JP5347305B2 - 食品衛生管理システム、サーバ、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、食品の生産者、中間加工業者、小売店に渡る食品の衛生管理システムに関する。
近年、健康に関する意識が高まり、無農薬栽培等により生産された農産物や、良質の飼料により飼育された畜産物等が求められるようになり、産物の個体情報を消費者等が得られるトレーサビリティー・システムが提案され、使用され始めている(特許文献1)。
特許文献1のシステムは、生産者が、生産者名、品種、栽培方法、収穫日、品質情報等の農産物の個体情報を産物の識別子とともにコンピュータから入力し、消費者がコンピュータに購入した農産物の識別子を使用してアクセスすることにより、農産物の個体情報を得られるようにするものである。
一方、日本では、1995年に食品衛生法の一部が改正され、HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)方式を組み込んだ総合衛生管理製造過程の承認制度が創設され、1996年5月に施行された。HACCP方式は、危害の発生防止のために管理すべき工程を重要管理点CCP(Critical Control Point)として設定し、そのポイントを継続的にモニタリング(監視・記録)し、異常をいち早く検出して対策を講じることで危害を未然に防ぐ方法である。
1998年5月からHACCP方式の導入企業への優遇措置が制定され、HACCP方式の食品衛生管理システムが構築されつつある(特許文献2)。
特許第3355366号公報 特開2002−49660号公報
しかしながら、上記の特許文献1の方法では、生産者が産物の識別子や個体情報をコンピュータに登録する作業を要する。また、特許文献2の方法では、センサ等の自動データ収集装置から得られるデータはコンピュータに自動的に入力され管理されるが、それ以外の衛生管理用のデータは作業者がコンピュータ端末から入力する必要がある。
これらの端末入力作業は、従来、帳票等への手書き入力を行ってきた作業者にとっては大きな負担となり、時間がかかるとともに誤入力の問題が生じる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、作業現場での帳票の手書き入力を可能とし、手書き帳票およびセンサ等の自動収集データを共通に管理可能な食品衛生管理システムを提供することである。
前述した課題を解決するための第1の発明は、生産者が供給する産物に対し、受入、加工、仕分け、出荷からなる作業工程を実施する中間加工場の食品衛生を管理する食品衛生管理システムであって、前記中間加工場は、端末と、前記端末に接続された前記中間加工場の状態を感知する複数のセンサと、前記端末に接続されたプリンタと、前記端末に接続された光学読取機構付きペンを備え、前記端末とネットワークを介して接続されたサーバは、前記プリンタで印刷され、前記作業工程で前記光学読取機構付きペンにより手書き記入するための、少なくとも、入荷表、作業指示書、および、出荷表の帳票書式を有し、前記帳票書式と、位置情報付き用紙データを合成し、位置情報付き帳票の印刷用データを作成する帳票作成手段と、前記光学読取機構付きペンにより手書き入力された位置情報付き帳票の手書き入力データを受け取る手書帳票データ受信手段と、前記複数のセンサにより感知されたセンサデータを受け取るセンサデータ収集手段と、前記手書帳票データ受信手段により受信した前記手書き入力データ、および、前記センサデータ収集手段により収集したセンサデータを格納したうえ管理し、前記中間加工場の前記作業工程を管理する工程管理手段と、を具備し、前記帳票作成手段は、以前に前記光学読取機構付きペンにより手書き入力された位置情報付き帳票について前記工程管理手段により格納された前記手書き入力データを合成し、更に追加して手書き入力可能な位置情報付き帳票の印刷用データを作成することを特徴とする食品衛生管理システムである。
上記の構成により、中間加工場での作業工程ごとに、サーバの帳票作成手段が作業工程に適合する位置情報付き帳票データを作成し、中間加工場の端末にネットワークを介して送り、端末に接続されたプリンタによって位置情報付き帳票が出力される。
作業者は、この帳票に光学読取機構付きペンによって情報を手書き入力する。手書き入力された情報は、中間加工場の端末からネットワークを介してサーバの手書帳票データ受信手段に送られ、工程管理手段により管理される。
また、中間加工場の端末に接続されたセンサのデータは、ネットワークを介してサーバのセンサデータ収集手段に送られ、工程管理手段により、手書き帳票とともに管理される。
さらに、好ましくは、前記生産者と前記中間加工場間の産物輸送時、および、前記中間加工場と出荷先間の商品輸送時に、少なくとも位置および温度を検出する機能と、通信機能を備えたICタグによる測定データを収集し、輸送時の食品衛生を管理する輸送管理手段を更に有する。
これにより、産物および商品輸送時の温度等の状態管理が可能になる。
さらに、前記サーバとネットワークを介して接続された前記生産者の端末と、前記生産者の端末に接続された第2のプリンタおよび第2の光学読取機構付きペンを更に備え、前記サーバは、前記生産者が前記産物についての情報を前記光学読取機構付きペンにより手書き入力するための位置情報付き帳票の印刷用データを作成するとともに、前記生産者が入力した手書き入力データを収集し、前記生産者の前記産物の管理を行う生産者データ管理手段を更に有することが望ましい。
これにより、生産者が、産物の個体情報を手書きで入力することが可能になる。
第2の発明は、生産者が供給する産物に対し、受入、加工、仕分け、出荷からなる作業工程を実施する中間加工場の端末とネットワークを介して接続されたサーバであって、前記中間加工場の端末に接続されたプリンタによって印刷され、前記作業工程で前記端末に接続された前記光学読取機構付きペンにより手書き記入される、少なくとも、入荷表、作業指示書、および、出荷表の帳票書式を有し、前記帳票書式と、位置情報付き用紙データを合成し、位置情報付き帳票の印刷用データを作成する帳票作成手段と、前記光学読取機構付きペンにより手書き入力された位置情報付き帳票の手書き入力データを受け取る手書帳票データ受信手段と、前記中間加工場の端末に接続された前記中間加工場の状態を感知する複数のセンサにより感知されたセンサデータを受け取るセンサデータ収集手段と、前記手書帳票データ受信手段により受信した前記手書き入力データ、および、前記センサデータ収集手段により収集したセンサデータを格納したうえ管理し、前記中間加工場の前記作業工程を管理する工程管理手段と、を具備し、前記帳票作成手段は、以前に前記光学読取機構付きペンにより手書き入力された位置情報付き帳票について前記工程管理手段により格納された前記手書き入力データを合成し、更に追加して手書き入力可能な位置情報付き帳票の印刷用データを作成することを特徴とするサーバである。
第3の発明は、コンピュータを請求項4乃至請求項6のサーバとして機能させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、作業現場での帳票の手書き入力を可能とし、手書き帳票およびセンサ等の自動収集データを共通に管理可能な食品衛生管理システムを提供することが可能になる。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の食品衛生管理システム1のシステム構成を示す図である。
図1に示すように、生産者20によって生産された産物29は、輸送60により中間流通/加工場10に送られる。中間流通/加工場10は、管理事務所11および受入・加工場13および仕分け・出荷場15よりなり、生産者20から送られた産物29は、受入・加工場13に入荷され、加工140されて加工品139となる。加工140とは、例えば、食肉の解体等の処理や、農産物の袋詰め等の作業である。加工品139は仕分け・出荷場15に送られ、仕分け作業160により出荷品159となり、輸送手段70によって各小売店30−1〜Xに送られ、販売される。
中間流通/加工場10の管理事務所11は、受入・加工場13および仕分け・出荷場15の作業の事務処理が実行される。
中間流通/加工場10の管理事務所11には、端末111および端末111に接続されたプリンタ113が設置される。また、受入・加工場13には、端末131と、端末131に接続された光学読取機能付きペン133およびセンサ135が設置され、仕分け・出荷場15には、端末151と、端末151に接続された光学読取機能付きペン153が設置される。
尚、光学読取機能付きペン133は、ボールペン状のペン部分と、このペン部分を収納するペン立部分からなり、ペン立部分が端末131、151に接続されている。
受入・加工場13に設けられたセンサ135は、例えば、加工場の室温や冷却層の温度、水温等を測定する温度センサや、塩素濃度計等であり、定期的、あるいは、所定のタイミングで測定結果を端末131に送る。
図1には図示されていないが、仕分け・出荷場15の端末151にも各種センサが接続されてもよい。
端末111、131、151は、ネットワーク80を介して管理センタ40のサーバ41に接続される。また、管理サーバ41にはデータベース43が接続されている。
サーバ41は、食品衛生管理システム1としての工程管理ソフトウエアをASP(Application Serve Provider)として、端末111、131、151に供給する。これについては後で詳述する。
データベース43は、食品衛生管理システム1の工程管理データや、作業指示書(帳票)の書式等が格納される。これについても後述する。
以上のシステム構成により、センサ135で測定された受入・加工場13の測定データが端末131からネットワーク80を介して管理センタ40のサーバ41に送られ管理される。
また、サーバ41は、中間流通/加工場10の各作業工程についての作業指示書(帳票)を作成し、ネットワーク80を介して中間流通/加工場10の管理事務所11の端末111に送る。この作業指示書(帳票)は、端末111に接続されているプリンタ113によって印刷され、受入・加工場13や仕分け・出荷場15の作業者に渡され、作業者は、これに従って作業を行う。
作業指示書(帳票)は作業工程ごとに異なり、各帳票の書式データがデータベース43に登録されている。サーバ41は、帳票の書式データと、帳票用紙の識別情報および用紙上の位置情報のデータを合成して位置情報付き帳票データを作成する。
中間流通/加工場10の管理事務所11の端末111は、ネットワーク80を介してこの位置情報付き帳票データを受け取り、プリンタ113で位置情報付き帳票137、157として出力する。
作業者は、この位置情報付き帳票137、157に従って作業を行い、作業時に記録すべき情報を光学読取機構付きペン133、153で、それぞれ、位置情報付き帳票137、157に記入する。記入された手書き情報は、端末131、151からネットワーク80を介してサーバ41に送られる。
一方、生産者20にも端末21、および、端末21に接続された光学読取機構付きペン23とプリンタ25を設置するようにしてもよい。
これにより、産物29の情報を管理するために、上記と同様の帳票データをサーバ41が作成し、プリンタ25によって位置情報付き帳票27として出力させることが可能になる。この位置情報付き帳票27に光学読取機構付きペン23を使用して生産者20が産物29についての情報を記入することにより、産物29の情報がサーバ41に送られ、産物29の情報をサーバ41によって管理することが可能になる。
さらに、生産者20から中間流通/加工場10へ産物29が輸送手段60により輸送される際、トラックのコンテナ内等に位置・温度検出機能付きICタグ61を設置する。位置・温度検出機能付きICタグ61によって測定された温度等の情報は、無線通信によりサーバ41に送られ、サーバ41で管理される。
同様に、中間流通/加工場10から小売店30へ出荷品159が輸送手段70により輸送される際も、位置・温度検出機能付きICタグ71を設置する。位置・温度検出機能付きICタグ71によって測定された温度等の情報は、無線通信によりサーバ41に送られ、サーバ41で管理される。
図2は、管理センタ40のサーバ41のハードウエア構成図である。
サーバ40は、制御部201、記憶部202、メディア入出力部203、通信制御部204、入力部205、印刷部206、表示部207等がバス208を介して接続されて構成される。
制御部201は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
CPUは、記憶部202、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス208を介して接続された各装置を駆動制御し、サーバ41が行なう後述する処理を実現する。
ROMは、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持し、RAMは、ロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部201が各種処理を行なうために使用するワークエリアを備える。
記憶部202は、HDD(ハードディスクドライブ)であり、制御部201が実行する後述する処理プログラムや、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティング・システム)等が格納されている。これらのプログラムコードは、制御部201により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
メディア入出力部203(ドライブ装置)は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、PDドライブ、CDドライブ、DVDドライブ、MOドライブ等のメディア入出力装置であり、データの入出力を行なう。
通信制御部204は、通信制御装置、通信ポート等を有し、ネットワーク80との通信を媒介する通信インタフェースであり、通信制御を実行する。
入力部205は、例えば、キーボード、マウス等のポインティング・デバイス、テンキー等の入力装置であり、データの入力を行う。
印刷部206は、プリンタであり、印刷出力処理を行う。
表示部207は、液晶パネル、CRTモニタ等のディスプレイ装置と、ディスプレイ装置と連携して表示処理を実行するための論理回路(ビデオアダプタ等)で構成される。
中間流通/加工場10の管理事務所11の端末111および受入・加工場13の端末131、仕分け・出荷場15の端末151のハードウエア構成は詳述しないが、図2に示したサーバ41のハードウエア構成と同様の構成をとる。
また、生産者20の端末21のハードウエア構成についても詳述しないが、図2に示したサーバ41のハードウエア構成と同様の、パーソナルコンピュータ等のコンピュータで構成できる。
図3は、光学読取機能付きペン23、133、153の説明図である。
光学読取機能付きペン23、133、153は、通常のボールペン等の筆記機能を持つとともに、CCDセンサ711を備える。通常のボールペンを使用して紙面上に文字等を書くと、例えば、ペンが接触している部分715(読取部分)の画像をCCDセンサ711が読み取る。
光学読取機構付きペン23、133、153は、このほか、プロセサ721、メモリ723、バッテリ725等を有する。
この光学読取機構付きペン23、133、153としては、例えば、アノト社の「アノトデジタルペン」等を使用することができる。
今、図3に示すように、位置情報付き帳票27、137、157の「荷受者」の欄に「田中」と記入するとする。この「田中」の「田」の一画目の一部分(手書きの一部分179)を光学読取機構付きペン23、133、153で書いているときの光学読取機構付きペン23、133、153のCCDセンサ711による読取部分715を拡大すると、読取部分の拡大図717のようになっている。すなわち、手書き文字の一部分719および複数のドットがCCDセンサ711によって読み込まれる。
この複数のドットは、例えば、アノト社の「アノトパターン」であり、この複数のドットパターンから、プロセサ721により位置情報付き帳票27、137、157を一意に識別する情報と、位置情報付き帳票27、137、157上の位置情報が算出され、メモリ723に蓄積される。
図4は、光学読取機構付きペン23、133、153のメモリ723に蓄積される帳票入力データ730のデータ構成例を示す図である。
位置情報付き帳票27、137、157上に光学読取機構付きペン23、133、153で記入した帳票入力データ730は、まず、光学読取機構付きペン23、133、153のメモリ723に蓄積される。
帳票入力データ730は、位置情報付き帳票27、137、157を一意に識別する情報である帳票識別情報731と、複数のストローク(手書データ751、752、・・・)の位置情報からなる手書情報733よりなる。
各手書データ751、752、・・・は、手書きで記入したストロークの位置情報付き帳票27、137、157上での座標データ771、772、773、・・・よりなる。
図4に示したような帳票入力データ730は、光学読取機構付きペン23、133、153を、端末21、131、151に接続されているペン置きに挿入することにより、端末21、131、151に送られ、ネットワーク80を介してサーバ41に送信される。
図5は、位置・温度検出機能付きICタグ61、71の構成例を示す図である。
図5に示すように、位置・温度検出機能付きICタグ61、71は、例えば、マイクロプロセサ615に、温度センサ611、GPSセンサ613、タイマ618、メモリ617、通信機能619等が接続された構成をとる。
温度センサ611およびGPSセンサ613は、それぞれ、位置・温度検出機能付きICタグ61、71が置かれた環境の温度、および、位置を、所定の時間間隔ごとに検出する。
所定の時間間隔は、前もってマイクロプロセサ615に設定され、タイマ618により測定される。
検出された温度情報および位置情報は、メモリ617に格納されるとともに、通信機能619により、前もって設定した所定のアドレスに送信される。通信機能619は、例えば、PHS通信機能であり、各所にあるPHS通信基地局を介して所定のアドレスに送信される。
位置・温度検出機能付きICタグ61、71は、例えば、大日本印刷の「トレイルキャッチ」(登録商標)を使用することができる。
また、位置・温度検出機能付きICタグ61、71に、例えば、湿度センサ等の他のセンサを設けてもよい。
図6は、管理センタ40のサーバ41およびデータベース43の機能構成図である。
サーバ41は、帳票作成手段410、工程管理手段415、センサデータ収集手段416、手書帳票データ受信手段417、入荷/出荷輸送管理手段418、生産者データ管理手段419よりなる。
帳票作成手段410は、中間流通/加工場10の管理事務所11の端末111からの要求に従い、プリンタ113により印刷される位置情報付き帳票137、157の印刷データを作成する。
帳票作成手段410は、入荷表作成手段411、作業指示書作成手段412、出荷表作成手段413、帳票データ出力手段414よりなる。
入荷表作成手段411は、入荷の予定を管理事務所11の端末111から入力させ、この入荷予定に従って入荷表を作成する処理を実行する。入荷表を作成する際には、データベース43の帳票フォーマット・データベース433に格納されている入荷表の書式を取り出し、後述する帳票データ出力手段414により位置情報付き帳票137である入力表の印刷データを作成する。この印刷データを管理事務所11の端末111に送り、端末111に接続されているプリンタ113によって印刷することにより、手書き記入可能な入力表が出力され、受入・加工場13の作業者が産物29の受入時の情報を入力票に手書き記入する。
作業指示書作成手段412は、管理事務所11の端末111から作業内容を入力させ、この作業内容に従って作業指示書を作成し、データベース43の帳票フォーマット・データベース433に格納されている作業指示書の書式を取り出したうえ、帳票データ出力手段414により位置情報付き帳票137である作業指示書の印刷データを作成し、端末111に送る。この印刷データをプリンタ131で印刷することにより、手書き記入可能な作業指示書が出力され、受入・加工場13の作業者が産物29の加工時の情報を手書き入力する。
出荷表作成手段413は、管理事務所11の端末111から出荷先や数量等の出荷情報を入力させ、この出荷情報に従って出荷表を作成し、データベース43の帳票フォーマット・データベース433に格納されている出荷票の書式を取り出したうえ、帳票データ出力手段414により位置情報付き帳票157である作出荷表の印刷データを作成し、端末111に送る。この印刷データをプリンタ131で印刷することにより、手書き記入可能な出荷表が出力され、仕分け・出荷場15の作業者が加工品139の仕分け・出荷の情報を手書き入力する。
図7は、帳票データ出力手段414の説明図である。同図は、入荷表を例としての印刷データの作成方法を示しているが、作業指示書、出荷表等の他の帳票についても同様である。
図7に示すように、帳票データ出力手段414は、帳票フォーマット・データベース433から取り出した帳票(入荷表)の書式データ310と、位置符号化ドットパターン330を重ね合わせて合成することにより帳票(入荷表)の印刷データ320を作成する。
位置ドットパターン330は、帳票(入荷表)と同寸法の紙面上に、紙面の位置および紙面の識別情報を、図7の301および303に示すようなドットの組(ドットパターン)を配したものである。このドットパターンにより紙面の位置と紙面の識別情報が符号化されている。
図7に示すような帳票(入荷表)の書式310は、予め作成した帳票(入荷表)の枠と項目を帳票フォーマット・データベース433に格納しておく。
図6に示すように、サーバ41の工程管理手段415は、中間流通/加工場10の各作業工程における食品衛生上のデータ等を管理する。データは、データベース43の工程管理データベース431に格納される。
工程管理データベース431に格納されるデータは、例えば、受入・加工場13等に設置されたセンサ135によって計測される温度等の計測データや、管理事務所11の端末111から入力される入出荷および作業指示の日付や数量等のデータ、光学読取機構付きペン133、153によって手書き入力された帳票データ等である。
センサデータ収集手段416は、受入・加工場13の端末131から定期的あるいは所定の時間に送信されるセンサ135の計測データをネットワーク80を介して受信し、工程管理データベース431に格納する。
手書帳票データ受信手段417は、受入・加工場13の端末131や仕分け・出荷上15の端末151から送信される図4で説明したような手書きの帳票入力データ730を受信し、帳票識別情報731により帳票を識別し、帳票フォーマット・データベース433の帳票の書式データ310と手書データ751、752、・・・を合成して帳票イメージを作成し、工程管理データベース431に格納する。
入荷/出荷輸送管理手段418は、生産者20から中間流通/加工場10への輸送手段60に設置された位置・温度検出機能付きICタグ61、および、中間流通/加工場10から小売店30への輸送手段70に設置された位置・温度検出機能付きICタグ71により検出され、PHS等の無線通信機能により送信される位置や温度等のデータを受信し、工程管理データベース431に格納し、管理する。
また、生産者データ管理手段419は、産物29の個体情報等を手書記入可能な位置情報付き帳票の印刷データを作成し、ネットワーク80を介して生産者20の端末21に送るとともに、この印刷データをプリンタ25により出力して得られる位置情報付き帳票27に生産者20が光学読取機能付きペン23を使用して記入した産物29に関する手書の帳票入力データ730を受け取り、帳票の書式データと合成し、帳票として工程管理データベース431に格納し、管理する。
図8、図9は、管理センタ40のサーバ41、および、管理事務所11の端末111、受入・加工場13の端末131、および、仕分け・出荷場15の端末151の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、管理事務所11の端末111から、管理センタ40のサーバ41にアクセスし、入荷予定登録を要求する(ステップ101)。すなわち、生産者20から管理事務所11に入荷の予定が入った際に、この処理を行う。
サーバ41は、この要求を受けて、図10に示すような入荷予定登録画面900を管理事務所11の端末111に表示させる(ステップ102)。
図10は、端末111に表示される入荷予定登録画面900の例を示す図である。
図10に示すように、入荷予定日、品名、入荷元の県名、産地名、規格、在庫期限、加工の有無、伝票枚数等の入力画面が端末111に表示され、この画面から入荷予定の産物29についての情報を登録する(ステップ103)。入荷予定登録画面900は、端末111から、本実施の形態の食品衛生管理システム(トレーサビリティー・システム)1にアクセスし、例えばメインメニューの「登録」の項目のなかから「入荷予定登録」を選択することにより表示される。
サーバ41は、この入力を受け取り、工程管理データベース431に入荷予定データを格納し(ステップ104)、入荷予定に合わせて、例えば、入荷予定日に入荷表の印刷データを作成し(ステップ105)、端末111に送る(ステップ106)。
入荷表の印刷データは、位置符号ドットパターン330と入荷表の書式310、および、工程管理データベース431に格納された入荷予定データを合成したもので、これを端末111に接続されたプリンタ113で印刷することにより、図11に示すような入荷表910が出力される(ステップ107)。
入荷表910には、図11に示すように、ステップ103で登録された入荷予定データ(例えば、入荷日「2008年1月16日」、商品名「きゅうり」、県名「福岡」、産地名「○○△△」、規格「AAA」、在庫期限「1月18日」等)が既に領域911に印刷されている。
また、輸送手段60に産物29とともに乗せられた位置・温度検出機能付きタグ61のICタグ番号(例えば「116」)が既に領域912に印刷されている。
入荷表910は、受入・加工場13の作業者に渡され、作業者は、実際に入荷された産物29を受け入れ、その数量(入荷数:例えば、「875」本)や荷受者の名前(例えば「田中」)を光学読取機構付きペン133で入荷表910上の所定の位置に記入する(ステップ108)。
作業者が光学読取機構付きペン133を端末131に接続されたペン立てに戻すと、入荷表910に記入された手書き帳票入力データ730がネットワーク80を介してサーバ41に送られる。
サーバ41は、入荷表910に記入された手書き帳票入力データ730を受け取り(ステップ109)、入荷表の帳票データを工程管理データベース431に格納する(ステップ110)。
次に、サーバ41は、産物29に対する加工作業についての作業指示書の作成指示画面を端末111に表示させる(ステップ111)。
図12は、作業指示登録画面920の例を示す図である。
図12に示すように、加工日、商品名、商品の行き先、規格(加工の方法)、発注数(加工数量)、資材(加工に使用する資材)、伝票枚数等の入力画面が端末111に表示され、この画面から加工作業の指示についての情報を登録する(ステップ112)。
ここでは、産地「○○△△」のきゅうりを資材「B3号」の袋に3本ずつ袋詰めして、「○○きゅうり」という商品名で「小売店A」用に「100」袋を作成する作業を行うことを示している。
サーバ41は、この入力を受け取り、工程管理データベース431に格納するとともに、作業指示書の印刷データを作成し、端末111に送る(ステップ113)。
作業指示書の印刷データは、位置符号ドットパターン330と作業指示書の書式310、および、工程管理データベース431に格納された作業指示データを合成したもので、これを端末111に接続されたプリンタ113で印刷することにより、図13に示すような作業指示書930が出力される(ステップ114)。
作業指示書930には、図13に示すように、ステップ112で登録された作業指示データ(例えば、品名「○○きゅうり」、行き先「小売店A」、規格「3本」、発注数「100」、資材「B3号」、産地名「○○△△」、加工ロットNo.「0013」等)が既に領域931に印刷されている。
作業指示書930は、受入・加工場13の作業者に渡され、作業者は、実際の加工作業の実施データ(例えば、使用本数「305」本、作業時間「7時50分〜8時30分」、不良本数「5」本、確認者名「鈴木」、作業前「OK」等)を光学読取機構付きペン133で作業指示書930上の所定の位置に記入する(ステップ115)。
このほか、受入時に使用した入荷表910に、例えば、加工に使用した産物29の数量等の情報を光学読取機構付きペン133で記入してもよい。
作業者が光学読取機構付きペン133を端末131に接続されたペン立てに戻すと、作業指示書930等に記入された手書き帳票入力データ730がネットワーク80を介してサーバ41に送られる。
また、受入・加工場13に設置されている各種のセンサ135の測定データが、定期的あるいは所定の時間に端末131からネットワーク80を介してサーバ41に送られる。
サーバ41は、作業指示書930等に記入された手書き帳票入力データ730およびセンサ135の測定データを受け取り(ステップ116)、作業指示書の帳票データおよびセンサデータを工程管理データベース431に格納する(ステップ117)。
作業指示書930に加えて入荷表910等への手書記入があった場合、サーバ41は、受け取った手書帳票入力データ730の帳票識別情報731により、該当する作業指示書および入力表を一意に識別できる。
次に、受入・加工場13での作業工程が完了する、または、その中のある作業工程が完了した段階で、サーバ41は、出荷登録画面を端末111に表示させる(ステップ118)。
図14は、出荷登録画面940の例を示す図である。
図14に示すように、出荷先の店舗コード、店舗名称、伝票枚数等の入力画面が端末111に表示され、この画面から出荷情報を登録する(ステップ119)。
サーバ41は、この入力を受け取り、工程管理データベース431に格納するとともに、出荷表の印刷データを作成し、端末111に送る(ステップ120)。
出荷表の印刷データは、位置符号ドットパターン330と出荷表の書式310、および、工程管理データベース431に格納された出荷情報を合成したもので、これを端末111に接続されたプリンタ113で印刷することにより、図15に示すような出荷表950が出力される(ステップ121)。
出荷情報として出荷登録画面940に登録した店舗名称「スーパー○○」等が既に出荷表950の領域951に印刷されている。
出荷表950は、仕分け・出荷上15の作業者に渡され、作業者は、加工済みの加工品139を仕分けし、出荷品159とするとともに、実際の仕分け作業の実施データ(例えば、作業指示書930に記入されていた加工日の情報「1/16」や加工品139の数量「100」袋、仕分け作業を行い実際に出荷品159とした納品数「100」等)を光学読取機構付きペン153で出荷表950上の所定の位置に記入する(ステップ122)。
作業者が光学読取機構付きペン153を端末151に接続されたペン立てに戻すと、出荷表950等に記入された手書き帳票入力データ730がネットワーク80を介してサーバ41に送られる。
サーバ41は、出荷表950に記入された手書き帳票入力データ730を受け取り(ステップ123)、出荷表の帳票データを工程管理データベース431に格納する(ステップ124)。
以上の処理により、中間流通/加工場10で実施される一連の作業工程の内容や作業工程における手書き入力帳票およびセンサデータ等のデータがサーバ41に収集され、工程管理データベース431に格納される。
工程管理データベース431に格納されたデータは、中間流通/加工場10の端末111、131、151からネットワーク80を介してサーバ41にアクセスすることにより、随時参照することができる。
また、センサデータ等が異常な値を示した場合には、サーバ41から端末111、131、151に異常を示す警報等を送信してもよい。
図16は、入荷表910への記入例の説明図である。
前述したように、受入・加工場11の作業者は、印刷された入荷表910を産物29の受入時に受け取り、実際の入荷数「875」や荷受者名「田中」を光学読取機構付きペン133で記入し、サーバ41に送る。
サーバ41は、受取時に入荷表910に記入された文字等のイメージデータを帳票データとして工程管理データベース431に格納する。
その後、同一の入荷表910を印刷する場合には、このとき記入された内容(入荷数「875」、荷受者名「田中」)のイメージが入荷表910に印刷される。
これにより、例えば、受入後の加工時に、作業指示書930とともに既に受入時の情報が入力済みの入荷表910(図16の左図)を印刷し、加工時の情報(例えば、産物29の使用日「1/16」や産物29の残数「570」を、光学読取機能付きペン133によりさらに記入する(図16の右図)ことが可能になる。
サーバ41は、加工時に入力表910に記入された情報も工程管理データベース431に格納する。
図17は、生産者20の農薬散布を管理する手書記入用の位置情報付き帳票27の例を示す図である。
この場合、産物29の種類や植え付け日時、農薬散布予定日等の情報を予め端末21から登録しておくことにより、サーバ41が農薬散布用の帳票27の印刷データを作成し、その印刷データを農薬散布予定日に端末21に送る。プリンタ25によりその印刷データを印刷することにより位置情報付き帳票27が得られる。
図17に示すように、例えば、2月1日に最初の農薬散布のための位置情報付き帳票27が出力されたとする。
生産者は、今回の薬剤散布の欄に、日付「2/1」と散布した薬剤名「ABC」を光学読取機構付きペン23で記入する。
記入された入力データは、端末21からネットワーク80を介してサーバ41に送られ、工程管理データベース431に格納される。このとき、今回散布された薬剤名と日付のイメージデータを過去の薬剤散布データとして工程管理データベース431に格納しておく。
次の薬剤散布日である2月12日には、前回の薬剤散布データが過去の薬剤散布欄に入った位置情報付き帳票27の印刷データがサーバ41により作成され、プリンタ25によって位置情報付き帳票27として出力される。
2月12日には、今回散布した薬剤名「△×3」と日付「2/12」を光学読取機構付きペン23で記入する。
記入された入力データは、端末21からネットワーク80を介してサーバ41に送られ、今回記入された薬剤散布データが過去の薬剤散布データとして工程管理データベース431に格納され、その次の散布時には、過去の薬剤散布欄にこの散布データが入った位置情報付き帳票27が得られる。
次に、本実施の形態の食品衛生管理システム1により工程管理データベース431に格納された工程管理データの表示例を、図18〜図24に沿って説明する。
ここでは、生産者20から産物29として入荷される食鳥を中間流通/加工場で処理する場合を例に説明する。
図18は、メインメニュー1001の画面例である。
例えば、端末111、131、151に工程管理データを表示させる場合には、端末111、131、151からサーバ41にアクセスし、食品衛生管理システム1を使用する権限があるか否かの認証処理(ユーザ名とパスワードを入力したうえでのログイン)を行なう。その後、メインメニュー1001が表示される。
メインメニュー画面1001には、例えば、「監視」、「データ検索」、「各種設定」、「登録」等の処理を選択するための選択ボタンが表示され、マウス等の入力部205により処理を選択する。
「監視」は、受入・加工場13に設置されているセンサ135の計測データが正常か否かを監視し、そのデータを表示する。
「データ検索」は、各作業工程でのセンサ135のデータや、手書き記入帳票の内容を表示する。
「各種設定」は、例えば、認証処理に使用するユーザ名やパスワードの設定や、生産者20の識別番号の設定、小売業30の識別番号の設定等を行なう。
「登録」は、前述したような入荷予定登録、作業指示登録、出荷登録等を行なう。
図19は、メインメニュー1001で「監視」を選択した場合の、監視メニュー画面1002の例を示す図である。
食品衛生管理システム1が監視しているすべての計測データについての監視画面を表示する「モニタリング全体監視」、室温等の温度計測データの監視画面を表示する「環境温度モニタリング」、食鳥の加工作業工程における鶏肉の各部の温度計測データの監視画面を表示する「鶏肉内温度モニタリング」、使用する機材や水等に残留する塩素濃度の監視画面を表示する「残留塩素濃度モニタリング」等を選択するための選択ボタンが表示される。
図20は、図19の監視メニュー画面1002で「モニタリング全体監視」を選択した場合のモニタリング全体監視画面の例を示す図である。
中間流通/加工場10で監視されているすべての計測データが表示される。
図21はメインメニュー1001で「データ検索」を選択した場合の、データ検索メニュー画面1004の例を示す図である。
中間流通・加工場10における全作業工程について工程管理データベース431に格納された工程管理データを参照するための「トレーサビリティ」と、各工程の完了/未完了をチェックするための「工程チェック表」を選択するための選択ボタンが表示される。
図22は、図21のデータ検索メニュー画面1004で「トレーサビリティ」を選択した場合の、トレーサビリティ画面1005の例を示す図である。
生産者20の農場、中間流通・加工場10での食鳥を受入・加工・仕分け・出荷の各工程、小売店30の店舗での計測データや手書き入力した帳票を表示するための選択ボタンが表示される。
図22に示したトレーサビリティ画面1005で「と鶏・加工場」の「受入」作業時の「食鳥検査結果」の選択ボタンを選択すると、図23に示すような食鳥検査結果の手書き入力帳票が表示される。
図23は、手書帳票表示画面1006の例を示す図である。
受入・加工場13では、受入時の作業として食鳥検査が実施され、その際の情報が光学読取機構付きペン133により手書き入力される。検査官名や検査対象羽数、検査実施日、生産者名、受入れた食鳥の種別、羽数、重量、そのなかの死鳥の羽数、重量等が手書き入力される。
手書き入力データは、サーバ41に送られ、工程管理データベース43に格納されている。
図24は、図21のデータ検索メニュー画面1004で「工程チェック表」を選択した場合、あるいは、図22のトレーサビリティ画面1005で「工程チェック表」を選択した場合に表示される工程チェック表画面1007の例を示す図である。
指定した日時範囲にセンサ135等の測定および手書き帳票記入がちゃんと行なわれているかをチェックするための画面である。
この工程チェック表では、1月18日以降の手書き帳票がまだ未記入であることを示しており、この工程チェック表の結果から、センサ135等の確認や、手書き帳票への記入の催促が行なえる。
以上のように、本実施の形態の食品衛生管理システム1により、作業者が帳票に手書き記入した帳票をサーバ40で管理することが可能になり、キーボード等による入力を作業者がしなくてすむようになり、作業者の負担を軽減し、情報入力時間を短縮し、キーボード入力等による誤入力を避けることが可能になる。
尚、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の改変が可能であり、それらも、本発明の技術範囲に含まれる。例えば、本実施の形態の説明では、ドットパターンの印刷された帳票に光学読取機能付きペンで記入することにより、帳票の識別と帳票上の位置を検出可能な位置情報付き帳票について説明したが、位置情報付き帳票はこれに限ることはなく、その他のデジタルペーパーであってもよい。
本実施の形態の食品衛生管理システム1の構成を示す図 サーバ41、端末21、111、131、151のハードウエア構成図 光学読取機能付きペン23、133、153の説明図 光学読取機構付きペン23、133、153のメモリ723に蓄積される帳票入力データ730のデータ構成例を示す図 位置・温度検出機能付きICタグ61、71のハードウエア構成図 サーバ41の機能構成図 帳票データ出力手段414の説明図 サーバ41の処理の流れを示すフローチャート サーバ41の処理の流れを示すフローチャート(続き) 入荷予定登録画面900の例を示す図 入荷表910の例を示す図 作業指示登録画面920の例を示す図 作業指示書930の例を示す図 出荷登録画面940の例を示す図 出荷表950の例を示す図 入荷表910のデータ記入例の説明図 生産者20による農薬散布用の帳票のデータ記入例の説明図 トレーサビリティー・システムのメインメニュー画面1001の例を示す図 監視メニュー画面1002の例を示す図 モニタリング全体監視画面1003の例を示す図 トレーサビリティ画面1004の例を示す図 データ検索メニュー画面1005の例を示す図 手書帳票表示画面1006の例を示す図 工程チェック表の例を示す図
符号の説明
1………食品衛生管理システム
10………中間流通加工場
11………管理事務所
20………生産者
30………小売店
40………管理センタ
41………サーバ
43………データベース
61、71………位置・温度検索機能付きICタグ
80………ネットワーク
111、131、151、21………端末
113、25………プリンタ
133、153、23………光学読取機能付きペン
135………センサ
137、157、27………位置情報付き帳票
410………帳票作成手段
415………工程管理手段
416………センサデータ収集手段
417………手書帳票データ受信手段

Claims (7)

  1. 生産者が供給する産物に対し、受入、加工、仕分け、出荷からなる作業工程を実施する中間加工場の食品衛生を管理する食品衛生管理システムであって、
    前記中間加工場は、端末と、前記端末に接続された前記中間加工場の状態を感知する複数のセンサと、前記端末に接続されたプリンタと、前記端末に接続された光学読取機構付きペンを備え、
    前記端末とネットワークを介して接続されたサーバは、
    前記プリンタで印刷され、前記作業工程で前記光学読取機構付きペンにより手書き記入するための、少なくとも、入荷表、作業指示書、および、出荷表の帳票書式を有し、前記帳票書式と、位置情報付き用紙データを合成し、位置情報付き帳票の印刷用データを作成する帳票作成手段と、
    前記光学読取機構付きペンにより手書き入力された位置情報付き帳票の手書き入力データを受け取る手書帳票データ受信手段と、
    前記複数のセンサにより感知されたセンサデータを受け取るセンサデータ収集手段と、
    前記手書帳票データ受信手段により受信した前記手書き入力データ、および、前記センサデータ収集手段により収集したセンサデータを格納したうえ管理し、前記中間加工場の前記作業工程を管理する工程管理手段と、
    具備し、
    前記帳票作成手段は、以前に前記光学読取機構付きペンにより手書き入力された位置情報付き帳票について前記工程管理手段により格納された前記手書き入力データを合成し、更に追加して手書き入力可能な位置情報付き帳票の印刷用データを作成することを特徴とする食品衛生管理システム。
  2. 前記生産者と前記中間加工場間の産物輸送時、および、前記中間加工場と出荷先間の商品輸送時に、少なくとも位置および温度を検出する機能と、通信機能を備えたICタグによる測定データを収集し、輸送時の食品衛生を管理する輸送管理手段を更に具備することを特徴とする請求項1記載の食品衛生管理システム。
  3. 前記サーバとネットワークを介して接続された生産者の端末と、前記生産者の端末に接続された第2のプリンタおよび第2の光学読取機構付きペンを更に備え、
    前記サーバは、前記生産者が前記産物についての情報を前記光学読取機能付きペンにより手書き入力するための位置情報付き帳票の印刷用データを作成するとともに、前記生産者が入力した手書き入力データを収集し、前記生産者の前記産物の管理を行う生産者データ管理手段を更に具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の食品衛生管理システム。
  4. 生産者が供給する産物に対し、受入、加工、仕分け、出荷からなる作業工程を実施する中間加工場の端末とネットワークを介して接続されたサーバであって、
    前記中間加工場の端末に接続されたプリンタによって印刷され、前記作業工程で前記端末に接続された前記光学読取機構付きペンにより手書き記入される、少なくとも、入荷表、作業指示書、および、出荷表の帳票書式を有し、前記帳票書式と、位置情報付き用紙データを合成し、位置情報付き帳票の印刷用データを作成する帳票作成手段と、
    前記光学読取機構付きペンにより手書き入力された位置情報付き帳票の手書き入力データを受け取る手書帳票データ受信手段と、
    前記中間加工場の端末に接続された前記中間加工場の状態を感知する複数のセンサにより感知されたセンサデータを受け取るセンサデータ収集手段と、
    前記手書帳票データ受信手段により受信した前記手書き入力データ、および、前記センサデータ収集手段により収集したセンサデータを格納したうえ管理し、前記中間加工場の前記作業工程を管理する工程管理手段と、
    具備し、
    前記帳票作成手段は、以前に前記光学読取機構付きペンにより手書き入力された位置情報付き帳票について前記工程管理手段により格納された前記手書き入力データを合成し、更に追加して手書き入力可能な位置情報付き帳票の印刷用データを作成することを特徴とするサーバ。
  5. 前記生産者と前記中間加工場間の産物輸送時、および、前記中間加工場と出荷先間の商品輸送時に、少なくとも位置および温度を検出する機能と、通信機能を備えたICタグによる測定データを収集し、輸送時の食品衛生を管理する輸送管理手段を更に具備することを特徴とする請求項4記載のサーバ。
  6. 前記生産者の端末にネットワークで接続され、前記生産者の端末に接続された光学読取機構付きペンにより手書き入力するための位置情報付き帳票の印刷用データを作成するとともに、前記生産者が入力した手書き入力データを収集し、前記生産者の前記産物の管理を行う生産者データ管理手段を更に具備することを特徴とする請求項4または請求項5に記載のサーバ。
  7. コンピュータを請求項4乃至請求項6のサーバとして機能させることを特徴とするプログラム。
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