JP4663438B2 - 野縁受及びハンガーの連結補強具並びに天井下地補強施工方法 - Google Patents

野縁受及びハンガーの連結補強具並びに天井下地補強施工方法 Download PDF

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本発明は、野縁受及びハンガーの連結補強具並びに天井下地補強施工方法に関する。
従来より、特許文献1に示すように、野縁受及びハンガーを用いた施工例が存在していた。
特開平7−324428号
そして、地震等による天井変形や脱落の防止のため、野縁受及びハンガーの連結補強の必要性が叫ばれていた。しかし、ハンガーのフック部開きを直接的に抑制でき、しかも施工後にフック部開き止めを行うことのできる簡易な野縁受及びハンガーの連結補強具並びに天井下地補強施工方法は提唱されていなかった。
かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、ハンガーのフック部開きを有効に抑制しつつ施工の簡易な野縁受及びハンガーの連結補強具並びに天井下地補強施工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る野縁受及びハンガーの連結補強具の特徴は、野縁受の両側に覆い被さる一対の縦部を備えたハンガーとこれに係止された野縁受との間の連結をさらに補強するために、前記野縁受の上片から両側に覆い被さる固定部と、前記各固定部から前記各縦部に至るまで伸び縦部を野縁受け外側から挟み込む挟み込み部とを備え、前記野縁受に対し固定可能であることにある。
前記各挟み込み部が前記縦部とほぼ平行であることが望ましい。さらに、前記挟み込み部の少なくとも一方にこの挟み込み部と前記縦部とを貫通して野縁受にネジを螺合させる貫通孔を有していてもよい。
また、前記固定部にこの固定部を貫通して野縁受にネジを螺合させる貫通孔を有していてもよい。さらに、一対の連結補強具であって、前記ハンガーの前記野縁受長手方向両側から互いに嵌合可能であることが望ましい。
上記目的を達成するため、本発明に係る天井下地補強施工方法の特徴は、
上記いずれかに記載の野縁受及びハンガーの連結補強具を用いて、前記ハンガーの近傍で前記野縁受の上側から前記固定部で前記野縁受を挟み込むように下ろし、さらに横方向に連結補強具を前記ハンガーに近接させて、前記挟み込み部間に前記ハンガーの前記縦部を挟み込み、貫通孔にネジを貫通させると共に前記野縁受に螺合させることにある。
また、互いに嵌合し合う野縁受及びハンガーに他の前記連結補強具をさらに嵌合させ固定してもよい。
上記本発明に係る野縁受及びハンガーの連結補強具並びに天井下地補強施工方法の特徴によれば、野縁受の上片から両側に覆い被さる固定部と野縁受け外側から挟み込む挟み込み部を有する簡素な構造で、かつ、簡易な施工でより強固に連結させることが可能となった。
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
次に、適宜添付図面を参照しながら、本発明をさらに詳しく説明する。
図1〜3に示すように、本発明に係る天井下地連結補強構造1は、大略、鋼板でロール成形された野縁受10,ハンガー20,連結補強具30よりなる。この連結補強具30は、野縁受10の両側に覆い被さる一対の縦部22,24を備えたハンガー20とこれに係止された野縁受10との間の連結をさらに補強する。
野縁受10はウェブ11の上下にフランジ12,12を有しており、この下に天井ボードを支持するための野縁が取り付けられる。ハンガー20は水平な連結部21の下に第一縦部22が垂下し、水平な底部23を経て第二縦部24が垂直に立ち上がり、フック部を形成する。第二縦部24の先端には切り欠き状に係止部25が形成され、第一、第二縦部22,24の間に挿入された野縁受10が係止部25と係合し、通常の脱落は抑制される。連結部21の孔21aはスラブからの吊りボルトがナットで固着され、天井下地連結補強構造1が垂下支持される。
地震等の衝撃荷重が加わった際にハンガー20のフック部に開き側の変形が生じると、野縁受10がハンガー20に対し相対的に移動して天井下地に変形を生じる。係止部25との係合が解かれるときはさらに変形が増大し、フック部が開いて天井脱落の虞が生じる。これを防止するには、フック部の開きを防止することが効果的であり、連結補強具30はその開き防止に役立つ。
連結補強具30は通常の天井下地構造に対し後施工で取り付けられる。この連結補強具30は、野縁受10の上片から両側に覆い被さる固定部31と、各固定部31から各縦部22,24に至るまで伸び縦部22,24を野縁受け外側から挟み込む挟み込み部32,32とを備えている。
連結補強具30の取り付けに際しては、まずハンガー20の近傍で野縁受10の上側から一対の縦部31b、31bで野縁受10を挟み込むように下ろし、さらに横方向に連結補強具30をハンガー20に近接させて、挟み込み部32,32間にハンガー20の第一、第二縦部22,24を挟み込む。この状態で、貫通孔31cに上からネジ3aを貫通させると共にタップをしつつ野縁受10のフランジ12に螺合させる。上からネジ3aを螺合させるため、作業が容易であり、簡素な施工となる。さらに、図2の如くウェブ11側の貫通孔32aにネジ3bを螺合させても施工は完了する。
なお、螺合箇所は、貫通孔31cのみであっても構わない。作業面からいえば、簡易な施工となり作業効率が向上する。しかし、より強固に補強するためには、上述の如くウェブ11側の貫通孔32aにおいてもネジ3bを螺合させることが望ましい。
施工後は、図4の如く第一、第二縦部22,24が挟み込み部32,32間に挟まれて押圧され、第一、第二縦部22,24間の開きが防止される。また、ハンガー20と野縁受10及び連結補強具30との水平移動はネジ3bにより防止される。なお、作用的には挟み込み部32の固定部31近傍部分が第一、第二縦部22,24間の開きを最も有効に抑制するので、挟み込み部32は開き防止の意味では第一、第二縦部22,24の全てを覆う必要はないが、貫通孔32a,32aを対称的に設けて連結補強具30の方向性の制限を解除するには、挟み込み部32を図示のように長くすることに意味がある。
さらに強固なハンガー20のフック部開きを抑制するには、図5に示すように、連結補強具30と類似した連結補強具40を連結補強具30と共に用い、ハンガー20の左右双方から挟み込み部32,42で第一、第二縦部22,24を挟むとよい。この場合、ネジ3bを設けずとも左右方向の脱落は防止される。
なお、野縁受10はチャンネル材に限られず、また、ハンガー20も上述の形状のものに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱せずに種々の改変が可能である。すなわち、本発明は、地震等の衝撃応力により支持部材が変形して被支持部材を脱落させる可能性のある部分の変形を防止又は抑制する手段を後施工により取り付け可能に構成したものである。
本発明は、野縁受及びハンガーの連結補強具並びに天井下地補強施工方法として利用することができる。さらに、天井下地以外の部材及びハンガーの連結補強具としても転用が可能である。
本発明に係る連結補強具を利用した天井下地連結補強構造の斜視図である。 図1の背面側の斜視図である。 図1の分解斜視図である。 図1のA−A断面図である。 他の実施形態を示す図1相当図である。
符号の説明
1:天井下地連結補強構造、3a、3b:ネジ、10:野縁受、11:ウェブ、12:フランジ、20:ハンガー、21:連結部、21a:孔、22:第一縦部、23:底部、24:第二縦部、25:係止部、30:連結補強具、31:固定部、31a:上部、31b:縦部、31c:貫通孔、32:挟み込み部、32a:貫通孔、40:連結補強具、41:固定部、42:挟み込み部

Claims (7)

  1. 野縁受(10)の両側に覆い被さる一対の縦部(22,24)を備えたハンガー(20)とこれに係止された野縁受(10)との間の連結をさらに補強するための野縁受及びハンガーの連結補強具であって、
    前記野縁受(10)の上片から両側に覆い被さる固定部(31)と、前記各固定部(31)から前記各縦部(22,24)に至るまで伸び縦部(22,24)を野縁受け外側から挟み込む挟み込み部(32,32)とを備え、前記野縁受(10)に対し固定可能であることを特徴とする野縁受及びハンガーの連結補強具。
  2. 前記各挟み込み部(32,32)が前記縦部(22,24)とほぼ平行であることを特徴とする請求項1に記載の野縁受及びハンガーの連結補強具。
  3. 前記挟み込み部(32,32)の少なくとも一方にこの挟み込み部(32,32)と前記縦部(22,24)とを貫通して野縁受(10)にネジ(3b)を螺合させる貫通孔(32a)を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の野縁受及びハンガーの連結補強具。
  4. 前記固定部(31)にこの固定部(31)を貫通して野縁受(10)にネジ(3a)を螺合させる貫通孔(31c)を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の野縁受及びハンガーの連結補強具。
  5. 一対の連結補強具(30,40)であって、前記ハンガー(20)の前記野縁受(10)長手方向両側から互いに嵌合可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の野縁受及びハンガーの連結補強具。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の野縁受及びハンガーの連結補強具を用いた天井下地補強施工方法であって、
    前記ハンガー(20)の近傍で前記野縁受(10)の上側から前記固定部(31)で前記野縁受(10)を挟み込むように下ろし、さらに横方向に連結補強具(30)を前記ハンガー(20)に近接させて、前記挟み込み部(32,32)間に前記ハンガー(20)の前記縦部(22,24)を挟み込み、貫通孔(31c,32a)にネジ(3a,3b)を貫通させると共に前記野縁受(10)に螺合させることを特徴とする天井下地補強施工方法。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の野縁受及びハンガーの連結補強具を用いた天井下地補強施工方法であって、互いに嵌合し合う野縁受(10)及びハンガー(20)に他の前記連結補強具(40)をさらに嵌合させ固定することを特徴とする天井下地補強施工方法。

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