JPH11312874A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH11312874A
JPH11312874A JP11741098A JP11741098A JPH11312874A JP H11312874 A JPH11312874 A JP H11312874A JP 11741098 A JP11741098 A JP 11741098A JP 11741098 A JP11741098 A JP 11741098A JP H11312874 A JPH11312874 A JP H11312874A
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JP
Japan
Prior art keywords
lid
cover body
housing
shaft
inclined section
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11741098A
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English (en)
Inventor
Manabu Fujimori
学 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH11312874A publication Critical patent/JPH11312874A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子機器の蓋体に外的衝撃が加わった場合掛止
部が外れて、たとえば蓋体にオープンセンサが装備され
たプリンタではオープンセンサが機能して機構体が停止
してしまうこともあった。 【解決手段】筐体2に形成された傾斜のある長穴4内を
移動する蓋体1の軸3が、蓋体1の開閉位置でバネ5の
押圧力によって略回動中心となる長穴の下部に位置す
る。蓋体1の爪6と筐体2の突起7は長穴4の傾斜と略
同一角度で掛止している。傾斜に沿って蓋体1を移動さ
せて回動が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉する蓋体を有
する電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図4と図5は従来技術の代表例のヒンジ
部と掛止部を示す拡大断面説明図である。
【0003】図4は筐体21の後部の左右側面に対称に
設けられたヒンジ部により開閉可能に支持された蓋体2
2の右側面のヒンジ部の拡大断面図である。
【0004】図に示すように、蓋体22には丸穴23が
形成され、蓋体21には丸穴23と契合する軸24が形
成されて、丸穴23に軸24が回転自在に係合されてい
る。
【0005】また、図5は開閉可能な蓋体を閉じられた
状態を保持するための左右の側面に対称に設けられた保
持機構の右側の拡大断面図である。
【0006】図5に示すように、筐体21の前方の左右
の側面側に、上部に掛止面A27を備えた弾性変形する
突出部A25が形成されており、一方、蓋体22には掛
止面A27と係合する掛止面B28を下部に備え弾性変
形する突出部が形成されており、図5は蓋体22が閉じ
られて掛止面A27と掛止面B28が係合している状態
である。掛止面Aと掛止面Bはそれぞれ上下の両方に傾
斜が設けられて蓋体22の上方への移動の開閉操作を容
易にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術ではプリンタ等の電子機器の蓋体に上下方向の振動等
により外的衝撃が加わった場合、掛止部が外れる課題を
有していた。特に、蓋体にオープンセンサが装備された
プリンタではオープンセンサが機能して電子機器の可動
が停止しするものであった。
【0008】本発明はこのような課題を解決する為にな
されたものであり、蓋体の閉位置において安定した掛止
状態を維持させながら蓋体の開閉操作を容易にすること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、筐体の後部に蓋体を回動自在に支持するとともに蓋
体を第1の位置と、第1の位置より前方側に移動した第
2の位置とに移動可能とする回動支持機構と、蓋体が閉
じられている場合であって蓋体が第1の位置の場合には
蓋体と係合し蓋体の回動を規制し、蓋体が第2の位置に
存する場合は蓋体の回動を可能とする係着機構と、蓋体
が第1の位置となるよう蓋体を付勢する付勢手段とを有
することを特徴とする。
【0010】上記構成により、前記蓋体は前方へ移動さ
れないと回動が規制されるから、上下方向の外力が蓋体
に作用したとしても蓋体は回動しない。
【0011】また、回動支持機構は、筐体若しくは蓋体
のどちらか一方に配置された長孔と、他方に配置された
前記長孔に移動可能に遊嵌する軸部であることを特徴と
する。
【0012】上記構成により、機構が簡略でローコスト
により実現可能であり有効である。
【0013】更に、蓋体が第1の位置から第2の位置へ
移動する場合、移動するに従って筐体から離れる方向へ
平行移動するように長孔が傾斜して配置されると共に長
孔の傾斜と略平行に配置された蓋体案内部を有している
ことを特徴とする。
【0014】上記構成により、蓋体を移動させると蓋体
には前記軸部を回動中心に開口する偶力が作用するので
操作性が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を用い
て本発明を詳細に説明する。図1はプリンタ完成体の側
面説明図である。図2は蓋体の回動支点部の詳細側面説
明図である。
【0016】蓋体1には蓋体1の後部の両側には内側に
向かった軸3が蓋体1と一体成形されている。この軸3
は、対向すると共に軸心がその延長上で一致しており、
蓋体の開閉動作の回動支点となるものである。
【0017】一方、筐体1には軸3が係合するものであ
って、前側が高くなるように傾斜した長穴4が形成され
ている。更に、筐体2には、軸3が長穴4の後部の下端
位置に位置するように軸3を付勢する弾性部材であるね
じりコイルバネのバネ5を備えている。バネ5の軸3と
当接する側の端部が軸3の外径より小さな内幅の略コの
字形状をしている。蓋体1が装着される前のバネ5は、
筐体1形成された突起5aに当接して位置するしてお
り、そのときの略コの字形状が、長穴4の軸3挿入部以
外の穴部を塞ぐように位置していることから、軸3の誤
挿入を防いでいる。
【0018】蓋体1が筐体2に挿着されたときに軸3が
長穴4に挿入される。この時、バネ5の一端が筐体2の
突起5aより離れて、軸3と接触してバネ5の押圧力が
軸3に加わる。軸3は、バネ5の押圧力によって蓋体1
の開閉状態で軸3の略回動中心部である長穴4の下部に
位置する。バネ5の押圧力は左右2個の和が蓋体1の重
量より大きくなるように設定しており、略回動中心部に
おける軸3の安定した支持を可能にしている。
【0019】図3は電子機器の前方に設けられた蓋体1
と筐体1の掛止部の詳細側面説明図である。図3は蓋体
1前方の斜め上側に移動されてその掛止が解除された状
態を示している。
【0020】蓋体1の左右の側面には上部に第1傾斜部
6aを備えた第1突出部である爪6が一体形成されてお
り、一方、筐体2には、第1傾斜部6aと係合する第2
傾斜部7aを下端に備えた第2突出部である突起7が一
体形成されている。
【0021】爪6と突起7のそれぞれが係止される第1
傾斜部6a、第2傾斜部7aは長穴4と略同一角度の傾
斜角で形成されており、蓋体2が平行移動するように構
成されている。
【0022】蓋体2を閉じる場合、爪6と突起7と衝突
しないように蓋体2をバネ5に抗して前方へ移動させて
閉じる(図3の状態)。更に蓋体1を下方へ移動すると
爪6下端部が筐体1のガイド部2bに当接して蓋体2は
後方へ案内され、爪6は下方への移動を下方規制面7c
に、上方への移動を第2傾斜部7aにより前方への移動
はバネ5により規制されて蓋体2は筐体1に取り付けら
れる。
【0023】蓋体2の平行移動する角度について言及す
れば、その角度、つまり第1傾斜部6a、第2傾斜部7
a及び長穴4の傾斜角は、蓋体1の上下方向への回動を
規制させるためには、傾斜角度が回動支点を通る水平面
に対して0°〜45°の範囲にあることが好ましく、規
制する観点から判断すれば0°に近い数値が良く、蓋体
1の軸3が略回動中心部である長穴4の下部の位置に戻
り易くするためには45°に近い数値が良い。本実施例
では中間値近傍である30°で構成して回動の制御と操
作性を向上させている。
【0024】次に、本実施の形態での操作性向上のため
の点について述べる。
【0025】蓋体1の左右の側面には、内側に凹んだ指
掛け部があり、その指掛け部は、円弧状段差部8と円弧
状段差部8側が凹んでいる球面状の一部からなる凹面9
により構成される。円弧状段差部8は長穴4の傾斜と概
ね直角方向に形成されている。
【0026】指掛け部は略回動中心を通る水平面より下
側に位置しており、円弧状段差部を手前に引く軸3を中
心に、図1において反時計方向の偶力が作用するように
構成されている。蓋体1の開放操作は、蓋体1の側面に
ある指掛け部に指を掛けて両手で蓋体1を手前に引くと
蓋体1を開放させる円運動に近く一連の開放操作として
捉えられる。指掛け部は略回動中心を通る水平面の近傍
に位置しており、蓋体1を開放させる回動操作に連動す
る。
【0027】蓋体1には磁石10が装着されており、蓋
体1が閉じられたときの磁石10の下方に筐体2に取り
付けられた基板上に配置されたホールIC11があり、
磁石10から出る磁力の有無で蓋体の開閉を検知し、そ
の信号を利用し蓋体が開放された場合は電源回路はOF
Fするように制御されている。
【0028】従って、蓋体1を手前に移動させると磁石
10がホールIC11から離れて電源回路がOFFされ
て機構体が停止する。蓋体1を手前に引く動作と開放さ
せる動作の合わせた時間内に機構体の可動部が停止して
いれば、その安全性は確保された状態になる。
【0029】一方、爪6の第1傾斜部6aは突起7の第
2傾斜部7aに沿って移動して掛止が解除され回動可能
となる。この時、蓋体1に一体形成された軸3も長穴4
内を移動することになる。突起7の第2傾斜部7aの係
止している長さは、長穴4の円弧中心間の長さより短く
設定している為、掛止は確実に解除される。
【0030】爪6と突起7の掛止が解除された状態で
は、軸3は長穴4の前方上部に位置しているが、穴4に
傾斜がある為、軸3には蓋体1の自重で下方に移動しよ
うとする力が働いていることと、更には、軸3にはバネ
5の押圧力が働いており、蓋体1を後部方向への力と連
動して軸3を略回動中心部である長穴4の下部の位置に
移動させる。従って、爪6を突起7の上方へ移動させる
と自動的に閉じることができなく、蓋体1の開放を操作
できる。
【0031】次に、蓋体1を閉める操作について説明す
る。両手で指掛け部を保持して前側に引きながら閉め
る。軸3が長穴4内を移動して上部で係合する。蓋体1
はこの位置で回動して爪6が突起7を逃げた位置で蓋体
1と筐体2の先端部が係合する。この状態で蓋体1を後
方に押すと爪6と突起7が掛止面で掛止される。軸3は
バネ5の押圧力も加わり長穴4の下部の位置に移動して
蓋体1が閉止状態になる。
【0032】また、筐体2の突起7は、内側に弾性変形
可能に構成されており、第2傾斜部の上方に爪6が上方
から突起7を変形させながら移動するよう装着傾斜部7
bを備えている。これにより、軸3が定位置にある状態
で蓋体1を閉めた時、装着傾斜部7bが案内となって突
起7を内側に撓ませて蓋体1の掛止状態を可能にする。
従って、蓋体1を片手で閉めることを可能にしており使
い勝手を向上させている。この場合、蓋体1の爪6にも
突起7の装着傾斜部7bと当接し始める面を傾斜にする
ことは有効的である。
【0033】尚、本実施の形態では、筐体に長孔を、蓋
体に軸部を配したが、筐体に軸部、蓋体に長孔を配して
も同様の作用効果が得られるものである。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば蓋体の
開閉操作の使い勝手を維持しながら製品への外的衝撃に
よる突発的な停止などの不具合の発生が生じないように
しており、顧客満足度を上げている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すプリンタ完成体の側
面説明図。
【図2】本発明の一実施形態を示す蓋体の回動支点部の
詳細側面説明図。
【図3】本発明の一実施形態を示す蓋体の係止部の詳細
側面説明図。
【図4】従来技術の例を示す蓋体のヒンジ部の拡大断面
説明図。
【図5】従来技術の例を示す蓋体の掛止部の拡大断面説
明図。
【符号の説明】
1 蓋体 2 筐体 3 軸 4 長穴 5 バネ 6 爪 7 突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に回動自在に支持された蓋体を備え
    た電子機器において、 前記筐体の後部に前記蓋体を回動自在に支持するととも
    に前記蓋体を第1の位置と、該第1の位置より前方側に
    移動した第2の位置とに移動可能とする回動支持機構
    と、 前記蓋体が閉じられている場合であって前記蓋体が前記
    第1の位置の場合には前記蓋体と係合し前記蓋体の回動
    を規制し、前記蓋体が前記第2の位置に存する場合は前
    記蓋体の回動を可能とする係着機構と、 前記蓋体が前記第1の位置となるよう前記蓋体を付勢す
    る付勢手段とを有することを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記回動支持機構は、前記筐体若しくは
    前記蓋体のどちらか一方に配置された長孔と、他方に配
    置された前記長孔に移動可能に遊嵌する軸部であること
    を特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記蓋体が前記第1の位置から前記第2
    の位置へ移動する場合、移動するに従って前記筐体から
    離れる方向へ平行移動するように前記長孔が傾斜して配
    置されると共に前記長孔の傾斜と略平行に配置された蓋
    体案内部を有していることを特徴とする請求項2記載の
    電子機器。
JP11741098A 1998-04-27 1998-04-27 電子機器 Withdrawn JPH11312874A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005327354A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Funai Electric Co Ltd ディスク装置
JP2010244510A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Compal Electronics Inc 電子装置のカバーモジュールとその制御方法
WO2015037523A1 (ja) * 2013-09-10 2015-03-19 シャープ株式会社 筐体および表示装置

Cited By (4)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705