JP4672990B2 - ガスハイドレートの製造方法及び装置 - Google Patents

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本発明は、メタンを主成分とする天然ガスを液化させた液化天然ガス(以下、LNGと称する。)に代わって製造、輸送、貯蔵に便利なガスハイドレートの製造方法及び装置に関するものである。
従来、ガスハイドレートの製造方法としては、例えば、(a)ハイドレート製造タンクに導入したボイルオフガス(以下、BOGと称する。)の雰囲気中に水噴射管から水を散布してガスハイドレートを生成するスプレー方式(例えば、特許文献1参照。)、(b)水を貯めた容器内に天然ガス吹込み管から天然ガスを気泡状に吹き込んでガスハイドレートを生成するバブリング方式(例えば、特許文献2参照。)、(c)水を蓄えた耐圧反応容器内にガス放出口から天然ガスを気泡状に噴出させると共に、耐圧反応容器内の水を攪拌機によって攪拌するバブリングと攪拌の併用方式などが知られている。
特開2001−279277号公報(第3−7頁、図1) 特開2000−304196号公報(第2−3頁、図1)
しかし、いずれの方式で生成されたガスハイドレートも大量に水を含んだ所謂スラリー状になっているため、一般的には、遠心式脱水機やスクリュープレスなどの動力式脱水機によって未反応の水、つまり、母液を除去する必要がある。
ところが、遠心式脱水機やスクリュープレスなどの動力式脱水機は、脱水能力に限度があり、未反応の水(母液)を完全に脱水することが困難である。また、遠心式脱水機やスクリュープレスなどの動力式脱水機は、駆動動力が大きいために電力消費量が多く、不経済であった。
遠心式脱水機やスクリュープレスなどの動力式脱水機を用いて未反応の水(母液)を除去する場合、脱水後のガスハイドレートの含水率が30〜25%程度である。この程度の含水率では、ガスハイドレートが保有する包蔵ガス量が低いため、同一ガス量を輸送する手段(輸送容器や輸送回数)、貯槽及び生成動力の原単価(原料天然ガス重量当たりの消費動力)などが大きくなり、LNGなどの既存エネルギーと競合できないことになる。
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、遠心式脱水機やスクリュープレスなどの動力式脱水機を使用しなくても動力式脱水機並みの脱水効果が得られる脱水方法を採用することにより、ガスハイドレートスラリーの脱水に要する動力を大幅に削減するとともに、製造設備のコスト削減を図ることができるガスハイドレートの製造方法及び装置を提供することにある。
請求項1に係るガスハイドレートの製造方法は、天然ガスと水とを反応させて天然ガスと水との水和物であるガスハイドレートを製造するガスハイドレートの製造方法において、天然ガスと水とを縦長の生成塔内に導入し、該生成塔内に下方から上方に向かう循環流を形成させる工程と、該循環流内で天然ガスと水との水和物であるガスハイドレートを生成させる工程と、前記循環流内で生成されたガスハイドレートを循環流によって生成塔の上部出口付近に設けた筒状の濾過器内に流入させ、ガスハイドレートから未反応の水及び天然ガスを除去する工程と、前記濾過器内に残されたガスハイドレートを循環流を利用して次工程に送出する工程とから構成されている。
請求項2に係るガスハイドレートの製造方法は、次工程が湿潤状態のガスハイドレートに付着している付着水と天然ガスとを再反応させ、前記ガスハイドレートから付着水を除去する工程と、付着水が除去されたガスハイドレートを過冷却する工程とから構成されている。
請求項係るガスハイドレートの製造装置は、天然ガスと水とを反応させて天然ガスと水との水和物であるガスハイドレートを製造するガスハイドレートの製造装置であって、中空状のヘッド部と、該ヘッド部より小径で、かつ、該ヘッド部の底部から該ヘッド部内に所定長突出させた縦長の生成筒と、該生成筒の出口部付近に設けた筒形の濾過器により1次生成塔を形成するとともに、該1次生成塔に前記ヘッド部内の未反応の水を前記生成筒内に戻す第1循環路と、前記ヘッド部内の未反応の天然ガスを前記生成筒内に戻す第2循環路とを設けたことを特徴とするものである。
請求項係るガスハイドレートの製造装置は、第1生成塔のヘッド部より循環ポンプに至る配管に接続させた給水管の途中に多管式熱交換器を設けてガスハイドレートの生成熱を除去するとともに、該多管式熱交換器の上流と、第1生成塔の生成塔の略中間部とを循環パイプによって接続して低濃度のガスハイドレートスラリーを循環させることを特徴とするものである。
請求項係るガスハイドレートの製造装置は、1次生成塔の後流側に2次生成器を設けるとともに、該2次生成器内で湿潤状態のガスハイドレートに付着している付着水と天然ガスとを再反応させ、前記付着水を除去するようにしたことを特徴とするものである。
請求項係るガスハイドレートの製造装置は、2次生成器の後流側に過冷却器を設けるとともに、該過冷却器内で脱水後のガスハイドレートを過冷却するようにしたことを特徴とするものである。
上記のように、請求項1に係るガスハイドレートの製造方法は、天然ガスと水とを縦長の生成塔内に導入し、該生成塔内に下方から上方に向かう循環流を形成させる工程と、該循環流内で天然ガスと水との水和物であるガスハイドレートを生成させる工程と、前記循環流内で生成されたガスハイドレートを循環流によって生成塔の上部出口付近に設けた筒状の濾過器内に流入させ、ガスハイドレートから未反応の水及び天然ガスを除去する工程と、前記濾過器内に残されたガスハイドレートを循環流を利用して次工程に送出する工程とから構成されているため、遠心式脱水機やスクリュープレスなどの動力式の脱水機を使用しなくても脱水率が70%程度のパサパサした状態のガスハイドレートを容易に製造することができる。その結果、ガスハイドレートスラリーの脱水に要する動力を従来よりも大幅に削減するとともに、製造設備のコスト削減を図ることができる。
また、請求項2に係る発明は、次工程が湿潤状態のガスハイドレートに付着している付着水と天然ガスとを再反応させ、前記ガスハイドレートから付着水を除去する工程と、付着水が除去されたガスハイドレートを過冷却する工程とから構成されているため、脱水率が95%程度のほぼ乾いた粉体状のガスハイドレートを効率良く、かつ、連続的に製造することができる
一方、請求項係るガスハイドレートの製造装置は、中空状のヘッド部と、該ヘッド部より小径で、かつ、該ヘッド部の底部から該ヘッド部内に所定長突出させた縦長の生成筒と、該生成筒の出口部付近に設けた筒形の濾過器により1次生成塔を形成するとともに、該1次生成塔に前記ヘッド部内の未反応の水を前記生成筒内に戻す第1循環路と、前記ヘッド部内の未反応の天然ガスを前記生成筒内に戻す第2循環路とを設けたため、請求項1に記載にした本発明と同様に、遠心式脱水機やスクリュープレスなどの動力式の脱水機を使用しなくても脱水率が70%程度のパサパサした状態のガスハイドレートを容易に製造することができる。その結果、ガスハイドレートスラリーの脱水に要する動力を従来よりも大幅に削減するとともに、製造設備のコスト削減を図ることができる。
また、請求項係る発明は、第1生成塔のヘッド部より循環ポンプに至る配管に接続させた給水管の途中に多管式熱交換器を設けてガスハイドレートの生成熱を除去するとともに、該多管式熱交換器の上流と、第1生成塔の生成塔の略中間部とを循環パイプによって接続して低濃度のガスハイドレートスラリーを循環させることにより、第1生成塔の濾過体における粗粒子(ガスハイドレート粗粒子)の分離を促進させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(1)先ず、ガスハイドレート生成塔とスラリー母液分離手段とが一体構造のものについて説明する。
図1に示すように、本発明のガスハイドレート製造装置1は、1次生成塔2と、2次生成器3と、過冷却器4を備えている。1次生成塔2は、図2に示すように、ガスハイドレートを生成するガスハイドレート生成筒6の上部にスラリー母液分離手段としての筒状の濾過器7を設けている。
具体的に説明すると、1次生成塔2は、密閉容器状のヘッド部5と、それより小径で、かつ、縦長のガスハイドレート生成筒6と、ガスハイドレート生成筒6と同径の筒状の濾過器7と、第1冷却器17と、ポンプ18を備えている。
ガスハイドレート生成筒6の上端部は、ヘッド部5内にヘッド部5の底部から上方に向かって所定の高さだけ差し込まれている。また、ガスハイドレート生成筒6の上端部とヘッド部5の天板に設けた送出管8との間に筒状の濾過器7を設けている。
濾過器としては、例えば、多孔質セラミックス製の筒体、ステンレスなどの金属製の多孔板や金網などで形成された筒体などが好ましい。要は、未反応の水(母液ともいう。)w及びメタンを主成分とする天然ガス(以下、単に、天然ガスという。)gは、透過させるが、微細な粒径(例えば、0.4〜1.0mm程度)のガスハイドレートaを透過させないものであればよい。
更に、ガスハイドレート生成筒6の下部には、給水管9とガス供給管10とが設けられている。給水管9は、ガスハイドレート生成筒6の底部に下から上に向かって取り付けられ、ガスハイドレート生成筒6内に水wを補給するようになっている。一方、ガス供給管10は、ガスハイドレート生成筒6の底部より、若干、上方に設けたバブル発生器11に天然ガスgを補給するようになっている。
バブル発生器としては、水wの中に天然ガスgを微細な気泡状に噴出するものであれば、如何なるものでもよく、例えば、多数の微細な孔を持つ管体や箱体などを挙げることができる。
濾過器7によって分離された未反応の天然ガスgの一部は、第2循環路用の配管12を経てガス供給管10に戻され、残りの天然ガスgは、分岐管13を経て第2冷却器14(図1参照。)に送出されるようになっている。この循環路用の配管12には、循環ブロア15と図示しない循環ガス圧縮機が設けられている。
一方、濾過器7によって分離された未反応の水wは、ヘッド部5内に貯留された後、第1循環路用の配管16を経て給水管9の途中に戻されるようになっている。この第1循環路用の配管16には、第1冷却器17と循環ポンプ18とがこの順に設けられている。
図1に戻って説明すると、1次生成塔2の上方(図面上の上方)には、2次生成器3と過冷却器4とが水平に設けられている。2次生成器3と過冷却器4とは、図3に示すように、1本の共通の横形スクリューフィーダ19を有し、その外側に2つの冷却ジャケット20及び21を具備している。そして、上流側の冷却ジャケット20によって2次ガスハイドレート生成器3を構成し、下流側の冷却ジャケット21によって過冷却器4を構成している。
スクリューフィーダ19は、シリンダ22内に設けたスクリュー軸23をモータ24によって回転するようになっている。スクリューフィーダ19のシリンダ22は、その上流端に1次ガスハイドレート生成器2の送出管8と接続させる配管8aを備える一方、下流端に過冷却されたガスハイドレートを排出するための払出し管26を備えている。また、冷却ジャケット20及び21に冷却されたブラインbを供給するようになっている。
再度、図1に戻って説明すると、このガスハイドレート生成装置1は、ペレット成型機30を備えている。ペレット成型機30によって所定の形状及び大きさに造粒されたペレットpは、3台のコンベヤ31,32,33を経由して貯槽34内に蓄えられる。ペレット成型機としては、粉末状のガスハイドレートを所定の形状及び大きさ(例えば、粒径:5〜50mm)に成型できるものであれば如何なるものでもよい。
説明が前後するかも知れないが、ペレット成型機30には、過冷却器4で過冷却された粉末状のガスハイドレートaが脱圧器35およびコンベヤ36を経て供給される。このガスハイドレートaに付随した未反応の天然ガスaは、循環ブロア37によって送出され、その一部は、配管38を経て既に説明したガス供給管10、即ち、原料ガス供給管に戻され、残りの天然ガスは、配管39及び分岐管13を経て第2冷却器14に導入される。
第2冷却器14によって所定の温度に冷却された天然ガスgは、既に説明したスクリューフィーダ19の下流側に供給される。尚、破線で示すように、2次ガスハイドレート生成器3に接続させた配管40を分岐管13に連通させ、再ハイドレート化しない天然ガスを第2冷却器14に戻すようにしてもよい。
続いて、このガスハイドレート製造装置の作用について説明する。
図2に示すように、1次生成塔2に設けられている循環ポンプ18を運転すると、1次生成塔2を構成しているヘッド部5と、配管16と、ガスハイドレート生成筒6内の水wは、反時計方向に循環しながら第1冷却器17によって所定の温度(ハイドレート生成の平衡温度よりやや低い温度、例えば、平衡温度が7℃であれば、5℃程度。)に冷却される。
1次生成塔2の水wが所定の温度(例えば、0〜10℃)に冷却された時点で、所定のガス圧(例えば、2.5〜7MPa)の天然ガスgをバルブ発生器11からガスハイドレート生成筒6内に噴出させると、天然ガスgは、ガスハイドレート生成筒6内を微細な気泡となって立ち昇る間に水wと反応し、天然ガスと水の水和物である微細なガスハイドレートaが生成される。
生成された微細なガスハイドレートaは、未反応の水wと一緒になって縦長のガスハイドレート生成筒6に沿って上向きに流れる。そして、微細なガスハイドレートaと未反応の水wとが合わさった所謂ガスハイドレートスラリーs(このガスハイドレートスラリーsの濃度は、ガスハイドレート生成筒6の出口で25%程度となる。)がガスハイドレート生成筒6の出口付近に設けられている筒状の濾過器7に達するとハイドレートベッドを形成し、未反応の水wは、毛細管現象により天然ガスgと共に筒状の濾過器7を透過し、筒状の濾過器7内に微細なガスハイドレートaが残される。これらのガスハイドレートaは、筒状の濾過器7の下辺部より下方にも蓄積されてベッド層eを形成するが、未反応の水wがガスハイドレートのベッド層eを通過する際に、このベッド層eを上方に押し上げることから、パサパサに脱水(脱水率が70%以上)されたガスハイドレートaが濾過器7から送出管8を経てスクリューフィーダ19の上流側に導入される。
スクリューフィーダ19によって2次生成器3に移送されたパサパサのガスハイドレートaは、天然ガスgの雰囲気内でガスハイドレートaに付着している付着水wと天然ガスgとが反応し、新たなガスハイドレートaが生成される。その結果、微細なガスハイドレートaの表面に付着していた付着水wが除去され、乾いた粉末状のガスハイドレート(脱水率:95%程度)となる。
2次生成器3を通過する間に乾いた状態になったガスハイドレートは、過冷却器4を通過する間に所定の温度、例えば、−20℃程度に過冷却され、ガスハイドレートの自己保存効果が向上する。過冷却されたガスハイドレートaは、ペレット成型機30で粒状(例えば、5〜50mm)のペレットpに造粒された後、コンベヤ31,32,33を経由して貯槽34内に貯蔵される。尚、ガスハイドレートaの生成量に応じて給水管9から水wが補給されるとともに、ガス供給管10から天然ガスgが補給される。
(2) 続いて、本発明の第2の実施の形態を図面を用いて説明する(図4参照。)。
尚、既に説明した第1の実施の形態と同じ部分には同じ番号を付けて詳しい説明を省略する。
このガスハイドレート製造装置1は、既に説明したように、第1生成塔2、配管16、循環ポンプ18により循環系を形成しているが、図4に示すように、第1生成塔2のヘッド部5より循環ポンプ18に至る配管16に接続させた給水管9の途中に多管式熱交換器17’を設けてガスハイドレートの生成熱を除去するとともに、この多管式熱交換器17’の上流と、第1生成塔2の生成筒6の略中間部とを循環パイプ43によって接続して低濃度のガスハイドレートスラリーを循環させると、濾過体7における粗粒子(ガスハイドレート粗粒子)の分離が促進する。
(実施例)
1次ガスハイドレート生成器で生成したガスハイドレートのスラリーの濃度を、それぞれ、60%、40%、30%にしたところ、1次、2次ガスハイドレート生成器及び過冷却器の冷凍負荷は、それぞれ、「表1」に表示する通りであった。
この「表1」からガスハイドレートのスラリーの濃度が変わると、各機器の冷凍負荷が変わるがトータルとしては大差がないことが分かる。
以上の結果は、生成熱の除去によって冷凍負荷は変わるが、生成熱は第1及び第2の合計は変わらないので、冷凍負荷は変わらない。本実施例は、先ず、取り扱い易いハイドレートスラリーを生成し、脱水し、高濃度スラリーを更にハイドレート化(95%程度)する第2生成器を信頼性の高い設備とすることが可能になった。
Figure 0004672990
本発明に係るガスハイドレート製造装置の概略構成図である。 1次生成器の概略構成図である。 2次生成器と過冷却器の概略構成図である。 本発明に係るガスハイドレート製造装置の他の実施形態の概略構成図である。
a ガスハイドレート
g 天然ガス
w 水
2 1次生成塔
5 ヘッド部
6 生成筒
7 濾過器
12 第2循環路
16 第1循環路

Claims (6)

  1. 天然ガスと水とを反応させて天然ガスと水との水和物であるガスハイドレートを製造するガスハイドレートの製造方法において、天然ガスと水とを縦長の生成塔内に導入し、該生成塔内に下方から上方に向かう循環流を形成させる工程と、該循環流内で天然ガスと水との水和物であるガスハイドレートを生成させる工程と、前記循環流内で生成されたガスハイドレートを循環流によって生成塔の上部出口付近に設けた筒状の濾過器内に流入させ、ガスハイドレートから未反応の水及び天然ガスを除去する工程と、前記濾過器内に残されたガスハイドレートを循環流を利用して次工程に送出する工程とからなるガスハイドレートの製造方法。
  2. 次工程が湿潤状態のガスハイドレートに付着している付着水と天然ガスとを再反応させ、前記ガスハイドレートから付着水を除去する工程と、付着水が除去されたガスハイドレートを過冷却する工程とからなる請求項1記載のガスハイドレートの製造方法。
  3. 天然ガスと水とを反応させて天然ガスと水との水和物であるガスハイドレートを製造するガスハイドレートの製造装置であって、中空状のヘッド部と、該ヘッド部より小径で、かつ、該ヘッド部の底部から該ヘッド部内に所定長突出させた縦長の生成筒と、該生成筒の出口部付近に設けた筒形の濾過器により1次生成塔を形成するとともに、該1次生成塔に前記ヘッド部内の未反応の水を前記生成筒内に戻す第1循環路と、前記ヘッド部内の未反応の天然ガスを前記生成筒内に戻す第2循環路とを設けたことを特徴とするガスハイドレートの製造装置。
  4. 第1生成塔のヘッド部より循環ポンプに至る配管に接続させた給水管の途中に多管式熱交換器を設けてガスハイドレートの生成熱を除去するとともに、該多管式熱交換器の上流と、第1生成塔の生成塔の略中間部とを循環パイプによって接続して低濃度のガスハイドレートスラリーを循環させることを特徴とする請求項3記載のガスハイドレートの製造装置。
  5. 1次生成塔の後流側に2次生成器を設けるとともに、該2次生成器内で湿潤状態のガスハイドレートに付着している付着水と天然ガスとを再反応させ、前記付着水を除去するようにしたことを特徴とする請求項3記載のガスハイドレートの製造装置。
  6. 2次生成器の後流側に過冷却器を設けるとともに、該過冷却器内で脱水後のガスハイドレートを過冷却するようにしたことを特徴とする請求項5記載のガスハイドレートの製造装置。
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