JP2007247380A - 出窓及びその構築方法 - Google Patents

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益弘 柴田
Toshiya Muto
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Abstract

【課題】出窓において剪断荷重に対する強度の確保と天板のがたつきの防止とを図るとともに、容易に天板の取付位置精度を高められるようにする。
【解決手段】出窓は、ALC袖壁パネル1と天板20とサッシ枠とを含む。ALC袖壁パネル1に埋設された補強鉄筋4に緊結された埋設アンカー8に、溶接プレート部16とその裏面から突出する埋め込み螺合部17とからなる溶接ベース金物15の該埋め込み螺合部17が螺合して、該溶接プレート部16がALC袖壁パネル1の出窓空間に面する側の第一パネル壁面2に添っており、溶接プレート部16に、天板20の側端部を支持するための取付金具の一つとしての鋼材25が位置調整されて溶接固定されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、ALC(軽量気泡コンクリート)袖壁パネルに天板を取り付けた出窓とその構築方法に関する。
ALCパネルを使用して出窓を形成する構造として、パネル幅方向を室内外方向にして建て込まれ縦壁(袖壁)を構成するALC袖壁パネルと、ALC袖壁パネルの例えば腰ないし胸の高さに対応する所定高さ位置に取り付けられた天板と、ALC袖壁パネルと天板とで構成される出窓空間の室外側端部に設けられたサッシ枠とを含む構造が知られている(特許文献1及び2)。この種の出窓構造においては、サッシ枠の高さ寸法に対応するALC袖壁パネルの所定高さ位置に、天板が精度良く取り付けられる必要がある。
このALC袖壁パネルへの天板の取付構造につき、特許文献1では、ALC袖壁パネルの所定高さ位置に貫通穴が開けられ、該貫通穴を貫通する縫いボルトにより山形鋼の縦辺が固定され、該山形鋼の横片に対し天板が該天板を貫通する縫いボルトにより吊り下げられるような状態で取り付けられた構造をとる。
また、特許文献2では、(1)ALC袖壁パネルの所定高さ位置にアンカー鋼棒とこれに係合するOナット又はOボルトとが埋設され、該Oナット又はOボルトに螺合する外付けボルト又は外付けナットにより、アングル部材の縦辺が固定され、該アングル部材の横片に対し天板が載置され支持された構造(同文献の図5、図6等)、又は、(2)ALC袖壁パネルの所定高さ位置に貫通穴が開けられ、該貫通穴を貫通する縫いボルトにより、アングル部材の縦辺が固定され、該アングル部材の横片に対し天板が載置され支持された構造(同文献の図7等)をとる。
特開2001−26978号公報 特開2001−152754号公報
しかし、前記特許文献1又は2の出窓には、以下の問題があった。
(a)縫いボルトを用いる場合、ALC袖壁パネルの所定高さ位置に貫通穴を開ける際に、その位置精度を高めるには手間がかかる。また、一旦開けた貫通穴の位置を変更することはできない。貫通穴の位置精度が悪いと、天板の取付位置精度が悪くなるから、天板とサッシ枠の下枠部とが干渉したりそれらの間に隙間ができたりするおそれがある。
(b)さらに、縫いボルトでは、1)サッシ枠への風荷重により天板を介してALC袖壁パネルの取付部にかかる袖壁面方向への剪断荷重、及び、2)天板の載荷重によりALC袖壁パネルの取付部にかかる鉛直方向への剪断荷重、のそれぞれに対する強度を確保することが難しい。
(c)また、縫いボルトとALC袖壁パネルの貫通孔との隙間により、天板にがたつきが発生するおそれがある。天板の取付部にがたつきが発生すると、サッシ枠に変形を生じさせる可能性もある。
(d)アンカー鋼棒に係合するOナット又はOボルトを用いる場合も、施行現場でALC袖壁パネルの所定高さ位置にアンカー鋼棒を埋設するための貫通穴を開けるため、上記(a)(c)の問題が発生する。また、Oナット又はOボルトがアンカー鋼棒に係合していても、上記(b)の剪断荷重に対する強度確保は難しい。
そこで、本発明の課題は、ALC袖壁パネルに埋設された補強鉄筋に緊結された埋設アンカーを用いて天板を取り付けることで、剪断荷重に対する強度の確保と天板のがたつきの防止とを図ることができるだけでなく、埋設位置の精度が低く変更することもできない埋設アンカーを用いながらも、該埋設アンカーと天板との間に位置調整機能を持たせることで、容易に天板の取付位置精度を高めることができる出窓を提供することにある。
(1)出窓
パネル幅方向を室内外方向にして建て込まれ袖壁を構成するALC袖壁パネル(1)と、前記ALC袖壁パネル(1)に取り付けられた天板(20)と、前記ALC袖壁パネル(1)と前記天板(20)とで構成される出窓空間の室外側端部に設けられたサッシ枠(30)とを含む出窓において、
前記ALC袖壁パネル(1)に埋設された補強鉄筋(4)に緊結された埋設アンカー(8)に、溶接プレート部(16)とその裏面から突出する埋め込み螺合部(17)とからなる溶接ベース金物(15)の該埋め込み螺合部(17)が螺合して、該溶接プレート部(16)が前記ALC袖壁パネル(1)の出窓空間に面する側の第一パネル壁面(2)に添っており、
前記溶接プレート部(16)に、前記天板(20)の側端部を支持するための取付金具(25)が位置調整されて溶接固定されていることを特徴とする出窓。
(2)出窓の構築方法
ALC袖壁パネル(1)をそのパネル幅方向を室内外方向にして建て込み、
前記ALC袖壁パネル(1)に埋設された補強鉄筋(4)に緊結された埋設アンカー(8)に、溶接プレート部(16)とその裏面から突出する埋め込み螺合部(17)とからなる溶接ベース金物(15)の該埋め込み螺合部(17)を螺合して、該溶接プレート部(16)をALC袖壁パネル(1)の出窓空間に面する側の第一パネル壁面(2)に添わせ、
前記溶接プレート部(16)の適切位置に、天板(20)の側端部を支持するための取付金具(25)を位置調整して溶接固定し、
前記ALC袖壁パネル(1)と前記天板(20)とで構成される出窓空間の室外側端部にサッシ枠(30)を設けることを特徴とする出窓の構築方法。
ここで、各要素の態様を例示する。
[埋設アンカー]
埋設アンカー(8)は、補強鉄筋(4)に緊結される台座部(9)と、溶接ベース金物(15)の埋め込み螺合部(17)と螺合する螺合部(10)とを備えていればよく、それ以上は特に限定されない。
台座部(9)は、1本の補強鉄筋(4)に緊結されたものでもよいが、2本以上の補強鉄筋(4)に緊結されたものが耐力性の点で好ましい。また、台座部(9)の、ALC袖壁パネル(1)の出窓空間とは反対側の第二パネル壁面(3)からのかぶり(深さ)寸法が5mm以上であることが好ましい。これは、台座部(9)の、ALC袖壁パネル(1)の出窓空間とは反対側の第二パネル壁面(3)からのかぶり(深さ)寸法が5mm未満であると埋設アンカー(8)に加わる剪断荷重に対する強度を確保することが難しいからである。
螺合部(17)は、雌ねじでも、雄ねじでもよい。
[溶接ベース金物]
溶接ベース金物(15)の溶接プレート部(16)の形状としては、特に限定されないが、円板、四角板等を例示できる。溶接プレート部(16)の寸法については、縦寸法は、これに溶接する前記取付金具(後述する実施例では鋼材25)の縦寸法よりも20mm以上大きいことが好ましい。これは、当該縦寸法を前記取付金具(25)より大きくすることにより、前述したALC袖壁パネル(1)の取付部にかかる鉛直方向への剪断荷重による出窓空間に面する側の第一パネル壁面(2)に加わる面外方向の反力を小さく抑えることができ、ALC袖壁パネル(1)への溶接プレート部(16)のめり込みを小さく抑えることができるためである。なお、溶接プレート部(16)の横寸法は、取り付け作業性から、縦寸法と略同一であることが好ましい。また、溶接プレート部(16)の厚さは、6〜12mmが好ましい。これは、前記取付金具(25)を溶接しても有害な歪が発生しにくい厚さとして、6mm以上が好ましく、さらにこれを12mm超の厚さにしても、取付上の強度の向上は望めず、不経済になるためである。
溶接ベース金物(15)の埋め込み螺合部(17)は、雄ねじでも雌ねじでもよく、埋設アンカー(8)が雌ねじのときは埋め込み螺合部(17)を雄ねじとし、埋設アンカー(8)が雄ねじのときは埋め込み螺合部(17)を雌ねじとする。
溶接プレート部(16)と埋め込み螺合部(17)とは、一体形成されたものでもよいし、別体形成されたものが結合してなるものでもよい。
[ALC袖壁パネルの座掘部]
ALC袖壁パネル(1)の出窓空間に面する側の第一パネル壁面(2)に設けられた座掘部(18)に溶接プレート部(16)が収納されて、溶接プレート部(16)の溶接面とALC袖壁パネル(1)の出窓空間に面する側の第一パネル壁面(2)の一般部とが略同一面となっていることが好ましい。
[天板の取付金具]
天板(20)の側端部を支持するための取付金具(25)は、1種の金具よりなるものでもよいし、2種以上の金具の組み合わせよりなるもの(後述する実施例のパネル係止部材21及び鋼材25を例示する)でもよい。
[腰壁]
出窓は、天板(20)の室内側端部の下方に上下又は左右に並設され腰壁(50、60、70、80、90)を構成する複数の腰壁パネル(40、41)をも含むものでもよい。
[腰壁パネルの上部固定金具]
腰壁パネル(41)の上端を天板(20)に固定する上部固定金具(51、61、71)は、直に又は連結部材(56、76)を介して取付金具(25)に溶接固定され、取付部材(55、65、75)を介して腰壁パネル(41)の上部埋設アンカー(42)に係止されている。上部固定金具には、定規アングル(51、61、71)が用いられている。定規アングル(51、61、71)は、両片の幅が等しいものだけでなく不等なものであってもよく、一片が腰壁パネル(41)の短辺小口面と天板(20)の下面との間に位置していてもよいし、天板(20)の上面に当接していてもよい。また、上部固定金具(51)に連結部材(56)が止着されている上部固定金具(51)の面は、天板(20)に接しうる面だけでなくその裏面にあたる天板(20)に接しえない面であってもよい。
[取付部材]
取付部材は、稲妻状に折曲形成されたイナズマプレート(65、75)であってもよいし、平板状の平プレート(55)であってもよい。
[腰壁パネルの下部固定金具]
腰壁パネル(41)の下端を床面(13)に固定する下部固定金具(46)は、一片が腰壁パネル(41)の短辺小口面と床面(13)とに挟持され、他片がイナズマプレート(49)を介して腰壁パネル(41)の下部埋設アンカー(43)に係止されている。
[腰壁パネルの側部固定金具]
腰壁パネル(40)の側端をALC袖壁パネル(1)に固定する側部固定金具(81、91)は、一片が腰壁パネル(40)の短辺小口面とALC袖壁パネル(1)の出窓空間に面する側の第一パネル壁面(2)との間に位置し、他片が腰壁パネル(40)の室内側壁面又はALC袖壁パネル(1)の長辺小口面に当接し、上端が前記取付金具(25)に溶接固定され、イナズマプレート(85、95)を介して該腰壁パネル(40)の側部埋設アンカー(45)に係止されている。
本発明の出窓又はその構築方法によれば、ALC袖壁パネルに埋設された補強鉄筋に緊結された埋設アンカーを用いて天板を取り付けることで、剪断荷重に対する強度の確保と天板のがたつきの防止とを図ることができるだけでなく、埋設位置の精度が低く変更することもできない埋設アンカーを用いながらも、該埋設アンカーと天板との間に位置調整機能を持たせることで、容易に天板の取付位置精度を高めることができる。
出窓は、パネル幅方向を室内外方向にして建て込まれ袖壁を構成するALC袖壁パネル(1)と、ALC袖壁パネル(1)に取り付けられた天板(20)と、ALC袖壁パネル(1)と天板(20)とで構成される出窓空間の室外側端部に設けられたサッシ枠(30)とを含む。
ALC袖壁パネル(1)に埋設された補強鉄筋(4)に緊結された埋設アンカー(8)に、溶接プレート部(16)とその裏面から突出する埋め込み螺合部(17)とからなる溶接ベース金物(15)の該埋め込み螺合部(17)が螺合して、該溶接プレート部(16)がALC袖壁パネル(1)の出窓空間に面する側の第一パネル壁面(2)に添っており、溶接プレート部(16)に、天板(20)の側端部を支持するための取付金具(25)が位置調整されて溶接固定されている。
この出窓を構築するには、ALC袖壁パネル(1)をそのパネル幅方向を室内外方向にして建て込み、ALC袖壁パネル(1)に埋設された補強鉄筋(4)に緊結された埋設アンカー(8)に、溶接プレート部(16)とその裏面から突出する埋め込み螺合部(17)とからなる溶接ベース金物(15)の該埋め込み螺合部(17)を螺合して、該溶接プレート部(16)をALC袖壁パネル(1)の出窓空間に面する側の第一パネル壁面(2)に添わせ、溶接プレート部(16)の適切位置に、天板(20)の側端部を支持するための取付金具(25)を位置調整して溶接固定し、ALC袖壁パネル(1)と天板(20)とで構成される出窓空間の室外側端部にサッシ枠(30)を設ける。
図1〜図3に略構築後を示し、図4〜図7に構築方法を示すとおり、実施例の出窓は、パネル幅方向を室内外方向にして建て込まれ袖壁を構成する左右両方のALC袖壁パネル1と、ALC袖壁パネル1の例えば腰ないし胸の高さに対応する所定高さ位置に取り付けられた天板20と、前記ALC袖壁パネルと前記天板とで構成される出窓空間の室外側端部に設けられたサッシ枠30とを含んで構成されるものである。なお、本例のように左右両方のALC袖壁パネル1の間に形成される出窓のほかにも、左右で一方のALC袖壁パネル1と他方の柱(図示略)との間に形成される出窓においても本発明を実施すること、すなわちそのALC袖壁パネル1に対する天板20の一方端部の取付構造を実施することができる。
ALC袖壁パネル1は出窓空間に面する側の第一パネル壁面2と出窓空間とは反対側の第二パネル壁面3とが縦長の長方形をなす一般的なものであり、ALC袖壁パネル1には補強鉄筋4と該補強鉄筋4に緊結された埋設アンカー8とが埋設されている。補強鉄筋4は、長手方向に延びる主筋5と幅方向に延びる副筋6とを縦横に溶接してなる二枚の枠体を所定間隔をおいて並べ、両枠体にスペーサ7を架け渡して溶接することによりかご状に形成されたものである。
埋設アンカー8は、特に限定されず、例えば特開平10−72872号公報及び特開平12−54508号公報に記載された、補強鉄筋に緊結されるいずれの埋設アンカー(インサート金具)も使用することができる。
・図4等に例示した埋設アンカー8は、1本の副筋6に溶接にて緊結された台座部9と、台座部9に溶接固定されたナットによる螺合部10とからなるものである。
・図5(a)に例示した埋設アンカー8は、2本の主筋5に溶接にて緊結された台座部9と、台座部9に溶接固定されたナットによる螺合部10とからなるものである。
・図5(b)に例示した埋設アンカー8は、4本の主筋5に溶接にて緊結された台座部9と、台座部9に溶接固定されたナットによる螺合部10とからなるものである。
但し、前記のとおり、2本以上の補強鉄筋4に緊結されたものが耐力性の点で好ましい。また、ALC袖壁パネル1の出窓空間とは反対側の第二パネル壁面3から台座部9までのALCのかぶり(深さ)寸法は5mm以上である。
ALC袖壁パネル1は、その上下端部に埋設された前記埋設アンカー8に固定具11(例えばボルト)で固定されたパネル係止部材12(例えば稲妻状に折曲形成されたイナズマプレート)が、建物躯体13に固定された鋼材14(例えばアングル材)に係止することによって、該建物躯体13に取付固定されている。
さて、この出窓において、天板20の取り付けには、ALC袖壁パネル1の所定高さ位置に埋設された前記埋設アンカー8と、溶接プレート部16とその裏面から突出する埋め込み螺合部17とからなる溶接ベース金物15と、天板20の側端部を支持するための取付金具25とが用いられている。
溶接ベース金物15は、直径120mm・厚さ6mmの円板よりなる溶接プレート部16と、雄ねじよりなる埋め込み螺合部17とが一体形成されたものである。図4(c)のように溶接プレート部16と埋め込み螺合部17とが別体形成されて結合されたものでもよい。そして、埋設アンカー8の螺合部10に溶接ベース金物15の埋め込み螺合部17が螺合して、溶接プレート部16がALC袖壁パネル1の出窓空間に面する側の第一パネル壁面2に添っている。また、単に添うのではなく、図3(c)に示すように、ALC袖壁パネル1の出窓空間に面する側の第一パネル壁面2に設けられた座掘部18に溶接プレート部16が収納されて添い、溶接プレート部16の溶接面と出窓空間に面する側の第一パネル壁面2の一般部とが略同一面となっている態様でもよい。
天板20の取付金具は、本例では、天板20の短辺端付近の上面に取り付けられたパネル係止部材21(例えばイナズマプレート)と、溶接プレート部16に溶接固定される鋼材25(例えばアングル材)とからなる。
パネル係止部材21は、これに上方から通したセットボルト23を、天板20に埋設された埋設アンカー24(これも補強鉄筋に緊結されていることが好ましい)に螺合することにより天板20に取り付けられ、天板20からイナズマ状に浮いて開口を作る係止部22を天板20の短辺小口側に向けている。
鋼材25は例えば65mm×65mmのアングル材であり、横片26を上側で水平にして、縦片27の中央部が溶接ベース金物15の溶接プレート部16の溶接面の適切位置に位置調整のうえあてがわれ、該溶接面に溶接固定されている。さらに本例では、前記溶接固定後の鋼材25の先端部25aが後述するサッシ固定用鋼材31、32に溶接され、鋼材25の後端部25bがALC袖壁パネル1の後縁を補強する袖壁縦補強アングル材33に溶接されている。
そして、パネル係止部材21の係止部22が鋼材25の横片26の上側に係止することにより、天板20がパネル係止部材21、鋼材25、溶接ベース金物15及び埋設アンカー8を介して、ALC袖壁パネル1の所定高さ位置に取り付けられている。
次に、サッシ枠30は、ALC袖壁パネル1と天板20とで構成される出窓空間の室外側端部に設けられている。具体的には、ALC袖壁パネル1の出窓空間に面する側の第一パネル壁面2の室外側端部には縦長プレート状のサッシ固定用鋼材31が取り付けられ、天板20の上面及び上方の建物躯体13の下面の各室外側端部には横長プレート状のサッシ固定用鋼材32が取り付けられ、これらのサッシ固定用鋼材31、32の内側にサッシ枠30が取り付けられている。
上記構成の出窓は、例えば次のような工程を含む構築方法により構築される。
(1)ALC袖壁パネル1をそのパネル幅方向を室内外方向にして建て込み、前記のとおりパネル係止部材12、鋼材14等により建物躯体13に取付固定する。
(2)図4に示すように、ALC袖壁パネル1の所定高さ位置に埋設された補強鉄筋4に緊結された埋設アンカー8の螺合部10に、溶接ベース金物15の埋め込み螺合部17を螺合させて、溶接プレート部16をALC袖壁パネル1の出窓空間に面する側の第一パネル壁面2に添わせる。
(3)図6に示すように、溶接プレート部16の溶接面の適切位置に、鋼材25の縦片27の中央部を位置調整のうえあてがい、該溶接面に溶接固定する。28は溶接部であり、図示例では縦片27の下縁と横片26の前縁を溶接面に溶接している。このとき、溶接プレート部16の縦寸法の範囲で鋼材25の高さ方向の位置調整ができ、鋼材25の前後方向の位置調整は自在にできる。さらに本例では、前記溶接固定後の鋼材25の先端部をサッシ固定用鋼材31、32に溶接し、鋼材25の後端部を袖壁縦補強アングル材33に溶接する。
(4)図7に示すように、天板20の側端上部を鋼材25の横片26の下側にあてがい、前記のとおりセットボルト23をパネル係止部材21を通して埋設アンカー24に螺合し、係止部22を横片26の上側に係止させて天板20を支持する。
(5)ALC袖壁パネル1と天板20とで構成される出窓空間の室外側端部に、前記のとおりサッシ枠30を設ける。
上記(3)と(4)とはその順序を問わない。例えば、上記(3)(4)の順に行ってもよいし、(3)の後に、予め天板20に取り付けたパネル係止部材21を(4)のように係止部22を横片26に係止させてもよいし、予め天板20に取り付けたパネル係止部材21を(4)のように係止部22を横片26に係止させた状態で、(3)のように縦片27を溶接プレート部16に溶接固定してもよい。
以上の本実施例によれば、次の効果が得られる。
(a)ALC袖壁パネル1に埋設された補強鉄筋4に緊結された埋設アンカー8を用いて天板20を取り付けることで、前記剪断荷重に対する強度の確保と天板のがたつきの防止とを図ることができる。
(b)埋設位置の精度が低く変更することもできない埋設アンカー8を用いながらも、該埋設アンカー8と天板20との間に溶接ベース金物15と鋼材25とのあてがい位置調整による位置調整機能を持たせることで、容易に天板20の取付位置精度を高めることができる。よって、天板20とサッシ枠30の下枠部とが干渉したりそれらの間に隙間ができたりするおそれはない。
本実施例において、以下に詳述する腰壁を除き、出窓のその他の態様は実施例1のものと同じである。図8〜図13に示すように、天板20の室内側端部の下方に構成される腰壁50、60、70は、隣接する腰壁パネル41の長辺小口面が互いに当接するように三枚の腰壁パネル41が左右に並設されている。
図8、図9に示すように、態様1の腰壁50は、左右に並設された三枚の腰壁パネル41と腰壁パネル41の上端を天板20に固定する上部固定金具51と腰壁パネル41の下端を床面13に固定する下部固定金具46とからなっている。
上部固定金具51には、一片53が腰壁パネル41の短辺小口面と天板20の下面との間に位置し、二片の幅が等しい定規アングル51が用いられている。定規アングル51を固定するため、腰壁パネル41の短辺小口面と天板20の下面との間に位置せず、定規アングル51の天板20の長辺小口面に添っている方の片54の天板20と接しうる面の両端には、長手方向中央部でほぼ直角に屈曲し、鋼材25の横片26の後端側25bの短辺に一端が溶接されているアングルピース56が溶接固定されている。なお、本態様では、アングルピース56は定規アングル51の片54の天板20と接しうる面に溶接固定されているが、その裏面にあたる天板20と接しえない面に溶接固定されていてもよい。定規アングル51に平プレート55を介して腰壁パネル41を係止するため、平プレート55の基端は、定規アングル51の腰壁パネル41の短辺小口面と天板20の下面との間に位置しない方の片54の天板20と接しえない面に各腰壁パネル41の壁面の横方向ほぼ中央に位置するよう溶接固定されている。平プレート55の先端は、腰壁パネル41の上端部に埋設された上部埋設アンカー42と螺合する固定ボルト44によって腰壁パネル41に固定されている。
下部固定金具46には、床面13に固定され、一片47が腰壁パネル41の短辺小口面と床面13とに挟持され、二片の幅が等しい定規アングル46が用いられている。定規アングル46にイナズマプレート49を介して腰壁パネル41を係止するため、イナズマプレート49の基端は、定規アングル46の床面13等に挟持されていない方の片48の腰壁パネル41と接しえない面に各腰壁パネル41の壁面の横方向ほぼ中央に位置するよう溶接固定されている。イナズマプレート49の先端は、腰壁パネル41の下端部に埋設された下部埋設アンカー43と螺合する固定ボルト44によって腰壁パネル41に固定されている。
図10、図11に示すように、態様2の腰壁60も、左右に並設された三枚の腰壁パネル41と腰壁パネル41の上端を天板に固定する上部固定金具61と腰壁パネル41の下端を床面13に固定する下部固定金具46とからなっており、下部固定金具46の態様は前記態様1の腰壁50のものと同じである。
上部固定金具61には、一片63が天板20の上面に当接し、該片63の幅が他片64の幅より狭く二片の幅が不等な定規アングル61が用いられている。定規アングル61を固定するため、定規アングル61の幅が狭い方の片63の両端は、鋼材25の横片26の後端側25bの短辺に溶接されている。定規アングル61にイナズマプレート65を介して腰壁パネル41を係止するため、イナズマプレート65の基端は、天板20の長辺小口面に添い、定規アングル61の幅広の方の片64の天板20と接しえない面に各腰壁パネル41の壁面の横方向ほぼ中央に位置するよう溶接固定されている。イナズマプレート65の先端は、腰壁パネル41の上端部に埋設された上部埋設アンカー42と螺合する固定ボルト44によって腰壁パネル41に固定されている。
図12、図13に示すように、態様3の腰壁70も、左右に並設された三枚の腰壁パネル41と腰壁パネル41の上端を天板に固定する上部固定金具71と腰壁パネル41の下端を床面13に固定する下部固定金具46とからなっており、下部固定金具46の態様は前記態様1の腰壁50のものと同じである。
上部固定金具71には、一片73が腰壁パネル41の短辺小口面と天板20の下面との間に位置し、二片の幅が等しい定規アングル71が用いられている。定規アングル71を固定するため、腰壁パネル41の短辺小口面と天板20の下面との間に位置せず、定規アングル71の腰壁パネル41の壁面に添っている方の片74の腰壁パネル41の壁面に接しえない面の両端には、長手方向中央部でほぼ直角に屈曲し、鋼材25の横片26の後端側25bの短辺に一端が溶接されているアングルピース76が溶接固定されている。定規アングル71にイナズマプレート75を介して腰壁パネル41を係止するため、イナズマプレート75の基端は、定規アングル71の腰壁パネル41の短辺小口面と天板20の下面との間に位置しない方の片74の腰壁パネル41の壁面に接しえない面に各腰壁パネル41の壁面の横方向ほぼ中央に位置するよう溶接固定されている。イナズマプレート75の先端は、腰壁パネル41の上端部に埋設された上部埋設アンカー42と螺合する固定ボルト44によって腰壁パネル41に固定されている。
腰壁パネル41は、上部固定金具51、61、71及び下部固定金具46により係止されることで建築躯体13に固定されることになる。
以上の本実施例によれば、実施例1で得られる効果だけでなく、さらに次の効果も得られる。
(a)天板20にて腰壁パネル41を支持することにより、補強鋼材の使用量を減らすことができる。
(b)ALC袖壁パネル1の補強鉄筋4に緊結されている埋設アンカー8の剪断耐力により、腰壁パネル41に加わる風荷重を建物躯体13へ確実に伝えることができる。
本実施例においても、以下に詳述する腰壁を除き、出窓のその他の態様は実施例1のものと同じである。図14〜図17に示すように、天板20の室内側端部の下方に構成される腰壁80、90は、隣接する腰壁パネル40の長辺小口面が互いに当接するように二枚の腰壁パネル40が上下に並設されている。
図14、図15に示すように、態様4の腰壁80は、上下に並設された二枚の腰壁パネル40と腰壁パネル40の左右の両側端をALC袖壁パネル1に固定する側部固定金具81とからなっている。
側部固定金具81には、一片83が腰壁パネル40の短辺小口面とALC袖壁パネル1の出窓空間に面する側の第一パネル壁面2との間に位置し、他片84が腰壁パネル40の室内側壁面に当接し、二片の幅が等しい定規アングル81が用いられている。定規アングル81の上端は、腰壁パネル40の室内側壁面に当接している片84の方が腰壁パネル40の短辺小口面とALC袖壁パネル1の出窓空間に面する側の第一パネル壁面2との間に位置する片83よりも鋼材25との干渉を防止するため短くなっている。定規アングル81を固定するため、定規アングル81の上端は鋼材25の後端側25bに溶接固定され、定規アングル81の下端はALC袖壁パネル1の下端を床に固定する鋼材14に溶接固定されている。定規アングル81にイナズマプレート85を介して腰壁パネル40を係止するため、イナズマプレート85の基端は、定規アングル81の腰壁パネル40の室内側壁面に当接している方の片84の腰壁パネル40の室内側壁面に接しえない面に各腰壁パネル40の壁面の縦方向ほぼ中央に位置するよう溶接固定されている。イナズマプレート85の先端は、腰壁パネル40の側端部に埋設された側端埋設アンカー45と螺合する固定ボルト44によって腰壁パネル40に固定されている。
図16、図17に示すように、態様5の腰壁90は、上下に並設された二枚の腰壁パネル40と腰壁パネル40の左右の両側端をALC袖壁パネル1に固定する側部固定金具91とからなっている。
左右の側部固定金具91には、一片93が腰壁パネル40の短辺小口面とALC袖壁パネル1の出窓空間に面する側の第一パネル壁面2との間に位置し、他片94がALC袖壁パネル1の長辺小口面に当接し、二片の幅が等しい定規アングル91が用いられている。定規アングル91を固定するため、定規アングル91の上端は鋼材25の後端側25bに溶接固定され、定規アングル91の下端はALC袖壁パネル1の下端を床に固定する鋼材14に溶接固定されている。定規アングル91にイナズマプレート95を介して腰壁パネル40を係止するため、イナズマプレート95の基端は、定規アングル91のALC袖壁パネル1の長辺小口面に当接している方の片94のALC袖壁パネル1の長辺小口面に接しえない面に各腰壁パネル40の壁面の縦方向ほぼ中央に位置するよう溶接固定されている。イナズマプレート95の先端は、腰壁パネル40の側端部に埋設された側端埋設アンカー45と螺合する固定ボルト44によって腰壁パネル40に固定されている。
腰壁パネル40は、側部固定金具81、91により係止されることで建築躯体13に固定されることになる。
以上の本実施例によれば、実施例1で得られる効果だけでなく、さらに次の効果も得られる。
(a)ALC袖壁パネル1にて腰壁パネル40を支持することにより、補強鋼材の使用量を減らすことができる。
(b)ALC袖壁パネル1の補強鉄筋4に緊結されている埋設アンカー8の剪断耐力により、腰壁パネル40に加わる風荷重を建物躯体13へ確実に伝えることができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
本発明に係る実施例1の出窓の外観を示す斜視図である。 同出窓の各部の取付構造を示す斜視図である。 同出窓の各部の取付構造を示す断面図である。 同出窓の埋設アンカーと溶接ベース金物とその取付方法を示す斜視図である。 同埋設アンカーの別例を示す斜視図である。 同溶接ベース金物に対する鋼材の取付方法を示す斜視図である。 同鋼材に対する天板の取付方法を示す斜視図である。 本発明に係る実施例2の出窓の態様1の腰壁の取付構造を示す斜視図である。 同腰壁の垂直方向の断面図である。 同出窓の態様2の腰壁の取付構造を示す斜視図である。 同腰壁の垂直方向の断面図である。 同出窓の態様3の腰壁の取付構造を示す斜視図である。 同腰壁の垂直方向の断面図である。 本発明に係る実施例3の出窓の態様4の腰壁の取付構造を示す斜視図である。 同腰壁の水平方向の断面図である。 同出窓の態様5の腰壁の取付構造を示す斜視図である。 同腰壁の水平方向の断面図である。
符号の説明
1 ALC袖壁パネル
2 第一パネル壁面
3 第二パネル壁面
4 補強鉄筋
8 埋設アンカー
9 台座部
10 螺合部
12 パネル係止部材
13 建物躯体
14 鋼材
15 溶接ベース金物
16 溶接プレート部
17 埋め込み螺合部
18 座掘部
20 天板
21 パネル係止部材
25 鋼材
26 横片
27 縦片
30 サッシ枠
40 腰壁パネル(横壁用)
41 腰壁パネル(縦壁用)
42 上部埋設アンカー(腰壁パネル)
43 下部埋設アンカー(腰壁パネル)
45 側部埋設アンカー(腰壁パネル)
46 下部固定金具(定規アングル)
49 イナズマプレート(下部固定金具用)
50 腰壁(態様1)
51 上部固定金具(定規アングル)
55 平プレート
56 アングルピース
60 腰壁(態様2)
61 上部固定金具(定規アングル)
65 イナズマプレート
70 腰壁(態様3)
71 上部固定金具(定規アングル)
75 イナズマプレート
76 アングルピース
80 腰壁(態様4)
81 側部固定金具(定規アングル)
85 イナズマプレート
90 腰壁(態様5)
91 側部固定金具(定規アングル)
95 イナズマプレート

Claims (11)

  1. パネル幅方向を室内外方向にして建て込まれ袖壁を構成するALC袖壁パネル(1)と、前記ALC袖壁パネル(1)に取り付けられた天板(20)と、前記ALC袖壁パネル(1)と前記天板(20)とで構成される出窓空間の室外側端部に設けられたサッシ枠(30)とを含む出窓において、
    前記ALC袖壁パネル(1)に埋設された補強鉄筋(4)に緊結された埋設アンカー(8)に、溶接プレート部(16)とその裏面から突出する埋め込み螺合部(17)とからなる溶接ベース金物(15)の該埋め込み螺合部(17)が螺合して、該溶接プレート部(16)が前記ALC袖壁パネル(1)の出窓空間に面する側の第一パネル壁面(2)に添っており、
    前記溶接プレート部(16)に、前記天板(20)の側端部を支持するための取付金具(25)が位置調整されて溶接固定されていることを特徴とする出窓。
  2. 前記埋設アンカー(8)は、前記補強鉄筋(4)に緊結される台座部(9)と、前記溶接ベース金物(15)の埋め込み螺合部(17)と螺合する螺合部(10)とを備え、前記台座部(9)は2本以上の補強鉄筋(4)に緊結されたものである請求項1記載の出窓。
  3. 前記埋設アンカー(8)は、前記補強鉄筋(4)に緊結される台座部(9)と、前記溶接ベース金物(15)の埋め込み螺合部(17)と螺合する螺合部(10)とを備え、前記台座部(9)の、前記ALC袖壁パネル(1)の出窓空間とは反対側の第二パネル壁面(3)からのかぶり寸法が5mm以上である請求項1又は2記載の出窓。
  4. 前記ALC袖壁パネル(1)の出窓空間に面する側の第一パネル壁面(2)に設けられた座掘部(18)に前記溶接プレート部(16)が収納されて、前記溶接プレート部(16)の溶接面と前記ALC袖壁パネル(1)の出窓空間に面する側の第一パネル壁面(2)の一般部とが略同一面となっている請求項1、2又は3記載の出窓。
  5. 前記出窓は、前記天板(20)の室内側端部の下方に左右に並設され腰壁(50、60、70)を構成する複数の腰壁パネル(41)をも含むものであって、
    前記腰壁パネル(41)の上端を前記天板(20)に固定する上部固定金具(51、61、71)は、直に又は連結部材(56、76)を介して前記取付金具(25)に溶接固定され、取付部材(55、65、75)を介して該腰壁パネル(41)の上部埋設アンカー(42)に係止されており、
    前記腰壁パネル(41)の下端を床面(13)に固定する下部固定金具(46)は、一片が該腰壁パネル(41)の短辺小口面と床面(13)とに挟持され、他片がイナズマプレート(49)を介して該腰壁パネル(41)の下部埋設アンカー(43)に係止されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の出窓。
  6. 前記上部固定金具(51)が連結部材(56)を介して前記取付金具(25)に溶接固定され、該上部固定金具(51)の一片が前記腰壁パネル(41)の短辺小口面と前記天板(20)の下面との間に位置し、前記取付部材が平プレート(55)である請求項5記載の出窓。
  7. 前記上部固定金具(61)が直に前記取付金具(25)に溶接固定され、該上部固定金具(61)の一片が前記天板(20)の上面に当接し、前記取付部材がイナズマプレート(65)である請求項5記載の出窓。
  8. 前記上部固定金具(71)が連結部材(76)を介して前記取付金具(25)に溶接固定され、該上部固定金具(71)の一片が前記腰壁パネル(41)の短辺小口面と前記天板(20)の下面との間に位置し、前記取付部材がイナズマプレート(75)である請求項5記載の出窓。
  9. 前記出窓は、前記天板(20)の室内側端部の下方に上下に並設され腰壁(80)を構成する複数の腰壁パネル(40)をも含むものであって、
    前記腰壁パネル(40)の両側端を前記ALC袖壁パネル(1)に固定する側部固定金具(81)は、一片が該腰壁パネル(40)の短辺小口面と該ALC袖壁パネル(1)の出窓空間に面する側の第一パネル壁面(2)との間に位置し、他片が該腰壁パネル(40)の室内側壁面に当接し、上端が前記取付金具(25)に溶接固定され、イナズマプレート(85)を介して該腰壁パネル(40)の側端埋設アンカー(45)に係止されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の出窓。
  10. 前記出窓は、前記天板(20)の室内側端部の下方に上下に並設され腰壁(90)を構成する複数の腰壁パネル(40)をも含むものであって、
    前記腰壁パネル(40)の両側端を前記ALC袖壁パネル(1)に固定する側部固定金具(91)は、一片が該腰壁パネル(40)の短辺小口面と該ALC袖壁パネル(1)の出窓空間に面する側の第一パネル壁面(2)との間に位置し、他片が該ALC袖壁パネル(1)の長辺小口面に当接し、上端が前記取付金具(25)に溶接固定され、イナズマプレート(95)を介して該腰壁パネル(40)の側端埋設アンカー(45)に係止されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の出窓。
  11. ALC袖壁パネル(1)をそのパネル幅方向を室内外方向にして建て込み、
    前記ALC袖壁パネル(1)に埋設された補強鉄筋(4)に緊結された埋設アンカー(8)に、溶接プレート部(16)とその裏面から突出する埋め込み螺合部(17)とからなる溶接ベース金物(15)の該埋め込み螺合部(17)を螺合して、該溶接プレート部(16)をALC袖壁パネル(1)の出窓空間に面する側の第一パネル壁面(2)に添わせ、
    前記溶接プレート部(16)に、前記天板(20)の側端部を支持するための取付金具(25)を位置調整して溶接固定し、
    前記ALC袖壁パネル(1)と前記天板(20)とで構成される出窓空間の室外側端部にサッシ枠(30)を設けることを特徴とする出窓の構築方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106869679A (zh) * 2017-03-15 2017-06-20 威信广厦模块住宅工业有限公司 一种内嵌式飘窗

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