JP4660885B2 - 電気蚊取り用マット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気蚊取り用マットに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
電気蚊取り用マットは、殺虫有効成分を繊維質や多孔質担体に保持させたもので、通常約140〜200℃に加熱して蚊などの害虫防除に用いられている。
本発明は、10〜12時間程度の比較的長時間にわたって、蚊等の飛翔性害虫を防除するのに有効な電気蚊取り用マットを提供することを課題とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、ある特定のピレスロイド化合物およびエステル化合物を含有する電気蚊取り用マットが、長時間にわたって害虫、特に蚊等の飛翔性害虫に卓効を示すことを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明は2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラートおよび2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラートから選ばれる少なくとも1種およびエステル化合物を含有する電気蚊取り用マット(以下、本発明マットと記す)を提供するものである。
【0004】
【発明の実施の形態】
以下、本発明につき詳細に説明する。
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラートおよび2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラートは、害虫防除活性成分として、特開平12−63329号公報に記載の化合物であり、該公報に記載の方法に準じて製造することができる。尚、本明細書においては、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラートおよび/または2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラートを総称して本化合物と記す。
【0005】
本化合物には不斉炭素に基づく光学異性体や、シクロプロパン環、二重結合に基づく幾何異性体等の立体異性体が存在する。害虫防除活性を有する全ての光学異性体やその混合物、害虫防除活性を有する全ての幾何異性体やその混合物が本化合物には含まれる。
【0006】
本発明マットにおけるエステル化合物として、例えばハロゲン原子を含有しないエステル化合物が用いられる。
また、本発明マットにおけるエステル化合物として、例えば常温で液体のエステル化合物が用いられる。
【0007】
好ましくは、Stephen F. Donovanによって報告された方法(New method for estimating vapor pressure by the use of gas chromatography: Journal of Chromatography A. 749(1996)123-129、以下、Donovan法と記す。)により求められる25℃の蒸気圧が1×10-11〜1×10-5mmHgのエステル化合物が用いられ、さらに好ましくは1×10-10〜5×10-6mmHgのエステル化合物が用いられる。
【0008】
かかるエステル化合物としては、例えばジイソデシルフタレート(蒸気圧1.0×10-8 mmHg(25℃))、ジ2−エチルヘキシルフタレート(蒸気圧1.4×10-7 mmHg(25℃))、ジイソデシルアジペ−ト(蒸気圧2.4×10-7 mmHg(25℃))、ジn−オクチルセバケート(蒸気圧2.1×10-8 mmHg(25℃))、ジイソノニルアジペ−ト(蒸気圧6.2×10-8 mmHg(25℃))、ジ2−エチルヘキシルセバケ−ト(蒸気圧2.1×10-8 mmHg(25℃))、ジ2−エチルヘキシルアゼレ−ト、ジn−ヘキシルアゼレ−ト、ジ2−エチルヘキシルドデカノエ−ト(蒸気圧5.4×10-9 mmHg(25℃))、ジブトキシエトキシエチルアジペ−ト(蒸気圧2.4×10-8 mmHg(25℃))、イソプロピルパルミテート(蒸気圧8.1×10-6 mmHg(25℃))、ジオクチルアジペート(蒸気圧4×10-7 mmHg(25℃))、ジn−ブチルセバケート(蒸気圧2.7×10-6 mmHg(25℃))、アセチルトリブチルシトレート(蒸気圧1.3×10-6 mmHg(25℃))、ジ2−エチルヘキシルマレート(蒸気圧3.1×10-6 mmHg(25℃))、イソプロピルミリステート(蒸気圧5.5×10-5 mmHg(25℃))、トリ2−エチルヘキシルトリメート(蒸気圧1.6×10-10 mmHg(25℃))、610A(三建化工社商品名、エステル系溶剤、蒸気圧3.1×10-6 〜3.4×10-8mmHg(25℃))、等が挙げられる。尚、かっこ内に示した蒸気圧はDonovan法により求められる蒸気圧を表わす。
【0009】
本発明マットには、本化合物及びエステル化合物の他、溶剤、色素、酸化防止剤、共力剤、酸化防止剤、安定化剤等を適宜含有していてもよい。
本発明マットに用いられ得る溶剤としては、例えばノルマルパラフィン系溶剤、イソパラフィン系溶剤、ナフテン系溶剤溶剤等が挙げられる。
【0010】
本発明マットにおいて用いられ得る色素としては、例えば、1,4−ジブチルアミノアントラキノン、1,4−ジイソプロピルアミノアントラキノン、1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニルアミノ)アントラキノン、1−メチルアミノ−4−オルトトリルアミノアントラキノン、1−メチルアミノ−4−メタトリルアミノアントラキノン、1−メチルアミノ−4−パラトリルアミノアントラキノン等のアントラキノン系青色色素等があげられる。これらの色素は、1種を単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよく、また色目の異なる他の色素と混合して用いてもよい。
【0011】
本発明マットに用いられ得る酸化防止剤としては、例えばジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、2,2−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノ−ル等のフェノール系抗酸化剤等が挙げられる。
【0012】
本発明マットに用いられ得る共力剤としては、例えばビス−(2,3,3,3−テトラクロロプロピル)エ−テル(S−421)、N−(2−エチルヘキシル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3ジカルボキシイミド(MGK264)、α−[2−(2−ブトキシエトキシ)エトキシ]−4,5−メチレンジオキシ−2−プロピルトルエン(PBO)等が挙げられる。
【0013】
本発明マットに用いられ得る安定化剤としては、例えばベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤等の紫外線吸収剤が挙げられる。
【0014】
本発明マットにはさらに、他の害虫防除活性化合物や、忌避剤等を適宜含有することができ、これにより効力をさらに向上させることが期待できる。
他の殺虫活性成分としては、例えば、アレスリン、テトラメスリン、プラレトリン、フェノトリン、レスメトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、トラロメトリン、シフルトリン、フラメトリン、イミプロトリン、エトフェンプロックス、フェンバレレート、フェンプロパスリン、シラフルオフェン、トランスフルスリン、テラレトリン、ビフェントリン、エンペントリン、2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニル)−シクロペント−2−エニル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート等のピレスロイド化合物、ジクロルボス、フェニトロチオン、テトラクロロビンホス、フェンチオン、クロルピリホス、ダイアジノン等の有機燐化合物、プロポキサー、カルバリル、メトキサジアゾン、フェノブカルブ等のカーバメート化合物、ルフェヌロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロン、ジフルベンズロン、シロマジン、1−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−[2−フルオロ−4−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]ウレア等のキチン形成阻害物質、ピリプロキシフェン、メトプレン、ハイドロプレン、フェノキシカルブ等の幼若ホルモン様物質、ネオニコチノイド系化合物、N−フェニルピラゾール系化合物等を挙げることができる。
【0015】
忌避剤としては、例えば、N,N−ジエチル−m−トルアミド、リモネン、リナロール、シトロネラール、メントール、メントン、ヒノキチオール、ゲラニオール、ユーカリプトール、インドキサカルブ、カラン−3,4−ジオール、MGK−R−326、MGK−R−874、BAY−KBR−3023等を挙げることができる。
【0016】
本発明マットは、例えば、本化合物及びエステル化合物、必要により溶剤、色素、酸化防止剤、共力剤、安定化剤、香料などを混合して得られる溶液を、繊維質担体や多孔質担体に含浸させることによって製造することができる。
繊維質担体としては、例えばパルプ、セルロース、綿等の天然繊維、ポリエステル、アクリル等の合成繊維、ガラス繊維、石綿などの無機繊維等を挙げることができ、多孔質担体としては、例えばケイソウ土等の多孔質無機物質、素焼等の多孔質磁性物質、発泡ウレタン、発泡ポリプロピレン等の多孔質樹脂等を挙げることができる。
【0017】
電気蚊取り用マットは、通常2.2cm×3.5cm×0.28cm程度の大きさのものが使用されているが、特にこの形状に限定されることはなく、マットの形状の変化に合わせて、適時配合組成物の比率を調整して用いることができる。本発明においては、該2.2cm×3.5cm×0.28cmのマット1枚あたりエステル化合物を、通常5〜200mg程度、本化合物を、通常1〜20mg程度含有し、必要により色素を合計量で0.1〜4mg程度、安定化剤を2〜100mg程度、香料を2〜20mg程度含有し得る。
【0018】
本発明マットを、例えばヒーターを備えた通常の電気蚊取り器により通常約140〜200℃程度に加熱することによって、害虫を防除することができる。
防除し得る害虫としては、例えば、各種の有害昆虫、ダニ類等の節足動物を挙げることができ、特に飛翔性害虫、例えばアカイエカ、コガタアカイエカ等のイエカ類、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等のヤブカ類、シナハマダラカ等のハマダラカ類、ユスリカ類、イエバエ、オオイエバエ、ヒメイエバエ等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、ショウジョウバエ類、チョウバエ類、ノミバエ類、アブ類、ブユ類、サシバエ類、ヌカカ類等の双し目害虫が挙げられる。
【0019】
【実施例】
以下、製造例及び試験例をあげて、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるものではない。
実施例1
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル (1R)−トランス−3−(1−プロペニル(Z/E=8/1))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(以下、本化合物A1と記す)5重量%、ジブチルヒドロキシトルエン10重量%、1,4−ジイソプロピルアミノアントラキノン0.5重量%、ジイソノニルアジペ−ト40重量%、及びIPソルベント2028(イソパラフィン系溶剤、出光石油化学株式会社)44.5重量%からなる溶液100mgを2.2cm×3.5cm×0.28cmのパルプ、コットンリンターからなる繊維質担体に含浸させ、本発明マット1を得る。
【0020】
実施例2
本化合物A1の溶液中の濃度を10重量%とし、IPソルベント2028(イソパラフィン系溶剤、出光石油化学株式会社)の濃度を39.5重量%とする以外は実施例1と同様の操作を行い、本発明マット2を得る。
【0021】
実施例3
本化合物A1の溶液中の濃度を20重量%とし、IPソルベント2028(イソパラフィン系溶剤、出光石油化学株式会社)の濃度を29.5重量%とする以外は実施例1と同様の操作を行い、本発明マット3を得る。
【0022】
実施例4
ジイソノニルアジペ−トの溶液中の濃度を60重量%とし、IPソルベント2028(イソパラフィン系溶剤、出光石油化学株式会社)の濃度を24.5重量%とした以外は実施例1と同様の操作を行い、本発明マット4を得た。
【0023】
実施例5
本化合物A1の溶液中の濃度を10重量%とし、IPソルベント2028(イソパラフィン系溶剤、出光石油化学株式会社)の濃度を19.5重量%とする以外は実施例4と同様の操作を行い、本発明マット5を得る。
【0024】
実施例6
本化合物A1の溶液中の濃度を20重量%とし、IPソルベント2028(イソパラフィン系溶剤、出光石油化学株式会社)の濃度を9.5重量%とする以外は実施例4と同様の操作を行い、本発明マット6を得る。
【0025】
実施例7
ジイソノニルアジペ−トの溶液中の濃度を84.5重量%とし、 IPソルベント2028(イソパラフィン系溶剤、出光石油化学株式会社)を用いない以外は実施例4と同様の操作を行い、本発明マット7を得た。
【0026】
実施例8
本化合物A1の溶液中の濃度を10重量%とし、ジイソノニルアジペ−トの濃度を79.5重量%とする以外は実施例7と同様の操作を行い、本発明マット8を得る。
【0027】
実施例9
本化合物A1の溶液中の濃度を20重量%とし、ジイソノニルアジペ−トの濃度を69.5重量%とする以外は実施例7と同様の操作を行い、本発明マット9を得る。
【0028】
実施例10
ジイソノニルアジペ−トに代えてトリ2−エチルヘキシルトリメ−トを用いた以外は実施例7と同様の操作を行い、本発明マット10を得た。
【0029】
実施例11
ジイソノニルアジペ−トに代えてジ2−エチルヘキシルドデカノエートを用いた以外は実施例7と同様の操作を行い、本発明マット11を得た。
【0030】
実施例12
ジイソノニルアジペ−トに代えてジ2−エチルヘキシルセバケートを用いた以外は実施例7と同様の操作を行い、本発明マット12を得た。
【0031】
実施例13
ジイソノニルアジペ−トに代えて610A(エステル系溶剤、三建化工)を用いた以外は実施例7と同様の操作を行い、本発明マット13を得た。
【0032】
実施例14
ジイソノニルアジペ−トに代えてアセチルトリブチルシトレートを用いた以外は実施例7と同様の操作を行い、本発明マット14を得た。
【0033】
実施例15
ジイソノニルアジペ−トに代えてジ2−エチルヘキシルアジペートを用いた以外は実施例7と同様の操作を行い、本発明マット15を得た。
【0034】
実施例16〜22
ジイソノニルアジペ−トに代えてトリ2−エチルヘキシルトリメ−トを用いる以外は実施例1、2、3、5、6、8及び9の各々と同様の操作を行い、本発明マット16〜22を得る。
【0035】
実施例23〜29
ジイソノニルアジペ−トに代えてジ2−エチルヘキシルドデカノエートを用いる以外は実施例1、2、3、5、6、8及び9の各々と同様の操作を行い、本発明マット23〜29を得る。
【0036】
実施例30〜36
ジイソノニルアジペ−トに代えてジ2−エチルヘキシルセバケートを用いる以外は実施例1、2、3、5、6、8及び9の各々と同様の操作を行い、本発明マット30〜36を得る。
【0037】
実施例37〜43
ジイソノニルアジペ−トに代えて610(エステル系溶剤、三建化工)を用いる以外は実施例1、2、3、5、6、8及び9の各々と同様の操作を行い、本発明マット37〜43を得る。
【0038】
実施例44〜50
ジイソノニルアジペ−トに代えてアセチルトリブチルシトレートを用いる以外は実施例1、2、3、5、6、8及び9の各々と同様の操作を行い、本発明マット44〜50を得る。
【0039】
実施例51〜57
ジイソノニルアジペ−トに代えてジ2−エチルヘキシルアジペートを用いる以外は実施例1、2、3、5、6、8及び9の各々と同様の操作を行い、本発明マット51〜57を得る。
【0040】
実施例51〜57
化合物A1に代えて化合物Bを用いる以外は実施例1〜57の各々と同様の操作を行い、本発明マット58〜114を得る。
【0041】
比較実施例1
100mgの本化合物A1及び50mgのPBOをアセトンに加えて溶解し、全体の容量を10mlとする。この溶液0.5mlを2.2cm×3.5cm×0.28cmのパルプ、コットンリンターからなる繊維質担体に含浸させ、比較用マット1を得た。
【0042】
試験例1
アカイエカ(Culex pipiens pallens)雌成虫10頭を入れたガラス管(高さ12cm、内径4cm、両端を16メッシュナイロンネットで閉じたもの)を2本準備した。
高さ80cm、直径20cmの試験用シリンダーの上部に直径方向、中心部分に巾7.8cmの金属製の上記ガラス管用台座を渡した。この台座にはシリンダーの中心より4cmの位置にガラス管内径と同じ直径4cmの穴が対称に2個開いており、この台座にアカイエカ雌成虫を入れた上記ガラス管を置き、試験用シリンダーの下からの気流がガラス管内を通り抜ける状態とした。直径20cm、高さ30cmの観察用の透明樹脂製円筒を試験用シリンダーの上部に、両者の外径が重なるように設置した。
【0043】
本発明マット13を市販の電気蚊取り器を用いて予め160〜170℃で0.5時間加熱しておいたものを試験用シリンダー内の底面に移動し、該電気蚊取り器による加熱を継続し、経過時間ごとのノックダウンしたアカイエカ雌成虫数をカウントし、供試したアカイエカ雌成虫の50%がノックダウンする時間(KT50値)を求めた。該ガラス管を取り除き、さらに該電気蚊取り器による加熱を継続した。最初に加熱を開始した時点(予め試験用シリンダー外で160〜170℃での加熱を開始した時点)から5及び10時間後に新たなアカイエカを用いて同様の試験を行なった。
結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
Figure 0004660885
【0045】
試験例2
本発明マット4、7、10、11、12、14、15、比較用マット1のそれぞれを用いて、10時間経過後におけるアカイエカに対するノックダウン効果を調べる試験を試験例1と同様にして行なった。
結果を表2に示す。
【0046】
【表2】
Figure 0004660885
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、比較的長時間にわたって、極めて効果的に害虫、特に蚊等の飛翔性害虫を防除することができる。

Claims (1)

  1. 2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラートおよび2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラートから選ばれる少なくとも1種およびエステル化合物を含有する電気蚊取り用マットであって、エステル化合物が、ジイソノニルアジペ−ト、トリ2−エチルヘキシルトリメ−ト、ジ2−エチルヘキシルドデカノエート、ジ2−エチルヘキシルセバケート、アセチルトリブチルシトレートおよびジ2−エチルヘキシルアジペートからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする電気蚊取り用マット
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