JP4651804B2 - 半導体試験装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、所定のタイミングの遅延を付与したクロック/パルスを出力する可変遅延装置を備える半導体試験装置に関する。特に、基準クロックRCLKの前縁(立ち上がりエッジ)と後縁(立ち下がりエッジ)を適用して遅延素子の回路規模を低減した構成とする可変遅延装置を備える半導体試験装置において、基準クロックRCLKの前縁と後縁が符号間干渉に伴って無用の遅延オフセットが生じても、この遅延オフセットを補正して適正なる遅延をすることが可能な可変遅延装置を備える半導体試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は半導体試験装置の概念構成図である。この要部構成要素はタイミング発生器TGと、パターン発生器PGと、周期発生部と、テストステーションSTN1と、論理比較器DCと、その他を備える。前記タイミング発生器TGには、クロック発生部100と、ループ測定部200と、波形整形部FCとを備える構成例である。また前記テストステーションSTN1には、ドライバDRやコンパレータCP、その他のピンエレクトロニクスを備える。ここで、半導体試験装置は公知であり技術的に良く知られている為、本願に係る要部を除き、その他の信号や構成要素、及びその詳細説明については省略する。
【0003】
周期発生部は、タイミングの基準となる基準クロックRCLKを発生して各装置へ供給する。ここで、基準クロックRCLKの周期時間を4nsとした具体例で以下説明する。基準クロックRCLK単位の試験周期(テストレート)に相当する周期クロックRATEclkを発生する。更に、テストレートにおける基準クロック未満の端数時間情報である端数時間データPADはクロック発生部100へ供給する。前記端数時間データPADのビット情報は、例えば2ns、1ns、500ps、250ps、等のビット情報である。
【0004】
パターン発生器は、各種試験パターンPATDを発生し、また、各種試験パターンの出力タイミングを規定するタイミングセット信号TSDを発生する。
【0005】
クロック発生部100は、上記端数時間データPADと、上記タイミングセット信号TSDとを受けて、基準の可変タイミングのエッジ信号として使用される多数チャンネルの遅延クロック100sを発生する。パーピンアーキテクチャが採用されている半導体試験装置では数千チャンネルもの多数の遅延クロック100sを発生する。この内部構成は後述する。
【0006】
波形整形部FCは、パターン発生器からの試験パターンPATDを受け、上記遅延クロック100sとを受けて、所定にタイミングに規定された波形整形したドライバパターンDRPATやストローブ信号等を発生する。前記ドライバパターンDRPATは、テストステーションSTN1のドライバDRを介して所定の電圧振幅に変換した後、DUTへ印加される。
【0007】
ループ測定部200は、クロック発生部100が多数備える可変遅延要素のキャリブレーションを実施して所定のタイミングで遅延クロック100sが発生できるようにする。この内部構成は後述する。
【0008】
論理比較器DCは、パターン発生器から出力される期待値データEXPとDUTから出力された応答信号とがストローブ信号STBによるタイミングで所定にタイミング比較され、その結果に基づいてDUTの良否判定、その他が行われる。
【0009】
次に、図2のクロック発生部100の内部原理構成図を説明する。
クロック発生部100の要部は、試験周期に対応し、且つ、所望タイミングの遅延クロック100sを発生するものであって、この要部構成要素は、クロックメモリ110と、遅延量演算部120と、クロックカウンタ130と、ゲート遅延部(Clock−VD)150とを備える。
【0010】
クロックメモリ110は、タイミングセット信号TSDを受けて、所定のタイミングに遅延する遅延情報を出力する。前記遅延情報の一方は4ns未満とする基準クロック未満データ110s1であり、他方は4nsを単位とする基準クロック単位データ110s2である。
【0011】
遅延量演算部120はデータ加算手段であって、上記端数時間データPADと、上記基準クロック未満データ110s1とを受けて、両者を加算した結果の加算遅延データ120sを出力する。
【0012】
クロックカウンタ130は、4ns単位の遅延を担当するデジタル遅延手段であって、上記基準クロック単位データ110s2を受けて、基準クロックRCLKにより4ns単位のデジタル的な遅延をした結果のデジタル遅延信号130sを出力する。
【0013】
ゲート遅延部150は、4ns未満の微少な遅延を担当する遅延部であって、上記加算遅延データ120sと上記デジタル遅延信号130sとを受け、後述するループ測定部200により基準クロックRCLKを所定に分配した分配クロックRCLK2を受けて、上記デジタル遅延信号130sを所定に遅延した遅延クロック100sを出力する。この詳細については後述する。
【0014】
次に、図3のゲート遅延部(Clock−VD)150の内部原理構成図を説明する。
ゲート遅延部150の要部構成要素は、リニアライズメモリ152と、半周期遅延部160と、高分解能遅延部156とを備える。
【0015】
リニアライズメモリ152は、論理遅延データを、キャリブレーションされた物理遅延データに変換するリニアライズデータを格納するデータ変換用メモリであって、論理遅延データである上記加算遅延データ120sをメモリのアドレス入力端へ供給し、読み出された物理遅延データである1ビットの半周期遅延データ152s1を半周期遅延部160へ供給し、残りの複数ビットの高分解能遅延データ152s2を高分解能遅延部156へ供給する。
【0016】
半周期遅延部160は、2ns単位の遅延付与を担当する遅延部であって、この原理構成は反転ゲート162とマルチプレクサ164とを備える。これによれば、上記デジタル遅延信号130sがアサートとなる基準クロックのサイクルのときに、マルチプレクサ164から0ns若しくは2nsの遅延量を付与した半周期遅延パルス164sを出力する。
即ち、第1に、上記半周期遅延データ152sが”0”のときは0nsの遅延で出力する。実際には分配クロックRCLK2をそのまま半周期遅延パルス164sとして出力する。従って、分配クロックRCLK2の後縁エッジが遅延タイミング点として適用される。
第2に、半周期遅延データ152s1が”1”のときは2nsの遅延を付与して出力する。実際には分配クロックRCLK2を反転ゲート162で反転した信号を半周期遅延パルス164sとして出力する。従って、分配クロックRCLK2の前縁エッジが遅延タイミング点として適用される。
【0017】
高分解能遅延部156は、2ns未満の遅延付与を担当する遅延部であって、上記半周期遅延パルス164sを受け、上記複数ビットの高分解能遅延データ152sに基づいて所定に遅延した遅延クロック100sを出力する。この最小遅延分解能としては、例えば10ピコ秒程度であり、極めて微少な遅延量を制御できる。
上記ゲート遅延部150によれば、所望のタイミングのクロックやパルスを発生できる。但し、半導体ゲートを使用する伝搬遅延量である為に、周囲温度(接合温度)、製造ばらつき等の要因により遅延量が個別に変動してくる。この為、適宜キャリブレーションを実施してタイミング精度を維持する必要がある。
【0018】
次に、図4のループ測定部200の測定構成を説明する。但し、この図では上述したゲート遅延部150を含んだ構成図としている。これによってゲート遅延部150の物理遅延量を実際に測定する。この測定に基づいて、論理遅延データに対応する物理遅延データであるリニアライズデータをリニアライズメモリ152へ格納する。
【0019】
ループ測定部200の要部構成要素は、切替スイッチ230と、パルス幅整形回路240、214と、クロック分配部250と、複数nチャンネルのゲート遅延部150と、n個のANDゲート210と、ORゲート212、216と、周波数カウンタ220とを備える。通常、これら構成要素の全てを1つのLSI内に内蔵する実装形態で実用される。
【0020】
切替スイッチ230は、ループ測定時には制御信号230selによりb側に切り替えてループパルス216sを出力し、試験実施時にはa側に切り替えて基準クロックRCLKを出力する切替スイッチである。この出力をパルス幅整形回路240へ供給する。ここで、ループ測定するときの周期時間はループ測定系の縦続回路に伴って、例えば、15〜20nsの周期となっている。一方、実際にデバイスを試験実施する実動作時は基準クロックRCLKであるからして、4nsの周期クロックである。
【0021】
パルス幅整形回路240は、入力として受けるループパルス216sと基準クロックRCLKとが同一のパルス幅となるようにパルス幅整形する。ここでは、実動作時と同一パルス幅の約2nsのパルス幅に整形して出力する。これによれば、ループ測定時においても実動作時と同一のパルス幅でループ測定されるからして、前縁と後縁の両方を適用する半周期遅延部160の遅延量をループ測定で測定可能となる。
【0022】
クロック分配部250は、前記パルスを受けて分配バッファした複数の分配クロックRCLK2を複数nチャンネルへ供給する。尚、分配バッファの使用個数としては、常時供給される基準クロックによる消費電力や発熱を考慮して、比較的少ない個数としている。
【0023】
n個のANDゲート210は、ループ測定時において、複数nチャンネルのゲート遅延部150中で、1つのループ測定対象を選択するゲートである。ORゲート212は、n個のANDゲート210の出力を論理和して出力する。
パルス幅整形回路214は、上記ORゲート212からの周期的なパルス信号を受けて、約2nsのパルス幅に整形して出力する。
【0024】
周波数カウンタ220は所定の時間分解能、例えば10ピコ秒以下の遅延時間が測定可能な測定装置であって、基準クロックRCLKに基づいて、上記パルス幅整形回路214からのループパルス信号を測定する。
ORゲート216はループ測定に使用する為に、単一のパルス216sttを外部から注入するものである。この出力をループパルス216sとして切替スイッチ230のb入力端へ供給し、閉ループを形成する。
【0025】
次に、図5と図6とを参照して符号間干渉の問題点について説明する。
上述したように、ループ測定するときの周期時間は15〜20nsの周期と長く、実際にデバイスを試験実施する実動作時は基準クロックRCLKである4nsの周期クロックである。更に、半周期遅延部160を適用しているので約2ns単位の遅延を基準クロックRCLKの前縁と後縁の両方のエッジを適用して遅延を行っている。
【0026】
一方のループ測定時には、図5Aに示すように、広いパルス間隔でループ測定が行われ、遅延経路を所望に切替制御して相対的な遅延量を上記周波数カウンタ220で測定して算出し、これに基づいて得られたリニアライズデータをリニアライズメモリ152へ格納している。このとき、図5Cに示す隣接する前縁エッジと後縁エッジとの間は遠い為に、符号間干渉はほとんど生じない。
【0027】
他方の実動作時には、図5Bに示すように、4nsの連続する高速の基準クロックRCLKが供給される。これに伴い、クロック分配部250を通過してゲート遅延部150へ供給された時点において、図5Dに示す隣接する前縁エッジと後縁エッジとの間で無視出来ない程度の符号間干渉を生じてくる。例えば数十ピコ秒程度のエッジ点の変動を生じる。通常は、一方の前縁エッジ側の変動が大きく現れる。この結果、半周期遅延部160により前縁エッジと後縁エッジを切り替える都度、最終的に出力される遅延クロック100sの遅延量がずれて、正しく遅延されなくなってくる。
【0028】
図6は、上記符号間干渉に伴う遅延量のリニアリティ不良を示すリニアリティ特性図である。図6Aの直線は上記符号間干渉が無いと仮定した場合の理想状態である。しかし、実際に出力される遅延クロック100sは、図6Bに示すように、0〜2ns付近までは理想状態と一致させたとき、前縁と後縁を切り替えた以後の2ns付近からは、図6Cに示すように、遅延オフセット(図6D参照)が生じ、理想状態から一定のオフセットした位置へずれた状態で、以後4nsまで至る。この遅延オフセットは符号間干渉に伴う遅延誤差である。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】
上述説明したように従来技術においては、ループ測定に基づいて得られたリニアライズデータをリニアライズメモリへ格納し、実動作時においては、これにより遅延させてデバイス試験を実施している。しかしながら、上述した符号間干渉に伴う遅延オフセット(図6D参照)が生じる結果、例えば数十ピコ秒程度のタイミング精度の悪化要因となってしまう。
このタイミング誤差は、特に、高精度のタイミング精度でデバイス試験を実施することが求められる半導体試験装置の場合においては好ましくなく、この点において実用上の難点がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、基準クロックの前縁と後縁の両エッジを適用して所定に遅延した遅延クロックを発生する遅延構成を備える半導体試験装置において、基準クロックの前縁と後縁の位置の変化が生じても、この変化の影響を受けることが無く所定に遅延した遅延クロックを発生することが可能な遅延構成を備える半導体試験装置を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、基準の周期時間で発生する基準クロックRCLKに対して所定のタイミングに遅延付与した遅延信号を出力する可変遅延装置とループ測定部とを備え、
上記可変遅延装置は基準の周期時間で発生する基準クロックRCLKに基づき、前記基準クロックRCLKの前縁と後縁のタイミング差を遅延量として付与して出力する半周期遅延部160と、前記半周期遅延部160から出力される半周期遅延信号を受けて、所定の微少な遅延を付与した遅延信号(例えば遅延クロック100s)を出力する高分解能遅延部156を具備し、
上記ループ測定部は上記可変遅延装置の入力端と出力端とを接続してループ経路を形成し、前記ループ経路を周回するパルスの周期時間に基づき上記可変遅延装置の設定条件を制御して所定の遅延量を順次特定し、
デバイス試験を実施する実動作時には基準クロックRCLKを上記可変遅延装置の入力端へ供給して所定に遅延付与した遅延信号を発生する形態の可変遅延装置を備える半導体試験装置において、
実動作時に上記半周期遅延部160が使用する基準クロックRCLKがループ測定時とは異なる符号間干渉に伴って上記半周期遅延部160が付与して出力する遅延量にずれを生じ、このずれである遅延オフセットを測定する遅延オフセット測定手段を具備し、
上記遅延オフセット測定手段に基づいて上記遅延オフセットを補正した遅延量を取得する遅延オフセット補正手段を具備し、
以上を具備することを特徴とする半導体試験装置である。
上記発明によれば、基準クロックの前縁と後縁の両エッジを適用して所定に遅延した遅延クロックを発生する遅延構成を備える半導体試験装置において、基準クロックの前縁と後縁の位置の変化が生じても、この変化の影響を受けることが無く所定に遅延した遅延クロックを発生することが可能な遅延構成を備える半導体試験装置が実現できる。
【0031】
また、基準の周期時間で発生する基準クロックRCLKに対して所定のタイミングに遅延付与したクロック若しくはパルスの遅延信号を出力する可変遅延装置とループ測定部とを備え、
上記可変遅延装置は基準の周期時間で発生する基準クロックRCLKに基づき、前記基準クロックRCLK未満の微少な遅延を付与する半周期遅延部160と高分解能遅延部156とを少なくとも備え、
上記半周期遅延部160は基準クロックRCLKの前縁と後縁のタイミング差を遅延量として付与して出力する形態の遅延部であり、この出力信号である半周期遅延信号を上記高分解能遅延部156へ供給し、
上記高分解能遅延部156は半導体ICのゲートの伝搬遅延を遅延量として付与して出力する形態の微少遅延部であり、上記半周期遅延部160から出力される半周期遅延信号を受けて、所定に遅延付与した遅延信号(例えば遅延クロック100s)を出力し、
上記ループ測定部は上記可変遅延装置の入力端と出力端とを接続するループ経路を形成し、1パルスを前記ループ経路へ印加して周回させ、これがループするパルスの周期時間に基づき上記可変遅延装置の設定条件を制御して所定の遅延量を順次特定し、
デバイス試験を実施する実動作時には基準クロックRCLKを上記可変遅延装置の入力端へ供給して所定に遅延付与した遅延信号を発生する形態の可変遅延装置を備える半導体試験装置において、
実動作時に上記半周期遅延部160が使用する基準クロックRCLKがループ測定時とは異なる符号間干渉に伴って上記半周期遅延部160が基準クロックRCLKの前縁と後縁とに基づいて遅延付与して出力する遅延量にずれを生じ、このずれである遅延オフセットを測定することが可能な遅延オフセット測定手段を具備し、
上記遅延オフセット測定手段に基づいて上記遅延オフセットを補正した遅延量を取得する遅延オフセット補正手段を具備し、
以上を具備することを特徴とする半導体試験装置がある。
【0032】
第7図は、本発明に係る解決手段を示している。
また、上述遅延オフセット測定手段の一態様は、可変遅延装置から出力される上記遅延信号をうけてラッチするラッチ手段(例えばフリップ・フロップFF1〜FFn)を具備し、
上記ラッチ手段のクロック入力端へ基準クロックRCLKに基づいて、所定に遅延可能なサーチクロック140sを供給するサーチクロック発生手段(例えばサーチ用VD140)とを備える、ことを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0033】
第10図は、本発明に係る解決手段を示している。
また、上述ラッチ手段は半導体試験装置が備える論理比較器DC内の各テスタピン毎に備えるストローブ信号に基づいてラッチするタイミングコンパレータTCを適用する、ことを特徴とする上述半導体試験装置がある。
また、上述サーチクロック発生手段の一態様としては、波形整形部FC内に備えるセット側及びリセット側のゲート遅延部(Clock−VD)を対象として上記遅延オフセットを補正するとき、半導体試験装置が備えるストローブ信号を発生する可変遅延装置(Clock−VD)をサーチクロックとして適用する、ことを特徴とする上述半導体試験装置がある。
また、上述サーチクロック発生手段の一態様としては、半導体試験装置が備えるストローブ信号を発生する可変遅延装置(Clock−VD)を対象として上記遅延オフセットを補正するとき、半導体試験装置の波形整形部FC内に備えるセット側及びリセット側のゲート遅延部(Clock−VD)に基づいて発生するドライバパターンDRPATをサーチクロックとして適用する、ことを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0034】
第8図と第9図は、本発明に係る解決手段を示している。
また、上述遅延オフセット補正手段の一態様は、
第1に、上記半周期遅延部160は遅延付与なしの設定条件としておき、ループ測定法によって上記高分解能遅延部156により遅延量ゼロから所定の第1遅延量までの遅延量区間(例えば0ns〜2.1ns区間)を測定して遅延量を取得し、
第2に、上記半周期遅延部160へ基準クロックRCLKを供給して実動作状態にし、上記高分解能遅延部156の遅延設定条件を上記第1遅延量の条件に設定しておき、上記遅延オフセット測定手段が備える所定に遅延可能なサーチクロック140sに基づき、上記第1遅延量の状態にある遅延信号の後縁若しくは前縁の遷移タイミングを検出し、この検出状態にサーチクロック140sを固定して基準タイミングとしておき、
第3に、上記半周期遅延部160は遅延付与有りの設定条件に切り替えておき、上記遅延オフセット測定手段に基づいて、上記基準タイミングと一致する遅延量に上記高分解能遅延部156を設定制御し、このときの上記半周期遅延部160と上記高分解能遅延部156とにより加算された遅延量を上記第1遅延量と同一であるものとして特定し、
第4に、上記半周期遅延部160は遅延付与有りの設定条件のままとしておき、ループ測定法によって上記高分解能遅延部156により、上記第1遅延量から以後の遅延量までの遅延量区間(例えば2.1ns〜4.0ns区間)を測定して遅延量を取得する、ことを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0035】
また、上述遅延オフセット補正手段の一態様としては、上記遅延オフセット測定手段に基づいて、ループ測定時と実動作時とにおける上記半周期遅延部160で遅延して出力する遅延量にずれを生じる上記遅延オフセットを補正可能に遅延量を取得する、ことを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0036】
また、上述可変遅延装置の一態様は、リニアライズメモリ152を更に備え、上記リニアライズメモリ152はデバイス試験に基づいて所定に設定される論理遅延データをアドレス入力端に受け、前記論理遅延データに対応するように、上記遅延オフセット補正手段で取得されたキャリブレーションされた遅延量であるリニアライズデータを当該メモリ内へ格納しておき、前記論理遅延データに基づいて読み出されたリニアライズデータを上記半周期遅延部160と上記高分解能遅延部156とへ供給して所定に遅延付与する、ことを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0037】
また、上述可変遅延装置の一態様としては、基準クロックRCLKの周期時間単位の遅延手段を、上記半周期遅延部160の前段に追加して備える、ことを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0038】
尚、本願発明手段は、所望により、上記解決手段における各要素手段を適宜組み合わせて実用可能な構成として、本願発明の他の構成手段としても良い。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を適用した実施の形態の一例を図面を参照しながら説明する。また、以下の実施の形態の説明内容によって特許請求の範囲を限定するものではないし、更に、実施の形態で説明されている要素や接続関係が解決手段に必須であるとは限らない。更に、実施の形態で説明されている要素や接続関係の形容/形態は、一例でありその形容/形態内容のみに限定するものではない。
【0040】
本発明について、図7と図8と図9とを参照して以下に説明する。尚、従来構成に対応する要素は同一符号を付し、また重複する部位の説明は省略する。
【0041】
本発明は従来技術に対して、上述遅延オフセットを補正可能なリニアライズデータ補正手法を追加して備えたものである。
本願に係る要部構成は、図7に示すように、従来のループ測定部200の構成に対してサーチ用VD140と、複数n個のフリップ・フロップFF1〜FFnと、前後縁補正処理部300とを追加してリニアライズデータ補正する構成である。他の要素は従来と同一要素であるからして説明を要しない。但し、複数nチャンネルのゲート遅延部150内の高分解能遅延部156が備える遅延量としては、少なくとも分配クロックRCLK2のハイレベル期間、即ち前縁から後縁までの期間の可変遅延量+αの可変遅延量を備えているものとする。通常、基準クロックはデューティ比がほぼ50%であるからして約2.0nsと仮定したとき、例えば2.1ns程度までの可変遅延量を備えていれは本発明を適用できる。尚、LSIに内蔵される実際の高分解能遅延部156は、諸般の製造ばらつき等を考慮して、例えば2.2ns程度の可変遅延量が備えられているので、そのまま適用可能できる。
【0042】
サーチ用VD140は、通過出力するパルスを所望に遅延可能な可変遅延手段であって、ゲート遅延部150と同様の構成でも良い。但し、ゲート遅延部150におけるリニアライズメモリ152は不要である。これは他のゲート遅延部150と同様の分配クロックRCLK2を受けて、後述する前後縁補正処理部300に基づいて、所望に遅延制御されたサーチクロック140sを出力する。
【0043】
複数n個のフリップ・フロップFF1〜FFnは、各々のゲート遅延部150から出力される遅延クロック100sの前縁若しくは後縁のエッジを検出するエッジ検出手段である。全フリップ・フロップFF1〜FFnのクロック入力端はサーチ用VD140から出力されるサーチクロック140sを供給する。これによりラッチした結果のQ出力信号は、後述する前後縁補正処理部300により随時読み出すことができる。このQ出力信号を複数回読出して、ハイ/ローの発生割合が1:1の地点が、前縁若しくは後縁のエッジ点として検出できる。
【0044】
次に、図8のフローチャートと、図9のタイミング図とを参照しながら前後縁補正処理部300の処理動作を説明する。ここで、nチャンネルのゲート遅延部150は同一であるからして、測定対象のチャンネルとして、図7に示すフリップ・フロップFF1が接続されているゲート遅延部150を対象とした具体例で説明する。
【0045】
図8に示すステップ12は、図7の選択信号SEL1のみをアサートしておき、切替スイッチ230をb側に切り替えてループ測定状態にしておく。更に、基準クロックの後縁を使用する為に、図3に示す半周期遅延部160に対する半周期遅延データ152s1の設定条件を”0”に設定制御しておく。その後、従来のループ測定手法を適用して測定する。但し、高分解能遅延部156のみによって0ns〜2.1nsまでの区間をループ測定する。これによって、従来と同様に遅延量が測定され、0ns〜2.1nsまでのリニアライズデータが取得される。
【0046】
ステップ14は、切替スイッチ230をa側に切り替えて基準クロックRCLKを供給しておく。即ち、実動作状態にしておく。更に、高分解能遅延部156に対しては、上記ステップ12で取得されたリニアライズデータに基づいて2.1nsの遅延設定にする。即ち、高分解能遅延部156のみによって2.1nsの遅延を付与した遅延クロック100sを発生させて、フリップ・フロップFF1のD入力へ供給しておく(図9B、C参照)。
【0047】
ステップ16は、サーチ用VD140を順次変化させ、この出力であるサーチクロック140sを、フリップ・フロップFF1のクロック入力へ供給して、2.1nsの遅延状態(図9C点)にある遅延クロック100sの後縁位置を探す。即ちフリップ・フロップFF1でラッチした出力状態を読み出して、この出力がハイレベルからローレベルに遷移する遷移位置(図9D点)を求める。この状態のサーチクロック140sの位置は、2.1nsである。これを2.1ns基準タイミング(図9E線)とする。このタイミング位置を固定維持する。
【0048】
ステップ18は、今度は基準クロックの前縁を使用する為に、図3に示す半周期遅延部160に対する半周期遅延データ152s1の設定条件を”1”に設定制御しておく。且つ、高分解能遅延部156に対しては、上記ステップ12で取得されたリニアライズデータに基づいて0.1nsの遅延設定に変更する。この切替直後の状態を図9Gに示す。
ここで、注目すべきことは、ステップ12とステップ18とは共に遅延量2.1nsの設定であるものの、一方のステップ12は基準クロックの後縁を使用した2.1nsの遅延であり、他方のステップ18は基準クロックの前縁を使用した2.1nsの遅延であることの違いのみである。しかし、図9Fの切替誤差に示すように不一致状態にある。これは、上述した符号間干渉に伴って、基準クロックの後縁と前縁がわずかに移動、例えば±数十ピコ秒の遅延オフセット(図6D参照)の移動が生じていることに起因している。
【0049】
ステップ20は、0.1nsの遅延設定状態にある高分解能遅延部156の設定条件を、0.1ns前後の設定条件に変えてサーチし、2.1ns基準タイミング(図9E線)と一致するエッジ点(図9H参照)を求める。これはフリップ・フロップFF1によって容易に検出できる。この結果、この一致状態における半周期遅延部160と高分解能遅延部156との設定値が2.1nsとして特定されることとなる。これによれば、基準クロックの後縁から前縁に切り替えたことに伴う遅延オフセットが補正されたことになる。
【0050】
ステップ22は、切替スイッチ230をb側に切り替えてループ測定状態にして、2.1ns〜4.0nsまでの区間のリニアライズデータの取得する。即ち、上記で2.1nsとして特定された図9Hの位置を2.1nsとし、これを起点として2.1ns〜4.0nsまでの区間を高分解能遅延部156のみの遅延量を設定制御してループ測定する(図9J、K参照)。この結果、2.1ns〜4.0nsまでのリニアライズデータが取得される。
【0051】
上述発明構成によれば、実動作時における連続的に供給される基準クロックRCLKが符号間干渉を生じ、これに起因して半周期遅延部160の設定条件を切り替えたときに生ずる、例えば±数十ピコ秒の遅延オフセット(図6D参照)を的確に補正することが可能となるリニアライズデータ補正手法とした結果、常に高精度のタイミング遅延で遅延クロックを発生できる大きな利点が得られることとなる。
【0052】
尚、本発明の技術的思想は、上述実施の形態の具体構成例、接続形態例に限定されるものではない。更に、本発明の技術的思想に基づき、上述実施の形態を適宜変形して広汎に応用してもよい。
上述実施例では、原理構成で説明していたが、図10の半導体試験装置の要部構成図に示すように、半導体試験装置を備えるハードリソースを適用して実施することができる。適用するハードリソースは、図7に示すフリップ・フロップFF1〜FFnの代わりに、論理比較器DC内の各テスタピン毎に備えるタイミングコンパレータTCを適用する。また、図7に示すサーチ用VD140の代わりに、タイミング発生器TG内の各テスタピン毎に備えるストローブ信号STBを適用する。
これによれば、図7の場合の原理構成と同様にしてリニアライズデータ補正手法を実施することができる。即ち、波形整形部FC内に備えるセット側及びリセット側のゲート遅延部(Clock−VD)150から出力される遅延クロック100sを、RSフリップ・フロップFF32とドライバDRとコンパレータCPとを介してタイミングコンパレータTCで受け、ストローブ信号STBで上述同様にサーチクロックとしてサーチすることで、半周期遅延部160の設定条件を切り替えたときに生ずる遅延オフセット(図6D参照)を補正することができる。
尚、FCから出力されるドライバパターンDRPATはドライバDRの入力端へ供給される信号と、ドライバDRの出力をON/OFFするドライバ・イネーブル入力端へ供給される信号とがあるが、ドライバ出力端は終端抵抗R1でVTTへプルアップして測定するので、何れの入力信号の場合においても測定して補正することが可能である。
更に、ストローブ信号STBを発生しているClock−VD自身に対しても補正できる。即ち、FC側のセット側及びリセット側のClock−VDに基づいて発生するドライバパターンDRPATをサーチクロックとして適用することで、ストローブ信号STB側のClock−VDに対しても、上述同様にしてリニアライズデータを補正することができる。
従って、高精度のタイミング精度でデバイス試験を実施することが求められる半導体試験装置の場合においては、半導体試験装置が備えるハードリソースを有効利用して遅延オフセットの不具合を解消できることとなる。
【0053】
【発明の効果】
本発明は、上述の説明内容からして、下記に記載される効果を奏する。
上述説明したように本発明によれば、基準クロックRCLKの前縁と後縁を遅延タイミングとして使用する半周期遅延部を備えるゲート遅延部において、実動作時における基準クロックRCLKの前縁と後縁とが移動する符号間干渉に伴って生じる遅延オフセットを測定して補正する構成を備える結果、半周期遅延部の設定条件の切り替えに伴う無用の遅延オフセットが補正されたリニアライズデータを取得することが可能となる。従って、所定に遅延して出力する遅延クロックのタイミング精度が一層向上する大きな利点が得られる。このことは、高精度のタイミング精度でデバイス試験を実施することが求められる半導体試験装置の場合においては、特に有効である。
従って、本発明の技術的効果は大であり、産業上の経済効果も大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体試験装置の概念構成図。
【図2】クロック発生部の内部原理構成図。
【図3】ゲート遅延部(Clock−VD)の内部原理構成図。
【図4】従来の、ループ測定部の要部構成図。
【図5】ループ測定時と、実動作時における符号間干渉の違いを説明する図。
【図6】符号間干渉に伴う遅延オフセットを示すリニアリティ特性図。
【図7】本発明の、ループ測定部の要部構成例。
【図8】本発明の、リニアライズデータ補正手法を説明するフローチャート。
【図9】本発明の、リニアライズデータ補正手法を説明するタイミング図。
【図10】半導体試験装置が備えるハードリソースを適用してリニアライズデータ補正手法を実現する場合の一構成要素の例。
【符号の説明】
FF1〜FFn フリップ・フロップ
FF32 RSフリップ・フロップ
100 クロック発生部
110 クロックメモリ
120 遅延量演算部
130 クロックカウンタ
150 ゲート遅延部
140 サーチ用VD
152 リニアライズメモリ
156 高分解能遅延部
160 半周期遅延部
162 反転ゲート
164 マルチプレクサ
200 ループ測定部
210 ANDゲート
212,216 ORゲート
214,240 パルス幅整形回路
220 周波数カウンタ
230 切替スイッチ
250 クロック分配部
300 前後縁補正処理部
CP コンパレータ
DC 論理比較器
DR ドライバ
FC 波形整形部
PG パターン発生器
TC タイミングコンパレータ
TG タイミング発生器

Claims (10)

  1. 基準の周期時間で発生する基準クロックRCLKに対して所定のタイミングに遅延付与した遅延信号を出力する可変遅延装置とループ測定部とを備え、
    該可変遅延装置は基準の周期時間で発生する基準クロックRCLKに基づき、該基準クロックRCLKの前縁と後縁のタイミング差を遅延量として付与して出力する半周期遅延部と、該半周期遅延部から出力される半周期遅延信号を受けて、所定の微少な遅延を付与した遅延信号を出力する高分解能遅延部と、
    該ループ測定部は該可変遅延装置の入力端と出力端とを接続してループ経路を形成し、該ループ経路を周回するパルスの周期時間に基づき該可変遅延装置の設定条件を制御して所定の遅延量を順次特定し、
    デバイス試験を実施する実動作時には基準クロックRCLKを該可変遅延装置の入力端へ供給して所定に遅延付与した遅延信号を発生する形態の可変遅延装置を備える半導体試験装置において、
    実動作時に該半周期遅延部が使用する基準クロックRCLKがループ測定時とは異なる符号間干渉に伴って該半周期遅延部が付与して出力する遅延量にずれを生じ、このずれである遅延オフセットを測定する遅延オフセット測定手段と、
    該遅延オフセット測定手段に基づいて該遅延オフセットを補正した遅延量を取得する遅延オフセット補正手段と、
    を具備することを特徴とする半導体試験装置。
  2. 基準の周期時間で発生する基準クロックRCLKに対して所定のタイミングに遅延付与したクロック若しくはパルスの遅延信号を出力する可変遅延装置とループ測定部とを備え、
    該可変遅延装置は基準の周期時間で発生する基準クロックRCLKに基づき、該基準クロックRCLK未満の微少な遅延を付与する半周期遅延部と高分解能遅延部とを少なくとも備え、
    該半周期遅延部は基準クロックRCLKの前縁と後縁のタイミング差を遅延量として付与して出力する形態の遅延部であり、この出力信号である半周期遅延信号を該高分解能遅延部へ供給し、
    該高分解能遅延部は半導体ICのゲートの伝搬遅延を遅延量として付与して出力する形態の微少遅延部であり、該半周期遅延部から出力される半周期遅延信号を受けて、所定に遅延付与した遅延信号を出力し、
    該ループ測定部は該可変遅延装置の入力端と出力端とを接続するループ経路を形成し、1パルスを該ループ経路へ印加して周回させ、これがループするパルスの周期時間に基づき該可変遅延装置の設定条件を制御して所定の遅延量を順次特定し、
    デバイス試験を実施する実動作時には基準クロックRCLKを該可変遅延装置の入力端へ供給して所定に遅延付与した遅延信号を発生する形態の可変遅延装置を備える半導体試験装置において、
    実動作時に該半周期遅延部が使用する基準クロックRCLKがループ測定時とは異なる符号間干渉に伴って該半周期遅延部が基準クロックRCLKの前縁と後縁とに基づいて遅延付与して出力する遅延量にずれを生じ、このずれである遅延オフセットを測定することが可能な遅延オフセット測定手段と、
    該遅延オフセット測定手段に基づいて該遅延オフセットを補正した遅延量を取得する遅延オフセット補正手段と、
    を具備することを特徴とする半導体試験装置。
  3. 該遅延オフセット測定手段は、可変遅延装置から出力される該遅延信号をうけてラッチするラッチ手段と、
    該ラッチ手段のクロック入力端へ基準クロックRCLKに基づいて、所定に遅延可能なサーチクロックを供給するサーチクロック発生手段とを備える、ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体試験装置。
  4. 該ラッチ手段は半導体試験装置が備える論理比較器DC内の各テスタピン毎に備えるストローブ信号に基づいてラッチするタイミングコンパレータを適用する、ことを特徴とする請求項3記載の半導体試験装置。
  5. 該サーチクロック発生手段は、波形整形部内に備えるセット側及びリセット側のゲート遅延部を対象として該遅延オフセットを補正するとき、半導体試験装置が備えるストローブ信号をサーチクロックとして適用する、ことを特徴とする請求項3記載の半導体試験装置。
  6. 該サーチクロック発生手段は、半導体試験装置が備えるストローブ信号を発生する可変遅延装置を対象として該遅延オフセットを補正するとき、半導体試験装置の波形整形部内に備えるセット側及びリセット側のゲート遅延部に基づいて発生するドライバパターンをサーチクロックとして適用する、ことを特徴とする請求項3記載の半導体試験装置。
  7. 該遅延オフセット補正手段は、
    第1に、該半周期遅延部は遅延付与なしの設定条件としておき、ループ測定法によって該高分解能遅延部により遅延量ゼロから所定の第1遅延量までの遅延量区間を測定して遅延量を取得し、
    第2に、該半周期遅延部へ基準クロックRCLKを供給して実動作状態にし、該高分解能遅延部の遅延設定条件を該第1遅延量の条件に設定しておき、該遅延オフセット測定手段が備える所定に遅延可能なサーチクロックに基づき、該第1遅延量の状態にある遅延信号の後縁の遷移タイミングを検出し、この検出状態にサーチクロックを固定して基準タイミングとしておき、
    第3に、該半周期遅延部は遅延付与有りの設定条件に切り替えておき、該遅延オフセット測定手段に基づいて、該基準タイミングと一致する遅延量に該高分解能遅延部を設定制御し、このときの該半周期遅延部と該高分解能遅延部とにより加算された遅延量を該第1遅延量と同一であるものとして特定し、
    第4に、該半周期遅延部は遅延付与有りの設定条件のままとしておき、ループ測定法によって該高分解能遅延部により、該第1遅延量から以後の遅延量までの遅延量区間を測定して遅延量を取得する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体試験装置。
  8. 該遅延オフセット補正手段は、該遅延オフセット測定手段に基づいて、ループ測定時と実動作時とにおける該半周期遅延部で遅延して出力する遅延量にずれを生じる該遅延オフセットを補正可能に遅延量を取得する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体試験装置。
  9. 該可変遅延装置は、リニアライズメモリを更に備え、
    該リニアライズメモリはデバイス試験に基づいて所定に設定される論理遅延データをアドレス入力端に受け、該論理遅延データに対応するように、該遅延オフセット補正手段で取得されたキャリブレーションされた遅延量であるリニアライズデータを当該メモリ内へ格納しておき、該論理遅延データに基づいて読み出されたリニアライズデータを該半周期遅延部と該高分解能遅延部とへ供給して所定に遅延付与する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体試験装置。
  10. 該可変遅延装置は、基準クロックRCLKの周期時間単位の遅延手段を、該半周期遅延部の前段に追加して備える、ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体試験装置。
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