JP4657525B2 - 携帯情報端末、及び携帯情報端末制御方法 - Google Patents

携帯情報端末、及び携帯情報端末制御方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信網に接続された携帯情報端末に関し、特にその機能を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線通信網に接続された携帯情報端末の普及に伴い、携帯情報端末の発する電波や着信音等の周囲への影響を配慮して、これを使用するユーザのマナーが問われるようになりつつある。そこで、運転中における通話の規制や、交通機関等の公共の場所での使用の規制などが問題となり、携帯情報端末には、着信を音の代わりに振動で通知する「マナーモード」や、運転中に相手に着信不可メッセージを応答する「ドライブモード」と呼ばれる機能、あるいは相手にメッセージを録音させる留守番電話機能を備えたものがある。
しかし、このような機能を備えた携帯情報端末であっても、ユーザ自身がその時の状況に応じて機能の切り替えを行わなければならず、ユーザにとっては、操作の煩わしさや、切り替え忘れ等の問題が発生する。
そこで、ユーザのスケジュール情報に従って、アラーム時刻通知や着信通知等、イベント発生の通知方法を変更するものとして、例えば特開平11−331369号公報に記載の携帯情報端末が提案されている。
この携帯情報端末は、ユーザが予めスケジュール情報とスケジュールに関連した通知方法を登録する。そして、登録されたスケジュール情報の重要度と各種ユーザに通知するイベントの重要度(例えば着信通知の場合は、通話相手の重要度)とを比較し、その結果からスケジュールに関連づけられた通知方法か、重要なイベントを通知するための通知方法か、適切な通知方法を選択して実行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の従来の携帯情報端末は、ユーザのスケジュールに従ってイベントの通知方法は変更できるものの、あくまで、携帯情報端末にユーザ自身が登録した内容に沿ってのみ動作するだけであり、スケジュールに変更が生じた場合、ユーザ自身が登録されているスケジュール情報の変更を行うか、あるいはイベントの通知方法の変更を行わなければならないという問題があった。
【0004】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ユーザに対してユーザの行動とスケジュールとの間の差異の発生を通知するとともに、使用される場所の環境に適応した機能を実行する携帯情報端末、及び携帯情報端末制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明に係る携帯情報端末は、無線通信網に接続される携帯情報端末において、時間の経過に従ったユーザの行動予定と、該行動予定に関連づけられた場所の位置情報と、該位置で実行する着信方法または着信通知方法と、を含むスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段と、前記無線通信網の基地局、あるいはGPS衛星との通信により位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段により取得された位置情報と、前記スケジュール情報記憶手段に記憶された位置情報とを比較する位置情報比較手段と、予定された行動の開始時刻に前記位置情報取得手段の取得した位置情報が、前記スケジュール情報記憶手段に記憶されたその時刻の位置情報に一致しない場合、1つ前の行動予定の着信方法または着信通知方法を継続して実行する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
本発明に係る携帯情報端末制御方法は、無線通信網に接続され、時間の経過に従ったユーザの行動予定と、該行動予定に関連づけられた場所の位置情報と、該位置で実行する着信方法または着信通知方法と、を含むスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段を備えた携帯情報端末を制御するための携帯情報端末制御方法であって、前記無線通信網の基地局、あるいはGPS衛星との通信により位置情報を取得する位置情報取得処理と、前記位置情報取得処理により取得された位置情報と、前記ユーザが行動を予定していた場所の位置情報とを比較する位置情報比較処理と、予定された行動の開始時刻に前記位置情報取得処理の取得した位置情報が、前記スケジュール情報記憶処理に記憶されたその時刻の位置情報に一致しない場合、1つ前の行動予定の着信方法または着信通知方法を継続して実行する処理と、を含むことを特徴とする。
【0007】
これにより、ユーザの行動に変更が発生した際、携帯情報端末が、ユーザの行動予定とともに記憶されていた位置情報と、無線通信網の基地局、あるいはGPS衛星との通信により取得した今現在の位置情報とを比較する。そして、両者の違いからユーザの行動に変更が生じたことを発見し、ユーザに対してユーザの行動と前記行動予定との間に差異が発生していることを通知するので、ユーザは、ユーザの行動と前記行動予定との間に差異が発生していることを認識できる。
また、予定された行動の開始時刻に、ユーザの行動予定とともに記憶されていたその時刻の位置情報と、無線通信網の基地局、あるいはGPS衛星との通信により取得した位置情報とを比較して、携帯情報端末は実行中の機能の継続の判断を行い、適切に使用される場所の状況に適応した機能の制御を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態による携帯情報端末の構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態の携帯情報端末1は、通信プロトコルを含む携帯情報端末制御用のアプリケーションプログラムを実行することにより、携帯情報端末各部の動作を制御し、携帯情報端末1が有する携帯電話機能やユーザのスケジュール管理機能の他、携帯電話機能の基地局やGPS(Global Positioning System )衛星から得られた携帯情報端末1の位置情報をもとに、リアルタイムで変更されるユーザのスケジュール情報に関連づけられた携帯情報端末の機能を制御するCPU(中央演算装置)を含む制御部11を備えている。
また、制御部11には、携帯情報端末1における時間情報を一括して管理しているタイマ部12と、携帯電話機として無線通信網の基地局(図示せず)と通信したり、現在携帯情報端末1が使用されている位置を取得するために、該基地局あるいはGPS衛星と通信を行うための通信インタフェース部13とが接続されている。
【0016】
更に、制御部11には、上述の携帯情報端末制御用のアプリケーションプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)や、システム(プログラム)用の一時データ記憶やスケジュール情報の一時記憶、更にGPS位置情報の一時記憶に利用されるRAM(Random Access Memory)等から構成されるメモリ部14と、携帯情報端末に無線通信網の基地局からの着信処理が発生した場合や、携帯情報端末をユーザに操作させる場合に、文字(テキスト)やキャラクタを表示する表示画面、及び音声や音楽などの音を発する発音手段、更に振動によってユーザに情報を通知するバイブレータ等を含む表示部15と、ユーザが携帯情報端末を操作するために用意されたキーパッド、ボタン、ポインティングデバイス等を含む入力操作部16とが接続されている。
【0017】
なお、メモリ部14に記憶されるスケジュール情報は、ユーザの行動予定とともに、行動を予定している場所の位置情報と、行動予定とその位置情報に基づいた携帯情報端末1の機能である。ここで、携帯情報端末1の機能は、例えば通常通り着信するか、または留守番電話とするか等の無線通信網の基地局からの着信方法や、通常の着信音で知らせるか、音楽や音声で知らせるか、LEDの光や振動で知らせるか等、表示部15によるユーザに対する着信通知方法である。
【0018】
また、制御部11は、特に、タイマ部12の出力する時刻情報や、通信インタフェース部13の出力する基地局ハンドオーバ情報をトリガにして、基地局あるいはGPS衛星と通信を行い、現在携帯情報端末1が使用されている位置を取得する位置情報取得手段101と、位置情報取得手段101により取得された位置情報とメモリ部14のスケジュール情報に記憶された位置情報とを比較する位置情報比較手段102と、位置情報比較手段102による位置情報の比較結果に基づいて、前記ユーザに対して該ユーザの実際の行動と行動予定との間に差異が発生していることを通知したり、ユーザに確認してスケジュール情報を更新するスケジュール情報管理手段103と、同様に位置情報比較手段102による位置情報の比較結果に基づいて、無線通信網の基地局からの着信方法及び着信表示部15によるユーザへの着信通知方法を変更する着信通知方法制御手段104と、着信通知方法制御手段104の決定する着信通知方法により表示部15を用いて着信通知を行う着信通知手段105とを含む。
なお、位置情報取得手段101は、携帯電話機能の基地局との通信により得られる情報から、位置情報を求めても良い。
また、メモリ部14に記憶されるスケジュール情報の詳細と、制御部11の動作の詳細は後述する。
【0019】
次に、図2を用いて、メモリ部14に記憶されるスケジュール情報の詳細を説明する。
図2(a)は、最初にユーザが携帯情報端末1の入力操作部16から入力した登録時のスケジュール情報の内容を示す図である。スケジュール情報は、時間の経過に従って記憶されたユーザの行動予定201と、行動予定201に関連づけて記憶されるとともに、ユーザが行動を予定している場所を示す、地図上の位置座標で表された位置情報202と、行動予定201と位置情報202に基づいた携帯情報端末1が実行する機能203が記憶されている。
なお、上述の位置情報202の設定は、目的の場所の地図上の座標を、ユーザが入力操作部16から手入力しても良いし、携帯情報端末1へ位置情報設定モードを設け、何度も利用する場所においては、最初にその場所に出向いたときに、その場所で位置情報設定モードを動作させ、自動的にGPS衛星や携帯電話機能の基地局から位置情報を取得して、場所の名称等の情報とともに位置情報を記憶するようにしても良い。
また、図2(b)については後述する。
【0020】
次に、図3のフローチャートを参照して、本実施の形態の携帯情報端末1の動作について説明する。
まず、制御部11の位置情報取得手段101は、タイマ部12の出力する時刻情報を参照して、メモリ部14のスケジュール情報に記憶された予定の行動の開始時刻か否かを判定し、スケジュールの時間経過を監視している(ステップS1)。
ステップS1において、メモリ部14のスケジュール情報に記憶された予定の行動の開始時刻ではない場合(ステップS1のNO)、制御部11の位置情報取得手段101は、携帯電話機能の基地局間の移動(基地局間ハンドオーバ)が発生したか否かを監視する(ステップS2)。
ステップS2において、携帯電話機能の基地局間の移動(基地局間ハンドオーバ)が発生しない場合(ステップS2のNO)、ステップS1へ戻り、スケジュールの時間経過を監視する。
【0021】
すなわち、スケジュール通り(スケジュール情報の行動予定の時刻通り)に行動が行われるか否かを把握するために、予定された行動の開始時刻を監視する処理と、スケジュール通りではない時刻における行動が行われたか否かを把握するために、基地局間ハンドオーバの発生(携帯情報端末が移動したか否か)を監視する処理とを繰り返し、ユーザの行動の遅延と前倒しを区別して把握する。ここでは、以下のステップによって、遅延と前倒しの区別のしかたを説明する。
【0022】
ステップS1において、メモリ部14のスケジュール情報に記憶された予定の行動の開始時刻になった場合(ステップS1のYES)、制御部11の位置情報取得手段101は、受信したGPS衛星の電波により現在の位置情報を取得する(ステップS3)。
位置情報を取得したら、制御部11の位置情報取得手段101は、次に、メモリ部14のスケジュール情報に記憶された、現在時刻において実行されているはずのユーザの行動予定に関連づけられた位置情報を取得する(ステップS4)。
位置情報取得手段101を用いて、GPS衛星の電波から求めた現在の本当の位置情報と、メモリ部14のスケジュール情報に記憶された現在あるべき位置情報とを取得したら、制御部11の位置情報比較手段102により、上述の2つの位置情報が一致するか否かを判定する(ステップS5)。
【0023】
ステップS5において、上述の2つの位置情報が一致する場合(ステップS5のYES)、制御部11のスケジュール情報管理手段103は、ユーザの行動が予定通りだと判断し、制御部11の着信通知方法制御手段104は、メモリ部14のスケジュール情報に指定された着信方法及び着信通知方法を設定し(ステップS6)、ステップS1へ戻り、スケジュールの時間経過を監視する。
【0024】
また、ステップS5において、上述の2つの位置情報が一致しない場合(ステップS5のNO)、制御部11のスケジュール情報管理手段103は、本来ならば次の行動予定に伴って移動するはずのユーザが、行動予定の遅延により、移動せずに前の場所にいると判断し、1つ前の行動予定に関連づけられた位置情報と、今得られたGPS衛星による位置情報とを再度比較して、移動が発生しているかどうかを確認する(ステップS7)。
そして、携帯情報端末1の移動が発生していないことを確認すると、制御部11のスケジュール情報管理手段103は、ユーザへの通知は行わず、制御部11の着信通知方法制御手段104は、メモリ部14のスケジュール情報の1つ前の行動予定に指定されている着信方法及び着信通知方法を継続して実行し(ステップS8)、ステップS1へ戻り、スケジュールの時間経過を監視する。
【0025】
一方、ステップS2において、携帯電話機能の基地局間の移動(基地局間ハンドオーバ)が発生した場合(ステップS2のYES)、制御部11の位置情報取得手段101は、受信したGPS衛星の電波により現在の位置情報を取得する(ステップS9)。
位置情報を取得したら、制御部11の位置情報取得手段101は、次に、メモリ部14のスケジュール情報に記憶された、現在時刻において実行されているはずのユーザの行動予定に関連づけられた位置情報を取得する(ステップS10)。
位置情報取得手段101を用いて、GPS衛星の電波から求めた現在の本当の位置情報と、メモリ部14のスケジュール情報に記憶された現在あるべき位置情報とを取得したら、制御部11の位置情報比較手段102により、上述の2つの位置情報が一致するか否かを判定する(ステップS11)。
【0026】
ここで、基地局間ハンドオーバが発生したときに、更にGPS衛星の電波から求めた位置情報と、メモリ部14のスケジュール情報に記憶された現在あるべき位置情報とを比較して、位置の移動の有無を確認するのは、携帯情報端末1が基地局と基地局の中間に位置していた場合、電波の到達状況によっては、携帯情報端末が移動していなくても、基地局間ハンドオーバが発生する可能性があるからである。
【0027】
ステップS11において、上述の2つの位置情報が一致する場合(ステップS11のYES)、制御部11のスケジュール情報管理手段103は、携帯情報端末1は移動していないと判断し、制御部11の着信通知方法制御手段104は、メモリ部14のスケジュール情報に指定された着信方法及び着信通知方法の実行を継続し(ステップS12)、ステップS1へ戻り、スケジュールの時間経過を監視する。
【0028】
また、ステップS11において、上述の2つの位置情報が一致しない場合(ステップS11のNO)、制御部11のスケジュール情報管理手段103は、本来ならばスケジュール情報の行動予定に指定された時刻まで、この行動予定に指定された場所にいるはずのユーザが、行動予定の前倒しにより、指定の時刻とは異なる時刻に移動したと判断し、ユーザに対してスケジュール情報や、それに伴う携帯情報端末1の着信方法、及び着信通知方法の変更の確認を行う(ステップS13)。
そして、ユーザの入力した指示に従って、スケジュール情報や、それに伴う携帯情報端末1の着信方法、及び着信通知方法の再設定を行い(ステップS14)、ステップS1へ戻り、スケジュールの時間経過を監視する。
【0029】
次に、図面を用いて、ユーザの行動予定と携帯情報端末1の移動推移の一例により、携帯情報端末1のスケジュール情報管理の具体例を説明する。
図4は、ユーザの行動とともに移動する携帯情報端末1の移動推移を示した図である。
図4において、図2に示した会議の予定がある□□会社301は、携帯電話機能の基地局A302の通信範囲であるエリアA303内に存在する。また、同様に、英会話教室304は、携帯電話機能の基地局B305の通信範囲であるエリアB306内に、ユーザの自宅307は、携帯電話機能の基地局D308の通信範囲であるエリアD309内に、それぞれ存在する。
また、ユーザは□□会社301と自宅307との間の通勤に通勤途中310を通る。ここで通勤途中310は、携帯電話機能の基地局C311の通信範囲であるエリアC312内に存在する。
更に、このあたりのエリアは、複数のGPS衛星313の電波が受信できる。
【0030】
まず、例えばユーザの行動予定が遅延した場合の例を説明すると、図2(a)に示した予定では、午後3時に□□会社301において会議が開始されたとする。しかし、会議が長時間に渡り、ユーザは午後6時になっても□□会社301にいたとする。
このとき、次の行動予定の英会話教室が始まる時間であるので、制御部11の位置情報取得手段101がGPS衛星313の電波により、位置情報を取得すると□□会社301の座標(X1、Y1)が得られる。
ここで、制御部11の位置情報比較手段102が、この□□会社301の座標(X1、Y1)とメモリ部14のスケジュール情報に記憶された位置情報とを比較すると、スケジュール情報に記憶されている位置情報は英会話教室304の(X2、Y5)であるから、予定された行動の開始時刻をトリガにして位置情報を取得し、かつ位置情報が行動予定と異なっているので、制御部11のスケジュール情報管理手段103は、行動予定が遅延していることがわかる。
【0031】
そこで、スケジュール情報に記憶された1つ前の行動予定の□□会社301の座標(X1、Y1)と、GPS衛星313の電波により取得した位置情報を比較して、ユーザが移動していないことを確認したら、制御部11のスケジュール情報管理手段103は、ユーザへの通知は行わず、制御部11の着信通知方法制御手段104は、メモリ部14のスケジュール情報の□□会社301での会議に設定された、携帯情報端末1のマナーモードの着信通知の実行を継続する。
また、ユーザが会議を終了して、例えば英会話教室304へ向かうと、基地局A302のエリアA303から、基地局B305のエリアB306へ移動するので、携帯情報端末1の基地局間ハンドオーバが発生し、ユーザが移動したことを携帯情報端末1は認識できる。従って、この時点で携帯情報端末1は、ユーザに行動予定の変更の確認を行う。
【0032】
一方、例えばユーザの行動予定が前倒しした場合の例を説明すると、図2(a)に示した予定では、午後6時に英会話教室304へ出席したとする。しかし、都合によって英会話教室304の授業が中止、または早くに終わってしまい、ユーザは自宅へ向かうとする。
このとき、メモリ部14のスケジュール情報に記憶された時刻以外に移動を行うため、ユーザが英会話教室304がある基地局B305のエリアB306から通勤途中310がある基地局C311のエリアC312へ移動したときに、基地局間ハンドオーバが発生することで、携帯情報端末1は、ユーザが移動したことを検出する。
【0033】
そして、制御部11の位置情報取得手段101がGPS衛星313の電波により、位置情報を取得すると通勤途中310の座標(X3、Y2)が得られる。
ここで、制御部11の位置情報比較手段102が、この通勤途中310の座標(X3、Y2)とメモリ部14のスケジュール情報に記憶された位置情報とを比較すると、スケジュール情報に記憶されている位置情報は英会話教室304の(X2、Y5)であるから、基地局間ハンドオーバの発生をトリガにして位置情報を取得し、かつ位置情報が行動予定と異なっているので、制御部11のスケジュール情報管理手段103は、行動予定が前倒ししていることがわかる。
【0034】
そこで、制御部11のスケジュール情報管理手段103は、ユーザへ行動予定の変更の確認を行う。
例えばここで、ユーザが、午後6時以降の行動予定が1時間繰り上がったことを入力し、新たなスケジュール情報が図2(b)に示すように設定されたとすると、制御部11の着信通知方法制御手段104は、新たに設定される、メモリ部14のスケジュール情報の通勤に設定された携帯情報端末1の留守番電話機能の実行を行う。
【0035】
この後、午後7時に自宅307へ到着する予定に従って、午後7時に制御部11の位置情報取得手段101がGPS衛星313の電波により、位置情報を取得し自宅307の座標(X6、Y4)が得られれば、携帯情報端末1は通常モードの着信通知を実行する。
また、それよりも早く自宅へ到着できた場合、通勤に利用する基地局C311のエリアC312から、自宅307のある基地局D308のエリアD309へ移動するので、基地局間ハンドオーバが発生することで、携帯情報端末1は、ユーザが移動したことを検出し、これに基づいて行動予定の前倒しを検出する。
【0036】
なお、上述の実施の形態では、携帯情報端末1のメモリ部14に記憶されるスケジュール情報は、ユーザの行動予定とともに、行動を予定している場所の位置情報と、行動予定とその位置情報に基づいた表示部15による着信通知方法が記憶されていると説明したが、ユーザの行動予定とともに記憶され、携帯情報端末1によって実行される機能は、着信通知とその通知方法の制御に限らず、ユーザの行動予定や行動場所に従って変更される待ち受け画面の表示内容の変更や、操作可能なボタンの指定等、携帯情報端末1の機能であれば何であっても良い。
また、携帯情報端末1のメモリ部14に記憶されるスケジュール情報には、通勤などの場合複数のエリアを通過するため、ユーザの行動予定に基づく位置情報を複数記憶できるものとする。
【0037】
更に、上述の実施の形態では、制御部11の位置情報比較手段102が、GPSにより得られた座標とメモリ部14のスケジュール情報に記憶された座標とを比較して行動予定の遅延等を把握する例を記述して説明したが、メモリ部14のスケジュール情報に記憶される位置情報は、座標によって囲まれた「範囲」を示す情報であることが好ましい。なぜならば、通常ユーザが行動を予定している場所の情報は、座標によって示される1点では表せず、ある範囲で示される場所の情報である場合が多いからである。
【0038】
また、上述の実施の形態では、位置情報を座標で表現されるものとして説明したが、位置情報は座標で表現されるものに限らない。例えば、本実施の形態の携帯情報端末に含まれる携帯電話機能が信号を送受信する基地局ID番号等の、携帯情報端末の位置を示す範囲情報であっても良く、携帯情報端末の位置情報と一意に対応が取れるものであればどのような情報で表現されても良い。
また、携帯情報端末1は、携帯電話機の他、通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistants :個人情報機器)でも良い。
【0039】
【発明の効果】
発明によれば、ユーザは、ユーザの行動と前記行動予定との間に差異が発生していることを認識できる。従って、ユーザは自らが携帯情報端末を操作しなくても、自動的に位置情報を計測し、ユーザ自身が忘れていても携帯情報端末が実際の行動と、行動予定との差異をユーザに通知するので、ユーザは、今までのように行動予定を記憶したスケジュール情報をこまめにチェックして、その都度情報を更新する等の煩わしい操作を行わなくても良いという効果が得られる。
【0041】
また、予定された行動の開始時刻に、ユーザの行動予定とともに記憶されていたその時刻の位置情報と、無線通信網の基地局、あるいはGPS衛星との通信により取得した位置情報とを比較して、両者が違う場合、本来ならば次の行動予定に伴って移動するはずのユーザが、行動予定の遅延により、移動せずに前の場所にいると判断できるので、携帯情報端末は実行中の機能の実行を継続する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の携帯情報端末の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態の携帯情報端末に記憶するスケジュール情報の内容の一例を示す図である。
【図3】 同実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図4】 同実施の形態の携帯情報端末の移動推移の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯情報端末
11 制御部
12 タイマ部
13 通信インタフェース部
14 メモリ部
15 表示部
16 入力操作部
101 位置情報取得手段
102 位置情報比較手段
103 スケジュール情報管理手段
104 着信通知方法制御手段
105 着信通知手段

Claims (2)

  1. 無線通信網に接続される携帯情報端末において、
    時間の経過に従ったユーザの行動予定と、該行動予定に関連づけられた場所の位置情報と、該位置で実行する着信方法または着信通知方法と、を含むスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段と、
    前記無線通信網の基地局、あるいはGPS衛星との通信により位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段により取得された位置情報と、前記スケジュール情報記憶手段に記憶された位置情報とを比較する位置情報比較手段と、
    予定された行動の開始時刻に前記位置情報取得手段の取得した位置情報が、前記スケジュール情報記憶手段に記憶されたその時刻の位置情報に一致しない場合、1つ前の行動予定の着信方法または着信通知方法を継続して実行する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯情報端末。
  2. 無線通信網に接続され、時間の経過に従ったユーザの行動予定と、該行動予定に関連づけられた場所の位置情報と、該位置で実行する着信方法または着信通知方法と、を含むスケジュール情報を記憶するスケジュール情報記憶手段を備えた携帯情報端末を制御するための携帯情報端末制御方法であって、
    前記無線通信網の基地局、あるいはGPS衛星との通信により位置情報を取得する位置情報取得処理と、
    前記位置情報取得処理により取得された位置情報と、前記ユーザが行動を予定していた場所の位置情報とを比較する位置情報比較処理と、
    予定された行動の開始時刻に前記位置情報取得処理の取得した位置情報が、前記スケジュール情報記憶処理に記憶されたその時刻の位置情報に一致しない場合、1つ前の行動予定の着信方法または着信通知方法を継続して実行する処理と、
    を含むことを特徴とする携帯情報端末制御方法。
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