JP4649015B2 - パンチ金型およびハイト調整用工具 - Google Patents

パンチ金型およびハイト調整用工具 Download PDF

Info

Publication number
JP4649015B2
JP4649015B2 JP2000181756A JP2000181756A JP4649015B2 JP 4649015 B2 JP4649015 B2 JP 4649015B2 JP 2000181756 A JP2000181756 A JP 2000181756A JP 2000181756 A JP2000181756 A JP 2000181756A JP 4649015 B2 JP4649015 B2 JP 4649015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
head
driver
jig block
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000181756A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002001451A (ja
Inventor
茂 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2000181756A priority Critical patent/JP4649015B2/ja
Publication of JP2002001451A publication Critical patent/JP2002001451A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4649015B2 publication Critical patent/JP4649015B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ワークにパンチング加工を行うためのパンチ金型とこのパンチ金型のハイトを調整するハイト調整用工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパンチ金型101は、図8に示されているように、パンチプレスにおける上型ホルダ(図示省略)に上下動自在に支持される筒状のパンチガイド103内に、下端部にパンチ刃部105Bを備えたパンチボディ105を上下動自在に備えている。そして、前記パンチガイド103を上方向へ貫通して上下動自在に設けたパンチドライバ107の上端部にパンチヘッド109設け、このパンチヘッド109と前記パンチガイド103との間に強力なストリッパースプリングのごとき弾性部材111が弾装してあり、かつ前記パンチボディ105とパンチドライバ107は連結ボルト113によって一体的に連結されている。
【0003】
なお、パンチボディ105とパンチドライバ107の方向性はパンチドライバ107にボルトによって取付けたキー115によって保持されている。またパンチガイド103の下端部にはストリッパープレート117が着脱交換自在に取付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述のごとき従来の構成においては、パンチ金型101の使用によってパンチ刃部105Bが摩耗した場合には、連結ボルト113を緩めパンチボディ105を取り外して上記パンチ刃部105Bの再研磨を行う。そして、上記再研磨によってパンチボディ105が短くなった分を、パンチボディ105とパンチドライバ107との間にシムを介在することによって補正している。
【0005】
すなわち従来は、特定の治具やバイス等を使用して連結ボルト13を緩めてパンチボディ105を取り外した後に前述のごとくシムを介在せしめることによってハイト調整を行うものである。したがって、パンチボディ105の脱着及びその後のハイト調整が厄介であるという問題がある。
【0006】
この発明の目的は、以上のような従来の技術の問題点に着目してなされたものであり、パンチハイトの調整を容易に行うことのできるパンチ金型およびハイト調整用工具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1による発明のパンチ金型は、筒状のパンチガイド内に上下移動自在に設けられたパンチボディと、このパンチボディの上側にボルトを介して回転可能かつ上下方向に一体的に取り付けられているパンチドライバと、ストライカにより打圧された打圧力を前記パンチドライバに伝えるパンチヘッドとを備えたパンチ金型であって、前記パンチヘッドと前記パンチドライバとの間にパンチヘッドに加えられた打圧力をパンチドライバに伝達するための円筒形状のガイド部材をパンチヘッドと一体的に、かつ前記パンチガイドに対して上下動のみ自在に設け、このガイド部材の内面と前記パンチドライバの外周面に互いに螺合するネジ部を形成し、前記パンチドライバを前記パンチヘッドおよび前記ガイド部材に対して相対的に回転させてパンチハイトの調整を行うための治具ブロックを、前記パンチヘッドと前記ガイド部材との間に回転可能に設けると共に、この治具ブロックと前記パンチドライバとを一体的に回転するために、当該治具ブロックの下端部の非円形部を、前記パンチドライバの頭部に設けられた非円形部に嵌合して設け、この治具ブロックの上部に設けた非円形穴にハイト調整用工具に備えた嵌合部を嵌合して前記治具ブロックを回転させるために前記パンチヘッドに工具挿入用穴を設けてなることを特徴とするものである。
【0008】
従って、ハイト調整用工具をパンチヘッドの工具挿入用穴から挿入して治具ブロックを回転させることにより、治具ブロックと共に回転すると共に下降が可能なパンチドライバを、パンチヘッドおよびパンチヘッドに一体的に設けられているガイド部材に対して相対的に回転させ、ガイド部材の内面とパンチドライバの外周面に設けられた互いに螺合するネジ部の作用により、パンチドライバおよびパンチドライバと一体的に取り付けられているパンチボディをパンチヘッドに対して相対的に下降させてパンチハイトの調整を行う。
【0009】
請求項2による発明のパンチ金型は、請求項1記載のパンチ金型において、前記治具ブロックが、全体円筒形状であって上端部にフランジ部を有すると共にこのフランジ部が前記パンチヘッドと前記ガイド部材との間で回転のみ許容され、この治具ブロックを回すハイト調整用工具が嵌合する非円形穴を有すると共に下端部には前記パンチドライバの上端面に設けられている非円形状の凹部に嵌合する非円形部分を備えてなること、を特徴とするものである。
【0010】
従って、治具ブロックは全体円筒形状を呈しており、上端部に設けられているフランジ部をパンチヘッドとガイド部材との間に、回転可能だが上下移動できない状態で設けられている。このため、ハイト調整用工具を治具ブロックの非円形穴に嵌合させてハイト調整用工具を回転させることにより治具ブロックを回転させると、治具ブロックの下端部に設けられている断面が非円形である非円形部分がパンチドライバに設けられている非円形状の凹部に嵌合しているので、パンチドライバが回転する。
【0011】
請求項3による発明のパンチ金型は、請求項1または2に記載のパンチ金型において、前記パンチボディと前記パンチドライバとを締結するボルトの頭部に、前記治具ブロックに設けられている非円形穴と同じ形状・大きさの非円形穴を有すること、を特徴とするものである。
【0012】
従って、パンチボディとパンチドライバを締結しているボルトの頭部に設けられている非円形穴にハイト調整工具を嵌合させ、ハイト調整工具を回すことによりボルトを回す。
【0013】
請求項4による発明のハイト調整用工具は、請求項1,2または3に記載のパンチ金型のハイト調整を行うためのハイト調整用工具であって、作業者が握って操作するためのハンドルと、このハンドルに直交して設けられたシャフトと、このシャフトの先端に断面が非円形の嵌合部とを有し、この嵌合部が、パンチヘッドに設けられている工具挿入用穴よりも小さく、且つ治具ブロックに設けられている非円形穴と同じ形状・大きさであることを特徴とするものである。
【0014】
従って、ハイト調整用工具のシャフトをパンチヘッドの工具挿入用穴から挿入して、シャフトの先端に設けられている非円形断面の嵌合部を治具ブロックの非円形穴に嵌合させ、ハイト調整用工具のハンドルを回して治具ブロックを回転させる。
【0015】
請求項5による発明のハイト調整用工具は、請求項4記載のハイト調整用工具において、前記シャフトを前記パンチヘッドの工具挿入用穴から挿入した際に、前記シャフトの先端に設けられている嵌合部が前記治具ブロックの非円形穴に嵌合したときにパンチヘッドの上面に当接してシャフトが停止するようにシャフトの所定位置にピンを着脱自在に設けてなること、を特徴とするものである。
【0016】
従って、ハイト調整用工具をパンチヘッドの工具挿入用穴から挿入したら、ハイト調整用工具のシャフトに取り付けられているピンがパンチヘッドの上面に当接するので、ハイト調整用工具の嵌合部はちょうど治具ブロックの非円形穴に嵌合する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
図6および図7には、タレットパンチプレス1の全体が示されている。このタレットパンチプレス1では、フレーム3の中央部における上部フレーム5と下部フレーム7の間にギャップGを備えている。このギャップGには、上部フレーム5に回転自在に支持される上部タレット9と、下部フレーム7に回転自在に支持される下部タレット11を有している。
【0019】
上部タレット9には複数のパンチ金型Pが装着され、下部タレット11には複数のダイ金型Dが装着されている。上部タレット9および下部タレット11は同期して回転され、加工位置Rに所望の加工を行うためのパンチ金型Pとダイ金型Dを割り出す。
【0020】
また、加工位置の上方には、パンチ金型Pを打撃するためのストライカ13を備えたラム15が昇降自在に設けられており、ラム15の上側にはラム15を昇降させる図示省略のクランク機構等の駆動装置が設けられている。
【0021】
一方、ギャップGにおける図7中下部タレット11の右側には、加工されるワークWを支持する加工テーブル17が設けられており、中央部の固定テーブル17Fと、この固定テーブル17Fの左右両側(図7中上下両側)においてY軸方向へ移動自在の可動テーブル17Mを有している。前記固定テーブル17Fを跨いで左右の可動テーブル17Mを連結するキャレッジベース19がY軸方向に往復移動自在に設けられている。このキャレッジベース19は、Y軸モータ21によりY軸方向へ移動・位置決め自在となっている。
【0022】
また、前記キャレッジベース19には、ワークWを把持する複数のワーククランパ23を備えて、X軸モータ25によりX軸方向(図7中上下方向)へ移動・位置決め自在のキャレッジ27を有している。
【0023】
上記構成により、上部タレット9および下部タレット11を回転させて、所望の加工を行うためのパンチ金型Pとダイ金型Dを加工位置Rに割り出す。次に、ワークWをワーククランパ23により把持して、キャレッジ27およびキャレッジベース19を移動させて、ワークWを加工位置Rに位置決めする。そして、駆動装置によりラム15を下降させてストライカ13によりパンチ金型Pを打圧し、ダイ金型Dとの協働によりワークWにパンチング加工を行う。
【0024】
図1〜図4には、この発明に係るパンチ金型Pが示されている。図1を参照するに、このパンチ金型Pでは、パンチガイド29の内部にパンチボディ31が上下移動自在に設けられており、パンチボディ31の上側にはボルト33によりパンチドライバ35が一体的に取り付けられている。
【0025】
パンチボディ31の上端部付近にはキー37がボルト39により取り付けられており、パンチガイド29に対して回転しないで且つ上下移動自在となっている。パンチドライバ35の上側には治具ブロック41が設けられている。
【0026】
図2(A)〜(C)を参照するに、治具ブロック41は全体円筒形状をしており、上端部には円盤状のフランジ部41Fを有すると共に、上下方向の中央付近は円形断面部分41Cを有している。そして、円形断面部分41Cの下側には、非円形部分の一例として例えば四角形部分41Sを有している。フランジ部41Fには非円形穴の一例として例えば六角穴43が設けられており、この六角穴43の下側には円形穴45が設けられている。
【0027】
再び図1を参照するに、パンチドライバ35および治具ブロック41を覆うように外側には円筒形状をしたガイド部材47が設けられており、パンチドライバ35の外周面に設けられているネジ部49とガイド部材47の内面に設けられているネジ部51が螺合して上下方向に固定されている。
【0028】
なお、ガイド部材47の下端部に設けられているフランジ47Fがパンチガイド29の上端部にネジ53により取り付けられているリテーナ55により押さえられているので、ガイド部材47は下方へ脱落することはない。また、リテーナ55に設けられているキー57がガイド部材47に設けられているキー溝59に係合しているので、ガイド部材47はパンチガイド29に対して回転することなく下方へ移動自在となっている。
【0029】
また、図3を併せて参照するに、ガイド部材47の上端面にはボルト61によりパンチヘッド63が一体的に取り付けられており、リテーナ55とパンチヘッド63との間に設けられているストリップスプリング65の反発力により、ガイド部材47およびパンチヘッド63はパンチガイド29に対して下方への移動は可能だが常時は上方へ付勢されている。なお、パンチヘッド63の中央には、後述する工具を挿入するための工具挿入用穴67が設けられている。
【0030】
パンチヘッド63の下側には前述の治具ブロック41が位置しており、治具ブロック41のフランジ部41Fがパンチヘッド63とガイド部材47との間に回転可能に挟まれると共に上方への移動が阻止されている。そして、治具ブロック41の下端部の非円形部41Sがパンチドライバ35の頭部に設けられている前記非円形部41Sと同じ形状をした非円形状の凹部の一例として例えば四角穴69に嵌合している。
【0031】
図5(A)、(B)には、前述の治具ブロック41を回転させてパンチハイトの調整を行うためのハイト調整用工具71が示されている。このハイト調整用工具71は全体T字状を呈しており、上端部にハンドル73を有すると共に、このハンドル73から下方へシャフト75が設けられている。このシャフト75の先端(図5(A)中下端)には、治具ブロック41の上端面に設けられている六角穴43に嵌合する嵌合部の一例として例えば六角断面の六角部77が設けられている。
【0032】
なお、この六角部77の大きさは、パンチヘッド63に設けられている工具挿入用穴67よりも小さいものであり、パンチドライバ35とパンチボディ31を結合しているボルト33の頭部33Hに設けられている非円形穴である六角穴79(図1参照)に嵌合するものである。すなわち、治具ブロック41の六角穴43と同じ形状・大きさの穴である。また、シャフト75の途中位置には穴81が設けられており、ピン83が挿入可能となっている。この穴81の高さ位置は、六角部77が治具ブロック41の六角穴43に嵌合したときにピン83がパンチヘッド63の上面に当接するように決定されている。
【0033】
次に、パンチハイトの調整動作について説明する。まず、前述のハイト調整用工具71のシャフト75に設けられている穴81にピン83を挿入する。そして、六角部77をパンチヘッド63の工具挿入用穴67から挿入する。六角部77は工具挿入用穴67の径よりも小さいのので、容易に挿入できる。
【0034】
そして、六角部77を治具ブロック41の六角穴43に嵌合させる。このとき、六角部77の大きさは六角穴43にぴったりと嵌合する大きさとなっている。また、六角部77のほぼ全体が六角穴43にちょうど嵌合する高さ位置に相当するシャフト75の位置にピン83が取り付けられているので、ピン83がパンチヘッド63に当接することにより、六角部77が六角穴43を通り過ぎるのを防止している。
【0035】
そして、ハイト調整用工具71を回して治具ブロック41をパンチヘッド63に対して回転させると、パンチドライバ35が治具ブロック41と一体的に回転する。このとき、ガイド部材47はパンチヘッド63と一体的となっているので、パンチドライバ35はガイド部材47に対して回転し、ネジ部49、51の作用によりパンチドライバ35およびパンチボディ31がパンチヘッド63に対して相対的に下降する。これによりパンチハイトの調整を行う。
【0036】
このようにパンチヘッド63に対して治具ブロック41を回転させる際に、パンチヘッド63が回転しないように固定する必要があるが、パンチヘッド63とガイド部材47はボルト61により一体的となって相対的回転が阻止されており、さらにガイド部材47はキー57によりパンチガイド29に対して相対的回転を阻止されているので、パンチガイド29を回転しないように固定すればよい。
【0037】
以上の結果から、専用のハイト調整用工具71をパンチヘッド63の工具挿入用穴67から挿入して治具ブロック41を回転させるだけで、パンチハイトの調整を容易に行うことができる。また、パンチ金型Pを上部タレット9にセットした状態でも容易にパンチハイトの調整を行うことができる。また、ボルト33の六角穴79と治具ブロック41の六角穴43を同じ大きさの同じ形状としたので、同じハイト調整用工具71を用いてハイト調整およびボルト33を回すことができる。
【0038】
なお、この発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述の実施の形態においては、ボルト33の六角穴79と治具ブロック41の六角穴43を同じ大きさの同じ形状としたが、治具ブロック41の六角穴43をボルト33の六角穴79よりも大きくして、各々別のハイト調整用工具71を用いるようにすることもできる。また、六角穴43、79とせずに、その他の非円形状の穴として、ハイト調整用工具71の先端を同じ非円形状とすることもできる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によるパンチ金型では、ハイト調整用工具をパンチヘッドの工具挿入用穴から挿入して治具ブロックを回転させることにより、治具ブロックと共に回転すると共に下降が可能なパンチドライバを、パンチヘッドおよびパンチヘッドに一体的に設けられているガイド部材に対して相対的に回転させ、ガイド部材の内面とパンチドライバの外周面に設けられた互いに螺合するネジ部の作用により、パンチドライバおよびパンチドライバと一体的に取り付けられているパンチボディをパンチヘッドに対して相対的に下降させることができるので、容易にパンチハイトの調整を行うことができる。
【0040】
請求項2の発明によるパンチ金型では、治具ブロックは全体円筒形状を呈しており、上端部に設けられているフランジ部をパンチヘッドとガイド部材との間に、回転可能だが上下移動できない状態で設けられている。このため、ハイト調整用工具を治具ブロックの非円形穴に嵌合させてハイト調整用工具を回転させることにより治具ブロックを回転させると、治具ブロックの下端部に設けられている非円形断面である非円形部分がパンチドライバに設けられている非円形状の凹部に嵌合しているので一体でパンチドライバが回転し、パンチドライバとガイド部材との間に設けられているネジ部の作用によりパンチドライバがパンチヘッドに対して下降するので容易にパンチハイトの調整を行うことができる。
【0041】
請求項3の発明によるパンチ金型では、パンチボディとパンチドライバを締結しているボルトの頭部に設けられている非円形穴にハイト調整工具を嵌合させてハイト調整工具を回すことにより、同じ工具でボルトを回すことができる。
【0042】
請求項4の発明によるハイト調整用工具では、ハイト調整用工具のシャフトをパンチヘッドの工具挿入用穴から挿入して、シャフトの先端に設けられている嵌合部を治具ブロックの非円形穴に嵌合させ、ハイト調整用工具のハンドルを回して治具ブロックを回転させるので、パンチ金型をセットした状態で容易にハイト調整を行うことができる。
【0043】
請求項5の発明によるハイト調整用工具では、ハイト調整用工具をパンチヘッドの工具挿入用穴から挿入したら、ハイト調整用工具のシャフトに取り付けられているピンがパンチヘッドの上面に当接するので、ハイト調整用工具の嵌合部をちょうど治具ブロックの非円形穴に嵌合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパンチ金型を示す断面図である。
【図2】(A)〜(C)は、治具ブロックを示す平面図、断面図、底面図である。
【図3】図1中III方向から見た平面図である。
【図4】図1中IV−IV線に沿った断面図である。
【図5】(A)、(B)は、ハイト調整用の専用の工具を示す側面図および底面図である。
【図6】タレットパンチプレスを示す正面図である。
【図7】図6中VII−VII位置の断面図である。
【図8】従来より一般的なパンチ金型を示す断面図である。
【符号の説明】
13 ストライカ
29 パンチガイド
31 パンチボディ
33 ボルト
35 パンチドライバ
41 治具ブロック
41S 四角形部分(非円形部分)
41F フランジ部
43 六角穴(非円形穴)
47 ガイド部材
49 ネジ部
51 ネジ部
63 パンチヘッド
67 工具挿入用穴
69 四角穴(凹部)
71 ハイト調整用工具
73 ハンドル
75 シャフト
77 六角部(嵌合部)
79 六角穴(非円形穴)
83 ピン
P パンチ金型

Claims (5)

  1. 筒状のパンチガイド内に上下移動自在に設けられたパンチボディと、このパンチボディの上側にボルトを介して回転可能かつ上下方向に一体的に取り付けられているパンチドライバと、ストライカにより打圧された打圧力を前記パンチドライバに伝えるパンチヘッドとを備えたパンチ金型であって、前記パンチヘッドと前記パンチドライバとの間にパンチヘッドに加えられた打圧力をパンチドライバに伝達するための円筒形状のガイド部材をパンチヘッドと一体的に、かつ前記パンチガイドに対して上下動のみ自在に設け、このガイド部材の内面と前記パンチドライバの外周面に互いに螺合するネジ部を形成し、前記パンチドライバを前記パンチヘッドおよび前記ガイド部材に対して相対的に回転させてパンチハイトの調整を行うための治具ブロックを、前記パンチヘッドと前記ガイド部材との間に回転可能に設けると共に、この治具ブロックと前記パンチドライバとを一体的に回転するために、当該治具ブロックの下端部の非円形部を、前記パンチドライバの頭部に設けられた非円形部に嵌合して設け、この治具ブロックの上部に設けた非円形穴にハイト調整用工具に備えた嵌合部を嵌合して前記治具ブロックを回転させるために前記パンチヘッドに工具挿入用穴を設けてなることを特徴とするパンチ金型。
  2. 前記治具ブロックが、全体円筒形状であって上端部にフランジ部を有すると共にこのフランジ部が前記パンチヘッドと前記ガイド部材との間で回転のみ許容され、この治具ブロックを回すハイト調整用工具が嵌合する非円形穴を有すると共に下端部には前記パンチドライバの上端面に設けられている非円形状の凹部に嵌合する非円形部分を備えていることを特徴とする請求項1記載のパンチ金型。
  3. 前記パンチボディと前記パンチドライバとを締結するボルトの頭部に、前記治具ブロックに設けられている非円形穴と同じ形状・大きさの非円形穴を有することを特徴とする請求項1または2に記載のパンチ金型。
  4. 請求項1,2または3に記載のパンチ金型のハイト調整を行うためのハイト調整用工具であって、作業者が握って操作するためのハンドルと、このハンドルに直交して設けられたシャフトと、このシャフトの先端に断面が非円形の嵌合部とを有し、この嵌合部が、パンチヘッドに設けられている工具挿入用穴よりも小さく、且つ治具ブロックに設けられている非円形穴と同じ形状・大きさであることを特徴とするハイト調整用工具。
  5. 前記シャフトを前記パンチヘッドの工具挿入用穴から挿入した際に、前記シャフトの先端に設けられている嵌合部が前記治具ブロックの非円形穴に嵌合したときにパンチヘッドの上面に当接してシャフトが停止するようにシャフトの所定位置にピンを着脱自在に設けてなることを特徴とする請求項4記載のハイト調整用工具。
JP2000181756A 2000-06-16 2000-06-16 パンチ金型およびハイト調整用工具 Expired - Fee Related JP4649015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000181756A JP4649015B2 (ja) 2000-06-16 2000-06-16 パンチ金型およびハイト調整用工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000181756A JP4649015B2 (ja) 2000-06-16 2000-06-16 パンチ金型およびハイト調整用工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002001451A JP2002001451A (ja) 2002-01-08
JP4649015B2 true JP4649015B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=18682632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000181756A Expired - Fee Related JP4649015B2 (ja) 2000-06-16 2000-06-16 パンチ金型およびハイト調整用工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4649015B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106239826B (zh) * 2016-08-31 2018-08-24 昆山新至升塑胶电子有限公司 一种螺丝和螺母自动植入装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN201404992Y (zh) * 2009-05-15 2010-02-17 广州市启泰模具工业有限公司 数控冲床模具的上模装置
JP5366741B2 (ja) * 2009-09-28 2013-12-11 株式会社アマダ パンチ金型
CN102825084B (zh) * 2011-12-09 2015-07-15 洛阳轴研科技股份有限公司 一种冷挤压装置及冷挤压装置的凹模、凸模
CN107812829B (zh) * 2017-12-14 2019-03-05 重庆同星聚创机电有限公司 一种适用于多种型材的冲孔模具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08504369A (ja) * 1992-10-07 1996-05-14 ウイルソン・ツール・インターナショナル・インコーポレイテッド 長さ調整可能なポンチセット組立体

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1155758A (en) * 1979-12-26 1983-10-25 Kenneth J. Wilson Adjustable punch head
JP2650814B2 (ja) * 1992-06-17 1997-09-10 株式会社アマダメトレックス パンチング金型
JP3208104B2 (ja) * 1997-11-20 2001-09-10 株式会社アマダ 上金型装置及び金型ホルダ並びに金型ユニット
JP3251546B2 (ja) * 1998-03-12 2002-01-28 株式会社アマダ パンチハイト調整方法およびパンチ金型

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08504369A (ja) * 1992-10-07 1996-05-14 ウイルソン・ツール・インターナショナル・インコーポレイテッド 長さ調整可能なポンチセット組立体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106239826B (zh) * 2016-08-31 2018-08-24 昆山新至升塑胶电子有限公司 一种螺丝和螺母自动植入装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002001451A (ja) 2002-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8443643B2 (en) Burr removing method and device
JP3540308B2 (ja) スライドカム型
JP4663895B2 (ja) 金型装置
JP4649015B2 (ja) パンチ金型およびハイト調整用工具
JPH0325848Y2 (ja)
JPH04138825A (ja) スライドカムを備えた金型
JPH07185692A (ja) プレス装置
JP4527252B2 (ja) パンチ金型
JP3996268B2 (ja) ポンチ金型のポンチ量調整方法及びその装置
JPH0214809Y2 (ja)
JP4289484B2 (ja) パンチプレスにおけるダイ装着装置
JPS5935301Y2 (ja) パンチプレスにおけるパンチ浮上り防止装置
JPH082470B2 (ja) ワークの加工取外し装置
JPH0133225Y2 (ja)
JPH04319026A (ja) ダイホルダの取付方法及びパンチプレス
JP3173317B2 (ja) 油圧駆動工作機
JPH0312414Y2 (ja)
JP4132255B2 (ja) パンチ金型
JP2514791Y2 (ja) U型パンチ・ダイセット
JPH1133642A (ja) パンチプレス
JPH1177186A (ja) パンチプレスにおける工具交換テーブルのロック装置
JP4580630B2 (ja) 上型ガイド部の構造および上型ガイド部の構造に用いられるキー
JPH05200440A (ja) 多機能バーリングダイ
JP2581517Y2 (ja) パンチング加工機のクランプ装置
JPH0723060Y2 (ja) プレスにおける製品打抜装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101213

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees