JP4661237B2 - 湾曲パネル - Google Patents

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Description

本発明は、湾曲パネルに係わり、更に詳しくは折畳み式テーブル等のテーブル又は机の幕板として、あるいは間仕切パネル、一般建築用パネル、機械筐体のパネル部品として使用可能な湾曲パネルに関するものである。
通常、湾曲パネルは、金属板を所定の湾曲形状にベンディングロールで曲げ加工した後、端縁部をプレス加工して補強縁を折曲形成して製造されている。しかし、意匠上の観点からパネル板の表面に波板模様やその他の凹凸模様をプレス加工する場合には、ベンディングロールで曲げ加工することができなくなる。
特許文献1には、パネル本体と、補強部材とを具備してなり、パネル本体が平面に復帰しようとする弾性的な保形力と、補強部材の弾性的な保形力との釣り合いによって所定曲面形状に湾曲させてなる湾曲パネルであって、パネル本体は、面板部の対向2辺に該面板部の湾曲を許容する変形折曲片を形成するとともに、他の対向2辺に該2辺をそれぞれ直線状態に保持するための補強折曲片を設けてなる平面的なもので、弾性変形可能な材料により作られており、補強部材は、前記所定曲面形状よりも小さいカーブを有したもので、強制的に湾曲させたパネル本体の変形折曲片に止着されている湾曲パネルが開示されている。ここで、前記変形折曲片が、長手方向に沿って間欠的に切込みを有した鍔状、L字形あるいはコ字形のものであり、前記補強部材が、鋼板を横断面L字形に折曲げた補強アングル、鋼板を横断面コ字形に折曲げた補強チャンネル、あるいは鋼板を折曲げた補強パイプである。
しかし、特許文献1に記載されたものは、パネル本体と補強部材との相反する方向への弾性的な保形力の釣り合いによって湾曲形状が保たれているので、パネル自体では形状安定性に乏しいこと、変形折曲片に形成した間欠的な切込み部分で曲がるので、パネル表面が滑らかに湾曲しないことといった欠点を有している。
特許第2605485号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、ベンディングロールによる曲げ加工を行うことなく、通常の簡単なプレス加工のみで湾曲形状を形成することが可能であり、それによりパネル板の表面に波板模様やその他の凹凸模様を形成することができ、しかも湾曲形状の形状安定性に優れた湾曲パネルを提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、曲げ弾性を有する長方形状のパネル板における一対の縁部に、直線状態を維持する補強縁を裏面内向きに形成するとともに、他の一対の縁部を可撓性のある自由端縁とし、前記パネル板の裏面の略全面に補強板を重合状態で配置し、前記パネル板の裏面で両自由端縁に沿って、略全長にわたって湾曲縁を設けた剛性を有する保形部材を配置するとともに、前記両保形部材の間に、略全長にわたって湾曲縁を設けた補助保形部材を単数又は複数間隔を置いて配置し、前記保形部材の湾曲縁と前記補助保形部材の湾曲縁を前記パネル板の裏面に前記補強板を介して間接的に圧接するとともに、前記保形部材の両端部と前記補助保形部材の両端部を前記両補強縁に固定し、前記パネル板を湾曲形状に保持することを特徴とする湾曲パネルを構成した(請求項1)。
また、本発明は、曲げ弾性を有する長方形状のパネル板における一対の縁部に、直線状態を維持する補強縁を裏面内向きに形成するとともに、他の一対の縁部を可撓性のある自由端縁とし、前記パネル板の裏面で両自由端縁に沿って、略全長にわたって湾曲縁を設けた剛性を有する保形部材を配置するとともに、前記両保形部材の間に、略全長にわたって湾曲縁を設けた補助保形部材を単数又は複数間隔を置いて配置し、更に前記保形部材と前記補助保形部材に、各湾曲縁から若干突出するように弾性変形部材を装着し、あるいは各湾曲縁に沿って緩衝部材を被せ、前記保形部材の湾曲縁と前記補助保形部材の湾曲縁を前記パネル板の裏面に直接的又は間接的に圧接するとともに、前記弾性変形部材を前記パネル板の裏面に変形しながら直接的又は間接的に圧接し、あるいは前記保形部材の湾曲縁と前記補助保形部材の湾曲縁に被せた緩衝部材を前記パネル板の裏面に変形しながら直接的又は間接的に圧接し、更に前記保形部材の両端部と前記補助保形部材の両端部を前記両補強縁に固定し、前記パネル板を湾曲形状に保持することを特徴とする湾曲パネルを構成した(請求項2)。
更に、前記パネル板の自由端縁側の端部で、該自由端縁を覆うように化粧部材を前記両保形部材に外覆して取付けてなることがより好ましい(請求項3)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の湾曲パネルは、剛性を有する保形部材をパネル板の裏面で両自由端縁に沿って配置するとともに、前記両保形部材の間に補助保形部材を単数又は複数間隔を置いて配置し該保形部材と補助保形部材の湾曲縁をパネル板の裏面の略全面に重合状態で配置した前記補強板を介して間接的に圧接するとともに、該保形部材と補助保形部材の両端部をパネル板の一対の縁部に形成した直線状態を維持する両補強縁に固定することによって、パネル板を保形部材と補助保形部材の湾曲縁の形状に沿った湾曲形状に保持することができ、パネル板には補強縁以外の加工は施さないので、パネル板の表面に波板模様やその他の凹凸模様を形成することができ、一対の補強縁と両側の保形部材によって強固な四角形のフレーム構造としたので、湾曲形状の形状安定性にも優れたたものとなる。また、両保形部材間のスパンが長い場合でも、その間に単数又は複数の補助保形部材を配置したことによって、形状安定性を高めることができる。保形部材と補助保形部材の湾曲縁が補強板に圧接するので、つまり補強板を介して保形部材と補助保形部材の湾曲縁が前記パネル板の裏面に間接的に圧接するので、応力が分散され、パネル板の局所的な変形を抑制することができ、表面側から見た時の光の反射具合に不自然さが生じないのである。また、パネル板の厚さが薄い場合でも、その裏面に補強板を重合することによって曲げ強度が高くなり、またパネル板の加工性も良好であるので、表面に波板模様やその他の凹凸模様を形成することも容易である。
請求項2に係る発明の湾曲パネルは、曲げ弾性を有する長方形状のパネル板における一対の縁部に、直線状態を維持する補強縁を裏面内向きに形成するとともに、他の一対の縁部を可撓性のある自由端縁とし、前記パネル板の裏面で両自由端縁に沿って、略全長にわたって湾曲縁を設けた剛性を有する保形部材を配置するとともに、前記両保形部材の間に、略全長にわたって湾曲縁を設けた補助保形部材を単数又は複数間隔を置いて配置し、更に前記保形部材と前記補助保形部材に、各湾曲縁から若干突出するように弾性変形部材を装着し、あるいは各湾曲縁に沿って緩衝部材を被せ、前記保形部材の湾曲縁と前記補助保形部材の湾曲縁を前記パネル板の裏面に直接的又は間接的に圧接するとともに、前記弾性変形部材を前記パネル板の裏面に変形しながら直接的又は間接的に圧接し、あるいは前記保形部材の湾曲縁と前記補助保形部材の湾曲縁に被せた緩衝部材を前記パネル板の裏面に変形しながら直接的又は間接的に圧接し、更に前記保形部材の両端部と前記補助保形部材の両端部を前記両補強縁に固定し、前記パネル板を湾曲形状に保持したので、パネル板の湾曲形状の形状安定性に優れ、また両保形部材間のスパンが長い場合でも、その間に単数又は複数の補助保形部材を配置したことによって、形状安定性を更に高めることができる。更に、前記保形部材と前記補助保形部材に、各湾曲縁から若干突出するように弾性変形部材を装着し、あるいは前記保形部材と前記補助保形部材の各湾曲縁に沿って緩衝部材を被せたので、弾性変形部材を前記パネル板の裏面に変形しながら直接的又は間接的に圧接し、あるいは緩衝部材を前記パネル板の裏面に変形しながら直接的又は間接的に圧接することで、製造誤差やパネル板に変形力が作用した際にも、ガタつきやガタつきによる音の発生を防止することができる。
請求項3によれば、化粧部材によってパネル板の自由端縁を覆うことができ、パネル板としてスチール板を用いて切断縁が自由端縁となっている場合でも安全性を高めることができるとともに、また化粧部材で両保形部材も外覆するので外観性の向上も図れるのである。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る湾曲パネルAを幕板として用いた折畳み式テーブルBを示し、図2〜図6は本発明に係る湾曲パネルAの実施形態を示し、図中符号1はパネル板、2は補強板、3は保形部材、4は補助保形部材、5は化粧部材をそれぞれ示している。
本発明に係る湾曲パネルAは、正面視長方形で短辺側が側面視において湾曲した形状のものである。図1に示した折畳み式テーブルBは、両側に配した脚部B1,B1の上端部に天板B2の下面に固定した支持体B3に上下回動可能に連結するとともに、前記両脚部B1,B1の後方で天板B2の下方に前記湾曲パネルAからなる幕板B4を配し、該幕板B4は複数のアームB5によってヒンジ連結し、前記天板B2の折畳み動作に連動して該天板B2の後縁直下に立起した状態から前記脚部B1の後縁の湾曲形状に沿って畳まれた状態に変化するようになっている。ここで、前記幕板B4は、側面視形状において前記脚部B1の後縁の湾曲形状に調和するように湾曲した形状としている。
次に、本発明に係る湾曲パネルAは、パネル板1の裏面に補強板2を重合状態で配置し、一対の側縁部に保形部材3,3を設けるとともに、適宜両保形部材3,3の間に単数又は複数の補助保形部材4を設け、前記保形部材3,3によって、あるいは前記保形部材3,3と補助保形部材4によって前記パネル板1を湾曲形状に形状保持し、更に保形部材3,3を外覆するように化粧部材5,5を取付けた構造となっている。
更に詳しくは、前記パネル板1は、図2〜図4に示すように、曲げ弾性を有する長方形状のスチール板をプレス加工して形成する。本実施形態では、前記パネル板1は、表面板6の一対の長辺側縁部を内向きに断面略コ字形に折り返して補強縁7,7を形成し、他の一対の短辺側縁部を自由端縁8,8としたものである。ここで、前記補強縁7は、表面板6の端縁を略直角に折曲して縁板9を形成するとともに、該縁板9から内向きに略直角に折曲して保持板10を形成し、更に該保持板10から表面板6の裏面に向けて略直角に折曲片11を係止し、直線状態を維持する剛性が高い構造となっており、そして前記表面板6と縁板9、保持板10及び折曲片11とで係合溝12を形成している。尚、前記表面板6の裏面と前記折曲片11の端縁との間には空間を設けている。また、前記自由端縁8は、スチール板の切断縁をそのまま、あるいはバリ取り加工しただけのものであり、可撓性を有する構造となっている。
前記補強板2は、図2〜図4に示すように、スチール板からなる長方形状であり、長辺の長さは前記パネル板1の長辺の長さに略一致し、短辺の長さは前記パネル板1の両補強縁7,7の縁板9,9間の間隔よりも若干短く設定している。また、前記補強板2は、前記保形部材3、補助保形部材4による表面板6の局所的変形を抑制できればよいので、板厚として0.5mmのものを用いている。
前記保形部材3は、図2〜図4に示すように、略全長にわたって湾曲縁13を設けた剛性を有するスチール製長尺部材であり、特に強度が要求されるので板厚1.6mmのスチール板をプレス加工して作製している。本実施形態では、前述の折畳み式テーブルBの幕板B4として使用するので、アームB5を連結するためのヒンジ片14,14を形成している。具体的は、前記保形部材3は、基板15の両側に側板16,16を折曲形成した断面略コ字形の長尺部材であり、前記側板16,16の端縁を所望の曲率が得られるように前記湾曲縁13,13となしたものである。前記ヒンジ片14,14は、一方の側板16の延長線上に設け、前記基板15及び他方の側板16の一部を切起して形成している。また、前記保形部材3の両端部には、前記パネル板1の補強縁7,7に固定する固定片17,17を形成している。ここで、前記固定片17は、前記基板15に対して段状に背面側へ突出させて形成し、中心部に孔18をそれぞれ形成している。
前記パネル板1の表面板6及び補強板2は、図4(b)に示すように、略平面状であり、前記保形部材3,3を所定位置に取付けることによって、図4(a)に示すように湾曲した形状となるのである。詳しくは、前記保形部材3は、前記パネル板1の裏面で両自由端縁8,8に沿って配置し、前記固定片17を補強縁7の端部の折曲片11を切り欠いた部分から係合溝12内に挿入し、前記保持板10の内側に重合した状態で、該保持板10に設けた孔19と前記孔18とを利用してネジ止め又はリベット止めするか、あるいは爪と孔による係合構造や溶接、接着等の適宜な固定手段で固定する。この際、前記表面板6の裏面には前記補強板2を重合状態に保持し、前記保形部材3,3の湾曲縁13,13を該補強板2に圧接して、前記パネル板1の表面板6及び補強板2を湾曲縁13に沿った形状に湾曲させるのである。ここで、前記パネル板1の板厚が十分に厚く、前記保形部材3の湾曲縁13が圧接した部分の表面板6の局所的な変形が生じなければ、前記補強板2を省略することも可能である。
そして、図3に示すように、両保形部材3,3間のスパンが長い場合は、その間に単数又は複数の補助保形部材4を配置し、該補助保形部材4の両端部をパネル板1の両補強縁7,7に固定するとともに、該補助保形部材4の湾曲縁20を前記パネル板1の裏面に重合した補強板2に圧接することによって、形状安定性を高めるのである。ここで、前記補助保形部材4は、図2及び図5に示すように、断面略コ字形の長尺部材であり、前記ヒンジ片14,14が無い以外は前記保形部材3と略同じ構造を有している。つまり、前記補助保形部材4は、基板21の両側に側板22,22を折曲形成した断面略コ字形の長尺部材であり、前記側板22,22の端縁に前記保形部材3の湾曲縁13と同じ曲率の湾曲縁20,20を形成したものである。また、前記補助保形部材4の両端部は、前記基板21の延長線上に固定片23,23を形成し、該固定片23の中心部に孔24を形成している。そして、前記補助保形部材4は、前記両保形部材3,3の間であって前記パネル板1の裏面側に配置し、両端部の固定片23,23を前記補強縁7,7の保持板10,10の外側面に重合した状態で、該保持板10に形成した孔25と前記孔24とを利用してネジ止め又はリベット止めするか、あるいは爪と孔による係合構造や溶接、接着等の適宜な固定手段で固定する。ここで、前記補助保形部材4の横幅、つまり基板21の横幅は広くても良く、極端には前記パネル板1の裏面略全面を覆うような広さのものでも良いが、その場合には前記湾曲縁20を有する側板22に相当する部材を所定間隔で突設するものとする。
前記化粧部材5は、合成樹脂製であり、図2、図3及び図6に示すように、前記パネル板1の自由端縁8,8側の端部で、該自由端縁8を覆うように前記保形部材3に外覆して取付ける。具体的には、前記化粧部材5は、前記パネル板1の自由端縁8と両補強縁7,7の端部を受け入れる側カバー部26と、前記保形部材3を外覆する裏カバー部27とを備えている。そして、前記パネル板1に前記保形部材3を取付けた状態で、側方から当該化粧部材5をパネル板1の端部に嵌合して、前記パネル板1の側カバー部26で自由端縁8を覆うとともに、裏カバー部27で前記保形部材3を外覆し、該保形部材3の基板15の裏面に当接した裏カバー部27を該基板15にネジ止めして取付ける。
本実施形態では、前記パネル板1が平面状のスチール板である例であるが、波板等の凹凸を有するものでも良く、また材質もアクリル板等の合成樹脂板やベニヤ板等の合板でも構わないのである。また、前記補強板2の材質として、スチール板以外に、アルミ板、合成樹脂板等適宜選択できる。そして、前記保形部材3や補助保形部材4の材質も剛性の高いものであれば適宜採用でき、スチール板を板金加工したもの以外にもアルミダイカスト製、合成樹脂成形品、木製等適宜採用できる。
また、用途によって強度が不足する場合には、図7及び図8に示すように、前記パネル板1の裏面側で両保形部材3,3に渡って補強部材28を設けることができる。この場合、前記補助保形部材4に部分的に切欠部を設け、前記補強部材28を補助保形部材4に対して貫通させ、更に該補強部材28を前記補強板2に接触するように取付ける。尚、前記補強板2を省略できる場合には、補強部材28が前記パネル板1の表面板6の裏面に直接接触する。ここで、本発明に係る湾曲パネルAを単独で使用する場合、前記補助保形部材4や補強部材28を裏板で完全に隠すことも好ましい。
また、図9に示したものは、他の実施形態である。前述の実施形態では、前記保形部材3の湾曲縁13や補助保形部材4の湾曲縁20が前記パネル板1の裏面に重合した補強板2の裏面あるいはパネル板1の表面板6の裏面に圧接する構造を示したが、製造誤差やパネル板1に変形力が作用した際に、湾曲縁13、20と表面板6あるいは補強板2との間に隙間が生じてガタつきが発生する場合も想定される。本実施形態は、前記保形部材3の両側板16,16間の凹溝部及び前記補助保形部材4の両側板22,22間の凹溝部に、発泡ポリエチレン、発泡ウレタン、ゴム、エラストマー等で成形した弾性変形部材29を装着し且つ該弾性変形部材29が前記湾曲縁13、20から若干突出するように設定し、該弾性変形部材29が前記補強板2の裏面あるいはパネル板1の表面板6の裏面に変形しながら圧接する構造とし、ガタつきやガタつきによる音の発生を防止している。しかし、この場合も前記パネル板1の表面板6を湾曲形状に保持するのは、前記保形部材3の湾曲縁13と補助保形部材4の湾曲縁20であることには違いがない。また、前記保形部材3の湾曲縁13と補助保形部材4の湾曲縁20に沿ってパッキン又はそれに類似する緩衝部材を被せて、前記補強板2との間でガタつきやガタつきによる音の発生を防止するようにすることも好ましい。
このような本発明に係る湾曲パネルAの他の用途としては、図10に示すように、部屋の内部に独立して存在する四角形の構造柱Cの周囲を覆うように装着する柱巻きパネルとして使用することができる。この場合、パネル板1の湾曲形状によって四角形の構造柱Cを丸みを帯びた外観にすることができる。
また、本発明に係る湾曲パネルAの更に他の用途としては、図11に示すように、複数枚側方へ連結して室内空間を区画する衝立パネルとして用いることも可能であり、更に図示しないが通常構造の間仕切パネルのパネル板の代わりに用いることも可能である。
本発明の湾曲パネルを幕板として使用した折畳み式テーブルの側面図である。 本発明の湾曲パネルの分解斜視図である。 同じく湾曲パネルの背面図である。 パネル板、補強板及び保形部材との関係を示し、(a)は組立状態の断面図、(b)は分解状態の断面図である。 パネル板、補強板及び補助保形部材との関係を示し、(a)は組立状態の断面図、(b)は分解状態の断面図である。 パネル板の端部に化粧部材を取付けた状態の断面図である。 補強部材を設けた湾曲パネルの背面図である。 同じく補強部材を設けた湾曲パネルの背面図である。 弾性変形部材を用いた他の実施形態であり、パネル板、補強板及び保形部材との関係を示し、(a)は組立状態の断面図、(b)は分解状態の断面図である。 本発明の湾曲パネルを柱巻きパネルとして用いた例を示す斜視図である。 本発明の湾曲パネルを衝立パネルとして用いた例を示す斜視図である。
A 湾曲パネル B 折畳み式テーブル
1 パネル板 2 補強板
3 保形部材 4 補助保形部材
5 化粧部材 6 表面板
7 補強縁 8 自由端縁
9 縁板 10 保持板
11 折曲片 12 係合溝
13 湾曲縁 14 ヒンジ片
15 基板 16 側板
17 固定片 18 孔
19 孔 20 湾曲縁
21 基板 22 側板
23 固定片 24 孔
25 孔 26 側カバー部
27 裏カバー部 28 補強部材
29 弾性変形部材
B1 脚部 B2 天板
B3 支持体 B4 幕板(湾曲パネル)
B5 アーム

Claims (3)

  1. 曲げ弾性を有する長方形状のパネル板における一対の縁部に、直線状態を維持する補強縁を裏面内向きに形成するとともに、他の一対の縁部を可撓性のある自由端縁とし、前記パネル板の裏面の略全面に補強板を重合状態で配置し、前記パネル板の裏面で両自由端縁に沿って、略全長にわたって湾曲縁を設けた剛性を有する保形部材を配置するとともに、前記両保形部材の間に、略全長にわたって湾曲縁を設けた補助保形部材を単数又は複数間隔を置いて配置し、前記保形部材の湾曲縁と前記補助保形部材の湾曲縁を前記パネル板の裏面に前記補強板を介して間接的に圧接するとともに、前記保形部材の両端部と前記補助保形部材の両端部を前記両補強縁に固定し、前記パネル板を湾曲形状に保持することを特徴とする湾曲パネル。
  2. 曲げ弾性を有する長方形状のパネル板における一対の縁部に、直線状態を維持する補強縁を裏面内向きに形成するとともに、他の一対の縁部を可撓性のある自由端縁とし、前記パネル板の裏面で両自由端縁に沿って、略全長にわたって湾曲縁を設けた剛性を有する保形部材を配置するとともに、前記両保形部材の間に、略全長にわたって湾曲縁を設けた補助保形部材を単数又は複数間隔を置いて配置し、更に前記保形部材と前記補助保形部材に、各湾曲縁から若干突出するように弾性変形部材を装着し、あるいは各湾曲縁に沿って緩衝部材を被せ、前記保形部材の湾曲縁と前記補助保形部材の湾曲縁を前記パネル板の裏面に直接的又は間接的に圧接するとともに、前記弾性変形部材を前記パネル板の裏面に変形しながら直接的又は間接的に圧接し、あるいは前記保形部材の湾曲縁と前記補助保形部材の湾曲縁に被せた緩衝部材を前記パネル板の裏面に変形しながら直接的又は間接的に圧接し、更に前記保形部材の両端部と前記補助保形部材の両端部を前記両補強縁に固定し、前記パネル板を湾曲形状に保持することを特徴とする湾曲パネル。
  3. 前記パネル板の自由端縁側の端部で、該自由端縁を覆うように化粧部材を前記両保形部材に外覆して取付けてなる請求項1又は2記載の湾曲パネル。
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