JP4676798B2 - 手書き情報更新システム、手書き情報更新方法および手書き情報更新装置 - Google Patents

手書き情報更新システム、手書き情報更新方法および手書き情報更新装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子ペンを用いた手書き情報の入力手段に関し、特に、過去に電子ペンを用いて入力された手書き情報を、電子ペンを用いて追加、修正ができる手書き情報更新システム、手書き情報更新方法および手書き情報更新装置に関する。
コンピュータなどで取扱うことを目的として、書類などに手書きで入力された情報を電子データに変換する手段としては、OCR(Optical Character Recognition)装置を用いて電子データ化することが一般的に行われている。このOCR装置は、スキャナなどを用いて文字などが記入された帳票を読取り、読取った文字を認識して電子データを作成する装置である。このようなOCR装置は、光学的なスキャナを用いて読取りを行うため、書類のレイアウトが複雑になると文字の認識率が低下するという欠点を有している。
この欠点を解決する手書き入力手段として、電子ペンを用いた入力手段がある。例えば特許文献1には、位置を特定できる特殊なドットパターンが印刷された書類に、このドットパターンを読取って記憶することができる電子ペンを用いた手書き文字認識システムが開示されている。特許文献1に記載の手書き文字認識システムは、筒状の電子ペン本体内部に具備された発光ダイオードから放射された光を、特殊なドットパターンが印刷された書類表面に照射して、この照射された光の反射光を光学センサで読み取ることで、書類表面に印刷されたドットバターンを読取って、電子ペンのメモリに蓄積する。この蓄積されたデータを解析処理することで、書類に手書き入力された情報を電子データに変換するものである。特許文献1に記載の手書き文字認識システムによると、複雑なレイアウトが印刷された帳票であっても、記入された文字のみを正確に電子データ化することが可能である。
特開2004−110529号公報(段落0014〜0035、図1、図3)
しかしながら、特許文献1に記載された手書き文字認識システムでは、電子ペンを用いて入力された手書き情報を文字認識することで電子データに変換する機能しか有していないため、過去に電子ペンを用いて入力された手書き情報を追加、修正する手段がなく、文字認識の結果である電子データのみに追加、修正することしかできなかった。
したがって、本発明の目的は、過去に電子ペンを用いて入力された手書き情報を、電子ペンによる入力で更新して、その更新内容を電子データに反映できる手段を提供することである。
前記した目的のためになされた本発明に係る手書き情報更新装置は、記入位置を特定可能な位置特定情報がドットパターンとして印刷された用紙に、手書きで記入された情報をストロークデータとして取得する電子ペンから、ストロークデータを取得して、更新対象のストロークデータを更新する手書き情報更新装置であって、前記電子ペンによって過去に記入されたストロークデータと当該ストロークデータを一意に識別する識別情報とを対応付けて格納している記憶部と、前記識別情報を検索キーにして、前記記憶部から対応するストロークデータを前記更新対象のストロークデータとして取得する検索部と、少なくとも前記ドットパターンと前記検索されたストロークデータとを含んだ印刷を指示する情報を出力する印刷指示部と、複数の前記ストロークデータをマージするマージ部と、前記ストロークデータを文字認識する文字認識部とを含む構成とし、前記識別情報を含む印刷指示情報に基づいて、前記検索部において、前記記憶部から前記更新対象のストロークデータを取得し、前記印刷指示部において、前記ドットパターンと前記更新対象のストロークデータとを少なくとも含んだ前記印刷を指示する情報を作成して、この印刷を指示する情報を印刷手段に受け渡して、前記印刷手段に、前記ドットパターンと前記更新対象のストロークデータとが少なくとも印刷された前記用紙を出力させ、前記電子ペンを介して、前記用紙に記入されたストロークデータを取得し、前記マージ部において、前記更新対象のストロークデータと前記用紙に記入されたストロークデータとをマージして、前記文字認識部において、このマージされたストロークデータを文字認識することを特徴とする。
その他の手段については後記する実施の形態で述べる。
本発明によると、過去に電子ペンを用いて入力された手書き情報を、電子ペンによる入力で更新して、その内容を認識結果である電子データに反映することができる。
以下、本発明の望ましい実施の形態を、添付した図面を参照して説明する。
[手書き情報更新システム]
例えば、図1は、本実施の形態における手書き情報更新システムの構成図である。図1に示すように、本実施の形態の手書き情報更新システムは、用紙2に記入するストロークデータを取得して電子ペン端末3に送信する電子ペン1と、記入する位置を特定可能なように特殊なドットパターンが印刷された用紙2と、電子ペン1から取得したストロークデータを電子ペン処理装置5に送信する電子ペン端末3と、電子ペン端末3からの要求に応じて用紙2を印字出力するプリンタ4と、電子ペン端末3から送信されたストロークデータを処理して文字認識などの処理を実行する電子ペン処理装置5と、用紙2に記入された情報を利用する後段側の装置である業務システム6と、電子ペン端末3、プリンタ4、電子ペン処理装置5および業務システム6とを相互に接続するネットワーク7とから主に構成されている。次に、本実施の形態の手書き情報更新システムの各構成要素について説明する。
(電子ペン)
本実施の形態で用いる電子ペン1は、記入者が用紙2に記入した情報をストロークデータに変換して、電子ペン端末3に送信する機能を有している。ここで、図2は、本実施の形態で用いる電子ペン1の構成図の例である。図2に示すように、電子ペン1は、特殊なドットパターンが印刷された用紙2に、コマンドなどを記入するための筆記手段であるペン10と、用紙2に印刷されたドットパターンを読取るカメラ11と、記入時にペン10に作用する筆圧を検出する筆圧センサ12と、カメラ11および筆圧センサ12からのデータを処理して、記入により移動するペン先の位置を、ドットパターンが構成する空間上の位置情報であるストロークデータとして演算する処理装置13と、識別する情報などの電子ペン1に関する情報を格納し、演算されたストロークデータなどを一時記憶するメモリ14と、電子ペン1に電力を供給する電池15と、ストロークデータなどを電子ペン端末3に送信するインターフェイスである伝送装置16とを有している。
この伝送装置16の例としては、短距離無線伝送技術の一種であるブルートゥース(登録商標)の通信プロトコルに従い、所定の周波数帯域の電波を利用してデータを送受信するための装置や、USB(Universal Serial Bus)規格により情報を送受信するための装置などが考えられる。また、処理装置13は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)などの電気・電子回路から構成されており、電子ペン1を統括的に制御する。具体的には、カメラ11において取得した画像情報に含まれる用紙2のドットパターンから、ストロークデータを算出することや、記入時間の情報をこのストロークデータに付加することや、ドットパターンから用紙2に一意なパターンIDを取得してストロークデータに付加することや、このように構成されたストロークデータを電子ペン端末3に送信する指示を行なうことなどがあげられる。
さらに、ストロークデータの送信時には、この電子ペン1を識別する情報なども合わせて送信される。
(用紙)
電子ペン1により記入される用紙2は、特殊なドットパターンが印刷されることで、電子処理用ペーパとして機能する。このドットパターンは、特許文献1に記載された専用ペーパと同様に、紙面を所定サイズの格子に区切った場合に、その位置を特定できるようにドットが配置されており、このドットパターンから用紙2上の位置を特定することができる。また、このドットパターンにはこの用紙2に一意なパターンIDの情報も含まれている。さらに本実施の形態の用紙2の上面には、後記する紙面情報が印刷されており、用紙2の記入者は、この紙面情報を目視して、記入内容や記入位置などを特定して用紙2に記入することができる。
なお、本実施の形態の用紙2に印刷される紙面情報およびそのレイアウトなどは後記する。
(電子ペン端末)
電子ペン端末3は、電子ペン1から、例えば無線通信インターフェイスを介して取得したストロークデータを、ネットワーク7を介して電子ペン処理装置5に送信したり、用紙2の印刷を要求する印刷指示情報を電子ペン処理装置5に送信したり、電子ペン処理装置5から送信された認識結果表示画面をディスプレイに表示する機能を有するパーソナルコンピュータにより具現される。
(プリンタ)
特許請求の範囲の印刷手段に相当するプリンタ4は、電子ペン処理装置5から送信された印刷情報にもとづいて、用紙2を印字出力する。本実施の形態において、プリンタ4は、ネットワーク7に接続されたネットワークプリンタとしたが、電子ペン端末3または電子ペン処理装置5に直接接続されたローカルプリンタを用いることもできる。
(電子ペン処理装置)
特許請求の範囲の手書き情報更新装置に相当する電子ペン処理装置5は、電子ペン端末3から送られるストロークデータを処理して文字認識を行い、後段側の装置である業務システム6に送信する機能などを有している。
ここで、図3は、本実施の形態における電子ペン処理装置5の機能ブロック図の例である。図3に示すように、電子ペン処理装置5は、様々な情報処理を実行する情報処理部501と、様々なデータが格納される記憶装置510と、ネットワーク7との入出力インターフェイスである入出力部509とから主に構成される。
さらに、情報処理部501は、記憶装置510に格納された情報を検索する検索部502と、用紙2の印刷指示があった場合に、この用紙2に印刷される所定領域のドットパターンを示すドットパターン情報を選択する処理を行なうパターン割当部503と、様々な情報の対応付けを行って、記憶装置510に格納する対応付け部504と、用紙2の印刷情報を作成する処理を行なう印刷指示部505と、後記する帳票定義情報にもとづいて、ストロークデータを文字認識して、認識結果として文字コードを出力し、訂正を要求する訂正記号を認識すると、認識結果を置き換える処理を行なう文字認識部506と、文字認識部506の認識結果を確認する表示画面を作成する表示作成部507と、複数のストロークデータを併合するマージ処理を行なうストロークデータマージ部508とから構成される。
また、記憶装置510は、入出力部509から取得したストロークデータや、文字認識部506がストロークデータから文字認識した結果である認識結果情報などが、対応付け部504により、所定領域のドットパターンであるドットパターン情報に一意なパターンIDと対応付けて格納される業務情報管理データベース511と、用紙2の紙面に印刷される紙面情報や、電子ペン1を用いて記入した領域が、文字を記入する領域か、線などの図形を記入する領域かなどを定義する帳票定義情報や、さらに複数のドットパターン情報などが格納された用紙情報管理データベース512と、電子ペン1ごとに、一意な識別情報などの電子ペン1に関する情報が格納された電子ペン情報管理データベース513とを含んで構成される。
ここで、用紙情報管理データベース512に格納された紙面情報と帳票定義情報とは用紙2の種類を識別する情報により対応付けられている。
なお、本実施の形態の電子ペン処理装置5は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)ROM(Read Only Memory)、ハードディスクドライブおよびネットワークインターフェイスを含むサーバ用コンピュータにより具現され、情報処理部501の各機能部は、ハードディスクドライブに格納されたプログラムコードをRAMに展開してCPUが実行することで具現される。また、記憶装置510に含まれる各データベースは、ハードディスクドライブにそれぞれ領域を割り当てることで具現される。また、ドットパターン情報は、特許請求の範囲の位置特定情報に相当している。
(ネットワーク)
各構成要素を相互に接続するネットワーク7は、LAN(Local Area Network)やインターネットや無線通信ネットワークなど、様々な規格の通信手段を単独または組み合わせて具現できる。
(帳票定義情報)
ここで、本実施形態の用紙2である「公文書公開請求書」について説明する。ここで、図4は、用紙2とそれに対応する帳票定義情報の例を示した図面である。図4に示すように、用紙2には、「氏名」と「番号」と記入する項目が設けられた紙面情報が印刷されており、記入者は、用紙2に印刷された紙面情報を見て、この2つの項目に電子ペン1を用いて記入することで、公文書の公開を請求する。なお、用紙2の表面には図示しないドットパターン情報も予め印刷されている。
用紙2において、破線で囲まれた領域は、電子ペン1による入力属性が設定された領域を示しており、実際の用紙2には表示されていない。この破線で囲まれた、それぞれの領域には、属性情報が予め設定されている。この項目ごとの属性情報を用紙2の種類ごとにまとめた情報が、図4の右側に示した帳票定義情報である。
帳票定義情報には、この帳票定義情報に一意な「用紙ID」の項目と、この用紙2の名称である「用紙名称」の項目とが含まれる。さらに、用紙2の各領域に設定された属性情報には、この領域を識別する「項目番号」と、この領域の名称を示す「項目名」と、この領域に入力される情報の種類を示す「属性」と、この領域に入力された情報を文字認識するか否かを示す「文字認識」と、この領域に記入される最大の文字数を定義した「最大文字数」の項目とが含まれている。
この帳票定義情報は、用紙2の種類ごとに定義されて、電子ペン処理装置5の用紙情報管理データベース512に格納されて、文字認識部506がストロークデータを処理する際に用いられる。例えば、用紙2の上側の破線で囲まれた領域には、「文字認識」の項目が'する'となっているため、文字認識部506は文字認識を実行し、「属性」の項目が、'文字・修正記号'であるため、これに応じて文字認識を行なう際の図示しない参照辞書を選択して、文字認識の精度および認識時間の向上を図ることができる。
[手書き情報更新方法]
次に、前記した手書き情報更新システムを用いて、例えば、役所などにおいて、公文書の公開を請求する用紙2である「公文書公開請求書」に、電子ペン1を用いて記入した情報を訂正する手順について詳しく説明する。
(手書き情報の格納手順)
図5は、電子ペン処理装置5が、電子ペン端末3からの印刷指示に従って用紙2を印刷し、この用紙2に記入されたストロークデータを取得して、文字認識を行なって認識結果情報に変換して業務システム6に受け渡すまで手順を示したシーケンス図の例である。
図5に示したシーケンス図を参照して電子ペン処理装置5の動作を説明する(適宜、図1参照のこと)。
はじめに、役所などの窓口において、公文書の公開を請求する請求者は、窓口の担当者に、用紙2である「公文書公開請求書」の発行を依頼する。これに応じて窓口の担当者は電子ペン端末3に、「公文書公開請求書」の発行を依頼する所定の操作を行う。これにより電子ペン端末3は、プリンタ4から用紙2の印刷を要求する第1印刷指示情報を送信する(ステップS501)。ここで、第1印刷指示情報には、用紙2の種類を特定する、例えば、図4に示した帳票定義情報の「用紙ID」に相当する情報と、プリンタ4のアドレスを示す情報などが含まれている。
この第1印刷指示情報を受信した電子ペン処理装置5は、検索部502により、用紙情報管理データベース512から、第1印刷指示情報に含まれる用紙2の種類を特定する情報にもとづいて、印刷を要求された用紙2の紙面情報および帳票定義情報を取得する(ステップS502)。
次に、電子ペン処理装置5は、パターン割当部503において、用紙情報管理データベース512に格納された複数のドットパターン情報の中から、任意のドットパターン情報である第1ドットパターン情報を選択する(ステップS503)。この第1ドットパターン情報には、第1ドットパターンに一意なパターンIDである第1パターンIDが割り当てられており、この第1パターンIDは、用紙2に印刷されたドットパターンを読み取ることで、電子ペン1が直接取得することができる。そして、対応付け部504において、用紙情報管理データベース512に、紙面情報および帳票定義情報を第1パターンIDに対応付けて格納する(ステップS504)。
次に、電子ペン処理装置5は、印刷指示部505において、第1ドットパターン情報と紙面情報とを含んだ第1印刷情報作成して、ステップS502で取得した第1印刷指示情報に含まれるプリンタ4のアドレスを示す情報により、プリンタ4にこの第1印刷情報を送信する(ステップS505)。これにより送信先を決め、プリンタ4は図4に示した用紙2を出力する。
ここで、次に示す表1は、ステップS504において用紙情報管理データベース512に格納された情報を説明するためのテーブルである。
Figure 0004676798
表1に示すように、用紙情報管理データベース512には、ステップS505において、プリンタ4から用紙2を印字させるために必要な情報が集約されていることがわかる。
また、図6は用紙2を構成する情報を説明する図面であり、図6(a)は、第1印刷情報を説明する図面である。図6(a)に示すように、参照符号61で示した第1ドットパターン情報と、参照符号62で示した紙面情報とを合わせて第1印刷情報として、図4に示した用紙2が印刷される。
なお、図6(b)についての説明は後記する。
図5に戻って、ステップS505において送信された第1印刷情報により、プリンタが用紙2を印字出力すると、役所などの窓口の担当者は、用紙2である「公文書公開請求書」を来訪した利用者に受け渡す。そして、利用者は電子ペン1を用いてこの「公文書公開請求書」の「名前」の項目に自身の名前を、「番号」の項目に公開を請求する公文書の番号をそれぞれ記入する。これにより、電子ペン1は、利用者が記入したストロークデータである第1ストロークデータを取得して、この第1ストロークデータを電子ペン端末3に送信する。そして、電子ペン端末3は、電子ペン処理装置5に、この第1ストロークデータを送信する(ステップS506)。
このとき、用紙2には、図6(b)に示すように、参照符号61で示した第1ドットパターンと、参照符号62で示した紙面情報と、参照符63で示した第1ストロークデータとが含まれることになる。
次に、電子ペン端末3から、第1ストロークデータを取得した電子ペン処理装置5は、検索部502により、この第1ストロークデータに含まれる第1パターンIDにもとづいて、用紙情報管理データベース512から、これに対応する帳票定義情報および紙面情報を取得する(ステップS507)。そして、文字認識部506により、帳票定義情報にもとづいて、第1ストロークデータに文字認識処理を実行して(ステップS508)、その結果である第1認識結果情報を出力する。
なお、電子ペン処理装置5が、電子ペン端末3から、第1ストロークデータを取得するたびに、電子ペン1から電子ペン1を識別する情報も合わせて取得し、電子ペン情報管理データベース513に格納された電子ペン1を識別する情報と照合することで、電子ペン1を認証する手段を設けてもよい。
次に、電子ペン処理装置5は、表示作成部507により、紙面情報および第1ストロークデータを合わせた第1イメージ情報(図6(b)参照のこと)を作成して、この第1イメージ情報および第1認識結果情報を確認できる認識結果確認画面を作成して電子ペン端末3に送信する(ステップS509)。そして、電子ペン端末3は、ディスプレイに受信した認識結果確認画面を表示する(ステップS510)。
ここで、図7は、電子ペン端末3のディスプレイに表示される認識結果確認画面の例を示す図面である。図7に示すように、認識結果確認画面70は、参照符号71で示した左側の領域に、紙面情報および第1ストロークデータを合わせた第1イメージ情報が表示され、右側の領域の参照符号72で示した項目は、上段に用紙2の「氏名」の項目に記入されたストロークデータが表示され、下段にこのストロークデータを文字認識した結果の文字コードが表示されている。また参照符号73で示した「番号」の項目も同様である。役所などの窓口の担当者は、「氏名」および「番号」の項目を見て、文字認識結果に誤りがないかを確認することができる。また、誤りがあった場合には、下段の認識結果を修正することもできる。さらに、認識結果確認画面70の右下部には、認識結果に誤りがない場合や、修正が終了した場合に選択する送信ボタン74が配置されている。
なお、参照符号72で示した「氏名」の項目と、参照符号73で示した「番号」の項目との下段に示した文字認識の結果が、前記した第1認識結果情報である。
図5に戻って、電子ペン端末3は、認識結果確認画面70において、送信ボタン74が選択されると、修正が行なわれた項目についてのみ、修正した項目、修正結果の内容および送信時間を含んだ情報である第1修正結果情報を送信する(ステップS511)。この第1修正結果情報を取得した(ステップS512)電子ペン処理装置5は、対応付け部504により、業務情報管理データベース511に、第1パターンIDに対応付けて、第1ストロークデータ、第1イメージ情報、第1認識結果情報および第1修正結果情報を格納する(ステップS513)。そして、業務情報管理データベース511に格納された、第1パターンID、第1ストロークデータ、第1イメージ情報、第1認識結果情報および第1修正結果情報を、業務システム6に送信する(ステップS514)。そして、業務システム6は、図示しない記憶手段にこれらの情報を格納する(ステップS515)。
ここで、次に示す、表2は、ステップS513において業務情報管理データベース511に格納され、ステップS514において業務システム6に送信された情報を説明するテーブルである。
Figure 0004676798
表2に示すように、業務情報管理データベース511には、電子ペン1から送信されたストロークデータおよび電子ペン処理装置5におけるストロークデータの処理の結果に関する情報が集約されていることがわかる。
なお、表2に示したマージデータの項目については後記する。また、第1修正結果情報は、前記した認識結果確認画面70において修正した項目および修正結果の内容を含む情報であるため、認識結果確認画面70において修正が行なわれなかった場合には存在しなことになる。また、本実施の形態において、第1ストロークデータは、特許請求の範囲の更新対象のストロークデータに相当する。
以上の手順により、用紙2に電子ペン1を用いて入力されたストロークデータが、文字認識されて第1認識結果情報に変換されて、電子ペン処理装置5の業務情報管理データベース511に格納されて、業務システム6に受け渡される。
(手書き情報の更新手順)
次に、図8は、電子ペン処理装置5が、電子ペン端末3からの印刷指示に従って、図5に示した手順によりストロークデータが付加された用紙2を印刷し、電子ペン1による入力で認識結果情報を更新する手順を示したシーケンス図の例である。
図8に示したシーケンス図を参照して電子ペン処理装置5の動作を説明する(適宜、図1参照のこと)。
はじめに、役所などの窓口において、請求者が以前に自身が記入した「公文書公開請求書」の記入を訂正したい場合、この請求者は、窓口の担当者に、自身の記入した「公文書公開請求書」の訂正したいことを要求する。これに応じて、窓口の担当者は、請求者の名前や用紙2の種類を特定する情報などをキーワードとして請求者が以前に記入した「公文書公開請求書」のパターンIDである第1パターンIDを検索する。そして、所定の操作により、電子ペン端末3から、この第1パターンIDや、プリンタ4のアドレスを示す情報などが含まれた第2印刷指示情報を電子ペン処理装置5に送信する(ステップS801)。
なお、ここでは、電子ペン端末3から第2印刷指示情報を送信することにしたが、業務システム6から同様の手順で第2印刷指示情報を送信することもできる。
この第2印刷指示情報を受信した電子ペン処理装置5は、検索部502により、業務情報管理データベース511および用紙情報管理データベース512から、第2印刷指示情報に含まれる第1パターンIDにもとづいて、印刷を要求された用紙2の帳票定義情報および第1イメージ情報を取得する(ステップS802)。そして、パターン割当部503において、用紙情報管理データベース512に格納された複数のドットパターン情報の中から、第1ドットパターン情報とは異なる任意のドットパターン情報である第2ドットパターン情報を選択する(ステップS803)。この第2ドットパターン情報には、第2ドットパターンに一意なパターンIDである第2パターンIDが割りあてられている。そして、対応付け部504において、用紙情報管理データベース512に、表に示したテーブルに付加する形態で第2パターンIDに対応付けて帳票定義情報および第1イメージ情報を格納する(ステップS804)。
次に、電子ペン処理装置5は、印刷指示部505において、第2ドットパターン情報と第1イメージ情報とを含んだ第2印刷情報作成して、ステップS802で取得した第2印刷指示情報に含まれるプリンタ4のアドレスを示す情報により、プリンタ4にこの第2印刷情報を送信する(ステップS805)。これにより、プリンタ4は以前に請求者が記入した情報が印刷された用紙2を印刷出力する。
ここで、次に示す表3は、ステップS804において用紙情報管理データベース512に格納された情報を説明するためのテーブルである。
Figure 0004676798
表3に示すように、用紙情報管理データベース512には、表に付加する形態で、ステップS805において、プリンタ4から用紙2を印字させるために必要な情報が集約されていることがわかる。
また、図9は、図8に示した手順において、用紙2を構成する情報を説明する図面であり、図9(a)は、第2印刷情報を説明する図面である。図9(a)に示すように、第2印刷情報は、参照符号91で示した第2ドットパターン情報と、第1イメージ情報参照符号62で示した紙面情報および参照符号63で示した第1ストロークデータとから構成されることを示しており、この第2印刷情報がプリンタ4から印字出力される。
なお、図9(b)、(c)についての説明は後記する。
図8に戻って、ステップS805において送信された第2印刷情報により、プリンタが用紙2を印字出力すると、役所などの窓口の担当者は、この用紙2である「公文書公開請求書」の訂正を要求した利用者に受け渡す。そして、利用者は電子ペン1を用いて、訂正する項目に二重線を引いて、その上に訂正する内容を記入する。これにより、電子ペン1は、利用者が記入したストロークデータである第2ストロークデータを取得して、この第2ストロークデータを電子ペン端末3に送信する。そして、電子ペン端末3は、電子ペン処理装置5に、この第2ストロークデータを送信する(ステップS806)。
次に、電子ペン端末3から、第2ストロークデータを取得した電子ペン処理装置5は、検索部502により、この第2ストロークデータに含まれる第2パターンIDにもとづいて、業務情報管理データベース511および用紙情報管理データベース512から、これに対応する紙面情報、帳票定義情報および第1ストロークデータを取得する(ステップS807)。そして、ストロークデータマージ部508において、第1ストロークデータおよび第2ストロークデータをマージして(ステップS808)、マージストロークデータを生成する。
ここで、図9(b)は、このストロークデータマージ部508におけるマージ処理の例を説明する図面である。図9(b)は、参照符号63で示した第1ストロークデータと、ステップS806で送信された第2ストロークデータとをマージして、参照符号93で示したマージストロークデータが生成されたことを示している。
次に、電子ペン処理装置5は、文字認識部506において、帳票定義情報にもとづいて、ステップS808で生成されたマージストロークデータに文字認識処理を実行して(ステップS809)、その結果である第2認識結果情報を出力する。この文字認識処理において、文字認識部506は所定の記号を認識して、認識した記号に合わせた処理も実行する。ここで、所定の記号の例として、訂正処理のための記号である二重線と挿入処理のための記号である谷形記号との2つの実施形態例を挙げて、それぞれ文字認識部506の処理を説明する。
(第1実施形態例:訂正処理)
ここで、図10は、第1実施形態例における文字認識処理のフローチャートの例である。図10に示したフローチャートを参照しつつ、本実施形態例における文字認識処理を説明すると、まず、文字認識部506は、帳票定義情報にもとづいて、図4の破線で示した各項目に記入されたマージストロークデータを文字認識する(ステップS1001)。ここで、図9(b)に示したように、用紙2の「番号」の項目では、第1ストロークデータの'456'という記載を訂正するために、'456'という記載の上から、第2ストロークデータの二重線が引かれ、この二重線の上方の近傍に'789'が記載されている。前記したように、電子ペン1から送られたストロークデータには記入時間の情報が付加されているため、文字認識部506は、この情報にもとづいて同じ場所に重複して記載された場合であっても、'456'、二重線および'789'を認識することができる。
次に、文字認識部506は、文字と重複した二重線があるか否かを判定する(ステップS1002)。文字と重複する二重線がない場合は(ステップS1002で'No'の場合)、そのまま文字認識処理を終了して、ステップS1001で認識された結果を第2認識結果情報として出力する。また、本実施形態例では、二重線は訂正記号と予め定義されており、文字と重複する二重線がある場合は(ステップS1002で'Yes'の場合)、この二重線の近傍に別途の文字があるか否かを判定する(ステップS1003)。この近傍の文字は、二重線と重複する文字よりも所定時間後に記入された文字であることが望ましい。このため、マージストロークデータに含まれる記入時間の情報にもとづいて、二重線と重複する文字よりも所定時間後に記入された文字のみをステップS1003の判定の対象とすることが望ましい。
そして、二重線の近傍に別途の文字がない場合は(ステップS1003で'No'の場合)、ステップS1001における文字認識の結果を第2認識結果情報として出力して文字認識処理を終了する。また、二重線の近傍に別途の文字がある場合は(ステップS1003で'Yes'の場合)、該当する文字の認識結果を二重線が重複した文字の認識結果と置き換えて(ステップS1004)、当該項目の認識結果として第2認識結果情報を出力して文字認識処理を終了する。
以上、説明した本実施形態例の文字認識の手順により、電子ペン1で記入された訂正のための記載が、第2認識結果情報に反映される。
(第2実施形態例:挿入処理)
次に、第2実施形態例における文字認識処理の手順について詳しく説明する。本実施形態例では、ステップS806で送信された第2ストロークデータが、例えば、図12の参照符121で示した内容の場合における文字認識処理である。図12に示したように、本実施形態例の第2ストロークデータには、谷形記号とその上方の近傍に記入された'8'の文字が含まれている。したがって、本実施形態例におけるマージストロークデータは、図12の参照符122で示した内容となる。
ここで、図13は、本実施形態例における文字認識処理のフローチャートの例である。図13に示したフローチャートを参照しつつ、本実施形態例の文字認識処理の手順を説明する。
まず、電子ペン処理装置の文字認識部506は、帳票定義情報にもとづいて、図4の破線で示した各項目に記入されたマージストロークデータを文字認識する(ステップS1301)。ここで、図12に示したように、用紙2の「番号」の項目では、第1ストロークデータの'456'という記載を訂正するために、挿入記号である谷形記号の'∨'と、その上方近傍の'8'の文字が記載されている。
次に、文字認識部506は、文字認識の結果に前記した谷形記号あるか否かを判定する(ステップS1302)。谷形記号がない場合は(ステップS1302で'No'の場合)、そのまま文字認識処理を終了して、ステップS1301で認識された結果を第2認識結果情報として出力する。また、本実施形態例では、谷形記号は挿入記号と予め定義されており、谷形記号がある場合は(ステップS1302で'Yes'の場合)、この谷形記号の下方近傍に、この谷形記号よりも前に記入された文字があるか否かを判定する(ステップS1303)。これは、谷形記号が挿入記号であるため、挿入の対象となる文字があるか否かを判定するものであり、挿入の対象となる文字は、谷形記号よりも以前に記入されているためである。
そして、谷形記号の下方近傍に、谷形記号より前に記入された文字がない場合は(ステップS1303で'No'の場合)、ステップS1301における文字認識の結果を第2認識結果情報として出力して文字認識処理を終了する。また、谷形記号の下方近傍に、谷形記号より前に記入された文字がある場合は(ステップS1303で'Yes'の場合)、この谷形記号の上方近傍に、この谷形記号よりも後に記入された文字があるか否かを判定する(ステップS1304)。これは、谷形記号により挿入される文字があるか否かを判定するものであり、挿入される文字は、谷形記号よりも後に記入されているためである。
そして、谷形記号の上方近傍に谷形記号よりも後に記入された文字がない場合は(ステップS1304で'No'の場合)、ステップS1301における文字認識の結果を第2認識結果情報として出力して文字認識処理を終了する。また、谷形記号の上方近傍に谷形記号よりも後に記入された文字がある場合は(ステップS1304で'Yes'の場合)、下方近傍の文字の文字認識結果の谷形記号が付された位置に、谷形記号の上方近傍の文字の文字認識結果を挿入して(ステップS1305)、第2認識結果情報に反映して文字認識処理を終了する。例えば、図12に示したマージストロークデータであれば、'456'の文字の'5'と'6'との間に'8'が挿入されて、文字認識結果は'4586'となる。
以上、説明した本実施形態例の文字認識の手順により、電子ペン1で記入された挿入のための記載が、第2認識結果情報に反映される。
なお、本実施の形態では、2つの記号を用いた実施形態例について説明したが、図10および図13に示した文字認識処理の手順は、図5に示した手順のステップS508の文字認識処理に適用することも可能である。
第1実施形態例または第2実施形態例に示した文字認識の手順が終了すると、図8に戻って、次に、電子ペン処理装置5は、表示作成部507により、紙面情報およびマージストロークデータ(図9(b)または図12参照のこと)を合わせた第2イメージ情報(図9(c)参照のこと)を作成して、この第2イメージ情報および第2認識結果情報を確認できる認識結果確認画面を作成して電子ペン端末3に送信する(ステップS810)。そして、電子ペン端末3は、ディスプレイに受信した認識結果確認画面を表示する(ステップS811)。
ここで、図11は、ステップS811において、電子ペン端末3のディスプレイに表示される認識結果確認画面の例を示す図面である。図11に示すように、認識結果確認画面70aは、図9に示した各情報を適用した場合の例であり、参照符111で示した左側の領域に、紙面情報およびマージストロークデータを合わせた第2イメージ情報(図9(c)参照のこと)が表示され、右側の領域の参照符112で示した「パターンID」の項目は第2パターンIDが表示されるため、図7に示した認識結果確認画面70とは異なっている。また、参照符号113で示した項目は、新たなストロークデータが付加されていないため、図7に示した認識結果確認画面70の参照符72で示した項目と同じ表示となっている。また、参照符号114で示した「番号」の項目は、第2ストロークデータに二重線と、その上に記載された'789'の文字が付加されたため、下段の認識結果は第1実施形態例で示した手順により、'789'と表示されていることがわかる。
役所などの窓口の担当者は、この認識結果確認画面70aを見て、文字認識結果に誤りがないかを確認して、誤りがあった場合には、下段の認識結果を修正することもできる。さらに、認識結果確認画面70aの右下部には、認識結果に誤りがない場合や、修正が終了した場合に選択する送信ボタン115が配置されている。
なお、参照符号113で示した「氏名」の項目および参照符号114で示した「番号」の項目の下段に示した文字認識の結果が、前記した第2認識結果情報である。
また、図7に示した認識結果確認画面70において、文字認識の結果を修正した第1修正結果情報が業務情報管理データベース511(表2参照のこと)に格納されている場合は、この第1修正結果情報を、図11に示した認識結果確認画面70aに反映して認識結果を表示することが望ましい。このとき、第1修正結果情報の修正した項目に該当するマージストロークデータに、第2ストロークデータが付加されていないときは(例えば、図9(b)の'鈴木'の文字)、第1修正結果情報を認識結果として認識結果確認画面70aに表示し、第2ストロークデータが付加されているときは(例えば、図9(b)の'456'の文字)、マージストロークデータを文字認識した結果を認識結果確認画面70aに表示させることが望ましい。
図8に戻って、電子ペン端末3は、認識結果確認画面70aにおいて、送信ボタン115が選択されると、修正が行なわれた項目についてのみ、修正した項目、修正結果の内容および送信時間を含んだ情報である第2修正結果情報を送信する(ステップS812)。この第2修正結果情報を取得した(ステップS813)電子ペン処理装置5は、対応付け部504により、業務情報管理データベース511に、第2パターンIDに対応付けて、第2ストロークデータ、マージストロークデータ、第2イメージ情報、第2認識結果情報および第2修正結果情報を格納する(ステップS814)。そして、業務情報管理データベース511に格納された、第2パターンID、第2ストロークデータ、マージストロークデータ、第2イメージ情報、第2認識結果情報および第2修正結果情報を、業務システム6に送信する(ステップS815)。そして、業務システム6は、図示しない記憶手段にこれらの情報を格納する(ステップS816)
ここで、次に示す、表4は、ステップS814において業務情報管理データベース511に格納された情報を説明するテーブルである。
Figure 0004676798
表4に示すように、業務情報管理データベース511には、表2に付加する形態でで、電子ペン1から送信されたストロークデータおよび電子ペン処理装置5におけるストロークデータの処理の結果に関する情報が集約されていることがわかる。
以上、説明した本実施の形態の手書き情報更新システムによると、過去に電子ペン1を用いて入力されたストロークデータと、新たに電子ペン1で入力されたストロークデータとをマージすることで、文字認識の結果に反映することができる。また、端末を用いた文字認識の結果のみを修正する場合にくらべて、記入者の筆跡を残すこともでき、情報の改ざんを防止することもできる。また、プリンタ4の設置場所および電子ペン端末3の設置場所に自由度があるため、遠隔地における手書き情報によるコミュニケーションを図ることもできる。
また、本実施の形態では、第1ストロークデータを更新対象のストロークデータとして説明したが、表4に示した2回目記入データのマージストロークデータを更新対象のストロークデータとすることで、図8に示した手順と同様の手順により、何回でもそれ以前に入力されたマージストロークデータを更新することが可能である。
さらに、本実施の形態の手書き情報更新システムは、ネットワーク7を介して隔離された構成要素間を接続して構成したが、例えば、電子ペン処理装置5にUSBインターフェイスを用いて直接電子ペンを接続し、プリンタ4として電子ペン処理装置5のローカルプリンタを用いることで、電子ペン処理装置5単独で、手書き情報更新システムを構成することも可能である。
つまり、本発明は前記した実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、様々に変形した実施の形態が考えられる。したがって、本発明は特許請求の範囲に記載された技術的思想により定められる。
手書き情報更新システムの構成を示す図である。 電子ペンの内部構成を示す図である。 電子ペン処理装置のブロック構成図である。 用紙および帳票定義情報を説明する図面である。 電子ペンによる入力手順を説明するシーケンス図である。 (a)第1印刷情報に含まれる情報を説明する図であり、(b)用紙に含まれる情報を説明する図面である。 認識結果確認画面を示す図面である。 電子ペンによる更新手順を説明するシーケンス図である。 (a)第2印刷情報に含まれる情報を説明する図面であり、(b)マージストロークデータの構成を説明する図面であり、(c)第2イメージ情報に含まれる情報を説明する図面である。 第1実施形態例による文字認識処理のフローチャートである。 認識結果確認画面を示す図面である。 第2実施形態例におけるマージストロークデータの構成を説明する図面である。 第2実施形態例による文字認識処理のフローチャートである。
符号の説明
1 電子ペン
2 用紙
3 電子ペン端末
4 プリンタ
5 電子ペン処理装置
70、70a 認識結果確認画面
502 検索部
503 パターン割当部
505 印刷指示部
506 文字認識部
507 表示作成部
508 ストロークデータマージ部
511 業務情報管理データベース
512 用紙情報管理データベース

Claims (33)

  1. 記入位置を特定可能な位置特定情報がドットパターンとして印刷された用紙に手書きで記入された情報をストロークデータとして取得する電子ペンから、前記ストロークデータを取得して、予め取得されている更新対象のストロークデータを更新する手書き情報更新装置、を含んで構成される手書き情報更新システムであって、
    前記手書き情報更新装置は、
    前記電子ペンによって過去に記入されたストロークデータと当該ストロークデータを一意に識別する識別情報とを対応付けて格納している記憶部と、
    前記識別情報を検索キーにして、前記記憶部から対応するストロークデータを前記更新対象のストロークデータとして取得する検索部と、
    少なくとも前記ドットパターンと前記検索されたストロークデータとを含んだ印刷を指示する情報を作成する印刷指示部と、
    複数の前記ストロークデータをマージするマージ部と、
    前記ストロークデータを文字認識する文字認識部とを含んで構成され、
    前記手書き情報更新装置は、
    前記識別情報を含む印刷指示情報に基づいて、前記検索部において、前記記憶部から前記更新対象のストロークデータを取得し、
    前記印刷指示部において、前記ドットパターンと前記更新対象のストロークデータとを少なくとも含んだ前記印刷を指示する情報を作成して、この印刷を指示する情報を印刷手段に受け渡して、前記印刷手段前記ドットパターンと前記更新対象のストロークデータとが少なくとも印刷された前記用紙を出力させ
    前記電子ペンを介して、前記用紙に記入されたストロークデータを取得し、
    記マージ部において、前記更新対象のストロークデータと前記用紙に記入されたストロークデータとをマージして、前記文字認識部において、このマージされたストロークデータを文字認識すること、
    を特徴とする手書き情報更新システム。
  2. 前記手書き情報更新装置は、
    前記電子ペンを介して、前記用紙に記入されたストロークデータと前記識別情報とを取得し、
    前記マージ部において、前記更新対象のストロークデータと前記用紙に記入されたストロークデータとをマージして、前記文字認識部において、前記マージされたストロークデータを文字認識すること、
    を特徴とする請求項1に記載の手書き情報更新システム。
  3. 前記識別情報は、前記ドットパターンを一意に識別する情報であること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の手書き情報更新システム。
  4. 記入位置を特定可能な位置特定情報がドットパターンとして印刷された用紙に手書きで記入された情報をストロークデータとして取得すると共に、前記ドットパターンを一意に識別する識別情報を取得する電子ペンから、前記ストロークデータを取得して、予め取得されている更新対象のストロークデータを更新する手書き情報更新装置、を含んで構成される手書き情報更新システムであって、
    前記手書き情報更新装置は、
    前記電子ペンによって過去に記入されたストロークデータ、当該ストロークデータとともに取得された前記識別情報、当該識別情報に係る前記ドットパターンを対応付けて格納している記憶部と、
    第1の識別情報が指示されたとき、前記記憶部に格納されている前記識別情報とは異なる第2の識別情報を含んでいる新たなドットパターンを選択し、前記第1の識別情報と対応付けて前記記憶部に格納する位置特定情報割当部と、
    前記識別情報を検索キーにして、前記記憶部から対応するストロークデータを取得する検索部と、
    少なくとも前記ドットパターンと前記検索されたストロークデータとを含んだ印刷を指示する情報を作成する印刷指示部と、
    複数の前記ストロークデータをマージするマージ部と、
    前記ストロークデータを文字認識する文字認識部とを含んで構成され、
    前記手書き情報更新装置は、
    前記第1の識別情報が指示されたとき、前記位置特定情報割当部によって、前記第2の識別情報を含んでいる新たな第2のドットパターンを選択し、前記第1の識別情報を含む印刷指示情報に基づいて、前記検索部において、前記記憶部から前記更新対象のストロークデータを取得し、
    前記印刷指示部において、前記第2のドットパターンと前記更新対象のストロークデータとを少なくとも含んだ前記印刷を指示する情報を作成して、この印刷を指示する情報を印刷手段に受け渡して、前記印刷手段前記第2のドットパターンと前記更新対象のストロークデータとが少なくとも印刷された前記用紙を出力させ、
    前記電子ペンを介して、前記用紙に記入されたストロークデータと前記第2の識別情報とを取得
    前記検索部において、前記第2の識別情報に基づいて、前記更新対象のストロークデータを特定し、
    記マージ部において、前記更新対象のストロークデータと前記用紙に記入されたストロークデータとをマージして、前記文字認識部において、このマージされたストロークデータを文字認識すること、
    を特徴とする手書き情報更新システム。
  5. 前記手書き情報更新装置は、
    前記マージされたストロークデータを新たに前記更新対象のストロークデータとすること
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の手書き情報更新システム。
  6. 前記記憶部は、前記電子ペンを用いて記入する領域を定義する帳票定義情報との関係を対応付けて格納し、
    前記帳票定義情報は、前記領域において前記ストロークデータを文字認識するか否かの項目と、文字認識する際に参照辞書を選択するか否かの項目を含むこと、
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の手書き情報更新システム。
  7. 前記電子ペンは、更に前記電子ペンを識別する電子ペン識別情報を取得し、
    前記手書き情報更新装置は更に、
    前記電子ペンの情報を管理する第3のデータベース部と、
    前記電子ペンから取得した前記電子ペン識別情報と前記第3のデータベース部に基づいて、前記電子ペンを認証する電子ペン認証手段と
    を含んで構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の手書き情報更新システム。
  8. 前記マージされたストロークデータに文字と重複する所定の訂正記号が含まれると、
    前記手書き情報更新装置の前記文字認識部が、前記訂正記号と重複する文字の文字認識の結果を、前記訂正記号から所定の範囲内にある文字の文字認識の結果と置き換えること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の手書き情報更新システム。
  9. 前記マージされたストロークデータに所定の挿入記号が含まれると、
    前記手書き情報更新装置の前記文字認識部が、前記挿入記号から上方の所定の範囲内にある文字の文字認識の結果を、前記挿入記号から下方の所定の範囲内にある文字の文字認識の結果の前記挿入記号が記入された位置に挿入すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の手書き情報更新システム。
  10. 前記手書き情報更新装置は、前記ストロークデータと、前記文字認識部の文字認識の結果を対比して表示して、文字認識の結果を修正可能な表示画面を作成する表示作成部をさらに含んで構成され、
    前記マージされたストロークデータの文字認識の後に、前記表示作成部において、前記マージされたストロークデータの文字認識の結果を修正可能な前記表示画面を作成すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の手書き情報更新システム。
  11. 前記手書き情報更新装置は、
    前記記憶部に、前記更新対象のストロークデータの文字認識結果を修正可能な前記表示画面において修正された内容を示す情報を格納し、
    前記表示作成部において、前記マージされたストロークデータの文字認識の結果を修正可能な前記表示画面を作成する際に、前記マージされたストロークデータの文字認識の結果のうち、前記更新対象のストロークデータに、前記用紙に記入されたストロークデータが重複しない領域については、前記修正された内容を示す情報にもとづいて、前記更新対象のストロークデータの修正された文字認識の結果を表示すること、
    を特徴とする請求項10に記載の手書き情報更新システム。
  12. 記入位置を特定可能な位置特定情報がドットパターンとして印刷された用紙に手書きで記入された情報をストロークデータとして取得する電子ペンから、前記ストロークデータを取得して、予め取得されている更新対象のストロークデータを更新する手書き情報更新装置、を含んで構成される手書き情報更新システムにおける手書き情報更新方法であって、
    前記電子ペンによって過去に記入されたストロークデータと当該ストロークデータを一意に識別する識別情報とを対応付けて格納している記憶部と、
    前記識別情報を検索キーにして、前記記憶部から対応するストロークデータを前記更新対象のストロークデータとして取得する検索部と、
    少なくとも前記ドットパターンと前記検索されたストロークデータとを含んだ印刷を指示する情報を作成する印刷指示部と、
    複数の前記ストロークデータをマージするマージ部と、
    前記ストロークデータを文字認識する文字認識部と、
    を有する前記手書き情報更新装置
    前記識別情報を含む印刷指示情報に基づいて、前記検索部において、前記記憶部から前記更新対象のストロークデータを取得する手順と、
    前記印刷指示部において、前記ドットパターンと前記更新対象のストロークデータとを少なくとも含んだ前記印刷を指示する情報を作成して、この印刷を指示する情報を印刷手段に受け渡す手順と、
    前記印刷手段に、前記ドットパターンと前記更新対象のストロークデータとが少なくとも印刷された前記用紙を出力する手順と、
    前記電子ペンを介して、前記用紙に記入されたストロークデータを取得する手順と、
    前記マージ部において、前記更新対象のストロークデータと前記用紙に記入されたストロークデータとをマージする手順と、
    記文字認識部において、このマージされたストロークデータを文字認識する手順と、
    を含むことを特徴とする手書き情報更新方法。
  13. 前記手書き情報更新装置は、
    前記電子ペンを介して、前記用紙に記入されたストロークデータと前記識別情報とを取得する手順と、
    前記マージ部において、前記更新対象のストロークデータと前記用紙に記入されたストロークデータとをマージして、前記文字認識部において、前記マージされたストロークデータを文字認識する手順と、
    を含むことを特徴とする請求項12に記載の手書き情報更新方法。
  14. 前記識別情報は、前記ドットパターンを一意に識別する情報であること
    を特徴とする請求項12または請求項13に記載の手書き情報更新方法。
  15. 記入位置を特定可能な位置特定情報がドットパターンとして印刷された用紙に手書きで記入された情報をストロークデータとして取得する電子ペンから、前記ストロークデータを取得して、予め取得されている更新対象のストロークデータを更新する手書き情報更新装置、を含んで構成される手書き情報更新システムにおける手書き情報更新方法であって、
    前記手書き情報更新装置は、
    前記電子ペンによって過去に記入されたストロークデータ、当該ストロークデータとともに取得された前記識別情報、当該識別情報に係る前記ドットパターンを対応付けて格納している記憶部と、
    第1の識別情報が指示されたとき、前記記憶部に格納されている前記識別情報とは異なる第2の識別情報を含んでいる新たなドットパターンを選択し、前記第1の識別情報と対応付けて前記記憶部に格納する位置特定情報割当部と、
    前記識別情報を検索キーにして、前記記憶部から対応するストロークデータを前記更新対象のストロークデータとして取得する検索部と、
    少なくとも前記ドットパターンと前記検索されたストロークデータとを含んだ印刷を指示する情報を作成する印刷指示部と、
    複数の前記ストロークデータをマージするマージ部と、
    前記ストロークデータを文字認識する文字認識部と、を含んで構成され、
    記手書き情報更新装置
    前記第1の識別情報が指示されたとき、前記位置特定情報割当部によって、前記第2の識別情報を含んでいる新たな第2のドットパターンを選択し、前記第1の識別情報を含む印刷指示情報に基づいて、前記検索部において、前記記憶部から前記更新対象のストロークデータを取得する手順と、
    前記印刷指示部において、前記第2のドットパターンと前記更新対象のストロークデータとを少なくとも含んだ前記印刷を指示する情報を作成して、当該印刷を指示する情報を印刷手段に受け渡す手順と、
    前記印刷手段に、前記第2のドットパターンと前記更新対象のストロークデータとが少なくとも印刷された前記用紙を出力する手順と、
    前記電子ペンを介して、前記用紙に記入されたストロークデータと前記第2の識別情報とを取得する手順と、
    前記検索部において、前記第2の識別情報に基づいて、前記更新対象のストロークデータを特定する手順と、
    前記マージ部において、前記更新対象のストロークデータと前記用紙に記入されたストロークデータとをマージする手順と、
    記文字認識部において、このマージされたストロークデータを文字認識する手順と、
    を含むことを特徴とする手書き情報更新方法。
  16. 前記手書き情報更新装置は、
    前記マージ部において、前記マージされたストロークデータを新たに前記更新対象のストロークデータとする手順
    を含むことを特徴とする請求項12ないし請求項15のいずれか1項に記載の手書き情報更新方法。
  17. 前記記憶部において、前記電子ペンを用いて記入する領域を定義する帳票定義情報との関係を対応付けて格納する手順を含むことを特徴とする手書き情報更新方法であって、
    前記帳票定義情報は、前記領域において前記ストロークデータを文字認識するか否かの項目と、文字認識する際に参照辞書を選択するか否かの項目を含むこと、
    を特徴とする請求項12ないし請求項16のいずれか1項に記載の手書き情報更新方法。
  18. 前記電子ペンは、更に前記電子ペンを識別する電子ペン識別情報を取得する機能を有し、
    前記手書き情報更新装置は更に、
    前記電子ペンの情報を管理する第3のデータベース部を備え、
    前記電子ペンから取得した前記電子ペン識別情報と前記第3のデータベース部に基づいて、前記電子ペンを認証する手順
    を含むことを特徴とする請求項12ないし請求項17のいずれか1項に記載の手書き情報更新方法。
  19. 前記文字認識する手順の後に、
    前記文字認識部が、
    前記マージされたストロークデータに文字と重複する所定の訂正記号が含まれているか否かを判定する手順と、
    文字と重複する所定の訂正記号が含まれると、前記訂正記号と重複する文字の文字認識の結果を、前記訂正記号から所定の範囲内にある文字の文字認識の結果と置き換える手順と、
    を含むことを特徴とする請求項12ないし請求項18のいずれか1項に記載の手書き情報更新方法。
  20. 前記文字認識する手順の後に、
    前記文字認識部が、
    前記マージされたストロークデータに所定の挿入記号が含まれているか否かを判定する手順と、
    前記挿入記号が含まれると、前記挿入記号から上方の所定の範囲内にある文字の文字認識の結果を、前記挿入記号から下方の所定の範囲内にある文字の文字認識の結果の前記挿入記号が記入された位置に挿入する手順と、
    を含むことを特徴とする請求項12ないし請求項18のいずれか1項に記載の手書き情報更新方法。
  21. 前記文字認識する手順の後に、
    前記手書き情報更新装置が、表示作成部において、前記マージされたストロークデータと、前記文字認識する手順における文字認識の結果を対比して表示した文字認識の結果を修正可能な表示画面を作成する手順を、
    さらに含むことを特徴とする請求項15ないし請求項20のいずれか1項に記載の手書き情報更新方法。
  22. 前記位置情報を選択する手順の前に、
    前記手書き情報更新装置が、前記表示作成部において、前記更新対象のストロークデータとその文字認識の結果とを対比して表示する表示画面を作成して、この表示画面において修正された内容を示す情報を格納する手順をさらに含み、
    前記表示画面を作成する手順では、
    前記手書き情報更新装置が、前記表示作成部において、前記マージされたストロークデータの文字認識の結果を修正可能な前記表示画面を作成する際に、前記マージされたストロークデータの文字認識の結果のうち、前記更新対象のストロークデータに、前記用紙に記入されたストロークデータが重複しない領域については、前記修正された内容を示す情報にもとづいて、前記更新対象のストロークデータの修正された文字認識の結果を表示すること、
    を特徴とする請求項21に記載の手書き情報更新方法
  23. 記入位置を特定可能な位置特定情報がドットパターンとして印刷された用紙に、手書きで記入された情報をストロークデータとして取得する電子ペンから、前記ストロークデータを取得して、更新対象のストロークデータを更新する手書き情報更新装置であって、
    前記電子ペンによって過去に記入されたストロークデータと当該ストロークデータを一意に識別する識別情報とを対応付けて格納している記憶部と、
    前記識別情報を検索キーにして、前記記憶部から対応するストロークデータを前記更新対象のストロークデータとして取得する検索部と、
    少なくとも前記ドットパターンと前記検索されたストロークデータとを含んだ印刷を指示する情報を出力する印刷指示部と、
    複数の前記ストロークデータをマージするマージ部と、
    前記ストロークデータを文字認識する文字認識部と、
    を含んで構成され
    前記識別情報を含む印刷指示情報に基づいて、前記検索部において、前記記憶部から前記更新対象のストロークデータを取得し、
    前記印刷指示部において、前記ドットパターンと前記更新対象のストロークデータとを少なくとも含んだ前記印刷を指示する情報を作成して、この印刷を指示する情報を印刷手段に受け渡して、前記印刷手段に、前記ドットパターンと前記更新対象のストロークデータとが少なくとも印刷された前記用紙を出力させ、
    前記電子ペンを介して、前記用紙に記入されたストロークデータを取得し、
    前記マージ部において、前記更新対象のストロークデータと前記用紙に記入されたストロークデータとをマージして、前記文字認識部において、このマージされたストロークデータを文字認識すること、
    特徴とする手書き情報更新装置。
  24. 前記電子ペンを介して、前記用紙に記入されたストロークデータと前記識別情報とを取得し、
    前記マージ部において、前記更新対象のストロークデータと前記用紙に記入されたストロークデータとをマージして、前記文字認識部において、前記マージされたストロークデータを文字認識すること、
    を特徴とする請求項23に記載の前記手書き情報更新装置。
  25. 前記識別情報は、前記ドットパターンを一意に識別する情報であること
    を特徴とする請求項23または請求項24に記載の手書き情報更新装置。
  26. 記入位置を特定可能な位置特定情報がドットパターンとして印刷された用紙に手書きで記入された情報をストロークデータとして取得すると共に、前記ドットパターンを一意に識別する識別情報を取得する電子ペンから、前記ストロークデータを取得して、更新対象のストロークデータを更新する手書き情報更新装置であって、
    前記電子ペンによって過去に記入されたストロークデータと当該ストロークデータを一意に識別する識別情報とを対応付けて格納している記憶部と、
    第1の識別情報が指示されたとき、前記記憶部に格納されている前記識別情報とは異なる第2の識別情報を含んでいる新たなドットパターンを選択し、前記第1の識別情報と対応付けて前記記憶部に格納する位置特定情報割当部と、
    前記識別情報を検索キーにして、前記記憶部から対応するストロークデータを前記更新対象のストロークデータとして取得する検索部と、
    少なくとも前記ドットパターンと前記検索されたストロークデータとを含んだ印刷を指示する情報を出力する印刷指示部と、
    複数の前記ストロークデータをマージするマージ部と、
    前記ストロークデータを文字認識する文字認識部と、
    を含んで構成され
    前記第1の識別情報が指示されたとき、前記位置特定情報割当部によって、前記第2の識別情報を含んでいる新たな第2のドットパターンを選択し、前記第1の識別情報を含む印刷指示情報に基づいて、前記検索部において、前記記憶部から前記更新対象のストロークデータを取得し、
    前記印刷指示部において、前記第2のドットパターンと前記更新対象のストロークデータとを少なくとも含んだ前記印刷を指示する情報を作成して、この印刷を指示する情報を印刷手段に受け渡して、前記印刷手段に、前記第2のドットパターンと前記更新対象のストロークデータとが少なくとも印刷された前記用紙を出力させ、
    前記電子ペンを介して、前記用紙に記入されたストロークデータと前記第2の識別情報とを取得し、
    前記検索部において、前記第2の識別情報に基づいて、前記更新対象のストロークデータを特定し、
    前記マージ部において、前記更新対象のストロークデータと前記用紙に記入されたストロークデータとをマージして、前記文字認識部において、このマージされたストロークデータを文字認識すること
    特徴とする手書き情報更新装置。
  27. 前記マージされたストロークデータを新たに前記更新対象のストロークデータとすること
    を特徴とする請求項23ないし請求項26のいずれか1項に記載の手書き情報更新装置。
  28. 前記記憶部は、前記電子ペンを用いて記入する領域を定義する帳票定義情報との関係を対応付けて格納し、
    前記帳票定義情報は、前記領域において前記ストロークデータを文字認識するか否かの項目と、文字認識する際に参照辞書を選択するか否かの項目を含むこと、
    を特徴とする請求項23ないし請求項27のいずれか1項に記載の手書き情報更新装置。
  29. 前記電子ペンは、更に前記電子ペンを識別する電子ペン識別情報を取得し、
    前記手書き情報更新装置は更に、
    前記電子ペンの情報を管理する第3のデータベース部と、
    前記電子ペンから取得した前記電子ペン識別情報と前記第3のデータベース部に基づいて、前記電子ペンを認証する電子ペン認証手段と
    を含んで構成されることを特徴とする請求項23ないし請求項28のいずれか1項に記載の手書き情報更新装置。
  30. 前記文字認識部は、前記マージされたストロークデータに文字と重複する所定の訂正記号が含まれると、前記訂正記号と重複する文字の文字認識の結果を、前記訂正記号から所定の範囲内にある文字の文字認識の結果と置き換えること、
    を特徴とする請求項23ないし請求項29のいずれか1項に記載の手書き情報更新装置。
  31. 前記文字認識部は、前記マージされたストロークデータに所定の挿入記号が含まれると、前記挿入記号から上方の所定の範囲内にある文字の文字認識の結果を、前記挿入記号から下方の所定の範囲内にある文字の文字認識の結果の前記挿入記号が記入された位置に挿入すること、
    を特徴とする請求項23ないし請求項29のいずれか1項に記載の手書き情報更新装置。
  32. 前記マージされたストロークデータと、前記文字認識部の文字認識の結果を対比して表示して、文字認識の結果を修正可能な表示画面を作成する表示作成部をさらに含んで構成されること、
    を特徴とする請求項23ないし請求項31のいずれか1項に記載の手書き情報更新装置。
  33. 前記記憶部は、前記更新対象のストロークデータの文字認識結果を修正可能な前記表示画面において修正された内容を示す情報を格納し、
    前記表示作成部は、前記マージされたストロークデータの文字認識の結果を修正可能な前記表示画面を作成する際に、前記マージされたストロークデータの文字認識の結果のうち、前記更新対象のストロークデータに、前記用紙に記入されたストロークデータが重複しない領域については、前記修正された内容を示す情報にもとづいて、前記更新対象のストロークデータの修正された文字認識の結果を表示すること、
    を特徴とする請求項32に記載の手書き情報更新装置。
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