JP4668964B2 - 自動二輪車両の制動制御装置、及び自動二輪車両の制動制御方法 - Google Patents
自動二輪車両の制動制御装置、及び自動二輪車両の制動制御方法 Download PDFInfo
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Description
以下、本発明を、自動二輪車両の制動制御装置及び自動二輪車両の制動制御方法に具体化した第1の実施形態を図1〜図5に従って説明する。なお、以下における本明細書中の説明においては、車両の進行方向(前進方向)を前方(車両前方)として説明する。
各液圧回路20f,20rは、マスタシリンダ16f,16r内のブレーキ液をホイールシリンダ19f,19rに向けて流動させるための上流側ブレーキ液路24f,24rと、各ホイールシリンダ19f,19rから流出したブレーキ液が流動する下流側ブレーキ液路25f,25rとをそれぞれ備えた構成とされている。各液圧回路20f,20r上には、ホイールシリンダ19f,19r側から下流側ブレーキ液路25f,25r内を流動してきたブレーキ液を一時貯留するリザーバ26f,26rと、リザーバ26f,26r内に一時貯留されているブレーキ液を内部に吸引して上流側ブレーキ液路24f,24r側に吐出するポンプ27f,27r(例えば、ピストンポンプ)とがそれぞれ設けられている。これら各ポンプ27f,27rは、共通の回転電機としてのモータM(本実施形態では直流モータ)の回転に基づきそれぞれ駆動するようになっている。
ECU15は、入力側インターフェース(図示略)と、出力側インターフェース(図示略)と、CPU40、ROM41及びRAM42などを備えたデジタルコンピュータと、各装置を駆動させるための駆動回路とを主体として構成されている。ECU15の入力側インターフェース(図示略)には、ブレーキレバー22が握り操作されたことを検出するための第1ブレーキスイッチSW1、ブレーキペダル23が踏込み操作されたことを検出するための第2ブレーキスイッチSW2、及び自動二輪車両の図示しないイグニッションスイッチなどが電気的に接続されている。また、入力側インターフェースには、各車輪FW,RWの車輪速度を検出するための車輪速度センサSE1,SE2、及び自動二輪車両の車体加速度(即ち、前後方向における加速度)を検出するための車体加速度センサSE3が電気的に接続されている。なお、車体加速度センサSE3は、車両が加速した場合にはECU15が正の値を示すような信号を出力する一方、車両が減速した場合にはECU15が負の値を示すような信号を出力するように構成されている。
図2に示すように、モータ用駆動回路43には、スイッチング素子としてのパワートランジスタ44が設けられている。パワートランジスタ44のコレクタ端子は、自動二輪車両の図示しない電源に電気的に接続されると共に、パワートランジスタ44のエミッタ端子は、モータMの一方の端子に電気的に接続されている。また、モータMの他方の端子は、アースに電気的に接続されている。
(1)連通制御中にブレーキ操作されると、その操作に基づいてホイールシリンダ19f,19r内に流入するブレーキ液の液量は、マスタシリンダ16f,16r側から供給されたブレーキ液の一部がリザーバ26f,26r内に直接流入してしまうため、非連通制御中でのブレーキ操作に基づいてホイールシリンダ19f,19r内に流入するブレーキ液の液量に比して少なくなる。そのため、もし仮に連通制御中にポンプ27f,27rが駆動しなかったとすると、非連通制御中におけるブレーキ操作時に比して非常に弱い力でブレーキレバー22やブレーキペダル23を操作できるようになる。すなわち、連通制御中と非連通制御中とでは、運転手がブレーキ操作した際の感覚が大きく異なり、運転手に違和感を与えてしまうおそれがあった。
次に、本発明の第2の実施形態を図6及び図7に従って説明する。なお、第2の実施形態は、第2制動機構14の構成、及び連通制御の内容が第1の実施形態と異なっている。したがって、以下の説明においては、第1の実施形態と相違する部分について主に説明するものとし、第1の実施形態と同一又は相当する部材構成には同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
(5)本実施形態のように上流側ブレーキ液路24r内と下流側ブレーキ液路25r内との連通状態が維持されるような連通制御が実行されても、ポンプ27rを駆動させることにより連通制御中におけるブレーキレバー22やブレーキペダル23の操作に対して運転手が感じる違和感を好適に低減させることができる。
・各実施形態において、設定時間KT2は、任意の時間(例えば150msec. )に設定してもよい。ただし、設定時間KT2は、連通制御の完了後におけるポンプ27f,27rの駆動によって下流側ブレーキ液路25f,25r内が上流側ブレーキ液路24f,24rに対して負圧状態にならないような長さに設定することが望ましい。
・各実施形態において、連通制御時には、第1開閉弁29f,29rと第2開閉弁30f,30rとをそれぞれ開閉駆動させるようにしてもよい。
・各実施形態において、ステップS11,S13,S15の各判定処理のうち少なくとも一つの判定処理だけ実行するようにしてもよい。
Claims (4)
- 自動二輪車両に搭載された車輪(FW,RW)に制動力を付与するための制動装置(11)の駆動を制御する自動二輪車両の制動制御装置(15)であって、
前記制動装置(11)には、運転手によるブレーキ操作手段(22,23)の操作に基づきブレーキ液圧を発生するマスタシリンダ(16f,16r)と、該マスタシリンダ(16f,16r)から上流側ブレーキ液路(24f,24r)を介して供給されたブレーキ液のブレーキ液圧に応じた制動力を対応する車輪(FW,RW)に付与するためのホイールシリンダ(19f,19r)と、該ホイールシリンダ(19f,19r)から流出して下流側ブレーキ液路(25f,25r)内を流動したブレーキ液を貯留するためのリザーバ(26f,26r)と、該リザーバ(26f,26r)内に貯留されているブレーキ液を吸引して前記上流側ブレーキ液路(24f,24r)内に吐出するポンプ(27f,27r)と、前記上流側ブレーキ液路(24f,24r)と前記下流側ブレーキ液路(25f,25r)とを連通又は非連通とすべく開閉駆動する開閉弁(29f,29r,30f,30r,31f,31r,32f,32r)と、がそれぞれ設けられており、
前記開閉弁(29f,29r,30f,30r,31f,31r,32f,32r)よりも上流側(24f,24r、33f,33r,50)と前記下流側ブレーキ液路(25f,25r)とを連通すべく前記開閉弁(29f,29r,30f,30r,31f,31r,32f,32r)に開閉駆動させると共に、前記ポンプ(27f,27r)を駆動させる連通制御を実行する制御手段(15、S17)を備えた自動二輪車両の制動制御装置。 - 前記制御手段(15、S17)は、前記連通制御の実行中において、前記上流側ブレーキ液路(24f,24r)と前記下流側ブレーキ液路(25f,25r)との連通状態が維持されるように前記開閉弁(29f,29r,30f,30r,31f,31r,32f,32r)の開閉駆動を制御する請求項1に記載の自動二輪車両の制動制御装置。
- 前記制御手段(15、S17)は、前記連通制御の完了に基づき前記開閉弁(29f,29r,30f,30r,31f,31r,32f,32r)の開閉駆動を停止させてから予め設定された設定時間(KT2)が経過するまでの間、前記ポンプ(27f,27r)の駆動を制御する請求項1又は請求項2に記載の自動二輪車両の制動制御装置。
- 自動二輪車両に搭載された車輪(FW,RW)に制動力を付与するための制動装置(11)の駆動を制御する自動二輪車両の制動制御方法であって、
前記制動装置(11)には、運転手によるブレーキ操作手段(22,23)の操作に基づきブレーキ液圧を発生するマスタシリンダ(16f,16r)と、該マスタシリンダ(16f,16r)から上流側ブレーキ液路(24f,24r)を介して供給されたブレーキ液のブレーキ液圧に応じた制動力を対応する車輪(FW,RW)に付与するためのホイールシリンダ(19f,19r)と、該ホイールシリンダ(19f,19r)から流出して下流側ブレーキ液路(25f,25r)内を流動したブレーキ液を貯留するためのリザーバ(26f,26r)と、該リザーバ(26f,26r)内に貯留されているブレーキ液を吸引して前記上流側ブレーキ液路(24f,24r)内に吐出するポンプ(27f,27r)と、前記上流側ブレーキ液路(24f,24r)と前記下流側ブレーキ液路(25f,25r)とを連通又は非連通とすべく開閉駆動する開閉弁(29f,29r,30f,30r,31f,31r,32f,32r)と、がそれぞれ設けられており、
前記開閉弁(29f,29r,30f,30r,31f,31r,32f,32r)よりも上流側(24f,24r、33f,33r,50)と前記下流側ブレーキ液路(25f,25r)とが連通状態になるように前記開閉弁(29f,29r,30f,30r,31f,31r,32f,32r)が開閉駆動すると共に、前記ポンプ(27f,27r)が駆動する連通制御を実行する連通ステップ(S17)を有する自動二輪車両の制動制御方法。
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