JP2003201760A - 床構造および床材の固定方法 - Google Patents

床構造および床材の固定方法

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JP2003201760A
JP2003201760A JP2002001414A JP2002001414A JP2003201760A JP 2003201760 A JP2003201760 A JP 2003201760A JP 2002001414 A JP2002001414 A JP 2002001414A JP 2002001414 A JP2002001414 A JP 2002001414A JP 2003201760 A JP2003201760 A JP 2003201760A
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Tomohiro Inoue
知広 井上
Toichi Odanabe
統一 小田辺
Atsushi Hosoda
淳 細田
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床面を秀麗に仕上げるとともに、内部に中空
部が形成された成形品からなる床材でも支持材に確実に
固定することのできる床構造および床材の固定方法を提
供すること。 【解決手段】 支持材1(根太材)上に、複数の床材
2、3を並設して固定金具4で固定する。固定金具4
は、支持材1に固定される固定部40と、固定部40に
立設された立設部42と、立設部42から横方向に突出
する突出部43とを備える。隣り合う床材2、3のうち
他方の床材3の側面31には凹部32が形成され、前記
固定部40は、隣り合う床材2、3の裏面と支持材1の
上面との間に介在し、かつ、他方の床材3の裏面側にお
いて支持材1に固定され、前記立設部42は隣り合う床
材2、3間に介在し、かつ、一方の床材2に固定されて
おり、前記突出部43は他方の床材3の凹部32に挿入
されて係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床構造および床材
の固定方法に関する。
【0002】
【背景の技術】近年、住宅や公園等に木製等の屋外デッ
キが設けられることが多くなっている。この屋外デッキ
は、たとえば特開平5−255968号公報にみられる
ように、地盤に所定間隔を空けて立設された束に大引き
を架設し、この大引き上部に、大引きの延在方向と直交
するように床パネル等の床材を並べて敷設することで、
床面を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平5−
255968に開示されるように、大引き等の支持材に
床材上から釘で固定すると、釘の頭部が床材の表側に露
出するため、見栄えがよくないという課題があった。ま
た、近年、たとえば、特開平9−11303号公報に開
示されるように、セルロース系微粉粒と樹脂と顔料とを
混合し、この混合材料を溶融させ、その後または溶融と
同時に押出成形または射出成型した木質様成形品からな
る床材が屋外デッキ等の床材として用いられている。し
かし、このような成形品においては、長手方向に沿って
中空部が形成されており、床材の上から大引き等の支持
材に釘で固定すると中空部に釘が打たれることになり、
床材を大引き等の支持材に確実に固定するのが困難とな
っていた。本発明の課題は、床材を固定する際に止着材
が床面の表側に露出しないとともに、内部に中空部が形
成された成形品であっても大引き等の支持材に確実に固
定することのできる床構造および床材の固定方法を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、たとえば、図1〜図4に示
すように、支持材1(根太材)上に、四角形状の板材か
らなる複数の床材2、3が並設されて固定金具4によっ
て固定されてなる床構造100であって、前記固定金具
4は、図1、3および図4に示すように、支持材1に固
定される固定部40と、この固定部40に立設された立
設部42と、この立設部42から横方向に突出する突出
部43とを備え、隣り合う床材2、3のうち一方の床材
2の側面21に対向する他方の床材3の側面31には凹
部32が形成されており、前記固定金具4の固定部40
は、隣り合う床材2、3の裏面と支持材1の上面との間
に介在し、かつ、他方の床材3の裏面側において支持材
1に固定されており、前記立設部42は隣り合う床材
2、3間に介在し、かつ、一方の床材2に固定されてお
り、前記突出部43は他方の床材3の凹部32に挿入さ
れて係合されていることを特徴とする。
【0005】請求項1記載の発明によれば、前記固定金
具4は支持材1に固定されるとともに隣り合う床材2、
3の裏面と支持材1の上面との間に介在する固定部40
と、この固定部40に立設されて一方の床材2に固定さ
れるとともに隣り合う床材2、3間に介在する立設部4
2と、この立設部42から横方向に突出し、前記他方の
床材3の側面31に形成された凹部32に挿入されて係
合する突出部43とを備えている。したがって、隣り合
う床材2、3どうしがこの固定金具4によって互いに連
結されるとともに、支持材1に固定されている。この時
に、固定金具4は床材2、3の表面側に露出することな
く床材2、3を支持材1に固定することができ、また、
床材2、3の表面側から支持材1に向けて釘やビス等の
止着材で固定しなくてもよい。よって、止着材等が床材
2、3の表側に露出することがなく、床面を秀麗に仕上
げることができる。
【0006】また、立設部42を一方の床材2の側面2
1に固定し、固定部40を他方の床材3の裏面側におい
て支持材1に固定した上で、前記突出部43を他方の床
材3の側面31に形成された凹部32に挿入して係合さ
せている。よって、例えば、床材2、3が樹脂等の成形
品からなり、内部に中空部20、30を有しているよう
な場合であっても、中空部20、30に釘等の止着材を
貫通させて支持材1に固定する必要がないので、支持材
1に床材2、3を確実に固定することができる。また、
凹部32は、隣り合う床材2、3のうち一方の床材2の
側面21に対向する他の床材3の側面31にのみ形成す
ればよい。このため、床材3を四角形状に成形後、凹部
32を形成しなければならない場合には、床材3の一方
の側面31にのみ加工すればよいので、手間がかからな
い。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の床
構造100において、前記凹部32は他方の床材3の側
面31に、横方向に一定間隔で設けられていることを特
徴とする。
【0008】請求項2記載の発明によれば、前記凹部3
2は他方の床材3の側面31に、横方向に一定間隔で設
けられているので、一定間隔毎に前記固定金具4によっ
て一方の床材2と他方の床材3とを連結して支持材1に
固定することができる。
【0009】請求項3記載の発明は、たとえば、図1に
示すように、請求項1または2記載の床構造100にお
いて、前記凹部32に対する突出部43の挿入長さが調
整可能であることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明によれば、前記他方の
床材3の側面31に形成された凹部32に対して、固定
金具4の立設部42から突出する突出部43の挿入長さ
が調整可能であるので、所望の長さだけ凹部32に突出
部43を挿入させて係合させることができる。このた
め、前記挿入長さを調節することによって、一方の床材
2と他方の床材3の互いの側面21、31間を所望の間
隔で固定金具4により連結して、支持材1に固定するこ
とができる。
【0011】請求項4記載の発明は、たとえば、図1、
図3および図4に示すように、請求項1〜3のいずれか
に記載の床構造100において、前記固定部40の裏面
には、該固定部40から下方に突出するようにして脚部
41が設けられており、この脚部41によって、図1に
示すように、床材2、3の裏面と支持材1の上面との間
に所定間隔の隙間が設けられていることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明によれば、前記固定部
40の裏面には前記脚部41が設けられており、この脚
部41によって床材2、3の裏面と支持材1の上面との
間に所定間隔の隙間が設けられているので、床材と支持
材1との間の通気性が良くなる。このため、床面が濡れ
たとしても、水はけがよく乾燥しやすくなり、屋外デッ
キやテラス、バルコニー等の床構造として特に好適に用
いることができる。また、このように通気性がよくなる
ので、カビの発生を抑えることができ、床材や支持材1
の腐食を防ぐこともできる。したがって、床材や支持材
1の耐久性を向上させることができ、メンテナンスも容
易になる。
【0013】請求項5記載の発明は、たとえば、図1、
図2および図3に示すように、請求項1〜4のいずれか
に記載の床構造100において、前記突出部43の表面
には、凹部32の内壁面33に係止する係止部43aが
設けられていることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明によれば、前記固定金
具4の突出部43の表面には、他方の床材3の側面31
に形成された凹部32の内壁面33に係止する係止部4
3aが設けられているので、突出部43を凹部32に挿
入して係合させたときに、突出部43が凹部32から外
れにくくなる。よって、前記固定金具4によって一方の
床材2と他方の床材3とをより確実に連結することがで
きる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の床構造100において、前記床材2、3
は、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合、溶融して成形
し、内部に中空部を有するものであることを特徴とす
る。
【0016】ここで、セルロース系微粉粒として、木材
の粗粉砕物、バカスの粗粉砕物、稲藁の粗粉砕物や建築
廃材の粗粉砕物等の各種植物細胞体の原材料粗粉砕物を
磨砕処理することによって得られた微粉粒を好適に用い
ることができる。なお、磨砕処理とは、粉砕処理と研磨
処理とを併せ持つ処理をいうものであり、これら粉砕処
理と磨砕処理とを同時に行う処理であっても、粉砕処理
を行った後研磨処理を行う二工程からなる処理であって
もよい。前記原材料粗粉砕物を微粉砕物にすると同時
に、微粉砕された粉粒の表面に繊毛が少ない状態とする
ように表面を研磨する処理が行われればよいものであ
る。
【0017】また、樹脂としては、一旦は製造された樹
脂をも含めた、硬質樹脂、軟質樹脂のことであり、たと
えば、塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、AB
S樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリウレタン樹脂等が
用いられるが、中でも塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂がより好適である。ここで、一
旦は製造された樹脂とは、ペットボトルやビニルシート
のように成形品として一旦は機能したものの他、成形時
に不良となったもの、成形時や加工時などに生じる端材
のことである。また、セルロース系微粉粒と樹脂とを混
合、溶融する際に適宜顔料や染料等を同時に混合させて
もよいのは勿論である。
【0018】請求項6記載の発明によれば、天然の木材
を床材として用いる場合には、その加工に多くの手間と
時間、さらに高度な技術を要するが、前記床材2、3
は、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合、溶融して成形
したものであるので、容易に所望の形状に成形すること
ができ、凹部32を他方の床材3の側面31に形成する
のも容易である。また、床材2、3の内部に中空部2
0、30を有しているので、床材2、3を軽く構成する
ことができ、コストを低減することができる。また、こ
のように中空部20、30を有していても、上述したよ
うに前記固定金具4によって支持材1に確実に固定する
ことができる。
【0019】また、樹脂の表面に木目模様等を印刷した
り、塗装することなどによって木目模様を有する成形品
を床材2、3として使用する際には、樹脂の表面が一様
に光を反射することから木目模様に深みがなく、天然木
材のもつ暖かみや質感に欠ける。しかし、上記のように
成形された床材2、3は、セルロース系微粉粒によっ
て、その外観や質感等を天然の木材からなる床材と同様
のものとすることができる。また、樹脂が混合されてい
るので、天然の木材にはない優れた耐久性、耐水性、耐
候性などの性質を備えることができる。よって、床材
2、3が腐食されたり、湿度等の変化によって反りを起
こすことがなく、手入れが容易である。また、通常であ
れば廃棄処分されるような各種植物細胞体の粗粉砕物を
原材料として用いることができるので、資源を有効に活
用することができ、循環型社会の形成に貢献することが
できる。
【0020】請求項7記載の発明は、たとえば、図1〜
図4に示すように、支持材1上に、四角形状の板材から
なる複数の床材2、3を並設して固定金具4によって固
定するに際し、隣り合う床材2、3どうしを前記固定金
具4によって連結するとともに、該固定金具4を支持材
1に固定する床材の固定方法であって、前記固定金具4
は、支持材1に固定される固定部40と、この固定部4
0に立設された立設部42と、この立設部42から横方
向に突出する突出部43とを備え、隣り合う床材2、3
のうち一方の床材2の側面21に対向する他方の床材3
の側面31には凹部32が形成されており、まず、一方
の床材2の裏面と支持材1の上面との間に前記固定金具
4の固定部40の一部40aを介在させ、次に、前記立
設部42を一方の床材2に固定し、次に、前記固定部4
0の他部40bを支持材1に固定し、次に、該固定部4
0の他部40bに他方の床材3を載置するとともに、他
方の床材3の凹部32に前記固定金具4の突出部43を
挿入して係合することを特徴とする。
【0021】請求項7記載の発明によれば、前記固定金
具4は支持材1に固定される固定部40と、この固定部
40に立設された立設部42と、この立設部42から横
方向に突出する突出部43とを備えている。よって、固
定部40の一部40aを一方の床材2の裏面と支持材1
の上面との間に介在させ、前記立設部42を一方の床材
2に固定し、固定部40の他部40bを支持材1に固定
することによって、一方の床材2を支持材1に固定する
ことができる。そして、他方の床材3の側面31に形成
された凹部32に前記突出部43を挿入させて係合させ
ることによって、この固定金具4で隣り合う床材2、3
どうしを連結することができる。この時、固定部40の
他部40bは支持材1に固定されているので、他方の床
材3も支持材1に固定される。
【0022】以上より、前記固定金具4によって、隣り
合う床材2、3どうしを互いに連結するとともに支持材
1に固定して、床材2、3を並設することができる。こ
の時、固定金具4は床材2、3の表面に露出せず、ま
た、床材2、3の表面側から支持材1に釘等の止着材等
を打ち込まなくてもよいので、床面を秀麗に仕上げるこ
とができる。また、床材2、3の内部が中空に形成され
ていても、前記固定金具4によって隣り合う床材2、3
どうしを連結することができるとともに、支持材1に確
実に固定することができる。
【0023】請求項8記載の発明は、たとえば、図2に
示すように、請求項7記載の床材の固定方法であって、
他方の床材3の凹部32に前記固定金具4の突出部43
を挿入して係合する際に、突出部43の凹部32への挿
入長さを調整することを特徴とする。
【0024】請求項8記載の発明によれば、他方の床材
3の凹部32に前記固定金具4の突出部43を挿入して
係合する際に、突出部43の凹部32への挿入長さを調
節することができるので、隣り合う床材2、3の間隔を
所望の間隔に調整することができる。このため、前記挿
入長さを調節することによって、一方の床材2と他方の
床材3の互いの側面21、31間を所望の間隔で固定金
具4により連結して、支持材1に固定することができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本発
明の床構造100および床の施工方法にかかる実施の形
態について詳細に説明する。本実施の形態の床構造10
0は、住宅等の屋外に設けられるテラスの床面を構成す
るもので、住宅の1階の床と同じ高さで屋外に張り出し
たものである。図1および図2に示すように、テラスの
床面は、アルミ押出し成形品からなる根太材1(支持材
1)上に、この根太材1と直交するようにして長尺な板
材からなる複数の床材2、3が並設されて固定金具4に
よって固定されることによって構成される。
【0026】床材2、3は、長手方向に延在する中空部
20、30を有する断面矩形状の長尺な板材であり、セ
ルロース系微粉粒と樹脂と第一の顔料とを混合してペレ
ット化した木質様ペレットと、樹脂と第二の顔料とを混
合してペレット化した生地材ペレットとを混合、溶融し
て押し出し成形することで形成されたものである。ここ
で、セルロース系微粉粒は建築廃材を含む木材等の植物
細胞体の原材料粗粉砕物を磨砕処理することによって得
たものであり、その表面に白色無機顔料を担持させたも
のである。そして、木質様ペレットと、生地材ペレット
とを混合、溶融して押出し成形することによって、床材
には木目模様が付されている。
【0027】また、床材2、3の中空部20、30内に
は、中空部20、30を所定間隔毎に仕切る仕切壁20
a、30aが設けられている。また、図1に示すように
隣り合う床材2、3のうち、一方の床材2の側面21に
対向する他方の床材3の側面31には凹部32が形成さ
れている。この凹部32は、図2に示すように、他方の
床材3の、一方の床材2の側面21に対向する側面31
に、横方向に一定間隔で設けられており、根太材1上に
この凹部32が位置するようにして床材2、3が根太材
1に敷設されている。
【0028】前記固定金具4は、図1〜図4に示すよう
に、支持材1に固定される固定部40と、この固定部4
0に立設された立設部42と、この立設部42から横方
向に突出する突出部43とを備えている。固定部40の
一部40aは、図1に示すように、隣り合う床材2、3
のうち一方の裏面と支持材1の上面との間に介在してい
る。また、固定部40の他部40bには、図3および図
4に示すように、ビス穴45が設けられており、図1に
示すように、他方の床材3の裏面と支持材1の上面との
間に介在するとともに、他方の床材3の裏面側において
支持材1に固定されている。また、固定部40の裏面に
は、図1、図3および図4に示すように、該固定部40
から下方に突出するようにして脚部41が設けられてい
る。この脚部41によって、図1に示すように、隣り合
う床材2、3の裏面と支持材1の上面との間に所定間隔
の隙間が設けられている。
【0029】前記立設部42の略中央部には、図3およ
び図4に示すように、ビス穴46が設けられており、立
設部42の一方の床材2の側面21に対向する側面には
リブ42aが設けられている。そして、図1及び図2に
示すように、この立設部42は、隣り合う床材2、3間
に介在するとともに、一方の床材2の側面21に前記リ
ブ42aが当接するようにして、ビス61にて固定され
ている。
【0030】また、図1、図3および図4に示すよう
に、突出部43の表面には、凹部32の内壁面33に係
止する係止部43aが設けられている。この係止部43
aは断面視において鋸の歯状に形成されており、この係
止部43aの挿入方向側の端部の厚みw1は他方の床材
3の側面31に形成された凹部32の厚みw2(図3参
照)よりも小さくなっている。そして、図1に示すよう
に、この突出部43を凹部32に挿入すると、前記係止
部43aが凹部32の内壁面33に係止されて、突出部
43と凹部32とが係合されている。
【0031】また、前記凹部32に突出部43を挿入さ
せるその挿入長さは図1に示すように、他方の床材3の
側面31が固定金具4の立設部42に当接するAの位置
から、他方の床材3の側面31が立設部42から所定間
隔を空けて位置するBの位置まで、一定の範囲(A−
B)内において調整可能となっている。そして、凹部3
2に突出部43をこの一定の範囲(A−B)内において
挿入し係合させた後、他方の床材3の他の側面35(図
2参照)を他の固定金具(図示略)で根太材1に固定す
ることで他の床材3の両側面31、35が根太材1に固
定されて、一方の床材2の側面21と他方の床材3の側
面31との間隔が一定の長さに調整されて固定される。
【0032】上述した固定金具4は、アルミ押出し成形
品からなり、図4に示すように、所定長毎に切断した
後、固定部40の他部40bと、立設部42にプレス加
工によって前記ビス穴45、46が設けられる。このた
め、図1および図3に示すように、固定部40において
はビス穴45の周囲は下方に陥没し、立設部42におい
ては一方の床材2側にビス穴46の周囲が陥没してい
る。
【0033】なお、図1では、説明の便宜上、隣り合う
床材2、3のうち一方の床材2は、根太材1の端部に敷
設されるものとして図示している。ここで、図1に示す
ように、根太材1の端部10側の床材2の側面22は、
端部用の固定金具5によって根太材1に固定されてい
る。端部用の固定金具5は、根太材1にビス63によっ
て固定される固定部50と、この固定部50の端部から
立設する立設部52と、床材2の側部10側の側面22
に形成された凹部23に挿入される挿入部53とを備え
ている。この端部用の固定金具5の立設部52がビス6
4によって床材2に固定されるとともに、前記挿入部5
3が凹部23に挿入されて、根太材1の端部10に敷設
される床材2が根太材1に固定されている。
【0034】次に、本実施の形態の床材の固定方法につ
いて以下に説明する。本発明にかかる床材の固定方法
は、根太材1上に、四角形状の板材からなる複数の床材
2、3を並設して固定金具4によって固定するに際し、
隣り合う床材2、3どうしを前記固定金具4によって連
結するとともに、該固定金具4を支持材1に固定する際
に適用するものである。ここでは、説明の便宜上、図1
においては、隣り合う床材2、3として根太材1の端部
10に敷設される床材2と、この床材2に隣り合って敷
設される他方の床材3を示している。図1において、一
方の床材2の、根太材1の端部10側の側面22は、上
述した端部用の固定金具5で、根太材1に固定されてい
る。また、図2においては隣り合う床材2、3として、
根太材1の途中部に並設される床材2、3を示してい
る。
【0035】まず、図1および図2に示すように、一方
の床材2の裏面と支持材1の上面との間に前記固定金具
4の固定部40の一部40aを挿入して介在させる。次
に、図2に示すように、前記立設部42のリブ42aを
一方の床材2の側面21に当接させるとともに、ビス6
1をねじ込み立設部42を一方の床材2に固定する。そ
して、前記固定部40の他部40bを支持材1にビス6
2をねじ込んで固定する。
【0036】そして、次に、該固定部40の他部40b
に他方の床材3を載置するとともに、他方の床材3の凹
部32に前記固定金具4の突出部43を挿入し係合させ
る。この時に、突出部43の凹部32に対する挿入深さ
を調整し、目地幅を固定金具4の立設部42より広く設
けようとした場合には、、一方の床材2の側面21と他
方の床材3の側面31との間に、目地幅調整用治具8等
の所定の厚みの板材等を挟み込み、挿入部43の凹部3
2への挿入深さを調整する。そして、他の床材3の他の
側面35を他の固定金具(図示略)で根太材に固定す
る。そして、この他の固定金具に床材を載置して根太材
1に固定していくことで、根太材1上に、長尺な板材か
らなる複数の床材2、3が並設されたテラスの床面が構
成される。
【0037】本実施の形態によれば、前記固定金具4は
根太材1に固定されるとともに隣り合う床材2、3の裏
面と根太材1の上面との間に介在する固定部40と、こ
の固定部40に立設されて一方の床材2に固定されると
ともに隣り合う床材2、3間に介在する立設部42と、
この立設部42から横方向に突出し、前記他方の床材3
の側面31に形成された凹部32に挿入されて係合する
突出部43とを備えている。したがって、隣り合う床材
2、3どうしがこの固定金具4によって互いに連結され
るとともに、根太材1に固定されている。この時に、固
定金具4は床材2、3の表面側に露出することなく床材
2、3を根太材1に固定することができ、また、床材
2、3の表面側から根太材1に向けて釘やビス等の止着
材で固定しなくてもよい。よって、止着材等が床材2、
3の表側に露出することがなく、床面を秀麗に仕上げる
ことができる。また、床材3の横方向に所定間隔毎に凹
部32が設けられているので、隣り合う床材2、3を所
定間隔毎に固定金具4によって連結して、根太材1に固
定することができる。
【0038】また、前記他方の床材3の側面31に形成
された凹部32に対して、固定金具4の立設部42から
突出する突出部43の挿入長さが調整可能であるので、
所望の長さだけ凹部32に突出部43を挿入させて係合
させることができる。また、挿入長さを調整する際に
は、例えば目地幅調整用治具8等を用いて容易に行うこ
とができる。そして、前記挿入長さを調節することによ
って、一方の床材2と他方の床材3の互いの側面21、
31間を所望の間隔で固定金具4により連結して、根太
材1に固定することができる。
【0039】また、前記固定部40の裏面には前記脚部
41が設けられており、この脚部41によって床材2、
3の裏面と根太材1の上面との間に所定間隔の隙間が設
けられているので、床材と根太材1との間の通気性が良
くなる。また、床面が濡れたとしても、水はけがよく乾
燥しやすくなる。このため、床材や根太材1の腐食を防
ぐことができ、カビの発生も抑えることができる。した
がって、床材や根太材1の耐久性を向上させることがで
き、メンテナンスも容易になる。また、本実施の形態の
ように、屋外に設けられるテラス等においては、降雨等
によって床の表面が濡れる場合があるが、そのような場
合にも、床材と根太材1との間に雨水等が溜まることが
なく、速やかに乾燥させることができる。
【0040】さらに、前記固定金具4の突出部43の表
面には、他方の床材3の側面31に形成された凹部32
の内壁面33に係止する係止部43aが設けられている
ので、突出部43を凹部32に挿入して係合させたとき
に、突出部43が凹部32から外れにくくなる。よっ
て、前記固定金具4によって一方の床材2と他方の床材
3とをより確実に連結することができる。また、突出部
43の挿入部側の先端部の厚みが、凹部32の内壁の厚
みよりも小さくなっているので、突出部43を凹部32
に挿入しやすい。
【0041】また、天然の木材等を床材2、3として使
用する際には、他方の床材3の側面31に凹部32を一
定間隔毎に形成するなど、その加工には多くの手間と時
間および高度な技術を要する。しかし、本実施の形態に
おいては、床材2、3は、セルロース系微粉粒と樹脂と
を混合、溶融して成形したものであるので、容易に所望
の形状に成形することができ、凹部32を形成するのも
容易である。
【0042】また、樹脂成形品の表面に木目模様等を印
刷したり、塗装することなどによって木目模様を表面に
付した成形品を床材2、3として使用する際には、樹脂
の表面が一様に光を反射することから木目模様に深みが
なく、天然木材のもつ暖かみや質感に欠けたものとなる
が、このようにセルロース微粉粒と樹脂とを混合溶融し
て得た成形品からなる床材2、3であるので、その外観
や質感等を天然の木材からなる床材と同様のものとする
ことができる。
【0043】しかも、樹脂が混合されているので、天然
の木材にはない優れた耐久性、耐水性、耐候性などの性
質を備えることができる。また、床材2、3が腐食され
たり、湿度等の変化によって反りを起こすことがなく、
手入れが容易である。また、床材2、3の内部に中空部
20、30を有しているので、床材2、3を軽く構成す
ることができ、コストを低減することができる。また、
通常であれば廃棄処分されるような各種植物細胞体の粗
粉砕物を原材料として用いることができるので、資源を
有効に活用することができ、循環型社会の形成に貢献す
ることができる。また、建築廃材等もセルロース微粉粒
の原材料として使用することができるため、産業廃棄物
となる建築廃材の発生量を削減することができ、建築廃
材の廃棄処分にかかるコストを低減することができる。
【0044】また、本実施の形態の床材の固定方法によ
れば、前記固定金具4は根太材1に固定される固定部4
0と、この固定部40に立設された立設部42と、この
立設部42から横方向に突出する突出部43とを備えて
いる。よって、固定部40の一部40aを一方の床材2
の裏面と根太材1の上面との間に介在させ、前記立設部
42を一方の床材2に固定し、固定部40の他部40b
を根太材1に固定することによって、一方の床材2を根
太材1に固定することができる。そして、他方の床材3
の側面31に形成された凹部32に前記突出部43を挿
入させて係合させることによって、この固定金具4で隣
り合う床材2、3どうしを連結することができる。この
時、固定部40の他部40bは根太材1に固定されてい
るので、他方の床材3も根太材1に固定される。
【0045】以上より、前記固定金具4によって、隣り
合う床材2、3どうしを互いに連結するとともに根太材
1に固定して、床材2、3を並設することができる。こ
の時、固定金具4は床材2、3の表面に露出せず、ま
た、床材2、3の表面側から根太材1に釘等の止着材等
を打ち込まなくてもよいので、床面を秀麗に仕上げるこ
とができる。また、床材2、3の内部に中空部20、3
0を有していても、中空部20、30に釘等を貫通させ
て根太材1に固定しなくてもよいので、前記固定金具4
によって隣り合う床材2、3どうしを連結することがで
きるとともに、根太材1に確実に固定することができ
る。
【0046】また、他方の床材3の凹部32に前記固定
金具4の突出部43を挿入して係合する際に、突出部4
3の凹部32への挿入長さを調節することができるの
で、隣り合う床材2、3の間隔を所望の間隔に調整する
ことができる。このため、前記挿入長さを調節すること
によって、一方の床材2と他方の床材3の互いの側面2
1、31間を所望の間隔で固定金具4により連結して、
根太材1に固定することができる。また、突出部43の
凹部32に対する挿入深さを調整し、目地幅を固定金具
4の立設部42の厚みより広く設けようとした場合に
は、例えば、図2に示す目地幅調整用治具8等のよう
に、所望の厚みを有する板材等を一方の床材2の側面2
1と他方の床材3の側面31との間に介在させて、調整
すればよいので、墨出し等によって位置決めする必要が
なく、容易に突出部43の凹部32に対する挿入深さを
調整することができる。
【0047】なお、本発明は上記実施の形態の床構造1
00および床材の固定方法に限定されるものではなく、
本発明の主旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能で
あることは勿論である。たとえば、床材2、3は、長手
方向に延在する中空部20、30を有する断面矩形状の
長尺な板材であり、セルロース系微粉粒と樹脂とを混
合、溶融して押出し成形することで形成されたものとし
たが、これに限定されるものではない。例えば、平面視
において正方形状に形成された床材であってもよく、隣
り合う床材2、3どうしが並設されるものであればよ
い。また、床材2、3の内部に中空部20、30を有す
るものでなくてもよい。さらに、床材2、3は、木材か
らなるものでもよいし、樹脂のみを成形したものであっ
てもよいし、鋼製のものであってもよく、所望の材質か
らなる床材2、3を使用してもよい。
【0048】また、床材2、3を根太材1上に並設して
固定するものとしたが、これに限定されるものではな
く、床材2、3を支持する部材であれば大引きであって
もよいのは勿論であるし、平面上に形成された床の下地
等であってもよい。また、支持材としてアルミ押出し成
形品からなる根太材1を使用するものとしたが、これに
限定されるものではなく、木製であってもよいし、鋼製
であってもよいものであり、所望の材質からなる支持材
を用いればよい。
【0049】また、突出部43は立設部42から他方の
床材3の側面31側に突出するものとしたが、一方の床
材2の側面21側にも突出するものとして、立設部42
から立設部42の両側に突出させるものとしてもよい。
そして、一方の床材2の側面21にも凹部を形成し、突
出部を一方の床材2の凹部と他方の床材3の凹部32と
に挿入させて係合させるとともに立設部42を側面21
に固定してもよい。また、固定金具4について、アルミ
押出し成形品からなり、プレス加工によって固定部40
の他部40bと立設部42とにビス穴45、46を形成
するものとしたが、これに限定されるものではない。要
は、隣り合う床材2、3の裏面と根太材1(支持材)の
上面との間に介在し、他方の床材3の裏面側で固定され
る固定部40と、この固定部40に立設された立設部4
2と、この立設部42から横方向に突出する突出部43
が備えられていればよい。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、前記固定
金具は支持材に固定されるとともに隣り合う床材の裏面
と支持材の上面との間に介在する固定部と、この固定部
に立設されて一方の床材に固定されるとともに隣り合う
床材間に介在する立設部と、この立設部から横方向に突
出し、前記他方の床材の側面に形成された凹部に挿入さ
れて係合する突出部とを備えている。したがって、隣り
合う床材どうしがこの固定金具によって互いに連結され
るとともに、支持材に固定されている。この時に、固定
金具は床材の表面側に露出することなく床材を支持材に
固定することができ、また、床材の表面側から支持材に
向けて釘やビス等の止着材で固定しなくてもよい。よっ
て、止着材等が床材の表側に露出することがなく、床面
を秀麗に仕上げることができる。また、床材の内部が中
空に形成されていても、中空部に釘等の止着材を貫通さ
せて支持材に固定しなくてもよいので、床材を支持材に
確実に固定することができる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果が得られるのは勿論のこと、前記凹部は他方
の床材の側面に、横方向に所定間隔で設けられているの
で、隣り合う床材を所定間隔毎に前記固定金具によって
連結して、支持材に固定することができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2と同様の効果が得られるのは勿論のこと、前記他
方の床材の側面に形成された凹部に対して、固定金具の
立設部から突出する突出部の挿入長さが調整可能である
ので、所望の長さだけ凹部に突出部を挿入させて係合さ
せることができる。このため、前記挿入長さを調節する
ことによって、一方の床材と他方の床材の互いの側面間
を所望の間隔で固定金具により連結して、支持材に固定
することができる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3のいずれかと同様の効果が得られるのは勿論のこと、
前記固定部の裏面には前記脚部が設けられており、この
脚部によって床材の裏面と支持材の上面との間に所定間
隔の隙間が設けられているので、床材と支持材との間の
通気性が良くなり、床材や支持材の腐食を防ぐことがで
き、カビの発生も抑えることができる。したがって、床
材や支持材の耐久性を向上させることができ、メンテナ
ンスも容易になる。また、床面が濡れたとしても、水は
けがよく乾燥しやすくなる。よって、前記床材が屋外デ
ッキやバルコニー等の床構造として好適に用いることが
できる。
【0054】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4のいずれかと同様の効果が得られるのは勿論のこと、
前記固定金具の突出部の表面には、他方の床材の側面に
形成された凹部の内壁面に係止する係止部が設けられて
いるので、突出部を凹部に挿入して係合させたときに、
突出部が凹部から外れにくくなる。よって、前記固定金
具によって一方の床材と他方の床材とをより確実に連結
することができる。
【0055】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
5のいずれかと同様の効果が得られるのは勿論のこと、
前記床材は、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合、溶融
して成形したものであるので、容易に所望の形状に成形
することができる。また、他方の床材の側面に前記凹部
を形成するのも手間がかからない。また、床材の内部が
中空に形成されているので、床材を軽く構成することが
でき、コストを低減することができる。また、このよう
に成形された床材は、セルロース系微粉粒によってその
外観や質感等を天然の木材からなる床材と同様のものと
することができる。しかも、樹脂が混合されているの
で、天然の木材にはない優れた耐久性、耐水性、耐候性
などの性質を備えることができる。よって、床材が腐食
されたり、湿度等の変化によって反りを起こすことがな
く、手入れが容易である。また、通常であれば廃棄処分
されるような各種植物細胞体の粗粉砕物を原材料として
用いることができるので、資源を有効に活用することが
でき、循環型社会の形成に貢献することができる。
【0056】請求項7記載の発明によれば、前記固定金
具は支持材に固定される固定部と、この固定部に立設さ
れた立設部と、この立設部から横方向に突出する突出部
とを備えている。よって、固定部の一部を一方の床材の
裏面と支持材の上面との間に介在させ、前記立設部を一
方の床材に固定し、固定部の他部を支持材に固定するこ
とによって、一方の床材を支持材に固定することができ
る。そして、他方の床材の側面に形成された凹部に前記
突出部を挿入させて係合させることによって、この固定
金具で隣り合う床材どうしを連結することができる。こ
の時、固定部の他部は支持材に固定されているので、他
方の床材も支持材に固定される。以上より、前記固定金
具によって、隣り合う床材どうしを互いに連結するとと
もに支持材に固定して、床材を並設することができる。
この時、固定金具は床材の表面に露出せず、また、床材
の表面側から支持材に釘等の止着材等を打ち込まなくて
もよいので、床面を秀麗に仕上げることができる。ま
た、床材の内部が中空に形成されていても、前記固定金
具によって隣り合う床材どうしを連結することができる
とともに、支持材に確実に固定することができる。
【0057】請求項8記載の発明によれば、請求項7と
同様の効果が得られるのは勿論のこと、他方の床材の凹
部に前記固定金具の突出部を挿入して係合する際に、突
出部の凹部への挿入長さを調節することができるので、
隣り合う床材の間隔を所望の間隔に調整することができ
る。このため、前記挿入長さを調節することによって、
一方の床材と他方の床材の互いの側面間を所望の間隔で
固定金具により連結して、支持材に固定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の床構造を示した断面図である。
【図2】本発明の一例の床構造および床材の固定方法の
手順を示した斜視図である。
【図3】本発明にかかる固定金具の一例を示した断面図
である。
【図4】本発明にかかる固定金具の一例を示した斜視図
である。
【符号の説明】 1 支持材(根太材) 2 一方の床材 21 (一方の床材の)側面 3 他方の床材 31 (他方の床材の)側面 32 凹部 33 (凹部の)内壁面 4 固定金具 40 固定部 40a (固定部の)一部 40b (固定部の)他部 41 脚部 42 立設部 43 突出部 43a 係止部 100 床構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細田 淳 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持材上に、四角形状の板材からなる複
    数の床材が並設されて固定金具によって固定されてなる
    床構造であって、 前記固定金具は、支持材に固定される固定部と、この固
    定部に立設された立設部と、この立設部から横方向に突
    出する突出部とを備え、 隣り合う床材のうち一方の床材の側面に対向する他方の
    床材の側面には凹部が形成されており、 前記固定金具の固定部は、隣り合う床材の裏面と支持材
    の上面との間に介在し、かつ、他方の床材の裏面側にお
    いて支持材に固定されており、前記立設部は隣り合う床
    材間に介在し、かつ、一方の床材に固定されており、前
    記突出部は他方の床材の凹部に挿入されて係合されてい
    ることを特徴とする床構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の床構造において、 前記凹部は他方の床材の側面に、横方向に一定間隔で設
    けられていることを特徴とする床構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の床構造におい
    て、 前記凹部に対する突出部の挿入長さが調整可能であるこ
    とを特徴とする床構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の床構造
    において、 前記固定部の裏面には、該固定部から下方に突出するよ
    うにして脚部が設けられており、この脚部によって床材
    の裏面と支持材の上面との間に所定間隔の隙間が設けら
    れていることを特徴とする床構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の床構造
    において、 前記突出部の表面には、凹部の内壁面に係止する係止部
    が設けられていることを特徴とする床構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の床構造
    において、 前記床材は、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合、溶融
    して成形し、内部に中空部を有するものであることを特
    徴とする床構造。
  7. 【請求項7】 支持材上に、四角形状の板材からなる複
    数の床材を並設して固定金具によって固定するに際し、
    隣り合う床材どうしを前記固定金具によって連結すると
    ともに、該固定金具を支持材に固定する床材の固定方法
    であって、 前記固定金具は、支持材に固定される固定部と、この固
    定部に立設された立設部と、この立設部から横方向に突
    出する突出部とを備え、 隣り合う床材のうち一方の床材の側面に対向する他方の
    床材の側面には凹部が形成されており、 まず、一方の床材の裏面と支持材の上面との間に前記固
    定金具の固定部の一部を介在させ、 次に、前記立設部を一方の床材に固定し、 次に、前記固定部の他部を支持材に固定し、 次に、該固定部の他部に他方の床材を載置するととも
    に、他方の床材の凹部に前記固定金具の突出部を挿入し
    て係合することを特徴とする床材の固定方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の床材の固定方法であっ
    て、 他方の床材の凹部に前記固定金具の突出部を挿入して係
    合する際に、突出部の凹部への挿入長さを調整すること
    を特徴とする床材の固定方法。
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