JP2005264663A - 床板材の連結金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】根太上に両床板材どうしをより強固に連結して確実に設置することができ、しかも、施工をスムーズに行うことのできる床板材の連結金具を提供する。
【解決手段】床板材1の連結金具21は、根太13上に設置される床板材1どうしを連結するものである。すなわち、根太13に設けられたレール部15に挿入されて、レール部15内で回転させることによってレール部15で係止される下部係止片22と、下部係止片22の上面縁部に立設されてレール部15上に突出する連結部23と、連結部23の上端に設けられて両床板材1の側面に形成された各溝部8にそれぞれ嵌め込まれる突出部25を有する上部係止片24とを備えている。そして、下部係止片22にはレール部15の底部15bに止着されるビスBが挿通される第1の挿通穴221aが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、レール部に係止されるとともに互いに隣接する床板材の側面どうしの間で両床板材を連結する床板材の連結金具に関する。
ベランダやバルコニー、屋上等の床面上には複数枚のデッキ材(床板材)が敷き詰められている。デッキ材の敷設方法としては、例えば、コンクリートスラブに支持脚を立設し、これら支持脚の上部に、根太を平行に配置し、これら根太に係止させた固定金具を用いて根太と直交方向に床板材を係止固定している。
具体的には、根太の上部に、上面が開口した溝部がその長手方向に沿って設けられており、一方、固定金具は、根太の溝部に係止される下部係止片と、互いに隣接する床板材に形成された溝部に係止される上部係止片と、これら下部係止片と上部係止片との間に直交するように設けられて両係止片を連結する連結部とを備えている。すなわち、矩形板状の下部係止片と矩形板状の上部係止片とは互いに対向して設けられており、これら両係止片の間に直交して連結部が設けられている。ここで、下部係止片の一方の短辺は、溝部の幅よりも狭く、他方の長辺は溝部と略等しくなっている。このような固定金具を用いて床板材を設置する場合には、固定金具の下部係止片を根太の溝部内に挿入するとともに、90度回転させて溝部に嵌め合わせて係止させる。一方、床板材に形成された溝部に上部係止片の一方の片を差し込み嵌合する。そして、この床板材に隣接して他の床板材を設置したら、同様に、その床板材の溝部を上部係止片の他方の片に差し込み嵌合することによって、根太上に床板材を設置していく技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−161632号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の固定金具は、根太に形成された溝部及び互いに隣接する床板材のそれぞれの溝部に単に係止させているだけであり、通常、これで根太上に床板材を固定することができるが、両床板材どうしをより強固に連結して根太上に確実に設置することが望ましいとされている。
また、上記固定金具は根太の溝部に係止させる場合、下部係止片の幅の狭い部分(短辺)から溝部に挿入させた後、90度回転させて下部係止片の幅の広い部分(長辺)で溝部に嵌め合わせている。しかし、下部係止片は、その上面の略中央に連結部が立設され、連結部に対して前後左右に延出している。そのため、上述のように下部係止片を根太の溝部に挿入させた後、90度回転させる際に、この下部係止片を回転させにくいという問題があり、作業をスムーズに行うことができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、根太上に両床板材どうしをより強固に連結して確実に設置することができ、しかも、施工をスムーズに行うことのできる床板材の連結金具を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、例えば、図1〜図6に示すように、水平方向に沿って延在し、上端部がそれぞれ内側に屈曲してなるレール部15上に、複数の床板材1がその長手方向を前記レール部15に対して直交する方向に配置して並設されており、前記レール部15に係止されるとともに互いに隣接する床板材1の側面どうしの間で両床板材1を連結する床板材1の連結金具21であって、
前記レール部15内に挿入されて、該レール部15内で回転させることによって前記レール部15で係止される下部係止片22と、該下部係止片22の上面縁部に立設されて前記レール部15上に突出する連結部23と、該連結部23の上端に設けられて前記両床板材1の側面に形成された各溝部8にそれぞれ嵌め込まれる突出部25を有する上部係止片24とを備え、
前記下部係止片22には、前記レール部15の底部15bに止着される止着材(例えば、ビスB)が挿通される第1の挿通穴221aが形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、下部係止片22をレール部15内に挿入させて回転させることによりレール部15に係止させ、上部係止片24の各突出部25を両床板材1の各溝部8にそれぞれ嵌め込むことにより、互いに隣接する床板材1どうしをレール部15上に設置できるとともに両床板材1を連結することができる。このように床板材1どうしをビス等の止着材により直接止着することなく、上述の連結金具21を使用して簡単に連結できるため、穴開けを要さず仕上がり面が美しく、さらに、例えば床板材1の裏面もリバーシブルとして使用することができリサイクル対応も可能である。
特に、本発明では、下部係止片22に第1の挿通穴221aが形成されているので、この第1の挿通穴221aを介して下部係止片22とレール部15の底部15bとを止着材Bにより止着することによって、連結金具21を強固に固定でき、その結果、レール部15上に両床板材1どうしを従来よりも強固に連結して確実に設置することができる。
また、下部係止片22の上面縁部に連結部23が立設しているので、従来のように下部係止片22の上面略中央に立設している場合に比して、レール部15内において下部係止片22を回転させ易く、施工をスムーズに行うことができる。さらに、小型化できることからコスト削減にもつながる。
また、下部係止片22をレール部15内に挿入させて回転させることによりレール部15に係止させる構成であるから、レール部15の端部から随時、下部係止片22を挿入させる必要がなく、レール部15の設置したい箇所に適宜挿入して係止させることができ、この点においても施工の効率化を図れる。
請求項2の発明は、例えば、図1〜図6に示すように、請求項1に記載の床板材1の連結金具21において、
前記連結部23の幅mが、前記両床板材1間の目地M幅と略等しく、
前記第1の挿通穴221aは、前記下部係止片22の前記目地Mからずれた位置に形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、連結部23の幅mが両床板材1間の目地M幅と略等しいので、上述のように連結金具21をレール部15に係止させるとともに両床板材1の溝部8にそれぞれ嵌め込むことによって、両床板材1間の目地M幅を調整することなく所定の目地M幅を確保することができる。
また、第1の挿通穴221aは下部係止片22の目地Mからずれた位置に形成されているため、床板材1を設置後、第1の挿通穴221aに挿通された止着材Bが上面から見えることなく、外観面においても優れる。
請求項3の発明は、例えば、図1〜図6に示すように、請求項1又は2に記載の床板材1の連結金具21において、
前記連結部23には、互いに隣接する床板材1のうちの、一方の床板材1の側面に止着する止着材Bが挿通される第2の挿通穴231aが形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、連結部23には、一方の床板材1の側面に止着する止着材Bが挿通される第2の挿通穴231aが形成されているので、この第2の挿通穴231aを介して止着材Bによって一方の床板材1に連結金具21を強固に固定することができる。
請求項4の発明は、例えば、図1〜図6に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の床板材1の連結金具21において、
前記上部係止片24のうちの、前記第1の挿通穴221aの上方に位置する箇所が切り欠かれていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、上部係止片24のうちの、第1の挿通穴221aの上方に位置する箇所が切り欠かれているので、この切り欠かれた箇所の下方に第1の挿通穴221aが位置することから、第1の挿通穴221aに止着材Bを挿通し易い。さらには、第2の挿通穴231aの箇所も見易くなるので、第2の挿通穴231aに止着材Bを挿通し易く、この点においても施工の効率化を図れる。
請求項5の発明は、例えば、図1〜図6に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の床板材1の連結金具21において、
前記下部係止片22の縁部が丸みを帯びていることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、下部係止片22の縁部が丸みを帯びているので、レール部15内に下部係止片22を挿入した後に、レール部15内で下部係止片22の回転をより容易に行うことができる。
請求項6の発明は、例えば、図1〜図6に示すように、請求項1〜5のいずれか一項に記載の床板材1の連結金具21において、
不純物を含む木質廃材から得られたセルロース系微粉粒と、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形することにより形成されたものであることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、セルロース系微粉粒と樹脂とを含んでいるので、表面に木粉があらわれて天然の木材により近い手触りや風合いを出すことができ、木質感のある連結金具21とすることができる。
また、セルロース系微粉粒は、不純物を含む木質廃材から得られたものであり、樹脂は不純物を含む樹脂廃材から得られたものであるので、木質廃材や樹脂廃材を利用することによって、資源の有効利用や環境保護の観点からも優れる。
前記セルロース系微粉粒とは、例えば、木材の粗粉砕物、バカスの粗粉砕物、稲藁の粗粉砕物や、住宅等の建物を解体した際に排出される木質廃材や家具を解体した際に排出される木質廃材、建物建築中に排出される木材の端材、おが屑等を周知の粉砕装置によって微粉状に粉砕したものである。
前記木質廃材としては、例えば、住宅等の建物を解体した際に排出される木質廃材や家具を解体した際に排出される木質廃材、建物建築中に排出される木材の端材、おが屑等が挙げられる。
前記樹脂廃材としては、例えば、飲料物を含む食品の容器や包装、トレイ等が挙げられる。
本発明に係る床板材の連結金具によれば、下部係止片をレール部内に挿入させて回転させることによりレール部に係止させ、上部係止片の各突出部を両床板材の各溝部にそれぞれ嵌め込むことにより、床板材どうしを直接止着することなく穴開けを要さず、簡単に連結でき、仕上がり面も美しい。
また、下部係止片に第1の挿通穴が形成されているので、下部係止片とレール部の底部とを止着材により止着することによって、連結金具を強固に固定でき、その結果、レール部上に両床板材どうしを従来よりも強固に連結して確実に設置できる。
さらに、下部係止片の上面縁部に連結部が立設しているので、レール部内において下部係止片を回転させ易く、施工をスムーズに行うことができる。
また、下部係止片をレール部内に挿入させて回転させることによりレール部に係止させる構成であるから、レール部の設置したい箇所に適宜挿入して係止させることができ、この点においても施工の効率化を図れる。
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、根太上に床板材を設置する手順を示す斜視図、図2は、根太上に床板材が設置された状態を示す正断面図、図3は、図2における側断面図、図4は、図2における平断面図、図5は、床板材の連結金具の斜視図、図6(a)は連結金具の平断面図、(b)は正断面図、(c)は側断面図である。
本発明に係る床板材の連結金具は、根太上に設置された互いに隣接する床板材どうしを連結するとともに根太上に両床板材を固定するものである。まず、根太や床板材の構成とともに連結金具の構成について説明する。
図1〜図4に示すように、地盤G上に設置された束基礎11の上方に束金物12がそれぞれ立設され、これら束金物12の上部に根太13が水平方向に沿って架設されている。
根太13は、アルミニウム製の長尺な筒状部材であって、その上端部は、水平方向に沿って延在し互いに対向して立設されて、各上端部が内側に屈曲する略L字型の係止部15aを有するレール部15が設けられている。すなわち、レール部15において、先端側の幅(係止部15aの先端部間の幅)は、内部側の幅(両係止部15aの略中央部間の幅)に比べて小さくなっている(図3参照)。
そして、このようなレール部15上に、複数の床板材1がその長手方向をレール部15に対して直交する方向に配置して並設されている。
床板材1は、図2に示すように、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形することにより形成された帯板状をなす板材2と、該板材2の押出方向に延在し、該板材2の幅方向に所定間隔で形成された6つの空洞部3とを備えている。
これら6つの空洞部3のうち、左右両端に位置する空洞部3aはその両側内壁面のうち、外側の内壁面は中央側に向けて湾曲する凹部を有し、内側の内壁面は中央側に凸となる凸部を有している。また、これら左右両端に位置する空洞部3aに隣接する空洞部3bは正断面視略ひょうたん状で、さらに中央に位置する空洞部3cは正断面視略矩形状で、その両側内壁面のうち、外側の内壁面は板材の端部側に向けて突出する凸部を有している。また、これら空洞部3cの大きさは、6つの空洞部3の中で最も大きい。
ここで、正断面視略ひょうたん状の空洞部3bは、板材2を止着するための止着材であるビスBが挿通される挿通部4とされている。
挿通部4の両側内壁面には、該挿通部4の幅がビスBの挿通する方向に向かって小さくなるように傾斜する傾斜部5と、これら傾斜部5の先端にそれぞれ形成されてビスBが挿通することによってビスBが固定される固定部6とが設けられている。
具体的に、固定部6は、挿通部4を形成する一方の内壁面に設けられた傾斜部5の先端部と、他方の内壁面に設けられた傾斜部5の先端部とから構成され、これら両先端部5間の間隔dがビスBの径よりも小さくなっている。
また、板材2の表面近傍における挿通部4の幅Dは、ビスBの径よりも大きく形成されている。
さらに、板材2の裏面(図2における板材2の下面)には、板材2の押出成形の際に形成された押出方向に沿う複数の小溝7が形成されている(小溝7は図面の関係上、図2にのみ記載した)。なお、板材2の表面(図2における板材2の上面)は略平坦な面となっている。
さらに、板材2の左右側面には、板材2の押出方向に沿って内側に窪む長尺な溝部8が形成されている。この溝部8は、左右に隣接して設置される床板材1どうしを互いに連結するための本発明に係る連結金具21が嵌め込まれるようになっている。
本発明に係る連結金具21は、図5、図6に示すように、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形することにより形成されてなるもので、根太13のレール15部内に挿入されて、該レール部15内で回転させることによってレール部15で係止される下部係止片22と、該下部係止片22の上面縁部に立設されてレール部15上に突出する連結部23と、該連結部23の上端に設けられて両床板材1の各溝部8にそれぞれ嵌め込まれる突出部25を有する上部係止片24とを備えている。
下部係止片22は、下向きに凸となるような薄板であって、底板221と、該底板221の両側縁部に設けられたテーパー部222と、これらテーパー部222にそれぞれ設けられて底板221と略水平となる水平部223とを備えている。そして、これら水平部223の縁部が丸みを帯び、全体として上面視略楕円形状をなしている。
また、底板221には、レール部15の底部15b(図3参照)に止着されるビス等(止着材)Bが挿通される第1の挿通穴221aが形成されている。
さらに、下部係止片22の短辺部22Aの長さd(すなわち、下部係止片22の短手方向の長さ)は、レール部15を構成する両係止部15aの先端部間の間隔よりも小さくなっており、下部係止片22の短辺部22Aをレール部15の幅方向に向けることにより挿入可能とされている。一方、下部係止片22の長辺部22Bの長さD(すなわち、下部係止片22の長手方向の長さ)は、両係止部15aの先端部間の間隔より大きく、両係止部15aの略中央部間の幅より若干小さくなっている。そのため、下部係止片22の短辺部22Aをレール部15の幅方向に向けて挿入した後に、90度回転させて長辺部22Bをレール部15の幅方向に向けることによってレール部15に係止されるように構成されている(図1、図3参照)。
このような下部係止片22の底板221の上面縁部、詳細には、前記テーパー部222と直交する側の縁部に連結部23が立設されている。
連結部23は、上面視略コ字型をなした薄板であって、前記下部係止片22の底板221の上面縁部に立設されて、互いに隣接する床板材1のうちの、一方の床板材1の側面に当接する当接板231と、該当接板231の両側縁部に、他方の床板材1側を向くように設けられた側板232とを備えている。
当接板231には、前記一方の床板材1の側面に止着するビスB等(止着材)が挿通される第2の挿通穴231aが形成されている。このように構成された連結部23の幅mは、互いに隣接する両床板材1間の目地M幅と略等しくされており、下部係止片22に形成された第1の挿通穴221aは、この連結部23の位置よりも下部係止片22の中央部側、すなわち、目地Mからずれた位置に形成されている(図2参照)。
また、このような連結部23の上端面に上部係止片24が、連結部23に対して略垂直でかつ下部係止片22に対して略水平となるように設けられている。
上部係止片24は、上向きに凸となるような薄板であって、下部係止片22よりも大きさが大きい。上部係止片24は、連結部23の当接板231に略垂直に設けられた上板241と、該上板241の両側縁部に設けられたテーパー部242と、これらテーパー部242にそれぞれ設けられて上板241と略水平となる水平部243とを備えている。そして、上板241の幅方向先端部がそれぞれ両床板材1の溝部8内に嵌め込まれる突出部25とされている。
また、上板241のうちの、第1の挿通穴221aの上方に位置する箇所は上面視略台形状に切り欠かれている。
次に、上述の床板材1や連結金具21を製造する方法について説明する。
まず、例えば、住宅等の建物を解体した際に排出される木質廃材や家具を解体した際に排出される木質廃材、建物建築中に排出される木材の端材、おが屑等の不純物を含む木質廃材を周知の粉砕装置で粉砕することにより、セルロース系微粉粒を得る。
一方、例えば、飲料物を含む食品の容器や包装、トレイ等も周知の粉砕装置で粉砕することにより、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂等の樹脂を得る。
そして、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合し、この混合材料を押出成形機で加熱溶融させて所要形状に押出成形することによって、床板材1や連結金具21を製造する。
次に、上述の床板材1の連結金具21を使用して、根太13上に複数の床板材1を設置するとともに、互いに隣接する床板材1どうしを連結する施工手順について説明する。
図1〜図4に示すように、まず、地盤Gに複数の束基礎11を前後左右に所定間隔で設置する。次いで、各束基礎11の上面にそれぞれ束金物12を設置固定する。この際に、束基礎11の上面に束金物12のベースプレート121をボルト(図示略)やコンクリート釘(図示略)等で固定する。次いで、各束金物12の高さ調整を行い、全ての束金物12の高さが等しくなるようにする。
次に、水平方向(横方向)に並んでいる束金物12の根太受け部122に根太13を水平となるようにそれぞれ設置し、この根太受け部122にビスB等により固定する。次いで、複数の根太13の両端部において根太13の内部に根太蓋131を嵌め込んで端面とした後、正面幕板16をビスBによって取り付ける。また、複数所定間隔に並べられた根太13のうちの先端側に位置する根太13の側面に、側面幕板17をビスBによって取り付ける。
次に、根太13上に以下のようにして複数の床板材1を設置する。まず、図1、図2に示すように、端部の床板材1を根太13上に、該根太13に対して直交する方向に載置する。この際に、端部の床板材1のみ、挿通部4にビスBを挿通させることにより根太13上に止着する。
次に、根太13のレール部15に連結金具21の下部係止片22を挿入する。この際に、下部係止片22の底板221における短辺部22Aをレール部15の幅方向に合わせて挿入した上で、90度回転させて長辺部22Bをレール部15の幅方向に向けることによって下部係止片22をレール部15に係止させる。これにより、連結部23がレール部15内から上方に配置され、上部係止片24の両端部に設けられた2つの突出部25のうち一方の突出部25が、前記床板材1の溝部8内に嵌め込まれる。このようにして連結金具21の突出部25が溝部8内に嵌め込まれたら、第2の挿通穴231aからビスBを挿通させて床板材1の側面に止着し、また同様に、第1の挿通穴221aからビスBを挿通させてレール部15の底部15bに止着し、床板材1を根太13上に固定する。
次に、根太13上に設置した端部の床板材1に隣接して、各側面どうしが対向するように次の床板材1を根太13上に載置する。この際に、上述のように予めレール部15に取り付けた連結金具21の上部係止片24のもう一方の突出部25に、前記次の床板材1の溝部8を嵌め込むようにして載置する。
これにより、両床板材1間には連結部23の幅と略等しい間隔の目地Mが形成される。
続いて、根太13のレール部15に連結金具21の下部係止片22を挿入させて係止させた後、上述した手順でレール部15に固定するとともに、載置した前記床板材1に止着し、さらに次の床板材1を根太13上に設置し、この作業を順次繰り返していく。
以上、本実施の形態の床板材1の連結金具21によれば、下部係止片22をレール部15内に挿入させて回転させることによりレール部15に係止させ、上部係止片24の各突出部25を両床板材1の各溝部8にそれぞれ嵌め込むことにより、レール部15上に互いに隣接する床板材1どうしを連結して設置できる。したがって、床板材1どうしをビス等により直接止着することなく簡単に連結できるため、穴開けを要さず仕上がり面が美しく、さらに、例えば床板材1の裏面もリバーシブルとして使用することができリサイクル対応も可能である。
また、本発明では下部係止片22に第1の挿通穴221aが形成されているので、下部係止片22とレール部15の底部15bとを第1の挿通穴221aからビスBにより止着することによって、連結金具21を強固に固定でき、その結果、レール部15上に両床板材1どうしを従来よりも強固に連結して確実に設置することができる。
さらに、下部係止片22の上面縁部に連結部23が立設しているので、レール部15内において下部係止片22を回転させ易く、施工をスムーズに行うことができ、また、小型化できることからコスト削減にもつながる。
また、下部係止片22をレール部15内に挿入させて回転させることによりレール部15に係止させる構成であるから、レール部15の設置したい箇所に適宜挿入して係止させることができ、この点においても施工の効率化を図れる。
連結部23の幅mが両床板材1間の目地M幅と略等しく、第1の挿通穴221aは、下部係止片22の目地Mからずれた位置に形成されているので、連結金具21で連結するだけで所定の目地M幅を確保できる。また、床板材1を設置後、第1の挿通穴221aに挿通されたビスBが上面から見えることなく、外観面においても優れる。
さらに、連結部23には第2の挿通穴231aが形成されているので、ビスBによって一方の床板材1に連結金具21を強固に固定することができる。
上部係止片24のうちの、第1の挿通穴221aの上方に位置する箇所が切り欠かれているので、第1の挿通穴221aや第2の挿通穴231aにビスBを挿通し易く、施工の効率化を図れる。
下部係止片22の縁部が丸みを帯びているので、レール部15内で下部係止片22の回転をより容易に行うことができる。
本発明に係る連結金具21は、セルロース系微粉粒と樹脂とを含んでいるので、木質感を出すことができる。また、セルロース系微粉粒は、不純物を含む木質廃材から得られたものであり、樹脂は不純物を含む樹脂廃材から得られたものであるので、木質廃材や樹脂廃材を利用することによって、資源の有効利用や環境保護の観点からも優れる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なものとする。
例えば、上記実施の形態において、床板材1が設置される根太13は、地盤Gに設置された束基礎11に立設された束金物12により支持されて高床納まりとされていたが、これに限らず、例えば図7、図8に示すように、地盤G上に樹脂スペーサ18を介して根太13Aを設置する置敷き納まりとしても構わない。この場合、地盤G上に樹脂スペーサ18を載置した後、該樹脂スペーサ18上に上述の根太13よりも高さの低い根太13Aを載置、さらにL字型のアングル部材19を載置した上で、地盤Gにアングル部材19、樹脂スペーサ18をアンカーボルト20によって固定し、根太13Aとアングル部材19とをビスBにより固定する。また、樹脂スペーサ18によって滑り止めやがたつきを防止することができる。なお、図7、図8中、上述の実施の形態と同様の構成部分については同様の符号を付した。
また、上記床板材1の構造は、側面に溝部8が形成されていれば良く、内部に形成された複数の空洞部3a、3b、3cの形状等は適宜変更しても構わない。
本発明の実施の形態を示すためのもので、根太上に床板材を設置する手順を示す斜視図である。 同、根太上に床板材が設置された状態を示す正断面図である。 同、根太上に床板材が設置された状態を示す側断面図である。 同、根太上に床板材が設置された状態を示す平断面図である。 同、床板材の連結金具の斜視図である。 同、(a)は床板材の連結金具の平断面図、(b)は床板材の連結金具の正断面図、(c)は床板材の連結金具の側断面図である。 本発明の実施の形態においてその他の変形例を示すためのもので、置敷き納まりとした場合であって根太上に床板材が設置された状態を示す正断面図である。 同、置敷き納まりとした場合であって根太上に床板材が設置された状態を示す側断面図である。
符号の説明
1 床板材
8 溝部
15 レール部
15b 底部
21 連結金具
22 下部係止片
23 連結部
24 上部係止片
25 突出部
221a 第1の挿通穴
231a 第2の挿通穴
B ビス(止着材)
m 幅
M 目地

Claims (6)

  1. 水平方向に沿って延在し、上端部がそれぞれ内側に屈曲してなるレール部上に、複数の床板材がその長手方向を前記レール部に対して直交する方向に配置して並設されており、前記レール部に係止されるとともに互いに隣接する床板材の側面どうしの間で両床板材を連結する床板材の連結金具であって、
    前記レール部内に挿入されて、該レール部内で回転させることによって前記レール部で係止される下部係止片と、該下部係止片の上面縁部に立設されて前記レール部上に突出する連結部と、該連結部の上端に設けられて前記両床板材の側面に形成された各溝部にそれぞれ嵌め込まれる突出部を有する上部係止片とを備え、
    前記下部係止片には、前記レール部の底部に止着される止着材が挿通される第1の挿通穴が形成されていることを特徴とする床板材の連結金具。
  2. 請求項1に記載の床板材の連結金具において、
    前記連結部の幅が、前記両床板材間の目地幅と略等しく、
    前記第1の挿通穴は、前記下部係止片の前記目地からずれた位置に形成されていることを特徴とする床板材の連結金具。
  3. 請求項1又は2に記載の床板材の連結金具において、
    前記連結部には、互いに隣接する床板材のうちの、一方の床板材の側面に止着する止着材が挿通される第2の挿通穴が形成されていることを特徴とする床板材の連結金具。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の床板材の連結金具において、
    前記上部係止片のうちの、前記第1の挿通穴の上方に位置する箇所が切り欠かれていることを特徴とする床板材の連結金具。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の床板材の連結金具において、
    前記下部係止片の縁部が丸みを帯びていることを特徴とする床板材の連結金具。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の床板材の連結金具において、
    不純物を含む木質廃材から得られたセルロース系微粉粒と、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形することにより形成されたものであることを特徴とする床板材の連結金具。
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