JP4667216B2 - トレーサビリティシステム - Google Patents

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Description

本発明は、製品の製造に用いられた材料のロット情報を管理することができるトレーサビリティシステムに関する。
製造現場においては、製品のロット情報を管理するために、製造工程において、予め決められたステップで、製品若しくはこの製品を製造するための材料が通過した時刻を記録することが行われている(例えば、特許文献1参照)。例えば、樹脂材料を成型することにより製造される部品の製造工程においても、中央制御盤により材料タンクから成型機に輸送される樹脂材料の輸送時刻と輸送量を記録するように構成されている。
特開2004−134509号公報
しかしながら、成型機に輸送される樹脂材料の輸送時刻と輸送量だけでは、製造(成型)された部品にどのような材料が使われているかを特定することは困難であり、例えば自動車品質システム規格(ISO/TS16949)で定められたトレーサビリティを保証することができないという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、製品を構成する材料のロット情報を管理するトレーサビリティシステムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るトレーサビリティシステム(例えば、実施形態における噴射成型システム1)は、複数の樹脂材料を混合して作られた調合材料から樹脂成型品を作る樹脂成型品製造システムにおいて、前記樹脂成型品のそれぞれについての製品ロット情報を推定するトレーサビリティシステムであって、前記樹脂成型品を構成する前記複数の樹脂材料がそれぞれ所定のロット量単位で投入されて貯留する複数の樹脂材料貯留手段と、前記複数の樹脂材料を混合して調合材料を得る混合手段と、前記複数の樹脂材料貯留手段から前記樹脂成型品を構成する材料配合比率に応じてそれぞれの樹脂材料を必要量取り出して前記混合手段へ供給する樹脂材料供給手段と、前記樹脂材料供給手段から供給された複数の樹脂材料を前記混合手段により混合して得られた調合材料を貯留する調合材料貯留手段と、前記調合材料貯留手段に貯留された調合材料を用いて樹脂成型品を作る成型装置と、前記成型装置により成型された樹脂成型品の重量を測定する重量測定手段と、システムを管理するシステム管理手段とを備える。そして、前記システム管理手段は、前記複数の樹脂材料貯留手段にそれぞれの前記所定ロット量単位で投入された前記樹脂材料についての投入ロットおよび投入重量を、前記複数の材料貯留手段のそれぞれに
対応して樹脂材料ロット情報として管理する樹脂材料ロット情報管理手段と、前記樹脂材料供給手段から前記混合手段に供給されて混合されて前記調合材料貯留手段に貯留された調合材料の重量情報を、前記樹脂成型品を構成する樹脂材料の前記材料配合比率に対応して調合材料ロット情報として管理する調合材料ロット情報管理手段と、前記成型装置が成型した樹脂成型品の重量を測定して得られた成型品重量情報を管理する製品重量管理手段を備え、前記調合材料貯留手段に貯留された調合材料の前記調合材料ロット情報に基づいて、前記複数の材料貯留手段のそれぞれの前記樹脂材料ロット情報から前記混合手段により作られた調合材料として用いられた樹脂材料重量を減じて前記複数の樹脂材料貯留手段のそれぞれに残された前記投入ロットに係る前記樹脂材料の重量を求め、求められた重量が所定のしきい値を下回ると、前記所定ロット量単位で次の樹脂材料を投入し、この新たに投入された樹脂材料の樹脂材料ロット情報を前の投入ロットと分けて次の樹脂材料ロット情報として前記樹脂材料ロット情報管理手段により管理し、前記複数の樹脂材料貯留手段のいずれかにおいて前の投入ロットに係る樹脂材料の重量が零となって次の投入ロットに係る樹脂材料が前記混合手段に供給されたときから、前記混合手段より混合されて前記調合材料貯留手段に貯留される調合材料が次のロットに係る調合材料ロット情報として前記調合材料ロット情報管理手段により管理し、前記製品重量管理手段からの前記成型品重量情報を受けて、前記調合材料ロット情報管理手段により管理されている前記調合材料貯留手段に貯留された調合材料の重量情報から前記成型装置により作られた樹脂成型品の重量情報を差し引くことにより、前記調合材料貯留手段内の前記調合材料の残量を推定し、前記調合材料貯留手段内の前記調合材料の残量が所定のしきい値を下回った場合に、前記複数の材料貯留手段から前記材料配合比率に応じて樹脂材料を必要量取り出して前記混合手段により混合して調合材料を作り、前記調合材料貯留手段に貯留するとともにこの調合材料についての樹脂材料ロット情報を前記樹脂材料ロット情報管理手段により管理することにより、前記成型装置により作られた樹脂成型品がいずれの調合材料ロットに係るものであるかを推定し、同一の調合材料ロットを用いて前記成型装置により作られた樹脂成型品の集団を一つの製品ロットとして扱い、製品ロット情報を推定して獲得するように構成される。
このようなトレーサビリティシステムにおいて、前記システム管理手段は、それぞれの前記調合材料ロットについて、その調合材料の製造および前記調合材料貯留手段への貯留の日付及び時刻を管理し、前記製品ロット情報に反映させるように構成してもよい。
このとき、前記システム管理手段は、前記成型装置による前記樹脂成型品の製造指図情報を記憶する手段を有し、前記製品ロット情報と前記製造指図情報とを関連付けて記憶するように構成することもできる。
さらに、前記樹脂成型品のそれぞれの重量を測定、判定して、所定の判定値を満たす樹脂成型品を良品とし、前記製品ロット情報と対応付けることにより、前記製造履歴情報に対応づけて前記樹脂成型品の管理を可能にしてもよい。
さらに、在庫状態の樹脂材料の情報を管理する在庫情報管理手段を備え、前記在庫状態の樹脂材料のうち、前記投入指示を受けた樹脂材料が一致するか否かを検査する検査手段を有して構成されることが好ましい。
本発明に係るトレーサビリティシステムを以上のように構成すると、製造装置で製造された製品の製品ロット情報(ロット番号等)を用いて、この製品を構成する材料毎の材料ロット情報(ロット番号等)を製造情報記憶手段から特定することができる。また、製造装置のホッパ内の材料を考慮することにより、製品ロット情報と連番により製品毎に材料のロット情報を正確に特定することができる。さらに、製造装置に材料が供給される前に、輸送された材料を攪拌することにより、材料の配合比率を均一してにして材料のロット情報をより正確に特定することができる。同様に、貯留手段に投入される材料が正しい材料であるか否かを検査する検査手段を有することにより、ロット情報の信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1を用いて、本発明に係るトレーサビリティシステムを、樹脂材料を成型して部品20を製造する射噴成型システム1に適用した場合の構成について説明する。射噴成型システム1は、複数の材料タンク3を有する材料タンク群2、複数の射噴成型機7、製造された部品20の重量を測定する重量測定装置11、材料タンク群2および射噴成型機7を制御して部品20を製造する材料管理装置12、重量測定装置11を制御する重量管理装置13、および、射噴成型システム1全体を管理する管理装置14から構成される。
材料タンク群2を構成する材料タンク3の各々には計量機4が設けられており、この計量機4を操作して各材料タンク3から必要な材料が必要な量だけ取り出せるようになっている。そして、各材料タンク3から取り出された材料は、ブレンダ5で混合され、輸送管6aおよびディストリビュータ6bからなる輸送ライン6を介して所定の射噴成型機7に輸送される。
射噴成型機7は、輸送された材料を攪拌する装置側ブレンダ8、材料を貯留するホッパ9、および、材料を用いて部品20を成型する成型機本体10とから構成され、輸送ライン6を介して輸送された材料は、装置側ブレンダ8を経由してホッパ9に貯留される。材料タンク群2からの材料の輸送は空気を吸引することにより行われるが、この装置側ブレンダ8は、図2に示すように、吸引するための空気を利用し、輸送された材料を攪拌し、混合された材料の配合比率を均一にしてホッパ9に貯留するものである。そのため、輸送された材料は所定の時間この装置側ブレンダ8で攪拌され、その後、ホッパ9に貯留される。そして、この射噴成型機7で成型された部品20は、重量測定装置11で重量が測定され、基準を満たした部品20が完成品として管理されるように構成されている。
管理装置14には、この射噴成型システム1で製造する部品20に関する情報として製造指図情報15が記憶されており、管理装置14は、この製造指図情報15に基づいて、材料管理装置12に輸送指示情報18を送信し、重量管理装置13に重量指示情報19を送信する。輸送指示情報18は、材料の配合情報(例えば配合比率)、輸送量、輸送先、および、製造予定数に関する情報から構成されている。材料管理装置12は、材料信号線16により計量機4、ディストリビュータ6b、および、成型機本体10と接続されている。そして、輸送指示情報18を受信した材料管理装置12は、配合情報および輸送量に基づいて各材料タンク3の計量機4を制御して、所望の配合になるように材料を取り出し、輸送先に基づいてディストリビュータ6bを制御して輸送先で指定された射噴成型機7に材料を輸送し、製造予定数に基づいて射噴成型機7を制御して部品20を製造する。なお、ホッパ9内の材料が無くなると、材料信号線16を介して成型機本体10から材料の輸送要求が材料管理装置12に送信され、この情報に基づいて材料タンク群2から材料が輸送される。
一方、重量指示情報19は、部品20の規定重量、および、公差情報に関する情報から構成されている。重量管理装置13は、射噴成型機7毎に配置された重量測定装置11と重量信号線17により接続されている。そして、重量指示情報19に基づいて、製造された部品20を重量測定装置11により測定し、部品20の重量が規定重量に対して公差情報の範囲内にあるときは完成品と判定する。
材料管理装置12は、材料タンク群2の材料タンク3に貯留されている材料の残量を、図3に示すようなデータ構造の材料タンク情報30として管理している。この材料タンク情報30は、材料タンク3(ここでは、説明を簡単にするために、材料タンク群2が3基の材料タンク3から構成されている場合とする)毎に、最新の材料ロットのロット番号31、最新の材料ロットの残量32、前回投入された材料ロットのロット番号33、前回の材料ロットの残量34、および、現在輸送対象となるロットのロット番号35から構成される。
材料タンク3に最初に材料が投入されたときは、最新材料ロット31と現輸送ロット35にその材料のロット番号が記憶されるとともに、残量32にその残量(すなわち投入量)が記憶される。そして、輸送される毎に、残量32から輸送量(使用量)が減算され(各材料の使用量は、混合材料の輸送量に、各材料の配合比率を乗じて得られる)、残量32が所定の閾値より少なくなると、材料管理装置12は管理装置14に対して材料投入指示情報21を送信する。この材料投入指示情報21に対応して材料タンク3に材料が投入されると、現在の最新材料ロット31とその残量32の情報を前回材料ロット33とその残量34に記憶し、最新材料ロット31に投入された材料のロット番号を記憶し、残量32に投入量を記憶する。そして、材料が輸送されると、今度は、前回材料の残量34が0になるまでは、この残量34から輸送量を減算し、0になると、現輸送ロット35を最新材料ロット31のロット番号にして、以降は、最新の材料ロットの残量32から輸送量を減算する。
このように、材料管理装置12で各材料タンク3の残量を管理することにより、射噴成型機7に輸送される材料のロット番号を管理することができる。なお、材料管理装置12は、管理装置14からの輸送指示情報18に応じて材料を射噴成型機7に輸送する毎に、管理装置14に対して輸送量と各材料タンク3の材料タンク情報30の現輸送ロット35を輸送情報22として送信する。そして、管理装置14は、この輸送情報22と製造指図情報15とから、射噴成型機7で製造されている部品20の情報を、図4に示すようなデータ構造の成型機情報40として管理する。
成型機情報40は、各射噴成型機7(ここでは、2基の成型機から構成されている場合とする)毎に、製造指図情報15の管理番号である製造指図番号41、輸送量42、輸送回数43、成型された部品20の数量44、第1番目の混合材料45、第2番目の混合材料46、第3番目の混合材料47、および、最新の輸送日時48から構成される。なお、この成型機情報40は、上述の材料タンク3の基数に応じて第1〜第3番目の混合材料45〜47について管理する場合を説明したが、材料タンク3の基数に応じて混合材料の項目が増やされる。
管理装置14は、材料管理装置12および重量管理装置13に輸送指示情報18および重量指示情報19を送信するときに、その製造指図情報15の管理番号を製造指図番号41に記憶し、また、1回の輸送の輸送量を輸送量42に記憶する。そして、材料管理装置12から輸送情報22を受信すると、輸送回数43を1増加させ、第1〜第3番目の混合材料45〜47に各材料タンク3の現輸送ロット35の情報を記憶し、合わせて、その輸送時刻を最新輸送日時48に記憶する。なお、重量管理装置13も、重量測定装置11で部品20の重量が測定される毎に、重量情報23としてその部品20の検量値(重量)、検量時刻、作業状態、および、判定値(完成品か否か)を管理装置14に送信するように構成されており、成型機情報40の数量44は、重量情報23の判定値が完成品であるときに1増加される(すなわち、現時点での完成品の個数が記憶されている)。
このように、材料管理装置12からの輸送情報22と重量管理装置13からの重量情報23とを管理装置14で成型機情報40として管理することにより、現輸送ロットのロット番号の組み合わせが変わった時点で、成型機情報40の内容を材料輸送データベース50に履歴情報として記憶して蓄積することができ、この材料輸送データベース50から部品20の材料のロット番号を特定することができる。この材料輸送データベース50は、図5に示すようなデータ構造を有しており、製造指図番号51、製造日52、開始時刻53、終了時刻54、輸送量55、輸送回数56、数量57、および、第1〜第3番目の混合材料58a〜58cから構成される。管理装置14は、輸送情報22の第1〜第3の混合材料のロット番号の構成が変化するときは、成型機情報40の内容を対応する材料輸送データベース50の項目に記憶し、その後、成型機情報40の内容をリセットして、材料管理装置12から受信した輸送情報22の内容を成型機情報40に記憶する。このとき、製造日52、開始時刻53、および、終了時刻54は、重量情報23を用いる。なお、第1〜第3の混合材料のロット番号は、製造する日を跨ぐとき(例えば、翌日も続けて同一の製造指図番号で部品20の製造を行うとき)も変化したものとして扱われる。
射噴成型システム1を以上のように構成すると、例えば、製造日毎に部品20にロット番号が割り当てられる管理をしている場合は、射噴成型機7のホッパ9内の混合された材料の残量を考慮しなくても、このロット番号(製造日)に対応して部品20を構成する材料毎のロット情報(ロット番号等)を材料輸送データベース50から正確に特定することができる。
しかしながら、以上のような構成によると、射噴成型機7のホッパ9内の材料の残量が考慮されておらず、部品20毎に材料のロット番号を特定することはできない(例えば、図5に示す材料輸送データベース50の内容によると、部品20の同一のロット、すなわち、同じ日に製造された部品20に対して、3種類の材料の混合パターンが存在することになる)。そのため、管理装置14において各射噴成型機7のホッパ9内の残量を管理することにより部品20毎に材料のロットを特定する方法について説明する。
まず、管理装置14において、図6に示すようなデータ構造を有するホッパ内材料管理情報60としてホッパ9内の残量を管理する。ホッパ内材料管理情報60は、製造指図番号61、最新材料ロットに対する第1〜第3の混合材料62a〜62cおよびその残量63、前回材料ロットに対する第1〜第3の混合材料64a〜64cおよびその残量65、並びに、最新輸送日時66から構成される。
管理装置14は、最初に混合された材料がホッパ9に輸送されると、最新材料ロットの項目62a〜62c,63に輸送された材料のロット番号および輸送量を記憶する。そして、部品20が製造されて重量情報23が重量管理装置13から管理装置14に送信される毎に、その部品20の検量値を残量63から減算する(その部品20の判定値に拘わらず使用した量として減算する)。ホッパ9内の材料が所定の閾値より少なくなって新たな材料が材料タンク群2から輸送されると(材料管理装置12から輸送情報22が管理装置14に送信されると)、最新材料ロットの項目62a〜62c,63の内容を、前回材料ロットの項目64a〜64c,65に記憶し、輸送された新たな材料の情報を最新材料ロットの項目62a〜62c,63の項目に記憶し、以降は、前回材料ロットの残量65が0になるまで、部品20の検量値を前回材料ロットの残量65から減算する。
このようにホッパ9内の材料の残量を管理することにより部品20毎に使用されている材料のロット情報を管理することができる。この場合、その日に製造された部品を特定するためのロット番号に加えて、製造される部品20毎に連番(副番)を割り当てる必要がある。そして、この連番の情報を図7に示すように材料輸送データベース50において、開始連番59aおよび終了連番59bとして管理することにより、この材料輸送データベース50を用いて部品20毎に材料のロット情報(ロット番号等)を特定することができる。なお、材料輸送データベース50に成型機情報40の内容を記憶させるタイミングは、ホッパ内材料管理情報60の前回材料ロットの残量65が0になったときである。これにより、ホッパ9内に貯留された材料のロット情報を正確に材料輸送データベース50に記憶させることができる。
このとき、ホッパ9に貯留される材料は一旦装置側ブレンダ8で攪拌されているため、材料の混合比率は均一になっており、上述の管理方法により各部品20を構成する材料のロット情報を正確に管理することができる。同様に、重量測定装置11で各部品20毎に重量を測定し公差の範囲内にあるか否かを検査しているため、部品20が、所定の材料が所定の配合比率で用いられて成型されていることを保証することができる。
なお、材料タンク群2に投入される材料が在庫管理システム70により管理されている場合はこの情報を利用して材料タンク3に投入される材料を管理することができる。以下に図8を用いて説明する。在庫管理システム70は、納入された材料の在庫(数量)を管理するシステムであり、材料のロット番号と在庫量を在庫データベース71に管理している。また、材料はパッケージ80単位にその材料情報がバーコード形式で印刷されたラベル72が貼り付けられている。
管理装置14は、材料管理装置12から材料投入指示情報21を受け取ると、その材料の在庫情報24を在庫管理システム70の在庫データベース71から取得し、指示書73としてプリントアウトする。この指示書73には投入すべき材料のロット番号等が文字情報と合わせてバーコード形式で印刷されている。作業者は、材料を材料タンク3に投入する際に、バーコードリーダ74を用いて指示書73とパッケージ80に添付されたラベル72のバーコードを読み込む。そして、バーコードリーダ74は、両方のバーコードが一致するときは投入を許可し、不一致のときは警告を発する。これにより、作業者が間違ったパッケージ80を選択して間違った材料がタンク3に投入されるのを防止することができる。最後に、指示通りの材料を投入した作業者が、管理装置14で指示書73のバーコードを読み込むことにより、材料タンク3への材料の投入完了が確認され、在庫管理システム70に投入情報25が送信され、在庫データベース71が更新される。
このように、材料タンク3に投入される材料が正しいものであることを管理装置14で管理することにより、部品20を構成する材料のロット情報をより正確なものとすることができ、信頼性を向上させることができる。なお、射噴成型機7で製造された部品20の重量を重量測定装置11で測定し、その重量が規定重量に対して公差情報の範囲内にあること(すなわち完成品であること)を確認することにより、複数の材料が正しい配合割合で製造されていることを保証することができる。
以上の実施例では、本発明に係るトレーサビリティシステムを、材料を成型して部品を製造する射噴成型システム1に適用した場合について説明したが、本発明がこの実施例に限定されることはなく、例えば、複数の顔料を調合してインクを製造するシステム等にも適用することが可能である。
本発明に係る射噴成型システムの構成を示すブロック図である。 射噴成型装置7のブロック図の要部拡大図である。 材料タンク情報の構造を示すデータ構造図である。 成型機情報の構造を示すデータ構造図である。 材料輸送データベースの構造を示すデータ構造図である。 ホッパ内材料管理情報の構造を示すデータ構造でである。 部品のロット番号に連番を加えた場合の材料輸送データベースの構造を示すデータ構造図である。 在庫管理システムとの連係を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1 射噴成型システム(トレーサビリティシステム)
3 材料タンク(貯留手段)
6 輸送ライン(輸送手段)
7 射噴成型機(製造装置)
8 装置側ブレンダ
9 ホッパ
20 部品(製品)
30 材料タンク情報(材料情報記憶手段)
40 成型機情報(製造情報記憶手段)
50 材料輸送データベース(製造履歴情報記憶手段)
60 ホッパ内材料管理情報(ホッパ内材料記憶手段)
70 在庫管理システム(在庫情報管理手段)
73 指示書(投入指示手段)
74 バーコードリーダ(検査手段)

Claims (5)

  1. 複数の樹脂材料を混合して作られた調合材料から樹脂成型品を作る樹脂成型品製造システムにおいて、前記樹脂成型品のそれぞれについての製品ロット情報を推定するトレーサビリティシステムであって、
    前記樹脂成型品を構成する前記複数の樹脂材料がそれぞれ所定のロット量単位で投入されて貯留する複数の樹脂材料貯留手段と、前記複数の樹脂材料を混合して調合材料を得る混合手段と、前記複数の樹脂材料貯留手段から前記樹脂成型品を構成する材料配合比率に応じてそれぞれの樹脂材料を必要量取り出して前記混合手段へ供給する樹脂材料供給手段と、前記樹脂材料供給手段から供給された複数の樹脂材料を前記混合手段により混合して得られた調合材料を貯留する調合材料貯留手段と、前記調合材料貯留手段に貯留された調合材料を用いて樹脂成型品を作る成型装置と、前記成型装置により成型された樹脂成型品の重量を測定する重量測定手段と、システムを管理するシステム管理手段とを備え、
    前記システム管理手段は、
    前記複数の樹脂材料貯留手段にそれぞれの前記所定ロット量単位で投入された前記樹脂材料についての投入ロットおよび投入重量を、前記複数の材料貯留手段のそれぞれに対応して樹脂材料ロット情報として管理する樹脂材料ロット情報管理手段と、
    前記樹脂材料供給手段から前記混合手段に供給されて混合されて前記調合材料貯留手段に貯留された調合材料の重量情報を、前記樹脂成型品を構成する樹脂材料の前記材料配合比率に対応して調合材料ロット情報として管理する調合材料ロット情報管理手段と、
    前記成型装置が成型した樹脂成型品の重量を測定して得られた成型品重量情報を管理する製品重量管理手段を備え、
    前記調合材料貯留手段に貯留された調合材料の前記調合材料ロット情報に基づいて、前記複数の材料貯留手段のそれぞれの前記樹脂材料ロット情報から前記混合手段により作られた調合材料として用いられた樹脂材料重量を減じて前記複数の樹脂材料貯留手段のそれぞれに残された前記投入ロットに係る前記樹脂材料の重量を求め、求められた重量が所定のしきい値を下回ると、前記所定ロット量単位で次の樹脂材料を投入し、この新たに投入された樹脂材料の樹脂材料ロット情報を前の投入ロットと分けて次の樹脂材料ロット情報として前記樹脂材料ロット情報管理手段により管理し、
    前記複数の樹脂材料貯留手段のいずれかにおいて前の投入ロットに係る樹脂材料の重量が零となって次の投入ロットに係る樹脂材料が前記混合手段に供給されたときから、前記混合手段より混合されて前記調合材料貯留手段に貯留される調合材料が次のロットに係る
    調合材料ロット情報として前記調合材料ロット情報管理手段により管理し、
    前記製品重量管理手段からの前記成型品重量情報を受けて、前記調合材料ロット情報管理手段により管理されている前記調合材料貯留手段に貯留された調合材料の重量情報から前記成型装置により作られた樹脂成型品の重量情報を差し引くことにより、前記調合材料貯留手段内の前記調合材料の残量を推定し、前記調合材料貯留手段内の前記調合材料の残量が所定のしきい値を下回った場合に、前記複数の材料貯留手段から前記材料配合比率に応じて樹脂材料を必要量取り出して前記混合手段により混合して調合材料を作り、前記調合材料貯留手段に貯留するとともにこの調合材料についての樹脂材料ロット情報を前記樹脂材料ロット情報管理手段により管理することにより、前記成型装置により作られた樹脂成型品がいずれの調合材料ロットに係るものであるかを推定し、同一の調合材料ロットを用いて前記成型装置により作られた樹脂成型品の集団を一つの製品ロットとして扱い、製品ロット情報を推定して獲得するように構成されたことを特徴とするトレーサビリティシステム。
  2. 前記システム管理手段は、それぞれの前記調合材料ロットについて、その調合材料の製造および前記調合材料貯留手段への貯留の日付及び時刻を管理し、前記製品ロット情報に反映させることを特徴とする請求項1に記載のトレーサビリティシステム。
  3. 前記システム管理手段は、前記成型装置による前記樹脂成型品の製造指図情報を記憶する手段を有し、前記製品ロット情報と前記製造指図情報とを関連付けて記憶することを特徴とする請求項1または2に記載のトレーサビリティシステム。
  4. 前記樹脂成型品のそれぞれの重量を測定、判定して、所定の判定値を満たす樹脂成型品を良品とし、前記製品ロット情報と対応付けることにより、
    前記製造履歴情報に対応づけて前記樹脂成型品の管理を可能にしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトレーサビリティシステム。
  5. 庫状態の樹脂材料の情報を管理する在庫情報管理手段を備え、前記在庫状態の樹脂材料のうち、前記投入指示を受けた樹脂材料が一致するか否かを検査する検査手段を有する、請求項1〜4のいずれかに記載のトレーサビリティシステム。
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