JP4653029B2 - 熱伝導材料及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、熱伝導材料及びその製造方法に関し、特にカーボンナノチューブを利用して熱伝導を行う熱伝導材料及びその製造方法に関する。
近年、半導体チップの高集積化に伴って、電気部品の小型化の研究が進んでいるので、小型電気部品の放熱性をさらに高めることは益々注目されている。それに対応して、小型電気部品の表面に放熱ユニットを設置する手段は、この技術領域において広く利用されている。しかし、従来の放熱装置と電気部品との接触表面には凹凸があり、緊密に接触できないので、電気部品の放熱効率が低下するという課題がある。従って、放熱装置と電気部品との接触表面の間の空隙に高熱伝導材料を設置することによって、この両方の接触面積を増加させる提案がある。
従来の熱伝導材料は、熱伝導係数が大きいもの、例えば、黒鉛、BN、SiO、Al、銀などの金属粒子がポリマー材料に混入して形成される複合材料である。このような熱伝導材料の熱伝導性は、大体、ポリマー材料によって決定される。例えば、基材が油脂又は相変化材料である複合材料が液体状態で利用される場合、熱源の表面の大部分に濡れるので、熱抵抗が小さくなるが、基材がシリカ・ゲル又はゴムである複合材料が利用される場合、熱抵抗が大きくなる。しかし、これら熱伝導材料は熱伝導係数が1W/mK程度であり、熱伝導係数が小さいという欠点があるので、小型電気部品の放熱に適しない。また、ポリマー材料に混入される熱伝導粒子の数量を増加して、粒子同士を相互に接触させることによって複合材料の熱伝導性能を高めることができ、例えばある特別な材料の熱伝導係数は4〜8W/mK程度に達する。しかし、混入された熱伝導粒子が多過ぎる場合、該複合材料は、例えば、油脂が硬くなることが原因で、元々の優れた熱伝導特性が劣化する不都合がある。
熱伝導材料の熱伝導性能を高めるために、熱伝導性能が優れた材料、例えば、カーボンナノボール、ダイヤモンドの粉剤、カーボンナノチューブなどが熱伝導の充填材料として利用される。具体的には、非特許文献1に、Z字形(10,10)のカーボンナノチューブが、室温で熱伝導係数が6600W/mK程度に達するという発見が記載されている。従って、熱伝導材料への応用及び該カーボンナノチューブの熱伝導性能を最大にするためにカーボンナノチューブを利用する研究は、熱伝導材料の性能を高めるための重要な課題として注目されている。
従来、カーボンナノチューブの熱伝導性能を利用する熱伝導材料は、カーボンナノチューブを基材に混入して一体成型加工してから、プレス処理してなるものである。良好に放熱するために、この熱伝導材料は放熱装置との接触面積が熱源との接触面積より大きいように設けられる。しかし、このような熱伝導材料において、カーボンナノチューブは基材に不均一に配列されるので、熱伝導の均一性が悪化し、カーボンナノチューブの長手方向での良好な熱伝導性能を十分に利用できず、熱伝導材料全体の熱伝導性能が低くなる。
また、カーボンナノチューブのマトリックスを含む熱伝導材料の製造方法も提案されている。この製造方法によれば、まず、相対する二つの電極板を有する平板(フラット)コンデンサを、カーボンナノチューブが無秩序に分布した熱可塑性を有するポリマー溶剤に浸入し、前記二つの電極板間の距離を適当に調整して前記(フラット)コンデンサを取出す。それぞれ前記二つの電極板に電圧を加えて一定の電界を形成することにより、前記カーボンナノチューブを前記ポリマー溶剤の中に一定の方向に沿って配列させ、その後、前記ポリマー溶剤を固化させ、該(フラット)コンデンサを除去し、熱伝導材料を形成する。
しかし、前記熱伝導材料は熱伝導性能が非常に高くなるが、要望の熱伝導効果に達することができない。それは、前記熱伝導材料のカーボンナノチューブの端部の一部が露出され、又は、前記熱伝導材料のカーボンナノチューブの端部が完全にポリマー材料で包まれていることが原因である。これが原因で、カーボンナノチューブから形成された熱伝導の方向とそれと接触する熱伝導面との間の空隙に熱抵抗が大きいポリマー材料があるので、その結果、熱伝導材料の熱抵抗が大きくなる。
Savas Berber、「Unusually High Thermal Conductivity of Carbon Nanotubes」、「Phys. Rev.Lett」、第84巻、第4613頁、2000年
従って、熱抵抗が小さく、熱伝導性能が高い熱伝導材料及びその製造方法が必要となる。
本発明に係る熱伝導材料は、第一端部及びそれと反対の第二端部を有する複数のカーボンナノチューブと、前記第一端部及び/又は第二端部を覆う熱流コレクタと、前記複数のカーボンナノチューブの間の空隙に充填されたポリマー材料と、を含む。
前記複数のカーボンナノチューブは、マトリックスの形態に形成されることが好ましい。
前記ポリマー材料は、シリコンプラズマ、テレフタル酸ポリエチレン、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、嫌気性接着剤、アクリル接着剤のいずれか一種である。
前記熱流コレクタは膜の形状に形成されることができる。この膜形状の熱流コレクタは厚さが1mm〜10mmに形成されることが好ましい。
本発明に係る熱伝導材料の製造方法は、第一端部及び第二端部を有する複数のカーボンナノチューブを提供する第一段階と、前記第一端部及び/又は前記第二端部に熱流コレクタを覆う第二段階と、ポリマー材料を利用して前記複数のカーボンナノチューブの間の空隙を充填する第三段階と、を含む。
従来の技術と比べて、本発明に係る熱伝導材料では、複数のカーボンナノチューブが均一に平行に配列されるので、熱伝導性能が高く、熱伝導の作用が均一になる。また、本発明に係る熱伝導材料では、熱流コレクタを利用して複数のカーボンナノチューブの端部を覆うことにより、熱伝導材料と放熱素子と十分に接触させ、接触熱抵抗を減少することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳しく説明する。
(実施例1)
図1に示すように、熱伝導材料10は、それぞれ第一端部12A及びそれと反対の第二端部12Bを有する複数のカーボンナノチューブ12と、前記第一端部12Aを覆う熱流コレクタ(Heat Current Collector)13と、ポリマー材料15と、を含む。また、前記複数のカーボンナノチューブ12の間の空隙は、前記ポリマー材料15で充填されている。
前記複数のカーボンナノチューブ12はカーボンナノチューブのマトリックスに形成されることができる。前記複数のカーボンナノチューブ12は相互に平行にし、前記熱流コレクタ13に垂直にするように配列されることが好ましい。前記熱流コレクタ13はアルミニウム(Al)、銅(Cu)、鉄(Fe)、金(Au)、銀(Ag)などのいずれか一種からなる。また、前記熱流コレクタ13は膜の形状にされ、厚さが1mm〜10mmにされる。前記ポリマー材料15としては、シリコンプラズマ、テレフタル酸ポリエチレン、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、嫌気性接着剤、アクリル接着剤のいずれか一種である。
(実施例2)
実施例1は実施例2と類似する。図2に示すように、熱伝導材料20は、それぞれ第一端部12A及びそれと反対の第二端部12Bを有する複数のカーボンナノチューブ12と、熱流コレクタ13と、ポリマー材料15と、を含む。また、前記複数のカーボンナノチューブ12の間の空隙に、前記ポリマー材料15で充填されている。実施例1と異なる点は、前記第一端部12Aと前記第二端部12Bとが、それぞれ前記熱流コレクタ13で覆われることである。
(実施例3)
本実施例において、熱伝導材料の製造方法を提供する。図3は、前記熱伝導材料の製造方法のフローチャートである。図3を参照すると、前記熱伝導材料の製造方法は、第一端部及び第二端部を有する複数のカーボンナノチューブを提供する第一段階と、前記第一端部及び/又は第二端部を熱流コレクタで覆う第二段階と、ポリマー材料を利用して前記複数のカーボンナノチューブの間の空隙を充填する第三段階と、を含む。次に、図4乃至図7を参照して本実施例の熱伝導材料の製造方法について詳しく説明する。
前記第一段階で、それぞれ第一端部12A及び第二端部12Bを有する複数のカーボンナノチューブ12を提供する。図4を参照すると、本実施例においては、基材11に複数のカーボンナノチューブ12を成長させる。前記複数のカーボンナノチューブ12はカーボンナノチューブのマトリックスの形態に形成されることが好ましい。前記基材11としては、ガラス、シリコン、金属及びその酸化物のいずれか一種であっても良い。前記カーボンナノチューブ12は、化学気相堆積法(CVD)、プラズマ化学気相堆積法(Plasma Chemical Vapor Deposition Method)、プラズマ熱フィラメント化学気相堆積法、又は印刷法により形成される。本実施例では、例示として化学気相堆積法を利用する。まず、前記基材11に触媒層(図示せず)を形成し、高温で炭素を含むガスを導入して、複数のカーボンナノチューブのマトリックス12を形成する。ここで、前記触媒層は、鉄、ニッケル、コバルト、パラジウムなどの遷移金属のいずれか一種からなっている。前記炭素を含むガスは、メタン、エチレン、プロピレン、アセチレン、カルビノール、エタノールのいずれか一種である。
さらに詳しく説明すれば、例えば、シリコンの基材11に、厚さが5nmの鉄の膜(図示せず)を形成して、300℃の空気中で焼きなましをし、化学気相堆積反応室(Chemical Vapor Chamber)に700℃で炭素を含むエチレンを導入して複数のカーボンナノチューブ12を成長させる。前記カーボンナノチューブ12は、前記シリコンの基材11に直立して成長される。
前記第二段階で、前記複数のカーボンナノチューブ12の第一端部12A及び/又は第二端部12Bに熱流コレクタ13を形成する。前記熱流コレクタ13はアルミニウム(Al)、銅(Cu)、鉄(Fe)、金(Au)、銀(Ag)などのいずれか一種からなる。また、前記熱流コレクタ13は膜の形状にされ、厚さが1mm〜10mmにされる。前記熱流コレクタ13は、電子線堆積法、化学めっき法、又は電子めっき法により設置される。図5を参照すると、Alを前記熱流コレクタ13の原料として利用して、電子線堆積法で前記複数のカーボンナノチューブ12の第一端部12Aを覆うように厚さが1mmのAl膜を堆積させる。前記Al膜は前記複数のカーボンナノチューブ12の両方の端部を完全に緊密して覆う。さらに、前記Al膜が堆積された前記複数のカーボンナノチューブを250℃の条件においてアルゴン気体で焼鈍しをし、前記第一端部12Aに前記熱流コレクタ13としてAl膜が形成された前記カーボンナノチューブが得られる。
図7に示すように、他の例として、前記基材11を除去して、前記カーボンナノチューブ12の前記第一端部12A及び前記第二端部12Bに、前記の工程によってそれぞれAl膜を熱流コレクタ13として形成することができる。焼鈍しをした後、前記複数のカーボンナノチューブ12の両側の端部にはそれぞれ前記熱流コレクタ13が緊密に覆われる。
前記第三段階13で、ポリマー材料15を利用して前記複数のカーボンナノチューブ12の間の空隙を充填する。熱流コレクタ13が形成された前記複数のカーボンナノチューブ12をポリマー材料15の溶融液体に浸漬して、このポリマー材料15の溶融液体で前記複数のカーボンナノチューブ12の各カーボンナノチューブの間の空隙を十分に充填した後、前記複数のカーボンナノチューブ12を取り出して、室温で固化加工を行って、充填されたポリマー材料15の溶融液体を固化させる。ここで、前記ポリマー材料15としては、例えば、シリカ・ゲル、ポリエチレン・グリコール、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル接着剤のいずれか一種からなる。本実施例において、PDMSが前記ポリマー材料5として利用される。熱流コレクタ13が形成された前記複数のカーボンナノチューブ12をPDMS溶融液体に浸漬して、このPDMS溶融液体で前記複数のカーボンナノチューブ12の各カーボンナノチューブの間の空隙を十分に充填した後、前記複数のカーボンナノチューブ12を取り出して、室温で固化加工を行って、PDMS溶融液体を固化させる。従って、前記複数のカーボンナノチューブ12の各カーボンナノチューブの間の空隙は前記PDMS溶融液体で十分に充填される。
最後、一つの例として、前記複数のカーボンナノチューブ12の第一端部12Aに前記熱流コレクタ13を形成し、前記複数のカーボンナノチューブ12の各カーボンナノチューブの間の空隙を前記PDMS溶融液体で充填させた後、第二端部12Bに連接した基材11を除去して、図1に示した熱伝導材料10が得られる。他の例として、前記第一端部12A及び前記第二端部12Bにそれぞれ前記熱流コレクタ13を形成し、前記複数のカーボンナノチューブ12の各カーボンナノチューブの間の空隙を前記PDMS溶融液体で充填させた後、図2に示した熱伝導材料20が得られる。
なお、ASTM(米国材料及び試験協会標準)−D5470の方法により、前記実施例1に係る熱伝導材料10と、前記熱伝導材料10に類似し、前記熱流コレクタ13が設置ない熱伝導材料とを、異なる厚さの程度に設定して測定する場合、測定の結果によって熱抵抗・厚さのグラフが描かれる。図8を参照すると、三角形の符号は熱流コレクタがない熱伝導材料を測定する結果、円形の符号は熱流コレクタを有する熱伝導材料を測定する結果を表示する。前記結果から推定すれば、次の式(1)を満足する二つの直線が得られる。
[数1]
int=Rcont+d/k (1)
ここで、Rintは熱伝導材料の全熱抵抗であり、Rcontは熱伝導材料の接触熱抵抗であり、kは熱伝導材料の熱伝導率であり、dは熱伝導材料の厚さである。
図8に示すように、前記熱流コレクタ13を設置しない熱伝導材料と比べて、前記熱流コレクタ13を有する熱伝導材料10の接触熱抵抗は大幅に減少し、例えば1.52cmK/Wから0.83cmK/Wまでに減少する。即ち、前記熱流コレクタ13を設置することにより、前記熱伝導材料10の接触熱抵抗を著しく低減することができる。この原因は、基材11に成長された複数のカーボンナノチューブ12の端部が相互にからまって一部のカーボンナノチューブが外界から隔てられるが、前記熱流コレクタ13で前記複数のカーボンナノチューブ12の端部を覆うことにより、前記一部のカーボンナノチューブ12が前記熱流コレクタ13を介して外界に接触し、複数のカーボンナノチューブ12と外界との接触面積が大きくなるためである。
前記熱伝導材料の製造方法は、カーボンナノチューブを利用して製造した熱伝導材料の製造方法に限らず、カーボンファイバやそれと類似の複合熱伝導材料などの製造に対しても適する。
本発明の実施例1に係る熱伝導材料を示す図である。 本発明の実施例2に係る熱伝導材料を示す図である。 本発明の実施例1又は実施例3に係る熱伝導材料の製造方法のフローチャートである。 本発明の実施例3に係る、複数のカーボンナノチューブの模式図である。 図4における複数のカーボンナノチューブの第一端部に熱流コレクタを形成する模式図である。 図5における複数のカーボンナノチューブの間の空隙にポリマー材料を注入した模式図である。 図4における複数のカーボンナノチューブの第一端部及び第二端部に熱流コレクタを形成する模式図である。 本実施例に係る熱伝導材料と、熱流コレクタを設置しない熱伝導材料とを、異なる厚さに設定して測定する場合における、熱抵抗及び厚さの関係を示すグラフである。
符号の説明
10、20 熱伝導材料
11 基材
12 カーボンナノチューブ
12A 第一端部
12B 第二端部
13 熱流コレクタ
15 ポリマー材料

Claims (4)

  1. 基材の上に、第一端部及び第二端部を有する複数のカーボンナノチューブでなるマトリックスを成長させる第一段階と、
    前記第一端部及び/又は前記第二端部を熱流コレクタで覆う第二段階と、
    ポリマー材料を利用して前記複数のカーボンナノチューブの間の空隙を充填する第三段階と、を含むことを特徴とする熱伝導体の製造方法。
  2. 前記第一段階では、前記基材の上に触媒層を形成し、高温で炭素を含むガスを導入して、複数のカーボンナノチューブでなるマトリックスを成長させることを特徴とする、請求項1に記載の熱伝導体の製造方法。
  3. 前記第二段階では、電子線堆積法で前記複数のカーボンナノチューブの第一端部及び/又は前記第二端部を覆うように金属膜を堆積させることを特徴とする、請求項1に記載の熱伝導体の製造方法
  4. 前記第二段階では、前記金属膜が堆積された前記複数のカーボンナノチューブをアルゴン気体で焼鈍しをすることを特徴とする、請求項3に記載の熱伝導体の製造方法。
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