JP4762696B2 - 野縁取付具及び野縁取付装置 - Google Patents
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Description
本発明による野縁受に野縁を取り付けるための野縁取付装置では、野縁受は、長尺な方向と直交する方向に切断された断面がコ字形状の長尺物よりなり、コ字形状が、縦板部と縦板部の上端及び下端より同方向に延長して互いに平行に相対峙する上板部と下板部とにより形成され、野縁取付装置は、2つの野縁取付具により形成され、一方の野縁取付具は、上板部の先端と下板部の先端とに跨るように上下方向に延長して縦板部と互いに平行に位置される支持部と、支持部の下端部に設けられて野縁と係合する係合部と、支持部の上端より上板部の上面に沿って延長するように設けられた取付部とを備え、取付部が、上板部の上面に載置される載置部と、縦板部の上端縁に対応した部位を境界として折曲されることによって載置部の先端より下方に延長して縦板部の外面に係止する係止部とを備え、他方の野縁取付具は、縦板部の外面に沿って上下方向に延長して一方の野縁取付具の係止部の外面を覆うように位置される支持部と、支持部の下端部に設けられて野縁と係合する係合部と、支持部の上端より上板部の上面に沿って延長するように設けられた取付部とを備え、取付部が、上板部の上面に載置された一方の野縁取付具の載置部の上面に載置される上側載置部と、上板部の先端縁に対応する部位を境界部として折曲されることによって上側載置部の先端より一方の野縁取付具の支持部の外面に沿って下方に延長する取付操作部とを備え、取付操作部が、一方の野縁取付具の支持部の外面を覆う覆部と、係止部とを備え、当該係止部が、覆部との境界部を介して縦板部の方向に近づくように折曲されて上板部の下面の真下に位置されることによって野縁受の上板部の下面に係止されたことを特徴とする。
他方の野縁取付具の係止部が、覆部の左右両側に設けられ、左右の係止部が、覆部との境界部を介して縦板部の方向に互いに近づくように折曲されて上板部の下面の真下に位置されることによって野縁受の上板部の下面に係止されたことも特徴とする。
左右の係止部が、覆部との境界部を介して縦板部の方向に互いに近づくように折曲されて上板部の下面の真下に位置されることによって野縁受の上板部の下面に係止されるとともに覆部とで一方の野縁取付具の支持部を挟持したことも特徴とする。
他方の野縁取付具の係止部が、野縁受の上板部の下面と互いに接触する接触部を備えたことも特徴とする。
他方の野縁取付具の係止部が、覆部に対して所定の角度をなすように覆部との境界部を介して折曲方向にあらかじめ折曲されてなることも特徴とする。
本発明の野縁取付装置によれば、地震時などにおいて野縁取付具が倒れようとした場合に、他方の野縁取付具の係止部が一方の野縁取付具の支持部や野縁受の上板部の下面に係止するので、地震時等において、野縁取付具の倒れを抑制でき、天井構成部材の落下を防止できる。
覆部の左右両側に設けられた左右の係止部が、覆部との境界部を介して縦板部の方向に互いに近づくように折曲されて上板部の下面の真下に位置されることによって野縁受の上板部の下面に係止された構造により、係止部と野縁受との一体性が増し、地震時においても、係止部と野縁受との係止状態が解除されにくくなり、天井構成部材の落下を防止できる。
左右の係止部が、覆部との境界部を介して縦板部の方向に互いに近づくように折曲されて上板部の下面の真下に位置されることによって野縁受の上板部の下面に係止されるとともに覆部とで一方の野縁取付具の支持部を挟持したので、野縁受と野縁取付装置と野縁との一体性が増し、地震時においても、野縁取付装置と野縁受との係止状態が解除されにくくなり、天井構成部材の落下を防止できる。
他方の野縁取付具における左右の係止部が、野縁受の上板部の下面と互いに接触する接触部を備えたので、野縁取付具と野縁受との係止状態を強固にでき、地震時等において天井構成部材の落下を防止できる。
他方の野縁取付具における左右の係止部が、覆部に対して所定の角度をなすように覆部との境界部を介して折曲方向にあらかじめ折曲されてなる構成としたことで、他方の野縁取付具の取付作業を容易とでき作業性を向上できる。
図5に示すように、係止部89;90が、覆部88に対して所定角度αをなすようにあらかじめ境界部91;92に沿って下方に折曲された形態に製作された他方の野縁取付具8を用いても良い。このように、左右の係止部89;90があらかじめ折曲された他方の野縁取付具8とすれば、左右の係止部89;90の折曲作業が容易となり、取付作業の作業性を向上できる。覆部88の下面88xと系合部89;90の下面89x;90xとのなす角度である所定の角度αは、他方の野縁取付具8の係合部89;90を野縁6の係合溝47;48に係合させた状態で、係止部89;90が野縁受4の上板部31の上面33を乗り越えることの可能な角度に設定される。角度αは、10°〜40°程度、例えば、30°に設定される。
8 他方の野縁取付具、30 縦板部、31 上板部、32 下板部、
71;81 支持部、72;73、82;83 係合部、74;84 取付部、
75 載置部、76 係止部、85 上側載置部、87 取付操作部、88 覆部、
89;90 係止部、95;95 接触部。
Claims (6)
- 野縁受に野縁を取り付けるための野縁取付具であって、野縁受は、長尺な方向と直交する方向に切断された断面がコ字形状の長尺物よりなり、コ字形状が、縦板部と縦板部の上端及び下端より同方向に延長して互いに平行に相対峙する上板部と下板部とにより形成され、野縁取付具は、縦板部の外面に沿って上下方向に延長する支持部と、支持部の下端部に設けられて野縁と係合する係合部と、支持部の上端より上板部の上面に沿って延長するように設けられた取付部とを備え、取付部が、上板部の上面に載置される載置部と、上板部の先端縁に対応した部位を境界として折曲されることによって載置部の先端より下方に延長する取付操作部とを備え、取付操作部が左右両側に係止部を備え、当該左右の係止部が、取付操作部に形成された折曲部を介して縦板部の方向に互いに近づくように折曲されて上板部の下面の真下に位置されることによって野縁受の上板部の下面に係止されることを特徴とする野縁取付具。
- 野縁受に野縁を取り付けるための野縁取付装置であって、野縁受は、長尺な方向と直交する方向に切断された断面がコ字形状の長尺物よりなり、コ字形状が、縦板部と縦板部の上端及び下端より同方向に延長して互いに平行に相対峙する上板部と下板部とにより形成され、野縁取付装置は、2つの野縁取付具により形成され、一方の野縁取付具は、上板部の先端と下板部の先端とに跨るように上下方向に延長して縦板部と互いに平行に位置される支持部と、支持部の下端部に設けられて野縁と係合する係合部と、支持部の上端より上板部の上面に沿って延長するように設けられた取付部とを備え、取付部が、上板部の上面に載置される載置部と、縦板部の上端縁に対応した部位を境界として折曲されることによって載置部の先端より下方に延長して縦板部の外面に係止する係止部とを備え、他方の野縁取付具は、縦板部の外面に沿って上下方向に延長して一方の野縁取付具の係止部の外面を覆うように位置される支持部と、支持部の下端部に設けられて野縁と係合する係合部と、支持部の上端より上板部の上面に沿って延長するように設けられた取付部とを備え、取付部が、上板部の上面に載置された一方の野縁取付具の載置部の上面に載置される上側載置部と、上板部の先端縁に対応する部位を境界部として折曲されることによって上側載置部の先端より一方の野縁取付具の支持部の外面に沿って下方に延長する取付操作部とを備え、取付操作部が、一方の野縁取付具の支持部の外面を覆う覆部と、係止部とを備え、当該係止部が、覆部との境界部を介して縦板部の方向に近づくように折曲されて上板部の下面の真下に位置されることによって野縁受の上板部の下面に係止されたことを特徴とする野縁取付装置。
- 他方の野縁取付具の係止部が、覆部の左右両側に設けられ、左右の係止部が、覆部との境界部を介して縦板部の方向に互いに近づくように折曲されて上板部の下面の真下に位置されることによって野縁受の上板部の下面に係止されたことを特徴とする請求項2に記載の野縁取付装置。
- 左右の係止部が、覆部との境界部を介して縦板部の方向に互いに近づくように折曲されて上板部の下面の真下に位置されることによって野縁受の上板部の下面に係止されるとともに覆部とで一方の野縁取付具の支持部を挟持したことを特徴とする請求項3に記載の野縁取付装置。
- 他方の野縁取付具の係止部が、野縁受の上板部の下面と互いに接触する接触部を備えたことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の野縁取付装置。
- 他方の野縁取付具の係止部が、覆部に対して所定の角度をなすように覆部との境界部を介して折曲方向にあらかじめ折曲されてなることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の野縁取付装置。
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