JP4654137B2 - デッキ材の固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、遊歩道や公園施設において設置されるベンチやテーブル,八ツ橋,ボードウォークの他、競技場観覧席、或いはベランダやテラスの直貼り式デッキにおいて、仕上材として使用される合成樹脂、合成木材、天然木材製のデッキ材を根太材に固定するためのデッキ材の固定構造に関するものである。
一般に根太材にデッキ材を取り付けて形成する直貼り式デッキは、根太材と横切る方向にデッキ材を配置し、根太材とデッキ材とが交差する部位で取付用の部材を用いて取り付けている。取り付けに際しては、デッキ材の表面に釘やボルト等の締結手段が表れた状態では外観上見苦しく、また引っかかる恐れがあることから、デッキ材の厚みを大きいものとし、デッキ材の側端下方に取付部を設け、取付用の部材と根太材との間に取付部を挟んで固定することで、取り付けが容易で締結手段が表面に表れることがないデッキ材の固定構造が用いられてきている。
かかる直貼り式デッキについては、例えば根太の上にデッキ材を載置し、隣接するデッキ材の対向面に形成してある溝に押え材を掛け渡し、前記隣接するデッキ材の間からねじを前記押え材に貫通して前記根太にねじ込むことによりデッキ材を根太に固定する装置において、前記根太の上面に凸部が形成してあること、前記押え材は、その押え材に貫通したねじを前記根太の凸部に鞍座する、弾性を有する鞍部材に仮螺着してなる鞍付き押え材であること、及び、前記押え材又は鞍部材は、その両端部が近接される二つのデッキ材に当接されて両デッキ材の間に所定間隔を設定する寸法を有するデッキ材固定装置を用いたデッキ材の固定構造が開示されている(例えば特許文献1)。
また、根太の上にデッキ材を載置し、隣接するデッキ材の対向面に形成してある溝に掛け渡された押え材に、前記隣接するデッキ材の間から挿入される工具によりねじを貫通して前記根太までねじ込むことにより、前記根太に前記デッキ材を前記押え材により規定される所定間隔を持って固定する装置において、前記押え材は、根太の長手方向に対応する両端部が隣接するデッキ材の溝に掛け渡される平板部と、その平板部の左右両端部のほぼ中央から前記根太の上部を嵌合し得る間隔を持って下方に延びる倒立T字形の係止壁とを有すること、前記平板部と係止壁の水平部との間に前記デッキ材の溝を形成する下壁の厚みよりも大きい間隙を有すること、前記平板部のほぼ中央にねじ貫通用孔が設けてあること、前記係止壁の垂直部の幅は、隣接して固定される二つのデッキ材の前記溝を形成する前記下壁の先端に当接されて両デッキ材の間の間隔を規定すること、前記根太の両側面上部に、前記押え材の両係止壁の間に前記根太の上部を嵌合した時に、前記平板部と根太の上面との間に前記デッキ材の溝を形成する下壁の厚みよりもやや大きな隙間を残して前記係止壁を係止する係止部が形成してあるデッキ材固定装置を用いたデッキ材の固定構造が開示されている(例えば特許文献2)。
特開2004−218312号公報 特開2004−218313号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような従来のデッキ材の固定構造では、根太の上面に凸部を形成し、その凸部に鞍部材を鞍座させてねじ止めを行うことから、根太材に対するデッキ材の取付角度が直交の一種類のみとなり、例えばボードウォーク上での設置などではデッキ材の取付角度が直交のみとはならず複数種類となる場合には他の形状の部材が必要となり、取り付け作業が繁雑なものとなると共に、現地におけるデッキ材の取付角度の修正を殆ど行うことができず、デッキ材の取付角度の変更が容易ではないものとなっていた。
また特許文献2に記載のようなデッキ材の固定構造についても同様に、デッキ材の取付角度が複数種類となる場合には、他の形状の押え材が必要となり、また現地におけるデッキ材の取付角度の修正を殆ど行うことができず、デッキ材の取付角度の変更が容易ではないものとなっていた。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、根太材に対するデッキ材の取付角度を変更するのが容易となされたデッキ材の固定構造を提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係わるデッキ材の固定構造は、開口縁により入り口が奧側より狭くなされた取付溝が上面に形成された根太材と、上面より下方の側面に突出して設けられた取付部を備えたデッキ材と、前記取付溝に挿入される挿入部と前記取付部を上方から押さえつけて固定する押圧部とを備えた取付金具と、を用いたデッキの固定構造であって、取付金具は断面両手鍋形状となされたもので、該両手鍋形状の鍋掴み部分が押圧部、鍋底部分が挿入部となされ、略同一の断面形状で延設されると共に、延設方向の両端から押圧部と挿入部とを残して切欠き部が形成され、挿入部が取付溝内に挿入された状態で、取付金具の延設方向と根太材の取付溝の延設方向とが平行から少なくとも直角となるまで、取付金具が回動可能となされ、該取付金具が回動されると前記切欠き部に根太材の取付溝の開口縁が挿入されるようになされると共に、挿入部に設けられたビス孔に挿通されたビスが前記取付溝の底に螺着されて、該取付金具が根太材に固定されるようになされていることを特徴とするものである。
本発明に係わるデッキ材の固定構造によれば、取付金具の挿入部が取付溝内に挿入された状態で、取付金具の延設方向と根太材の取付溝の延設方向とが平行から少なくとも直角となるまで、取付金具が回動可能となされ、該取付金具が回動されると前記切欠き部に根太材の取付溝の開口縁が挿入されるようになされると共に、挿入部に設けられたビス孔に挿通されたビスが前記取付溝の底に螺着されて、該取付金具が根太材に固定されるようになされていることで、押圧部に取り付けられるデッキ材の根太材に対する取付角度を容易に変更することができる。
また前記挿入部は、延設方向の先端の、少なくとも対角に位置する角部がR形状に面取りされていれば、取付金具を回動させる際に挿入部の角部が邪魔になりにくくなり、挿入部の延設方向の長さを大きくして取り付け強度を高めることができ好ましい。
また前記挿入部は、前記取付溝内で上下方向に付勢力が生じるバネ形状となされていれば、挿入部が取付溝内に挿入された状態でがたつくのを防いで、取り付けが更に容易に行うことができるようになり好ましい。
本発明に係わる請求項1に記載のデッキ材の固定構造によれば、取付金具の挿入部が取付溝内に挿入された状態で、取付金具の延設方向と根太材の取付溝の延設方向とが平行から少なくとも直角となるまで、取付金具が回動可能となされ、該取付金具が回動されると前記切欠き部に根太材の取付溝の開口縁が挿入されるようになされると共に、挿入部に設けられたビス孔に挿通されたビスが前記取付溝の底に螺着されて、該取付金具が根太材に固定されるようになされていることで、押圧部に取り付けられるデッキ材の根太材に対する取付角度を容易に変更することができる。
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1〜図3は、本発明に係わるデッキ材の固定構造におけるデッキの取り付けの、実施の一形態を示すもので、図1は取付金具と根太材とを示す説明図である。取付金具1は、断面両手鍋形状となされたもので、鍋掴み部分が押圧部11、鍋底部分が挿入部12となされ、両手鍋形状の断面形状で略同一断面にて延設されている。取付金具1の延設方向αの両端から、押圧部11と挿入部12を残して切り欠かれて切欠き部13が形成されている。
根太材20は、上面に取付金具1を取り付ける取付溝2が形成されており、延設方向βに同一断面にて延設されたものである。取付溝2は根太材20と一体に設けられた開口縁21により入り口の間隔L1が奧側の間隔L2より狭くなされ、取付溝2に開口縁21間の間隔L1より幅広で、間隔L2より幅の狭い板状体が挿入可能となされると共に、挿入された場合に上方に抜けないようになされている。
取付金具1の延設方向αと根太材20の延設方向とが一致された状態で、取付溝2の上方から取付金具1の挿入部12を取付溝2内に挿入し、図2に示す如く取付溝2内で挿入部12が矢印Y1の方向に回動される。ここで、挿入部12の幅は取付溝2の入り口の間隔L1より小さくなされることで挿入部12が取付溝2内に挿入され、且つ切欠き部13が設けられた部位の対角線の長さが間隔L1より小さくなされ、すなわち切欠き部13が設けられた部位の回動半径が間隔L1の1/2より小さくなされることで、挿入部12が取付溝2内で回動可能となされている。
取付溝2に取り付けられた取付金具1に対して、図3に示す如くデッキ材が取り付けられる。デッキ材10の側面102には、上面101より下方である下端部分に取付部3が設けられており、取付部3は側面102から平板状に突出された板状部31と、板状部31の先端に設けられ上下方向の高さが板状部31より大きくなされた突起部32とから形成されている。側面102の上端付近からは、取付部3と同じ方向に平板状に突出され、且つ突出長さが取付部3より長くなされた隙間隠し部103が設けられている。デッキ材10の延設方向γが根太材20に取り付けられた取付金具1の延設方向αと略同一となされて矢印Y2の方向に移動されることで、デッキ材10に設けられた取付部3が取付金具1の押圧部11と根太材20との間に挟まれる。
図4は、根太材20にデッキ材10が取り付けられた状態を示すもので、(a)は平面図、(b)は縦断面図であり、根太材20に対してデッキ材10を直交する方向に取り付けた場合を示している。まず(a)において、便宜上隙間隠し部103は省略しているが、挿入部12には、1つのビス孔14が設けられており、根太材20に対しての取付金具1の固定はビス孔14に挿通したビスを根太材20に螺着することで行われる。
次に(b)において、挿入部12のビス孔14に挿通されたビスB1が根太材20に螺着されて緊結されることで、根太材20と押圧部11との間に挟まれた取付部3が上方から押圧されてデッキ材10が固定される。押圧部11の先端付近には、下方に向けて凸部111が形成されていることで、突起部32が凸部111に引っかかって押圧している取付部3が取付金具1から外れにくくなされている。ビスB1の緊結は、隙間隠し部103間の隙間からドライバー等の工具を用いて行うことができる。
図5は、取付溝2内での挿入部12の回動を示す平面図である。(a)に示す如く、延設方向αの挿入部12の長さL3は取付溝2の奧側の間隔L2より小さくなされ、挿入部12の先端121はR形状に面取りがなされている。取付溝2に挿入された挿入部12は、(b)に示す如く円形の回動範囲C1内で矢印Y3に示す左右両回転に回動自在となされているが、先端121の角部がR形状に面取りされていることで角部が取付溝2の内面に引っかかりにくくなって、挿入部12の長さに対して回動範囲C1を大きくすることができ、また挿入部12を回動させやすくなって取り付けにおける作業性を高めることができる。
上述のような取付金具1を用いることで、図6に示す如く根太材20に対して任意の角度θでデッキ材10を取り付けることができる。図6においても便宜上隙間隠し材103を省略しているが、まず端部の取付金具1Aの押圧部11にデッキ材10Aの取付部3を挟んだ状態で任意の角度θとなるように取付金具1を根太材20にビスB1で緊結する。次に別の取付金具1Bの挿入部(本図においては図示せず)を取付溝2に挿入し、回動させて任意の角度θとしてから先に取り付けたデッキ材10Aの取付部3に押圧部11をあてがい、次のデッキ材10Bを根太材20上で矢印Y2の方向に移動させ、デッキ材10Bの取付部3を取付金具1Bの押圧部11に嵌着させる。ビスB1が緊結されていない状態では、切欠き部13により押圧部11と根太材20との間のクリアランスは取付部3を嵌着させるのに十分なものとなされている。取付金具1の両側の押圧部11に取付部3が挟まれた状態でビスB1を緊結して固定する。更に次の取付金具1Cの挿入部を取付溝2に挿入して同様の作業を行い、かかる作業を順次行って行くことで任意の角度θにデッキ材10を敷き詰めて取り付けることができる。
図7は、挿入部12の角部の面取りの、他の例を示す平面図である。図5に示す如く全ての角部が面取りされていればいずれの方向にも回動自在とできるが、図中の実施形態では先端121の対角に位置する角部がR形状に面取りされている。かかる形状により、先端121の面取りされた部位には取付溝2の内面が当たらなくなり、少なくとも図中矢印Y4に示すように一方向については取付金具1が90度の角度で自在に回動可能となり、取付金具1を問題なく回動させて取付溝2に取り付けることができ、且つデッキ材10の根太材20への取付角度も問題なく自在なものとできる。更にまた、一方向のみに回動を規制することで仮り止め時等における回りすぎを防止して、取付時の作業性の向上に繋げることもできる。
図8は、取付金具1の挿入部12の形状の、更に他の例を示すもので、(a)が図1に示した取付金具1の側面図、(b)が他の例を示す側面図である。挿入部12は(a)に示すように平坦な板状体としておいてもよいが、(b)に示すように上下方向に折り曲げて、取付溝2内に挿入された状態で上下方向に付勢力が生じるような形状としておくことで、挿入部12を取付溝2に挿入して仮り止めを行う際に、取付溝2におけるクリアランスが大きい場合にも取付金具1のがたつきや回動が抑えられて位置合わせを行うのが容易となり得る。また取付溝2をアルミニウム等の金属により押出成形を行う場合に、開口縁21と取付溝2底部との間に間隔を大きく取ることができ、押出による成形を容易なものとできる。更に本実施形態の如く、上下方向の折り曲げを、先端と根本とで逆の方向にしておくことで、取付溝2内で挿入部11を回動させる際に挿入部11の先端が開口縁21に引っかかりにくくできる。
また、押圧部11には、下面から下方に先端が尖らせられた突起部112が四体突設されている。突起部112が設けられていることで、ビスB1を緊結した際に取付部3に突起部112が食い込んで、デッキ材10が根太材20の延設方向に滑動するのを抑止できる。また突起部112は略直角三角形状となされてとりわけ一方向からのデッキ材10の滑動の抑止に強く働くようになされると共に、向きを逆とした二体を一対として、中央を挟んで該一対がそれぞれ設けられていることで、ビスB1による緊結において中央を挟んで不均一な押圧となった場合でも、いずれの方向に対してもデッキ材10の滑動を抑止できるようになされている。
更にまた、取付金具1の側面と底面には内側に向けて線状に凹まされてリブ15が設けられている。リブ15により取付金具1の断面両手鍋形状を保持する強度が高められ、デッキ材10の施工時に取付部3が衝突された場合や、長期に亘って使用される場合でも変形が起こりにくく、デッキ材10をより確実に固定できるようになされている。また側面や底面のみならず、挿入部11にもリブを設けて形状や付勢力の保持を図るようにしてもよい。
図9は、参考例に係わるデッキ材の固定構造を示す斜視図である。まず根太材20はアルミニウム押出形材により形成されたもので、上面には、箱状に突出された幅L3の凸状部4と、凸状部4の両脇に平坦な下段部41とが設けられている。根太材20の上下面には、束材を取り付けるためのボルト頭部又はナットを摺動可能に挿入できる蟻溝状の束材取付溝201が形成されており、側面には幕板を取り付けるためのボルト頭部又はナットを摺動可能に挿入できる蟻溝状の束材取付溝202が形成されている。
デッキ材の取り付けに用いる取付金具5は、金具本体51の延設方向α両側縁に沿って押圧部52が設けられ、延設方向αの両端には、金具本体51に切り込みを入れて断面コ字状に折り曲げた突出部53が間隔をおいて二体設けられており、突出部53の下面には根太材20へ取り付けを行うためのビス孔54が設けられている。突出部53の間隔は、凸状部4の幅L3より大きい間隔L4となされている。金具本体51の延設方向αの両端で、突出部53が設けられていない部位には下方に向けて食い込み部55が突設されている。また押圧部52の先端付近には、第一の実施形態と同様に下方に向けて凸部521が形成されている。
取付金具5の根太材20への取り付けは図10の如く行われる。突出部53の間に凸状部4が入るようになされ、突出部53間の隙間L4より凸状部4の幅が大きくなされていることで、突出部53は凸状部4を跨ぐようになされると共に、その下面は凸状部4の両脇の下段部41に当接される。この状態で、突出部53の下面に設けられたビス孔55に挿通されたビスB2が根太材20の下段部41に螺着されて取付金具5が固定されるようになされている。
図11は、デッキ材10の固定方法を示す側面図である。デッキ材10は第一の実施形態と同一のものを用いておりその詳細な説明は省略する。まず取付金具5の突起部53が設けられた側に、一方のデッキ材10Aの取付部3が押圧部52に挟まれた状態で、ビス孔54に挿通されたビスB2が螺着されて取付金具5によりデッキ材10Aが固定される。ここで取付部3は突起部32と凸部521とにより抜けにくくなされると共に、突起部32に食い込み部55が食い込むことで、デッキ材10が根太材20上で延設方向βやその他の方向に滑動するのを防止している。
デッキ材10A及び根太材20に固定された取付金具5に対して、他方のデッキ材10Bが取り付けられる。既にビスB2が螺着されていることから、隙間隠し部103間に隙間を設ける必要をなくすることができる。デッキ材10Bは凸状部4と押圧部52との間の隙間に取付部3が無理入れされるが、取付金具5が靱性に富む金属製であることと、凸部521の先端が斜め上方に向けられていることで、無理入れであっても円滑に行うことができる。デッキ材10Bの他方の取付部3についてもデッキ材10Aと同様に食い込み部55が設けられた取付金具5が取り付けられることで強固な固定がなされる。かかる取り付けを順次行うことで、根太材20上にデッキ材10を取り付けて行くことができる。
図12は、この参考例による取付金具5の、取り付け可能な角度を示す説明図である。取付金具5が根太材20に固定されていない状態で、突出部53間の間隔L4が凸状部4の幅L3より大きくなされていることで、突出部53と凸状部4との間に生じる隙間によって取付金具5の角度が調整可能となるが、その回動範囲は突起部53の内縁部を通る円C2の、凸状部4の外側部分である図中角度θの範囲となり、回動範囲は凸状部4の幅L3及び突起部53間の隙間L4により必要に応じて適宜設定してよい。
かかる取付金具5を用いることで、第一の実施形態と同様にデッキ材10を根太材20に対する取付角度を図13に示す如く変更して取り付けることが可能となる。本図においては便宜上隙間隠し材103を省略しているが、まず端部の取付金具5Aの押圧部52にデッキ材10Aの取付部3を挟んだ状態で任意の角度θとなるように取付金具5Aを根太材20にビスB2で緊結する。次に別の取付金具5Bの押圧部52をデッキ材10Aの取付部3にあてがった状態でビスB2を緊結する。ここで次のデッキ材10Bを根太材20上で矢印Y6の方向に移動させ、取付部3を取付金具5Bの押圧部52に対して無理入れして嵌着させる。更に次の取付金具5Cについて同様の作業を行い、かかる作業を順次行って行くことで任意の角度θにデッキ材10を敷き詰めて取り付けることができる。
本発明に係わるデッキ材の固定構造の実施形態におけるデッキ材の取り付けを示す説明図である。 本発明に係わるデッキ材の固定構造の実施形態におけるデッキ材の取り付けを示す説明図である。 本発明に係わるデッキ材の固定構造の実施形態におけるデッキ材の取り付けを示す説明図である。 本発明に係わるデッキ材の固定構造の実施形態を示す説明図である。 本発明に係わるデッキ材の固定構造の実施形態における取付金具の回動状態を示す平面図である。 本発明に係わるデッキ材の固定構造の実施形態におけるデッキ材の取り付けを示す説明図である。 本発明に係わるデッキ材の固定構造の実施形態における取付金具の回動状態における他の例を示す平面図である。 本発明に係わるデッキ材の実施形態における挿入部の形状の、他の例を説明する側面図である。 参考例に係わるデッキ材の固定構造におけるデッキ材の取り付けを示す説明図である。 参考例に係わるデッキ材の固定構造におけるデッキ材の取り付けを示す説明図である。 参考例に係わるデッキ材の固定構造におけるデッキ材の取り付けを示す側面図である。 参考例に係わるデッキ材の固定構造における取付金具の回動状態を示す平面図である。 参考例に係わるデッキ材の固定構造におけるデッキ材の取り付けを示す説明図である。
1 取付金具
11 押圧部
12 挿入部
121 先端
13 切欠き部
2 取付溝
21 開口縁
3 取付部
4 凸状部
5 取付金具
51 金具本体
52 押圧部
53 突出部
10 デッキ材
20 根太材
L3 凸状部の幅
L4 突出部間の隙間
α 取付金具の延設方向
β 根太材の延設方向
γ デッキ材の延設方向

Claims (3)

  1. 開口縁により入り口が奧側より狭くなされた取付溝が上面に形成された根太材と、上面より下方の側面に突出して設けられた取付部を備えたデッキ材と、前記取付溝に挿入される挿入部と前記取付部を上方から押さえつけて固定する押圧部とを備えた取付金具と、を用いたデッキの固定構造であって、取付金具は断面両手鍋形状となされたもので、該両手鍋形状の鍋掴み部分が押圧部、鍋底部分が挿入部となされ、略同一の断面形状で延設されると共に、延設方向の両端から押圧部と挿入部とを残して切欠き部が形成され、挿入部が取付溝内に挿入された状態で、取付金具の延設方向と根太材の取付溝の延設方向とが平行から少なくとも直角となるまで、取付金具が回動可能となされ、該取付金具が回動されると前記切欠き部に根太材の取付溝の開口縁が挿入されるようになされると共に、挿入部に設けられたビス孔に挿通されたビスが前記取付溝の底に螺着されて、該取付金具が根太材に固定されるようになされていることを特徴とするデッキ材の固定構造。
  2. 前記挿入部は、延設方向の先端の、少なくとも対角に位置する角部がR形状に面取りされていることを特徴とする請求項1に記載のデッキ材の固定構造。
  3. 前記挿入部は、前記取付溝内で上下方向に付勢力が生じるバネ形状となされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のデッキ材の固定構造。
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