JP4678483B2 - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

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本発明は、ボールねじ機構を備えた電動式パワーステアリング装置に関する。
操舵トルクに応じて電動モータを駆動し、かかる電動モータの回転力をラック軸に伝達することにより伝えて操舵を補助する電動式パワーステアリング装置が知られている。ここで、電動モータの回転力をラック軸の推力に変換するため、ボールねじ機構を用いる場合がある(特許文献1参照)。
ところで、特許文献1に記載の電動式パワーステアリング装置においては、ボールねじ機構のナットの外周に歯車が一体的に形成されており、かかる歯車を介して電動モータの動力がナットに伝達されるようになっている。しかるに、ナットの高回転化を図るには、その慣性を抑えることが望まれる。又、電動式パワーステアリング装置の外形を小さく抑えることが望まれており、そのためには、ナットの外径をより小さくすることが好ましい。
これに対し、特許文献2に記載の電動式パワーステアリング装置においては、ボールねじ機構のナットの両端に、ボールの循環用としてエンドキャップを取り付けている。
特公平6−504号公報 特開2000−225956号公報
かかる従来例のボールねじ機構の概略断面図を図9に示す。図に示すように、エンドキャップ式の場合、ナットNの端面をエンドキャップEDで完全に覆ってしまうので、動力伝達のためにナットNに対して軸線方向から動力伝達を行う場合、エンドキャップEDを介して動力伝達を行うと、動力伝達による応力によって内部循環路が歪み、適切なボール循環を行えなくなったり、エンドキャップEDが破損したりする恐れがある。しかしながら、エンドキャップEDに厚みを与えて剛性を高めると、ナットNが大きく且つ重くなり、アシスト制御に悪影響を与える慣性力も増大するので好ましくない。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、コンパクト化を図りつつも、円滑な作動を確保できる電動式パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
本発明の電動式パワーステアリング装置は、
電動モータと、
操舵機構に連結されたラック軸と、
前記電動モータからの動力を前記ラック軸に伝達する動力伝達機構と、を有し、
前記動力伝達機構は、前記ラック軸に対して連結され又は一体化され且つ雄ねじ溝を備えたねじ軸と、前記ねじ軸の周囲に配置され且つ雌ねじ溝を備えたナットと、前記雄ねじ溝と前記雌ねじ溝との間に形成された転走路内を転動可能な複数の転動体と、を有し、
前記ナットは、軸線方向に延在する前記転動体の循環路を設けた本体と、前記本体の両端に設けられ前記転走路を転動してきた転動体を、前記転走路の接線方向かつリード角方向へすくい上げ前記循環路へ戻すデフレクタとからなり、
前記デフレクタは、前記ナットに圧入される環状の固定部材を用いて前記ナットに固定されており、前記固定部材は、前記電動モータから伝達される動力を受ける外部の部材の雄セレーション部に係合する雌セレーション部を有しており、係合した前記雄セレーション部と前記雌セレーション部とを介して動力伝達が行われることを特徴とすることを特徴とする。
本発明の電動式パワーステアリング装置によれば、前記ナットが、前記本体の両端に設けられ前記転走路を転動してきた転動体を、前記転走路の接線方向かつリード角方向へすくい上げ前記循環路へ戻すデフレクタを設けているので、前記転動体の転動方向を変化させることなくすくい上げることができるため、円滑な転動を確保でき、作動音や振動などを低く抑えることができる。特に、前記デフレクタを設けることにより、従来のコマやチューブなどを前記ナットの外周面に設ける必要がなくなり、従って前記ナットの外径を小さく抑えることができる。又、エンドキャップ式に比べ、ナットの軸線方向長を短く抑えることができる。
前記ナットは、前記電動モータから伝達される動力を受ける受け部を前記転走路の半径方向外方に設けていると好ましい。
前記受け部は、前記ナットの外周面に形成されたギヤ部であり、前記電動モータからの動力は、それに噛合する他のギヤを介して伝達されると好ましいが、ギヤ部に係合する歯付きベルトやチェーンを介して伝達されてもよい。
前記デフレクタは、前記ナットに圧入される環状の固定部材を用いて前記ナットに固定されており、前記固定部材は、外部の部材の雄セレーション部に係合する雌セレーション部を有しており、係合した前記雄セレーション部と前記雌セレーション部とを介して動力伝達が行われると、前記ナットの外径を増大させることなく動力伝達を行えるので好ましい。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置の要部断面図である。図2は、図1のナットをII-II線で切断して矢印方向に見た図であるが、ねじ軸とボールは省略している。図1において、電動式パワーステアリング装置11は、不図示の車体に固定されたハウジング21を有する。ハウジング21を水平に貫通するようにして、ラック軸23が軸線方向移動自在に支持されている。図示していないが、ステアリングホイールに連結された入力軸の下方端にはピニオンが形成され、ラック軸23のラック歯に噛合しており、入力軸の回転によりラック軸23は図で左右に移動するようになっている。ラック軸23の両端は、操舵機構のタイロッド(不図示)に連結されている。
ラック軸23と軸線が平行になるようにして、電動モータ35がハウジング21に取り付けられている。電動モータ35の出力軸35aは、駆動軸37にセレーション結合で軸線方向相対変位可能且つ回転方向一体的に固定されている。駆動軸37は、軸受20,22によりハウジング21に対して回転自在に支持されており、軸受20,22に挟まれた部分に駆動ギヤ部37aを有している。
駆動軸37とラック軸23との間に、中間軸38が配置されている。中間軸38は、軸受24,25によりハウジング21に対して回転自在に支持されており、軸受24,25に挟まれた部分に、駆動ギヤ部37aに噛合する中間ギヤ部38aを有している。
ラック軸23の周囲に、ナット45が配置され、玉軸受26及び複列アンギュラ玉軸受27によりハウジング21に対して回転自在に支持されている。複列アンギュラ玉軸受27の内輪は、ナット45の内周に螺合する内輪抑え51により予圧を与えられつつ固定され、複列アンギュラ玉軸受27の外輪は、ハウジング21の内周に螺合する外輪抑え52により固定されている。従って、ナット45は軸線方向にガタが抑えられた状態で取り付けられている。
ナット45は、中央の中空円筒状の本体45aと、両端のデフレクタ45b(片側のみ図示)とからなる。本体45aは、図2に示すように、軸線方向に貫通する循環路45cを形成している。
図4は、図1の構成の矢印IVで示す部位を拡大して示す図であり、図5は、図4の構成をV-V線で切断して矢印方向に見た図である。本体45aにねじ止めされた固定板45hにより取り付けられた各デフレクタ45b(図4,5では一方のみ図示)は、転送してきたボール65を、図4に示すように、ねじ軸のリード角(θ)方向へすくい上げ、且つ図5に示すように、転走路(ねじ溝)の接線方向へすくい上げることで循環路45cに戻すすくい上げ片45dを形成している。
図1において、本体45の図で左端には、固定板45gがねじ止めされている。更に、本体45aの軸受26,27に挟まれた部分に、中間ギヤ部38aに噛合する従動ギヤ部(受け部)45eが設けられている。駆動ギヤ部37a、中間ギヤ部38a、従動ギヤ部45eにより歯車対を構成する。
ねじ軸と一体(別部品を連結してもよい)であるラック軸23の外周面の一部には、雄ねじ溝23bが形成されている。雄ねじ溝23bの周囲にはナット45が配置されており、雄ねじ溝23bに対向する本体45aの内周面に、雌ねじ溝45fを形成している。雄ねじ溝23bと雌ねじ溝45fとで形成する螺旋状の空間(転走路)内には、多数のボール65が転動自在に配置されている。ねじ軸23と,ナット45と,ボール65とでボールねじ機構(動力伝達機構)を構成する。
本実施の形態の動作について説明する。図示していないが、運転者がステアリングホイールを回転させると、その回転力が入力軸へと伝達される。入力軸が回転すると、それにピニオン噛合したラック歯が押され、ラック軸23が軸線方向に移動し、タイロッドを介して不図示の操舵機構を駆動することで、車輪の操舵が行われるようになっている。
このとき図示しないトルクセンサが操舵トルクを検出し、その量に応じて、不図示のCPUが電動モータ35に対して電力を供給するので、出力軸と共に駆動ギヤ部37aが回転し、それに中間ギヤ部38aを介して噛合したギヤ部45eが、所定の減速比で回転させられる。それによりナット45も回転し、かかる回転運動はボール65を介してラック軸23の軸線運動に変換される。転走路の一端まで転動したボール65は、デフレクタ45bによりすくい上げられ、循環路45cを介して他端へと戻されるようになっている。ラック軸23の軸線方向力を用いて、補助操舵力を出力できるようになっている。
本実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置11においては、ナット45が、転走路(23b、45f)からボール65を転走路の接線方向かつリード角方向へすくい上げるので、ボール65の転動方向を変化させることなく循環路45cへとすくい上げることができるため、円滑な転動を確保でき、作動音や振動などを低く抑えることができる。更に、デフレクタ45bを本体45aの両端に設けているので、本体45aの外周面にコマやチューブを設ける必要がなく、電動モータ35から伝達される動力を受ける受け部すなわち従動ギヤ部45eを転走路の半径方向外方の外周面中央に設けることができ、従って電動モータ35より動力が従動ギヤ部45eに伝達されたときに、ナット45のこじれを抑制して円滑な作動を可能とすることができる。又、電動モータ35から伝達される動力を受ける従動ギヤ部45eを転走路の半径方向外方の外周面に設けることで、ナット45の軸線方向長を抑えることもできる。
図3は、第2の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置111の要部断面図である。本実施の形態においては、図1、2に示す実施の形態に対して異なる点のみを説明し、共通する構成に関しては同じ符号を付すことで説明を省略する。
本実施の形態においては、中間軸を省略する代わりに、駆動軸37のギヤ部37aと、本体45の従動ギヤ部45eに係合する歯付きベルト55を設けている。従って、電動モータ35の出力軸35aと共に、駆動ギヤ部37aが回転すれば、歯付きベルト55を介して、従動ギヤ部45eが所定の減速比で回転させられる。それによりナット45も回転するので、電動モータ35の動力をねじ軸23に伝達することができる。尚、歯付きベルトの替わりにチェーンを用いても良い。
図6は、第3の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置211の要部断面図である。図7は、ナットと従動ギヤの分解図であり、図8は、ナットからデフレクタを取り外した状態で軸線方向に見た図である。
図6において、電動式パワーステアリング装置211は、不図示の車体に固定されたハウジング121を有する。ハウジング121は、図6では3分割され、部材121A、121B、121Cからボルト止めにより一体化されている。ハウジング121を水平に貫通するようにして、ラック軸123が軸線方向移動自在に支持されている。図示していないが、ステアリングホイールに連結された入力軸の下方端にはピニオンが形成され、ラック軸123のラック歯に噛合しており、入力軸の回転によりラック軸123は図で左右に移動するようになっている。ラック軸123の両端は、操舵機構のタイロッド(不図示)に連結されている。
ラック軸123と軸線が平行になるようにして、電動モータ(不図示)がハウジング121に取り付けられている。電動モータの動力は、図6で一部のみ示す中間軸138に伝達される。中間軸138は、軸受124,125によりハウジング121に対して回転自在に支持されており、軸受124,125に挟まれた部分に、中間ギヤ部138aを有している。
ラック軸123の周囲に、ナット145が配置され、複列アンギュラ玉軸受127によりハウジング121に対して回転自在に支持されている。これを、より具体的に説明する。ハウジング121の部材121Aにおける内孔121aに嵌合するようにして、薄肉円筒状のスリーブ139が配置されている。又、内孔121aの底面(図6で左側)から順に、リング状部材130、第1緩衝部材131,複列アンギュラ玉軸受127の外輪127a、第2緩衝部材132が配置され、部材121Aに螺合されるロック部材133により固定されている。第1緩衝部材131は、リング状部材130に当接する弾性体131aを有している。又、第2緩衝部材132は、ロック部材133に当接する弾性体132aを有している。弾性体131a、132aが弾性変形することによって、複列アンギュラ玉軸受127は、制限される範囲内でナット145とともに軸線方向に移動可能となっている。外輪127aは、スリーブ139の内周面に嵌合している。
複列アンギュラ玉軸受127の2分割され軸線方向に並べられた内輪127b、127bは、ナット145の外周面に嵌合しており、図でその右端は、ナット145の右端近傍に形成された外周段部145hに当接している。また、内輪127b、127bの図で左端は、ねじ部材134の右端に当接して、それより予圧を付与されている。ねじ部材134は、ナット145の外周面に形成されたねじ部145kに螺合している。ねじ部材134のねじ込み量により予圧を調整できる。
図7において、ナット145は、中空円筒状の本体145aと、その両端に設けられたデフレクタ145bとからなる。本体145aは、軸線方向に貫通する循環路145c(図6参照)を形成しており、また各デフレクタ145bは、転送してきたボール165を、転走路の接線方向かつリード角方向へすくい上げ循環路145cに戻すすくい上げ片145dを形成している。デフレクタ145bは、図4,5に示すデフレクタ45bと同様の形状を有する。
図7で、ナット145の本体145aの左端には、デフレクタ145bが配置され、ねじ136により本体145aにねじ止めされたドーナツ円盤状の抑え板135によって固定されている。一方、ナット145の本体145aの右端には、デフレクタ145bが配置され、ナット145の右端内周に形成された大径部145jに圧入嵌合した環状部材147により固定されている。環状部材147の内周には雌セレーション部147aが形成されている。
図6において、従動部材(外部の部材)である中空の従動ギヤ137は、ハウジング121に対して、両端を軸受126,129により回転自在に支持されており、中間ギヤ部138aに噛合する従動ギヤ部137aを有していると共に、左端外周に雄セレーション部137bを形成している。中間ギヤ部138a、従動ギヤ部137aにより歯車対を構成する。なお、ナット145等の組付けは、ハウジング121の部材121A、121Bを取り外した状態で、図の右方から行うことができる。
従動ギヤ137の雄セレーション部137bと、環状部材147の雌セレーション部147aとを係合させることによって、従動ギヤ137と固定部材147とは軸線方向に相対移動可能だが、回転方向に相対回転不能に連結される。従動ギヤ137と固定部材147とを軸線方向に相対移動可能としているのは、弾性体131a、132aの緩衝効果を発揮させるためである。従動ギヤ137の雄セレーション部137bと、環状部材147の雌セレーション部147aとの間に大荷重が伝達された場合でも、デフレクタ145bに直接応力が負荷されないので、その変形が抑制され、ボール165の転動不良は招くことがない。
このように、本実施の形態によれば、ナット145に雌セレーション部を形成することなく、雌セレーション部147aを形成した環状部材147を圧入嵌合することによって、ナット145の製造を容易にする利点、及びナット145の外径と雌セレーション部147aの内径とをが無関係となり、仕様に合わせてセレーションの外径や歯数などを変更した環状部材に任意に交換できるなどの点がある。
図6において、ねじ軸と一体(別部品として連結してもよい)であるラック軸123の外周面の一部には、雄ねじ溝123bが形成されている。雄ねじ溝123bの周囲にはナット145が配置されており、雄ねじ溝123bに対向する本体145aの内周面に、雌ねじ溝145fを形成している。雄ねじ溝123bと雌ねじ溝145fとで形成する螺旋状の空間(転走路)内には、多数のボール(転動体)165が転動自在に配置されている。ねじ軸123と,ナット145と,ボール165とでボールねじ機構(動力伝達機構)を構成する。
本実施の形態の動作について説明する。図示していないが、運転者がステアリングホイールを回転させると、その回転力が入力軸へと伝達される。入力軸が回転すると、それにピニオン噛合したラック歯が押され、ラック軸123が軸線方向に移動し、タイロッドを介して不図示の操舵機構を駆動することで、車輪の操舵が行われるようになっている。
このとき図示しないトルクセンサが操舵トルクを検出し、その量に応じて、不図示のCPUが電動モータに対して電力を供給するので、中間ギヤ部138aを介して噛合した従動ギヤ部137aが、所定の減速比で回転させられる。従って、従動ギヤ137から固定部材147を介してナット145に回転動力の伝達が行われ、かかるナット145の回転運動はボール165を介してラック軸123の軸線運動に変換される。転走路の一端まで転動したボール165は、デフレクタ145bによりすくい上げられ、循環路145cを介して他端へと戻されるようになっている。ラック軸123の軸線方向力を用いて、補助操舵力を出力できるようになっている。
図10は、第4の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置311の要部断面図である。本実施の形態においては、図6に示す実施の形態に対して異なる点のみを説明し、共通する構成に関しては同じ符号を付すことで説明を省略する。
本実施の形態においては、中間軸を省略する代わりに、従動軸137のギヤ部137aに動力を伝達する歯付きベルト155を設けている。従って、不図示の電動モータからの動力は、歯付きベルト155を介して従動軸137に伝達され、これに連結されたナット145も回転するので、電動モータの動力をねじ軸123に伝達することができる。尚、歯付きベルトの替わりにチェーンを用いても良い。
以上、実施の形態を参照して本発明を詳細に説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきでなく、その趣旨を損ねない範囲で適宜変更、改良可能であることはもちろんである。本発明は、ステアリングホイールとラック軸とが機械的に連結されていない、いわゆるステアバイワイヤ(SBW)式操舵機構や、4輪操舵(4WS)車に用いる後輪操舵機構などにも適用可能である。
第1の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置11の要部断面図である。 図1のナットをII-II線で切断して矢印方向に見た図である。 第2の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置111の要部断面図である。 図1の構成の矢印IVで示す部位を拡大して示す図である。 図5は、図4の構成をV-V線で切断して矢印方向に見た図である。 第3の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置211の要部断面図である。 図7は、ナットと従動ギヤの分解図である。 図8は、ナットからデフレクタを取り外した状態で軸線方向に見た図である。 エンドキャップ式ボールねじ機構の概略断面図である。 第4の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置311の要部断面図である。
符号の説明
11、111、211、311 電動式パワーステアリング装置
23、123 ねじ軸
45、145 ナット
55 歯付きベルト
65、165 ボール

Claims (3)

  1. 電動モータと、
    操舵機構に連結されたラック軸と、
    前記電動モータからの動力を前記ラック軸に伝達する動力伝達機構と、を有し、
    前記動力伝達機構は、前記ラック軸に対して連結され又は一体化され且つ雄ねじ溝を備えたねじ軸と、前記ねじ軸の周囲に配置され且つ雌ねじ溝を備えたナットと、前記雄ねじ溝と前記雌ねじ溝との間に形成された転走路内を転動可能な複数の転動体と、を有し、
    前記ナットは、軸線方向に延在する前記転動体の循環路を設けた本体と、前記本体の両端に設けられ前記転走路を転動してきた転動体を、前記転走路の接線方向かつリード角方向へすくい上げ前記循環路へ戻すデフレクタとからなり、
    前記デフレクタは、前記ナットに圧入される環状の固定部材を用いて前記ナットに固定されており、前記固定部材は、前記電動モータから伝達される動力を受ける外部の部材の雄セレーション部に係合する雌セレーション部を有しており、係合した前記雄セレーション部と前記雌セレーション部とを介して動力伝達が行われることを特徴とすることを特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  2. 前記外部の部材のギヤ部は別のギヤに噛合していることを特徴とする請求項に記載の電動式パワーステアリング装置。
  3. 前記外部の部材のギヤ部は歯付きベルトに係合していることを特徴とする請求項に記載の電動式パワーステアリング装置。
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