JP4662805B2 - 太陽電池用接着シートの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池用モジュールを作製する際、太陽電池素子と基板とを接合するのに好適に用いられる太陽電池用接着シートの製造方法に関する。
シリコンやセレンの半導体ウェハーからなる太陽電池モジュールとしては、これらの太陽電池素子の両面をエチレン系共重合体などの接着性シートで積層し、その一面に上部保護材を、他の面に下部基板保護材を重ね合わせ、真空中で脱気すると共に加熱することによりこれらが一体に接着されたものが使用されている。
上記接着性シートは、透明性、耐候性、接着性等が要求されるので、エチレン系共重合体と有機過酸化物からなる接着性シートが提案されている。
例えば、有機過酸化物を含有するエチレン系共重合体からなる太陽電池モジュール用保護シートにおいて、有機過酸化物として、ジアルキルパーオキサイド(A)と、アルキルパーオキシエステル及びパーオキシケタールからなる群より選ばれる少なくとも1種の過酸化物(B)を、(A)/(B)の重量比が10/90〜90/10の割合で配合したものを用いることを特徴とする太陽電池モジュール用保護シートが提案されており、ジアルキルパーオキサイド(A)の1時間半減期温度が130〜160℃であり、過酸化物(B)の1時間半減期温度が100〜135℃が好ましいとされている(特許文献1参照。)。又、その製造方法としてはTダイによる押出成形方法が記載されている。
特開平11−26791号公報
しかしながら、エチレン系共重合体をTダイを用いて押出成形する際に、押出機やTダイ内でエチレン系共重合体が滞留すると、長時間の熱履歴により架橋剤が反応して増粘やゲルの生成が起こる。特に、Tダイ内では、エチレン系共重合体が展開されることによりエチレン系共重合体と金型内面の接触面積が増大し、流速の遅い、滞留しやすいエチレン系共重合体層ができる。
Tダイが約80〜110℃の場合、エチレン系共重合体の溶融粘度が高いため、Tダイ内面で樹脂が滞留しやすい。又、1時間半減期温度が100〜135℃の有機過酸化物が配合されている場合には、このような温度でも長時間滞留すると架橋反応が進行し、エチレン系共重合体が増粘し、更に滞留しやすくなる。
又、Tダイが約110〜130℃の場合、1時間半減期温度が100〜135℃の有機過酸化物を使用した場合にはその一部が反応して、エチレン系共重合体が増粘し、この温度でも滞留しやすくなる。
このようにTダイ内でエチレン系共重合体が滞留すると、滞留した部分は熱履歴によって増粘・ゲル化が更に進行する。増粘・ゲル化によりエチレン系共重合体粘度が不均一になると、Tダイ内のエチレン系共重合体の流れが不均一になり、厚み不良を引き起こしたり、更にゲル化が進むと、Tダイ内の一部でエチレン系共重合体が固化したりする。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、安定して効率良く成形できる、均一な品質の太陽電池用接着シートの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の太陽電池用接着シートの製造方法は、エチレン系共重合体と有機過酸化物よりなる、三層以上の樹脂シートが積層されている太陽電池用接着シートの製造方法であって、エチレン系共重合体と、80重量%以上1時間半減期温度が130℃〜160℃である有機過酸化物とを溶融混練してなる両側最外層用の樹脂組成物及び、エチレン系共重合体と、20重量%以上1時間半減期温度が100℃以上130℃未満である有機過酸化物とを溶融混練してなる内層用の樹脂組成物を多層Tダイに供給して押出成形することを特徴とする。
本発明で使用されるエチレン系共重合体は、エチレンと、エチレンと共重合しうる共重合性モノマーとの共重合体であり、該共重合性モノマーとしては、接着性、透明性の観点から、酢酸ビニル、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、マレイン酸、無水マレイン酸、マレイン酸エステル等が挙げられ、これら共重合性モノマーはエチレンと単独で共重合されていてもよいし、2種以上の共重合性モノマーが共重合されていてもよい。
エチレン系共重合体中に含まれる共重合性モノマーの含有量は、特に限定されるものではないが、5〜50重量%であることが好ましい。共重合性モノマーの含有量が5重量%未満であると、太陽電池形成後の透明性が不足し、太陽電池の発電性能が十分でなくなる恐れがあり、50重量%を超えると、製膜が満足にできない、あるいは太陽電池シートの強度が不足する恐れがある。
上記エチレン系共重合体としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体が好ましく、エチレン−酢酸ビニル共重合体は酢酸ビニル含量が5〜50重量部であるのが好ましい。
本発明の太陽電池用接着シートは、エチレン系共重合体と有機過酸化物よりなる、三層以上の樹脂シートが積層されてなり、両側最外層に添加される有機過酸化物の80重量%以上が、1時間半減期温度が130℃〜160℃の有機過酸化物である。
上記1時間半減期温度が130℃〜160℃の有機過酸化物の割合が80重量%未満では、太陽電池用接着シート全体の架橋速度を低下させずに、Tダイ内の滞留を防ぐという効果が十分に得られない。
上記1時間半減期温度が130℃〜160℃の有機過酸化物としては、例えば、ジ(2−t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン(1時間半減期温度138℃)、ジクミルパーオキサイド(同136℃)、ジ−t−ヘキシルパーオキサイド(同136℃)、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン(同138℃)、t−ブチルクミルパーオキサイド(同137℃)、ジ−t−ブチルパーオキサイド(同144℃)、p−メンタンハイドロパーオキサイド(同151℃)、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3(同150℃)等が挙げられ、これら有機過酸化物は単独で使用されてもよいし、2種以上が併用されてもよい。
本発明の太陽電池用接着シートの内層もエチレン系共重合体と有機過酸化物よりなり、該有機過酸化物の20重量%以上は、1時間半減期温度が100℃以上130℃未満である。
1時間半減期温度が100℃以上130℃未満の有機過酸化物の割合が20重量%未満では、太陽電池モジュールの貼り合せ工程において、エチレン系共重合体の架橋反応に時間がかかり、生産効率が悪くなる。
上記1時間半減期温度が100℃以上130℃未満の有機過酸化物としては、例えば、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)−2−メチルシクロヘキサン(1時間半減期温度102℃)、1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(同106℃)、1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン(同107℃)、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン(同111℃)、2,2−ジ(4,4−ジ−(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキシル)プロパン(同114℃)、t−ヘキシルパーオキシイソプロピルモノカーボネート(同115℃)、t−ブチルパーオキシマレイン酸(同119℃)、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート(同119℃)、t−ブチルパーオキシラウレート(同118℃)、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(3−メチルベンゾイルパーオキシ)ヘキサン(同117℃)、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネート(同118℃)、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキシルモノカーボネート(同119℃)、t−ヘキシルパーオキシベンゾエート(同119℃)、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン(同119℃)、t−ブチルパーオキシアセテート(同121℃)、2,2−ジ(t−ブチルパーオキシ)ブタン(同122℃)、t−ブチルパーオキシベンゾエート(同125℃)、n−ブチル−4,4−ジ−(t−ブチルパーオキシ)バレレート(同127℃)等を挙げられ、これら有機過酸化物は単独で使用されてもよいし、2種以上が併用されてもよい。
又、内層に添加される有機過酸化物の内の80重量%以上が、1時間半減期温度が100℃以上160℃未満の有機過酸化物であることが好ましい。1時間半減期温度が100℃以上160℃未満の有機過酸化物の割合が80重量%未満では、太陽電池用接着シート全体の架橋速度を低下させずに、Tダイ内の滞留を防ぐという効果が十分に得られない。
本発明の太陽電池接着用シートの、加熱接着後のゲル分率は、十分な耐熱性を付与するために70重量%以上であるのが好ましい。ゲル分率を70重量%以上とするためには、エチレン系共重合体100重量部に対する有機過酸化物の添加量は0.3〜3重量部が好ましい。
有機過酸化物の添加量が0.3重量部より少ないと、70重量%以上のゲル分率を得ることが難しい。又、3重量部より多く添加した場合には、耐久性はそれほど向上せずに、太陽電池製造時に気泡が発生してしまう或いはシートが着色しやすくなるなどの問題が発生する恐れがある。
本発明の太陽電池用接着シートには、必要に応じてカップリング剤を添加しても良い。カップリング剤は、太陽電池用接着シートと太陽電池素子及び上下部保護材との接着性を向上させる効果がある。
上記カップリング剤としては、アミノ基、グリシジル基、メタクリロキシ基及びメルカプト基からなる群より選ばれる1種もしくは2種以上の官能基を有するシランカップリング剤が好適に用いられ、例えば、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等が挙げられ、これらの1種若しくは2種以上が好適に用いられる。
上記カップリング剤は、両側最外層にのみ添加されていれば十分であり、内層にはカップリング剤を添加しなくてもよい。
更に、本発明の太陽電池用接着シートには、必要に応じて架橋助剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの添加剤がそれぞれ1種若しくは2種以上添加されてもよい。
上記添加剤は公知のものを用いることができ、添加量は本発明の課題達成を損なわない範囲で添加すればよい。
本発明の太陽電池接着用シートの成形には、一般的な多層Tダイ押出機を用いることができ、例えば、押出機は2台以上使用し、両側最外層用の樹脂組成物及び内層用の樹脂組成物を、有機過酸化物が実質的に分解しない温度で溶融混練し、多層Tダイ押出機で押出成形し、Tダイから押出された溶融樹脂シートは、冷却ロールで冷却、固化され、巻き取る。
溶融混練は、使用する有機過酸化物の1時間半減期温度より10℃以上低い温度で実施するのが好ましい。2種以上の有機過酸化物を使用する場合は最も低い1時間半減期温度よりも10℃以上低い温度で溶融混練するのが好ましい。
本発明の太陽電池接着用シートは太陽電池モジュールのラミネート工程での脱気性を向上させるために、シートの表面にエンボス模様を賦型するのが好ましい。シートの表面にエンボス模様を賦型する方法としては、例えば、溶融樹脂がTダイから押出された直後に、表面にエンボス模様を施した冷却ロールでニップする方法や、一旦冷却されたシートを再加熱して、エンボスロールとゴムロールとでニップする方法等公知のエンボス賦型方法が挙げられる。
本発明の太陽電池接着用シートの製造方法の構成は上述の通りであるから、安定して効率良く成形でき、得られた太陽電池用接着シートは均一な品質を有しており、太陽電池モジュールの貼り合わせ工程における生産性が向上する。
以下、本発明の実施例について説明するが、下記の例に限定されるものではない。
(実施例1〜3)
エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量25重量%、MFR20g/10分)100重量部、2, 6−ジ−t −ブチル−4−メチルフェノール(酸化防止剤)0.1重量部及び2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(紫外線吸収剤)0.3重量部並びに表1に示した所定量の有機過酸化物、トリアリルイソシアヌレート(架橋助剤)及び3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(カップリング剤)よりなる樹脂組成物を、3台の押出機からフィードブロックに供給し、Tダイ法にて樹脂温度120℃で押出成形して、厚さ0.6mm、幅1250mmの3層の太陽電池用接着シートを得た。尚、両側最外層と内層の厚み比は1/2/1であった。
得られた太陽電池用接着シートのゲル分率及び耐冷湿熱サイクル試験を行い、結果を表1に示した。尚、ゲル分率及び耐冷湿熱サイクル試験の方法は下記の通りであった。
(1)ゲル分率 押出開始後1時間後及び24時間後に得られた太陽電池用接着シートの幅方向に2点(端部から5cm及び中央)測定した。又、太陽電池用接着シートを離型シートにはさみ、150℃で10分間加熱して架橋した後のゲル分率を測定した。ゲル分率は、試料0.2gを50mlのキシレンに浸漬して110℃で12時間加熱溶解した後、200メッシュの金網で不溶分をろ別し、80℃で4時間減圧乾燥した後、不溶分の試料に対する重量%で示した。
(2)耐冷湿熱サイクル試験 得られた2枚の太陽電池用接着シートの間に、複数個の太陽電池用シリコン半導体ウエハーをインターコネクターを用いて直列に配列し、上側シート上面に透明平板ガラスを、下側シート下面にポリフッ化ビニル樹脂シートをそれぞれ重ね合わせ、加熱温度150℃、減圧度10mmHg、大気圧プレス下で10分間加熱接着して、太陽電池モジュールを作製した。
得られた太陽電池モジュールを−20℃で6時間放置した後、−20℃から+85℃まで1時間を要して昇温し、+85℃85%RHの雰囲気下に6時間放置した後、+85℃から−20℃まで1時間を要して冷却する工程を1サイクルとして、10サイクル経過後の太陽電池モジュールの外観を目視で観察し、変色、剥離等の異常の有無を判定した。
(比較例1、2)
エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量25重量%、MFR20g/10分)100重量部、2, 6−ジ−t −ブチル−4−メチルフェノール(酸化防止剤)0.1重量部及び2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(紫外線吸収剤)0.3重量部並びに表1に示した所定量の有機過酸化物、トリアリルイソシアヌレート(架橋助剤)及び3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(カップリング剤)よりなる樹脂組成物を、1台の押出機から押出し、Tダイ法にて樹脂温度120℃で押出成形して、厚さ0.6mm、幅1250mmの1層の太陽電池用接着シートを得た。
比較例1で得られた太陽電池用接着シートは、端部の厚みが時間の経過とともに徐々に薄くなり、押出開始後3時間でTダイの両端に樹脂が詰まり、安定した製品を得ることができなかった。安定したシートが得られなかったため、太陽電池モジュールは作製できなかった。
得られた太陽電池用接着シートのゲル分率及び耐冷湿熱サイクル試験を実施例1で行ったと同様にして行い、結果を表1に示した。尚、架橋後のゲル分率は押出開始1時間後の太陽電池用接着シート中央部を測定した。
(比較例3、4)
エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量25重量%、MFR20g/10分)100重量部、2, 6−ジ−t −ブチル−4−メチルフェノール(酸化防止剤)0.1重量部及び2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(紫外線吸収剤)0.3重量部並びに表1に示した所定量の有機過酸化物、トリアリルイソシアヌレート(架橋助剤)及び3−グリシドキシプロピル−メトキシシラン(カップリング剤)よりなる樹脂組成物を、3台の押出機からフィードブロックに供給し、Tダイ法にて樹脂温度120℃で押出成形して、厚さ0.6mm、幅1250mmの3層の太陽電池用接着シートを得た。尚、両側最外層と内層の厚み比は1/2/1であった。尚、比較例4で使用したジベンゾイルパーオキサイドの1時間半減期温度は92℃であった。
得られた太陽電池用接着シートのゲル分率及び耐冷湿熱サイクル試験を実施例1で行ったと同様にして行い、結果を表1に示した。
比較例3で得られた太陽電池用接着シートは端部の厚みが時間の経過とともに徐々に薄くなり、押出開始後5時間でTダイの両端に樹脂が詰まり、安定した製品を得ることができなかった。
得られた太陽電池用接着シートのゲル分率を、実施例1で行ったと同様にして幅方向に2点測定したが、押出開始1時間後のみ測定した。又、安定した太陽電池用接着シートが得られなかったため、太陽電池モジュールは作製できなかった。架橋後のゲル分率は押出開始1時間後のシート中央部を測定した。
Figure 0004662805

Claims (4)

  1. エチレン系共重合体と有機過酸化物よりなる、三層以上の樹脂シートが積層されている太陽電池用接着シートの製造方法であって、エチレン系共重合体と、80重量%以上1時間半減期温度が130℃〜160℃である有機過酸化物とを溶融混練してなる両側最外層用の樹脂組成物及び、エチレン系共重合体と、20重量%以上1時間半減期温度が100℃以上130℃未満である有機過酸化物とを溶融混練してなる内層用の樹脂組成物を多層Tダイに供給して押出成形することを特徴とする太陽電池用接着シートの製造方法。
  2. 内層の有機過酸化物の80重量%以上が、1時間半減期温度が100℃以上160℃未満であることを特徴とする請求項1記載の太陽電池用接着シートの製造方法。
  3. 樹脂シートが、それぞれエチレン系共重合体100重量部と有機過酸化物0.3〜3重量部よりなることを特徴とする請求項1又は2記載の太陽電池用接着シートの製造方法。
  4. 両側最外層のみにカップリング剤が添加されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の太陽電池用接着シートの製造方法。
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