JP4656170B2 - 自動車のサイドエアバッグ装置 - Google Patents
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Description
このようなサイドエアバッグ装置は、車室内の種々の箇所に設置されており、例えば、シートバックやヘッドレスト等の側部にエアバッグを内装し、膨出箇所の繊維組織を破断し易くしたもの(特許文献1、特許文献2)、シートクッションの側部にエアバッグを内装したもの(特許文献3)、フロントシートの運転席シートと助手席シートとの間に位置する車体側にエアバッグを設けたもの(特許文献4)等が提示されている。
さらに、本発明においては、前記サイドエアバッグモジュールを運転席シート及び助手席シートのサイドドア側にそれぞれ配置するとともに、これらのシートの前方位置にもエアバッグモジュールをそれぞれ配置している。
このような自動車1は、図2及び図3に示す如く、車体の前後方向に沿ってスライド可能なフロントシート6,7を備えており、運転席シート6の前方位置のステアリングホイール8には運転席エアバッグモジュール9が内装され、助手席シート7の前方位置のインストルメントパネルトレイ10には助手席エアバッグモジュール11が内装されている。
一方、フロントシート6,7のシートクッション12の下面には、図4に示す如く、下方へ延びる左右一対の脚部材16が幅方向へ間隔を開けて配設されている。また、フロントシート6,7の下方に位置するフロア17の上面には、前後方向へ延びる左右一対のシートレール18が脚部材16と対応した間隔で配設されている。このため、フロントシート6,7は、脚部材16の下端部をシートレール18上に載置して係合させることにより、車体の前後方向に沿ってスライド可能となっている。
ここで、リンク部材21としては、係合ピン、ネジ、磁石等が挙げられるが、サイドエアバッグモジュール19をシートクッション12に確実に取付けることができれば、他の手段でも良い。また、スライドレール22は、支持ブラケット22a等を用いて車体の前後方向に沿ってフロア17上に設置されている。
また、車両の前方から比較的大きな衝撃力が自動車1の前部に作用すると、感知センサがこの衝撃力による減速度を検出し、当該検出信号は、図6に示すSDMのマイクロコンピュータに送られる。このマイクロコンピュータは、サイドエアバッグと同じように、運転席エアバッグモジュール9及び助手席エアバッグモジュール11を作動させ、運転席エアバッグ及び助手席エアバッグが膨張して展開する。
さらに、サイドエアバッグ装置20が作動しても、従来のようにフロントシート6,7が破損することはないため、シートの交換が容易であり、サービス性の向上が図れる。しかも、フロントシート6,7の全体を市販のシートカバー28で被覆しても、サイドエアバッグ装置20の作動に影響がないため、シートカバー28によって車室内を自由にドレスアップできる。
本実施形態のサイドエアバッグ装置20は、サイドエアバッグモジュール19を持って上方からケーシング26のガイド溝23をフロア17上のスライドレール22に嵌め込んで係合させ、ステー29,30を重ね合わせた状態で、ボルト31を溶接ナット32に螺合させて締結することにより組立てられる。
このような変形例においては、上記第2実施形態と同様、リッド34の支点33をフロントサイドドア3側に設けると共に、リッド34の上部を湾曲面形状(又は傾斜面形状)に形成しているため、車両の側方からの衝撃力Fによってサイドエアバッグ装置20が作動した時、エアバッグ24を乗員Mの方向へ斜めに案内し易い上に、フロントサイドドア3などが車室側に向かって変形しても、湾曲面によりリッド34の開くスペースを確保することができる。
本発明の第3実施形態に係るサイドエアバッグ装置20では、スライドレール22のレールカバーを利用し、上部がケーシング26の外側面からフロントシート6,7側へ向かって斜め上方へ折り曲げられたカバー部材37をサイドエアバッグモジュール19に設けているため、部品点数を増やすことなく、膨出するエアバッグ24を簡単に乗員M側へ向かって案内することができ、同エアバッグ24を確実に機能させることができると共に、カバー部材37がシートクッション12の下方及びサイドエアバッグモジュール19を覆うことにより外観の向上を図ることができる。その他の作用効果は上記第1及び第2実施形態と同様である。
本発明の第4実施形態に係るサイドエアバッグ装置20では、スライドレール22のレールカバーを利用し、上部がケーシング26の外側面からフロントシート6,7側へ向かって斜め上方へ折り曲げられたカバー部材37をサイドエアバッグモジュール19に設ける一方、リッド34の支点33をフロントシート6,7側に設けているため、上記第3実施形態と同様の効果を得ることができると共に、フロントサイドドア3などが車室側へ向かって大きく変形しても、リッド34をより一層確実に開放させることができる。その他の作用効果は上記第1及び第2実施形態と同様である。
本発明の第5実施形態に係るサイドエアバッグ装置20では、サイドエアバッグモジュール19側に位置するシートクッション12の側部にL寸法だけシート中心側に向かう湾曲面状の凹部38を設けているため、フロントシート6,7とサイドエアバッグモジュール19との中心間距離Sを短く、即ち、サイドエアバッグモジュール19をシートクッション12側に近づけても、リンク部材のステー29,30のボルト締めが可能である上、シートクッション12がエアバッグ24の膨張に邪魔にならず、かつ同エアバッグ24が乗員Mの胴体側に接近し易くなる。したがって、本実施形態のサイドエアバッグ装置20は、特に車幅の小さい軽小型自動車などに適用すると有利である。
2a,2b 車体前後の側部
3,4 サイドドア
5 感知センサ
6,7 フロントシート
12 シートクッション
15 シートベルト
16 脚部材
17 フロア
18 シートレール
19 サイドエアバッグモジュール
20 サイドエアバッグ装置
21 リンク部材
22 スライドレール
23 ガイド溝
24 エアバッグ
25 インフレータ
26 ケーシング
29,30 ステー
31 ボルト
32 溶接ナット
33 支点
34 リッド
35 プレート
36 係合片
37 カバー部材
38 凹部
Claims (3)
- 乗員が着座するシートクッションと、乗員の背部を受けるシートバックを有し、前記シートクッションが脚部材を介してシートレールに載置されて車体の前後方向に沿ってスライド可能なシートを備え、該シートに着座した乗員を拘束するためのシートベルトを備えた自動車のサイドエアバッグ装置において、
前記シートクッションと車体側部との間であって該シートクッションの車両前後方向長さのほぼ中央の車体側面側に凹部を形成し、該凹部は前記シートクッションの上面に達して上方が開放された形状に形成され、前記凹部と対応する箇所に前記シートのスライド方向と同方向へ移動可能なサイドエアバッグモジュールを配設し、前記サイドエアバッグモジュールのサイドエアバッグが、前記凹部を通って乗員に向けて上方に膨張展開するとともに、前記サイドエアバッグが、前記凹部の上方に膨張展開するように構成したことを特徴とする自動車のサイドエアバッグ装置。 - 前記サイドエアバッグモジュールを前記脚部材に固定し、前記シートのスライド方向と同方向へ移動可能に配設したことを特徴とする請求項1に記載の自動車のサイドエアバッグ装置。
- 前記サイドエアバッグモジュールを運転席シート及び助手席シートのサイドドア側にそれぞれ配置するとともに、これらのシートの前方位置にもエアバッグモジュールをそれぞれ配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車のサイドエアバッグ装置。
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2008
- 2008-03-24 JP JP2008074925A patent/JP4656170B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
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