JPH0370677A - ステアリング剛性制御装置 - Google Patents

ステアリング剛性制御装置

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JPH0370677A
JPH0370677A JP20757089A JP20757089A JPH0370677A JP H0370677 A JPH0370677 A JP H0370677A JP 20757089 A JP20757089 A JP 20757089A JP 20757089 A JP20757089 A JP 20757089A JP H0370677 A JPH0370677 A JP H0370677A
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steering
control
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Takaaki Eguchi
孝彰 江口
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フロントステアリング機構の支持剛性を外部
から制御するステアリング剛性制御装置に関する。
(従来技術及び解決しようとする課題)従来のステアリ
ング支持構造は、一般に、フロントステアリング機構の
ラックチューブがラックマウントブツシュを介して車体
に支持された構造となっている。
この為、ラックマウントブツシュjこよる支持剛性が固
定された1つの支持剛性しか持つことができず、下記に
列挙するような問題があった。
■ 直進及び低横加速度旋回時における車両安定性能及
び音振性能の向上を図るべく、支持剛性を低剛性(バネ
定数に、)に設定した場合には、横加速度に対するヨー
レイト変化量特性が、第10図の点線特性に示すように
なり、横加速度が高くなるほどフロントタイヤの切れ戻
り量が大きくなり、又、タイヤのコーナリングパワー特
性も減少する為、口頭方向の動きが鈍る、即ち、舵の効
きが悪くなる。
尚、ヨーレイト変化量とは、旋回時に一定の舵切り増し
を行なった場合、舵の切り増し前後でのヨーレイトの差
であり、この大きさは舵の効き度合をあられすことにな
る。
■ 高横加速度旋回時における口頭性の向上を図るべく
、支持剛性を高剛性(バネ定数に、)に設定した場合に
は、横加速度に対するヨーレイト変化量特性が、第10
図の1点鎖線特性に示すようになり、直進及び低横加速
度旋回時にフロントタイヤが動き過ぎて車両安定性が悪
くなるし、振動伝達力が大きくシミー等の音振性能が悪
化する。
本発明は、上述のような問題に着目してなされたもので
、フロントステアリング機構の車体に対する支持剛性を
外部から制御可能なステアリング剛性制御装置において
、高横加速度旋回時における回頭性の向上と直進及び低
横加速度旋回時における車両安定性能及び音振性能の向
上との両立を図ることを課題とする。
(課麹を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明のステアリング剛性制
御装置では、横加速度を制御情報とし、横加速度の増大
に応じて支持部材によるフロントステアリング機構の支
持剛性を高める制御を行なう手段とした。
即ち、第1図のクレーム対応図に示すように、フロント
ステアリング機構を車体に対して支持する支持部材aと
、前記支持部材aによる支持剛性を外部からの制御によ
り可変とする可変剛性アクチュエータbと、走行中にお
いて車両に発生する横加速度を検出する横加速度検出手
段Cと、横加速度の増大に応じて支持部材aによる支持
剛性を高める指令を前記可変剛性アクチュエータbに出
力するステアリング剛性制御手段dとを備えている事を
特徴とする。
(作 用) 車両走行時には、ステアリング剛性制御手段dにおいて
、車両に発生する横加速度を検出する横加速度検出手段
Cから得られる横加速度の増大に応じてフロントステア
リング機構を車体に対して支持する支持部材aによる支
持剛性を高める指令が可変剛性アクチュエータbに出力
される。
従って、高横加速度旋回時には、フロントステアリング
機構の支持剛性が高支持剛性となり、フロントタイヤの
切れ戻り量が小さくなり、又、タイヤのコーナリングパ
ワー特性も増大する為、回頭方向の動きが敏感で舵の効
きが良くなり、旋回回頭性が向上する。
また、直進及び低横加速度旋回時には、フロントステア
リング機構の支持剛性が低支持剛性となり、フロントタ
イヤの動きが抑えられて車両安定性か良くなるし、振動
伝達力が小さくシミー等の音振性能が向上する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
第1図は実施例のステアリング剛性制御装置を示す全体
システム図で、フロントステアリング機構1のラックチ
ューブ16を車体2に対して支持する可変剛性ラックマ
ウントブツシュ3(支持部材)と、該可変剛性ラックマ
ウントブツシュ3による支持剛性を外部からの制御油圧
PCにより可変とする油圧アクチュエータ4(可変剛性
アクチュエータ)と、走行中において車両に発生する横
加速度Y。を検出する横加速度センサ5(横加速度検出
手段)と、横加速度Y6の増大に応じて前記可変剛性ラ
ックマウントブツシュ3による支持剛性を高める制御電
流Iを前記油圧アクチュエータ4の油圧制御バルブ40
に出力するステアリング支持剛性コントローラ6(ステ
アリング剛性制御手段)とを備えている。
前記フロントステアリング機構1は、ドライバによる操
舵入力の方向及び大きさに応じてフロントタイヤ7を転
舵させる機構で、ハンドル1o、ステアリングシャフト
11、ピニオン12、ラックギヤ13、サイドロッド1
4、ナックルアーム15、ラックチューブ16を有して
構成されている。
前記可変剛性ラックマウントブツシュ3は、ラックチュ
ーブ16を車体2に対して支持剛性を可変としながら支
持する部材で、第3図〜第5図に示すように、車体2に
ポルト8で固定されるステム30と、該ステム30の外
周に接着された第1ブツシユ31と、該第1ブツシユ3
1が挿着される第1サポートメンバ32と、該第1サポ
ートメンバ32の内側に相対回動可能に設けられた第2
サポートメンバ33と、第1サポートメンバ32と第2
サポートメンバ33との間に介装された第2ブツシユ3
4とを有し、第2サポートメンバ33はラックチューブ
16の外周に挿着される。
尚、第1ブツシユ31の外面にはステム35を有し、第
2ブツシユ34の内外面にはステム36゜37を有する
前記油圧アクチュエータ4は、制御油圧PCを作り出す
制御油圧発生部と、前記可変剛性ラックマウントブツシ
ュ3に内蔵されている可変剛性アクチュエータ部により
構成されている。
前記制御油圧発生部は、第2図に示すように、油圧制御
バルブ40と、リザーブタンク41、オイルポンプ42
、油供給バイブ43、油返送バイブ44とを有している
前記可変剛性アクチュエータ部は、第4図及び第6図に
示すように、第1サポートメンバ32と第2サポートメ
ンバ33との間にチューブ軸方向に移動可能に設けられ
た第1フリーピストン45と第2フリーピストン46と
、両ピストン45,46の間に形成されるピストン室4
7に制御油圧PCを導くべく第1サポートメンバ32に
形成された油供給ポート48と、両ピストン45.46
の端部に形成された油溝49から作動油を排出するべく
第1サポートメンバ32に形成された油排出ポート50
と、第1サポートメンバ32と第2サポートメンバ33
とを油密状態に保つオイルシール51と、第1サポート
メンバ32に螺合固定されるストップナツト52を有し
、油供給ポート48に前記油供給パイプ43が接続され
、油排出ポート50に前記油返送バイブ44が接続され
る。
前記ステアリング支持剛性コントローラ6は、電子制御
回路による構成で、横加速度センサ5からの横加速度Y
。の増大に応じて前記可変剛性ラックマウントブツシュ
3による支持剛性を高めることで、横加速度Y6の大き
さに応じた最適な支持剛性を得る制御プログラムが設定
されている。
次に、作用を説明する。
第7図は前記ステアリング支持剛性コントローラ6で行
なわれる支持剛性可変制御の作動の流れを示すフローチ
ャートであり、以下、各ステップについて説明する。
ステップ70では、横加速度センサ5から横加速度Ya
が読み込まれる。
ステップ71では、ステップ70で読み込まれた横加速
度Y。に基づいて、第8図に示すような横加速度Y。の
増大に応じてバネ定数を高めるマツプからのルックアッ
プや横加速度Y6の関数であられされたバネ定数演算式
による演算等により、読み込まれた横加速度Y。に最適
のバネ定数Kが設定される。
ステップ72では、ステップ71で設定されたバネ定数
Kが得られる制御油圧PCが、第9図に示す油圧をパラ
メータとするバネ定数特性により求められる。
ステップ73では、予め設定されたPC−I特性に基づ
いて、ステップ72で求められた制御油圧PCが得られ
る制御電流■が設定される。
ステップ74では、ステップ73で求められた制御電流
工が油圧制御バルブ40に出力される。
以上の制御作動は、所定の制御起動時間毎に繰り返し行
なわれる。
次に、車両走行時における支持剛性可変制御作用につい
て説明する。
車両走行時には、ステアリング支持剛性コントローラ6
において、車両に発生する横加速度Y6の増大に応じて
フロントステアリング機横1のラックチューブ16を車
体2に対して支持する可変剛性ラックマウントブツシュ
3による支持剛性を高める制御が行なわれることになり
、横加速度Y6に対するヨーレイト変化量Δ中の特性は
、第10図の実線特性に示すように、仮構加速度Y6側
では、固定バネ定数に1と近似し、高横加速度Y。側で
は固定バネ定数に2と近似する可変バネ定数K。による
特性を示す。
即ち、制御油圧PCをPC=○とすることで両ピストン
45.46による締結力を解除して第1ブツシユ31と
第2ブツシユ34との剛性を直列で用いる低剛性(バネ
定数に、)の状態から、制御油圧PCをPC”PCIJ
ANとすることで両ピストン45.46による締結力を
最大にして両サポートメンバ32.33を一体化させ、
第1ブツシユ31のみの剛性を用いる高剛性(バネ定数
に2)の状態まで剛性を可変にする制御が行なわれる。
尚、制御油圧PCがO< PC< PC&JAXの領域
では、制御油圧PCの油圧レベルに応じて両サポートメ
ンバ32.33の拘束度合が決まり、第9図の点線特性
に示すように、第1ブツシユ31のバネ定数に2を固定
値とし、これに第2ブツシユ34の可変バネ定数べ+”
 (<K + )を加えたバネ定数が得られる。
従って、高横加速度旋回時には、フロントステアリング
機構1のラックチューブ16の支持剛性が高支持剛性と
なり、フロントタイヤ7の切れ戻り量が小さくなり、又
、フロントタイヤ7のコーナリングパワー特性も増大す
る為、回頭方向の動きが敏感で舵の効きが良くなり、旋
回回頭性が向上する。
また、直進及び低横加速度旋回時には、フロントステア
リング機構1のラックチューブ16の支持剛性が低支持
剛性となり、フロントタイヤ7の動きが抑えられて車両
安定性が良くなるし、又、振動伝達力が小さくシミー等
の音振性能が向上する。
以上説明してきたように、実施例装置にあっては、高横
加速度旋回時における回頭性の向上と直進及び低横加速
度旋回時における車両安定性能及び音振性能の向上との
両立を図ることが出来るし、また、横加速度Y。に応じ
て徐々に支持剛性を変化させるようにしている為、0N
−OFF的または段階的に変化させる場合のように、ド
ライバに操舵違和感を与えることも無い。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的
な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても本
発明に含まれる。
例えば、実施例では支持部材による支持剛性を外部から
の制御により可変とする手段として、直列に設けた2つ
のブツシュによるバネ定数の効き具合を油圧により制御
する手段の例を示したが、支持部材を液封ブツシュとし
、封入する液体の液圧を変化きせる等、他の手段により
可変剛性を得るものであっても良い。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明にあっては、フロント
ステアリング機構の車体に対する支持剛性を外部から制
御可能なステアリング剛性制御装置において、横加速度
を制御情報とし、横加速度の増大に応じて支持部材によ
るフロントステア+1ング機構の支持剛性を高める制御
を行なう手段とした為、高横加速度旋回時における回頭
性の向上と直進及び低横加速度旋回時における車両安定
性能及び音振性能の向上との両立を図ることが出来ると
いう効果か得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のステアリング剛性制御装置を示すクレ
ーム対応図、第2図は実施例のステアリング剛性制御装
置が適用されたフロントステアリングの全体システムを
示す図、第3図は実施例装置の可変剛性ラックマウント
ブツシュを示す側面図、第4図は第3図1−I線による
可変剛性ラックマウントブツシュの縦断正面図、第5図
は第4図II−nによる断面図、第6図は第3図■−■
線による断面図、第7図はステアリング支持剛性コント
ローラでの支持剛性可変制御の作動の流れを示すフロー
チャート、第8図は横加速度に対するバネ定数制御特性
図、第9図は油圧をパラメータとした可変剛性ラックマ
ウントブツシュのバネ定数特性図、第10図は横加速度
に対するヨーレイト変化量特性図である。 a・・・支持部材 b・・・可変剛性アクチュエータ C・・・横加速度検出手段 d・・・ステアリング剛性制御手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)フロントステアリング機構を車体に対して支持する
    支持部材と、 前記支持部材による支持剛性を外部からの制御により可
    変とする可変剛性アクチュエータと、走行中において車
    両に発生する横加速度を検出する横加速度検出手段と、 横加速度の増大に応じて支持部材による支持剛性を高め
    る指令を前記可変剛性アクチュエータに出力するステア
    リング剛性制御手段と、 を備えている事を特徴とするステアリング剛性制御装置
JP1207570A 1989-08-10 1989-08-10 ステアリング剛性制御装置 Expired - Lifetime JP2541663B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002285653A (ja) * 2001-03-26 2002-10-03 Meisei Ind Co Ltd 壁構造
JP2008168798A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Honda Motor Co Ltd 電動パワーステアリング装置

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JP4664927B2 (ja) * 2007-01-12 2011-04-06 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング装置

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