JP4720244B2 - 害虫防除液 - Google Patents

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本発明は害虫防除液、詳しくは加熱蒸散用害虫防除液に関する。
害虫防除液中に多孔質吸液芯の一部を浸漬して、該芯に害虫防除液を吸液させ、該芯の上部を加熱し、吸液された害虫防除液を蒸散させることによって害虫を防除する方法が知られており、該害虫防除方法に適用される害虫防除液及び加熱蒸散装置等が市販され、広く普及している。該害虫防除方法は、害虫防除液の蒸散を1日12時間行うとして、例えば90日以上の長期間にわたって該害虫防除液が収容されたボトルを交換することなく、該害虫防除液の蒸散を継続させて安定した害虫防除効果を発揮させるためには、該害虫防除液の大幅な増量が必要とされる。そのため、該害虫防除液を収容するボトル及び該害虫防除方法に用いられる加熱蒸散装置等の従来品からの設計変更が必要とされる等の製品普及上の課題が存在している。
本発明は、従来の害虫防除液と比較して大幅な増量を必要とすることなく長期間安定して加熱蒸散させること、並びに安定した害虫防除効果を長期間持続させることが可能な加熱蒸散用害虫防除液を提供することを課題とする。
本発明者は、加熱蒸散用害虫防除液について検討した結果、特定の蒸気圧を有するピレスロイド化合物、特定の置換基を有するエステル化合物、及び特定の留出温度を有する炭化水素系溶剤を含有してなる加熱蒸散用害虫防除液によって、上記の課題が解決されることを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明は以下の通りである。
〔1〕 Donovan法による25℃における蒸気圧が6×10-6〜1×10-4mmHgであるピレスロイド化合物0.01〜20重量%、Donovan法による25℃における蒸気圧が1×10-10〜1×10-4mmHgであり、1以上の(C4−C12アルコキシ)カルボニル基を置換基として有するエステル化合物0.5〜10重量%、及び常圧蒸留における90重量%留出温度が200〜350℃である炭化水素系溶剤60〜99.49重量%を含有する加熱蒸散用害虫防除液。
〔2〕 炭化水素系溶剤が飽和炭化水素系溶剤である〔1〕記載の加熱蒸散用害虫防除液。
〔3〕 炭化水素系溶剤の常圧蒸留における90重量%留出温度が250〜350℃である〔1〕記載の加熱蒸散用害虫防除液。
〔4〕 エステル化合物がDonovan法による25℃における蒸気圧が1×10-8〜1×10-5mmHgであり、1以上の(C4−C12アルコキシ)カルボニル基を置換基として有するエステル化合物である〔1〕〜〔3〕いずれか一項記載の加熱蒸散用害虫防除液。
〔5〕 Donovan法による25℃における蒸気圧が6×10-6〜1×10-4mmHgであるピレスロイド化合物が、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル基を有するピレスロイド化合物である〔1〕〜〔4〕いずれか一項記載の加熱蒸散用害虫防除液。
〔6〕 ピレスロイド化合物が、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートからなる群より選ばれる1種以上である〔1〕〜〔4〕いずれか一項記載の加熱蒸散用害虫防除液。
〔7〕 〔1〕〜〔6〕いずれか一項記載の害虫防除液を大気中に加熱蒸散させることを特徴とする害虫防除方法。
本発明の加熱蒸散用害虫防除液を用いることによって、害虫防除液の大幅な増量を必要とすることなく、例えば90日以上の長期間にわたって害虫防除効果が得られる。
本発明の加熱蒸散用害虫防除液に用いられるピレスロイド化合物は、Stephen F. Donovanによって報告された方法(New method for estimating vapor pressure by use of gas chromatography:Journal of Chromatography A. 749(1996) 123-129、以下、Donovan法と記す。)により求められる25℃における蒸気圧が6×10-6〜1×10-4mmHgのピレスロイド化合物であり、例えば2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(7.7×10-5mmHg)、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 3−(2−クロロ−2−フルオロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(4.9×10-5mmHg)、2−メチル−3−アリル−4−オキソ−2−シクロペンテン−1−イル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシラート(3.5×10-5mmHg)、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(3.1×10-5mmHg)、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(2.6×10-5mmHg)、5−プロパルギル−2−フルフリル 3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(2.5×10-5mmHg)、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシベンジル 3−メトキシイミノメチル−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(1.5×10-5mmHg)、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(1.4×10-5mmHg)、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(6.8×10-6mmHg)及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート(4.0×10-5mmHg)が挙げられる。これらのうちで好ましくは2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートが挙げられる。また、前記のピレスロイド化合物うち、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル基を有するピレスロイド化合物も好ましい。本発明におけるピレスロイド化合物の含有量は本発明の加熱蒸散用害虫防除液の全量に対し、通常0.01〜20重量%であり、好ましくは0.1〜5重量%である。
本発明の加熱蒸散用害虫防除液に用いられるエステル化合物とは、1以上の(C4−C12アルコキシ)カルボニル基を置換基として有する化合物であり、該(C4−C12アルコキシ)カルボニル基のほかに、1又は2以上のエステル基を置換基として有していてもよい。本発明に用いられるエステル化合物のDonovan法による25℃における蒸気圧は、通常1×10-10〜1×10-4mmHgであり、好ましくは1×10-8〜1×10-5mmHgである。
かかるエステル化合物としては、例えば以下のものが挙げられる。カッコ内はDonovan法による25℃における蒸気圧を表す。
フタル酸 ジイソデシルエステル (1.0×10-8mmHg);
フタル酸 ジ(2−エチルへキシル)エステル (1.4×10-7mmHg);
アジピン酸 ジイソデシルエステル (2.4×10-7mmHg);
セバシン酸 ジ(n−オクチル)エステル (2.1×10-8mmHg);
アジピン酸 ジイソノニルエステル (6.2×10-8mmHg);
セバシン酸 ジ(2−エチルへキシル)エステル (2.1×10-8mmHg);
1,10−デカンジカルボン酸 ジ(2−エチルへキシル)エステル (5.4×10-9mmHg);
アジピン酸 ジ(n−オクチル)エステル (4.0×10-7mmHg);
セバシン酸 ジ(n−ブチル)エステル (2.7×10-6mmHg);
O−アセチルクエン酸 トリ(n−ブチル)エステル (1.3×10-6mmHg);
マレイン酸 ジ(2−エチルへキシル)エステル (3.1×10-6mmHg);及び、
トリメリト酸 トリ(2−エチルへキシル)エステル (1.6×10-10mmHg)。
また、これらのエステル化合物の1種以上を含有してなる市販のエステル溶剤も用いることができる。かかるエステル溶剤としては、例えば610A(田岡化学株式会社製、アジピン酸(C6〜C10アルキル)エステル溶剤、3.1×10-6〜3.4×10-8mmHg)が挙げられる。
本発明におけるエステル化合物の含有量は、本発明の加熱蒸散用害虫防除液の全量に対し、通常0.5〜10重量%であり、好ましくは1〜5重量%である。
本発明の加熱蒸散用害虫防除液に用いられる炭化水素系溶剤とは、通常、常圧蒸留における90重量%留出が200〜350℃、好ましくは250〜350℃である炭化水素系溶剤である。かかる炭化水素系溶剤としては、例えば鎖式(直鎖式、分岐鎖式)飽和炭化水素系溶剤及び脂環式飽和炭化水素系溶剤等の飽和炭化水素系溶剤が挙げられる。具体的には、直鎖式飽和炭化水素系溶剤としては例えば、ノルパー13(商品名、エクソンモービル化学有限会社製、90重量%留出温度 237℃)、ノルパー15(商品名、エクソンモービル化学有限会社製、90重量%留出温度 267℃)が挙げられ、分岐鎖式飽和炭化水素系溶剤としては例えば、アイソパーM(商品名、エクソンモービル化学有限会社製、90重量%留出温度 244℃)、アイソパーV(商品名、エクソンモービル化学有限会社製、90重量%留出温度 295℃)が挙げられ、脂環式飽和炭化水素系溶剤としては例えば、エクソールD80(商品名、エクソンモービル化学有限会社製、90重量%留出温度 223℃)、エクソールD110(商品名、エクソンモービル化学有限会社製、90重量%留出温度 260℃)、エクソールD130(商品名、エクソンモービル化学有限会社製、90重量%留出温度 298℃)が挙げられる。また、灯油も用いることができる。
本発明における炭化水素系溶剤の含有量は、本発明の加熱蒸散用害虫防除液の全量に対し、通常60〜99.49重量%であり、好ましくは60〜98.9重量%である。
本発明の加熱蒸散用害虫防除液には、ピレスロイド化合物、エステル化合物及び炭化水素系溶剤とともに、必要に応じて2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール等のフェノール系酸化防止剤等の酸化防止剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾ−ル系紫外線吸収剤等の紫外線吸収剤等が含有されていてもよい。
本発明の害虫防除方法は、本発明の加熱蒸散用害虫防除液を例えば特公平2−25885号公報に記載の加熱蒸散型殺虫装置に適用して、優れた効果をあげることができる。
図1は本発明の害虫防除方法に用いられる装置の一例を示すものであり、害虫防除液1中に多孔質吸液芯3の一部が浸漬されており、該芯に本発明の加熱蒸散用害虫防除液を吸液させ、該芯の上部を発熱体2で加熱することができるようになっている。該芯の上部を約60〜135℃の温度に発熱体2で間接加熱することにより、該芯に吸液された本発明の加熱蒸散用害虫防除液を大気中に蒸散させて害虫を防除することができる。
吸液芯は一般に多孔質材からなる。該多孔質材としては、例えばクレー、タルク、カオリン、珪藻土、石膏、パーライト、ベントナイト、酸性白土、グラスファイバー、石綿等の無機粉末をカルボキシメチルセルロース、澱粉、アラビアガム、ゼラチン、ポリビニルアルコール当の糊剤にて粘結、成形したものが用いられる。なお、該吸液芯は、色素、防腐剤、酸化防止剤等を適宜含有してもよく、例えば、前記多孔質材と糊剤との粘結時に混合することにより含有させることができる。
本発明の害虫防除方法における防除対象害虫としては、各種の有害昆虫、ダニ類等の節足動物を挙げることができ、特に有害飛翔性害虫、例えばアカイエカ、コガタアカイエカ、ネッタイイエカ、チカイエカ等のイエカ類、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等のヤブカ類、シナハマダラカ等のハマダラカ類、ユスリカ類、イエバエ、オオイエバエ、ヒメイエバエ等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、ショウジョウバエ類、チョウバエ類、ノミバエ類、アブ類、ブユ類、サシバエ類、ヌカカ類等の双翅目害虫が挙げられる。
以下、本発明を製造例、試験例等によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
まず、製造例を示す。部は重量部を表す。
製造例1
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート 0.5部、O−アセチルクエン酸 トリ(n−ブチル)エステル 3部、及びアイソパーV(商品名、エクソンモービル化学有限会社製)96.5部を混合し、害虫防除液を得た。
製造例2
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート 0.5部、O−アセチルクエン酸 トリ(n−ブチル)エステル 3部、及びアイソパーV(商品名、エクソンモービル化学有限会社製)96.5部を混合し、害虫防除液を得た。
参考例1
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート 0.5部、O−アセチルクエン酸 トリ(n−ブチル)エステル 0.1部、及びアイソパーV(商品名、エクソンモービル化学有限会社製)99.4部を混合し、害虫防除液を得た。
参考例2
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート 0.5部、O−アセチルクエン酸 トリ(n−ブチル)エステル 12部、及びアイソパーV(商品名、エクソンモービル化学有限会社製)87.5部を混合し、害虫防除液を得た。
本発明の加熱防除用害虫防除液が効力を有することを試験例に示す。
試験例
アカイエカ(Culex pipiens pallens)雌成虫5頭を入れたガラス管(高さ12cm、内径4cm、両端を16メッシュナイロンネットで閉じたもの)を2本準備した。
高さ80cm、直径20cmの試験用シリンダーの上部に直径方向、中心部分に巾7.8cmの金属製の上記ガラス管用台座を渡した。この台座にはシリンダーの中心より4cmの位置にガラス管内径と同じ直径4cmの穴が対称に2個開いており、この台座にアカイエカ雌成虫を入れた上記ガラス管を置き、試験用シリンダーの下からの気流がガラス管内を通り抜ける状態とした。直径20cm、高さ30cmの観察用の透明樹脂製円筒を試験用シリンダーの上部に、両者の外径が重なるように設置した。
一方、製造例1で得られた加熱蒸散用害虫防除液 36gを容器(45ml容)に入れて吸液芯を取り付け、吸液芯付き加熱蒸散用害虫防除液入りボトルとした。該ボトルを図1に示される加熱蒸散型装置を用いて約125℃にて加熱した。加熱方法は、12時間連続加熱したあと、12時間加熱を止め、再び12時間連続加熱し、これを繰り返した。加熱開始後45日目及び90日目の5時間経過時にヒ−タ−を前述の試験用シリンダー底面に移動した。5分後にノックダウンしたアカイエカ雌成虫数をカウントした。比較のため、参考例1及び2で得られた害虫防除液についても同様の試験を行なった。結果を〔表1〕に示す。
Figure 0004720244
本発明に用いられる装置の一例を示す説明図である。
符号の説明
1・・・加熱蒸散用害虫防除液
2・・・発熱体
3・・・吸液芯
4・・・薬液を入れた容器




Claims (7)

  1. Donovan法による25℃における蒸気圧が6×10-6〜1×10-4mmHgであるピレスロイド化合物0.01〜20重量%、Donovan法による25℃における蒸気圧が1×10-10〜1×10-4mmHgであり、1以上の(C4−C12アルコキシ)カルボニル基を置換基として有するエステル化合物0.5〜10重量%、及び常圧蒸留における90重量%留出温度が200〜350℃である炭化水素系溶剤60〜99.49重量%を含有する加熱蒸散用害虫防除液。
  2. 炭化水素系溶剤が飽和炭化水素系溶剤である請求項1記載の加熱蒸散用害虫防除液。
  3. 炭化水素系溶剤の常圧蒸留における90重量%留出温度が250〜350℃である請求項1記載の加熱蒸散用害虫防除液。
  4. エステル化合物がDonovan法による25℃における蒸気圧が1×10-8〜1×10-5mmHgであり、1以上の(C4−C12アルコキシ)カルボニル基を置換基として有するエステル化合物である請求項1〜3いずれか一項記載の加熱蒸散用害虫防除液。
  5. Donovan法による25℃における蒸気圧が6×10-6〜1×10-4mmHgであるピレスロイド化合物が、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル基を有するピレスロイド化合物である請求項1〜4いずれか一項記載の加熱蒸散用害虫防除液。
  6. ピレスロイド化合物が、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル 3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート及び2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル 3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートからなる群より選ばれる1種以上である請求項1〜4いずれか一項記載の加熱蒸散用害虫防除液。
  7. 請求項1〜6いずれか一項記載の害虫防除液を大気中に加熱蒸散させることを特徴とする害虫防除方法。



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