JP4672489B2 - ゴルフクラブ - Google Patents

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Description

本発明は、飛距離を増大しうるゴルフクラブに関する。
ゴルフクラブにより打球されたゴルフボールの飛距離は、主としてボールの初期条件により決定される。ボールの初期条件は、ボール初速、打ち出し角及び打球時におけるスピン量である。ボール初速が一定であっても、打ち出し角及びスピン量を最適化することにより飛距離が増大する。一般に、打ち出し角をより高く且つバックスピン量をより少なくすることにより、飛距離が増大しうることが知られている。
特開平11−123255号公報には、所定の条件で測定されたシャフトのたわみ角を大きくすることにより高打ち出し角と低バックスピン量とを達成しようとする技術が記載されている。特開2002−360746号公報には、シャフト全体のたわみ量(順式シャフトフレックス及び逆式シャフトフレックス)、ヘッドの重心深度及びスイートスポット高さを最適化することにより飛距離を増大しうるゴルフクラブが記載されている。
特開平11−123255号公報 特開平2002−360746号公報
上記特許文献1、2に記載のゴルフクラブで規定されているシャフト特性の評価には、シャフト全体のたわみ量(静的たわみ量)が用いられている。シャフト全体のたわみ量は、いわゆるシャフト硬さを決定する。シャフト硬さを所定の範囲に規定した場合、当該硬さ範囲に適合していないヘッドスピードのゴルファーにとってはシャフトの硬さが合わないこととなる。シャフトの硬さが合わないクラブを使用すると、飛距離が低下したり方向安定性が低下したりする。
本発明の目的は、幅広いゴルファーの飛距離を増大させうるゴルフクラブの提供にある。
本発明のゴルフクラブは、所定のライ角及びフェース角で水平面上に載置されると共に上記水平面に垂直な基準平面内にシャフト軸線を配置した基準状態において、ヘッド重心が、上記基準平面よりもヘッド後方側に位置するとともに、上記基準平面と上記ヘッド重心との距離である重心深度が20mm以上30mm以下であり、
ヘッド側先端から140mmの位置におけるシャフトの曲げ剛性値EIt(kgf・mm)が0.5×10以上1.75×10以下であるゴルフクラブである。
好ましくは、このゴルフクラブは、ヘッド側先端から140mmの位置におけるシャフトの捻り剛性値をGIt(kgf・mm)としたとき、(GIt/EIt)の値が0.8×10−2以上1.2×10−2以下とされている。
本発明のゴルフクラブによれば、重心位置とシャフト先端付近の曲げ剛性とを適切な範囲に設定したので、ヘッド軌道がアッパーブローとなりやすくなり且つ方向安定性が確保される。このゴルフクラブにより、飛距離を増大しうるゴルフクラブが得られうる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブ1の全体図である。ゴルフクラブ1は、ゴルフクラブヘッド2と、シャフト3と、グリップ4とを有している。ゴルフクラブヘッド2は、シャフト3の一端側(tip側)に設けられている。グリップ4は、シャフト3の他端側(butt側)に設けられている。ヘッド2は、ウッド型ゴルフクラブヘッドである。シャフト3は、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製である。
図2は、ヘッド2近傍の拡大図である。ヘッド2は、打球時にボールと接触するフェース部6と、上記フェース部6の上縁からヘッド後方に延びヘッドの上面を構成するクラウン部7と、上記フェース部6の下縁からヘッド後方に延びヘッドの下面を構成するソール部8と、上記クラウン部7と上記ソール部8との間に延びるサイド部9とを有する。ヘッド2のヒール側には、シャフト3を挿入接着するためのシャフト穴11が設けられている。シャフト3のヘッド2側の端部がシャフト穴11内に挿入されつつシャフト穴11の内面と接着されている。フェース部6の外面即ちフェース面は曲面であり、フェースバルジ及びフェースロールを有している。
図3は、フェース・バック方向に沿ったヘッド2の断面図である。 ヘッド2の内部は中空とされている。ヘッド2のヘッド重心Gは、ヘッド内の中空部分に位置している。
本発明では、ヘッド重心Gの位置が規定される。ヘッド重心Gの位置を規定するため、基準状態が定義される。基準状態は、ゴルフクラブ1を所定のライ角α及びフェース角で水平面P上に載置されると共に、シャフト軸線zを水平面Pに垂直な基準平面K(図3において、シャフト軸線zと同じ直線で示される)内にシャフト軸線zを配置した状態である。
フェース角は、フック角とも称され、フェース中心におけるフェース面の向きを示す。シャフト軸線zを固定したままシャフトを回転させることにより、フェース角を所望の値に調整することができる。
図3に示すように、ヘッド重心Gは、基準平面Kよりもヘッド後方側(バック側)に位置している。ゴルフクラブ1では、ヘッド重心Gと基準平面Kとの距離Dが20mm以上30mm以下に設定されている。距離Dは、ヘッド重心Gから基準平面Kに下ろした垂線の長さである。距離Dが重心深度Dである。
図4は、曲げ剛性値EItの測定方法を示している。シャフト3において、ヘッド側先端tpから140mmの位置におけるシャフトの曲げ剛性値EIt(kgf・mm)は、0.5×10以上1.75×10以下に設定されている。曲げ剛性値EItは、インテスコ製2020型(最大荷重500kg)の万能材料試験機を用いて測定される。図4に示すように、ヘッド側先端tpから40mmの支持点T1と、ヘッド側先端tpから240mmの支持点T2とを下方から点支持した状態で、ヘッド側先端tpから140mmの測定点T3に上方から荷重Fを加えたときの点T3のたわみ量を測定する。ゴルフクラブ1においては、ヘッド側先端tpはシャフト穴11の内部に位置する。測定の際にヘッド2が邪魔となる場合は、ヘッド2をシャフト3から外して測定がなされる。荷重Fは、圧子Rにより与えられる。圧子Rの先端は、曲率半径を3mmとする曲面である。圧子Rの下方への移動速度は5mm/秒とされる。荷重Fが20kgf(196N)に達した時点で圧子Rの移動を終了し、そのときのたわみ量H(点T3の上下方向の変位量)を測定する。曲げ剛性値EItは次式にて算出される。
EIt(kgf・mm)=F×L/48H
ただし、Fは最大荷重(kg)、Lは支持点間距離(mm)、Hはたわみ量(mm)である。なお、最大荷重Fは20kgfであり、支持点間距離Lは200mmである。
シャフト3において、ヘッド側先端から140mmの位置におけるシャフトの捻り剛性値をGIt(kgf・mm)としたとき、前述した曲げ剛性値EItと捻り剛性値GItとの比(GIt/EIt)は、0.8×10−2以上1.2×10−2以下に設定されている。図5は、捻り剛性値GItの測定方法を示している。シャフト3のヘッド側先端tpから40mmの位置を第一の治具M1にて固定し、この第一の治具M1から200mm隔てた位置を第二の治具M2で保持し、この第二の治具M2に139(kgf・mm)〔136.3(N・cm)〕のトルクTrを与えたときのシャフトの捩れ角度A(°)を測定する。捻り剛性値GItは次式にて算出される。
GIt(kgf・mm)=M×Tr/A
ただし、Mは測定スパン(mm)であり、Trはトルク(kgf・mm)であり、Aは捩れ角度(°)である。なお、測定スパンMは200mmであり、トルクTrは139(kgf・mm)である。
通常、ヘッド側先端から40mm程度のまでのシャフト先端部は、シャフト穴11内部に挿入されている。シャフト穴に挿入された部分は実質的にしなりや捩れが生じないので、スイング中のシャフト挙動にほとんど影響を与えない。前述したように、曲げ剛性値EItや捻り剛性値GItの測定にあたっては所定長さの測定スパンが必要である。曲げ剛性値EIt及び捻り剛性値GItの測定位置をヘッド側先端から140mmの位置とした理由は、シャフト穴挿入部分を除外でき且つ測定可能な範囲でヘッド側先端に近い位置を選択したからである。ヘッド側先端に近い位置の曲げ剛性や捩れ剛性はヘッド挙動に与える影響が大きい。
ゴルフクラブ1の作用効果について説明する。
図6に示すように、スイング中における遠心力により、ヘッド重心Gは、グリップ4付近におけるシャフト軸線zの延長線である延長軸線z1上に位置しようとする。ヘッド重心Gが延長軸線z1上に位置しようとすることにより、シャフト3はスイング方向に曲げられる。換言すれば、ヘッド重心Gが延長軸線z1上に位置しようとすることにより、シャフト3はヘッドの実効ロフト角が大きくなるように曲げられる。図6(a)と図6(b)との比較から理解されるように、重心深度Dが大きいほど、インパクト近傍におけるヘッド軌道hkはアッパーブローとなりやすい効果(以下、アッパーブロー効果とも称される)が生ずる。図6(b)のゴルフクラブ13の重心深度D2は図6(a)のゴルフクラブ12の重心深度D1よりも大きい。ゴルフクラブ13におけるヘッド軌道hkと水平線sとのなす角をθ2とし、ゴルフクラブ12におけるヘッド軌道hkと水平線sとのなす角をθ1とすると、θ2>θ1となりやすい。
なお、静的状態のゴルフクラブ1では、シャフト3は撓んでいないので、シャフト軸線zと延長軸線z1とは同一である。
曲げ剛性値EItを1.75×10(kgf・mm)以下とすることにより、シャフト3の先端部分が曲がりやすくなり、上記アッパーブロー効果が十分に奏される。ヘッド軌道がアッパーブローとなると、高打ち出し角で且つ低バックスピン量の初期条件が得られやすくなる。また曲げ剛性値EItを1.75×10(kgf・mm)以下とすることにより、ヘッド2が走りやすくなり、ゴルフクラブ1はアベレージゴルファーを含む多くのゴルファーが扱いやすいものとなりうる。
シャフトの先端部分の曲げ剛性が過度に低すぎると、スイングのバラツキ等によりシャフトの変形状態が安定しにくくなり、方向安定性やコントロール性が害される。曲げ剛性値EItを0.5×10(kgf・mm)以上とすることにより、シャフト3の先端部分における曲げ剛性が一定以上に確保され、打球の方向安定性やコントロール性が得られる。
シャフトの先端部分の曲げ剛性が過度に高すぎると、シャフトのしなりが過度に小さくなり、しなりの復元によるヘッドスピードの増大効果が得られにくい。また、シャフトのしなりが過度に小さいと、ゴルファーはヘッドの重みを感じにくくなり、スイングのタイミングを取りにくい。曲げ剛性値EItを1.75×10(kgf・mm)以下とすることにより、ヘッドスピードの増大効果が得られやすくなり、スイングのタイミングが取りやすくなる。
図7は、ゴルフクラブ1のヘッド2を上方からみた図であり、ヘッド2の内部に位置するヘッド重心Gを透視的に示している。ヘッド重心Gは、基準平面Kよりもヘッド後方に位置しており、且つシャフト穴11の軸線z2よりもトウ側に位置している。前述したように、スイング中の遠心力により、ヘッド重心Gは延長軸線z1上に位置しようとする。スイング中の遠心力により以下の(1)〜(3)の現象が生ずる。
(1)図6に示すように、シャフト3がスイング方向に曲がり、上述したアッパーブロー効果が生ずる。
(2)基準平面Kよりもヘッド後方に位置するヘッド重心Gが延長軸線z1上に位置しようとするため、ヘッド2が返るように回転しようとする。つまり、フェース面の向きが閉じる方向(図7の矢印方向)にヘッド2が回転しようとする(以下、フェースクローズ効果ともいう)。
(3)シャフト穴11の軸線z2よりもトウ側に位置するヘッド重心Gが延長軸線z1に位置しようとするため、いわゆるトウダウン現象が生ずる。
なお、上記(2)のフェースクローズ効果は、ヘッドの重心角による効果として一般に説明されている。重心角が大きいほどフェースクローズ効果が大きくなる。
また、スイング中のシャフト3には、上記(1)〜(3)とは別の捩れ挙動が生ずる。ヘッド重心Gはシャフト軸線zよりもトウ側に位置しているため、スイングの初期段階においてヘッド2はその慣性によりフェースが開く方向に回転しようとする。よって、スイングの初期段階においてフェースを開く方向にシャフトが捩れる。次に、フェースを開く方向への捩れの反動で、シャフトの捩れが戻り、フェースを閉じる方向にヘッドが回転する。フェースを閉じる方向にヘッドが回転するので、フェースの開きが抑制され、インパクト時にフェースがスクエアとなりやすくなる。スイング初期段階でフェースを開く方向にシャフトが捩れ、その後反動でシャフト捩れが戻りフェースが閉じられる現象を、以下においてシャフト捩れ振動ともいう。シャフト捩れ振動が過度に少ないとシャフト捩れの反動が少なく、インパクトでフェースが開きやすくなる。上級者のゴルファーは、手首のコックを使ってフェースの向きをスクエアにする技術を持っている場合がある。しかし一般のアベレージゴルファーは、シャフト捩れ振動が少ないことに起因するフェースの開きを解消する技術を持っていないため、フェースが開いたままインパクトを迎えやすい。
ゴルフクラブ1において、重心深度Dを20mm〜30mmとしているのは、以下の理由による。重心深度Dを20mm以上とすることにより、十分なアッパーブロー効果が得られる。また重心深度Dを20mm以上とすることにより、十分なフェースクローズ効果が得られ、スライスボールが抑制される。よって重心深度Dは22mm以上がより好ましい。重心深度Dを30mm以下とすることにより、過度のフェースクローズ効果によるフックボールが抑制される。また重心深度Dを30mm以下とすることにより、インパクト時の実効ロフト(インパクトロフト)の過度の増大に伴う打球の吹け上がりが抑制されうる。よって重心深度Dは28mm以下がより好ましい。
一般に、捻り剛性値GItが小さすぎると、フェースの向きが安定しにくくなり、打球方向性が低下する。捻り剛性値GItが大きすぎると、フェースクローズ効果が過度に抑制され、スライスボールが出やすくなる。スライスボールは飛距離を低下させる。本発明において、捻り剛性値GItは、0.5×10(kgf・mm)以上とされるのが好ましい。0.5×10(kgf・mm)以上とされることにより、打球方向性がより一層高まる。捻り剛性値GItは2.0×10(kgf・mm)以下とされるのが好ましい。2.0×10(kgf・mm)以下とされることにより、フェースクローズ効果が十分に得られ、スライスボールが抑制される。スライスボールの抑制は飛距離の増大に寄与する。また捻り剛性値GItが2.0×10(kgf・mm)以下とされることにより、シャフト捩れ振動が十分に確保される。十分なシャフト捩れ振動の発現は、スクエアなインパクトとスライスボール抑制とに寄与しうる。
(GIt/EIt)の値を0.8×10−2以上とすることにより、曲げ剛性値EItの過度が増大が抑制される。また、(GIt/EIt)の値を0.8×10−2以上とすることにより、捻り剛性値GItが過度に小さくならない。よって(GIt/EIt)の値としては1.0×10−2以上がより好ましい。
(GIt/EIt)の値を1.2×10−2以下とすることにより、曲げ剛性値EItが過度に小さくならない。また、(GIt/EIt)の値を1.2×10−2以下とすることにより、捻り剛性値GItが過度に大きくならない。よって(GIt/EIt)の値としては1.1×10−2以下がより好ましい。
(GIt/EIt)の値の上限値及び下限値を適切に設定することにより、曲げ剛性と捩れ剛性とのバランスが適正となる。曲げ剛性と捩れ剛性とのバランスの適正化により、方向の安定性、高打ち出し角及び低バックスピン量が達成される。
従来のゴルフクラブは、重心深度Dが20mm〜30mmの範囲外であるか、又は曲げ剛性値EItが0.5×10〜1.75×10(kgf・mm)の範囲外であった。従来のゴルフクラブは、重心深度Dが20mm未満であるか、又は曲げ剛性値EItが1.75×10(kgf・mm)より大きい。従来のゴルフクラブのほとんどは、重心深度Dが20mm未満で且つ曲げ剛性値EItが1.75×10(kgf・mm)より大きい。また、従来のゴルフクラブは、重心深度Dが20mm未満であるか、又は(GIt/EIt)が0.8×10−2未満であった。
ヘッドはロフト角を有しているため、重心深度Dを大きくするとスイートスポットSSの高さHが高くなりやすい(図3参照)。スイートスポットSSの高さHが高くなると、打点がスイートスポットSSの高さHの下側(ソール側)となる確率が高くなる。スイートスポットSSの高さHの下側で打球すると、ギア効果(上下方向又は縦方向のギア効果)により、打ち出し角が低く且つバックスピン量が多くなりやすい。従来は、スイートスポットSSの高さHを低く抑えるため、重心深度Dを必要以上に大きくしていなかった。なお、スイートスポットSSは、ヘッド重心Gからフェース面に下ろした垂線とフェース面との交点である(図3参照)。
従来のゴルフクラブは、曲げ剛性値EItと重心深度Dとの関係が考慮されていなかったため、必要以上に曲げ剛性値EItを小さく設計していなかった。またシャフトの強度面を考慮すると曲げ剛性値EItを大きくしたほうが有利であるため、従来のゴルフクラブは、フィーリング面で問題の無い範囲で曲げ剛性値EItを大きくしていた。
従来のゴルフクラブは、ヘッドスピードの遅いゴルファー向けには捻り剛性値GIt及び曲げ剛性値EItのいずれも小さくされていた。従来、ヘッドスピードの遅いゴルファー向けには、捩れやすく且つたわみやすいシャフトが好適であると考えられてきた。また従来、ヘッドスピードの速いゴルファー向けには、捩れにくく且つたわみにくいシャフトが好適であると考えられてきた。従来、(GIt/EIt)の値を考慮するという技術思想は存在しなかった。
重心深度Dを大きくすると、ヘッド2の慣性モーメントは大きくなり且つ重心角が大きくなるので、打球方向性に優れ且つスライスしにくいゴルフクラブとなる。しかし、前述したように、重心深度Dが大きいスイートスポットSSの高さHが高くなりやすい。スイートスポットSSの高さHが高い場合、打ち出し角が低くなりやすく且つバックスピンが多くなりやすい。低い打ち出し角と多いバックスピン量は飛距離を低下させる。本発明では、曲げ剛性値EItを小さくし、且つ重心深度Dを大きくしてアッパーブロー効果を高めた。アッパーブロー効果により、打ち出し角の増大とバックスピン量の抑制が実現された。
重心深度Dが大きくなると、重心角が過度に大きくなる。過度に大きい重心角により、インパクトにおけるフェースの向きが閉じすぎて、打球方向性が悪化する場合がある。本発明では、(GIt/EIt)を大きくすることにより、シャフト先端部分における過度の捩れ変形を抑制している。過度の捩れ変形の抑制は打球方向性を改善させる。
ヘッド2の構造は特に限定されない。ヘッド2の構造としては、フェース部材とヘッド本体とを接合した2ピース構造、フェース部材とクラウン部材とヘッド本体とを接合した3ピース構造、フェース部材とクラウン部材とホーゼル部材とヘッド本体とを接合した4ピース構造、などが挙げられる。
ヘッド2を構成する各部材の製法は特に限定されない。この製法として、鋳造、鍛造、プレスフォーミング及びこれらの製法の組み合わせが採用されうる。ヘッド2を構成する材料は特に限定されず、チタン合金、アルミニウム合金、ステンレス鋼、マグネシウム合金、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)及びこれらの組み合わせが採用されうる。構成部材の接合方法は、溶接、接着、ロウ付け及び拡散接合などが採用されうる。
ヘッド体積は、360cc以上とされるのが好ましく、380cc以上とされるのがより好ましい。360cc以上のヘッド体積は重心深度Dを深くしやすくする。ヘッド体積は500cc以下とされるのが好ましく、470cc以下とされるのがより好ましい。ヘッド体積を500cc以下とすることによりヘッド強度と設計自由度とが十分に確保されやすい。
重心深度Dを大きくする手法としては、例えば次の(11)〜(15)又はそれらの組み合わせが適宜採用されうる。
(11)ヘッドの後方部(クラウン後方部、ソール後方部又はサイド部)に厚肉部を設ける。
(12)ヘッドの後方部に高比重材料を設ける。
(13)フェース部を小さくしたりフェース部を薄くしたりしてフェース部の重量を軽くする。
(14)フェース部の比重を他の部分の比重よりも小さくする。
(15)ヘッドのフェース・バック方向の長さを大きくする。
シャフトは、軽量性及び設計自由度の観点から繊維強化樹脂製シャフトが好ましい。シャフトの製法は、シートワインディング製法、フィラメントワインディング製法、内圧成型法などが採用されうる。繊維強化樹脂の強化繊維としてはカーボン繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、芳香族ポリアミド繊維、芳香族ポリエステル繊維、超高分子ポリエチレン繊維等が採用されうるが、カーボン繊維が好ましい。繊維強化樹脂の樹脂としては、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等が採用されうる。強度と剛性の観点から熱硬化性樹脂が好ましく、特にエポキシ系樹脂が好ましい。
熱硬化性樹脂としては、エポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、フェノール系樹脂、メラミン系樹脂、ユリア系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ケイ素樹脂等が採用されうる。熱可塑性樹脂としては、ポリアミド樹脂、飽和ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、AS樹脂、メタクリル樹脂、ポリプロピレン樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。
図8は、シートワインディング製法によるシャフトのプリプレグ構成の一例を示す展開図である。図8の右側がシャフトのヘッド側(tip側)であり、左側がシャフトのグリップ側(butt側)である。プリプレグは合計10枚よりなる。図8の上側のプリプレグほど内層側に配置される。プリプレグ20は、最内層に配置されたヘッド側先端補強層である。プリプレグ20の繊維配向角は実質的に0度である。なお、繊維配向角とは、シャフト軸線と繊維長手方向とのなす角度である。プリプレグ21、22はシャフト全長に渡って配置されたバイアス層である。プリプレグ21の繊維配向角は−45度であり、プリプレグ22の繊維配向角は+45度である。プリプレグ23はシャフトの後端部分(グリップ側端部)を部分的に補強する後端補強層である。プリプレグ23の繊維配向角は実質的に0度である。プリプレグ24、25、26はストレート層である。プリプレグ24、25、26の繊維配向角は実質的に0度である。プリプレグ24、25,26はそれぞれ1plyずつ巻回されている。プリプレグ27及びプリプレグ28はシャフト先端部に部分的に配置されたバイアス層である。プリプレグ27の繊維配向角は−45度であり、プリプレグ28の繊維配向角は+45度である。プリプレグ29は、最外層に配置されたヘッド側先端補強層である。プリプレグ29の繊維配向角は実質的に0度である。
曲げ剛性値EItを大きくする具体的手法として、次の(31)〜(35)が採用されうる。
(31)ヘッド側先端部分(tip端部分)のシャフト外径を大きくする。
(32)ヘッド側先端補強層(図8の実施形態ではプリプレグ20又はプリプレグ29)の繊維弾性率を高くする。
(33)ヘッド側先端補強層(図8の実施形態ではプリプレグ20又はプリプレグ29)のレジンコンテント(Rc.)を低くする。
(34)ヘッド側先端補強層(図8の実施形態ではプリプレグ20又はプリプレグ29)のプリプレグ厚みを厚くする。
(35)ヘッド側先端補強層(図8の実施形態ではプリプレグ20又はプリプレグ29)の巻回数(ply数)を多くする。
曲げ剛性値EItを小さくする具体的手法として、次の(36)〜(40)が採用されうる。
(36)ヘッド側先端部分(tip端部分)のシャフト外径を小さくする。
(37)ヘッド側先端補強層(図8の実施形態ではプリプレグ20又はプリプレグ29)の繊維弾性率を低くする。
(38)ヘッド側先端補強層(図8の実施形態ではプリプレグ20又はプリプレグ29)のレジンコンテント(Rc.)を高くする。
(39)ヘッド側先端補強層(図8の実施形態ではプリプレグ20又はプリプレグ29)のプリプレグ厚みを薄くする。
(40)ヘッド側先端補強層(図8の実施形態ではプリプレグ20又はプリプレグ29)の巻回数(ply数)を少なくする。
捻り剛性値GItを大きくする具体的手法として、次の(41)〜(45)が採用されうる。
(41)バイアス層(図8の実施形態ではプリプレグ21、22)の巻回数(ply数)を多くする。
(42)ヘッド側先端部分に部分的に配置されたバイアス層(図8の実施形態ではプリプレグ27、28)の繊維弾性率を高くする。
(43)ヘッド側先端部分に部分的に配置されたバイアス層(図8の実施形態ではプリプレグ27、28)のレジンコンテントを低くする。
(44)ヘッド側先端部分に部分的に配置されたバイアス層(図8の実施形態ではプリプレグ27、28)のプリプレグ厚みを厚くする。
(45)ヘッド側先端部分に部分的に配置されたバイアス層(図8の実施形態ではプリプレグ27、28)の巻回数(ply数)を多くする。
捻り剛性値GItを小さくする具体的手法として、次の(46)〜(50)が採用されうる。
(46)バイアス層(図8の実施形態ではプリプレグ21、22)の巻回数(ply数)を少なくする。
(47)ヘッド側先端部分に部分的に配置されたバイアス層(図8の実施形態ではプリプレグ27、28)の繊維弾性率を低くする。
(48)ヘッド側先端部分に部分的に配置されたバイアス層(図8の実施形態ではプリプレグ27、28)のレジンコンテントを高くする。
(49)ヘッド側先端部分に部分的に配置されたバイアス層(図8の実施形態ではプリプレグ27、28)のプリプレグ厚みを薄くする。
(50)ヘッド側先端部分に部分的に配置されたバイアス層(図8の実施形態ではプリプレグ27、28)の巻回数(ply数)を少なくする。
(GIt/EIt)を大きくする具体的手法としては、上記(41)〜(45)のうちのいずれかと、上記(36)〜(40)のうちのいずれかとを組み合わせた手法が採用されうる。
(GIt/EIt)を小さくする具体的手法としては、上記(46)〜(50)のうちのいずれかと、上記(31)〜(35)のうちのいずれかとを組み合わせた手法が採用されうる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
ヘッドは、6−4Ti(Ti−6Al−4V)で鋳造されたヘッド本体、フェース部材及びクラウン部材よりなる3ピース構造とした。フェース部材は、6−4Tiの圧延材をミーリング加工後にプレス成形して作製した。フェース部材とヘッド本体とは互いにプラズマ溶接により接合した。クラウン部材はCFRP(炭素繊維強化プラスチック)のプリプレグシートを積層後プレス成形して作製した。ヘッド本体とクラウン部材とは互いに接着剤により接着した。ヘッド体積は420ccとし、ロフト角(リアルロフト角)は10°とした。ソールのバック側に凹部を設け、この凹部にW−Ni合金よりなる重量物を圧入した。重量物の重さとサイド部の肉厚調整により重心深度Dの重さを調整し、下記の表1に示す重心深度Dに設定した。
シャフトは、図8の実施形態と同様とした。シャフトを構成するCFRP(炭素繊維強化プラスチック)材料は、いずれも東レ(株)社製のプリプレグを使用した。バイアス層(図8におけるプリプレグ21、22、27、28)は、繊維種がM40J(引張弾性率377Gpa)であり、樹脂種がエポキシ樹脂であり、樹脂含有率が25wt%であるものを用いた。ストレート層(図8におけるプリプレグ20、23、24、25、26、29)は、繊維種がM30S(引張弾性率294Gpa)であり、樹脂種がエポキシ樹脂であり、樹脂含有率が25wt%であるものを用いた。プリプレグ20のシャフト軸線方向長さL1(図8参照)は200mmとし、プリプレグ23のシャフト軸線方向長さL2は350mmとし、プリプレグ27及びプリプレグ28のシャフト軸線方向長さL3は250mmとし、プリプレグ29のシャフト軸線方向長さL4は300mmとした。曲げ剛性値EIt及び捻り剛性値GItの調整は、プリプレグ20、プリプレグ27、プリプレグ28及びプリプレグ29に使用されるプリプレグシートの繊維弾性率と使用量とを変更することにより行い、下記の表1に示す曲げ剛性値EIt及び捻り剛性値GItに設定した。これらヘッド及びシャフトとグリップとを組み合わせて実施例1のゴルフクラブを作製した。クラブ長さは45インチとした。
[実施例2から5]
重心深度D、曲げ剛性値EIt及び捻り剛性値GItを下記の表1に示される値とした以外は実施例1と同様にして、ゴルフクラブを得た。
[比較例1から4]
重心深度D、曲げ剛性値EIt及び捻り剛性値GItを下記の表1に示される値とした以外は実施例1と同様にして、ゴルフクラブを得た。
[評価]
ハンディキャップが5以上20以下のゴルファー10名が各ゴルフクラブで実際に打球を行うことにより評価した。各ゴルファーは、明らかにミスヒットと思われる打球を除き各ゴルフクラブにつき6球ずつ打球した。打ち出されたボールの打ち出し角度、バックスピン量、飛距離(ランを含んだトータル飛距離)を測定した。打ち出し角度、バックスピン量及び飛距離のデータは、10名のゴルファーによる全打球の平均値である。方向性評価は、各ゴルファー毎に左右バラツキ幅を集計し、10名のゴルファーの左右バラツキ幅の平均したものである。左右バラツキ幅は、各ゴルファーの6球の打球のうち目標方向に対して最も右側にずれた打球と最も左側にずれた打球との左右方向距離である。各ゴルフクラブの仕様及び評価結果を表1に示す。
Figure 0004672489
表1に示すように、全ての評価項目を総合すると、実施例1〜5は比較例1〜4よりも優位性のある結果が得られた。比較例1は曲げ剛性値EItが高すぎるため、特に飛距離が少なかった。比較例2は捻り剛性値GIt及び曲げ剛性値EItが低すぎるため、特に方向性が悪かった。比較例3は重心深度Dが浅すぎるため、特に飛距離が少なかった。比較例4は重心深度Dが大きすぎるため、ボールが上がりすぎて飛距離が少なかった。
図1は、本発明の一実施形態であるゴルフクラブの全体図である。 図2は、図1におけるヘッド近傍の拡大図である。 図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。 図4は、曲げ剛性値EItの測定の様子を示す図である。 図5は、捻り剛性値GItの測定の様子を示す図である。 図6は、アッパーブロー効果を説明するための図である。 図7は、図1のゴルフクラブを上方からみた図である。 図8は、本発明に用いられるシャフトのプリプレグ展開図の一例である。
符号の説明
1・・・ゴルフクラブ
2・・・ゴルフクラブヘッド
3・・・シャフト
4・・・グリップ
6・・・フェース部
7・・・クラウン部
8・・・ソール部
20〜29・・・プリプレグ
G・・・ヘッド重心
D、D1、D2・・・重心深度
z・・・シャフト軸線
T3・・・シャフトにおけるヘッド側先端から140mmの位置
EIt・・T3におけるシャフトの曲げ剛性値
GIt・・T3におけるシャフトの捻り剛性値

Claims (3)

  1. 所定のライ角及びフェース角で水平面上に載置されると共に上記水平面に垂直な基準平面内にシャフト軸線を配置した基準状態において、ヘッド重心が上記基準平面よりもヘッド後方側に位置するとともに、上記基準平面と上記ヘッド重心との距離である重心深度が20mm以上30mm以下であり、
    ヘッド側先端から140mmの位置におけるシャフトの曲げ剛性値EIt(kgf・mm)が0.60×10以上1.70×10以下であり、
    ヘッド側先端から140mmの位置におけるシャフトの捻り剛性値をGIt(kgf・mm)としたとき、この捻り剛性値GItと上記曲げ剛性値EItとの比(GIt/EIt)の値が0.82×10−2以上1.17×10−2以下であり、
    上記捻り剛性値GItが、0.70×10(kgf・mm)以上1.40×10(kgf・mm)以下であるゴルフクラブ。
  2. 上記比(GIt/EIt)が1.0×10−2以上である請求項1に記載のゴルフクラブ。
  3. 上記比(GIt/EIt)が1.1×10−2以下である請求項1又は2に記載のゴルフクラブ。
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