JP4655938B2 - 分画装置および分画方法 - Google Patents
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Description
アンダーソン・NL(Anderson NL),アンダーソン・NG( Anderson, NG)著,「ザ・ヒューマン・プラズマ・プロテオーム:ヒストリー・キャラクター・アンド・ダイアグノスティック・プロスペクツ (The human plasma proteome: history, character, and diagnostic prospects)」,モレキュラー・アンド・セルラー・プロテオミクス(Molecular & Cellular Proteomics),(米国),ザ・アメリカン・ソサエティー・フォー・バイオケミストリー・アンド・モレキュラー・バイオロジー・インコーポレーテッド(The American Society for Biochemistry and Molecular Biology, Inc.),2002年,第1巻,p845-867 ラダークリシュナ エス ティルマライ(Radhakrishna S. Tirumalai)ら著,「キャラクタリゼーション オブ ザ ロー モレキュラー ウェイト ヒューマン シーラム プロテオーム(Characterization of the low molecular weight human serum proteome)」,モレキュラー・アンド・セルラー・プロテオミクス(Molecular & Cellular Proteomics),(米国),ジ・アメリカン・ソサエティー・フォー・バイオケミストリー・アンド・モレキュラー・バイオロジー・インコーポレーテッド(The American Society for Biochemistry and Molecular Biology, Inc.),2003年,第2巻,p1096-1103 日本生化学会編,「新生化学実験講座(第1巻)タンパク質(1)分離・精製・性質」, 東京化学同人, 1990年 アーメド エヌ(N. Ahmed )ら著、「アン・アプローチ・トゥ・リウーブ・アルブミン・フォア・ザ・プロテオミック・アナリシス・オブ・ロー・アバンダンス・バイオマーカーズ・イン・ヒューマン・シーラム(An approach to remove albumin for the proteomic analysis of low abundance biomarkers in human serum)」、プロテオミクス(Proteomics)、 2003年、3巻、p1980-1987 ローセムント エル ディー(D. L. Rothemund )ら著、「デプリーション・オブ・ザ・ハイリー・アバンダント・プロテイン・アルブミン・フロム・ヒューマン・プラズマ・ユージング・ザ・グラディフロー(Depletion of the highly abundant protein albumin from human plasma using the Gradiflow.)」、プロテオミクス(Proteomics)、2003年、3巻、p279-287
1)タンパク質などの生体成分を含む溶液を原液とし、原液から、得られる溶液への異物の混入が少なく、また系外への汚染が少なく、簡便・迅速に目的の溶質を分離する分画装置を提供すること。
2)生体成分を含む溶液に含まれる高分子量のタンパク質を効率的に除去する生体成分の分離方法および分離装置を提供すること。
本発明では、第1の手段を第1の発明として以下を開示する。
(1)原液中の溶質またはその一部を膜を用いて分離する分画装置において、該分画装置が少なくとも、
1)原液を投入する供給部と、
2)供給部から送られた原液中の溶質の一部を濾過する濾過部と、
3)濾過部からの濾液を濃縮する濃縮部と、
4)分画時に装置内に導入される移動相を送液するための送液ポンプと
を備え、該濾過部、該濃縮部および、該濾過部と該濃縮部とを接続する流路がなす回路が閉鎖回路であり、該分画装置が更に
5)濃縮部から得られる濃縮液を回収する回収部を備え
供給部、濾過部、および供給部と濾過部とを接続する流路がなす回路、ならびに濃縮部、回収部および濃縮部と回収部とを接続する流路がなす回路がそれぞれ閉鎖回路であり、供給部と、濾過部と、濃縮部と、回収部と、前記各部分を接続する流路とからなる回路がカートリッジに組み込まれてなり、送液ポンプが、回転可能なローターとローターの外周に回転自在に設置されたローラーとを具備したローラー型チューブポンプであって、前記カートリッジの外壁の一部が回路の一部の流路を圧搾するための圧搾部材であることを特徴とする分画装置。
(2)前記閉鎖した回路のトータルの内容積が50mL以下であることを特徴とする上記いずれかの分画装置。
(3)濾過部および濃縮部それぞれに濾過器を用いたことを特徴とする上記分画装置。
(4)濾過器が中空糸膜を内蔵したモジュールであることを特徴とする上記分画装置。
(5)供給部と濾過部との間の流路には原液を輸送するためのポンプを備えていることを特徴とする上記いずれかの分画装置。
(6)回収部は、濃縮液を採取する容器からなることを特徴とする上記いずれかの分画装置。
(7)前記回路のいずれかの位置に、原液を投入した際の体積変化を収容する緩衝部を有することを特徴とする上記いずれかの分画装置。
(8)前記カートリッジを、ローラー型チューブポンプのローターに離接する方向に移動させて、送管を圧搾できるようにする移動機構を備えていることを特徴とする上記分画装置。
(9)原液が体液または生体成分含有液であることを特徴とする上記いずれかの分画装置。
(1) タンパク質を吸着する抗体がない状態で、ヒトα1ミクログロブリンとヒトアルブミンとの透過比率(ヒトα1ミクログロブリン透過率/ヒトアルブミンの透過率)が1.5以上1000以下である膜分離システムの途中または後部に、特定のタンパク質を吸着する抗体を内蔵した抗体吸着膜分離システムに対し、生体成分由来の試料を供給し、生体成分の一部を分離することを特徴とする生体成分の分離方法であって、分離により得られる、該タンパク質の濃度が、抗体がない状態での膜分離システムで得られる濃度の10%以下である生体成分の分離方法。
(2)特定のタンパク質が血清アルブミン、免疫グロブリンG、免疫グロブリンA、免疫グロブリンM、トランスフェリン、ハプトグロビン、α1アンチトリプシン、α2マクログロブリン、α1アシッドグリコプロテイン、フィブリノーゲン、補体C1q、補体C3、補体C4、補体C8、補体C9、補体因子B、アポリポプロテインA、アポリポプロテインB、Lp(a)、コラーゲン、ミオシン、アクチン、サイトケラチン、ケラチンおよびフィブロネクチンのいずれかあることを特徴とする上記生体成分の分離方法。
(3)抗体がポリクローナル抗体もしくはモノクローナル抗体または抗原認識部位を含むそれらのフラグメントであることを特徴とする上記いずれかの生体成分の分離方法。
(4)抗体が、膜分離システムの膜表面に固定化されていることを特徴とする上記いずれかの生体成分の分離方法。
(5)膜分離システムが分離膜を内蔵するカラムを多段直列に組み合わせたものであって、抗体が第一段目カラムの分離膜の原液側の表面に固定化されていることを特徴とする上記いずれかの生体成分の分離方法。
(6)膜分離システムが分離膜を内蔵するカラムを多段直列に組み合わせたものであって、抗体が第一段目カラムの分離膜の透過側の表面に固定化されていることを特徴とする(17)に記載の生体成分の分離方法。
(7)膜分離システムが分離膜を内蔵するカラムを多段直列に組み合わせたものであって、抗体が前段のカラムの膜と後段のカラムの膜の間にある流路の中の移動相に存在することを特徴とする上記いずれかの生体成分の分離方法。
(8)膜分離システムが分離膜を多段直列に組み合わせたものであって、抗体が前段の膜と後段の膜との間の流路に固定されていることを特徴とする上記いずれかの生体成分分離方法。
(9)ヒトα1ミクログロブリンと分子量6万以上のヒトアルブミンとの透過比率が2以上1000以下である膜分離装置、および膜分離装置の流路の途中または後方に、抗体を内蔵する抗体処理装置を有する生体成分分離装置。
(1)複数の種類のタンパク質および水を含有する溶液を中空糸分離膜に接触させ、タンパク質の分子量の大きさによってタンパク質を分画する方法であって、分画における溶液が有機溶媒を含有することを特徴とするタンパク質の分画方法。
(2)有機溶媒の含有量が1容量%以上20容量%未満であることを特徴とする上記タンパク質の分画方法。
(3)有機溶媒がアセトニトリルであることを特徴とする上記いずれかのタンパク質の分画方法。
(4)分画が30℃以下で行われることを特徴とする上記いずれかのタンパク質分画方法。
2a 3方継手
2b ゴムボタン(供給部)
2c 継手
5a、5b、5c 分離部中空糸膜モジュール
5d 濃縮部中空糸膜モジュール
6a、6b、6c、6d 下ノズル
7a、7b、7c、7d 胴体下ノズル
8 圧搾部材
8a ガイド軸
8b ガイド軸
9 多チャンネル式回転ローラー
9a 回転ローラー
9b 回転ローラー
9c 回転ローラー
10 回収容器
11 回収容器キャップ
12 チューブ付きバック
14 カートリッジ
M 分画装置全体
15 三方バルブ
16 溶液循環流路
17a、17b、17c 送液ポンプ
18 透過液出口
19 膜分離モジュール
20 濾液出口
21 吸着モジュール
22 濾過液出口
23 濃縮モジュール
まず第1の発明のグループに関して説明する。
1)原液を投入する供給部と、
2)供給部から送られた原液中の溶質の一部を濾過する濾過部と、
3)濾過部からの濾液を濃縮する濃縮部とを備え、
4)分画時に装置内に導入される移動相を送液するための送液ポンプとを備え、該濾過部、該濃縮部および、該濾過部と該濃縮部とを接続する流路がなす回路が閉鎖回路の構成であり、該分画装置が更に
5)濃縮部から得られる濃縮液を回収する回収部を備え
供給部、濾過部、および供給部と濾過部とを接続する流路がなす回路、ならびに濃縮部、回収部および濃縮部と回収部とを接続する流路がなす回路がそれぞれ閉鎖回路であり、供給部と、濾過部と、濃縮部と、回収部と、前記各部分を接続する流路とからなる回路がカートリッジに組み込まれてなり、送液ポンプが、回転可能なローターとローターの外周に回転自在に設置されたローラーとを具備したローラー型チューブポンプであって、前記カートリッジの外壁の一部が回路の一部の流路を圧搾するための圧搾部材である。
次に第2の手段について説明する。
第2の手段においては、
1)タンパク質を吸着する抗体がない状態でヒトα1ミクログロブリンとヒトアルブミンとの透過比率(ヒトα1ミクログロブリン透過率/ヒトアルブミンの透過率)が1.5以上1000以下である膜分離システムと、
2)タンパク質を吸着する抗体が必須の成分であり、本発明の分離方法により得られる特定のタンパク質の濃度が、抗体がない状態での膜分離システムで得られる濃度の10%以下であることが必要である。ここでヒトα1ミクログロブリンは分子量3万以下のタンパク質、ヒトアルブミンは分子量6万以上のタンパク質を代表するタンパク質である。
例えば血清を検体として利用する場合には、アルブミンや免疫グロブリンなどのタンパク質が血清中に高濃度に存在するため、膜を用いてもこれらのタンパク質が完全には分離できず一部が膜から漏出する。また、検体中にはタンパク質が分解されて生じた分子量の低いフラグメントペプチドも存在し、このようなペプチドは膜では分離できず抗体によって除去することが望まれる。漏出したタンパク質やそのフラグメントペプチドは依然として、質量分析における微量成分の検出を阻害する。本発明の分離によって、漏出したタンパク量を10分の1以下に減らすことができ、質量分析の感度をより向上させ微量成分の検出を可能にすることができる。
第2の手段において、膜分離システムが使用される。分離に使用される膜としては、通常多孔性のものが使用され、平面フィルター、カートリッジ式フィルター等の平膜型分離膜(平膜)、中空糸等の中空状分離膜(中空糸膜)のいずれも用いることができる。一般に、中空糸は処理液量あたりの表面積が大きく、圧損も少ないため、最も効率よく用いることができる。また、平面フィルターは製膜が容易で安価に作成することができるという利点がある。膜素材としては、セルロース、セルロースアセテート、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリメチルメタクリレート等のポリメタクリレート、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリ弗化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリエステル、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリエチレンおよびポリプロピレンからなる群より1種類以上選択される素材を例示することができる。この中でも近年透析器などに良く用いられているポリスルホンは分画特性が良好であるために好ましい素材である。
ール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコール類が利用できるが、このうち非アルコール系の有機溶媒を用いることがより好ましい。また、緩衝液中に含まれる有機溶媒は1種類でもよく、2種類以上でもよい。
(実施例A)(第1の発明)
図1、2は、本発明の分画装置を説明する図である。図1は分離部が3つのモジュールによって構成されていることを示す。
上記回路をカートリッジに収納した。
(参考例1)
ポリスルホン中空糸100本を束ね、中空糸の中空部を閉塞しないようにエポキシ系ポッティング剤で両末端をガラス管モジュールケースに固定し、ミニモジュールを作成した。該ミニモジュールは、内直径が約7mm、長さが約17cmであり、一般的な中空糸膜型透析器と同様に透析液ポートを2個有している。該ミニモジュールの中空糸およびモジュール内部を蒸留水にて洗浄した。
リガンド固定化用カップリングカラムであるHiTrap NHS-activated(アマシャムバイオサイエンス製)に抗ヒトアルブミン抗体を固定化し、抗体カラムを作成した。使用した抗体の種類および量は表1のとおりであり、各抗ヒトアルブミン抗体を固定化して作成したカラムのNoは、各抗ヒトアルブミン抗体に附したNoをそのまま使用した。
分析結果を図4に示す。
レーン1 電気泳動用分子量マーカーであるレインボーマーカー(アマシャム製 RPN756)
レーン2 参考例1で得た濾液
レーン3 カラムNo.1素通り画分
レーン4 カラムNo.2素通り画分
レーン5 カラムNo.3素通り画分
レーン6 カラムNo.4素通り画分
レーン7 カラムNo.5素通り画分
レーン8 カラムNo.1吸着画分
レーン9 カラムNo.2吸着画分
レーン10 カラムNo.3吸着画分
レーン11 カラムNo.4吸着画分
レーン12 カラムNo.5吸着画分
レーン13 電気泳動用分子量マーカーであるMultiMark (インビドロジェン製 LC5725)
図4から、抗体カラム処理前のサンプルに多量に存在していたアルブミンが抗体カラム素通り画分からはほぼ消失していることが判る。したがって、素通り画分にはアルブミン抗体の存在によりタンパク質が10%以下となっており、さらにほとんどないことを確認した。
(参考例3)
参考例1の操作で得られた濾液の半量を遠心分離型分離膜(ザルトリウス製vivaspin,3000MWCO)を用いて1mLにまで濃縮し、さらにカラム専用の緩衝液(アジレント製BufferA No.5185-5987)4mLを混合後、0.22μmの遠心フィルターにて濾過し、6種の抗体を組み合わせたアフニティーカラムMultiple Affinity Removal Column(アジレント製No.5185-5985)を用いて分離した。
(比較例1)
参考例1で用いたのと同一ロットのヒト血清(SIGMA社 H1388、 Lot 28H8550)40μLを参考例3で用いた抗体カラム専用緩衝液にて5倍に希釈し分離した。素通り画分、吸着画分を遠心分離型分離膜(ザルトリウス製vivaspin, 3000MWCO)を用いてそれぞれ1mLにまで濃縮し、内、各5 μLをSDS-PAGEにて分析した。分析の結果、抗体によってアルブミンをはじめいくつかのバンドが消失したが、高分子量物質から低分子量物質まで広範囲に渡りバンドが存在していた。
以下に第3の手段に関する参考例を説明する。
東レ株式会社製血液透析器(TS1.6ML)の両端の樹脂接着部分を切り、ポリスルホン製中空糸膜を得た。得られた中空糸膜の寸法は、内直径200μm、膜厚40μmであり、液が透過するところの断面を観察したところ非対称構造を有していた。この中空糸膜を100本束ね、中空糸膜の中空部を閉塞しないようにエポキシ系ポッティング剤で両末端をガラス管モジュールケースに固定し、ミニモジュールを作製した。ミニモジュールの直径は約7mm、長さは約17cmであり、一般的な中空糸膜型透析器同様に、中空糸内に液体を循環させるためのポート(循環ポート)と透析液ポートをそれぞれ2個有している。作製したミニモジュールの中空糸膜およびモジュール内部を蒸留水にて洗浄した。
緩衝液Aにアセトニトリル濃度が12.5%(v/v)となるようにアセトニトリル(シグマアルドリッチジャパン製、高速液体クロマトグラフィー用)を添加しよく混和後、脱気し、本発明のタンパク質分画デバイス用緩衝液として用いた(以下、12.5%アセトニトリル添加緩衝液A)。12.5%アセトニトリル添加緩衝液Aで4倍希釈したヒト血清(シグマ製)(以下、希釈血清Bと表記)4mLを参考例4と同様の方法によりモジュールで処理した。その結果、表3のとおり除去対象であるHSAの回収率は希釈血清B中に含まれていた量の0.012%と非常に低いのに対し、回収対象であるβ2MG、IL−8はそれぞれ52.3%、19.7%回収された。
緩衝液Aにアセトニトリル濃度が15%(v/v)となるようにアセトニトリル(シグマアルドリッチジャパン製、高速液体クロマトグラフィー用)を添加しよく混和後、脱気し、本発明のタンパク質分画デバイス用緩衝液として用いた(以下、15%アセトニトリル添加緩衝液Aという。)。15%アセトニトリル添加緩衝液Aで4倍希釈したヒト血清(シグマ製)(以下、希釈血清Cと表記)4mLを参考例4と同様の方法で処理した。その結果、表3のとおり除去対象であるHSAの回収率は希釈血清C中に含まれていた量の0.028%と非常に低いのに対し、回収対象であるβ2MG、IL−8はそれぞれ54.3%、24.3%回収された。
緩衝液Aにアセトニトリル濃度が17.5%(v/v)となるようにアセトニトリル(シグマアルドリッチジャパン製、高速液体クロマトグラフィー用)を添加しよく混和後、脱気し、本発明のタンパク質分画デバイス用緩衝液として用いた(以下、17.5%アセトニトリル添加緩衝液A)。17.5%アセトニトリル添加緩衝液Aで4倍希釈したヒト血清(シグマ製)4mL(以下、希釈血清Dと表記)を参考例4と同様の方法で処理した。その結果、表3のとおり除去対象であるHSAの回収率は希釈血清D中に含まれていた量の0.039%と低いのに対し、回収対象であるβ2MG、IL−8はそれぞれ55.9%、25.1%回収された。
緩衝液Aにアセトニトリル濃度が7.5%(v/v)となるようにアセトニトリル(シグマアルドリッチジャパン製、高速液体クロマトグラフィー用)を添加しよく混和後、脱気し、本発明のタンパク質分画デバイス用緩衝液として用いた(以下、7.5%アセトニトリル添加緩衝液A)。7.5%アセトニトリル添加緩衝液Aで4倍希釈したヒト血清(シグマ製)(以下、希釈血清Eと表記)4mLを参考例4と同様の方法で処理した。その結果、表3のとおり除去対象であるHSAの回収率は希釈血清E中に含まれていた量の0.008%と非常に低いのに対し、回収対象であるβ2MG、IL−8はそれぞれ41.9%、17.1%回収された。
緩衝液Aにアセトニトリル濃度が5.0%(v/v)となるようにアセトニトリル(シグマアルドリッチジャパン製、高速液体クロマトグラフィー用)を添加しよく混和後、脱気し、本発明のタンパク質分画デバイス用緩衝液として用いた(以下、5.0%アセトニトリル添加緩衝液A)。5.0%アセトニトリル添加緩衝液Aで4倍希釈したヒト血清(シグマ製)(以下、希釈血清Fと表記)4mLを参考例4と同様の方法で処理した。その結果、表3のとおり除去対象であるHSAの回収率は希釈血清F中に含まれていた量の0.007%と非常に低いのに対し、回収対象であるβ2MG、IL−8はそれぞれ34.1%、16.2%回収された。
緩衝液Aにアセトニトリル濃度が2.5%(v/v)となるようにアセトニトリル(シグマアルドリッチジャパン製、高速液体クロマトグラフィー用)を添加しよく混和後、脱気し、本発明のタンパク質分画デバイス用緩衝液として用いた(以下、2.5%アセトニトリル添加緩衝液A)。2.5%アセトニトリル添加緩衝液Aで4倍希釈したヒト血清(シグマ製)(以下、希釈血清Gと表記)4mLを参考例4と同様の方法で処理した。その結果、表3のとおり除去対象であるHSAの回収率は希釈血清G中に含まれていた量の0.004%と非常に低いのに対し、回収対象であるβ2MG、IL−8はそれぞれ20.5%、11.7%回収された。
50mM酢酸アンモニウム緩衝液(pH5.0)(以下、緩衝液B)を調製し、アセトニトリル濃度が10%(v/v)となるようにアセトニトリル(シグマアルドリッチジャパン製、高速液体クロマトグラフィー用)を添加しよく混和後、脱気し、本発明のタンパク質分画デバイス用緩衝液として用いた(以下、アセトニトリル添加緩衝液B)。アセトニトリル添加緩衝液Bで4倍希釈したヒト血清(シグマ製)(以下、希釈血清Hと表記)4mLを参考例4と同様の方法で処理した。その結果、表3のとおり除去対象であるHSAの回収率は希釈血清H中に含まれていた量の0.035%と非常に低いのに対し、回収対象であるβ2MG、IL−8はそれぞれ9.4、13.2%回収された
緩衝液Aに濃度が10%(v/v)となるように1,4−ジオキサン(シグマアルドリッチジャパン製)を添加しよく混和した(以下、ジオキサン添加緩衝液A)。ジオキサン添加緩衝液Aで4倍希釈したヒト血清(シグマ製)(以下、希釈血清Iと表記)4mLを参考例4と同様の方法で処理した。その結果、表3のとおり除去対象であるHSAの回収率は希釈血清I中に含まれていた量の0.022%と非常に低いのに対し、回収対象であるβ2MG、IL−8はそれぞれ58.7%、20.5%回収された。
緩衝液Aに濃度が10%(v/v)となるようにアセトン(シグマアルドリッチジャパン製)を添加しよく混和した(以下、アセトン添加緩衝液A)。アセトン添加緩衝液Aで4倍希釈したヒト血清(シグマ製)(以下、希釈血清Jと表記)4mLを参考例4と同様の方法で処理した。その結果、表3のとおり除去対象であるHSAの回収率は希釈血清J中に含まれていた量の0.037%と非常に低いのに対し、回収対象であるβ2MG、IL−8はそれぞれ57.5%、21.2%回収された。
緩衝液Aに濃度が10%(v/v)となるようにエタノール(シグマアルドリッチジャパン製)を添加しよく混和した(以下、エタノール添加緩衝液A)。エタノール添加緩衝液Aで4倍希釈したヒト血清(シグマ製)(以下、希釈血清Kと表記)4mLを参考例4と同様の方法で処理した。その結果、表3のとおり除去対象であるHSAの回収率は希釈血清K中に含まれていた量の0.023%と非常に低いのに対し、回収対象であるβ2MG、IL−8はそれぞれ46.8%、18.9%回収された。
緩衝液Aを回路内に充填し、緩衝液Aで4倍希釈したヒト血清(シグマ製)(以下、希釈血清Lと表記)4mLを0.2mL/minで回路内に注入して参考例4と同様にして分画処理した。その結果、表3のとおり除去対象であるHSAの回収率は希釈血清L中に含まれていた量に対して検出感度以下と非常に低かったが、回収対象であるβ2MG、IL−8もそれぞれ5.90%、検出感度以下であり、低回収率であった。
緩衝液Bを回路内に充填し、緩衝液Bで4倍希釈したヒト血清(シグマ製)(以下、希釈血清Mと表記)4mLを0.2mL/minで回路内に注入して参考例4と同様にして分画処理した。その結果、表3のとおり除去対象であるHSAの回収率は希釈血清M中に含まれていた量に対して検出感度以下と非常に低かったが、回収対象であるβ2MG、IL−8もそれぞれ検出感度以下、1.83%であり、低回収率であった。
緩衝液Aを回路内に充填し、緩衝液Aで4倍希釈したヒト血清(シグマ製)(以下、希釈血清Nと表記)4mLを0.2mL/minで回路内に注入して、処理中の温度を30℃に設定する以外は参考例4と同様にして分画処理した。その結果、処理中に気泡が発生し評価が不可能となった。
Claims (9)
- 原液中の溶質またはその一部を膜を用いて分離する分画装置であって、該分画装置が少なくとも、1)原液を投入するための供給部と、
2)供給部から送られた原液中の溶質の一部を濾過する濾過部と、
3)濾過部からの濾液を濃縮する濃縮部と、
4)分画時に装置内に導入される移動相を送液するための送液ポンプと
を備え、該濾過部、該濃縮部および、該濾過部と該濃縮部とを接続する流路がなす回路が閉鎖回路であり、該分画装置が更に
5)濃縮部から得られる濃縮液を回収する回収部を備え
供給部、濾過部、および供給部と濾過部とを接続する流路がなす回路、ならびに濃縮部、回収部および濃縮部と回収部とを接続する流路がなす回路がそれぞれ閉鎖回路であり、供給部と、濾過部と、濃縮部と、回収部と、前記各部分を接続する流路とからなる回路がカートリッジに組み込まれてなり、送液ポンプが、回転可能なローターとローターの外周に回転自在に設置されたローラーとを具備したローラー型チューブポンプであって、前記カートリッジの外壁の一部が回路の一部の流路を圧搾するための圧搾部材であることを特徴とする分画装置。 - 前記閉鎖した回路のトータルの内容積が50mL以下であることを特徴とする請求項1に記載の分画装置。
- 濾過部および濃縮部それぞれに濾過器を用いたことを特徴とする請求項1または2に記載の分画装置。
- 濾過器が中空糸膜を内蔵したモジュールであることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の分画装置。
- 供給部と濾過部との間の流路に原液を輸送するための送液ポンプを備えていることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の分画装置。
- 回収部は、濃縮液を採取する容器からなることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の分画装置。
- 前記回路のいずれかの位置に、原液を投入した際の体積変化を収容する緩衝部を有することを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の分画装置。
- 前記カートリッジを、ローラー型チューブポンプのローターに離接する方向に移動させて、送管を圧搾できるようにする移動機構を備えていることを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載の分画装置。
- 原液が体液または生体成分含有液であることを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載の分画装置。
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