JP2007196792A - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

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    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
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Abstract

【課題】ベルト駆動機構を設けながらも、ステアリング軸換算の慣性を低減できる電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】駆動部材39と従動部材38の双方を、樹脂から形成したので金属製プーリに比べて軽量化を図ることができ、それによりステアリング軸換算の慣性を低減できる。特に、大径の従動部材38においては、肉抜きとして袋孔38cを設けているので、その重量と慣性とが更に軽減されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボールねじ機構を備えた電動式パワーステアリング装置に関する。
操舵トルクに応じて電動モータを駆動し、かかる電動モータの回転力をラック軸に伝達することにより伝えて操舵を補助する電動式パワーステアリング装置が知られている。ここで、電動モータの回転出力をラック軸の推力に変換するため、ボールねじ機構を用いる場合がある(特許文献1参照)。
特公平6−504号公報
一般的な電動モータの出力トルクは低いことが多いので、電動モータの回転出力をボールねじ機構のナットに入力する際に、減速機を介して減速することで、高トルクに変換することが行われている。しかるに、ギヤ列を用いたギヤ駆動減速機の場合、バックラッシに起因するギヤの歯打ち音が問題となる。かかる不具合を解消するために、歯付きベルトを用いたベルト駆動減速機を備えた電動式パワーステアリング装置が開発されている。
ところで近年においては、大型の車両に電動式パワーステアリング装置が用いられる機会が増えてきたが、それに伴い、より高い補助操舵力を発生することが求められている。ここで、高出力化に伴い大きな電動モータを用いると、それに対応して減速機も大型化する必要が生じる。しかるに、同じトルクを伝達しようとすると、ギヤ駆動減速機に比べ、ベルト駆動減速機では、べルト幅を相当に広く設計する必要が生じ、つまりプーリ幅が広くなるためステアリング軸換算の慣性がそれにつれて大きくなる傾向がある。慣性が大きくなると、制御性が低下しステアリングのフィーリングが低下するという問題が生じる。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、ベルト駆動機構を設けながらも、ステアリング軸換算の慣性を低減できる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
本発明の電動式パワーステアリング装置は、
電動モータと、
操舵機構に連結されたラック軸と
前記電動モータからの動力を前記ラック軸に伝達する動力伝達機構と、を有し、
前記動力伝達機構は、ボールねじ機構とベルト駆動機構とを備え、
前記ボールねじ機構は、前記ラック軸に対して連結され又は一体化され且つ雄ねじ溝を備えたねじ軸と、前記ねじ軸の周囲に配置され且つ雌ねじ溝を備えたナットと、前記雄ねじ溝と前記雌ねじ溝との間に形成された転走路内を転動可能な複数の転動体と、を備え、
前記ベルト駆動機構は、前記電動モータから動力を伝達される入力プーリと、前記ナットに動力を伝達する出力プーリと、前記入力プーリと前記出力プーリと噛合して動力伝達可能に連結する歯付きベルトと、を備え、
前記入力プーリと前記出力プーリのうち少なくとも一方を、樹脂から形成したことを特徴とする。
本発明によれば、前記入力プーリと前記出力プーリのうち少なくとも一方を、樹脂から形成したので金属製プーリに比べて軽量化を図ることができ、それによりステアリング軸換算の慣性を低減できる。
前記ナットと前記出力プーリとは一体的に形成されていると好ましい。
前記出力プーリは、前記ナットの周囲に配置され、前記出力プーリと前記ナットのうち一方に設けられた凸部又は凹部と、他方に設けられた凹部又は凸部とを係合させることで、前記ナットと前記出力プーリとは一体的に回転可能となっていると好ましい。
前記ナットは、循環路を備えた本体と、前記本体の両端に設けられ前記転走路を転動してきた転動体を、前記転走路の接線方向かつリード角方向へすくい上げ前記循環路へ戻すディフレクタとからなると好ましい。
前記歯付きベルトの張力を調整する手段を有すると好ましい。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置の要部断面図である。図2は、図1の構成をII-II線で切断して矢印方向に見た図である。図1において、電動式パワーステアリング装置11は、不図示の車体に固定されたハウジング21を有する。ハウジング21の図で上部を水平に貫通するようにして、ラック軸23が軸線方向移動自在に支持されている。図示していないが、ステアリングホイールに連結された入力軸の下方端にはピニオンが形成され、ラック軸23のラック歯に噛合しており、入力軸の回転によりラック軸23は図で左右に移動するようになっている。ラック軸23の両端は、操舵機構のタイロッド(不図示)に連結されている。
電動モータ35のモータケース35cは、モータフランジ21Aに固定されており、モータフランジ21Aは、ハウジング21の図で下部に形成された嵌合孔21aにインロー嵌めで取り付けられており、電動モータ35の出力軸35aがラック軸23と軸線が平行になるよう配置されている。軸受35bによりモータケース35c内で回転自在に支持された出力軸35aは、カップリング36の左端にスプライン結合にて一体的に回転するように連結されている。軸受34によりモータフランジ21Aに対して回転自在に支持されたカップリング36の右端と、駆動軸37の左端とはスプライン結合にて軸線方向相対変位可能且つ回転方向一体的に固定されている。駆動軸37は、軸受20,22によりモータフランジ21Aに対して回転自在に支持されており、軸受20,22に挟まれた部分に駆動部材39を固定している。出力プーリを構成する樹脂製の駆動部材39の外周には、駆動ギヤ部39aが形成されている。
ラック軸23の周囲に、ナット45が配置され、複列アンギュラ玉軸受27によりハウジング21に対して回転自在に支持されている。複列アンギュラ玉軸受27の内輪は、ナット45の外周に螺合する内輪抑え51により予圧を与えられつつ固定され、複列アンギュラ玉軸受27の外輪は、ハウジング21の孔内周に螺合する外輪抑え52により保持されている。なお、複列アンギュラ玉軸受27の外輪外周とハウジング21の孔内周との間には、摺動性を有する間座26が配置されると共に、複列アンギュラ玉軸受27の外輪の右端とハウジング21との間には、芯金28aと弾性体28bとからなる緩衝体28が配置され、また複列アンギュラ玉軸受27の外輪の左端と外輪抑え52との間には、芯金28aと弾性体28bとからなる緩衝体28が配置されており、ラック軸23に生じた衝撃力等に応じてナット45を軸線方向に移動させることで緩衝効果を与えるようになっている。
ねじ軸と一体(別部品を連結してもよい)であるラック軸23の外周面の一部には、雄ねじ溝23bが形成されている。雄ねじ溝23bの周囲にはナット45が配置されており、雄ねじ溝23bに対向する本体45aの内周面に、雌ねじ溝45fを形成している。雄ねじ溝23bと雌ねじ溝45fとで形成する螺旋状の空間(転走路)内には、多数のボール(転動体)65が転動自在に配置されている。ラック軸23とナット45とボール65とでボールねじ機構を構成する。ナット45に隣接して、入力プーリを構成する中空円筒状の従動部材38がラック軸23の周囲に配置され、ハウジング21に対して軸受24、25により回転自在に支持されている。
図3は、従動部材38の斜視図であり、図4は、従動部材38の軸線方向断面図であり、図5は、従動部材38を図4の矢印V方向に見た端面図である。図4において、樹脂材から一体成形された従動部材38は、中央の厚肉部38aと、両端側において軸受24、25の支持部となる薄肉部38b、38bとからなる。厚肉部38aは、両端から内方に向かって穿設されてなる、いわゆる肉抜きを構成する6個の長穴状の袋孔38cを有しており、また外周に従動ギヤ部38dを形成してなる。図4で右側の薄肉部38bは、図5に示すように、周方向に等間隔に配置され軸線方向に延在する6個の凸部38eを有している。かかる凸部38eを、ナット45の対向する端部に形成された凹部45g(図1)に係合させることで、ナット45と従動部材38とは一体的に回転するように連結されている。図1において、従動部材38の従動ギヤ部38dと、駆動部材39の駆動ギヤ部39aとに噛合するようにして、歯付きベルト55が、従動部材38と駆動部材39との間に張設されている。駆動部材39と従動部材38と歯付きベルト55とでベルト駆動機構を構成する。
図2に示すように、モータフランジ21Aの軸線O1と、駆動軸37(駆動部材39)の軸線O2とは、距離Δだけ離れた偏心状態にある。即ち、ハウジング21に対してモータフランジ21Aを回転させると、電動モータ35と一体で駆動軸37の軸線O2が、モータフランジ21Aの軸線O1の周囲を回動するので、それにより駆動部材39と従動部材38の軸間距離δが変化し、歯付きベルト55の張力を調整することができる。モータフランジ21Aが、歯付きベルトの張力を調整する手段を構成する。
本実施の形態の動作について説明する。図示していないが、運転者がステアリングホイールを回転させると、その回転力が入力軸へと伝達される。入力軸が回転すると、それにピニオン噛合したラック歯が押され、ラック軸23が軸線方向に移動し、タイロッドを介して不図示の操舵機構を駆動することで、車輪の操舵が行われるようになっている。
このとき図示しないトルクセンサが操舵トルクを検出し、その量に応じて、不図示のCPUが電動モータ35に対して電力を供給するので、出力軸35aと共に駆動軸37が回転する。更に駆動軸37と一体の駆動部材39が回転するので、歯付きベルト55を介して、駆動ギヤ部39aの歯数と従動ギヤ部38dの歯数とで決定される減速比で減速されつつ、従動部材38に動力が伝達され、これを回転させることとなる。従動部材38が回転すると、凸部38eと凹部45gとが係合しているため、ナット45も回転し、かかる回転運動はボール65を介してラック軸23の軸線運動に変換される。転走路の一端まで転動したボール65は、不図示の循環路を通って他端へと戻されるようになっている。以上によりラック軸23の軸線方向力を用いて、補助操舵力を出力できるようになっている。
本実施の形態によれば、駆動部材39と従動部材38の双方を、樹脂から形成したので金属製プーリに比べて軽量化を図ることができ、それによりステアリング軸換算の慣性を低減できる。特に、大径の従動部材38においては、肉抜きとして袋孔38cを設けているので、その重量と慣性とが更に軽減されている。
尚、電動モータ35の出力トルクが過大であり、従動部材38を樹脂とした場合に強度が不足する恐れのある場合は、従動部材38のみを樹脂としても良く、その場合でもステアリング軸換算の慣性を低減できる。従動部材38は、駆動部材39に比べて径が大きいため噛合い歯数が多くなり、1歯にかかる荷重が小さくなるので、樹脂製でも大トルク伝達に耐えうる。また、従動部材38とナット45が共に金属製の場合、噛合い部から発生する異音が問題となるが、本実施の形態では従動部材38が樹脂となっているため、噛合い部で発生する異音を低減する効果を有する。
図6は、第2の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置111の要部断面図である。本実施の形態においては、図1〜5に示す実施の形態に対して異なる点のみを説明し、共通する構成に関しては同じ符号を付すことで説明を省略する。
本実施の形態においては、駆動軸137が電動モータ35の出力軸と一体となっており、駆動軸137の左端は、モータケース35cに対して軸受35bにより支持され、駆動軸137の右端近傍は、モータフランジ21Aに対して軸受20により支持されている。軸受20の右方に突出して片持ち状となった駆動軸137の端部外周には、歯付きベルト55に噛合する駆動ギヤ部137aが形成されている。本実施の形態では、従動部材38のみが樹脂製である。
図7は、第3の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置211の要部断面図である。図8は、図7の構成をVIII-VIII線で切断して矢印方向に見た図である。本実施の形態においては、図1〜5に示す実施の形態に対して異なる点のみを説明し、共通する構成に関しては同じ符号を付すことで説明を省略する。
本実施の形態においても、駆動軸137が電動モータ35の出力軸と一体となっており、駆動軸137の左端は、モータケース35cに対して軸受35bにより支持され、駆動軸137の右端近傍は、モータフランジ21Aに対して軸受20により支持されている。軸受20の右方に突出して片持ち状となった駆動軸137の端部外周には、歯付きベルト55に噛合する駆動ギヤ部137aが形成されている。本実施の形態では、従動部材38のみが樹脂製である。
細長い円筒状のナット245は、その両端で、玉軸受227Aと複列アンギュラ玉軸受227Bにより、ハウジング21に対して回転自在に支持されている。複列アンギュラ玉軸受227Bの内輪は、ナット245の内周に螺合する内輪抑え251により予圧を与えられつつ固定され、複列アンギュラ玉軸受227Bの外輪は、ハウジング21の孔内周に螺合する外輪抑え252により固定保持されている。
ナット245の左半部内周に形成された雌ねじ溝245fを挟んで両側に、ディフレクタ245b(片側のみ図示)が配置されている。ナット245は、軸線方向に貫通する循環路245cを形成しており、また各ディフレクタ245bは、雌ねじ溝245fと雄ねじ溝23bとで形成する転送路内を転送してきたボール65を、転走路の接線方向かつリード角方向へすくい上げ循環路245cに戻すすくい上げ片245dを形成している。ナット245の図で左端には、シール245hがねじ止めされている。
ナット245の左半部外周に形成された縮径部245jには、樹脂製の従動部材238がインジェクション成形などにより一体的に密着形成されている。ナット245は、図7に示すように、その外周が、縮径部245jの両側で拡径しており、且つ図8に示すように、拡径した部位に、軸線方向に延在する4つの溝(凹部)245kを周方向に等間隔に配置している。従って、従動部材238は、縮径部245jに取り付けられることで、ナット245に対して軸線方向の相対移動が抑制されるようになっていると共に、樹脂の一部が溝245kに侵入してその形に倣って固化する(凸部として係合する)ことで、ナット245に対して周方向の相対移動が抑制されるようになっている。
本実施の形態においては、駆動軸137により駆動された歯付きベルトを介して、従動部材238と共にナット245が回転することに応じて、転走路の一端まで転動したボール65は、ディフレクタ245bによりすくい上げられ、循環路245cを介して他端へと戻されるようになっている。これによりラック軸23の軸線方向力を用いて、補助操舵力を出力できるようになっている。
なお、ナットにコマ循環式等を採用すると、従動部材238を形成すべくナット245に樹脂をインジェクション成形する際に、ナットとコマの隙間から樹脂が内径側に漏れてしまい、作動不良を招く恐れがある。これに対し本実施の形態においては、ナット245は、ディフレクタ245bによりボール65を循環させるディフレクタ方式を採用している。なお、ナット245に従動部材238を接着等する場合には、コマ循環式を採用しても良い。
図9は、第4の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置311の要部断面図である。図10は、図9の構成をX-X線で切断して矢印方向に見た図である。本実施の形態においては、図7,8に示す実施の形態に対して異なる点のみを説明し、共通する構成に関しては同じ符号を付すことで説明を省略する。
本実施の形態において、ナット245の左半部外周に形成された拡径部245j’には、樹脂製の従動部材338がインジェクション成形などにより、断面がコ字状となって一体的に密着形成されている。ナット245は、図9に示すように、その外周が、拡径部245j’の両側で縮径しており、且つ図10に示すように、縮径した部位の外周に、セレーション溝(周方向に並んだ細い凹部及び凸部)245k’を形成している。従って、従動部材338は、拡径部245j’に取り付けられることで、ナット245に対して軸線方向の相対移動が抑制されるようになっていると共に、樹脂の一部がセレーション溝245k’に侵入してその形に倣って固化する(凸部及び凹部として係合する)ことで、ナット245に対して周方向の相対移動が抑制されるようになっている。
図11,12は、本実施の形態の変形例にかかるナット245の側面図である。従動部材338がナット245に対して軸線方向にずれることを防ぐため、図11に示すように、拡径部245j’の外周に螺旋溝(凹部)245mを形成することができる。インジェクション成形時に、樹脂の一部が螺旋溝245mに侵入してその形に倣って固化する(凸部として係合する)ことで、ナット245に対する従動部材338の軸線方向及び周方向の相対移動が、更に効果的に抑制される。勿論、螺旋溝245mと、溝245k及びセレーション溝245k’を併用しても良い。
又、図12に示すように、拡径部245j’の外周に巻方向を変えた二重の螺旋溝245m、245nを形成すれば、インジェクション成形時に、樹脂の一部が螺旋溝(凹部)245m、245nに侵入してその形に倣って固化する(凸部として係合する)ことで、ナット245に対する従動部材338の軸線方向及び周方向の相対移動が、更に効果的に抑制される。勿論、螺旋溝245m、245nと、溝245k及びセレーション溝245k’を併用しても良い。更に、拡径部245j’の外周に、綾目ローレットやディンプル加工等を施しても良い。これは、電動モータ35の出力が小さい場合に有効である。
以上、実施の形態を参照して本発明を詳細に説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきでなく、その趣旨を損ねない範囲で適宜変更、改良可能であることはもちろんである。
第1の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置の要部断面図である。 図1のナットをII-II線で切断して矢印方向に見た図である。 従動部材38の斜視図である。 従動部材38の軸線方向断面図である。 従動部材38を図4の矢印V方向に見た端面図である。 第2の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置111の要部断面図である。 第3の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置211の要部断面図である。 図7の構成をVIII-VIII線で切断して矢印方向に見た図である。 第4の実施の形態にかかる電動式パワーステアリング装置311の要部断面図である。 図9の構成をX-X線で切断して矢印方向に見た図である。 本実施の形態の変形例にかかるナット245の側面図である。 本実施の形態の変形例にかかるナット245の側面図である。
符号の説明
11 電動式パワーステアリング装置
20 軸受
21 ハウジング
21A モータフランジ
21a 嵌合孔
23 ラック軸
23b 雄ねじ溝
24 軸受
26 間座
27 複列アンギュラ玉軸受
28 緩衝体
28a 芯金
28b 弾性体
34 軸受
35 電動モータ
35a 出力軸
35b 軸受
35c モータケース
36 カップリング
37 駆動軸
38 従動部材
38a 厚肉部
38b 薄肉部
38c 袋孔
38d 従動ギヤ部
38e 凸部
39 駆動部材
39a 駆動ギヤ部
45 ナット
45a 本体
45f 雌ねじ溝
45g 凹部
51 内輪抑え
52 外輪抑え
55 歯付きベルト
65 ボール
111 電動式パワーステアリング装置
137 駆動軸
137a 駆動ギヤ部
211 電動式パワーステアリング装置
227A 玉軸受
227B 複列アンギュラ玉軸受
238 従動部材
245 ナット
245b ディフレクタ
245c 循環路
245d すくい上げ片
245f 雌ねじ溝
245h シール
245j’ 拡径部
245j 縮径部
245k’ セレーション溝
245k 溝
245m、245n 螺旋溝
251 内輪抑え
252 外輪抑え
311 電動式パワーステアリング装置
338 従動部材
O1 軸線
O2 軸線

Claims (5)

  1. 電動モータと、
    操舵機構に連結されたラック軸と
    前記電動モータからの動力を前記ラック軸に伝達する動力伝達機構と、を有し、
    前記動力伝達機構は、ボールねじ機構とベルト駆動機構とを備え、
    前記ボールねじ機構は、前記ラック軸に対して連結され又は一体化され且つ雄ねじ溝を備えたねじ軸と、前記ねじ軸の周囲に配置され且つ雌ねじ溝を備えたナットと、前記雄ねじ溝と前記雌ねじ溝との間に形成された転走路内を転動可能な複数の転動体と、を備え、
    前記ベルト駆動機構は、前記電動モータから動力を伝達される入力プーリと、前記ナットに動力を伝達する出力プーリと、前記入力プーリと前記出力プーリと噛合して動力伝達可能に連結する歯付きベルトと、を備え、
    前記入力プーリと前記出力プーリのうち少なくとも一方を、樹脂から形成したことを特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  2. 前記ナットと前記出力プーリとは一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動式パワーステアリング装置。
  3. 前記出力プーリは、前記ナットの周囲に配置され、前記出力プーリと前記ナットのうち一方に設けられた凸部又は凹部と、他方に設けられた凹部又は凸部とを係合させることで、前記ナットと前記出力プーリとは一体的に回転可能となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動式パワーステアリング装置。
  4. 前記ナットは、循環路を備えた本体と、前記本体の両端に設けられ前記転走路を転動してきた転動体を、前記転走路の接線方向かつリード角方向へすくい上げ前記循環路へ戻すディフレクタとからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電動式パワーステアリング装置。
  5. 前記歯付きベルトの張力を調整する手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電動式パワーステアリング装置。
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