JPH09240457A - 車両用制動制御装置 - Google Patents
車両用制動制御装置Info
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- JPH09240457A JPH09240457A JP5596196A JP5596196A JPH09240457A JP H09240457 A JPH09240457 A JP H09240457A JP 5596196 A JP5596196 A JP 5596196A JP 5596196 A JP5596196 A JP 5596196A JP H09240457 A JPH09240457 A JP H09240457A
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Abstract
発生することを防止する。 【解決手段】 切換弁が閉じられた状態でポンプが作動
状態から停止状態に移行したことが検出されたときに、
ポンプの吸入側とマスタシリンダ側とを連通する液路の
途中に設けられた電磁弁を所定時間開弁する。
Description
置に関する。
リザーバ)と各車輪のホイールシリンダとを連通する液
路の途中にポンプを有し、車輪のスキッド及びスリップ
状態に応じて、ホイールシリンダのブレーキ液圧を(マ
スタシリンダ液圧よりも)増大可能とし、各種電磁弁の
開閉の組合せによりホイールシリンダの液圧を適正値に
制御するようにした車両用制動制御装置が知られてい
る。
は、前記ポンプの吸入側とマスタシリンダ側を接続する
液路に該液路を開閉する切換弁を備え、必要に応じて該
液路を開閉するようにすることにより、同じポンプをA
BS制御(アンチスキッドブレーキ制御)及びTRC制
御(トラクションコントロール制御)の双方に利用でき
るように構成した制動制御装置が開示されている。
357号公報に開示された自吸ポンプを共有するABS
/TRCシステムにおいては、ABS作動、又はイニシ
ャルチェック等の終了後、図5(A)に示すように、こ
れらの終了を示すフラグがオンになると、(ポンプモー
タリレーがオフとされ)ポンプの駆動停止命令が出力さ
れる。一方、切換弁は閉じられたままであるため、、マ
スタシリンダ側とポンプの吸入側は遮断されたままの状
態となっている。従って、該ポンプの吸入側は、負圧の
状態がそのまま残されることになる。
は、図5(B)に示すように、該TRC制御が終了する
までは切換弁は開いており、終了を示すフラグがオンに
なると同時に(ポンプモータリレーがオフとされ)ポン
プ駆動停止指令が出される。しかしながら、ポンプ駆動
停止命令が出されても、ポンプは直ぐには停止せず、慣
性によりしばらく回転を続ける。このため、結果として
切換弁が閉じた状態でポンプが作動する状態が形成さ
れ、ポンプの吸入側とマスタシリンダ側を遮断している
切換弁の間のブレーキ液はやはりポンプに吸入されてし
まい、液路内に負圧が発生する。
液に溶け込んでいる空気が気泡となって現われ、次回の
ABSやTRC作動時のポンプの吐出応答性が悪化す
る。
なされたものであり、ポンプ駆動により液路内が負圧と
なって気泡が発生することを防止することのできる車両
用制動制御装置を提供することを課題とする。
ダ又はマスタリザーバと各車輪のホイールシリンダとを
連通する液路の途中にポンプを有し、且つポンプの吸入
側と前記マスタシリンダ側とを連通する液路の途中に該
流路を開閉する切換弁を有する車両用制動制御装置にお
いて、前記切換弁が閉じた状態でポンプが作動状態から
停止状態に移行したことを検出する手段と、前記作動状
態から停止状態への移行が検出されたときに、前記切換
弁を所定時間開弁させる手段と、を備えたことにより、
前記課題を解決したものである。
態でポンプが作動状態から停止状態に移行したことが検
出されたときに、ポンプの吸入側とマスタシリンダ側と
を連通する液路の途中に設けられた切換弁を所定時間開
とすることにより、液路内が負圧になるのを防ぎ、気泡
の発生を防止することができる。
状態に移行したことを検出する手段が、前記ポンプの停
止指令が出力されてから所定時間経過したことにより、
前記検出を行うようにすることである。
態への移行の検出ができ、気泡の発生が防止できる。
な実施の形態の例を詳細に説明する。
用制動制御装置の概略構成図である。
るとブースタ4により、その踏込力が増幅され、その倍
力作用に応じたブレーキ液圧がマスタシリンダ6の第1
液室6a及び第2液室6bにそれぞれ発生する。第1液
室6aに発生した液圧は、第1ブレーキ液路8より左前
輪FL及び右前輪FRのホイールシリンダ12、14へ
伝達される。又第2液室6bに発生した液圧は第2ブレ
ーキ液路10より(公知の)P&Bバルブ16(プロポ
ーショニングアンドバイパスバルブ)を介して左後輪R
L及び右後輪RRのホイールシリンダ18、20へ伝達
される。
れ液路22、24及び液路26、28と分かれている。
各液路22、24、26、28にはそれぞれ常開の液圧
保持用電磁弁30、32、34、36が設けられてい
る。
れぞれホイールシリンダ12、14に接続され、リザー
バ40は液路46、48により、それぞれホイールシリ
ンダ18、20に接続されている。各リザーバ38、4
0は、減圧時にホイールシリンダ12、14、18、2
0のブレーキ液を蓄積する。
ぞれ常閉の減圧用電磁弁50、52、54、56が設け
られている。各減圧用電磁弁50、52、54、56は
車輪のロック直前等の減圧時に各ホイールシリンダ1
2、14、18、20のブレーキ液圧をリザーバ38、
40に逃がして該ブレーキ液圧を減圧する。
液路8、10を連通する液路58、60には、それぞれ
リザーバ38、40のブレーキ液を吸引してマスタシリ
ンダ6の近くに配設されているマスタリザーバ62へ環
流させる自吸ポンプ64、66が設けられている。この
自吸ポンプ(以後単にポンプという)64、66はモー
タ68により駆動される。なお、この実施例ではポンプ
66が請求項1でいうポンプに相当している。
6と保持用電磁弁34との間にはマスタカット弁70が
配設されている。マスタカット弁70は通常は開いてお
り、ブレーキペダル2が踏まれると、該マスタカット弁
70を介してブレーキ液がホイールシリンダ18、20
に伝達される。一方、TRC制御中は閉じ、マスタシリ
ンダ6側とホイールシリンダ18、20側の連通を遮断
する。
ブレーキ液を、マスタリザーバ62へ戻すために液路7
2が設けられている。液路72には第1切換弁74と圧
力調整弁76が配設されている。又、マスタリザーバ6
2とポンプ66の吸引側は液路78により連通されてい
る。液路78には第2切換弁(請求項1でいう切換弁)
80が設けられている。
であり、TRC制御中は開くようになっている。TRC
制御時には、ポンプ66は第2切換弁80を介してマス
タリザーバ62よりブレーキ液を吸引し、液路60から
液路26及び液路28を通じてホイールシリンダ18及
び20にブレーキ液を送り増圧する。このとき、このホ
イールシリンダ18、20に掛かる圧力が高くなり過ぎ
た場合には、ブレーキ装置の破損を防ぐために第1切換
弁74及び圧力調整弁76を介してブレーキ液がマスタ
リザーバ62に環流される。
及び減圧用電磁弁50、52、54、56、マスタカッ
ト弁70及び第1、第2切換弁74、80及び前記ポン
プ64、66を駆動するモータ68等は、電子制御装置
(ECU)82からの指令により作動する。又、上記ポ
ンプ66の作動状態の検出も電子制御装置82によって
行われる。
施形態の作用を説明する。
了したか否かが判断され、ステップ110において、T
RC制御が終了したか否かが判断され、ステップ120
において、各ソレノイドの作動チェック等を行うイニシ
ャルチェックが終了したか否かが判断される。
判断のうち、いずれか1つがYesならばステップ13
0へ進み、いずれもNoの場合には直ちにリターンす
る。いずれもNoの場合は、モータ68には作動指令が
出力され、該モータ68によりポンプ64、66が駆動
されている。
RC制御中か否かが判断される。いずれかの制御中であ
った場合はリターンし、そうでない場合は次のステップ
140へ進む。
力されてから(モータリレーがオフされてから)所定時
間t1(本実施形態では4秒)経過したか否かが判断さ
れる。これはモータリレーがオフされてもポンプ64、
66は慣性で回り続け、完全に停止するまでに所定時間
必要だからである。このとき、第2切換弁80が閉じら
れていると、ポンプ66が回り続けることにより第2切
換弁80とポンプ66の間の液路78中に負圧が生じ、
これを放置すると気泡が発生する恐れがある。
6が停止したと判断して、次のステップ150で第2切
換弁80を開ける。
されたか否かが判断される。ABS制御が開始されてい
ない場合には、ステップ170で第2切換弁80を開い
てから所定時間t2(本実施形態では0.2秒)が経過
したか否かが判断される。所定時間t2が経過していな
い場合はステップ160へ戻り、所定時間t2が経過し
たか又は上記ABS制御が開始された場合には、ステッ
プ180で第2切換弁80を閉じる。
弁80を所定時間t2開けることにより、液路78に生
じた負圧を解消することができ、気泡の発生を防止する
ことができる。尚、所定時間t2が経過しないうちにA
BS制御が開始されたときは、直ちに第2切換弁80は
閉じられ、該ABS制御が優先して実行される。
(B)に示す。
ャルチェックが終了し、終了を示すフラグがオンになる
と、ポンプ64、66の駆動を中止するためにモータリ
レーがオフとなる。モータリレーオフから所定時間t1
(4秒)経過したら、ポンプ66が完全に停止したと判
断して、所定時間t2(0.2秒)第2切換弁80を開
ける。
定時間t2開弁中にABS制御に入った場合には、前記
ステップ160からステップ180への流れが示すよう
に、直ちに第2切換弁80を開く制御を中止し、ABS
制御が終了した後で再び実行する。
る。
御装置の概略構成図である。
レーキ液をマスタリザーバ62から自吸し、圧力調整弁
76からマスタリザーバ62に戻すものであったが、本
第2実施形態は、ポンプ164、166がブレーキ液を
マスタシリンダ106から自吸し、圧力調整弁176、
176′からマスタシリンタ106に戻すようにしたも
のである。従って、この実施形態ではポンプ164、1
66の双方が請求項1でいうポンプに相当している。
採用されている。即ち、第1ブレーキ液路108から液
路122及び液路128が分かれ、それぞれ左前輪FL
のホイールシリンダ112及び右後輪RRのホイールシ
リンダ120に連通すると共に、第2ブレーキ液路11
0から液路124及び液路126が分かれ、それぞれ右
前輪FRのホイールシリンダ114及び左後輪RLのホ
イールシリンダ118に連通している。即ち、第1ブレ
ーキ液路108及び第2ブレーキ液路110について、
対称形に配設されている。
ぞれ、マスタシリンダ106の第1液室106a及び第
2液室106bより、切換弁180′及び180(共に
請求項1でいう切換弁に相当)を介して、液路178′
及び178からブレーキ液を自吸する。又、本実施形態
ではマスタカット弁170′及び170と圧力調整弁1
76′及び176は、それぞれ並列に配設されており、
マスタカット弁170′及び170が閉じられていると
き、圧力調整弁176′及び176からブレーキ液がマ
スタシリンダ106へ戻される。なお、符号117、1
17′は後輪RL、RRのホイールシリンダ118、1
20の液圧を調整する公知のPバルブ(プロポーショナ
ルバルブ)である。又、その他の構成は第1実施形態と
同様であり、対応する部材には下2桁が同じ符号を付し
て詳しい説明は省略する。
的に同様である。
させるため、モータ168に停止指令が出力されてから
所定時間経過後、切換弁180′及び180を所定時間
開けて、液路178′及び178中の負圧を解消させ、
気泡の発生を防ぐようにするものである。
ーバよりブレーキ液を自吸し、圧力調整弁からマスタシ
リンダに戻すものでも、マスタシリンダからブレーキ液
を自吸し、圧力調整弁からマスタリザーバに戻すもので
も同様に適用できる。
施形態のものに限定されるものではなく、直接ポンプの
回転を検出するようにしてもよいし、様々な手段を利用
することができる。
ポンプが完全に停止したことを判断した後に所定時間の
間切換弁を開放することで、配管内の負圧による気泡の
発生を防止することができる。
置を示す概略構成図
置を示す概略構成図
20…ホイールシリンダ 16…P&Bバルブ 22、24、26、28、42、44、46、48、5
8、60、72、78、122、124、126、12
8、142、144、146、148、158、16
0、172、178、178′…液路 30、32、34、36…保持用電磁弁 50、52、54、56…減圧用電磁弁 62、162…マスタリザーバ 64、66、164、166…自吸ポンプ 70、170、170′…マスタカット弁 74…第1切換弁 76、176、176′…圧力調整弁 80、180、180′…第2切換弁 82、182…電子制御装置(ECU)
Claims (2)
- 【請求項1】マスタシリンダ又はマスタリザーバと各車
輪のホイールシリンダとを連通する液路の途中にポンプ
を有し、且つポンプの吸入側と前記マスタシリンダ側と
を連通する液路の途中に該流路を開閉する切換弁を有す
る車両用制動制御装置において、 前記切換弁が閉じた状態でポンプが作動状態から停止状
態に移行したことを検出する手段と、 前記作動状態から停止状態への移行が検出されたとき
に、前記切換弁を所定時間開弁させる手段と、 を備えたことを特徴とする車両用制動制御装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記移行を検出する手
段が、前記ポンプの停止指令が出されてから所定時間経
過したことを判断することにより、前記移行の検出を行
うようにしたことを特徴とする車両用制動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05596196A JP3655385B2 (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 車両用制動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09240457A true JPH09240457A (ja) | 1997-09-16 |
JP3655385B2 JP3655385B2 (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=13013687
Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006315472A (ja) * | 2005-05-11 | 2006-11-24 | Advics:Kk | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
JP2006322349A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Toyota Motor Corp | 液圧制御装置 |
JP2009078616A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Advics:Kk | 自動二輪車両の制動制御装置、及び自動二輪車両の制動制御方法 |
JP2009078614A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Advics:Kk | 自動二輪車両の制動制御装置、及び自動二輪車両の制動制御方法 |
JP2013082289A (ja) * | 2011-10-07 | 2013-05-09 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
-
1996
- 1996-03-13 JP JP05596196A patent/JP3655385B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4561464B2 (ja) * | 2005-05-11 | 2010-10-13 | 株式会社アドヴィックス | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
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