JP2001065205A - 車両用ハンドル装置およびその製造方法 - Google Patents

車両用ハンドル装置およびその製造方法

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JP2001065205A JP24396499A JP24396499A JP2001065205A JP 2001065205 A JP2001065205 A JP 2001065205A JP 24396499 A JP24396499 A JP 24396499A JP 24396499 A JP24396499 A JP 24396499A JP 2001065205 A JP2001065205 A JP 2001065205A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組み付け作業性の良好な車両用ハンドル装置、
およびその製造方法の提供を目的とする。 【解決手段】ハンドルベース1に回転自在に連結される
ハンドル本体2と、ハンドル本体2を初期回転位置側に
付勢するダブルトーションスプリング3とを有し、前記
ダブルトーションスプリング3は、コイル部3aがハン
ドル本体2に背面に向けて開口されたスプリング収容凹
部4aに押し込まれるとともに、連結部3bがハンドル
ベース1のストッパ壁5により背面方向への移動が規制
されて装着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用ハンドル装
置、およびその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のパネルに固定されるハンドルベー
スにハンドル本体を回転自在に連結した車両のハンドル
装置としては、特開平10-299297号公報記載の
ものが知られている。この従来例において、ハンドル本
体は幅方向両端近傍にハンドルアームを備え、該ハンド
ルハンドルアーム間に架設されるヒンジ軸によりハンド
ルベースに枢支される。ハンドル本体を初期回転位置
(本明細書において、ハンドル本体を操作しない状態で
のハンドル本体の回転位置を「初期回転位置」とい
う。)に保持するために、ヒンジ軸周りにはトーション
スプリングが巻装され、一方の脚がハンドルケース側
に、他方の脚がハンドルアーム側に係止される。この状
態でトーションスプリングには所定の撓み角が与えら
れ、ハンドル本体は初期回転位置側に付勢される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例において、トーションスプリングを初期撓みを付与し
て装着するには、一方の脚をハンドルべーに係止させた
状態で他方の脚を巻き込み方向に移動させ、ハンドルア
ームに係止させる作業が必要になり、組立作業性が劣る
という問題がある。また、トーションスプリングの両端
の脚の係止を保証するためには、コイル部の屈曲量、あ
るいは平行移動量を規制することが必要なために、コイ
ル部内にヒンジ軸を挿通させなければならず、設計の自
由度が低下するという欠点もある。
【0004】本発明は以上の欠点を解消すべくなされた
もので、組み付け作業性の良好な車両用ハンドル装置、
およびその製造方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、ハンドルベース1に回転自在に連結されるハンドル
本体2と、ハンドル本体2を初期回転位置側に付勢する
ダブルトーションスプリング3とを有し、前記ダブルト
ーションスプリング3は、コイル部3aがハンドル本体
2に背面に向けて開口されたスプリング収容凹部4aに
押し込まれるとともに、連結部3bがハンドルベース1
のストッパ壁5により背面方向への移動が規制されて装
着される車両用ハンドル装置を提供することにより達成
される。
【0006】ダブルトーションスプリング3は連結部3
bの両端に巻き方向が逆なコイル部3aを有しており、
連結部3bをハンドルベース1側に、各コイル部3aの
脚をハンドル本体2側に係止させることにより所定の初
期撓みが与えられる。装着状態においてコイル部3aは
ハンドル本体2のスプリング収容凹部4a内に収容され
て過度の屈曲等が防止される。また、所定の撓み角を付
与した状態でダブルトーションスプリング3には該ダブ
ルトーションスプリング3の弾性復元力によりスプリン
グ収容凹部4aから飛び出す方向の力が発生するが、連
結部3bがストッパ壁5により拘束されているために、
装着位置から離脱することはない。
【0007】したがってこの発明において、ダブルトー
ションスプリング3のコイル部3aには屈曲防止用の軸
を挿通させる必要がないために、例えば、従来例のよう
にハンドルアーム間に架設されるヒンジ軸を使用するこ
となく、個別にハンドルアームをハンドルベース1に軸
支することが可能になり、設計の自由度が向上する。ま
た、ダブルトーションスプリング3の装着はコイル部3
aをスプリング収容凹部4aに収容するだけで行うこと
ができるために、従来例のように脚をハンドルアームに
係止させる操作が不要となり、組立作業性が向上する。
【0008】また、ストッパ壁5にガイド斜面6を設け
ると、ダブルトーションスプリング3をスプリング収容
凹部4aに押し込む操作に伴って連結部3bはガイド斜
面6に沿って移動した後、弾性復元力により落ち込んで
ストッパ壁5に当接することとなるために、別途連結部
3bをストッパ壁5に係止させる作業が不要となる。
【0009】
【発明の実施の形態】図2、3に本発明の実施の形態を
示す。この実施の形態における車両用ドアハンドル装置
は、車両長手方向に軸方向が向く支軸7によりハンドル
本体2を回転自在に連結し、ハンドル本体2を上方に引
き上げるようにして回転させてドア開閉操作を行ういわ
ゆるプルアップタイプのハンドル装置であり、車両のド
アパネル8に固定されるハンドルベース1と、ハンドル
ベース1に連結されるハンドル本体2とを有する。
【0010】ハンドル本体2は一対のハンドルアーム2
a、2aを備え、各ハンドルアーム2aの側壁から幅方
向外方に向けて突設される支軸7をハンドルベース1の
ヒンジ受け1aに嵌合させることによりハンドルベース
1に対して回転自在に支持される。また、ハンドル本体
2とハンドルベース1との間にはダブルトーションスプ
リング3が介装され、上記ハンドル本体2を図2に示す
初期回転位置に付勢する。
【0011】ハンドル本体2をダブルトーションスプリ
ング3の付勢力に抗して図3(a)において矢印A方向
に回転させると、一方のハンドルアーム2aに連結され
たロッド9が下方に押し下げられ、該ロッド9の他端に
連結されたドアロック(図示せず)を動作させることが
できる。
【0012】上記ダブルトーションスプリング3の装着
部の詳細を図1、4に示す。まず、ダブルトーションス
プリング3は、平面視U字形状の連結部3bの両端に巻
き方向が逆な2個のコイル部3a、3aを同心位置に配
置して形成され、各コイル部3aの終端には脚部3cが
延長される。
【0013】ハンドル本体2の背面で、幅方向中心位置
には、背面方向に開口するスプリング収容凹部4aが設
けられる。スプリング収容凹部4aはコイル部3aの表
面側への移動を拘束して該コイル部3aの中心軸をハン
ドル本体2の回転軸線にほぼ一致させる奥行き壁4aを
備え、開口高さ方向寸法hはコイル部3aの外径寸法よ
り大きく形成される。図示の例では奥行き壁4aは上記
回転軸線を中心とし、コイル部3aの外周径よりやや大
きな径の曲率面により形成される。
【0014】ハンドルベース1には、バネ受け面1bが
形成される。バネ受け面1bは、上記スプリング収容凹
部4a内にダブルトーションスプリング3のコイル部3
aを収容した状態で連結部3bが圧接する位置に設けら
れ、図示の例では、奥行き壁4aに連続する下部平面4
bの背面側への延長面上に形成される。
【0015】上記バネ受け面1b上にはストッパ壁5と
ガイド斜面6が形成される。ストッパ壁5はコイル部3
aが上記スプリング収容凹部4aに収容された状態で連
結部3b先端の背面側への移動を阻止する位置に設けら
れる。また、バネ受け面1b上には、連結部3bが側
方、すなわち、コイル部3aの中心軸方向への移動を規
制するために連結部3bを挟み付ける規制壁10が設け
られる。
【0016】ガイド斜面6は、ストッパ壁5から背面方
向に延設され、連結部3bが跨架することができる程度
の幅寸法wを有する。このガイド斜面6は、前端、すな
わち、ストッパ壁5への接続部において該ストッパ壁5
の高さ寸法に一致しており、背面方向に移動するにつれ
て漸次高さが低くなる。
【0017】したがってこの実施の形態において、ハン
ドル装置の組立は、まず、ハンドル本体2をハンドルベ
ース1に組み付けた後、図1(a)に示すように、連結
部3bをバネ受け面1b上に載置し、次いで、ダブルト
ーションスプリング3のコイル部3aをスプリング収容
凹部4aに押し入れて行われる。コイル部3aをスプリ
ング収容凹部4aに押し入れることにより、図4(a)
に示すように、まず、脚部3cがスプリング収容凹部4
aの開口上端縁4cに干渉し、さらに押し込むと該脚部
3cはコイル部3aの巻き込み方向に移動し、コイル部
3aには撓み角が付与される。同時に押し込み操作によ
って連結部3bはガイド斜面6に沿って正面側に移動す
るとともに、コイル部3aにおける巻き込み角度を増加
させながらガイド斜面6を登り、ガイド斜面6を過ぎる
と、図1(b)、図4(b)に示すように、弾性復元力
により下方に落ち込み、以降、ストッパ壁5により背面
方向への移動が禁止される。
【0018】この状態において、ダブルトーションスプ
リング3には図4における矢印B方向に力が発生する
が、連結部3bの背面側への移動がストッパ壁5により
規制されているために、コイル部3aはスプリング収容
凹部4aから飛び出すことはなく、所定位置に保持され
る。また、連結部3bはバネ受け面1bにより巻き戻り
方向の移動が規制されているために、ハンドル本体2に
は初期撓み角に相当する付勢力が初期回転位置側に与え
られてハンドル本体2のがたつきがなく、ハンドル本体
2の回転に伴って、巻き込み角は大きくなって付勢力が
増加し、ハンドル本体2への操作力を解除するとハンド
ル本体2は確実に初期回転位置に復帰する。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、トーションスプリングの脚係止操作が不要な
ために、組み付け作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部斜視図で、(a)はダブルトーシ
ョンスプリングを装着する前の状態を示す図、(b)は
装着後の状態を示す図である。
【図2】ハンドル装置を示す図で、(a)は正面図、
(b)は裏面図である。
【図3】図2の断面図で、(a)は図2(a)の3A-
3A線断面図、(b)は図2(a)の3B-3B線断面
図である。
【図4】ダブルトーションスプリングの装着方法を示す
図で、(a)は図1(a)の断面図、(b)は図1
(b)の断面図である。
【符号の説明】
1 ハンドルベース 2 ハンドル本体 3 ダブルトーションスプリング 3a コイル部 3b 連結部 4 スプリング収容凹部 5 ストッパ壁 6 ガイド斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルベースに回転自在に連結されるハ
    ンドル本体と、ハンドル本体を初期回転位置側に付勢す
    るダブルトーションスプリングとを有し、 前記ダブルトーションスプリングは、コイル部がハンド
    ル本体に背面に向けて開口されたスプリング収容凹部に
    押し込まれるとともに、連結部がハンドルベースのスト
    ッパ壁により背面方向への移動が規制されて装着される
    車両用ハンドル装置。
  2. 【請求項2】前記ストッパ壁には背面方向に行くにした
    がって漸次高さが低くなるガイド斜面が延設される請求
    項1記載の車両用ハンドル装置。
  3. 【請求項3】ハンドルベースにハンドル本体を回転自在
    に連結した後、ハンドルベースとハンドル本体間にハン
    ドル本体を初期回転位置側に付勢するダブルトーション
    スプリングを介装する車両用ハンドル装置の製造方法で
    あって、 前記ダブルトーションスプリングはコイル部をハンドル
    本体の背面に形成されたスプリング収容凹部内に押し込
    むとともに、連結部の移動をハンドルベースにより拘束
    して初期撓みを付与して装着される車両用ハンドル装置
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019100135A (ja) * 2017-12-06 2019-06-24 アイシン精機株式会社 車両用ドアハンドル装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019100135A (ja) * 2017-12-06 2019-06-24 アイシン精機株式会社 車両用ドアハンドル装置

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