JP3251546B2 - パンチハイト調整方法およびパンチ金型 - Google Patents

パンチハイト調整方法およびパンチ金型

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JP3251546B2
JP3251546B2 JP06167098A JP6167098A JP3251546B2 JP 3251546 B2 JP3251546 B2 JP 3251546B2 JP 06167098 A JP06167098 A JP 06167098A JP 6167098 A JP6167098 A JP 6167098A JP 3251546 B2 JP3251546 B2 JP 3251546B2
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和男 今村
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Amada Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パンチハイト調
整方法およびパンチ金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチ金型のパンチの高さ(ハイ
ト)を変更したい時には、一般的にはパンチとホルダと
の間に、一定の厚みを持ったシム(間座)をいれてい
る。
【0003】そのパンチ金型は、図9および図10に示
されているごとき構成をしている。
【0004】金型支持部材である例えば上部タレット1
01には、パンチ103を備えたホルダ105が複数個
円周方向に配設されている。前記ホルダ105の外径側
に軸芯と平行してキー107が設けられ、前記上部タレ
ット101に形成したキー溝109に係合し、ホルダ1
05は回転阻止され軸心方向へ移動自在に設けられて
いる。
【0005】前記ホルダ105の上部には頭部105A
が固定されていて、この頭部105Aを支持する形で押
圧部材111が係合されている。また、ホルダ105の
軸芯には貫通穴113が設けられている。
【0006】前記ホルダ105の下部に形成した穴11
5内にはバッキングプレート117を介して前記パンチ
103を支承したパンチアダプタ119が装着されてい
て、前記ホルダ105に設けた止めボルト121がパン
チアダプタ119に形成した斜向溝123に係合してい
る。なお、斜向溝123はパンチアダプタ119をバッ
キングプレート117側へ押圧する方向へ分力が発生す
るような斜面となっている。前記パンチアダプタ119
の下部外周にはウレタンストリッパ125が設けられて
いる。。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のパンチ金型では、パンチ103が摩耗等によりその
高さ(ハイト)を変更したい時は、所定の高さにするた
めシム(間座)を入れる必要がある。このため、高さ
(ハイト)を変更するたびにパンチ103とホルダ10
5を止めている止めボルト121を抜いて、パンチアダ
プタ119,パンチ103を抜き取り、所定の厚さのシ
ムを挿着し再度組み立てしていた。
【0008】このため、多くの時間と人手を要し生産性
の向上を図ることができないという問題があった。
【0009】この発明の目的は、ホルダ内にパンチハイ
トを調整する機能を付加し、パンチの高さの微調整を可
能とし、作業性と生産性の向上を図ったパンチハイト調
整方法およびパンチ金型を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき従
来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明
は、ホルダとパンチとの間に組み込まれた調整ネジにて
パンチハイトを調整するパンチハイト調整方法にして、 (A)前記ホルダに固定されたパンチを弛めて前記調整
部材との間を分離させる分離工程、 (B)前記分離工程終了後、調整ネジに設けた歯車部に
噛合した小歯車を前記ホルダの外周側より指で回転せし
めて調整ネジを回し、必要なパンチハイトに設定するパ
ンチハイト調整工程、 (C)前記パンチハイト調整工程終了後、分離したパン
チ調整ネジに当接せしめるべく固定するパンチ組込み工
程、と、を備えてなるパンチハイト調整方法である。請
求項2に係る発明は、ホルダとパンチとの間に組み込ま
れた調整ネジにてパンチハイトを調整するパンチハイト
調整方法にして、 (A)前記ホルダ上部よりパンチを締付けていたボルト
を弛めてパンチと調整ネジとの間を分離させる分離工
程、 (B)前記分離工程終了後、調整ネジに設けた歯車部に
噛合した小歯車を工具にて回転せしめて調整ネジを回す
と共に、前記小歯車の回動量を知るための目盛を見なが
ら必要なパンチハイトに設定するパンチハイト調整工
程、 (C)前記パンチハイト調整工程終了後、分離したパン
チを調整ネジに当接せしめるべくボルトにて固定するパ
ンチ組込み工程、と、を備えてなるパンチハイト調整方
法である。請求項3に係る発明は、ホルダ内にパンチを
着脱可能に設けると共に、ホルダ とパンチとの間に軸心
方向へ移動自在、かつ上記パンチの上部を支持可能のパ
ンチハイト調整用の調整ネジを螺合して設け、この調整
ネジに回転工具が係合する係合部を設け、上記係合部に
係合する回転工具が貫通自在の貫通穴を前記ホルダに設
けた構成である。請求項4に係る発明は、ホルダ内にパ
ンチを備えたパンチアダプタを設け、このパンチアダプ
タと前記ホルダとを固定する締結部材を設けてなるパン
チ金型において、ホルダ内にネジにて螺合した回転自在
なパンチハイト調整用の調整ネジを設け、この調整ネジ
に回転工具が係合する係合部を設けると共に上記係合部
に係合する回転工具が貫通自在の貫通穴を前記ホルダに
設けた構成である。請求項5に係る発明は、請求項1に
記載のパンチ金型において、前記ホルダの前記貫通穴及
び前記調整ネジの前記係合部を貫通し前記パンチに設け
たネジ穴に螺合して、前記パンチを前記調整ネジ側へ引
っ張るボルトを設けた構成である。請求項6に係る発明
は、ホルダ内にネジにて螺合した回転自在なパンチハイ
ト調整用の調整ネジを設け、この調整ネジに回転工具が
係合する係合部を設け、前記調整ネジの一方側に当接す
るパンチを備えたパンチアダプタを設け、このパンチア
ダプタと前記ホルダとを固定する締結部材を設け、前記
調整ネジの他側の外周に歯車部を設けると共に、この歯
車部に噛合する小歯車を前記ホルダに回転自在に設け、
前記小歯車の一部分をホルダ外周に開放して設けてなる
ものである。請求項7に係る発明は、ホルダ内にネジに
て螺合した回転自在なパンチハイト調整用の調整ネジを
設け、この調整ネジにパンチを当接固定するボルトを設
け、前記調整ネジの外周に歯車部を設けると共に、この
歯車部に噛合する小歯車を前記ホルダに回転自在に設
け、前記小歯車の回転の量が分かるように目盛を設けて
なるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0012】まず、第1実施の形態について説明する。
図1および図2を参照するに、パンチ金型1は、金型支
持部材である例えば上部タレット3の円周方向に複数個
配設されている。前記パンチ金型1を構成するパンチ5
を備えたホルダ7の外周側に軸芯と平行してキー9が複
数本の締結ボルト11により固定され、前記上部タレッ
ト3に形成したキー溝13に係合し、ホルダ7は回転を
阻止され軸芯方向へ移動自在に設けられている。
【0013】前記ホルダ7の上部には頭部7Aが固定さ
れていて、この頭部7Aを支持する形で押圧部材15が
係合されている。また、ホルダ7の軸芯には、貫通穴1
7とネジ穴19とパンチ5を備えたパンチアダプタ21
とバッキングプレート23とが挿入される挿入穴25が
形成されている。
【0014】前記ホルダ7の軸芯に設けたネジ穴19に
は調整部材の一例としての例えば調整ネジ27が螺合
し、この調整ネジ27の軸芯に例えば回転工具であるド
ライバやレンチが嵌合する係合部の一例としての六角穴
29が形成されている。
【0015】前記ホルダ7の下部には締結部材の一例と
しての止めボルト31が設けられ、この止めボルト31
はパンチアダプタ21に形成した斜向溝33に係合係止
するものであり、斜向溝33はパンチアダプタ21をバ
ッキングプレート23側へ押圧せしめる方向へ分力が発
生するような斜面となっている。なお、前記パンチアダ
プタ21の下部にはウレタンストリッパ35が装着され
ている。
【0016】上記構成により、パンチハイト調整方法と
しては、まず、止めボルト31を弛めてパンチ5を備え
たパンチアダプタ21とウレタンストリッパ35とをホ
ルダ7より取り除き、更にバッキングプレート23も取
り除く。この状態で調整ネジ27に形成された六角穴2
9へ回転工具としてのドライバあるいはレンチを前記ホ
ルダ7の貫通穴17を貫通して上部より係合し、調整ネ
ジ27を回転させて必要なパンチハイトに設定する。そ
して、解体した部分をホルダ7に組み込み、止めボルト
31を締込んでパンチハイト調整作業を終了する。
【0017】而して、パンチ5の高さの微調整ができ、
シム等を必要としないので作業性と生産性の向上を図る
ことができる。
【0018】次に、第2の実施の形態について説明す
る。なお、前述した第1の実施の形態と同一部材には同
一符号を付して説明を省略する。
【0019】図3および図4を参照するに、パンチ金型
1は、金型支持部材である例えば上部タレット3の円周
方向に複数個配設されている。前記パンチ金型1を構成
するパンチ37を備えたホルダ39の外周側に軸芯と平
行してキー9が複数本の締結ボルト11により固定さ
れ、前記上部タレット3に形成したキー溝13に係合
し、ホルダ39は回転を阻止され軸芯方向へ移動自在に
設けられている。
【0020】前記ホルダ39の上部には頭部39Aが固
定されていて、この頭部39Aを支持する形で押圧部材
15が係合されている。また、ホルダ39の軸芯にはボ
ルトの一例としてのプルボルト41の頭部41Aが入る
穴43と、プルボルト41の軸部41Bが入る貫通穴4
5と、ネジ穴47とパンチ37が挿入される挿入穴49
が形成されている。
【0021】前記ホルダ39の軸芯に設けたネジ穴49
には調整部材の一例としての例えば調整ネジ51が螺合
し、この調整ネジ51の軸芯に例えば回転工具であるド
ライレンチが嵌合する係合部の一例としての六角穴2
9が形成されていて、その六角穴29の大きさは前記プ
ルボルト41が自由に挿通できる大きさとなっている。
また、プルボルト41の先端部にはネジ部53が形成さ
れ、このネジ部53は前記パンチ37に設けたネジ穴5
5と螺合するものである。更にプルボルト41の頭部4
1Aには六角穴41Cが形成されている。
【0022】前記パンチ37にはキー溝57が形成さ
れ、このキー溝57に前記ホルダ39側に設けたパンチ
位置決め用のキーピン59が係合している。また、ホル
ダ39の下部にはウレタンストリッパ61が装着されて
いる。
【0023】上記構成により、パンチハイト調整方法と
しては、先ず、パンチ37を締付けていたプルボルト4
1を取り除き、パンチ37とウレタンストリッパ61を
ホルダ39より取り外す。この状態を調整ネジ51に形
成された六角穴29へ回転工具としてドライバあるいは
レンチをホルダ39の前記貫通穴45に貫通して上部よ
り係合し、調整ネジ51を回転させて必要なパンチハイ
トに設定する。そして、解体した部材をホルダ39に組
み込み、プルボルト41を締込んでパンチハイト調整作
業を終了する。
【0024】而して、パンチ37の高さの微調整がで
き、シム等を必要としないので作業性と生産性の向上を
図ることができる。
【0025】次に、第3の実施の形態について説明す
る。なお、前述した第1の実施の形態と同一部材には同
一符号を付して説明を省略する。
【0026】図5および図6を参照するに、パンチ金型
1は、金型支持部材である例えば上部タレット3の円周
方向に複数個配設されている。前記パンチ金型1を構成
するパンチ5を備えたホルダ63の外周側に軸芯と平行
してキー9が複数本の締結ボルト11により固定され、
前記上部タレット3に形成したキー溝13に係合し、ホ
ルダ63は回転を阻止され軸芯方向へ移動自在に設けら
れている。
【0027】前記ホルダ63の上部には頭部63Aが固
定されていて、この頭部63Aを支持する形で押圧部材
15が係合されている。また、ホルダ63の軸芯には、
貫通穴65とネジ穴67とパンチ5を備えたパンチアダ
プタ21とバッキングプレート23とが挿入される挿入
穴25が形成されている。
【0028】前記ホルダ63の軸芯に設けたネジ穴67
には調整部材の一例としての調整ネジ69が螺合し、こ
の調整ネジ69の軸芯には例えば回転工具であるドライ
バやレンチが嵌合する係合部の一例としての六角穴29
が形成されている。また、前記調整ネジ69の一方側
(上方側)には歯車部71が形成され、この歯車部71
には小歯車73が噛合し、小歯車73は前記ホルダ63
に装着された回転軸75に回転自在に設けられていて、
この小歯車73を指で回転できるようホルダ63には回
転窓77が形成されている。
【0029】前記ホルダ63の下部には締結部材の一例
としての例えば止めボルト31が設けられ、この止めボ
ルト31はパンチアダプタ21に形成した斜向溝33に
係合係止するものであり、斜向溝33はパンチアダプタ
21をバッキングプレート23側へ押圧せしめる方向へ
分力が発生するような斜面となっている。なお、前記パ
ンチアダプタ21の下部にはウレタンストリッパ35が
装着されている。
【0030】上記構成により、パンチハイト調整方法と
しては、まず、止めボルト31にて固定されたパンチ5
を備えたパンチアダプタ21とバッキングプレート23
を、止めボルト31を弛めて調整ネジ69との間を分離
させる。この状態で調整ネジ69に設けた歯車部71に
噛合し回転窓77より露出した小歯車73を指で回転せ
しめて調整ネジ69を回し、必要なパンチハイトに設定
する。そして、分離した前記パンチアダプタ21とバッ
キングプレート23を調整ネジ69に当接せしめ、止め
ボルト31を締め込み固定してパンチハイト調整作業を
終了する。
【0031】而して、高さの微調整が分解することなく
でき、シム等を必要としないで、小さなトルクで調整ネ
ジ69を回すことができると共に止めボルト31を弛め
るだけでパンチハイトの調整が可能となり、作業性と生
産性の向上を図ることができる。
【0032】次に、第4の実施の形態について説明す
る。なお、前述した第2,第3の実施の形態と同一部材
には同一符号を付して説明を省略する。
【0033】図7および図8を参照するに、パンチ金型
1は、金型支持部材である例えば上部タレット3の円周
方向に複数個配設されている。前記パンチ金型1を構成
するパンチ37を備えたホルダ79の外周側に軸芯と平
行してキー9が複数本の締結ボルト11により固定さ
れ、前記上部タレット3に形成したキー溝13に係合
し、ホルダ79は回転を阻止され軸芯方向へ移動自在に
設けられている。
【0034】前記ホルダ79の上部には頭部79Aが固
定されていて、この頭部79Aを支持する形で押圧部材
15が係合されている。また、ホルダ79の軸芯にはボ
ルトの一例としてのプルボルト41の頭部41Aが入る
穴43とプルボルト41の軸部41Bが入る貫通穴81
と、ネジ穴83とパンチ37が挿入される挿入穴49が
形成されている。
【0035】前記ホルダ79の軸芯に設けたネジ穴83
には調整部材の一例としての例えば調整ネジ85が螺合
し、この調整ネジ85の軸芯に例えば回転工具であるド
ライバやレンチが嵌合する六角穴87が形成されてい
る。また、プルボルト41の先端部にはネジ部53が形
成され、このネジ部53は前記パンチ37に設けたネジ
穴55と螺合するものである。
【0036】前記パンチ37にはキー溝57が形成さ
れ、このキー溝57に前記ホルダ79側に設けたパンチ
位置決め用のキーピン59が係合している。また、ホル
ダ79の下部にはウレタンストリッパ61が装着されて
いる。
【0037】前記調整ネジ85の一方側(上方側)には
歯車部71が形成され、この歯車部71には小歯車89
が噛合し、小歯車89は前記ホルダ79に装着された回
転軸91にキー93を介して固着されていて、前記回転
軸91とホルダ79の表面との間に目盛95が設けられ
ている。上記目盛は、回転軸91の頭部に設けてもよ
い。なお、ホルダ79には回転窓77が形成されてい
る。
【0038】上記構成により、パンチハイト調整方法と
しては、まず、プルボルト41を弛めてパンチ37と調
整ネジ85との間を分離する。この状態より、回転軸9
1を回転せしめ小歯車89を介して調整ネジ85を回
す。この際、小歯車89の回転量を目盛95を見ながら
必要なパンチハイトに設定する。そして、分離した前記
パンチ37を調整ネジ85に当接せしめるべくプルボル
ト41を締め込み固定してパンチハイト調整作業を終了
する。
【0039】而して、高さの微調整が分解することなく
でき、シム等を必要としないで、小さなトルクで目盛9
5を見ながら所望のパンチハイトを設定でき、プルボル
ト41を弛めるだけでパンチハイトの調整が可能とな
り、作業性と生産性の向上を図ることができる。
【0040】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態に限定されることなく、適宜な変更を行なうことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0041】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の説明より理解
されるように、本発明によれば、例えばホルダ内にパン
チハイト調整用の調整部材の一例としての調整ネジを設
け、この調整ネジに当接するパンチを備えたパンチアダ
プタを設け、このパンチアダプタとホルダとを締結部材
にて固定した。よって、パンチとパンチアダプタをホル
ダより取り外して調整ネジを回し必要なパンチハイトに
設定してから再組込みする。
【0042】而して、高さの微調整ができ特に成形型等
に必要であり、シムを必要としなのいので作業性と生産
性の向上を図ることができる。
【0043】また、本発明によれば、例えばホルダ内に
パンチハイト調整用の調整部材の一例としての調整ネジ
を設け、この調整ネジに当接せしめるべく上記パンチを
前記調整ネジ側へ押す又は引っ張るボルトを設けた。よ
って、ボルトを取り除いて調整ネジを回し必要なパンチ
ハイトに設定してからボルトにより締め込む。
【0044】而して、高さの微調整ができ特に成形型等
に必要であり、シムを必要としないので作業性と生産性
の向上を図ることができる。
【0045】さらに、本発明によれば、ホルダ内にパン
チハイト調整用の調整部材の一例としての調整ネジを設
け、この調整ネジに当接するパンチを備えたパンチアダ
プタを設け、このパンチアダプタとホルダとを締結部材
にて固定した。また、調整ネジに設けた歯車部は小歯車
と噛合し、この小歯車の一部分はホルダ外周に開放して
ある。
【0046】よって、締結部材を弛めてパンチおよびパ
ンチ関連部材を調整ネジより離隔し、小歯車を指で回転
させて調整ネジを回し必要なパンチハイトに設定してか
ら締結部材を締込む。而して、高さの微調整が分解する
ことなくでき特に成形型等に必要であり、シム等を必要
としないで、小さなトルクで調整ネジを回すことができ
ると共に締結部材を弛めるだけでパンチハイトの調整が
可能となり、作業性と生産性の向上を図ることができ
る。
【0047】また、さらに本発明によれば、例えばホル
ダ内にパンチハイト調整用の調整部材としての調整ネジ
を設け、この調整ネジにパンチを当接固定するボルトを
設けた。また、調整ネジに設けた歯車部は小歯車と噛合
し、小歯車の回転の量が分かるように目盛が設けてあ
る。
【0048】よって、ボルトを弛めてパンチを調整ネジ
より離隔し、目盛を見ながら必要なパンチハイトになる
よう小歯車を回転し、ボルトを締込む。而して、高さの
微調整が分解することなくでき特に成形型等に必要であ
り、シム等を必要としないで、小さなトルクで目盛を見
ながら所望のパンチハイトを設定でき、ボルトを弛める
だけでパンチハイトの調整が可能となり、作業性と生産
性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示すパンチ金型
の断面図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態を示すパンチ金型
の断面図である。
【図4】図3における平面図である。
【図5】この発明の第3の実施の形態を示すパンチ金型
の断面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿った断面図であ
る。
【図7】この発明の第4の実施の形態を示すパンチ金型
の断面図である。
【図8】図7における平面図である。
【図9】従来例を示し、パンチ金型の断面図である。
【図10】図9における平面図である。
【符号の説明】
1 パンチ金型 3 上部タレット(金型支持部材) 5,37 パンチ 7,39,63,79 ホルダ 21 パンチアダプタ 23 バッキングプレート 27,51,69,85 調整ネジ(調整部材) 29 六角穴(係合部) 31 止めボルト(締結部材) 41 プルボルト(ボルト) 71 歯車部 73,89 小歯車 75,91 回転軸 77 回転窓 95 目盛
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 28/34 B21D 28/36 B21D 37/14 B30B 15/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダとパンチとの間に組み込まれた調
    整ネジにてパンチハイトを調整するパンチハイト調整方
    法にして、 (A)前記ホルダに固定されたパンチを弛めて前記調整
    部材との間を分離させる分離工程、 (B)前記分離工程終了後、調整ネジに設けた歯車部に
    噛合した小歯車を前記ホルダの外周側より指で回転せし
    めて調整ネジを回し、必要なパンチハイトに設定するパ
    ンチハイト調整工程、 (C)前記パンチハイト調整工程終了後、分離したパン
    チ調整ネジに当接せしめるべく固定するパンチ組込み工
    程、 と、を備えてなることを特徴とするパンチハイト調整方
    法。
  2. 【請求項2】 ホルダとパンチとの間に組み込まれた調
    整ネジにてパンチハイトを調整するパンチハイト調整方
    法にして、 (A)前記ホルダ上部よりパンチを締付けていたボルト
    を弛めてパンチと調整ネジとの間を分離させる分離工
    程、 (B)前記分離工程終了後、調整ネジに設けた歯車部に
    噛合した小歯車を工具にて回転せしめて調整ネジを回す
    と共に、前記小歯車の回動量を知るための目盛を見なが
    ら必要なパンチハイトに設定するパンチハイト調整工
    程、 (C)前記パンチハイト調整工程終了後、分離したパン
    チを調整ネジに当接せしめるべくボルトにて固定するパ
    ンチ組込み工程、 と、を備えてなることを特徴とするパンチハイト調整方
    法。
  3. 【請求項3】 ホルダ内にパンチを着脱可能に設けると
    共に、ホルダとパンチとの間に軸心方向へ移動自在かつ
    上記パンチの上部を支持可能のパンチハイト調整用の調
    ネジを螺合して設け、この調整ネジに回転工具が係合
    する係合部を設け、上記係合部に係合する回転工具が貫
    通自在の貫通穴を前記ホルダに設けたことを特徴とする
    パンチ金型。
  4. 【請求項4】 ホルダ内にパンチを備えたパンチアダプ
    タを設け、このパンチアダプタと前記ホルダとを固定す
    る締結部材を設けてなるパンチ金型において、ホルダ内
    にネジにて螺合した回転自在なパンチハイト調整用の調
    整ネジを設け、この調整ネジに回転工具が係合する係合
    部を設けると共に上記係合部に係合する回転工具が貫通
    自在の貫通穴を前記ホルダに設けたことを特徴とするパ
    ンチ金型。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のパンチ金型において、
    前記ホルダの前記貫通穴及び前記調整ネジの前記係合部
    を貫通し前記パンチに設けたネジ穴に螺合して、前記パ
    ンチを前記調整ネジ側へ引っ張るボルトを設けたことを
    特徴とするパンチ金型。
  6. 【請求項6】 ホルダ内にネジにて螺合した回転自在な
    パンチハイト調整用の調整ネジを設け、この調整ネジに
    回転工具が係合する係合部を設け、前記調整ネジの一方
    側に当接するパンチを備えたパンチアダプタを設け、こ
    のパンチアダプタと前記ホルダとを固定する締結部材を
    設け、前記調整ネジの他側の外周に歯車部を設けると共
    に、この歯車部に噛合する小歯車を前記ホルダに回転自
    在に設け、前記小歯車の一部分をホルダ外周に開放して
    設けてなることを特徴とするパンチ金型。
  7. 【請求項7】 ホルダ内にネジにて螺合した回転自在な
    パンチハイト調整用の調整ネジを設け、この調整ネジに
    パンチを当接固定するボルトを設け、前記調整ネジの外
    周に歯車部を設けると共に、この歯車部に噛合する小歯
    車を前記ホルダに回転自在に設け、前記小歯車の回転の
    量が分かるように目盛を設けてなることを特徴とするパ
    ンチ金型。
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