JP4671760B2 - レーザ加工装置における加工範囲設定方法、および加工範囲設定プログラム - Google Patents

レーザ加工装置における加工範囲設定方法、および加工範囲設定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、レーザ光を用いて微細加工を行う加工装置において加工範囲を設定する方法に関する。
レーザ光を利用した加工技術は、従来より広く用いられている。近年では、サファイアなど硬度が高く、かつ脆性を有する基板材料や、該基板材料上にGaNなどのワイドバンドギャップ化合物半導体薄膜により短波長LD(レーザダイオード)、LED(発光ダイオード)をなどのデバイスを形成したものの切削・加工にも利用されるようになっている。例えば、フォトリソグラフィーなどによって、シリコンやサファイアなどの基板上に同一のデバイスが一度に多数個形成されているような場合、個々のデバイスを切りわける工程に、切断手段としてレーザ光を用いる加工装置を使用することができる(例えば、特許文献1参照。)。また、このようなレーザ加工装置における加工に際して加工範囲を設定するために好適な技術も、広く知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−114075号公報 特開昭61−143820号公報
特許文献1に開示されたようなレーザ加工装置を用いて切断加工する場合、高エネルギーのレーザ光を用いることから、被加工物である基板以外の箇所にレーザ光が照射されることは、極力回避されるのが好ましい。上記のように、同一デバイスが繰り返し形成されているような被加工物を切断するような場合であれば、被加工物における切断位置(あるいは切断間隔)や切断距離などは通常、デバイス設計情報等から既知であり、あらかじめ設定されているので、被加工物を所定位置に正しく配置さえすれば、その設定内容に従って切断加工を自動的に行うことができるので、被加工物外へのレーザ光の照射は、ほぼ回避することが可能である。
しかしながら、現実に被加工物となる基板の中には、一部にカケによる欠落があったりすることが少なくない。こうしたいわば不完全な(不定形な)被加工物に対して、上記のように既知の設定内容に従って切断を実行すると、そうした欠落部分においては、本来は被加工物にレーザ光が照射されるべきにもかかわらず、直接にステージ(被加工物の載置部)にレーザ光が照射されてしまうことになってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、レーザー加工装置において、被加工物外にレーザ光が照射されることを防ぐことができる加工範囲の設定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、所定の光源から発せられる光ビームを加工手段として加工を行う加工装置において表面に同一形状を有する複数の単位要素の繰り返しパターンが2次元的に形成されてなる被加工物を加工する際に、前記被加工物の加工範囲を設定する方法であって、a)前記繰り返しパターンに形成される複数のストリートのなす方向が前記光ビームの相対走査方向と平行な方向と一致するように、前記被加工物を所定の保持手段によって保持する被加工物保持工程と、b)前記加工範囲の設定における基準位置を設定する基準位置設定工程と、c)前記基準位置と前記複数のストリートのピッチとに基づいて、前記複数のストリートのそれぞれの形成位置を特定するストリート形成位置特定工程と、d)前記被加工物の輪郭の存在位置を検出する輪郭位置検出工程と、e)前記複数のストリートのそれぞれについて、当該ストリートの形成位置と前記輪郭の存在位置とに基づき定まる2つの交点の間の部分を、当該ストリートについての加工範囲として設定する加工範囲設定工程と、を備え、前記基準位置設定工程が、b-1)前記繰り返しパターンにおいて前記基準位置となりうるストリートの交点と前記交点近傍の単位要素との相対位置関係の特定を、当該相対位置関係と等価である、前記繰り返しパターンを対象とするパターンマッチングに用いる参照画像における前記ストリートの交点と前記単位要素の中心位置との相対位置関係を特定することにより行う相対位置関係特定工程と、b-2)前記参照画像を用い、前記繰り返しパターンを対象として前記単位要素に対するパターンマッチングを行うことにより、前記交点近傍の単位要素の位置を特定し、当該交点近傍の単位要素の位置と、前記相対位置関係とに基づいて、前記基準位置の座標を確定する基準位置座標確定工程と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の加工範囲設定方法であって、前記被加工物保持工程は、a-1)所定の基準座標面に対して面内回転可能に、前記被加工物を保持する工程と、a-2)前記基準座標面に対して相対的に固定された所定の直交座標系における所定の傾き角度算出指標の座標値に基づいて、前記基準座標面内での前記繰り返しパターンの傾きを補正する工程と、を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、表面に同一形状を有する複数の単位要素の繰り返しパターンが2次元的に形成されてなる被加工物について、所定の基準座標面内で面内回転可能に前記被加工物を所定の保持手段によって保持し、所定の光源から発せられる光ビームを加工手段として前記被加工物の加工を行う加工装置、を制御する制御手段のコンピュータにおいて実行されることにより、前記加工装置において、請求項1または請求項2に記載の加工範囲設定方法を実行させることを特徴とする。
請求項1ないし請求項3の発明によれば、被加工物が例えば一部にカケのあるような不定形のものである場合であっても、被加工物が存在しない範囲にまで光ビームを照射してしまうことがなく、必要な箇所にのみ光ビームを照射して加工を行うことができる。これにより、例えばステージなどの被加工物の保持手段を、光ビームの照射によるダメージから適切に保護することができるとともに、加工時間の短縮も実現される。
<レーザ加工装置の概要>
図1は本発明の実施の形態に係るレーザ加工装置100の構成を示す図である。レーザ加工装置100は、レーザ光源1からレーザ光LBを発し、鏡筒2内に備わるハーフミラー3にて反射させた後、該レーザ光をステージ5に載置された被加工物Sの被加工部位にて合焦するよう集光レンズ4にて集光し、被加工部位に照射することによって、該被加工部位の加工を行う装置である。レーザ加工装置100の動作は、コンピュータ6の記憶手段6mに記憶されているプログラム10が当該コンピュータによって実行されることにより、プログラム10に従って後述する各部の動作が制御されることで実現される。コンピュータ6には、汎用のパーソナルコンピュータ(PC)を用いることができる。なお、記憶手段6mは、例えばメモリや所定のストレージデバイスなどで構成され、後述する加工範囲の設定をはじめとして、レーザ加工装置を動作させるために必要な種々のデータを、記憶する役割を担うものである。
レーザ光源1に用いるレーザの種類は問わないが、例えば、Nd:YAGレーザやNd:YVO4を用いることができる。また、レーザ光源1から発せられるレーザ光LBの波長や出力、パルス幅の調整は、コンピュータ6に接続されたコントローラ7により実現される。コンピュータ6から所定の設定信号がコントローラ7に対し発せられると、コントローラ7は、該設定信号に従って、レーザ光LBの照射条件を設定する。本実施の形態においては、レーザ光LBは150nm〜533nmの波長範囲に属する波長を有するが、なかでもNd:YAGレーザの3倍高調波(波長約355nm)を用いるのが好適な態様である。また、パルス幅は、30nsec以上の範囲から選択することができる。すなわち、本実施の形態に係るレーザ加工装置100は、紫外線繰り返しパルスレーザを用いて加工を行うものである。レーザ光LBは、集光レンズ4によって1μm〜5μmの範囲のビーム径に絞られて照射される。これにより、レーザ光LBの照射におけるピークパワー密度はおおよそ1GW/cm2以下となる。
レーザ加工装置100におけるレーザの合焦は、被加工物Sはステージ5に固定し、鏡筒2を高さ方向(z軸方向)に移動させることにより実現される。鏡筒2の移動(高さ調整)は、垂直移動機構Mvと、該垂直移動機構Mvに昇降可能に設けられた鏡筒2とをコンピュータ6に接続された駆動手段8によって駆動することにより実現されている。これにより、垂直移動機構Mvを駆動することによる粗動動作と、垂直移動機構Mvに対し鏡筒2を昇降させることによる微動動作との2段階動作が可能であり、駆動手段8がコンピュータ6からの駆動信号に応答することにより、スピーディかつ高精度の合焦動作が実現される。
図2は、ステージ5の上面側の構造を例示的に示す図である。図2に示すステージ5の上面には、同心円状に複数の吸引溝51が設けられており、この吸引溝51の底部には、吸引孔52が放射状に設けられている。被加工物Sをステージ5の上面に載置した状態で、吸引孔52と配管PL1およびPL2にて接続された例えば吸引ポンプなどの吸引手段9を動作させることにより、被加工物Sに対して吸引溝51に沿って吸引力が作用し、被加工物Sがステージ5に固定される。なお、被加工物Sが半導体基板等のように加工後に分割されるようなものの場合、所定のエキスパンドテープを介して固定される。これにより、化合物半導体をサファイア基板にエピタキシャル成長させた被加工物など、反りのある被加工物であっても、反りによる凹凸差がレーザ光LBの焦点位置許容範囲内である数μmから数十μm程度であれば、加工が可能である。
また、ステージ5は、例えば石英、サファイア、窒化ガリウム、水晶など、レーザ光LBの波長に対して実質的に透明な材料で形成される。これにより、被加工物を透過したレーザ光LBや被加工物をはずれて照射されたレーザ光(これらを「余剰レーザ光」と称する)がステージ5の表面で吸収されないので、該余剰レーザ光によってステージ5がダメージを受けることがない。
さらに、ステージ5は、水平移動機構Mhの上に設けられている。水平移動機構Mhは、駆動手段8の作用によりXY2軸方向に水平に駆動される。なお、本実施の形態においては、これらX軸およびY軸はある機械原点位置を原点とする基準座標として定められる座標軸であり、これら2軸で規定される面を基準座標面と称するものとする。
そのうえ、ステージ5については、基準座標面におけるある特定の位置を原点としてxy座標軸を与えるとともに、x軸正方向を0°の位置として時計回りの向きを角度θの正の向きとすることとする。さらに、上記の回転軸方向をz軸とする。すなわち、xyz座標系は、基準座標に対して相対的に固定された直交座標系として定められる。
コンピュータ6からの駆動信号に応答して駆動手段8が水平移動機構Mhを駆動することにより、被加工物Sのアライメントが実現でき、所定の被加工部位をレーザ光LBの照射位置まで移動させることができる。加工時には、レーザ光LBを被加工物Sに対し相対的に走査することができる。
一方、加工を行う際、被加工部位の物質が融解あるいは蒸発した後に再固化ししたり、あるいは固体のまま飛散したりすることで生じる、パーティクル等の加工副産物は、被加工物Sの表面や集光レンズ等を汚染する要因となる。そこで、本実施形態に係るレーザ加工装置100には、こうした加工副産物を除去することを目的とする集塵ヘッド11が、支持体111により支持されて垂直移動機構Mvの最下部に付設されている。
図3は、集塵ヘッド11を示す図である。図3(a)は集塵ヘッド11および支持体111の上面図、図3(b)および(c)は、集塵ヘッド11の側面図である。集塵ヘッド11は、平板状かつ中空の構造を有する集塵部112と、それぞれが該集塵部112の端部かつ上部に設けられ、集塵部112の内部と通じた吸気口113と排気口114とからなる。
集塵部112は、被加工物Sと鏡筒2の最下部に備わる集光レンズ4との間に位置するように設けられる。そして集塵部112には、上面からみた場合に中央部となる位置の上下にそれぞれ、上部開口115および下部開口116が設けられている(図3(b))。これらの上部開口115および下部開口116は、その中心がちょうどレーザ光LBの光軸と一致するように設けられているので、集塵ヘッド11によってレーザ光LBの進路が遮られることはない。また、集塵ヘッド11は、垂直移動機構Mvに付設されているので、垂直移動機構Mvが上下すると共に、集塵ヘッド11、つまりは集塵部112も上下するが、前述したように鏡筒2は単独で上下動することも可能であるので、集塵部112の配置により、レーザ光LBの合焦位置が制限されることもない。
吸気口113は、例えばレーザ加工装置100が設置される工場等のユーティリティとして備わる不活性ガス供給手段12と、配管PL3により接続されている。排気口114は、例えば排気ポンプ等により実現される排気手段13と、配管PL4により接続されている。配管PL3およびPL4の途中にはそれぞれ、フィルタ121および131が設けられている。
不活性ガス供給手段12は、不活性ガス(例えば窒素ガス)を連続的に供給することができるものである。矢印AR1(図1)のように、不活性ガス供給手段12から供給される不活性ガスは、集塵ヘッド11において吸気口113から矢印AR3のように集塵部112へ供給され、排気手段13の排気動作によって、矢印AR2(図1)およびAR4に示すように、排気口114を経て排気される。よって集塵部112の内部には、矢印AR5のように吸気口113から排気口114へ向けた不活性ガスの流れが生じることになるが、これに伴って、例えば上部開口115や下部開口116の近傍に引圧が発生するので、付近に存在するパーティクル117が、集塵部112へと引き込まれて、矢印AR6のように不活性ガスともども排気口114から排出されることになる。このような態様によって、レーザ加工により発生したパーティクル等の加工副産物が、被加工物Sの表面や、あるいは集光レンズ4に付着することが防止され、加工効率の低下が防止される。いわば、不活性ガスは、加工の際のアシストガスとして作用することになる。
あるいは、図3(c)に示すように、例えば石英など、レーザ光LBに対し透明な物質を材質とする蓋体板材118によって、上部開口115を着脱可能に覆う態様をとることにより、集光レンズ4に対するパーティクルの付着を防止する態様をとってもよい。
図1に戻り、レーザ加工装置100に備わる、被加工物Sのアライメントや基準位置の設定、被加工部位の位置決めを行ったり加工中の状況を知るための構成要素について説明する。レーザ加工装置100には、これらの目的のために、照明光源14と、該照明光源14から発せられた照明光ILを反射して被加工物Sに照射するために鏡筒2内に設けられたハーフミラー15と、鏡筒2の上方に設けられ被加工物Sの表面を撮像するCCDカメラ16と、CCDカメラ16にて得られるリアルタイムの観察画像(モニタ画像)や記憶手段6mに画像データとして記録された画像(記録画像)、さらには種々の処理メニュー等を表示するためのモニタ17とが備わっている。CCDカメラ16とモニタ17とは、コンピュータ6に接続され、該コンピュータ6によって制御される。これらを備えることにより、被加工物Sの表面の状態をモニタ17にて確認しつつ、被加工物Sのアライメントや基準位置の設定、被加工部位の位置決めを行ったり、あるいは加工中の被加工物表面の状況を知ることが可能となっている。
<レーザ加工装置における加工範囲の設定>
次に、本実施の形態に係るレーザ加工装置100において被加工物Sを加工する際の、加工範囲の設定方法、特に、被加工物Sが板状をなす被加工物S1であり、その上に同一形状の繰り返しパターンが形成されてなる場合の、切断加工における加工範囲の設定方法について説明する。ここで、被加工物S1は、ほぼ真円であるか、あるいは、オリエンテーションフラット(オリフラ)を有する単結晶基板のように真円の一部が欠落したような円板状を有してなるものに限られず、本来そうした円板状であるはずであるが、何らかの要因でその一部が欠けているような、いわゆる不定形のものも含む。
図4は、係る加工範囲設定の処理の手順を示す図である。加工範囲設定処理は、コンピュータ6に記憶されているプログラム10が実行されることにより、レーザ加工装置100の各部の動作がコンピュータ6によって制御されることによって実現される。
以下、図5に示すような被加工物S1が、ステージ5上に載置された場合を例に、加工範囲の設定処理を説明する。ここで被加工物S1は、オリフラOFを有してなるが、一部に欠けS1aがある板状の物体である。
<角度アライメント>
まず、被加工物S1の傾きをキャンセルする角度アライメントが行われる(ステップS1)。繰り返しパターンにおいて直交する2方向に形成される格子状のいわゆるストリートが、ステージ5の駆動方向(レーザ光LBの相対走査方向)と平行でない場合、被加工物S1に傾きがあるいうことになる。そして、角度アライメントとは、係る傾きを解消して、ストリートのなす方向をX軸およびY軸方向と平行なものとするよう、被加工物の配置位置を調整する処理である。
なお、好ましくは、ステージ5上には何らかの位置決め用の目印が設けられており、かかる目印に従って被加工物S1の載置がなされる限り、被加工物S1の載置位置や載置の向きはある範囲に制限される。この場合であれば、著しい傾きは生じないものの、しかしながら、このように載置したとしても、厳密には被加工物S1に傾きが生じ得る。よって、加工位置を正確に決定するためには、係る角度アライメントを行うことが望ましい。
図5においては、被加工物S1が、水平方向(x軸方向)に対して角度αだけ傾いて載置されているとする。
角度アライメントには、種々の公知の手法を用いることができる。例えば、図5に示すように、被加工物S1に2つのアライメントマーカーM1、M2を互いにできるだけ離間させてあらかじめ設けておき、xyz座標系における2点の座標位置からこれらを通る直線の傾きを算出し、その値に基づいて角度αを算出する、といった態様をとることができる。この場合、好ましくは、アライメントマーカーM1、M2は、これらを通る直線が繰り返しパターンを形成する単位要素の配列方向と平行になるように設けられる。また、被加工物S1が、欠けS1aを有さずかつオリフラOFが形成されておらず真円をなしているとした場合の(幾何学的な)中心(これを仮中心と称する)Cを、当該直線が通るようにアライメントマーカーM1、M2を設けるのが、より正確なアライメントの実現に対し好適である。
角度αが求まると、被加工物S1を、その傾きをうち消す向きに角度αだけ回転させる。これにより、繰り返しパターンの傾きがうち消されて、角度アライメントは終了する。
なお、係る角度アライメントを行うのみであれば、回転中心は被加工物S1のどこにあっても構わないが、以降の処理の都合上、仮中心もしくはその近傍を回転中心とするのが好ましい。
<基準位置の設定>
角度アライメントによって被加工物S1の傾きがうち消されると、続いて、加工範囲を設定するための基準となる基準位置が定められる(ステップS2)。
図6は、角度アライメントがなされた後の被加工物S1について、仮中心Cを観察視野の中心とした場合のその近傍の様子を例示的に示す拡大図である。図6には、被加工物S1に、単位要素ELによる2次元的な繰り返しパターンと、格子状のストリートSTが形成されてなる様子が示されている。なお、仮中心Cとなる点は、必ずしも繰り返しパターンの幾何学的な中心と一致している必要はなく、また、ストリートSTの交点である必要もない。図6においては、仮中心Cがある単位要素ELの上に位置する場合が想定されている。
本実施の形態において、基準位置の設定とは、多数個存在するストリートSTの交点のうちの1つを基準位置として定め、その正確な座標値を取得する処理である。通常は、図6のように仮中心Cが観察視野の中心にある状態で基準位置を設定するのが好ましい。この場合、仮中心Cのごく近傍のストリートSTの交点が、基準位置として定められる。
図7は、本実施の形態における基準位置の設定のための処理の流れを示す図である。基準位置の設定は、パターンマッチング処理を利用して行う。ここで、パターンマッチング処理とは、ある対象画像(例えば、繰り返しのパターン画像)のなかから、参照画像(例えば、該繰り返しの1単位分の画像)に表されている画像内容と一致する領域を検出する処理である。なお、パターンマッチング処理には、例えば特許文献2に開示されているような、公知の手法を用いることができる。
図8は、パターンマッチングを利用した基準位置の設定を説明するための図である。本実施の形態においては、まず、パターンマッチングを行う際に用いる参照画像REFの画像データが取得される(ステップS201)。参照画像REFは、例えば、図6に示すような角度アライメント後の被加工物S1の観察画像から、単位要素に相当する領域の画像を抽出することで取得する態様であってもよいし、デバイスの設計データなどから、あらかじめ取得しておく態様であってもよい。なお、パターンマッチングにおいては、参照画像REFは、少なくとも単位要素1周期分プラスアルファ程度の範囲の画像であること、および、被加工物S1に形成されているストリートの交点とこれに最も近い少なくとも1つの単位要素の中心との位置関係、つまりは両者の相対位置座標が、既知のものとして得られる画像であることが必要である。図8(a)に示す参照画像REFの場合であれば、点Q1が前者すなわちストリートSTの交点に対応し、点Q2が後者と対応する点である。換言すれば、
Figure 0004671760
が、ストリートSTの交点とこれに最も近い単位要素の中心と結ぶベクトルと一致し、その成分が既知であることが必要である。
次に、パターンマッチングの対象画像として、仮中心Cの近傍の領域の画像を、マッチング対象画像OBJとして取得する(ステップS202)。マッチング対象画像OBJは、少なくとも参照画像REFと同じ領域サイズを有する画像であればよいが、マッチングの精度確保のためには、マッチング対象画像OBJと参照画像REFとは、等倍率の画像であることが好ましい。
マッチング対象画像OBJが取得されると、参照画像REFとの間で、パターンマッチング処理が行われる(ステップS203)。具体的には、まず、マッチング対象画像OBJにおいて、参照画像REFと同サイズの仮想的な矩形枠を1画素ずつシフトさせつつ、その都度得られる領域画像と参照画像REFとのマッチング度数(用いられたパターンマッチング処理において算出される、参照画像REFとマッチング対象画像OBJとの一致度合を表す所定の度数)を求める。そして、所定のしきい値以上のマッチング度数を有する領域を、参照画像REFにて示される単位要素の形状と一致する形状を有する領域、すなわちマッチング領域であると判定する。なお、マッチングの正確さの観点からは、正規化相関を用いたパターンマッチング処理が好ましい。
こうして得られたマッチング領域は、すなわち、被加工物S1において繰り返しパターンを形成する単位要素の少なくとも一部に他ならない。本実施の形態においては、このようにして得られたマッチング領域を、その矩形枠の中心(対角線の交点)の位置を各領域の存在位置とし、これをマッチング位置と称する。マッチング位置のデータは、記憶手段6mに記憶される。通常は、少なくとも1つのマッチング領域が得られる(ステップS204でYES)。なお、マッチング領域が得られない場合は、以降の処理が継続できないので、エラー終了となる(ステップS204でNO、S206)。
いま、図8(a)に示す参照画像REFに対して、図8(b)に示すようなマッチング対象画像OBJがマッチングしたとする。この場合、点Q2とマッチング位置Nとが対応し、点Q1とストリートSTの交点C0とが対応することになるので、マッチング対象画像OBJにおけるストリートの交点C0が、基準位置として設定される点となる。
図8(c)に示すように、点Eを位置ベクトルの原点であるとすると、交点C0からマッチング位置Nへのベクトルが(数1)で表されるベクトルと等価であることから、
Figure 0004671760
が成り立つので、
Figure 0004671760
によって、点C0の位置が求められる。これにより、基準位置が定まったことになる(ステップS205)。
図6のようにストリートはx軸、y軸方向ともに等間隔に配置(それぞれのピッチをux、uyとする)されてなることから、基準位置の座標が分かれば、各ストリートの位置、つまりは加工ラインが通る位置が特定される。なお、ピッチux、uyは、あらかじめ設計データ等から取得される態様であってもよいし、参照画像REFから読み取る態様であってもよい。
いま、基準位置を(x0,y0)とし、基準位置よりもx軸正方向に位置するストリートの位置が順にx=x1,x2,・・・であり、基準位置よりもx軸負方向に位置するストリートの位置が順にx=x1’,x2’,・・・であるとする。同様に、y軸方向についてy=y1,y2,・・・、およびy=y1’,y2’,・・・であるとする。
なお、仮中心Cを観察視野の中心としてパターンマッチングを行っていた場合は通常、図8(b)においてもそうであるように、基準位置となる点C0の近傍に、仮中心Cが位置する。この場合、必要であれば、ステージ5の回転中心(観察視野の中心)に基準位置を一致させてもよい。そのためには、交点C0を現在の位置から仮中心Cがある位置(回転中心位置)に並進移動させればよい。すなわち、
Figure 0004671760
なるベクトルで表される距離だけステージ5を移動させることで、これは実現される。
<輪郭検出と加工範囲の設定>
加工範囲を定めるための基準位置が検出されると、引き続いて、被加工物S1の輪郭(外形)を特定するための輪郭検出処理がなされる(ステップS3)。輪郭検出処理は、図9に示すような被加工物S1の外周位置を示すデータ点の集合を得る処理である。いま、被加工物S1の外周位置を示すデータ点を、S1(x,y)と表記するものとする。輪郭検出処理には公知のエッジ検出技術などを用いることができるが、ある一のx座標値に対して被加工物のS1の上下端双方のy座標値が求められ、ある一のy座標値に対して左右端双方のx座標値が求められるのが好ましい。また、データ点のxy両軸方向におけるピッチは、一定である必要はなく、被加工物S1の局所形状に応じて、適宜に定まる態様が好ましい。さらに、該ピッチは、レーザ光LBのビーム径と同程度以下であることが好ましい。
輪郭検出がなされると、その結果に基づいて被加工物S1の加工範囲、つまりは1つのカットラインの両端位置が設定されることになる(ステップS4)。これはすなわち、被加工物に対して加工を行う場合のレーザ光LBの照射範囲を各加工ラインごとに定めることに相当する。換言すれば、カットラインがなす格子のうち、輪郭検出によって得られた被加工物S1の輪郭内部に位置する範囲を特定することに相当する。
x軸に直交するカットラインについての加工範囲を定める場合を考えると、例えば、基準位置の座標をC0(x0,y0)とし、x軸方向にxiだけ離れた位置における加工位置の両端点がA1、A2であるとするとき、A1、A2を通るカットラインは、x=xiなる式にて表される直線であって、両点は該直線と被加工物S1との交点である。また、図6より
xi=x0+m・ux (式1)
である(ただし、mは自然数)。
ここで、x=xiなるデータ点が、輪郭検出処理によって上下2点についてともに得られていれば、これらがそれぞれ、A1、A2の座標となり、x=xiなる位置における加工範囲は、例えばy=yj1〜y=yj2と表されることになる。
輪郭検出処理において得られたデータ点に対応する座標のデータがない場合、A1、A2のy座標はそれぞれ、近接する2点の座標データを用いた補間によって求められる。係る場合、実際の被加工物の端点とA1あるいはA2の位置とには差異があり厳密には一致しないが、ビーム径が係る座標の差異に比して大きい場合、A1とA2の2点間にてレーザ光LBを照射するように設定したとしても、実際には両端点ではそのビーム径の分だけ上下方向に拡がってレーザ光LBが照射されるので、実用上は問題がない。
あるいは、補間により求まったA1およびA2のy座標に対し、あらかじめ所定の値だけ、前者をわずかに小さく、後者をわずかに大きくする加減算を行うように設定しておくことで、確実に被加工物の実際の端点までレーザ光LBが照射されるようにする態様であってもよい。
y軸に直交するカットラインについての加工範囲を定める場合も、上記と同様であり、例えばy=ylなる式にて表されるカットラインについて、係る位置における輪郭検出結果に基づいて左右端B1、B2のx座標が求められることになる。
このような処理を行うことにより、x軸、y軸それぞれに垂直なカットラインについて、その位置と加工すなわちレーザ光LBの照射範囲を示す、
(x1、y11、y12)、(x2、y21、y22)、(x3、y31、y32)・・・・・;
および
(y1、x11、x12)、(y2、x21、x22)、(y3、x31、x32)・・・・・;
なるデータセットが得られ、後段の加工処理に供されることになる。これにより、被加工物S1に欠けがあるような場合であっても、適切にその形状に応じた加工範囲、つまりはレーザ光LBの照射範囲を定めることができる。
なお、被加工物S1に設けられた繰り返しパターンの設計データに基づいて、加工位置を特定することも可能であるが、係る場合は、図9に示す被加工物S1のように、その一部に欠けがあったとしても、これを検知することがないので、本来被加工物が存在しない例えば、A2〜A3の範囲にまで、レーザ光LBが照射されてしまうことになり、好ましくない。
本実施の形態に係る加工範囲の設定方法によれば、このようなことがなく、必要な箇所にのみレーザ光LBが照射されることになるので、ステージ5がレーザビームから適切に保護されるとともに、加工時間の短縮も実現される。
本発明の実施の形態に係るレーザ加工装置100の構成を示す図である。 ステージ5の上面側の構造を例示的に示す図である。 集塵ヘッド11を示す図である。 加工範囲設定の処理の手順を示す図である。 ステージ5上に載置された被加工物S1を例示する図である。 角度アライメント後の被加工物S1について、仮中心C近傍を例示的に示す拡大図である。 基準位置の設定のための処理の流れを示す図である。 パターンマッチングを利用した基準位置の設定を説明するための図である。 輪郭検出および加工範囲設定を説明するための図である。
符号の説明
1 レーザ光源
2 鏡筒
3 ハーフミラー
4 集光レンズ
5 ステージ
6 コンピュータ
7 コントローラ
8 駆動手段
9 吸引手段
10 プログラム
14 照明光源
15 ハーフミラー
16 カメラ
17 モニタ
100 レーザ加工装置
C 仮中心
EL (繰り返しパターンの)単位要素
LB レーザ光
M1、M2 アライメントマーカー
Mh 水平移動機構
Mv 垂直移動機構
N マッチング位置
OBJ マッチング対象画像
OF オリフラ
REF 参照画像
S、S1 被加工物
ST ストリート
ux、uy (単位要素の)ピッチ

Claims (3)

  1. 所定の光源から発せられる光ビームを加工手段として加工を行う加工装置において表面に同一形状を有する複数の単位要素の繰り返しパターンが2次元的に形成されてなる被加工物を加工する際に、前記被加工物の加工範囲を設定する方法であって、
    a)前記繰り返しパターンに形成される複数のストリートのなす方向が前記光ビームの相対走査方向と平行な方向と一致するように、前記被加工物を所定の保持手段によって保持する被加工物保持工程と、
    b)前記加工範囲の設定における基準位置を設定する基準位置設定工程と、
    c)前記基準位置と前記複数のストリートのピッチとに基づいて、前記複数のストリートのそれぞれの形成位置を特定するストリート形成位置特定工程と、
    d)前記被加工物の輪郭の存在位置を検出する輪郭位置検出工程と、
    e)前記複数のストリートのそれぞれについて、当該ストリートの形成位置と前記輪郭の存在位置とに基づき定まる2つの交点の間の部分を、当該ストリートについての加工範囲として設定する加工範囲設定工程と、
    を備え、
    前記基準位置設定工程が、
    b-1)前記繰り返しパターンにおいて前記基準位置となりうるストリートの交点と前記交点近傍の単位要素との相対位置関係の特定を、当該相対位置関係と等価である、前記繰り返しパターンを対象とするパターンマッチングに用いる参照画像における前記ストリートの交点と前記単位要素の中心位置との相対位置関係を特定することにより行う相対位置関係特定工程と、
    b-2)前記参照画像を用い、前記繰り返しパターンを対象として前記単位要素に対するパターンマッチングを行うことにより、前記交点近傍の単位要素の位置を特定し、当該交点近傍の単位要素の位置と、前記相対位置関係とに基づいて、前記基準位置の座標を確定する基準位置座標確定工程と、
    を備えることを特徴とする、レーザ加工装置における加工範囲設定方法。
  2. 請求項1に記載の加工範囲設定方法であって、
    前記被加工物保持工程は、
    a-1)所定の基準座標面に対して面内回転可能に、前記被加工物を保持する工程と、
    a-2)前記基準座標面に対して相対的に固定された所定の直交座標系における所定の傾き角度算出指標の座標値に基づいて、前記基準座標面内での前記繰り返しパターンの傾きを補正する工程と、
    を備えることを特徴とする、レーザ加工装置における加工範囲設定方法。
  3. 表面に同一形状を有する複数の単位要素の繰り返しパターンが2次元的に形成されてなる被加工物について、所定の基準座標面内で面内回転可能に前記被加工物を所定の保持手段によって保持し、所定の光源から発せられる光ビームを加工手段として前記被加工物の加工を行う加工装置、を制御する制御手段のコンピュータにおいて実行されることにより、前記加工装置において、請求項1または請求項2に記載の加工範囲設定方法を実行させることを特徴とする加工範囲設定プログラム。
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