JP4664927B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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本発明は、ステアリングホイールから車輪に至る操舵トルク伝達経路に磁歪式トルクセンサを配置し、前記磁歪式トルクセンサで検出した操舵トルクに応じてステアリングアクチュエータを駆動して運転者のステアリング操作をアシストする電動パワーステアリング装置に関する。
ステアリングホイールに入力される操舵トルクを磁歪式トルクセンサで検出し、検出した操舵トルクに基づいて電動パワーステアリング装置のモータに発生させる目標トルクを算出するものが下記特許文献1により公知である。前記磁歪式トルクセンサは、ピニオンシャフトの外周に磁気異方性を有するように形成された磁歪膜と、磁歪膜の外周を囲むコイルとを備え、シャフトの捩じれ歪に応じて変化する磁歪膜の透磁率の変化を前記コイルのインダクタンスの変化として検出することで、ピニオンシャフトに伝達される操舵トルクを検出するようになっている。
また入力シャフトおよび出力シャフトをトーションバーで連結し、操舵トルクによりトーションバーが捩じれることで発生する入力シャフトおよび出力シャフトの相対回転を可動部材を軸方向の変位に変換し、可動部材に設けたコアの位置をコイルで検出することで操舵トルクを検出するトーションバー式の操舵トルクセンサが、下記特許文献2により公知である。
特開2006−7931号公報 特開2006−232214号公報
ところで、ステアリングホイールと車輪とを接続する操舵トルクの伝達経路の捩じれ剛性が高いと、運転者やステアリングアクチュエータから入力される操舵トルクがダイレクトに車輪に伝達されるために車両のヨー応答性が高くなり、逆に操舵トルクの伝達経路の捩じれ剛性が低いとヨー応答性が低くなる傾向がある。しかしながら、トーションバー式の操舵トルクセンサを採用すると、操舵トルクの伝達経路のうちでトーションバーの捩じれ剛性が最も低くなるため、トーションバーの捩じれによって車両のヨー応答性の上限値が制限されてしまい、ヨー応答性を高く設定できなくなる問題がある。
それに対して、トーションバーのようなばね定数の小さい部材を持たない磁歪式トルクセンサを採用すると、操舵トルクの伝達経路の捩じれ剛性が高くなり、車両のヨー応答性が高い値に固定されてしまう問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、電動パワーステアリング装置のヨー応答性の設定範囲を拡大することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、ステアリングホイールから車輪に至る操舵トルク伝達経路に磁歪式トルクセンサを配置し、前記磁歪式トルクセンサで検出した操舵トルクに応じてステアリングアクチュエータを駆動して運転者のステアリング操作をアシストする電動パワーステアリング装置において、前記操舵トルク伝達経路に前記磁歪式トルクセンサと直列に該磁歪式トルクセンサよりもばね定数が小さい弾性体を配置し、前記弾性体を介して前記ステアリングホイールから前記車輪に操舵トルクを伝達することを特徴とする電動パワーステアリング装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記弾性体は二つの軸を弾性的に接続する弾性カップリングであることを特徴とする電動パワーステアリング装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、ステアリングホイールから車輪に至る操舵トルク伝達経路に磁歪式トルクセンサを配置し、前記磁歪式トルクセンサで検出した操舵トルクに応じてステアリングアクチュエータを駆動して運転者のステアリング操作をアシストする電動パワーステアリング装置において、前記ステアリングホイールおよび前記車輪間に配置されるステアリングギヤボックスを前記磁歪式トルクセンサよりもばね定数が小さい弾性体を介して車体に支持したことを特徴とする電動パワーステアリング装置が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、前記弾性体は、外筒と、内筒と、それら外筒および内筒を接続するゴムブッシュとで構成され、前記外筒が前記ステアリングギヤボックスのハウジングの取付孔に圧入され、前記内筒が前記車体にボルトで固定されることを特徴とする電動パワーステアリング装置が提案される。
尚、実施の形態の上半体14aおよび下半体14bは本発明の軸に対応し、実施の形態の弾性カップリング35およびゴムブッシュジョイント38は本発明の弾性体に対応する。
請求項1の構成によれば、ステアリングホイールから車輪に至る操舵トルク伝達経路に磁歪式トルクセンサおよび該磁歪式トルクセンサよりもばね定数が小さい弾性体を直列に配置したので、操舵トルク伝達経路の捩じれ剛性を、弾性体のばね定数を変化させることで、磁歪式トルクセンサのばね定数により決まる高い値から下の広い範囲で任意に設定することが可能になり、ステアリング装置のヨー応答性の設定範囲を拡大することができる。しかも操舵トルク伝達経路に弾性体が介在することで、車輪からステアリングホイールに伝達される振動を吸収して操舵フィーリングを向上させることができる。
また請求項2の構成によれば、二つの軸を弾性的に接続する弾性カップリングで弾性体を構成したので、操舵トルク伝達経路に弾性体をコンパクトに配置することができる。
また請求項3の構成によれば、ステアリングホイールから車輪に至る操舵トルク伝達経路に磁歪式トルクセンサおよびステアリングギヤボックスを配置し、ステアリングギヤボックスを前記磁歪式トルクセンサよりもばね定数が小さい弾性体を介して車体に支持したので、操舵トルク伝達経路の捩じれ剛性を、弾性体のばね定数を変化させることで、磁歪式トルクセンサのばね定数により決まる高い値から下の広い範囲で任意に設定することが可能になり、ステアリング装置のヨー応答性の設定範囲を拡大することができる。しかもステアリングギヤボックスを弾性体を介して車体に支持したことで、車輪からステアリングホイールに伝達される振動を吸収して操舵フィーリングを向上させることができる。
また請求項4の構成によれば、弾性体は、外筒と、内筒と、ゴムブッシュとで構成され、外筒がステアリングギヤボックスのハウジングの取付孔に圧入され、内筒が車体にボルトで固定されるので、操舵トルクが作用したときにゴムブッシュが弾性変形してステアリングギヤボックスを車体に対して相対移動させ、操舵トルクの伝達経路の捩じれ剛性を低下させてヨー応答性を鈍感にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の第1の実施の形態を示すもので、図1は電動パワーステアリング装置の全体構造を示す図、図2は図1の2部拡大図、図3は図1の3部拡大図、図4は操舵トルクに対するトルク検出信号の変化特性を示す図である。
図1に示すように、自動車の電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイール11と一体に回転する上部ステアリングシャフト12と、上部ステアリングシャフト12に上部自在継ぎ手13を介して接続された下部ステアリングシャフト14と、下部ステアリングシャフト14に下部自在継ぎ手15を介して接続されたラックアンドピニオン式のステアリングギヤボックス16と、上部ステアリングシャフト12に設けられたステアリングアクチュエータ17とを備える。
ステアリングギヤボックス16は、ラック18が形成されたラックバー19と、このラック18に噛合するピニオン20を有して前記下部自在継ぎ手15に接続されるピニオンシャフト21と、ラックバー19を左右摺動自在に支持するとともに、ピニオン20を挟む位置でピニオンシャフト21を一対のボールベアリング22,23を介して支持するハウジング24とを備える。ラックバー19の左右両端は、左右のボールジョイント25,25および左右のタイロッド26,26を介して左右の車輪W,Wに接続される。
上部ステアリングシャフト12はハウジング27の内部に3個のボールベアリング28,29,30を介して回転自在に支持される。ステアリングアクチュエータ17は、上部ステアリングシャフト12に固定したウオームホイール31と、このウオームホイール31に噛合するウオーム32と、このウオーム32を回転駆動するモータ33とで構成される。
更に、ステアリングアクチュエータ17の上方の上部ステアリングシャフト12に、ステアリングホイール11に入力される操舵トルクを検出する磁歪式トルクセンサ34が設けられる。また下部ステアリングシャフト14の中間部に弾性カップリング35が設けられる。
図2から明らかなように、磁歪式トルクセンサ34は、上部ステアリングシャフト12の表面を所定幅で覆うように形成された、例えばNi−Feメッキよりなる第1、第2磁歪膜51A,51Bと、第1磁歪膜51Aを囲む第1コイル52Aと、第2磁歪膜51Bを囲む第2コイル52Bと、第1コイル52Aを囲む第1ヨーク53Aと、第2コイル52Bを囲む第2ヨーク53Bとを備える。第1コイル52Aおよび第2コイル52Bには、第1、第2出力選択回路54A,54Bおよび差動増幅回路55が接続される。
図3から明らかなように、下部ステアリングシャフト14は上半体14aおよび下半体14bに2分割されており、上半体14aの下端に固定した円筒状のカラー36の内周面と、下半体14bの外周面との間に、円筒状のラバー37の外周面および内周面がそれぞれ焼き付けにより固定される。
次に、上記構成を備えた本発明の第1の実施の形態の作用を説明する。
運転者がステアリングホイール11を操作すると、ステアリングホイール11の回転が上部ステアリングシャフト12、上部自在継ぎ手13、下部ステアリングシャフト14、下部自在継ぎ手15,ピニオンシャフト21、ピニオン20、ラック18、ラックバー19およびボールジョイント25,25を介してタイロッド26,26に伝達され、左右の車輪W,Wが転舵される。
その際に、運転者がステアリングホイール11に入力した操舵トルクが上部ステアリングシャフト12の周囲に設けた磁歪式トルクセンサ34により検出されると、図示せぬ電子制御ユニットが前記操舵トルクに応じてステアリングアクチュエータ17のモータ33を駆動することで、モータ33のトルクがウオーム32およびウオームホイール31を介して上部ステアリングシャフト12に伝達され、運転者のステアリング操作がステアリングアクチュエータ17によりアシストされる。
磁歪式トルクセンサ34による操舵トルクの検出は、次のようにして行われる。
第1、第2コイル52A,52Bに交流電流を供給すると、上部ステアリングシャフト12に操舵トルクが入力されたときに、第1磁歪膜51AのインダクタンスがLからL+ΔLに変化し、第2磁歪膜51BのインダクタンスがLからL−ΔLに変化し、しかも前記変化量ΔLが加えられた操舵トルクに比例するので、この変化量ΔLを第1、第2コイル52A,52Bで検出する。
即ち、図4において、第1コイル52Aが出力する第1電圧信号VT1および第2コイル52Bが出力する第2電圧信号VT2は整流回路の役目をする第1、第2出力選択回路54A,54Bにそれぞれ入力される。第1、第2出力選択回路54A,54Bは、前記第1、第2電圧信号VT1,VT2に対応する第1、第2電圧信号VT1* ,VT2* を出力し、その第1、第2電圧信号VT1* ,VT2* は差動増幅回路55に入力され、そこで操舵トルクの大きさに対応する第3電圧信号(トルク検出信号)が算出されて出力される。
具体的には、差動増幅回路55は第1信号電圧VT1* から第2信号電圧VT2* を減算したVT1* −VT2* にゲインkを乗算して第3電圧信号(トルク検出信号)を算出する。第1信号電圧VT1* は操舵トルクの増加に応じて増加し、第2信号電圧VT2* は操舵トルクの増加に応じて減少するため、第3電圧信号は操舵トルクの増加に応じて増加する。操舵トルクが0のとき、第3電圧信号が所定のバイアス電圧Vb(例えば、2.5V)となるようにバイアスされる。
VT3=k(VT1* −VT2* )+Vb
このようにして、ステアリングホイール11に入力される操舵トルクにより上部ステアリングシャフト12が第1、第2磁歪膜51A,51Bと共に捩じれ変形すると、第1、第2磁歪膜51A,51Bおよび第1、第2ヨーク53A,53Bで構成される二つの磁路に沿う磁束密度が変化することで、その磁束密度の変化に基づいて操舵トルクを検出することができる。
ところで、ステアリングホイール11から左右の車輪W,Wに至る操舵トルクの伝達経路の捩じれ剛性が高いと、運転者がステアリングホイール11に入力する操舵トルク、あるいはステアリングアクチュエータ17が上部ステアリングシャフト12に入力する操舵トルクがダイレクトに車輪W,Wに伝達されるため、車両のヨー応答性(操舵に対する車両のヨーイングの応答性)が敏感になり、逆に操舵トルクの伝達経路の捩じれ剛性が低いとヨー応答性が鈍感になる傾向がある。
トーションバー式の操舵トルクセンサを採用すると、操舵トルクの伝達経路のうちでトーションバーの捩じり剛性が最も低くなるため、トーションバーの小さいばね定数によって車両のヨー応答性の上限値が制限されてしまい、ヨー応答性の高いセッティングができなくなる問題がある。
それに対して、本実施の形態の如く磁歪式トルクセンサ34を採用した場合には、トーションバーのようなばね定数の小さい部材を持たないため、車両のヨー応答性の上限値を充分に高くセッティングすることができる。そして車両のヨー応答性を低くセッティングしたい場合には、下部ステアリングシャフト14に設けた弾性カップリング35のラバー37のばね定数を下げることで任意に調整することができる。つまり、操舵トルクの伝達経路の任意の位置に磁歪式トルクセンサ34よりもばね定数が小さい弾性体(例えば、弾性カップリング35)を介在させ、そのばね定数を調整することで車両のヨー応答性を極めて広い領域で任意に設定することが可能になる。
しかも、前記弾性体を下部ステアリングシャフト14の上半体14aおよび下半体14bを接続する弾性カップリング35で構成したので、操舵トルク伝達経路に弾性体をコンパクトに配置することができる。また車輪W,Wから操舵トルクの伝達経路を介してステアリングホイール11に伝達される振動を弾性カップリング35で吸収することができるので、ステアリングホイール11の振動を低減して操舵フィーリングを高めることができる。
図5および図6は本発明の第2の実施の形態を示すもので、図5は電動パワーステアリング装置の全体構造を示す図、図6は図5の6−6線拡大断面図である。
第1の実施の形態では操舵トルクの伝達経路に弾性体を介在させているが、第2の実施の形態は操舵トルクの伝達経路に弾性体を備えておらず、その代わりにステアリングギヤボックス16を弾性体を介して車体に支持している。即ち、ステアリングギヤボックスのハウジング24が、2個のゴムブッシュジョイント38を介して車体39に弾性支持される。各ゴムブッシュジョイント38は外筒40、内筒41およびゴムブッシュ42で構成され、外筒40が前記ハウジング24の取付孔24aに圧入され、内筒41が車体39にボルト43で固定される。そしてゴムブッシュジョイント38,38のばね定数は、磁歪式トルクセンサ34のばね定数よりも小さく設定される。
この第2の実施の形態によれば、ゴムブッシュジョイント38,38のばね定数を小さく設定することで、操舵トルクが作用したときにゴムブッシュジョイント38,38が弾性変形してステアリングギヤボックス16を車体39に対して相対移動させ、操舵トルクの伝達経路の捩じれ剛性を低下させてヨー応答性を鈍感にすることができる。よって、磁歪式トルクセンサ34を採用した結果高くなったヨー応答性を、ゴムブッシュジョイント38,38ばね定数を調整して低くすることで、車両のヨー応答性を極めて広い領域で任意に設定することが可能になる。
また車輪W,Wから操舵トルクの伝達経路を介してステアリングホイール11に伝達される振動を、第1の実施の形態と同様にステアリングギヤボックス16を支持するゴムブッシュジョイント38,38で吸収することができるので、ステアリングホイール11の振動を低減して操舵フィーリングを高めることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では弾性カップリング35を下部ステアリングシャフト14に設けているが、それを操舵トルクの伝達経路の任意の部位に設けることができる。
また実施の形態ではステアリングアクチュエータ17を上部ステアリングシャフト12に設けているが、それを操舵トルクの伝達経路の任意の部位に設けることができる。
また第1の実施の形態では弾性体として弾性カップリング35を採用しているが、一対の金属製のハブ間に弾性を有する樹脂製のスライダを挟んだオルダムカップリングを採用することができる。
また第2の実施の形態では弾性体としてゴムブッシュジョイント38を採用しているが、ステアリングギヤボックス16と車体39との間にゴム等の板状弾性体を焼き付けて結合しても良い。
また実施の形態では弾性カップリング35あるいはゴムブッシュジョイント38のばね定数を磁歪式トルクセンサ34のばね定数よりも小さく設定しているが、そのばね定数の大小関係は任意である。なぜならば、弾性カップリング35あるいはゴムブッシュジョイント38のような弾性体を介在させれば、介在させない場合に比べて操舵トルクの伝達経路の捩じれ剛性が低下するからである。
また第2の実施の形態ではステアリングギヤボックス16をゴムブッシュジョイント38,38を介して車体39に支持しているが、車体に弾性体を介して支持したサブフレームを有する車両においては、そのサブフレームにステアリングギヤボックス16を剛結しても良い。なぜならば、ステアリングギヤボックスはサブフレームと一体になって前記弾性体により車体に支持されることになり、第2の実施の形態と同様の作用効果を達成することができるからである。この場合、サブフレームにサスペンション装置を支持すれば、サスペンション装置の取付剛性を低下させて乗り心地を高めることができる。
第1の実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の全体構造を示す図 図1の2部拡大図 図1の3部拡大図 操舵トルクに対するトルク検出信号の変化特性を示す図 第2の実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の全体構造を示す図 図5の6−6線拡大断面図
11 ステアリングホイール
14a 上半体(軸)
14b 下半体(軸)
16 ステアリングギヤボックス
17 ステアリングアクチュエータ
21 ピニオンシャフト
24 ハウジング
24a 取付孔
34 磁歪式トルクセンサ
35 弾性カップリング(弾性体)
38 ゴムブッシュジョイント(弾性体)
39 車体
40 外筒
41 内筒
42 ゴムブッシュ
43 ボルト
W 車輪

Claims (4)

  1. ステアリングホイール(11)から車輪(W)に至る操舵トルク伝達経路に磁歪式トルクセンサ(34)を配置し、前記磁歪式トルクセンサ(34)で検出した操舵トルクに応じてステアリングアクチュエータ(17)を駆動して運転者のステアリング操作をアシストする電動パワーステアリング装置において、
    前記操舵トルク伝達経路に前記磁歪式トルクセンサ(34)と直列に該磁歪式トルクセンサ(34)よりもばね定数が小さい弾性体(35)を配置し、前記弾性体(35)を介して前記ステアリングホイール(11)から前記車輪(W)に操舵トルクを伝達することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記弾性体は二つの軸(14a,14b)を弾性的に接続する弾性カップリング(35)であることを特徴とする、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. ステアリングホイール(11)から車輪(W)に至る操舵トルク伝達経路に磁歪式トルクセンサ(34)を配置し、前記磁歪式トルクセンサ(34)で検出した操舵トルクに応じてステアリングアクチュエータ(17)を駆動して運転者のステアリング操作をアシストする電動パワーステアリング装置において、
    前記ステアリングホイール(11)および前記車輪(W)間に配置されるステアリングギヤボックス(16)を前記磁歪式トルクセンサ(34)よりもばね定数が小さい弾性体(38)を介して車体(39)に支持したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. 前記弾性体(38)は、外筒(40)と、内筒(41)と、それら外筒(40)および内筒(41)を接続するゴムブッシュ(42)とで構成され、前記外筒(40)が前記ステアリングギヤボックス(16)のハウジング(24)の取付孔(24a)に圧入され、前記内筒(41)が車体(39)にボルト(43)で固定されることを特徴とする、請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。
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