JPH09193766A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置

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JPH09193766A
JPH09193766A JP933196A JP933196A JPH09193766A JP H09193766 A JPH09193766 A JP H09193766A JP 933196 A JP933196 A JP 933196A JP 933196 A JP933196 A JP 933196A JP H09193766 A JPH09193766 A JP H09193766A
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JP
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brake
valve
control device
sensor
master cylinder
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JP933196A
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Hirotaka Nakamura
浩敬 中村
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】トラクション制御や自動ブレーキ時等にマスタ
シリンダとブレーキ配管系とを遮断するソレノイドバル
ブ不要のブレーキ制御装置を提供する。 【解決手段】マスタシリンダ4と、ホイールシリンダ9
とを接続する流路内に設けた電子制御装置からの指令に
よって作動するホールドバルブ7と、前記ホイールシリ
ンダと前記リザーバタンクとを接続する流路内に設けた
電子制御装置からの指令によって作動するディケイバル
ブ8と、前記ディケイバルブとリザーバタンクとの間の
流路内に設けた電子制御装置からの指令によって作動す
る液圧ポンプ5とを備え、前記液圧ポンプの吐出口は前
記マスタシリンダとホールドバルブとの間の流路に連通
されており、さらに前記電子制御装置は各種情報を検出
するセンサ2、10、11、12からの信号により、前
記液圧ポンプ5、ホールドバルブ7、ディケイバルブ8
を制御してブレーキ液圧を制御するブレーキ制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンチロック制
御、トラクション制御、自動ブレーキ、坂道発進補助な
ど種々のブレーキ制御を実行できるブレーキ制御装置に
関するものであり、更に詳細にはマスタシリンダの構造
を簡素化できるとともにトラクション制御や自動ブレー
キ時等にマスタシリンダとブレーキ配管系とを遮断する
ソレノイドバルブをも不要にできるブレーキ制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりトラクション制御を行うブレー
キ装置として特開平2−120164号公報に記載され
ているもの等が知られている。この装置の概略を図3を
参照して説明すると、この装置は、マスタシリンダ10
0とホイールシリンダ101との間にアンチロック制御
用のソレノイドバルブ102と、リザーバ103および
液圧ポンプ104とを備えているものにおいて、アンチ
ロック制御用のソレノイドバルブ102とマスタシリン
ダ100との間に運転者がスイッチ105を投入するこ
とによりマスタシリンダ100とアンチロック制御用の
ソレノイドバルブ102との間の流路を閉じるトラクシ
ョン制御用のソレノイドバルブ106を設けたことを特
徴としており、この装置を使用してトラクション制御ま
たは坂道発進補助制御を実行する場合には、運転者が自
動車を発進させる前に、先ずブレーキを作動させて、ひ
らかれたアンチロック制御用のソレノイドバルブ102
を介してブレーキ圧を駆動輪のホイールシリンダ101
に供給し、同時にスイッチ105操作によりマスタシリ
ンダ100とホイールシリンダ101との間でアンチロ
ック制御用のソレノイドバルブ102の前に接続された
トラクション制御用のソレノイドバルブ106を介して
マスタシリンダ100への接続を当初は供給されたブレ
ーキ圧を維持して中断し、意図した発進に際してアンチ
ロック制御用のソレノイドバルブ102をリザーバ10
3へブレーキ圧を放圧するために制御し、車輪において
所定の値を越えるトラクションスリップが確認される
と、ブレーキ圧を生ぜしめるための液圧ポンプ104と
該ブレーキ圧で負荷されたアンチロック制御用のソレノ
イドバルブ102とをトラクション制御のために選択的
に制御するようにし、こうしてトラクション制御あるい
は坂道発進補助制御を実現するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなブレーキ装置では、アンチロック制御時にはホ
イールシリンダ内のブレーキ液を液圧ポンプによってマ
スタシリンダを介してリザーバタンクに戻す構成となっ
ているため、マスタシリンダにはセンターポートおよび
リリーフポートを有する構成のものを使用する必要があ
り、さらにトラクション制御時には運転者の意図によっ
て作動されるトラクション制御用のソレノイドバルブを
必要とする等、部品点数の削減が困難であり、コスト面
でも不利である。
【0004】そこで本発明は、マスタシリンダに、セン
ターポートおよびリリーフポートが不要な構成簡単なマ
スタシリンダ(ブレーキペダル非踏下時にリザーバタン
クと加圧室とを連通するポートを持たないマスタシリン
ダ)を使用するとともに、マスタシリンダとアンチロッ
ク制御用のソレノイドバルブとの間に設けるトラクショ
ン制御用のソレノイドバルブも不要として、装置全体の
簡略化を図るとともに、かつ、コスト面でも有利なブレ
ーキ制御装置を提供し、上述の問題点を解決することを
目的とする。 本発明の装置では、電子制御装置からの
指令によってアンチロック制御、トラクション制御、走
行中の自動ブレーキ、坂道発進補助等の種々のブレーキ
制御だけでなく、コーナリング時の内外輪のブレーキ圧
制御、さらには、前後輪の軸重荷重に応じたブレーキ力
配分など、種々のブレーキ圧制御を簡単に確実に行うこ
とができるため、極めて実用的な装置である。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明が採用
した技術解決手段は、ブレーキペダル非踏下時にリザー
バタンクと加圧室とを連通するポートを持たないマスタ
シリンダ4と、前記マスタシリンダとホイールシリンダ
9とを接続する流路内に設けた電子制御装置からの指令
によって作動するホールドバルブ7と、前記ホイールシ
リンダと前記リザーバタンクとを接続する流路内に設け
た電子制御装置からの指令によって作動するディケイバ
ルブ8と、前記ディケイバルブとリザーバタンクとの間
の流路内に設けた電子制御装置からの指令によって作動
する液圧ポンプ5とを備え、前記液圧ポンプの吐出口は
前記マスタシリンダとホールドバルブとの間の流路に連
通されており、さらに前記電子制御装置は各種情報を検
出するセンサ2、10、11、12からの信号により、
前記液圧ポンプ5、ホールドバルブ7、ディケイバルブ
8を制御してブレーキ液圧を制御すべく構成したことを
特徴とするブレーキ制御装置である。
【0006】
【実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形
態を説明する。図1は本発明の実施の形態に係る四輪を
独立して制御する形式のブレーキ制御装置の構成図、図
2はマスタシリンダの拡大断面図である。図において、
1はブレーキペダル、1Aはブレーキブースタ、2はブ
レーキぺダルの踏み込み量又は踏み込み力を検出するブ
レーキペダルセンサ、3はリザーバタンク、4はセンタ
ーポートおよびリリーフポートを持たない構成簡単なマ
スタシリンダ(詳細構成は後述する)、5は液圧ポン
プ、6はダンパー室、7はホールドバルブ、8はディケ
イバルブ、9は四輪夫々に配置したホイールシリンダ、
10は車輪速度を検出するスピードセンサ、11はホイ
ールシリンダ内の液圧を検出する圧力センサ、12はエ
ンジン出力など後述する各種情報を検出するセンサ群、
13は電子制御装置(ECU)であり、これらは図中実
線で示すブレーキ配管によって、また、図中点線で示す
電気配線により図示の如く接続されている。
【0007】前述の構成部品の内、ブレーキぺダル1に
連結されたブレーキブースタ1Aは、ブレーキぺダル1
の踏み込み力に応じてブレーキ力を補助する機能を有し
ている。また、センターポートおよびリリーフポートを
持たないマスタシリンダ4は、図2に示すようにブース
タ1Aに接続された本体を有しており、この本体にはリ
ザーバタンクに接続する第1入口ポート41、第2入口
ポート42と2系統のブレーキ配管のいづれか一方に接
続する第1出口ポート43、第2出口ポート44を備え
ている。
【0008】マスタシリンダ4本体内にはプライマリー
ピストン45とセカンダリーピストン46が配置されて
おり、プライマリーピストン45とセカンダリーピスト
ン46との間には第1出力室47が、またセカンダリー
ピストン46と本体との間には第2出力室48が形成さ
れている。各ピストン45、46は非作動時には第1ス
プリング49、第2スプリング50によって付勢されて
図示状態に維持されており、また、第1入口ポート41
と第1出口ポート43とはプライマリーピストン45に
設けたシール部材51によって、第2入口ポート42と
第2出口ポート44とはセカンダリーピストン46に設
けたシール部材52によってそれぞれ、入口ポート4
1、42から出口ポート43、44に向けてのブレーキ
液の流通を許容し、逆へのブレーキ液の流通を遮断した
状態で接続されている。
【0009】マスタシリンダ4の第1、第2出口ポート
43、44は公知のアンチロックブレーキ装置と同様に
常開型のホールドバルブ7を介してそれぞれのホイール
シリンダ9に接続されており、また、それぞれのホイー
ルシリンダ9は常閉型ディケイバルブ8を介してリザー
バタンク3に接続されている。ディケイバルブ8とリザ
ーバタンク3とを接続する配管には第1、第2液圧ポン
プ5A、5Bの吸入口が接続され、各液圧ポンプ5A、
5Bの吐出口はそれぞれダンパー室6を介して、マスタ
シリンダ4の各出口ポートに接続されている。また、ホ
イールシリンダ9の液圧を検出する圧力センサ11が各
ホイールシリンダ9に設けられている。
【0010】一方、前述の液圧ポンプ5のポンプモータ
M、ホールドバルブ7、ディケイバルブ8は電子制御装
置13に接続されており、また、電子制御装置13には
各種の情報を提供する各種センサ、具体的にはブレーキ
ぺダル1のブレーキペダルセンサ2、ホイールシリンダ
9の圧力を検出する圧力センサ11、エンジン回転数を
検出するセンサ12a、加速度センサ12b、ヨーレイ
トセンサ12c、ステアリング舵角センサ12d、車間
距離センサ12e、軸重(車高)センサ12f等が接続
されている。なお、前述の各センサは従来から使用され
ているセンサを利用する。上記のように構成されている
ブレーキ装置では、各種のセンサ2、10、11、12
からの情報にもとづき、電子制御装置13を介して、液
圧ポンプ5、ホールドバルブ7、ディケイバルブ8を制
御し、アンチロック制御、トラクション制御、自動ブレ
ーキ、坂道発進補助等のブレーキ制御を実行する。
【0011】つづいて、上記装置による各ブレーキ態様
について説明する。なお、マスタシリンダ4で発生した
ブレーキ液圧は第1出口ポート43、第2出口ポート4
4を経て各ホイールシリンダ9に供給されるが、各ホイ
ールシリンダ9の作動は同じであるのでここでは第1出
口ポート43側のブレーキ配管を中心に説明する。 〔通常ブレーキ時〕ブレーキぺダル1を踏み込むことに
よってマスタシリンダ4の第1出力室47で発生したブ
レーキ液圧は、第1出口ポート43→開いているホール
ドバルブ7→ホイールシリンダ9に供給され、ブレーキ
が働く。また、この時ブレーキぺダル1の踏み込み量や
踏み込み力をブレーキペダルセンサ2によって検出し、
ブレーキぺダル1の状態に応じて液圧ポンプ5を作動さ
せてリザーバタンク3から直接ブレーキ液をダンパー室
6→ホールドバルブ7を介してホイールシリンダ9に供
給するとともにホイールシリンダ9内のブレーキ液圧を
圧力センサ11で検知しながらホールドバルブ7やディ
ケイバルブ8を開閉してホイールシリンダ9内のブレー
キ液圧を制御する。このようにして、本装置では常にブ
レーキぺダル1の踏み込み状態にあったブレーキ力を得
ることができる。
【0012】一方、ブレーキ開放時には、マスタシリン
ダ4では上述したように、各出口ポート43、44側か
ら各入口ポート41、42側へのブレーキ液の流れはシ
ール部材51、52によって遮断されているため、ホイ
ールシリンダ9内のブレーキ液はホールドバルブ7、マ
スタシリンダ4を通してリザーバタンク3に還流するこ
とはできない。このため、ブレーキぺダル1に設けたブ
レーキペダルセンサ2からの情報によって電子制御装置
13によりディケイバルブ8を開き、ホイールシリンダ
9内のブレーキ液をホイールシリンダ9→開いたディケ
イバルブ8を介してリザーバタンク3に戻す。なお、ホ
イールシリンダ9内のブレーキ液圧は常時圧力センサ1
1によって監視されており、ブレーキぺダル1が完全に
開放された後にもホイールシリンダ9内に残圧が有る場
合にはディケイバルブ8を開いて残圧を開放し、その
後、ディケイバルブ8を所定時間経過後には再び閉じた
状態(初期状態)とする。こうして、ブレーキぺダル1
開放時のホイールシリンダ9内のブレーキ液圧は減圧さ
れる。
【0013】〔アンチロック制御時〕ブレーキ作動中に
例えば後輪がロック状態に陥ると、スピードセンサ10
よりの信号により電子制御装置13が車輪のロックを検
知し、後輪配管系内のホールドバルブ7を閉じるととも
にディケイバルブ8を開き、ホイールシリンダ9内のブ
レーキ液を、ホイールシリンダ9→開いたディケイバル
ブ8→リザーバタンク3に還流しブレーキ液圧の減圧を
実行する。再加圧が必要な場合には、ディケイバルブ8
を閉じ、ホールドバルブ7を開き、さらに液圧ポンプ5
を作動してリザーバタンク3から液圧ポンプ5によって
ブレーキ液を汲み上げホイールシリンダ9に供給してブ
レーキ液圧の再加圧を実行する。保持の場合にはホール
ドバルブ7およびディケイバルブ8を共に閉じた状態と
し、その時のブレーキ液圧の保持を実行する。
【0014】〔トラクション制御時〕車両発進作動時に
車輪がスリップ状態に陥ると、スピードセンサ10が車
輪のスリップを検知し、電子制御装置13が液圧ポンプ
5を作動し、リザーバタンク3内のブレーキ液を汲み上
げてホールドバルブ7を介してホイールシリンダ9に供
給し、車輪にブレーキを働かせる。この時のブレーキ液
圧の調整は圧力センサ11等からの情報を基に電子制御
装置13からの信号によりホールドバルブ7およびディ
ケイバルブ8を開閉しながら行う。なお、マスタシリン
ダ4は上述したように、各出口側から各入口側へのブレ
ーキ液の流れをシール部材によって遮断しているため、
液圧ポンプ5によって汲み上げたブレーキ液はマスタシ
リンダ4を通してリザーバタンク3に還流することはな
い。
【0015】〔自動ブレーキ制御時〕車間距離センサ1
2eによって車間距離が所定値以上に短くなったことを
検知すると、電子制御装置13が液圧ポンプ5を作動
し、リザーバタンク3内のブレーキ液を汲み上げてホー
ルドバルブ7を介してホイールシリンダ9に供給し、車
輪にブレーキを働かせる。この時のブレーキ液圧の調整
は圧力センサ11等からの情報をもとに電子制御装置1
3の指令によりホールドバルブ7およびディケイバルブ
8を開閉しながら行う。なお、マスタシリンダ4は上述
したように、各出口43、44側から各入口41、42
側へのブレーキ液の流れをシール部材51、52によっ
て遮断しているため、液圧ポンプ5によって汲み上げた
ブレーキ液はマスタシリンダ4を通してリザーバタンク
3に還流することはない。
【0016】〔前後輪ブレーキ力配分、コーナリング時
の内外輪のブレーキ液圧制御〕従来より、前後輪のブレ
ーキ力配分はプロポーショニングバルブを使用して行っ
ているが、本装置では、通常ブレーキ作動時に、車軸セ
ンサ12fからの検知信号に基づいて電子制御装置13
からの指令によりホールドバルブ7およびディケイバル
ブ8を開閉するとともに必要に応じて液圧ポンプ5を作
動することにより、前後輪のブレーキ液圧を変えること
ができる。また、コーナリング時の内外輪のブレーキ液
圧も、ヨーレイトセンサ12cや舵角センサ12dから
の検知信号に基づいて電子制御装置13からの指令によ
りホールドバルブ7およびディケイバルブ8を開閉する
とともに必要に応じて液圧ポンプ5を作動することによ
り、内外輪のブレーキ液圧を変えることができる。
【0017】上述したように本発明では、リリーフ機能
(ホイールシリンダからのブレーキ液をマスタシリンダ
通してリザーバタンクに還流する機能)を持たないマス
タシリンダ4を使用し、さらに、液圧ポンプ5、ホール
ドバルブ7、ディケイバルブ8等を利用して、各種セン
サからの情報に基づいて電子制御装置13からの指令に
より、あらゆる種類のブレーキ液圧の加圧、減圧、保持
等のブレーキ制御態様を実現できるため、従来のよう
な、複雑な構成マスタシリンダを使用する必要がなくな
り、さらには、トラクション制御用の高価なソレノイド
バルブを不要でき、装置全体のコスト低減や構造の簡略
化を図ることができる。本発明の精神または主要な特徴
から逸脱することなく本発明は他の色々な形で実施する
ことができ、そのため、前述の実施例はあらゆる点で単
なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に述べた如く本発明のブレーキ
制御装置では、ブレーキペダル踏下時にリザーバタンク
と加圧室とを連通するポートを持たないマスタシリンダ
を使用しホイールシリンダからのブレーキ液をマスタシ
リンダ通してリザーバタンクに還流しないようにしてお
きながら、液圧ポンプ、ホールドバルブ、ディケイバル
ブを制御し、あらゆる状態のブレーキ制御を実現できる
ようにしたため、装置全体構成を簡略化でき、小型、軽
量、安価なブレーキ制御装置を得ることができる。ま
た、種々のセンサからの情報をもとに電子制御装置によ
って液圧ポンプや各種弁を制御するようにしたため、電
子制御装置内のプログラムを変更するだけで、種々のブ
レーキ態様を実現することができる、また、アンチロッ
ク制御時、トラクション制御時等のブレーキ液圧の再加
圧、減圧、保持等を精度よく実現することができブレー
キのフィーリングを向上できる、等々の優れた効果を奏
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブレーキ制御装置の構成図である。
【図2】本発明のマスタシリンダの拡大断面図である。
【図3】従来のブレーキ制御装置の構成図である。
【符号の説明】
1 ブレーキペダル 1A ブレーキブースタ 2 ブレーキペダルセンサ 3 リザーバタンク 4 リリーフ機能を持たないマスタシリン
ダ 5 液圧ポンプ 6 ダンパー室 7 ホールドバルブ 8 ディケイバルブ 9 ホイールシリンダ 10 スピードセンサ 11 圧力センサ 12 センサ群 13 電子制御装置(ECU)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキペダル非踏下時にリザーバタンク
    と加圧室とを連通するポートを持たないマスタシリンダ
    4と、前記マスタシリンダとホイールシリンダ9とを接
    続する流路内に設けた電子制御装置からの指令によって
    作動するホールドバルブ7と、前記ホイールシリンダと
    前記リザーバタンクとを接続する流路内に設けた電子制
    御装置からの指令によって作動するディケイバルブ8
    と、前記ディケイバルブとリザーバタンクとの間の流路
    内に設けた電子制御装置からの指令によって作動する液
    圧ポンプ5とを備え、前記液圧ポンプの吐出口は前記マ
    スタシリンダとホールドバルブとの間の流路に連通され
    ており、さらに前記電子制御装置は各種情報を検出する
    センサ2、10、11、12からの信号により、前記液
    圧ポンプ5、ホールドバルブ7、ディケイバルブ8を制
    御してブレーキ液圧を制御すべく構成したことを特徴と
    するブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】前記各種情報を検出するセンサは、車輪速
    度センサ10、ブレーキペダルセンサ2、ホイールシリ
    ンダの圧力を検出する圧力センサ11、エンジン回転数
    を検出するセンサ12a、加速度センサ12b、ヨーレ
    イトセンサ12c、ステアリング舵角センサ12d、車
    間距離センサ12e、軸重(車高)センサ12fのう
    ち、少なくとも一つ以上で構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のブレーキ制御装置。
  3. 【請求項3】前記液圧ポンプの吐出口はダンパー室6を
    介して前記マスタシリンダとホールドバルブとを接続す
    る流路に連通されていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のブレーキ制御装置。
JP933196A 1996-01-23 1996-01-23 ブレーキ制御装置 Withdrawn JPH09193766A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100378749B1 (ko) * 1998-12-29 2003-06-18 주식회사 만도 전자 유압 브레이크 시스템
KR100944418B1 (ko) * 2005-12-08 2010-02-25 주식회사 만도 차량용 전자제어식 브레이크 시스템
JP2011178343A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Hitachi Automotive Systems Ltd ブレーキ装置
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