JP4664616B2 - Vベルト式自動変速機の従動プーリ装置 - Google Patents

Vベルト式自動変速機の従動プーリ装置 Download PDF

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本発明は、軸線まわりの相対回動ならびに軸線方向の相対移動を可能として摺動可能に嵌合される内筒および外筒と、前記内筒に固定される固定プーリ半体と、該固定プーリ半体に対向して前記外筒に固定される可動プーリ半体と、該可動プーリ半体および前記固定プーリ半体間の相対回転位相差に応じて前記両プーリ半体間に軸方向の分力を作用せしめるようにして前記内筒および前記外筒間に設けられるトルクカム機構と、前記可動プーリ半体を前記固定プーリ半体との間に挟む位置で前記内筒に固定されるばね受け部材と、前記外筒を囲繞して前記可動プーリ半体および前記ばね受け部材間に縮設されるコイルスプリングとを備え、駆動プーリ装置からの回転動力を伝達するVベルトが前記固定プーリ半体および前記可動プーリ半体の相対向する円錐面間に挟まれるVベルト式自動変速機の従動プーリ装置に関する。
このような従動プーリ装置では、トルクカム機構が、可動プーリ半体および前記固定プーリ半体間の相対回転位相差に応じて可動プーリに軸方向の力が作用せしめるようにしているので、可動プーリおよびばね受け部材間に縮設されるコイルスプリングに捩じれを生じさせることがあり、そのような捩れは、前記軸方向の力に対する反力を生じさせ、Vベルトの側面への可動プーリ半体の押圧力を不安定とさせ、振動を発生させる要因ともなる。そこで特許文献1で開示されたものでは、可動プーリ半体およびコイルスプリング間、ならびにばね受け部材およびコイルスプリング間の少なくとも一方に板状ベアリングが介装されることで、コイルスプリングに捩じれが生じないようにしている。
特開平8−42655号公報
ところが、コイルスプリングは、上述のように捩れが生じ易いだけでなく、部分的な偏心によって円筒面で波打ち現象を生じやすく、波打ち現象が生じるとコイルスプリングが周囲の部材に当たって異音を発生することがあるが、上記従来のものでは、コイルスプリングに波打ち現象が生じるのを防止することができない。
本発明(特に請求項の発明)は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、コイルスプリングに捩れが生じることを防止するだけでなく、波打ち現象が生じることも防止し得るようにしたVベルト式自動変速機の従動プーリ装置を提供することを目的とする。
そして、請求項1記載の発明は、軸線まわりの相対回動ならびに軸線方向の相対移動を可能として摺動可能に嵌合される内筒および外筒と、前記内筒に固定される固定プーリ半体と、該固定プーリ半体に対向して前記外筒に固定される可動プーリ半体と、該可動プーリ半体および前記固定プーリ半体間の相対回転位相差に応じて前記両プーリ半体間に軸方向の分力を作用せしめるようにして前記内筒および前記外筒間に設けられるトルクカム機構と、前記可動プーリ半体を前記固定プーリ半体との間に挟む位置で前記内筒に固定されるばね受け部材と、前記外筒を囲繞して前記可動プーリ半体および前記ばね受け部材間に縮設されるコイルスプリングとを備え、駆動プーリ装置からの回転動力を伝達するVベルトが前記固定プーリ半体および前記可動プーリ半体の相対向する円錐面間に挟まれるVベルト式自動変速機の従動プーリ装置において、前記コイルスプリングの前記可動プーリ半体側の端面が、自己潤滑性樹脂から成る単一の部材で受けられる一方、前記コイルスプリングの前記ばね受け部材側の端面が、自己潤滑性樹脂から成るとともに相互に軸方向に重なる一対の部材で受けられ、前記一対の部材は、前記コイルスプリング及び前記ばね受け部材間に配置されてスラスト軸受手段を構成する第1,第2ベアリング部材であり、前記第1ベアリング部材は、前記ばね受け部材に設けられた円形凹部の閉塞端に一端面が接触する平板リング状の第1軸受部と、前記凹部に外周が嵌合する嵌合筒部とを一体に有しており、前記第2ベアリング部材は、前記嵌合筒部の内周に嵌合されて前記第1軸受部の他端面と前記コイルスプリングの前記ばね受け部材側の端面との間に挟まれる平板リング状の第2軸受部と、前記コイルスプリングの前記ばね受け部材側の端部を径方向に位置決めすべく該端部の内周に挿入される位置決め筒部とを一体に有していることを特徴とする。
また請求項記載の発明は、請求項記載の発明の構成に加えて、前記単一の部材が、前記可動プーリ半体側で少なくとも前記コイルスプリングの内周をガイドする円筒状ガイド部材であり、そのガイド部材の軸方向一端に形成した鍔部で前記コイルスプリングの前記可動プーリ半体側の端面が受けられ、前記ガイド部材には、軸方向に各々延びる複数のスリットが互いに周方向に間隔をおいて形成されることを特徴とする。
さらに請求項記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記可動プーリ半体および前記外筒と前記ガイド部材との間に、金属製のカラーが介装されることを特徴とする。
本発明によれば、可動プーリ半体との相対回転が生じないようにコイルスプリングを可動プーリ半体とともに回転させることが可能であり、コイルスプリングに捩じれが生じることを防止できる。
また可動プーリ半体および固定プーリ半体間の相対回転位相差が生じたときに、ばね受け部材およびコイルスプリング間に、自己潤滑性樹脂製の第1,第2ベアリング部材よりなるスラスト軸受手段が介装されていることにより、可動プーリ半体との相対回転が生じないようにコイルスプリングを可動プーリ半体とともに回転させることが可能であり、コイルスプリングに捩じれが生じることを防止することができる。またスラスト軸受手段を極めて簡単な構造で構成することができ、しかも両ベアリング部材が自己潤滑性を有するものであるので、塵埃に対する耐摩耗性の向上を図ることができる。
また特に請求項2の発明によれば、可動プーリ半体側でコイルスプリングの内周はガイド部材でガイドされるので、可動プーリ半体側ではコイルスプリングの内周をセンタリングするようにしてコイルスプリングに波打ち現象が生じるのを防止することができる。また可動プーリ半体側でのコイルスプリングの内周およびガイド部材間の滑りをよくすることができるため、コイルスプリングおよびガイド部材間の間隙を極力小さく設定することが可能であり、それにより、コイルスプリングに波打ち現象が生じるのをより有効に防止して作動性の向上を図ることができる。
さらに請求項の発明によれば、ガイド部材の肉厚を薄く設定することができ、樹脂製であるガイド部材の熱膨張に伴うコイルスプリング内周との隙間管理が容易となり、またばね受け部材側との摩擦係数の違いを維持し、コイルスプリングおよびばね受け部材間でより確実に相対回転が生じるようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図9は本発明の一実施例を示すものであり、図1はパワーユニットおよび後輪の側面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図2の要部拡大図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6は従動プーリ装置の拡大横断面図、図7はケースカバーおよび防音カバーを図2の7−7線矢視方向から見た図、図8はケースカバーおよび防音カバーを図2の8−8線矢視方向から見た図、図9は騒音発生状況のテスト結果を示す図である。
先ず図1および図2において、後輪WRの前方に配置されるエンジンEと、該エンジンEおよび前記後輪WR間に設けられるVベルト式自動変速機Mとで構成されるパワーユニットPは、スクータ型自動二輪車の車体フレーム(図示せず)に搭載されるものであり、パワーユニットPの後部右側に配置される後輪WRがパワーユニットPの後部に軸支される。
エンジンEのエンジン本体11は、後輪WRの回転軸線と平行な回転軸線を有するクランクシャフト16を回転自在に支承するクランクケース12と、クランクケース12に結合されるシリンダブロック13と、クランクケース12と反対側でシリンダブロック13に結合されるシリンダヘッド14と、シリンダブロック13と反対側でシリンダヘッド14に結合されるヘッドカバー15とを備える。
シリンダブロック13は、該シリンダブロック13に設けられるシリンダボア17の軸線すなわちシリンダ軸線C1が自動二輪車の前後方向に沿ってわずかに前上がりとして略水平となるように配置される。またクランクケース12は、前記シリンダ軸線C1を含むとともに該クランクシャフト16の軸線に直交する平面で結合される一対のケース半体12a,12bから成り、両ケース半体12a,12bのうち一方のケース半体12aおよびクランクシャフト16間にボールベアリング18が介装され、他方のケース半体12bおよびクランクシャフト16間には、ローラベアリング19と、該ローラベアリング19よりも外方に配置される環状のシール部材20とが介装される。
シリンダヘッド14と、前記シリンダボア17に摺動自在に嵌合されるピストン21との間には燃焼室23が形成され、この燃焼室23への吸気を制御する吸気弁24ならびに前記燃焼室23からの排気を制御する排気弁25は、クランクシャフト16の回転軸線に直交する平面への投影図上で略V字状に並ぶようにしてシリンダヘッド14に配設される。また燃焼室23に臨む点火プラグ26が、自動二輪車の進行方向前方を向いた状態でシリンダヘッド14の左側側面に取付けられる。
シリンダヘッド14およびヘッドカバー15間には、クランクシャフト16の軸線と平行な軸線を有してシリンダヘッド14に回転自在に支承されるとともに吸気用および排気用カム28,29を有するカムシャフト27を含む動弁機構30が前記吸気弁24および排気弁25を開閉駆動するようにして収容される。
カムシャフト27の一端部には被動スプロケット31が固定される。一方、クランクシャフト16においてボールベアリング18よりも外方側で前記被動スプロケット31に対応する位置には第1駆動スプロケット32が固定されており、第1駆動スプロケット32および被動スプロケット31には、無端状のカムチェーン33が巻掛けられ、カムチェーン33は、シリンダブロック13、シリンダヘッド14およびヘッドカバー15にわたって形成されたチェーン室34内に走行可能に収納される。このような第1駆動スプロケット32、被動スプロケット31およびカムチェーン33により、クランクシャフト16の回転数の1/2の回転数でカムシャフト27が回転駆動される。
図3を併せて参照して、クランクシャフト16は軸方向に間隔をあけて対向する一対のクランクウエブ16a,16bを備えるものであり、それらのクランクウエブ16a,16bにクランクピン37の両端が連結される。一方、前記ピストン21にはコネクティングロッド38の一端が連結されており、このコネクティングロッド38の他端すなわち大端部38がニードルベアリング39を介して前記クランクピン37に連結される。
第1駆動スプロケット31よりも外方側でクランクシャフト16には第2駆動スプロケット40が固定される。一方、クランクケース12内の下部からオイルを汲み上げるオイルポンプ41(図1参照)と、シリンダブロック13およびシリンダヘッド14に設けられる冷却ジャケット43に冷却水を循環せしめるための冷却水ポンプ42(図1参照)とが同軸に連なってクランクケース12の下部に設けられており、第2駆動スプロケット40からチェーン44を介して前記オイルポンプ41および前記冷却水ポンプ42に回転動力が伝達される。
第2駆動スプロケット40よりも外方には、クランクケース12の右側面に取付けられる右カバー45に固定されるステータ47と、該ステータ47を囲繞するようにしてクランクシャフト16に固定されるアウターロータ48とを備える発電機46が配置されている。
第2駆動スプロケット40および前記アウターロータ48間には、クランクシャフト16を同軸に囲繞して該クランクシャフト16で相対回転可能に支承される被動ギヤ49が配置されており、この被動ギヤ49は、前記アウターロータ48に一方向クラッチ50を介して連結される。而して前記被動ギヤ49には図示しないスタータモータからの回転動力を入力可能であり、エンジンEの始動時にはスタータモータからの駆動力がクランクシャフト16に伝達され、エンジンEの始動後には一方向クラッチ50の働きによりクランクシャフト16からの動力がスタータモータ側に伝達されることはない。
前記右カバー45の内面中央部には、クランクケース12の右端部を囲繞する円筒状の支持筒部45aが一体に突設されており、支持筒部45aおよびクランクシャフト16間には環状のシール部材53が介装され、クランクシャフト16の右端部を突入させるオイル室54が右カバー45の内面側中央部に形成され、このオイル室54には、オイルポンプ41からのオイルを導くようにしてクランクケース12および右カバー45に設けられるオイル通路55が連通する。
クランクシャフト16には、前記オイル室54に外端を通じさせる有底の第1オイル通路孔56が、前記ボールベアリング18にほぼ対応する位置で内端を閉じるようにして同軸に設けられる。またクランクピン37には、軽量化と給油のためにボールベアリング18側に開放した有底の第2オイル通路孔57が同軸に設けられる。一方、クランクシャフト16における一方のクランクウエブ16aのボールベアリング18側の外側面には、第2オイル通路孔57の開口端を臨ませる環状の取付け凹部58が形成されており、第2オイル通路孔57の開口端を覆うようにして環状かつ皿状に形成されるオイル受け渡し板59の外周部が取付け凹部58にかしめて固着される。
またクランクシャフト16には、第1オイル通路孔56からのオイルを、前記オイル受け渡し板59およびクランクウエブ16a間に導く第1連通孔60が穿設される。さらにクランクピン37には、第2オイル通路孔57内のオイルをニードルベアリング39側に導く第2連通孔61が設けられる。
したがってオイルポンプ41からオイル通路55を経てオイル室54に導入されたオイルは、第1オイル通路孔56、第1連通孔60、オイル受け渡し板59およびクランクウエブ16a間、第2オイル通路孔57、第2連通孔61を経てニードルベアリング39に給油されることになる。またクランクシャフト16には、第1オイル通路孔56からのオイルをクランクシャフト16および被動ギヤ49間に導く第3連通孔62も設けられている。
ところでニードルベアリング39に給油されたオイルは、コネクティングロッド38の大端部38aおよびクランクピン37間の潤滑に用いられるのであるが、クランクシャフト16の回転に伴って飛散するものであり、その飛散したオイルの一部を、ローラベアリング19側に導くためのオイル孔63が、クランクシャフト16の軸線と平行な軸線を有して他方のクランクウエブ16bに設けられる。
図4を併せて参照して、前記他方のクランクウエブ16bは、クランクシャフト16の軸線C2に関して前記クランクピン37の連結部分とは反対側にウエイト部分16baを備えるものであり、このクランクウエブ16bの内側面は、前記ウエイト部分16baに対応した円弧状の高位面64と、前記クランクピン37の軸線およびクランクシャフト16の軸線C2を通る直線Lと平行に延びて前記クランクピン37の連結部分およびウエイト部分16ba間にわたって帯状に延びる中位面65と、その他の低位面66とから成り、中位面65は低位面66との間に段差部67を形成するようにして低位面66よりもわすかに内方側に突出して形成され、高位面64は低位面66および中位面65との間に段差部68を形成するようにして中位面65よりも内方側に突出するように形成される。
而して前記オイル孔63の一端は、前記両段差部67,68が彎曲して連なる部分の近傍で低位面66に開口するものであり、ニードルベアリング39から飛散したオイルが段差部67,68を伝わってオイル孔63の一端に導かれ易くなる。
図5を併せて参照して、前記他方のクランクウエブ16bの前記ローラベアリング19に対向する外側面には、ローラベアリング19にほぼ対応して円弧状に形成される凹部69が設けられており、前記オイル孔63の他端は該凹部69に開口される。而してオイル孔63から導かれるオイルは凹部69に溜まり易くなり、その凹部69からローラベアリング19側に飛散することでローラベアリング19へのオイルの供給が可能となる。
再び図2において、Vベルト式自動変速機Mは、エンジン本体11の一部を側方から覆ってエンジン本体11に連設されるとともに後輪WRの左側まで延設される伝動ケース71内の収容室70に収容されるものであり、伝動ケース71は、クランクケース12を構成する一対のケース半体12a,12bのうち他方のケース半体12bに一体に連なる内側ケース72と、該内側ケース72を外側から覆うようにして内側ケース72に締結される外側ケース73と、外側ケース73内で内側ケース72の後部に締結される減速機ケース74とから成り、内側ケース72および減速機ケース74と外側ケース73との間に収容室70が形成され、内側ケース72および減速機ケース74間にはギヤ室75が形成される。
Vベルト式自動変速機Mは、クランクケース12から収容室70内に突入するクランクシャフト16の他端部に装着される駆動プーリ装置78と、クランクシャフト16と平行な軸線を有して内側ケース72および減速機ケース74で回転自在に支承される出力軸81に装着される従動プーリ装置79と、駆動プーリ装置78から従動プーリ装置79に動力を伝達する無端状のVベルト80とで構成される。
駆動プーリ装置78は、クランクシャフト16に固定された固定プーリ半体81と、固定プーリ半体81に対して接近・離間可能な可動プーリ半体82と、クランクシャフト16の回転数の増加に応じて半径方向外側に移動する遠心ウエイト83とを備えており、可動プーリ半体82はクランクシャフト16の回転数の増加に応じて遠心ウエイト83が半径方向外側に移動することによって固定プーリ半体81に接近する方向に付勢される。
図6において、従動プーリ装置79は、出力軸81との間にニードルベアリング85およびボールベアリング86を介装して該出力軸81を同軸に囲繞する内筒87と、軸線まわりの相対回動ならびに軸線方向の相対移動を可能として内筒87を摺動可能に嵌合せしめる外筒88と、内筒87に固定される固定プーリ半体89と、該固定プーリ半体89に対向して外筒88に固定される可動プーリ半体90と、該可動プーリ半体90および固定プーリ半体89間の相対回転位相差に応じて両プーリ半体89,90間に軸方向の分力を作用せしめるようにして内筒87および外筒88間に設けられるトルクカム機構91と、可動プーリ半体90を固定プーリ半体89との間に挟む位置で内筒87に固定されるばね受け部材92と、外筒88を囲繞して可動プーリ半体90およびばね受け部材92間に縮設されるコイルスプリング93と、エンジン回転数が設定回転数を超えるのに伴って動力伝達状態となるようにして内筒87および出力軸81間に設けられる遠心クラッチ94とを備える。
そして駆動プーリ装置78における固定プーリ半体81および可動プーリ半体82の相対向する円錐面81a,82a間と、従動プーリ装置79における固定プーリ半体89および可動プーリ半体90の相対向する円錐面89a,90a間とにVベルト80が挟まれ、駆動プーリ装置78ではクランクシャフト16の回転数増加に応じて可動プーリ半体82が固定プーリ半体81に接近することによってVベルト80の固定および可動プーリ半体81,82への巻き掛け半径が大きくなり、それに応じて従動プーリ装置79では、Vベルト80の固定および可動プーリ半体89,90への巻き掛け半径が小さくなる。
前記固定プーリ半体89は内筒87の一端に複数のリベット95…により固定され、ばね受け部材92は内筒87の他端部に固着される。而してばね受け部材92は、遠心クラッチ94の一部をも構成するものであり、遠心クラッチ94は、出力軸81の他端部に固定される椀状のクラッチアウタ96と、出力軸81と平行な軸線まわりに回動することを可能として前記ばね受け部材92の複数箇所に軸支される遠心ウエイト97…と、各遠心ウエイト97…およびばね受け部材92間に設けられるクラッチばね98…とを備え、ばね受け部材92の回転に応じて各遠心ウエイト97…に作用する遠心力が各クラッチばね98…のばね付勢力を上回ったときに遠心ウエイト97…がクラッチアウタ96に摩擦係合することで内筒87すなわち固定プーリ半体89とクラッチアウタ96すなわち出力軸81とが結合されることになる。
可動プーリ半体90は、固定プーリ半体89に対向するようにして外筒88の一端に複数のリベット102…によって固定される。またトルクカム機構91は、前記外筒88の複数箇所に設けられるカム孔103…と、それらのカム孔103…に挿入されるようにして内筒87に植設されるカムピン104…と、カム孔103…内で転動するようにしてカムピン104…に軸支されるローラ105…とを備える従来周知のものである。
而して従動プーリ装置79における固定プーリ半体89および可動プーリ半体90間の間隔は、前記トルクカム機構91によって生じる軸方向の力と、コイルスプリング93によって生じる軸方向の弾性力と、固定プーリ半体89および可動プーリ半体90間の間隔をあける方向に作用するVベルト80からの力とのバランスにより決定される。
可動プーリ半体90側でコイルスプリング93の内周はガイド部材106でガイドされるものであり、またばね受け部材92およびコイルスプリング93間にはスラスト軸受手段107が介装される。
単一の部材である前記ガイド部材106は、コイルスプリング93の可動プーリ半体90側の一端を受ける鍔部106aを一端に有して、自己潤滑性樹脂により円筒状に形成されるものであり、コイルスプリング93の一端はガイド部材106の鍔部106aで受けられ、しかもコイルスプリング93の可動プーリ半体90側の内周はガイド部材106でガイドされることになる。またガイド部材106には、その一端から他端側に延びる複数のスリット108…と、その他端から一端側に延びる複数のスリット109…とが設けられる。
しかも可動プーリ半体90および外筒88と、鍔部106aを有する前記ガイド部材106との間には、前記ガイド部材106の鍔部106aを受けるとともにコイルスプリング93の一端部を挿入せしめるようにして縦断面略L字状に形成される受け部110aを一端に一体に有して円筒状に形成される金属製のカラー110が介装されており、このカラー110は、前記外筒88に設けられたカム孔103…を外方から閉じるようにして外筒88を同軸に囲繞する。
ところで各カム孔103…と、ニードルベアリング85およびボールベアリング86との間で出力軸81および内筒87間に形成される環状室111とにはグリスが充填されるものであり、内筒87には、環状室111および各カム孔103…間を結ぶ連絡孔112…が設けられ、外筒88の軸方向両端部外周にはカラー110の内周に弾発的に接触する環状のシール部材113,113が装着され、外筒88の軸方向両端部内周には内筒87の外周に摺接する環状のシール部材114,114が装着される。
スラスト軸受手段107は、自己潤滑性樹脂から成るとともに相互に重なる一対の第1,第2ベアリング部材115,116が、コイルスプリング93およびばね受け部材92間に挟まれて成るものであり、第1ベアリング部材115は、ばね受け部材92に設けられた円形の凹部117に嵌合する嵌合筒部115aと前記凹部117の閉塞端に一端面が接触する平板リング状の第1軸受部115bとを一体に有し、また第2ベアリング部材116は、前記第1軸受部115bの他端面とコイルスプリング93のばね受け部材92側の端面との間に挟まれる平板リング状の第2軸受部116aと、コイルスプリング93の他端部内周に挿入されることでコイルスプリング93との相対位置を定めるようにして前記第2軸受部116aの内周に一体に連設される位置決め筒部116bとを備える。
さらに再び図2において、前記減速機ケース74および内側ケース72には、後輪WRの車軸118が回転自在に支承されており、伝動ケース71から突出した車軸118の端部は、エンジン本体11に結合されて後輪WRの右側に配置されるアーム119に回転自在に支承される。
ギヤ室75内には、出力軸81および車軸118間に設けられる減速ギヤ列120が収容されており、この減速ギヤ列120は、出力軸81に設けられる第1ギヤ121と、出力軸81および車軸118と平行にして内側ケース72および減速機ケース74に回転自在に支承される中間軸122に設けられて第1ギヤ121に噛合する第2ギヤ123と、中間軸122に設けられる第3ギヤ124と、第3ギヤ124に噛合して車軸118に設けられる第4ギヤ125とから成る。
伝動ケース71における外側ケース73の前記駆動プーリ装置78に対向する部分の側壁には、収容室70内に冷却空気を取り入れるための外気取り入れ口126が設けられており、前記駆動プーリ装置78における可動プーリ半体90の外周には、外気取り入れ口126から取り入れた冷却空気を収容室70内に分散させるための冷却ファン127が一体に設けられる。
図7を併せて参照して、前記伝動ケース71の外側面は、ケースカバー128および防音カバー129で覆われるものであり、ケースカバー128は、前記外気取り入れ口126が配置される部分を含んで伝動ケース71の前半部外側面を覆うようにして複数箇所で伝動ケース71における外側ケース73に締結され、防音カバー129は、従動プーリ装置79に対応する側で伝動ケース71の後半部外側面を覆うようにして複数箇所で伝動ケース71における外側ケース73に締結される。
しかもケースカバー128の後縁部で防音カバー129の前縁部を覆うようにしてケースカバー128および防音カバー129が伝動ケース71に取付けられており、防音カバー129の前部に設けられた2つのボス部129a…をケースカバー128の後部と伝動ケース71との間に挟むようにして、ケースカバー128の後部および防音カバー129の前部がねじ部材130…により伝動ケース71に共締めされる。
しかもケースカバー128の後縁部および防音カバー129の前縁部間には、後方側に開いた吸入口131が形成されるものであり、ケースカバー128および伝動ケース71間には、吸入口131に通じる空気導入室132が形成される。
前記外気取り入れ口126を空気導入室132側から塞ぐようにしてフィルタ133が伝動ケース71の外側面に取付けられており、吸入口131から空気導入室132に導入された外気は、フィルタ133を通過することによって浄化されて収容室70に吸入されることになる。
図8を併せて参照して、伝動ケース71および防音カバー129間には、伝動ケース71および防音カバー129間の空間を複数たとえば3つの閉空間134,135,136に区画するようにして、たとえば4個の防音材137,138,139,140が配設される。
各防音材137〜140は、ウレタンシートの切断成形によってそれぞれ紐状に形成されるものであり、これらの防音材137〜140の一面が、接着剤により伝動ケース71および防音カバー129のいずれか、この実施例では防音カバー129の内面に接着される。
次にこの実施例の作用について説明すると、Vベルト式自動変速機Mの従動プーリ装置79において、可動プーリ半体90側で少なくともコイルスプリング93の内周がガイド部材106でガイドされ、ばね受け部材92およびコイルスプリング93間にはスラスト軸受手段107が介装されるので、可動プーリ半体90との相対回転が生じないようにコイルスプリング93を可動プーリ半体90とともに回転させることが可能であり、コイルスプリング93に捩じれが生じることを防止することができる。しかも可動プーリ半体90側でコイルスプリング93の内周はガイド部材106でガイドされるので、可動プーリ半体90側ではコイルスプリング93の内周をセンタリングするようにしてコイルスプリング93に波打ち現象が生じるのを防止することができる。
特に可動プーリ半体90の軸方向移動に応じて、コイルスプリング93のうち可動プーリ半体90側の半部の作動量が比較的大きくなるものであり、そのように作動量の大きくなる側の内周をガイド部材106でガイドするようにしているので、波打ち現象が生じるのをより有効に防止することができる。
またスラスト軸受手段107は、相互に重なる一対のベアリング部材115,116がコイルスプリング93およびばね受け部材92間に挟まれて成るものであり、スラスト軸受手段107を極めて簡単な構造で構成することができ、しかも両ベアリング部材115,116が自己潤滑性樹脂から成るものであるので、収容室70に導入される冷却空気が塵埃を含むものであったとしても塵埃に対する耐摩耗性の向上を図ることができる。
また前記ガイド部材106も自己潤滑性樹脂により形成されるものであり、それにより可動プーリ半体90側でのコイルスプリング93の内周およびガイド部材106間の滑りをよくすることができる。その結果、コイルスプリング93およびガイド部材106間の間隙を極力小さく設定することが可能となり、コイルスプリング93に波打ち現象が生じるのをより有効に防止して作動性の向上を図ることができる。
さらに可動プーリ半体90および外筒88と、可動プーリ半体90側でコイルスプリング93の端面を受けるガイド部材106との間に、金属製のカラー110が介装されるので、ガイド部材106の肉厚を薄く設定することができ、樹脂製であるガイド部材106の熱膨張に伴うコイルスプリング93の内周との隙間管理が容易となり、またばね受け部材92側との摩擦係数の違いを維持し、コイルスプリング93およびばね受け部材92間でより確実に相対回転が生じるようにすることができる。
また伝動ケース71と、該伝動ケース71の外側面を覆って伝動ケース71に取付けられる防音カバー129との間の空間が、防音材137〜140によって複数の閉空間134〜136に区画されるので、伝動ケース71から放出される騒音は、伝動ケース71および防音カバー129間に配置されている防音材137〜140で吸収されることによって抑えられるとともに、伝動ケース71および防音カバー129間に形成される複数の閉空間134〜136で音の共鳴が生じることを防止することによって抑えられることになり、伝動ケース71および防音カバー129間の空間を防音材137〜140で複数の閉空間134〜136に区画するようにした簡単な構造で充分な騒音防止効果を得ることができる。
ここで、防音カバー129および伝動ケース71間に吸音材がない状態をA、防音カバー129および伝動ケース71間の前面にわたって吸音材がある状態をB、本発明に従って防音カバー129および伝動ケース71間を防音材137〜140で複数の閉空間134〜136に区画した状態をCとして、各状態A〜Cでの自動二輪車の加速時の騒音発生状況をテストしたところ、図9で示すような結果が得られており、本発明に従うCの状態で優れた騒音防止効果が得られることが判る。
また防音材137〜140は、ウレタンシートの切断成形によって紐状に形成されるものであり、それらの防音材137〜140の一面が、接着剤により伝動ケース71および防音カバー129のいずれか、この実施例では防音カバー129に装着されるので、防音カバー129の形状に対応した形状を有するシート状の防音材を用いる従来のものに比べると、防音材137〜140を形成する際の歩留りを高めることができ、しかも防音材137〜140を伝動ケース71および防音カバー129のいずれかに接着した状態で防音カバー129を伝動ケース71に取付けることができるので、パワーユニットPの組立時の生産性が向上する。
さらに収容室70内に収容されるVベルト式自動変速機Mの駆動プーリ装置78に対向する部分で伝動ケース71の側壁には、収容室70内に冷却空気を取り入れるための外気取り入れ口126が設けられるのであるが、前記防音カバー129は、前記Vベルト式自動変速機Mにおける従動プーリ装置79に対応する側で伝動ケース71の外側面の略半部を覆う形状に形成されるので、伝動ケース71に設けられる外気取り入れ口126を考慮することなく防音材137〜140を伝動ケース71および防音カバー129間に配置し得るようにして生産性を高めることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
パワーユニットおよび後輪の側面図 図1の2−2線断面図 図2の要部拡大図 図3の4−4線断面図 図3の5−5線断面図 従動プーリ装置の拡大横断面図 ケースカバーおよび防音カバーを図2の7−7線矢視方向から見た図 ケースカバーおよび防音カバーを図2の8−8線矢視方向から見た図 騒音発生状況のテスト結果を示す図
78・・・・駆動プーリ装置
79・・・・従動プーリ装置
80・・・・Vベルト
87・・・・内筒
88・・・・外筒
89・・・・固定プーリ半体
89a,90a・・・円錐面
90・・・・可動プーリ半体
91・・・・トルクカム機構
92・・・・ばね受け部材
93・・・・コイルスプリング
106・・・ガイド部材
107・・・スラスト軸受手段
108,109・・・スリット
110・・・カラー
115,116・・・第1,第2ベアリング部材
115a・・嵌合筒部
115b・・第1軸受部
116a・・第2軸受部
116b・・位置決め筒部
117・・・円形凹部
M・・・・・ベルト式自動変速機

Claims (3)

  1. 軸線まわりの相対回動ならびに軸線方向の相対移動を可能として摺動可能に嵌合される内筒(87)および外筒(88)と、前記内筒(87)に固定される固定プーリ半体(89)と、該固定プーリ半体(89)に対向して前記外筒(88)に固定される可動プーリ半体(90)と、該可動プーリ半体(90)および前記固定プーリ半体(89)間の相対回転位相差に応じて前記両プーリ半体間に軸方向の分力を作用せしめるようにして前記内筒(87)および前記外筒(88)間に設けられるトルクカム機構(91)と、前記可動プーリ半体(90)を前記固定プーリ半体(89)との間に挟む位置で前記内筒(87)に固定されるばね受け部材(92)と、前記外筒(88)を囲繞して前記可動プーリ半体(90)および前記ばね受け部材(92)間に縮設されるコイルスプリング(93)とを備え、駆動プーリ装置(78)からの回転動力を伝達するVベルト(80)が前記固定プーリ半体(89)および前記可動プーリ半体(90)の相対向する円錐面(89a、90a)間に挟まれるVベルト式自動変速機の従動プーリ装置において、
    前記コイルスプリング(93)の前記可動プーリ半体(90)側の端面が、自己潤滑性樹脂から成る単一の部材(106)で受けられる一方、前記コイルスプリング(93)の前記ばね受け部材(92)側の端面が、自己潤滑性樹脂から成るとともに相互に軸方向に重なる一対の部材(115,116)で受けられ
    前記一対の部材は、前記コイルスプリング(93)及び前記ばね受け部材(92)間に配置されてスラスト軸受手段(107)を構成する第1,第2ベアリング部材(115,116)であり、
    前記第1ベアリング部材(115)は、前記ばね受け部材(92)に設けられた円形凹部(117)の閉塞端に一端面が接触する平板リング状の第1軸受部(115b)と、前記凹部(117)に外周が嵌合する嵌合筒部(115a)とを一体に有しており、
    前記第2ベアリング部材(116)は、前記嵌合筒部(115a)の内周に嵌合されて前記第1軸受部(115b)の他端面と前記コイルスプリング(93)の前記ばね受け部材(92)側の端面との間に挟まれる平板リング状の第2軸受部(116a)と、前記コイルスプリング(93)の前記ばね受け部材(92)側の端部を径方向に位置決めすべく該端部の内周に挿入される位置決め筒部(116b)とを一体に有していることを特徴とする、Vベルト式自動変速機の従動プーリ装置。
  2. 前記単一の部材が、前記可動プーリ半体(90)側で少なくとも前記コイルスプリング(93)の内周をガイドする円筒状ガイド部材(106)であり、
    そのガイド部材(106)の軸方向一端に形成した鍔部(106a)で前記コイルスプリング(93)の前記可動プーリ半体(90)側の端面が受けられ
    前記ガイド部材(106)には、軸方向に各々延びる複数のスリット(108,109)が互いに周方向に間隔をおいて形成されることを特徴とする、請求項記載のVベルト式自動変速機の従動プーリ装置。
  3. 前記可動プーリ半体(90)および前記外筒(88)と前記ガイド部材(106)との間に、金属製のカラー(110)が介装されることを特徴とする、請求項1または2に記載のVベルト式自動変速機の従動プーリ装置。
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