JP4662798B2 - 半導体複合装置、プリントヘッド、及び画像形成装置 - Google Patents

半導体複合装置、プリントヘッド、及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4662798B2
JP4662798B2 JP2005086012A JP2005086012A JP4662798B2 JP 4662798 B2 JP4662798 B2 JP 4662798B2 JP 2005086012 A JP2005086012 A JP 2005086012A JP 2005086012 A JP2005086012 A JP 2005086012A JP 4662798 B2 JP4662798 B2 JP 4662798B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor
layer
thin film
semiconductor composite
composite device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005086012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006269769A (ja
Inventor
光彦 荻原
進 千原
博之 藤原
Original Assignee
株式会社沖データ
株式会社沖デジタルイメージング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社沖データ, 株式会社沖デジタルイメージング filed Critical 株式会社沖データ
Priority to JP2005086012A priority Critical patent/JP4662798B2/ja
Publication of JP2006269769A publication Critical patent/JP2006269769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4662798B2 publication Critical patent/JP4662798B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Led Devices (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)

Description

本発明は、駆動電位及び共通電位を供給する回路基板上に、半導体素子を有する半導体薄膜を備えた半導体複合装置、この半導体複合装置が搭載されたプリントヘッド、及びこのプリントヘッドが搭載された画像形成装置に関するものである。
集積回路基板上に、半導体素子を有する半導体薄膜を備えた半導体複合装置が、例えば、特許文献1に提案されている。この半導体複合装置は、集積回路基板上に形成された共通電極層(メタル層)と、その上に備えられた半導体薄膜(半導体エピタキシャルフィルム)と、この半導体薄膜上から集積回路基板上までの領域に備えられた個別配線層とを有しており、共通電極層はグランドに接続されている。
特開2004−179641号公報(図1、図2、段落0016)
しかしながら、半導体材料(すなわち、集積回路基板材料及び半導体薄膜材料)のコストの大幅な削減を達成するためには、半導体材料の幅を狭くするとともに、半導体材料の厚さを薄くすることが要求される。半導体材料の幅を狭くし、厚さを薄くする場合には、共通電極層の幅を狭くし、厚さを薄くする必要が生じ、その結果、共通電極層における電圧降下によって半導体素子ごとの印加電圧に差が生じて、半導体複合装置の特性が低下するという問題がある。この問題は、半導体薄膜が備える半導体素子の数が多く、共通電極層に大きな電流を流す必要がある場合に、顕著になる。
そこで、本発明は、上記したような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、共通電位を供給する導通層に大きな電流が流れる場合であっても、装置の特性の低下を軽減することができる半導体複合装置、プリントヘッド、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体複合装置は、駆動回路が形成された半導体基板と、前記半導体基板の表面に備えられた長手形状の導通層と、前記導通層の長手方向に配列された複数の発光素子を有し、前記複数の発光素子が、互いに電気的に分離された複数の一方のコンタクト層及び前記導通層と接する複数の他方のコンタクト層をそれぞれ含むように形成された半導体薄膜と、前記長手方向と略直角方向に延在し、前記複数の一方のコンタクト層とそれぞれ接続された複数の個別配線層と、前記複数の個別配線層の内の複数対の隣接する個別配線層の間に配置され、前記個別配線層の延在方向と同じ方向に延在し、前記導通層の複数の箇所に電気的に接続される複数の接続配線層とを備え、前記複数の接続配線層は、前記駆動回路が供給する共通電位を前記導通層の前記複数の箇所に供給するように形成されたことを特徴とする。
また、本発明のプリントヘッドは、前記半導体複合装置と、前記半導体複合装置に対向するように実装された光学素子とを有することを特徴としている。
さらに、本発明の画像形成装置は、前記プリントヘッドと、前記プリントヘッドからの光照射によって静電潜像が形成される像担持体とを有することを特徴としている。
本発明によれば、共通電位を供給する導通層に大きな電流が流れる場合であっても、装置の特性の低下を軽減することができるという効果が得られる。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体複合装置100を概略的に示す平面図である。また、図2は、図1をS−S線で切る面を概略的に示す断面図であり、図3は、集積回路基板110上の導通層(メタル層)140上に備えられた半導体薄膜160を拡大して示す断面図である。
図1及び図2に示されるように、第1の実施形態に係る半導体複合装置100は、集積回路基板110と、この集積回路基板110上に備えられたメタル層140と、集積回路基板110上に備えられ、メタル層140に共通電位を供給する複数のボンディングパッド(電極パッド)150と、メタル層140上に接着(ボンディング)された半導体薄膜(半導体エピタキシャルフィルム)160とを有している。また、半導体複合装置100は、半導体薄膜160上を覆う層間絶縁膜170と、この層間絶縁膜170の開口部171を通して半導体薄膜160の半導体素子166に接続される個別配線層180とを有している。
集積回路基板110は、集積回路を構成するトランジスタなどが形成された集積回路領域112を含む基板(例えば、Si基板)111と、この基板111の集積回路領域112上の多層配線領域113と、基板111上において多層配線領域113と同様の積層膜構造を備えた積層膜領域114とを有している。積層膜領域114は、集積回路領域112に隣接した位置に形成されている。また、集積回路基板110は、積層膜領域114上に、個別配線用パッド115と、この個別配線用パッド115に接続された接続配線116と、この接続配線116に接続された個別出力パッド117とを有している。さらに、集積回路基板110は、多層配線領域113上に、集積回路領域112の集積回路の各種駆動信号、駆動電源電位、グランド(GND)電位が入力される入力パッド118を有している。
集積回路領域112と多層配線領域113は、半導体薄膜160が備える半導体素子166(第1の実施形態においては、複数のLEDからなるLEDアレイ)を駆動するための駆動集積回路を含み、外部から供給される駆動制御信号をデジタル処理する回路、半導体素子166を駆動するための電流を出力するトランジスタ回路などの回路が集積されている。電気信号をチップ(すなわち、半導体複合装置100)外部から供給する場合には、例えば、ワイヤボンディングによって外部回路と入力パッド118とを接続する。また、チップの動作をウエハ状態(製造工程において)プロービングするために、入力パッド118及び個別出力パッド117を用いることができる。
接続配線116は、例えば、多層配線層の一部の層に形成されチップ表面には露出しない配線である。個別配線用パッド115、接続配線116、及び個別出力パッド117は、例えば、Al、Cu、Si、Ni、Cr、Ti、及びWの中から選ばれた1材料から構成される層、又は、前記各種材料の中から選ばれた複数の材料を含む合積層材料、合金材料、若しくは、混合材料から構成される層として形成することができる。
個別配線接続用パッド115と半導体素子166を結線するための個別配線180は、半導体素子166と領域167(図2に示す。)でオーミックコンタクトを形成する。個別配線180は、例えば、Au、Ge、Ni、Pt、Ti、Pd、In、Al、Cu、Cr、及びSiの中から選ばれた1つ又は複数の元素の薄膜を積層させた積層膜、又は、前記1つ又は複数の元素を含む合金からなる薄膜により構成される。
また、集積回路基板110の構造は、図示の例に限定されない。例えば、半導体薄膜160の接着エリアの下に駆動集積回路を含む集積回路領域(図1及び図2の領域112に相当する領域)を形成することも可能である。このような構成を採用した場合には、半導体複合装置100の高集積化が可能となる。なお、この場合には、半導体薄膜160下のメタル層140の下に、多層配線領域(図1及び2の領域113に相当する領域)が備えられる。また、メタル層140の下に集積回路領域を形成せずに、基板111上に多層配線領域を形成する際に形成された複数の層間絶縁膜からなる多層絶縁膜上にメタル層140を形成してもよい。この場合には、半導体薄膜160の接着領域が平坦になるので、半導体薄膜160の接着領域に対する接着強度が増す。
メタル層140は、例えば、Au、Ge、Ni、Pt、Ti、Pd、及びlnの中から選ばれた1つ又は複数の元素の薄膜を積層させた積層膜、又は、前記1つ又は複数の元素を含む合金からなる薄膜により構成される。メタル層140は、半導体薄膜160の下の全域に半導体薄膜160と相似の形状で、且つ、半導体薄膜160より若干大きめに形成することが望ましい。
ボンディングパッド150は、メタル層140に接続された、又は、メタル層140と一体的に形成された電極パッドである。ボンディングパッド150は、チップ(半導体複合装置100)外部の共通電位領域との間をワイヤ接続するための電極パッドである。ボンディングパッド150は、メタル層140に電気的に接続して複数個設けられている。ボンディングパッド150が接続するメタル層140は、半導体薄膜160に形成される半導体素子166の共通電位供給用の電極となる。
ここで、ボンディングパッド150の数をN個とし、メタル層140の長辺の長さを1とするとき、第n(nは1からNまでの任意の整数)のボンディングパッド150を、チップの一方の短辺からおよそ(2n−1)/2Nの位置に配置することが好ましい。また、ボンディングパッド150は、メタル層140に対し入力パッド118、個別出力パッド117と反対側に設けられている。
半導体薄膜160は、例えば、GaAs、AlGaAs、AlGalnP、lnP、GaP、GaInP、GaN、AlGaN、InGaN、及びAlGaInAsの中から選ばれた単層又は前記複数の材料の種々の混晶比からなる積層構造である。図2及び図3に示されるように、半導体薄膜160は、例えば、集積回路基板110上のメタル層140に接する下コンタクト層161と、その上に形成された下クラッド層162と、その上に形成された活性層163と、その上に形成された上クラッド層164と、その上に形成された上コンタクト層165とから構成される。例えば、下コンタクト層161はn−GaAs層であり、下クラッド層162はn−AlGa1−xAs層であり、活性層163はn−AlGa1−yAs層であり、上クラッド層164はp−AlGa1−zAs層であり、上コンタクト層165はp−GaAs層とすることができる。ここで、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1であり、例えば、y<x、y<zである。図3の例においては、半導体薄膜160の活性層163及びこの活性層163より上の領域を複数の個別島状領域(個別素子領域)に素子分離している。また、各個別素子領域の最上層である上コンタクト層165は、個別電極180とオーミックコンタクトを形成するための層である。また、最下層である下コンタクト層161は、メタル層140とオーミックコンタクトを形成するための層である。
図1に示したように、メタル層140に接続したボンディングパッド150は半導体薄膜160が接着されているメタル層140の領域に複数設けられている。このため、第1の実施形態の半導体複合装置100は、各半導体素子166に多くの電流を流して駆動制御する場合、又は、各半導体素子166に流す電流は小さいが半導体素子の数が多く総電流が大きい場合であっても、メタル層140に流れる電流によって、素子駆動上影響があるような電圧降下が発生しない形態となっている。
次に、第1の実施形態に係る半導体複合装置100の製造方法の一例を説明する。まず、基板(例えば、Si基板)111上に駆動集積回路112を形成し、さらに、多層配線領域113及び積層膜領域114を形成する。次に、基板111上にメタル層140と複数のボンディングパッド150を形成する。メタル層140と複数のボンディングパッド150は同じ工程で同時に形成してもよく、また、別々の工程で形成してもよい。
以上の集積回路基板110の製造工程とは別に、図4に示されるように、半導体薄膜形成用の基板(例えば、GaAs基板)上に、半導体薄膜層160a(剥離前は、半導体薄膜層160aと表記し、剥離後は、半導体薄膜160と表記する。)を形成する。半導体薄膜層160aを形成する際には、例えば、MOCVD法(有機金属化学気相成長法)やMBE法(分子線エピタキシー法)などを使うことができる。図4に示されるように、GaAs基板190上には、例えば、GaAsバッファー層191と、GaAs基板190から半導体薄膜層160aを剥離するための剥離層(例えば、AlAs層又はAlGa1−tAs層(0≦t≦1))192を備えている。剥離層192は、使用する半導体薄膜層160aによって、選択的にエッチング除去できる材料を適宜選択すればよい。GaAs基板190上に形成した半導体薄膜層160aを所望のサイズ、形状にメサエッチングによって分離し、少なくとも剥離層192がメサエッチング領域に露出するようにする。次に、剥離層192を、例えば、希釈した弗酸や塩酸などの酸を使って選択的にエッチングし、半導体薄膜層160aをGaAs基板190から剥離する。この工程では、半導体薄膜層160aをハンドリングし易くするように、適宜半導体薄膜層160aを支持する支持体(図示せず)を用いることができる。剥離した半導体薄膜160を、集積回路基板110上に移動し、メタル層140上にボンディングする。
次に、メタル層140上にボンディングされた半導体薄膜160を覆うように、層間絶縁膜170を形成する。層間絶縁膜170は、例えば、PCVD−SiN(Plasma Chemical Vapor Deposition法により形成されたSiN)とすることができる。層間絶縁膜170に電極コンタクトのための開口部171を形成した後、半導体素子166とパッド115とを接続する個別配線層180を形成し、良好なコンタクトを形成するためのシンターを行う。その後、適宜ダイシングなどにより個別チップに分離する。
次に、第1の実施形態に係る半導体複合装置100の動作を説明する。駆動集積回路112に入力パッド118から電源及び駆動信号を入力し、各半導体素子166を駆動する。各半導体素子166の共通電位、例えば、GND電位を複数のボンディングパッド150から供給する。各半導体素子(例えば、発光素子)166には、例えば、1mA〜数mAの電流を流して駆動する。各個別素子を流れた電流は、メタル層140を経由して一番近いボンディングパッド150に流れ込むので、素子数が非常に多い場合であっても、各個別素子の共通電位にばらつきが発生し難い。
第1の実施形態によれば、半導体素子166を備えた半導体薄膜160をメタル層140上にボンディングした形態において、共通電位を供給するメタル層140に接続するボンディングパッド150を半導体薄膜160がボンディングされている領域内に複数設けて共通電位を供給するようにした。このため、半導体薄膜160に含まれる1又は複数の半導体素子166を流れる電流の総和が大きい場合であっても、半導体素子166を駆動するにあたり影響がないように電圧降下を低減し、半導体素子166の位置による共通電位のばらつきを小さくすることができる。したがって、半導体素子166がLEDであり半導体複合装置100がLEDアレイである場合には、LEDアレイを構成する各LEDの発光輝度のばらつきを小さくすることができる。
また、個別出力パッド117、入力パッド118などが、メタル層140に接続されたボンディングパッド150と反対側に設けられているので、個別出力パッド117、入力パッド118、及びボンディングパッド150に接続するボンディングワイヤが、半導体薄膜160の両側に分散され、ボンディングワイヤの配列密度を低くすることができる。
なお、上記説明においては、半導体薄膜160が含む半導体素子166の例として、図3に示されるメサエッチングによる素子分離形態を挙げて説明したが、図5に示すように、第1導電型の半導体薄膜層に選択的に第2導電型不純物をドーピング、例えば、選択的に拡散した、形態であってもよい。図5に示したような選択的不純物ドープを含む半導体薄膜構造とする場合には、半導体薄膜層160bを、例えば、下コンタクト層161b(例えば、n−GaAs)、その上に形成された下クラッド層162b(例えば、n−AlGa1−xAs)、その上に形成された活性層163b(n−AlGa1−yAs)と、その上に形成された上クラッド層164b(p−AlGa1−zAs)と、その上に形成された上コンタクト層165b(n−GaAs)とから構成してもよい。この場合には、p型不純物(例えば、Zn)を、選択的に拡散し、選択的拡散領域168を形成すればよい。ここで、拡散フロント169は、活性層163b内に位置するように形成すればよい。
また、図5において、半導体薄膜層160bは、必ずしもダブルヘテロ構造とする必要はなく、シングルヘテロ構造、ホモ構造であってもよい。
さらに、上記説明では、半導体素子166としてLEDを1列に配列したLEDアレイを例にとって具体的に説明したが、素子の配列、素子の数は、図示の例に限定されない。
また、半導体素子166は、LED以外の発光素子(例えば、レーザーダイオード)、受光素子、及びトランジスタ回路などの駆動回路素子等の他の素子であってもよい。
<第2の実施形態>
図6は、本発明の第2の実施形態に係る半導体複合装置200を概略的に示す平面図である。また、図7は、図6をS−S線で切る面を概略的に示す断面図である。
図6及び図7に示されるように、第2の実施形態に係る半導体複合装置200は、半導体薄膜260をボンディングしているメタル層240に駆動集積回路領域212側から延在する接続配線219を複数箇所に設け、この複数の接続配線219からメタル層240に共通電位を供給する点が、上記第1の実施形態に係る半導体複合装置100と相違する。
第2の実施形態において、構成210〜218はそれぞれ、第1の実施形態における構成110〜118に相当する。また、第2の実施形態において、構成240,260,266,270,271,280はそれぞれ、第1の実施形態における構成140,160,166,170,171,180に相当する。
接続配線219は、例えば、多層配線層の一部の層に形成されチップ表面には露出しない配線である。接続配線219、個別配線用パッド215、接続配線216、及び個別出力パッド217は、例えば、Al、Cu、Si、Ni、Cr、Ti、及びWの中から選ばれた1材料から構成される層、又は、前記材料の中から選ばれた複数の材料を含む合積層材料、合金材料、若しくは、混合材料から構成される層で形成することができる。
半導体薄膜260は、第1の実施形態の場合と同様の構造である。また、第2の実施形態に係る半導体複合装置200の製造方法は、第1の実施形態の場合と同様の方法を用いることができる。
図6に示したように、メタル層240に接続した接続配線219は複数設けられている。このため、第2の実施形態に係る半導体複合装置200は、各半導体素子266に多くの電流を流して駆動制御する場合、又は、各半導体素子266に流す電流は小さくても半導体素子266の数が多く総電流が大きい場合であっても、メタル層240を流れる電流によって、素子駆動上影響があるような電圧降下が発生しない形態となっている。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、半導体素子266を備えた半導体薄膜260をメタル層240上にボンディングした形態において、共通電位を供給するメタル層240に接続する接続領域220を半導体薄膜260がボンディングされている領域内に複数設け、共通電位を供給するように、接続配線219と接続されている。そして、共通電位を供給するための接続パッド218aを半導体薄膜260に対して、駆動集積回路領域212側に設けたので、第1の実施形態で得られる効果に加えて、半導体複合装置200のチップ幅をより狭くすることができるという効果を得ることができる。
また、第2の実施形態によれば、ワイヤボンディング部が半導体薄膜260の一方に集積されているので、ボンディング作業が容易になる。
なお、図6では、個別配線用パッド215、個別出力パッド217、又は接続配線216を形成している以外の領域を使って共通電位の接続配線219及び接続領域220を設けているが、多層配線構造によって適当な層間絶縁構造を設けることによって、接続配線216と積層構造の上下方向に重なるように接続配線219及び接続領域220を形成してもよい。
また、図6では、共通電位接続パッド218aは、チップの端部領域に設けた場合を示したが、適宜適当な位置に設けることができる。
なお、第2の実施形態において、上記以外の点は、上記第1の実施形態の場合と同じである。
<第3の実施形態>
図8は、本発明の第3の実施形態に係る半導体複合装置300を概略的に示す平面図である。また、図9は、図8をS−S線で切る面を概略的に示す断面図である。
図8及び図9に示されるように、第3実施形態に係る半導体複合装置300は、半導体薄膜360をボンディングしているメタル層340に駆動集積回路領域312側から延在する接続配線319を複数箇所に設け、この複数の接続配線319から共通電位を供給する点が、上記第1の実施形態に係る半導体複合装置100と相違する。
第3の実施形態において、構成310〜318はそれぞれ、第1の実施形態における構成110〜118に相当する。また、第3の実施形態において、構成340,360,366,370,371,380はそれぞれ、第1の実施形態における構成140,160,166,170,171,180に相当する。
接続配線319は、例えば、多層配線層の一部の層に形成されチップ表面には露出しない配線である。接続配線319、個別配線用パッド315、接続配線316、及び個別出力パッド317は、例えば、Al、Cu、Si、Ni、Cr、Ti、及びWの中から選ばれた1材料から構成される層、又は、前記材料の中から選ばれた複数の材料を含む合積層材料、合金材料、若しくは、混合材料から構成される層で形成することができる。
第3の実施形態においては、半導体薄膜360の接着エリアは、Si基板311上の集積回路が形成されないエリアに設けられ、集積回路の配線層により下部メタル層341が形成されている。この下部メタル層341は、Si基板311上の集積回路を形成するときに用いた配線層を用いるため、例えば、Al配線が用いられる。この上の半導体薄膜360と相似の形状で若干大きめに形成されたメタル層340が形成される。
ここで、下部メタル層341と、メタル層(前記Au等の材質からなるメタル層)340とが、広い面積からなる接続領域で電気的にコンタクトをするので、接続不良がなくなると共に、この間を低抵抗で接続することができるようになり、接続箇所及びパッドの数を減らすことができる。
半導体薄膜360は、第1の実施形態の場合と同様の構造である。また、第3の実施形態に係る半導体複合装置300の製造方法は、第1の実施形態の場合と同様の方法を用いることができる。
図8に示したように、メタル層340に接続した接続配線319は複数設けられ、各半導体素子366に多くの電流を流して駆動制御する場合、又は、各半導体素子366に流す電流は小さくても個別素子数が多く総電流が大きい場合であっても、メタル層340を流れる電流によって、第3の実施形態の半導体複合装置300は、素子駆動上影響があるような電圧降下が発生しない形態となっている。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、半導体素子366を備えた半導体薄膜360をメタル層340上にボンディングした形態において、共通電位を供給するメタル層340に接続する接続配線319を半導体薄膜360がボンディングされている領域内に複数設け共通電位を供給するようにしている。そして、共通電位を供給するための接続配線319に接続された共通電極パッド318aを半導体薄膜360に対して、駆動集積回路領域312側に設けたので、第1の実施形態で得られる効果に加えて、半導体複合装置300のチップ幅をより狭くすることができるという効果を得ることができる。
また、第3の実施形態では、共通電位接続領域を形成する下部メタル層341がメタル層340に対して連続的に設けられており、接続領域(下部メタル層341)の層は、例えば、多層配線層の一部に含むことができる。また、接続領域の層を厚く形成することができるので、この接続層の抵抗を小さくすることができる。
なお、第3の実施形態において、上記以外の点は、上記第1又は第2の実施形態の場合と同じである。
<第4の実施形態>
図10は、本発明の第4の実施形態に係る半導体複合装置400を概略的に示す平面図である。また、図11は、図10をS11−S11線で切る面を概略的に示す断面図である。
第4の実施形態に係る半導体複合装置400は、共通電位を供給する形態において、Si基板411を貫通する貫通孔を使って形成した基板411裏面と接続する配線を経由して、共通電位を供給する形態としている点が、第1の実施形態に係る半導体複合装置100と相違する。
第4の実施形態において、構成410〜418はそれぞれ、第1の実施形態における構成110〜118に相当する。また、第4の実施形態において、構成440,460〜466,470,471,480はそれぞれ、第1の実施形態における構成140,160〜166,170,171,180に相当する。
第4の実施形態においては、Si基板411の裏面側の導通層452、Si基板411の複数の貫通孔内に設けられた複数の貫通配線451、及びSi基板411の表面側の導通層450を通して、メタル層440に共通電位を供給している。Si基板411の複数の貫通孔は、例えば、反応性イオンエッチングによって形成することができる。また、複数の貫通配線451は、複数の貫通孔を埋めるように、例えば、Cu−CVD法などによって、形成することができる。また、貫通配線451は、Cu以外の金属で構成してもよく、CVD法以外の方法によって形成してもよい。
以上説明したように、第4の実施形態によれば、共通電位を基板411の裏面から供給するので、第1の実施形態で得られる効果に加えて、外部回路との接続形態をワイヤボンディングなどの接続によることなく容易に形成でき、接続工程を省力化できるとともに、接続の信頼性を高めることができるという効果が得られる。
なお、第4の実施形態において、上記以外の点は、上記第1から3までの実施形態の場合と同じである。
<第5の実施形態>
図12は、本発明の第5の実施形態に係る半導体複合装置500を概略的に示す平面図である。また、図13は、図12をS13−S13線で切る面を概略的に示す断面図である。
第5の実施形態に係る半導体複合装置500は、半導体薄膜560の半導体素子566の共通電極が半導体薄膜560の表面側(図13における上側の面)に設けられ、導通層590、メタル層540、接続領域520、接続配線519、及び共通電極パッド518aを使って共通電位を供給する形態としている点が、第1の実施形態に係る半導体複合装置100と相違する。
第5の実施形態において、構成510〜518はそれぞれ、第1の実施形態における構成510〜518に相当する。また、第5の実施形態において、構成540,560,566,570,571,580はそれぞれ、第1の実施形態における構成140,160,166,170,171,180に相当する。
第5の実施形態においては、導通層590は、例えば、Au、Ge、Ni、Pt、Ti、Pd、ln、Al、Cu、Cr、Siの中から1つ又は複数の元素を備えた積層膜又は、合金からなる材料である。他の領域の形態は、第1〜第4の形態で説明した形態と同等の形態とすることができる。
第5の実施形態においては、半導体薄膜560の半導体素子566の共通電位領域に帯状の導通層(金属層)590が半導体薄膜560の表面側(図13における上側の面)に設けられ、ている。これは、半導体薄膜560の長手方向に沿って連続的に設けるのが好ましい。このときの導通路は、半導体薄膜560の表面、半導体薄膜表面に沿った帯状の導通層590、半導体薄膜560下面の帯状のメタル層540、多層配線層の共通電極配線519である。
半導体薄膜560上の導通層590とコンタクトを形成する領域(図13における半導体薄膜560の上面)は、メタル層と低抵抗コンタクトが形成される材料の半導体層であり、例えば、第1導電型のGaAs層である。
以上説明したように、第5の実施形態によれば、半導体薄膜560のボンディング面と異なる面において、電極(導通層590)とのコンタクトを形成するので、半導体薄膜560の裏面のボンディング形態や状態に依存せずに、半導体薄膜560が含む半導体素子566の電気特性を制御することができ、例えば、多数の半導体素子の駆動電圧のばらつきに起因する特性ばらつきを小さくすることができる。
図14は、本発明の第5の実施形態に係る半導体複合装置の変形例を示す断面図である。図14の変形例は、メタル層540と半導体薄膜560の間に、誘電体薄膜のような絶縁層591を設けている点が、図13の場合と相違する。
また、図示していないが、配線層519を導通層590の下まで延ばし、メタル層40を介することなく、導通層590と配線層519とを接続するように構成することも可能である。
さらに、第5実施形態のように半導体薄膜の上面に共通コンタクト領域を形成する形態は、他の実施形態にも適用することができる。
なお、第5の実施形態において、上記以外の点は、上記第1から4までの実施形態の場合と同じである。
<第6の実施形態>
図15は、本発明の第6の実施形態に係る半導体複合装置600を概略的に示す平面図である。また、図16は、図15をS16−S16線で切る面を概略的に示す断面図であり、図17は、図15をS17−S17線で切る面を概略的に示す断面図である。
図15から図17までに示されるように、第6の実施形態に係る半導体複合装置600においては、集積回路基板610上に複数のメタル層640を配列し、複数のメタル層640のそれぞれの上に半導体薄膜660(1つの半導体素子を有するもの)をボンディングし、メタル層640を接続配線615及び個別入力パッド617に接続して、メタル層640を駆動電位を供給する個別電極層としている。また、集積回路基板610上には、外部から共通電位を供給するための接続領域650と、半導体薄膜660の上部にコンタクト開口部を有する層間絶縁膜670と、半導体薄膜660と接続領域650とを電気的に接続する透明電極層680とが備えられている。各半導体薄膜上面とコンタクトを有する透明導電膜680は、例えば、インジウム錫酸化膜層(ITO)や酸化亜鉛層(Zn0)などの酸化物導電膜層である。
図15に示すように、メタル層640は、個別に分割され、図16に示すように、駆動集積回路612の個別出力と、導通路615,616,617,617aを介して接続されている。また、半導体薄膜660も半導体素子666毎に個別に分割されている。このように第6の実施形態では、半導体薄膜660の上面(図16における上面)に共通電極680を設け、この共通電極(透明電極)680に共通電位を供給するための複数の接続領域650を設けている。
他の形態については、前記他の実施形態と同等の形態とすることができる。半導体薄膜については、個別に分割した形態とする他は、半導体薄膜が含む素子構造について、適宜所望の素子構造とすることができる。
以上説明したように、第6の実施形態によれば、半導体薄膜660の上面に共通電位を供給する透明電極680を設け、複数の共通電位接続領域650を設けたので、電圧降下の影響を小さくし、半導体素子を駆動制御を良好に行うことができる。
このように、透明電極を共通電極とすることにより、広い配線層で半導体薄膜の電極と接続すると共に、広い領域でボンディングパッドと接続することができるため、低い抵抗値で半導体薄膜と接続することが可能となる。
<第1〜第6の実施形態の変形例>
上記第1〜第6の実施形態で述べた半導体薄膜は、必ずしも半導体薄膜形成用の基板から剥離して、集積回路基板にボンディングしたものである必要はなく、半導体複合装置を構成する基板上に半導体薄膜を形成できる他の方法で製造されたものであってもよい。また、半導体薄膜は、ボンディング後に、エッチング除去又は研磨して除去することによって形成してもよい。したがって、本発明は、第1の実施形態において説明した半導体薄膜の製造方法に限定されるものではない。
<第7の実施形態>
図18は、本発明の第7の実施形態に係る半導体複合装置700を概略的に示す平面図である。
図18に示されるように、第7の実施形態に係る半導体複合装置700は、実装基板(例えば、ガラスエポキシ積層基板)701と、駆動制御するための入力信号や電源を入力するために実装基板701上に備えられた接続領域702と、半導体薄膜の共通電位(例えばGND電位)を供給するために実装基板701上に備えられた接続領域703と、半導体複合チップ(第1又は第6の実施形態の半導体複合装置であるが、図18には第1又の実施形態の半導体複合装置が示されている。)704と、半導体複合チップ704の入力パッド705と接続領域702とを接続するボンディングワイヤ706と、半導体複合チップ704の共通電極用パッド707と接続領域703とを接続するボンディングワイヤ708とを有している。
第7の実施形態に係る半導体複合装置700によれば、半導体複合チップ704を実装基板701上に実装し、複数個所から半導体複合チップ704の半導体素子に共通電位を供給する形態としたので、半導体素子に流れる総電流が大きい場合であっても、チップ内で電圧降下による共通電位の変動やばらつきを小さくすることができ、良好に素子を駆動制御することができるという効果を得ることができる。
<第8の実施形態>
図19は、本発明の第8の実施形態に係る半導体複合装置800を概略的に示す平面図である。
図19に示されるように、第8の実施形態に係る半導体複合装置800は、実装基板(例えば、ガラスエポキシ積層基板)801と、駆動制御するための入力信号や電源を入力するために実装基板801上に備えられた接続領域802と、半導体薄膜の共通電位(例えばGND電位)を供給するために実装基板801上に備えられた接続領域803と、半導体複合チップ(第2又は第3の実施形態の半導体複合装置)804と、半導体複合チップ804の入力パッド805と接続領域802とを接続するボンディングワイヤ806と、半導体複合チップ804の共通電極用パッド807と接続領域803とを接続するボンディングワイヤ808とを有している。
第8の実施形態に係る半導体複合装置800によれば、半導体複合チップ804を実装基板801上に実装し、複数個所から半導体複合チップ804の半導体素子に共通電位を供給する形態としたので、半導体素子に流れる総電流が大きい場合であっても、チップ内で電圧降下による共通電位の変動やばらつきを小さくすることができ、良好に素子を駆動制御することができるという効果を得ることができる。
<第9の実施形態>
図20は、本発明の第9の実施形態に係る半導体複合装置900を概略的に示す平面図である。
図20に示されるように、第9の実施形態に係る半導体複合装置900は、実装基板(例えば、ガラスエポキシ積層基板)901と、駆動制御するための入力信号や電源を入力するために実装基板901上に備えられた接続領域902と、半導体薄膜の共通電位(例えばGND電位)を供給するために実装基板901上に備えられた接続領域903と、半導体複合チップ(第4の実施形態の半導体複合装置)904と、半導体複合チップ904の入力パッド905と接続領域902とを接続するボンディングワイヤ906とを有している。半導体複合チップ904は、第4の実施形態で説明したように、その裏面に導通層を備え、導通層は共通電極用パッド907と貫通孔内の配線によって接続されている。
第9の実施形態に係る半導体複合装置900によれば、半導体複合チップ904を実装基板901上に実装し、複数個所から半導体複合チップ904の半導体素子に共通電位を供給する形態としたので、半導体素子に流れる総電流が大きい場合であっても、チップ内で電圧降下による共通電位の変動やばらつきを小さくすることができ、良好に素子を駆動制御することができるという効果を得ることができる。
また、共通電位は半導体複合チップの裏面からとることができ、共通電位のための接続のために、別にワイヤ接続を形成する必要がない。
なお、第4の実施形態の半導体複合装置に代えて、第5の実施形態の半導体複合装置を備えることもできる。
<第10の実施形態>
図21は、本発明の第10の実施形態に係る半導体複合装置を組み込んだLEDヘッド1000を概略的に示す断面図である。
図21に示されるように、LEDプリントヘッド1000は、ベース部材1001と、ベース部材1001に固定され、LEDチップ1002aが固定されたLEDユニット(プリント基板)1002と、柱状の光学素子を多数配列したロッドレンズアレイ1003と、ロッドレンズアレイ1003を保持するレンズホルダ1004と、これらの構成1001〜1004を固定するクランパ1005とを有している。第10の実施形態のLEDチップ1002aは、上記第1乃至第6の実施形態のいずれかのLEDアレイを備えている。レンズホルダ1004は、ベース部材1001及びLEDユニット1002を覆うように形成されている。そして、ベース部材1001、LEDユニット1002、レンズホルダ1004は、ベース部材1001及びレンズホルダ1004に形成された開口部1001a及び1004aを介して備えられたクランパ1005によって挟み付けられて一体化されている。
したがって、LEDユニット1002で発生した光は、ロッドレンズアレイ1003を通して所定の外部部材に照射される。このLEDヘッドは、例えば、電子写真プリンタや電子写真コピー装置等の露光装置として用いることができる。
以上説明したように、第10の実施形態に係るLEDヘッドによれば、チップ内で電圧降下による共通電位の変動やばらつきを小さくすることができ、良好に素子を駆動制御することができ、その結果、素子ごとの輝度ばらつきを小さくすることができる。
<第11の実施形態>
図22は、本発明の第11の実施形態に係る画像形成装置を概略的に示す構成図である。
図22に示されるように、第11の実施形態の画像形成装置1100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の各色の画像を電子写真方式を用いて形成する4つのプロセスユニット1101〜1104を有している。プロセスユニット1101〜1104は、記録媒体1105の搬送経路に沿ってタンデムに配置されている。各プロセスユニット1101〜1104は、像担持体としての感光体ドラム1103aと、この感光体ドラム1103aの周囲に配置され、感光体ドラム1103aの表面を帯電させる帯電装置1103bと、帯電された感光体ドラム1103aの表面に選択的に光を照射して静電潜像を形成する露光装置1103cとを有している。この露光装置1103cとしては、図21を用いて説明したLEDプリントヘッド1000が用いられており、このLEDプリントヘッド1000には、第1乃至第9の実施形態で説明した半導体複合装置が含まれている。
また、画像形成装置1100内は、静電潜像が形成された感光体ドラム1103aの表面にトナーを搬送する現像装置1103dと、感光体ドラム1103aの表面に残留したトナーを除去するクリーニング装置1103eとを有している。なお、感光体ドラム1103aは、図示されていない駆動源及びギヤ等からなる駆動機構によって矢印方向に回転する。また、画像形成装置1100は、紙等の記録媒体1105を収納する用紙カセット1106と、記録媒体1105を1枚ずつ分離させ搬送するためのホッピングローラ1107とを有している。ホッピングローラ1107の記録媒体1105搬送方向下流には、ピンチローラ1108,1109と、記録媒体1105を挟み付け、ピンチローラ1108,1109とともに記録媒体1105の斜行を修正してプロセスユニット1101〜1104に搬送するレジストローラ1110,1111が備えられている。ホッピングローラ1107及びレジストローラ1110,1111は、図示しない駆動源に連動して回転する。
さらに、画像形成装置1100は、感光体ドラム1103aに対向配置された転写ローラ1112を有している。転写ローラ1112は、半導電性のゴム等から構成される。感光体ドラム1103a上のトナー像を記録媒体1105上に転写させるように、感光体ドラム1103aの電位と転写ローラ1112の電位が設定されている。さらにまた、画像形成装置は、記録媒体1105上のトナー像を加熱・加圧して定着させる定着装置1113と、定着装置1113を通過した記録媒体1105を排出するためのローラ1114,1116及び1115,1117が備えられている。
用紙カセット1106に積載された記録媒体1105はホッピングローラ1107により1枚ずつ分離され搬送される。記録媒体1105は、レジストローラ1110,1111及びピンチローラ1108,1109を通過してプロセスユニット1101〜1104の順に通過する。各プロセスユニット1101〜1104において、記録媒体1105は、感光体ドラム1103aと転写ローラ1112の間を通過して、各色のトナー像が順に転写され、定着装置1113によって過熱・加圧されて各色のトナー像が記録媒体1105に定着される。その後、記録媒体1105は、排出ローラによってスタッカ部1118に排出される。なお、第1乃至第9の半導体装置又は図21の光プリントヘッドを含む画像形成装置の構造は、図22に示されたものに限定されない。
第11の実施形態の画像形成装置1100によれば、図21のLEDプリントヘッド1000を使用しているので、素子ごとの輝度のばらつきの小さい優れた発光特性により高品質な画像を形成できる。また、露光装置の小型化によるスペース効率の向上、及び材料コストの大幅な削減を実現できる。さらに、本発明は、モノクロプリンタにも適用可能であるが、露光装置が複数台備えられたフルカラープリンタにおいて特に大きな効果を発揮できる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体複合装置を概略的に示す平面図である。 図1をS−S線で切る面を概略的に示す断面図である。 集積回路基板上の導通層上に備えられた半導体薄膜を拡大して示す断面図である。 半導体薄膜の製造方法を説明するための断面図である。 他の半導体薄膜の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体複合装置を概略的に示す平面図である。 図6をS−S線で切る面を概略的に示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体複合装置を概略的に示す平面図である。 図8をS−S線で切る面を概略的に示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る半導体複合装置を概略的に示す平面図である。 図10をS11−S11線で切る面を概略的に示す断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る半導体複合装置を概略的に示す平面図である。 図12をS13−S13線で切る面を概略的に示す断面図である。 第5の実施形態に係る半導体複合装置の変形例を概略的に示す断面図である。 本発明の第6の実施形態に係る半導体複合装置を概略的に示す平面図である。 図15をS16−S16線で切る面を概略的に示す断面図である。 図15をS17−S17線で切る面を概略的に示す断面図である。 本発明の第7の実施形態に係る半導体複合装置を概略的に示す平面図である。 本発明の第8の実施形態に係る半導体複合装置を概略的に示す平面図である。 本発明の第9の実施形態に係る半導体複合装置を概略的に示す平面図である。 本発明の第10の実施形態に係るLEDプリントヘッドを概略的に示す断面図である。 本発明の第11の実施形態に係る画像形成装置を概略的に示す構成図である。
符号の説明
100,200,300,400,500,600 半導体複合装置(半導体複合チップ)、
111,211,311,411,511,611 基板、
112,212,312,412,512,612 集積回路領域、
113,213,313,413,513,613 多層配線領域、
114,214,314,414,514,614 積層膜領域、
115,215,315,415,515,615 個別配線用パッド、
116,216,316,416,516,616 接続配線、
117,217,317,417,517 個別出力パッド、
617 個別入力パッド、
118,218,318,418,518,618 入力パッド、
110,210,310,410,510,610 集積回路基板、
140,240,340,440,540,640 導通層(メタル層)、
150,650 ボンディングパッド(電極パッド)、
160,160b 半導体薄膜(半導体エピタキシャルフィルム)、
160a 半導体薄膜層、
161,161b,461 下コンタクト層、
162,162b,462 下クラッド層、
163,163b,463 活性層、
164,164b,464 上クラッド層、
165,165b,465 上コンタクト層、
166,266,366,466,566,666 半導体素子、
167 オーミックコンタクトを形成する領域、
168 選択的拡散領域、
169 拡散フロント、
170,270,370,470,570,670 層間絶縁膜、
171 開口部、
180 個別配線、
218a,318a,518a 共通電極パッド、
219,319,519 接続配線、
220,520 接続領域、
341 下位電極層、
451 貫通配線、
452 裏面側の導通層、
590 帯状の導通層、
591 絶縁層、
650 接続領域、
680 共通電極、
700,800,900 半導体複合装置、
701,801,901 ガラスエポキシ基板、
1000 プリントヘッド、
1100 画像形成装置。

Claims (12)

  1. 駆動回路が形成された半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に備えられた長手形状の導通層と、
    前記導通層の長手方向に配列された複数の発光素子を有し、前記複数の発光素子が、互いに電気的に分離された複数の一方のコンタクト層及び前記導通層と接する複数の他方のコンタクト層をそれぞれ含むように形成された半導体薄膜と、
    前記長手方向と略直角方向に延在し、前記複数の一方のコンタクト層とそれぞれ接続された複数の個別配線層と、
    前記複数の個別配線層の内の複数対の隣接する個別配線層の間に配置され、前記個別配線層の延在方向と同じ方向に延在し、前記導通層の複数の箇所に電気的に接続される複数の接続配線層と
    を備え、
    前記複数の接続配線層は、前記駆動回路が供給する共通電位を前記導通層の前記複数の箇所に供給するように形成された
    とを特徴とする半導体複合装置。
  2. 前記半導体薄膜は、前記導通層上に配置され、
    前記複数の接続配線層と電気的に接続された複数の電極パッドを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体複合装置。
  3. 前記導通層は、メタル層であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体複合装置。
  4. 前記メタル層は、Ti、Pt、Au、Ge、Ni、ln、及びCrの中のから選ばれた1つ又は複数の元素を含む材料から構成されたことを特徴とする請求項に記載の半導体複合装置。
  5. 前記半導体薄膜は、ヘテロエピタキシャル積層構造を含むことを特徴とする請求項1からまでのいずれかに記載の半導体複合装置。
  6. 前記ヘテロエピタキシャル積層構造は、エピタキシャル成長によって形成されたヘテロ接合を含むことを特徴とする請求項に記載の半導体複合装置。
  7. 前記へテロエピタキシャル積層構造は、第1導電型のエピタキシャル層内に第2導電型の不純物を拡散することによって形成されたヘテロ接合を含むことを特徴とする請求項に記載の半導体複合装置。
  8. 前記発光素子は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1に記載の半導体複合装置。
  9. 前記複数の発光素子は、発光ダイオードアレイを構成する
    ことを特徴とする請求項に記載の半導体複合装置。
  10. 実装基板と、
    前記実装基板上に実装された、請求項1からまでのいずれか1項に記載の装置と同じ構成の半導体複合チップと
    を有することを特徴とする半導体複合装置。
  11. 請求項10に記載の半導体複合装置と、
    前記半導体複合装置に対向するように実装された光学素子と
    を有することを特徴とするプリントヘッド。
  12. 請求項11に記載のプリントヘッドと、
    前記プリントヘッドからの光照射によって静電潜像が形成される像担持体と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2005086012A 2005-03-24 2005-03-24 半導体複合装置、プリントヘッド、及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP4662798B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005086012A JP4662798B2 (ja) 2005-03-24 2005-03-24 半導体複合装置、プリントヘッド、及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005086012A JP4662798B2 (ja) 2005-03-24 2005-03-24 半導体複合装置、プリントヘッド、及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006269769A JP2006269769A (ja) 2006-10-05
JP4662798B2 true JP4662798B2 (ja) 2011-03-30

Family

ID=37205411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005086012A Expired - Fee Related JP4662798B2 (ja) 2005-03-24 2005-03-24 半導体複合装置、プリントヘッド、及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4662798B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5444141B2 (ja) * 2010-07-05 2014-03-19 株式会社沖データ 半導体発光素子装置、画像露光装置、画像形成装置、及び画像表示装置
JP6015340B2 (ja) * 2012-10-24 2016-10-26 富士ゼロックス株式会社 面発光型半導体レーザ、面発光型半導体レーザ装置、光伝送装置および情報処理装置
JP6738603B2 (ja) * 2015-03-31 2020-08-12 株式会社沖データ 半導体素子アレイ、ledヘッド、及び画像形成装置
CN111430340B (zh) * 2020-03-31 2022-03-18 佛山市国星光电股份有限公司 一种led显示单元组及显示面板
CN118541884A (zh) * 2022-01-20 2024-08-23 索尼半导体解决方案公司 半导体激光装置、距离测量装置和车载装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0254539U (ja) * 1988-10-12 1990-04-19
JP2004330630A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Kyocera Corp ドライバーic及びこれを用いた光プリンタヘッド
JP2005138351A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 Seiko Epson Corp ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置
JP2005144686A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Seiko Epson Corp ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置
JP2005144685A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Seiko Epson Corp ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置
JP2005153372A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Seiko Epson Corp ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置
JP2005161647A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Seiko Epson Corp ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0822604B2 (ja) * 1987-09-22 1996-03-06 富士ゼロックス株式会社 ポジ書き込みledプリンタヘッド
JP3429550B2 (ja) * 1994-03-25 2003-07-22 京セラ株式会社 画像装置
JPH0890832A (ja) * 1994-09-27 1996-04-09 Oki Electric Ind Co Ltd 発光素子アレイおよび光学ヘッド
JPH11291538A (ja) * 1998-04-08 1999-10-26 Oki Electric Ind Co Ltd Ledプリントヘッド

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0254539U (ja) * 1988-10-12 1990-04-19
JP2004330630A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Kyocera Corp ドライバーic及びこれを用いた光プリンタヘッド
JP2005138351A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 Seiko Epson Corp ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置
JP2005144686A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Seiko Epson Corp ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置
JP2005144685A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Seiko Epson Corp ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置
JP2005153372A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Seiko Epson Corp ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置
JP2005161647A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Seiko Epson Corp ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006269769A (ja) 2006-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5599916B2 (ja) 半導体装置の製造方法、半導体装置及びそれを用いた光プリントヘッド、及び画像形成装置
JP5415191B2 (ja) 半導体複合装置、光プリントヘッド、及び画像形成装置
JP4817774B2 (ja) 半導体複合装置光プリントヘッドおよび画像形成装置
JP5010108B2 (ja) 半導体複合装置、プリントヘッド、及びそれを用いた画像形成装置
US8022387B2 (en) Composite semiconductor device having a thyristor structure
JP4601464B2 (ja) 半導体装置、プリントヘッド、及びそれを用いた画像形成装置
JP4326889B2 (ja) 半導体装置、ledプリントヘッド、画像形成装置、及び半導体装置の製造方法
JP4203087B2 (ja) 半導体複合装置、ledプリントヘッド及び画像形成装置
EP2272677B1 (en) Semiconductor device, optical print head and image forming apparatus
JP2004179641A (ja) 半導体装置、光プリントヘッド、及び画像形成装置
JP4347328B2 (ja) 半導体装置、ledヘッドおよび画像形成装置
JP4663357B2 (ja) 半導体装置
JP4279304B2 (ja) 半導体装置、ledプリントヘッドおよび画像形成装置
JP4731949B2 (ja) 半導体装置、ledヘッド、及びこれを用いた画像形成装置
US8134164B2 (en) Semiconductor device, optical print head and image forming apparatus
JP4662798B2 (ja) 半導体複合装置、プリントヘッド、及び画像形成装置
JP4326884B2 (ja) 半導体装置、ledヘッド、及び画像形成装置
JP2004179646A (ja) 半導体複合装置、光プリントヘッド、及び画像形成装置
JP2017084992A (ja) 半導体複合装置、光プリントヘッド及び画像形成装置
JP2013211355A (ja) 3端子発光素子、3端子発光素子アレイ、プリントヘッドおよび画像形成装置
JP2006082260A (ja) 半導体複合装置、半導体複合装置の製造方法、半導体複合装置を使用したledヘッド及びこのledヘッドを用いた画像形成装置
JP2005167062A (ja) 半導体装置、ledヘッド、及びプリンタ
JP4954180B2 (ja) 半導体装置、ledプリントヘッドおよび画像形成装置
JP4303571B2 (ja) 発光ダイオードアレイ装置及びそれを用いた発光ダイオードプリンタ
JP5008264B2 (ja) 半導体装置、ledヘッド及びそれを用いた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4662798

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees