JPH04171341A - 内燃機関のバランサ装置 - Google Patents

内燃機関のバランサ装置

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JPH04171341A
JPH04171341A JP29447490A JP29447490A JPH04171341A JP H04171341 A JPH04171341 A JP H04171341A JP 29447490 A JP29447490 A JP 29447490A JP 29447490 A JP29447490 A JP 29447490A JP H04171341 A JPH04171341 A JP H04171341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balancer
shaft
weight
cylindrical shaft
internal combustion
Prior art date
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Pending
Application number
JP29447490A
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English (en)
Inventor
Atsushi Yoshihara
篤 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は内燃機関のバランサ装置に係り、特に内燃機
関の全機関回転数域において振動を効果的に低減し得る
内燃機関のバランサ装置に関する。
[従来の技術] 内燃機関においては、クランク軸の不釣合をなくして回
転を円滑に行わせるために、バランサウェイトを設けて
いる。このバランサウェイトを取付けることにより、内
燃機関の振動が少なくなり、回転が円滑になり、クラン
クジャーナルや軸受等の摩耗を低減させることができる
ものである。
このようなバランサ装置にあっては、第9図に示す如く
、コンロッド102を介してピストン104が連結され
たクランク軸106のクランク中心線Cの一側に一本の
バランサ軸108を配設し、クランク軸106に第1バ
ランサ歯車110を固設するとともにバランサ軸108
には前記第1バランサ歯車110に噛合させる第2バラ
ンサ歯車112を固設し、更に、バランサ軸108にバ
ランサウェイト114を取付けたものがある。この場合
、第2バランサ歯車110の角速度ωは、第1バランサ
歯車110の2倍である。
また、クランク軸116のクランク中心線Cの両側にバ
ランサ軸108を一本ずつ配設し、機関回転数の2倍の
速さでバランサウェイトを回転させる並列4気筒内燃機
関の場合には、機関回転数の2倍の速さの2次慣性力が
発生するので、この2次慣性力を相殺する慣性力を両バ
ランサウェイトによって発生させている。但し、この場
合、−本のバランサ軸を設けただけでは、第10図に示
す如く、振動を完全に打消すことができないものである
また、このよ・うなバランサ装置としては、例えば実開
昭57−35539号公報に開示されている。この公報
に記載のものは、外側に位置したバランサウェイトの回
転軌跡が円筒状で、バランサウェイトの不釣合重錘部の
反対側を開放した構成のものである。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、従来においては、バランサウェイト114の
取付角度βが不変で、つまり、第9図に示す如く、スト
ローク中心線S+ と平行なバランサ軸108の中心を
通るバランサ軸中心線S2に対してバランサウェイト1
14の切欠面Fの位置が一定であったので、第11図に
示すような自動二輪車116にあっては、常用の機関回
転数で多数の振動モードが励起されるが、起振力の方向
によって励起され易い振動モードと、励起され難い振動
モードとがあり(第12図参照)、これらが十分に考慮
されていなかった。従って、第11図のハンドル118
への振動が、第12図の破線で示す如く、両機関回転数
域においては振動の低減を十分に果し得ないという不都
合があった。
[発明の目的コ そこでこの発明の目的は、上述の不都合を除去すべく、
バランサウェイトの取付角度を機関回転数によって変更
することにより、−本のバランサ軸を設けるだけで、全
機関回転数域で振動を効果的に低減し得る内燃機関のバ
ランサ装置を実現するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの発明は、内燃機関のクラ
ンク軸のクランク中心線に対して一側にバランサ軸を設
け、このバランサ軸に所定取付角度でバランサウェイト
を設けて振動を低減する内燃機関のバランサ装置におい
て、機関回転数に応じて前記バランサウェイトの取付角
度を変更する角度可変機構を設けたことを特徴とする。
[作用コ この発明の構成によれば、角度可変機構は、機関回転数
に応じてバランサウェイトの取付角度を変更するので、
振動モードによって起振力を変更させることができ、こ
れにより、全機関回転数域で振動の低減を図ることがで
きる。
[実施例コ 以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的
に説明する。
第1〜5図は、この発明の実施例を示すものである。図
において、2は内燃機関、4はクランク軸、6はコンロ
ッド、8はピストンである。
クランク軸4には、第1バランサ歯車10が固設されて
いる。
この第1バランサ歯車10は、バランサ軸12に固設さ
れた第2バランサ歯車14に噛合されている。
このバランサ軸12は、第1図に示す如く、クランク軸
4と略平行に延設され、且つ、第3図に示す如く、クラ
ンク中心線Cに対して一側に配設されている。
また、このバランサ軸12には、バランサウェイト16
が角度可変機構18によって取付けられる。即ち、バラ
ンサ軸12には、摺動筒状軸20が、例えばスプライン
結合部22によってバランサ軸12の軸方向に摺動可能
で且つ周方向に回転不可能に設けられる。この摺動筒状
軸20には、バランサ軸12の軸心Gに対して所定角度
θだけ傾斜された所定長さしのビンガイド溝24が形成
される。
この摺動筒状軸20には、クランク軸4の略中央で、前
記バランサウェイト16が回動可能に嵌装される。
このバランサウェイト16の内周には、前記ビンガイド
溝24に嵌挿されるピン26が突設される。
バランサ軸12とバランサウェイト16と摺動筒状軸2
0とにあっては、バランサウェイト16がバランサ軸1
2と一体的に回転し、且つ、摺動筒状軸20がバランサ
軸12上で摺動した際に、ビンガイド溝24にピン26
が嵌挿されていることにより、バランサウェイト16が
摺動筒状軸20上で回動される関係にある。
前記摺動筒状軸20の一端部20aは、第1バランサ軸
12に嵌装した第1スラストベアリング28によって支
持されている。この第1スラストベアリング28とバラ
ンサ軸12のスプリング係止段差部30間には、摺動筒
状軸20を付勢するスプリング32が介設される。
また、前記摺動筒状軸20の他端部20bは、バランサ
軸12に嵌装した第2スラストベアリンーグ34に設け
られている。
この第2スラストベアリング34は、バランサ軸12上
で移動する移動体36の支持部38に設けられている。
この支持部38は、ロッド40を介してピストン部42
に連設されている。
このピストン部42は、シリンダ部44に形成されたシ
リンダ穴部46内で、シール部48と共働して油圧室5
0を形成し、このシリンダ穴部46内を移動可能に設け
られている。
この油圧室50には、エンジンオイルを導くオイル通路
52が連通されている。
即ち、スプリング32の付勢力と油圧室50へのエンジ
ンオイルの圧力との関係によって摺動筒状軸20が所定
位置に保持され、ビンガイド溝24の略中心にピン26
が位置している際に、機関回転数が基準回転数n3未満
であると、スプリング32の付勢力によって摺動筒状軸
20が第2図の左方向Xに移動し、これにより、ピン2
6がビンガイド溝24に沿って回動することにより、バ
ランスウェイト16が第3図のA方向に回動し、切欠面
Fがバランサ軸中心線S2から角度α、の箇所に位置し
、バランスウェイト16の取付角度が従来の所定角度α
、になるものである。
また、機関回転数が基準機関回転数n+以上になると、
油圧室50へのエンジンオイルの圧力が高くなり、ピス
トン部42が第1図の右方向に移動されて移動体38と
共に摺動筒状軸20が第2図のバランサ軸12の右方向
Yに移動され、これにより、ピン26がビンガイド溝2
4に沿って回動すると、バランサウェイト16が第3図
のB方向に回動し、第3図に示す如く、切欠面Fがバラ
ンサ軸中心線S2から角度α2の箇所に位置し、バラン
スウェイト16の取付角度が変更されるものである。
この機関回転数に応じてバランスウェイト16の取付角
度を所定に変更させるのは、スプリング32の付勢力を
調整するとよい。
次に、この実施例の作用を説明する。
機関回転数が基準回転数n1未満の場合には、スプリン
グ32の付勢力により、摺動筒状軸20が第1図の左方
向に移動され、ビンガイド溝24に沿ってピン26が移
動されることによって、バランサウェイト16が第3図
のA方向に回動し、取付角度Aになる。従って、クラン
クセンタの起振力は、第4図のAの如くなる。これによ
り、第5図に示す如く、バランサ角度Bのとき振動を振
動モード1が励起され易いと、バランサウェイト16を
取付角度Bにした場合(−点鎖線で示す)に比し、振動
レベルを破線の如き低くすることができる。
また、機関回転数が基準回転数n+以上になると、油圧
室50へのエンジンオイルの圧力が高くなり、ピストン
部42が第1図の右方向に移動され、よって、移動体3
6と共に摺動筒状軸20がバランサ軸12の右方向に移
動され、これにより、摺動筒状軸20がバランサ軸12
上で右方向に移動し、ビンガイド溝24に沿ってピン2
6が移動することにより、バランサウェイト16が第3
図のB方向に回動され、取付位置Bとなる。従って、ク
ランクセンタの起振力は、第4図のBの如くなる。これ
により、第5図に示す如く、バランサウェイト16が取
付角度Aのとき振動モード2が励起され易いと、バラン
サウェイト16を取付角度Aにした場合(破線で示す)
に比し、振動レベルを一点鎖線の如き低くすることがで
きる。
この結果、基準機関回転数n1を境にバランサウェイト
16の取付角度を適宜変更することができるので、全機
関回転数域において振動レベルを低くシ、車体(ハンド
ル)への振動を極力低減することができる。
また、並列4気筒内燃機関にあっては、理論」二、バラ
ンサ軸12をクランク軸4の両側に1本ずつ設け、バラ
ンサ軸12を2本とすれば、1本のバランサ軸の場合よ
りも振動を大幅に低減することができるが、この実施例
においては、−本のバランサ軸12で振動の低減を効果
的に果し得て、構成を簡単にすることができる。
なお、この実施例においては、移動体36を動作させる
ために、エンジンオイルを使用したが、移動体36を空
気圧で動作させたり、機関回転数に連動して作動する運
転伝達機構によって移動体36を動作させることも可能
である。
また、第6図に示す如く、バランサウェイト16が摺動
筒状軸20上で左右に徒に移動するのを防止するために
、第1スラストベアリング28とバランサウェイト16
との間に第1保持用スプリング62を介設するとともに
、バランサウェイト16と第2スラストベアリング34
との間に第2保持用スプリング64を介設することも可
能である。
更に、バランサウェイト16が摺動筒状軸20上で左右
に移動するのを防止するために、第1スラストベアリン
グ28と摺動筒状軸20の一端部20aとを接離可能に
設け、移動体36の支持部38を摺動筒状軸20の一端
部20aに連結し、この摺動筒状軸20の他端部20b
をバランサウェイト16の他端部16cよりも少許短く
位置させ、そして、バランサウェイト16がバランサ軸
12に対して一体的に回転可能で、且つバランサウェイ
ト16が摺動筒状軸20に対して回動可能に、バランサ
軸12とバランサウェイト16とに連結具72を設ける
ことも可能である。
この場合、移動体36を支持部38とピストン部74の
みで構成し、油圧室50をピストン部74の端面とシリ
ンダ穴部46とで形成すればよい。
更にまた、第8図に示す如く、バランサウェイト16を
バランサ軸12と一体的に回転させるとともに摺動筒状
軸20に対して回動可能に設けるために、バランサ軸1
2の外面に切欠部82を形成するとともにバランサ軸1
2内には係止用段差部84を介してビン案内部86を形
成する。また、バランサウェイト16に固定したビン2
6をビン案内部86まで延設し、ビン26の頭部26a
を係止用段差部84に係止できるようにビン案内部86
間に配設することも可能である。
[発明の効果] 以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば、
機関回転数に応じてバランサウェイトの取付角度を変更
する角度可変機構を設けたことにより、振動モードによ
って起振力を変更させ、よって並列4気筒内燃機関にお
いても1本のバランサ軸を設けるだけで、全機関回転数
域で振動の低減を効果的に果し得る。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの発明の実施例を示し、第1図はバラン
サウェイトを設けた内燃機関の構成図、第2図は第1図
の角度可変機構の一部拡大図、第3図はバランサウェイ
トの取付角度の変更状態の説明図、第4図はクランクセ
ンサ起振力の説明図、第5図は車体振動に及ぼす効果の
線図である。 第6図はバランサウェイトの移動を阻止する保持用スプ
リングを設けた状態の構成図である。 第7図はバランサウェイトに連結具を設けた状態の構成
図である。 第8図はバランサウェイトの支持状態を示す断面図であ
る。 第9〜12図は従来技術を示し、第9図はバランサウェ
イトの取付は状態の概略図、第10図はクランクセンサ
起振力の説明図、第11図は自動二輪車の概略図、第1
2図は車体振動に及ぼす効果の線図である。 図において、2は内燃機関、4はクランク軸、16はバ
ランサウェイト、18は角度可変機構、20は摺動筒状
軸、24はピンガイド溝、26はビン、32はスプリン
グ、36は移動体、そして50は油圧室である。 特許出願人  ス ズ キ 株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、内燃機関のクランク軸のクランク中心線に対して一
    側にバランサ軸を設け、このバランサ軸に所定取付角度
    でバランサウェイトを設けて振動を低減する内燃機関の
    バランサ装置において、機関回転数に応じて前記バラン
    サウェイトの取付角度を変更する角度可変機構を設けた
    ことを特徴とする内燃機関のバランサ装置。
JP29447490A 1990-10-31 1990-10-31 内燃機関のバランサ装置 Pending JPH04171341A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014520232A (ja) * 2011-06-18 2014-08-21 アウディ アクチェンゲゼルシャフト エンジン
FR3062185A1 (fr) * 2017-01-26 2018-07-27 Ntn-Snr Roulements Organe d’equilibrage et systeme d’equilibrage pour equilibrer un moteur a combustion interne

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