、設計の自由度が低下するという欠点もある。
【0004】
本発明は以上の欠点を解消すべくなされたもので、組み付け作業性の良好な車両用ハンドル装置、およびその製造方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば上記目的は、
ハンドルベース1に回転自在に連結されるハンドル本体2と、
連結部3bの両端に巻き方向が逆なコイル部3aを備えて形成され、連結部3bをハンドルベース1側に、各コイル部3aの脚部3cをハンドル本体2側に係止させることによりハンドル本体2を初期回転位置側に付勢するダブルトーションスプリング3とを有し、
前記ハンドル本体2には、背面に向けて開口されたスプリング収容凹部4aが形成され、
前記ダブルトーションスプリング3は、ハンドルベース1に形成されるバネ受け面1bに連結部3bを係止させながら、かつスプリング収容凹部4aの開口上端縁4cに脚部3cを係止させながらコイル部3aがスプリング収容凹部4aに押し込まれるとともに、この状態で連結部3bがハンドルベース1のストッパ壁5により背面方向への移動が規制されて、ハンドル本体2を初期回転位置側に付勢する初期撓みを付与して装着される車両用ハンドル装置を提供することにより達成される。
【0006】
ダブルトーションスプリング3は連結部3bの両端に巻き方向が逆なコイル部3aを有しており、連結部3bをハンドルベース1側に、各コイル部3aの脚をハンドル本体2側に係止させることにより所定の初期撓みが与えられる。装着状態においてコイル部3aはハンドル本体2のスプリング収容凹部4a内に収容されて過度の屈曲等が防止される。また、所定の撓み角を付与した状態でダブルトーションスプリング3には該ダブルトーションスプリング3の弾性復元力によりスプリング収容凹部4aから飛び出す方向の力が発生するが、連結部3bがストッパ壁5により拘束されているために、装着位置から離脱することはない。
【0007】
したがってこの発明において、ダブルトーションスプリング3のコイル部3aには屈曲防止用の軸を挿通させる必要がないために、例えば、従来例のようにハンドルアーム間に架設されるヒンジ軸を使用することなく、個別にハンドルアームをハンドルベース1に軸支することが可能になり、設計の自由度が向上する。また、ダブルトーションスプリング3の装着はコイル部3aをスプリング収容凹部4aに収容するだけで行うことができるために、従来例のように脚をハンドルアームに係止させる操作が不要となり、組立作業性が向上する。
【0008】
また、ストッパ壁5にガイド斜面6を設けると、ダブルトーションスプリング3をスプリング収容凹部4aに押し込む操作に伴って連結部3bはガイド斜面6に沿って移動した後、弾性復元力により落ち込んでストッパ壁5に当接することとなるために、別途連結部3bをストッパ壁5に係止させる作業が不要となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図2、3に本発明の実施の形態を示す。この実施の形態における車両用ドアハンドル装置は、車両長手方向に軸方向が向く支軸7によりハンドル本体2を回転自在に連結し、ハンドル本体2を上方に引き上げるようにして回転させてドア開閉操作を行ういわゆるプルアップタイプのハンドル装置であり、車両のドアパネル8に固定されるハンドルベース1と、ハンドルベース1に連結されるハンドル本体2とを有する。
【0010】
ハンドル本体2は一対のハンドルアーム2a、2aを備え、各ハンドルアーム2aの側壁から幅方向外方に向けて突設される支軸7をハンドルベース1のヒンジ受け1aに嵌合させることによりハンドルベース1に対して回転自在に支持される。また、ハンドル本体2とハンドルベース1との間にはダブルトーションスプリング3が介装され、上記ハンドル本体2を図2に示す初期回転位置に付勢する。
【0011】
ハンドル本体2をダブルトーションスプリング3の付勢力に抗して図3(a)において矢印A方向に回転させると、一方のハンドルアーム2aに連結されたロッド9が下方に押し下げられ、該ロッド9の他端に連結されたドアロック(図示せず)を動作させることができる。
【0012】
上記ダブルトーションスプリング3の装着部の詳細を図1、4に示す。まず、ダブルトーションスプリング3は、平面視U字形状の連結部3bの両端に巻き方向が逆な2個のコイル部3a、3aを同心位置に配置して形成され、各コイル部3aの終端には脚部3cが延長される。
【0013】
ハンドル本体2の背面で、幅方向中心位置には、背面方向に開口するスプリング収容凹部4aが設けられる。スプリング収容凹部4aはコイル部3aの表面側への移動を拘束して該コイル部3aの中心軸をハンドル本体2の回転軸線にほぼ一致させる奥行き壁4aを備え、開口高さ方向寸法hはコイル部3aの外径寸法より大きく形成される。図示の例では奥行き壁4aは上記回転軸線を中心とし、コイル部3aの外周径よりやや大きな径の曲率面により形成される。
【0014】
ハンドルベース1には、バネ受け面1bが形成される。バネ受け面1bは、上記スプリング収容凹部4a内にダブルトーションスプリング3のコイル部3aを収容した状態で連結部3bが圧接する位置に設けられ、図示の例では、奥行き壁4aに連続する下部平面4bの背面側への延長面上に形成される。
【0015】
上記バネ受け面1b上にはストッパ壁5とガイド斜面6が形成される。ストッパ壁5はコイル部3aが上記スプリング収容凹部4aに収容された状態で連結部3b先端の背面側への移動を阻止する位置に設けられる。また、バネ受け面1b上には、連結部3bが側方、すなわち、コイル部3aの中心軸方向への移動を規制するために連結部3bを挟み付ける規制壁10が設けられる。
【0016】
ガイド斜面6は、ストッパ壁5から背面方向に延設され、連結部3bが跨架することができる程度の幅寸法wを有する。このガイド斜面6は、前端、すなわち、ストッパ壁5への接続部において該ストッパ壁5の高さ寸法に一致しており、背面方向に移動するにつれて漸次高さが低くなる。
【0017】
したがってこの実施の形態において、ハンドル装置の組立は、まず、ハンドル本体2をハンドルベース1に組み付けた後、図1(a)に示すように、連結部3bをバネ受け面1b上に載置し、次いで、ダブルトーションスプリング3のコイル部3aをスプリング収容凹部4aに押し入れて行われる。コイル部3aをスプリング収容凹部4aに押し入れることにより、図4(a)に示すように、まず、脚部3cがスプリング収容凹部4aの開口上端縁4cに干渉し、さらに押し込むと該脚部3cはコイル部3aの巻き込み方向に移動し、コイル部3aには撓み角が付与される。同時に押し込み操作によって連結部3bはガイド斜面6に沿って正面側に移動するとともに、コイル部3aにおける巻き込み角度を増加させながらガイド斜面6を登り、ガイド斜面6を過ぎると、図1(b)、図4(b)に示すように、弾性復元力により下方に落ち込み、以降、ストッパ壁5により背面方向への移動が禁止される。
【0018】
この状態において、ダブルトーションスプリング3には図4における矢印B方向に力が発生するが、連結部3bの背面側への移動がストッパ壁5により規制されているために、コイル部3aはスプリング収容凹部4aから飛び出すことはなく、所定位置に保持される。また、連結部3bはバネ受け面1bにより巻き戻り方向の移動が規制されているために、ハンドル本体2には初期撓み角に相当する付勢力が初期回転位置側に与えられてハンドル本体2のがたつきがなく、ハンドル本体2の回転に伴って、巻き込み角は大きくなって付勢力が増加し、ハンドル本体2への操作力を解除するとハンドル本体2は確実に初期回転位置に復帰する。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、トーションスプリングの脚係止操作が不要なために、組み付け作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部斜視図で、(a)はダブルトーションスプリングを装着する前の状態を示す図、(b)は装着後の状態を示す図である。
【図2】ハンドル装置を示す図で、(a)は正面図、(b)は裏面図である。
【図3】図2の断面図で、(a)は図2(a)の3A-3A線断面図、(b)は図2(a)の3B-3B線断面図である。
【図4】ダブルトーションスプリングの装着方法を示す図で、(a)は図1(a)の断面図、(b)は図1(b)の断面図である。
【符号の説明】
1 ハンドルベース
2 ハンドル本体
3 ダブルトーションスプリング
3a コイル部
3b 連結部
4 スプリング収容凹部
5 ストッパ壁
6 ガイド斜面

Claims (3)

  1. ハンドルベースに回転自在に連結されるハンドル本体と、
    連結部の両端に巻き方向が逆なコイル部を備えて形成され、連結部をハンドルベース側に、各コイル部の脚部をハンドル本体側に係止させることによりハンドル本体を初期回転位置側に付勢するダブルトーションスプリングとを有し、
    前記ハンドル本体には、背面に向けて開口されたスプリング収容凹部が形成され、
    前記ダブルトーションスプリングは、ハンドルベースに形成されるバネ受け面に連結部を係止させながら、かつスプリング収容凹部の開口上端縁に脚部を係止させながらコイル部がスプリング収容凹部に押し込まれるとともに、この状態で連結部がハンドルベースのストッパ壁により背面方向への移動が規制されて、ハンドル本体を初期回転位置側に付勢する初期撓みを付与して装着される車両用ハンドル装置。
  2. 前記ストッパ壁には、背面方向に行くにしたがって漸次高さが低くなり、コイル部をスプリング収容凹部に押し込む操作に伴って正面側に移動する連結部をストッパ壁に係止する位置までガイドするガイド斜面が延設される請求項1記載の車両用ハンドル装置。
  3. ハンドルベースにハンドル本体を回転自在に連結した後、連結部をハンドルベース側に、前記連結部の両端に巻き方向を逆にして形成される各コイル部の脚部をハンドル本体側に係止してハンドル本体を初期回転位置側に付勢するダブルトーションスプリングを介装する車両用ハンドル装置の製造方法であって、
    前記ダブルトーションスプリングは、ハンドルベースに形成されるバネ受け面に連結部を係止させながら、かつスプリング収容凹部の開口上端縁に脚部を係止させながらコイル部をハンドル本体の背面に形成されたスプリング収容凹部内に押し込むとともに、この状態で連結部の移動をハンドルベースにより拘束して、ハンドル本体を初期回転位置側に付勢する初期撓みを付与して装着される車両用ハンドル装置の製造方法。
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