JP2001328914A - 電気蚊取り用マット - Google Patents

電気蚊取り用マット

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JP2001328914A
JP2001328914A JP2000147617A JP2000147617A JP2001328914A JP 2001328914 A JP2001328914 A JP 2001328914A JP 2000147617 A JP2000147617 A JP 2000147617A JP 2000147617 A JP2000147617 A JP 2000147617A JP 2001328914 A JP2001328914 A JP 2001328914A
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Tomonori Iwasaki
智則 岩崎
Tadakatsu Matsunaga
忠功 松永
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間にわたって、例えば蚊等の飛翔性害虫
を防除するのに有効な電気蚊取り用マットを提供する。 【解決手段】 2,3,5,6−テトラフルオロ−4−
メトキシメチルベンジル3−(2−メチル−1−プロペ
ニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラ
ートおよびエステル化合物を含有する電気蚊取り用マッ
ト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気蚊取り用マット
に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】電気蚊取り用マット
は、殺虫有効成分を繊維質や多孔質担体に保持させたも
ので、通常約140〜200℃に加熱して蚊などの害虫
防除に用いられている。本発明は、10〜12時間程度
の比較的長時間にわたって、害虫、特に蚊等の飛翔性害
虫を防除するのに有効な電気蚊取り用マットを提供する
ことを課題とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
重ねた結果、ある特定のピレスロイド化合物およびエス
テル化合物を含有する電気蚊取り用マットが、長時間に
わたって害虫、特に蚊等の飛翔性害虫に卓効を示すこと
を見出し、本発明に至った。即ち、本発明は2,3,
5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル
3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシラート(以下、本化合物
と記す)およびエステル化合物を含有する電気蚊取り用
マット(以下、本発明マットと記す)を提供するもので
ある。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき詳細に説明す
る。本化合物は例えば以下の方法により製造することが
できる。 式(1) で示されるカルボン酸化合物またはその酸ハライドと式
(2) で示されるアルコール化合物とを反応させることにより
製造する方法。
【0005】該反応は、通常有機溶媒中で、必要に応じ
て反応助剤の存在下に行われる。反応時間の範囲は通
常、5分間〜72時間程度であり、反応温度は通常、−
80℃〜200℃であるが、有機溶媒の沸点が200℃
未満の場合には沸点以下で、有機溶媒の凝固点が−80
℃以上の場合には凝固点を超える温度である。式(1)
で示されるカルボン酸化合物またはその酸ハライドと式
(2)で示されるアルコール化合物とのモル比は適宜決
めることができるが、1:1またはそれに近い比率で行
うのが好ましい。
【0006】反応助剤としては、式(1)で示されるカ
ルボン酸化合物を用いる場合には、例えばジシクロヘキ
シルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミドハイドロクロリド、ジ
エチルアゾジカルボキシラートまたはジイソプロピルア
ゾジカルボキシラートとトリフェニルホスフィンとの試
剤等を挙げることができ、式(1)で示されるカルボン
酸化合物の酸ハライドを用いる場合には、例えばトリエ
チルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、ジイソプロ
ピルエチルアミン等の3級アミンを挙げることができ
る。
【0007】溶媒としては、例えばトルエン、ヘキサン
等の炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロ
エタン等のハロゲン化炭化水素類等を挙げることがで
き、これらは単独で、あるいは混合して使用することが
できる。反応液をガスクロマトグラフィー、液体クロマ
トグラフィー等により分析することにより反応の進行及
び終了をチェックすることができ、反応終了後、反応液
に洗浄、抽出、濃縮等の通常の後処理操作を付すことに
より本化合物を得ることができる。必要によりカラムク
ロマトグラフィー、蒸留等により精製することもでき
る。式(2)で示されるアルコール化合物は、特開平4
−6694号公報に記載の方法に準じて製造することが
できる。
【0008】本化合物には不斉炭素に基づく光学異性体
やシクロプロパン環に基づく幾何異性体等の立体異性体
が存在する。害虫防除活性を有する全ての光学異性体や
その混合物、害虫防除活性を有する全ての幾何異性体や
その混合物が本化合物には含まれる。
【0009】本発明マットにおけるエステル化合物とし
て、例えばハロゲン原子を含有しないエステル化合物が
用いられる。また、本発明マットにおけるエステル化合
物として、例えば常温で液体のエステル化合物が用いら
れる。好ましくは、Stephen F. Donovanによって報告さ
れた方法(New method for estimating vapor pressure
by the use of gas chromatography: Journal of Chro
matography A. 749(1996)123-129、以下、Donova
n法と記す。)により求められる25℃の蒸気圧が1×
10-11〜5×10-6mmHgのエステル化合物が用い
られ、さらに好ましくは1×10-10〜1×10-6mm
Hgのエステル化合物が用いられる。かかるエステル化
合物としては、例えばジイソデシルフタレート(蒸気圧
1.0×10-8 mmHg(25℃))、ジ2−エチル
ヘキシルフタレート(蒸気圧1.4×10-7 mmHg
(25℃))、ジイソデシルアジペ−ト(蒸気圧2.4
×10-7 mmHg(25℃))、ジn−オクチルセバ
ケート(蒸気圧2.1×10-8 mmHg(25
℃))、ジイソノニルアジペ−ト(蒸気圧6.2×10
-8 mmHg(25℃))、ジ2−エチルヘキシルセバ
ケ−ト(蒸気圧2.1×10-8 mmHg(25
℃))、ジ2−エチルヘキシルアゼレ−ト、ジn−ヘキ
シルアゼレ−ト、ジ2−エチルヘキシルドデカノエ−ト
(蒸気圧5.4×10 -9 mmHg(25℃))、ジブ
トキシエトキシエチルアジペ−ト(蒸気圧2.4×10
-8 mmHg(25℃))、イソプロピルパルミテート
(蒸気圧8.1×10-6 mmHg(25℃))、ジオ
クチルアジペート(蒸気圧3.2×10- 6 mmHg
(25℃))、ジn−ブチルセバケート(蒸気圧2.7
×10-6 mmHg(25℃))、アセチルトリブチル
シトレート(蒸気圧1.3×10-6mmHg(25
℃))、ジ2−エチルヘキシルマレート(蒸気圧3.1
×10-6mmHg(25℃))、イソプロピルミリステ
ート(蒸気圧5.5×10-5 mmHg(25℃))等
が挙げられる。尚、かっこ内に示した蒸気圧はDono
van法により求められる蒸気圧を表わす。
【0010】本発明マットには、本化合物及びエステル
化合物の他、溶剤、色素、酸化防止剤、共力剤、酸化防
止剤、安定化剤等を適宜含有していてもよい。本発明マ
ットに用いられ得る溶剤としては、例えばノルマルパラ
フィン系溶剤、イソパラフィン系溶剤、ナフテン系溶剤
溶剤等が挙げられる。
【0011】本発明マットにおいて用いられ得る色素と
しては、例えば、1,4−ジブチルアミノアントラキノ
ン、1,4−ジイソプロピルアミノアントラキノン、
1,4−ビス(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル
アミノ)アントラキノン、1−メチルアミノ−4−オル
トトリルアミノアントラキノン、1−メチルアミノ−4
−メタトリルアミノアントラキノン、1−メチルアミノ
−4−パラトリルアミノアントラキノン等のアントラキ
ノン系青色色素等があげられる。これらの色素は、1種
を単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよく、
また色目の異なる他の色素と混合して用いてもよい。
【0012】本発明マットに用いられ得る酸化防止剤と
しては、例えばジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒ
ドロキシアニソール、2,2−メチレンビス(4−メチ
ル−6−tert−ブチルフェノール)、2,6−ジ−
t−ブチル−4−メチルフェノ−ル等のフェノール系抗
酸化剤等が挙げられる。
【0013】本発明マットに用いられ得る共力剤として
は、例えばビス−(2,3,3,3−テトラクロロプロ
ピル)エ−テル(S−421)、N−(2−エチルヘキ
シル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,
3ジカルボキシイミド(MGK264)、α−[2−
(2−ブトキシエトキシ)エトキシ]−4,5−メチレ
ンジオキシ−2−プロピルトルエン(PBO)等が挙げ
られる。
【0014】本発明マットに用いられ得る安定化剤とし
ては、例えばベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベン
ゾフェノン系紫外線吸収剤等の紫外線吸収剤が挙げられ
る。
【0015】本発明マットにはさらに、他の害虫防除活
性化合物や、忌避剤等を適宜含有することができ、これ
により効力をさらに向上させることが期待できる。他の
殺虫活性成分としては、例えば、アレスリン、テトラメ
スリン、プラレトリン、フェノトリン、レスメトリン、
シフェノトリン、ペルメトリン、シペルメトリン、デル
タメトリン、トラロメトリン、シフルトリン、フラメト
リン、イミプロトリン、エトフェンプロックス、フェン
バレレート、フェンプロパスリン、シラフルオフェン、
トランスフルスリン、テラレトリン、ビフェントリン、
エンペントリン、2−メチル−4−オキソ−3−(2−
プロピニル)−シクロペント−2−エニル 3−(2,
2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパ
ンカルボキシレート等のピレスロイド化合物、ジクロル
ボス、フェニトロチオン、テトラクロロビンホス、フェ
ンチオン、クロルピリホス、ダイアジノン等の有機燐化
合物、プロポキサー、カルバリル、メトキサジアゾン、
フェノブカルブ等のカーバメート化合物、ルフェヌロ
ン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロン、ジフルベ
ンズロン、シロマジン、1−(2,6−ジフルオロベン
ゾイル)−3−[2−フルオロ−4−(1,1,2,
3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]ウ
レア等のキチン形成阻害物質、ピリプロキシフェン、メ
トプレン、ハイドロプレン、フェノキシカルブ等の幼若
ホルモン様物質、ネオニコチノイド系化合物、N−フェ
ニルピラゾール系化合物等を挙げることができる。忌避
剤としては、例えば、N,N−ジエチル−m−トルアミ
ド、リモネン、リナロール、シトロネラール、メントー
ル、メントン、ヒノキチオール、ゲラニオール、ユーカ
リプトール、インドキサカルブ、カラン−3,4−ジオ
ール、MGK−R−326、MGK−R−874、BA
Y−KBR−3023等を挙げることができる。
【0016】本発明マットは、例えば、本化合物及びエ
ステル化合物、必要により溶剤、色素、酸化防止剤、共
力剤、安定化剤、香料などを混合して得られる溶液を、
繊維質担体や多孔質担体に含浸させることによって製造
することができる。繊維質担体としては、例えばパル
プ、セルロース、綿等の天然繊維、ポリエステル、アク
リル等の合成繊維、ガラス繊維、石綿などの無機繊維等
を挙げることができ、多孔質担体としては、例えばケイ
ソウ土等の多孔質無機物質、素焼等の多孔質磁性物質、
発泡ウレタン、発泡ポリプロピレン等の多孔質樹脂等を
挙げることができる。
【0017】電気蚊取り用マットは、通常2.2cm×
3.5cm×0.28cm程度の大きさのものが使用さ
れているが、特にこの形状に限定されることはなく、マ
ットの形状の変化に合わせて、適時配合組成物の比率を
調整して用いることができる。本発明においては、該
2.2cm×3.5cm×0.28cmのマット1枚あ
たりエステル化合物を、通常5〜200mg程度、本化
合物を、通常1〜20mg程度含有し、必要により色素
を合計量で0.1〜4mg程度、安定化剤を2〜100mg
程度、香料を2〜20mg程度含有し得る。
【0018】本発明マットを、例えばヒーターを備えた
通常の電気蚊取り器により通常約140〜200℃程度
に加熱することによって、害虫を防除することができ
る。防除し得る害虫としては、例えば、各種の有害昆
虫、ダニ類等の節足動物を挙げることができ、特に飛翔
性害虫、例えばアカイエカ、コガタアカイエカ等のイエ
カ類、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等のヤブカ類、
シナハマダラカ等のハマダラカ類、ユスリカ類、イエバ
エ、オオイエバエ、ヒメイエバエ等のイエバエ類、クロ
バエ類、ニクバエ類、ショウジョウバエ類、チョウバエ
類、ノミバエ類、アブ類、ブユ類、サシバエ類、ヌカカ
類等の双し目害虫が挙げられる。
【0019】
【実施例】以下、製造例及び試験例をあげて、本発明を
さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例のみに限
定されるものではない。 実施例1 本化合物5重量%、ジブチルヒドロキシトルエン10重
量%、1,4−ジイソプロピルアミノアントラキノン
0.5重量%、ジイソノニルアジペ−ト40重量%、及
びIPソルベント2028(イソパラフィン系溶剤、出
光石油化学株式会社)44.5重量%からなる溶液10
0mgを2.2cm×3.5cm×0.28cmのパル
プ、コットンリンターからなる繊維質担体に含浸させ、
本発明マット1を得た。
【0020】実施例2 本化合物の溶液中の濃度を6重量%とし、IPソルベン
ト2028(イソパラフィン系溶剤、出光石油化学株式
会社)の濃度を43.5重量%とする以外は実施例1と
同様の操作を行い、本発明マット2を得る。
【0021】実施例3 本化合物の溶液中の濃度を10重量%とし、IPソルベ
ント2028(イソパラフィン系溶剤、出光石油化学株
式会社)の濃度を39.5重量%とする以外は実施例1
と同様の操作を行い、本発明マット3を得る。
【0022】実施例4 本化合物の溶液中の濃度を12重量%とし、IPソルベ
ント2028(イソパラフィン系溶剤、出光石油化学株
式会社)の濃度を37.5重量%とする以外は実施例1
と同様の操作を行い、本発明マット4を得る。
【0023】実施例5 ジイソノニルアジペ−トの溶液中の濃度を60重量%と
し、IPソルベント2028(イソパラフィン系溶剤、
出光石油化学株式会社)の濃度を24.5重量%とした
以外は実施例1と同様の操作を行い、本発明マット5を
得た。
【0024】実施例6 本化合物の溶液中の濃度を6重量%とし、IPソルベン
ト2028(イソパラフィン系溶剤、出光石油化学株式
会社)の濃度を23.5重量%とする以外は実施例5と
同様の操作を行い、本発明マット6を得る。
【0025】実施例7 本化合物の溶液中の濃度を10重量%とし、IPソルベ
ント2028(イソパラフィン系溶剤、出光石油化学株
式会社)の濃度を19.5重量%とする以外は実施例5
と同様の操作を行い、本発明マット7を得る。
【0026】実施例8 本化合物の溶液中の濃度を12重量%とし、IPソルベ
ント2028(イソパラフィン系溶剤、出光石油化学株
式会社)の濃度を17.5重量%とする以外は実施例5
と同様の操作を行い、本発明マット8を得る。
【0027】実施例9 ジイソノニルアジペ−トの溶液中の濃度を84.5重量
%とし、 IPソルベント2028(イソパラフィン系
溶剤、出光石油化学株式会社)を用いない以外は実施例
5と同様の操作を行い、本発明マット9を得た。
【0028】実施例10 本化合物の溶液中の濃度を6重量%とし、ジイソノニル
アジペ−トの濃度を83.5重量%とする以外は実施例
9と同様の操作を行い、本発明マット10を得る。
【0029】実施例11 本化合物の溶液中の濃度を10重量%とし、ジイソノニ
ルアジペ−トの濃度を79.5重量%とする以外は実施
例9と同様の操作を行い、本発明マット11を得る。
【0030】実施例12 本化合物の溶液中の濃度を12重量%とし、ジイソノニ
ルアジペ−トの濃度を77.5重量%とする以外は実施
例9と同様の操作を行い、本発明マット12を得る。
【0031】実施例13〜15 ジイソノニルアジペ−トに代えてジn−オクチルセバケ
ートを用いた以外は実施例1、5及び9の各々と同様の
操作を行い、本発明マット13、14及び15を得た。
【0032】実施例16〜24 ジイソノニルアジペ−トに代えてジn−オクチルセバケ
ートを用いる以外は実施例2、3、4、6、7、8、1
0、11及び12の各々と同様の操作を行い、本発明マ
ット16〜24を得る。
【0033】実施例25 ジイソノニルアジペ−トに代えてアセチルトリブチルシ
トレートを用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
本発明マット25を得た。
【0034】実施例26〜36 ジイソノニルアジペ−トに代えてアセチルトリブチルシ
トレートを用いる以外は実施例2〜12と同様の操作を
行い、本発明マット26〜36を得る。
【0035】実施例37〜48 ジイソノニルアジペ−トに代えてジn−ブチルセバケー
トを用いる以外は実施例1〜12と同様の操作を行い、
本発明マット49〜60を得る。
【0036】実施例61〜72 ジイソノニルアジペ−トに代えてイソプロピルパルミテ
ートを用いる以外は実施例1〜12と同様の操作を行
い、本発明マット61〜72を得る。
【0037】試験例1 アカイエカ(Culex pipiens pallens)雌成虫10頭を
入れたガラス管(高さ12cm、内径4cm、両端を1
6メッシュナイロンネットで閉じたもの)を2本準備し
た。高さ80cm、直径20cmの試験用シリンダーの
上部に直径方向、中心部分に巾7.8cmの金属製の上
記ガラス管用台座を渡した。この台座にはシリンダーの
中心より4cmの位置にガラス管内径と同じ直径4cm
の穴が対称に2個開いており、この台座にアカイエカ雌
成虫を入れた上記ガラス管を置き、試験用シリンダーの
下からの気流がガラス管内を通り抜ける状態とした。直
径20cm、高さ30cmの観察用の透明樹脂製円筒を
試験用シリンダーの上部に、両者の外径が重なるように
設置した。
【0038】本発明マット1を市販の電気蚊取り器を用
いて予め160〜170℃で0.5時間加熱しておいた
ものを試験用シリンダー内の底面に移動し、該電気蚊取
り器による加熱を継続し、経過時間ごとのノックダウン
したアカイエカ雌成虫数をカウントし、供試したアカイ
エカ雌成虫の50%がノックダウンする時間(KT50
値)を求めた。該ガラス管を取り除き、さらに該電気蚊
取り器による加熱を継続した。最初に加熱を開始した時
点(予め試験用シリンダー外で160〜170℃での加
熱を開始した時点)から4、8及び12時間後に新たな
アカイエカを用いて同様の試験を行なった。また、本発
明マット5、9、13、14、15、25のそれぞれを
用いて、表1に示す時間経過後にアカイエカを用いる同
様の試験を上述の方法と同様にして行なった。結果を表
1に示す。
【0039】
【表1】 N.D.:測定せず
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、比較的長時間にわたっ
て、極めて効果的に害虫、特に蚊等の飛翔性害虫を防除
することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メ
    トキシメチルベンジル 3−(2−メチル−1−プロペ
    ニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラ
    ートおよびエステル化合物を含有する電気蚊取り用マッ
    ト。
  2. 【請求項2】エステル化合物としてハロゲン原子を含有
    しないエステル化合物を用いる請求項1に記載の電気蚊
    取り用マット。
  3. 【請求項3】エステル化合物として、Donovan法
    による25℃における蒸気圧が1×10-11〜5×10
    -6mmHgのエステル化合物を用いる請求項1または2
    に記載の電気蚊取りマット。
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