JP4648520B2 - 立体式駐車場におけるパレットのタイヤガイド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は立体式駐車場において、車両を載せるパレットの両側に設けているタイヤガイド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
立体式駐車場といってもその形式は色々あるが、基本的な構造は車両をパレットに載せて該パレットと共に上下動して所定の場所に車両を駐車することが出来るように構成している。例えば、図1に示す立体式駐車場は地下に駐車空間を設けたものであり、出入り口は地上にあって、出入り口から入った車両はパレットに載って地下の駐車空間ヘ格納される。
【0003】
エレベータは駐車場の中央に設けられ、このエレベータを中心として放射線方向(半径方向)に駐車空間が等間隔で設置されている。そこで、地上において車両を載せたパレットは所定の階までエレベータで降下し、該パレットはエレベータに備えている駆動装置により送り出されて駐車空間へ入ることが出来る。同じく、車両を駐車空間から出す時には、エレベータを所定の階まで降下させて車両が載っているパレットを引出してエレベータに載せる。エレベータは上昇して地上までパレットを持ち上げ、車両をパレットから降ろすことが出来る。
【0004】
ところで、エレベータはパレットよりも遥かに大きな構造体であって、複数本のワイヤー又はチェーンで吊設されている。ワイヤーはドラムに巻付き・巻戻されることでエレベータは昇降動することが出来るが、このエレベータ上に配置しているパレットには車両を中心に正しく載せることが必要である為に、パレットの両側にはタイヤガイドが突出して設けられている。
【0005】
図4は車両(イ)がパレット(ロ)に載っている場合を示しているが、同図に示すようにパレット両側に沿設しているガイド(ハ)、(ハ)に沿って車両(イ)はパレット上に正しく載ることが出来る。又、同図には示していないが、該パレット(ロ)はエレベータ上に配置されていて、該エレベータと共に降下して所定の階の駐車空間に車両(イ)と共に入れられることになるが、パレット(ロ)に載った車両が降下する場合、両サイドに突出しているドアミラー(ニ)、(ニ)が床面(ホ)に当らないようにパレット(ロ)との間にはある程度の空間(ヘ)、(ヘ)が必要となる。
【0006】
従って、この空間(ヘ)の存在により車両(イ)に乗り降りする際には非常に危険である為に、該空間(ヘ)を小さくすると共に、駐車度にドアミラー(ニ)、(ニ)を格納しなくてはならない。この作業は非常に面倒であるが、格納しないでパレット(ロ)を降下するならば該ドアミラー(ニ)、(ニ)が床面(ホ)に当って破損してしまう。又、車両(イ)に乗り降りする足元にガイド(ハ)等の段差が存在することで、躓くなどの問題も残されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の立体式駐車場においては上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であって、車両を載せるパレットと床面との間に隙間が存在することはなく、しかも駐車する際に一々ドアミラーを格納する必要がない立体式駐車場におけるパレットのタイヤガイド装置を提供する。
【0008】
【課題を解決する為の手段】
本発明のタイヤガイド装置はパレットに固定されたものではなく、パレットの両側に設けられて前進・後退動するステップの先端縁をガイドとして利用する。そこで、ステップの上面はパレット面より高く位置していて、ステップが前進して所定の位置に先端縁が位置することで、該先端縁はタイヤのガイドとして機能する。ここで、ステップは前進することでパレット側部の上に一部重なるように配置される場合、又前進してもパレットに重なることはなくパレット側端に近接した際の上面高さの違いによって段差を形成する場合がある。そしてパレット上面は平坦面を成し、車両はステップの先端縁に沿ってパレット上に正しく載った後は、該ステップは後退し、パレットとステップの間に大きな空間が出来る。
【0009】
ドライバーは車両をパレットに載せた後は、直ちに降りてしまうことからステップとの間に生じる空間は何ら問題とならない。そしてパレットと共に昇降しても、車両のドアミラーはステップの先端縁に当ることはない。逆に、駐車場から出す場合には、両ステップは後退してパレット間には大きな空間が存在し、車両はステップの先端縁に当ることなく昇降動する。そして所定の位置まで昇降したところでステップが前進してパレット間の空間をなくし、ドライバーは安全に乗車することが出来る。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
【実施例】
図1は立体式地下駐車場を示している概略図である。同図の地下駐車場は地下4階にて構成され、全体は円筒形の空間となっていて、各階には円形の外周に沿って駐車空間が等間隔で設けられて車両が駐車されている。そして地上には出入り口1を有す門型の屋根2が構築され、屋根2の下方には地下4階まで届くエレベータが設置されている。
【0011】
そこで、出入り口1から入った車両はエレベータに載って所定の階まで降下して駐車空間に入れられる。エレベータにはパレットが載っており、このパレットに載った車両は該パレットと共に駐車空間に収まる。逆に、駐車空間3に駐車してある車両4を出す場合には、パレットと共に車両はエレベータに載せられて上昇し、地上まで上がったところでパレットから離れて出入り口1から出て行く。
【0012】
図2は両ステップ5,5にガイドされて車両4をパレット6に進入した場合であり、ステップ5,5の先端縁7,7は車両4のタイヤ8,8と僅かな隙間を残し、車両4は該先端縁7,7をガイドとしてパレット6に正しく位置決めされて載ることが出来る。このステップ5,5の先端縁7,7は前記図4に示したガイドとして機能することが出来る。
【0013】
ところで、上記ステップ5は固定式ではなく、可動式であって前進・後退動をすることが出来る駆動装置を備えている。図3は上記ステップ5,5が後退した場合であり、パレット6との間には空間9,9が形成される。同図の10はエレベータであって、該エレベータ10はワイヤー11,11…又はチェーンにて吊設されて昇降動することが出来る。パレット6に載った車両4はエレベータ10が降下することで、両ステップ5,5間を通過して地下へ入る。
【0014】
この場合、両ステップ5,5の空間は車両が通過するに十分な大きさであり、ドアミラー14,14を格納する必要もない。ステップ5はこのようにスライドすることが出来るが、駆動手段は特に限定せず、例えばエアシリンダーや油圧シリンダーにてスライドすることが出来、又はステップの底に取付けたラックにモーターで回転するピニオンを噛み合わせることでスライドすることも可能となる。
【0015】
そしてこのエレベータ10には旋回台12が取付けられ、さらに旋回台12には台車13が装着され、台車13は旋回台12を移動することが出来る。一方、パレット6は旋回台12に載ってスライドすることが出来、パレット6のスライドは台車13の移動に伴って行っている。勿論、この種のパレット6のスライド装置は他にも色々存在し、本発明ではスライド装置は限定しない。
【0016】
車両4を載せたパレット6はエレベータと共に所定の階まで降下し、空いている駐車空間3へパレット6と共に入れられる。エレベータ10の旋回台12は所定の方向へ旋回し、そして台車13が移動することでパレット6をスライドさせて駐車空間へ押出すように進入する。逆に、車両4を駐車空間から引出す場合には、台車13にてパレット6が旋回台12に引き戻される。
【0017】
旋回台12はエレベータ10の昇降動中にその向きを変えることが出来、上昇する場合には車両4が両ステップ5,5の空間を通過することが出来るように、その向きを変える。地上まで上昇したところで、ステップ5,5は前進してパレット6との空間9,9を無くし、ドライバーは車両に安全に乗ることが出来る。
【0018】
図2に示しているステップ5はパレット6の上に先端部が重なり合うように前進するが、パレットの側端に近接するように配置することもある。勿論、この場合にはステップの上面はパレット上面より高くなっていて、ステップ5,5の先端縁7,7はタイヤガイドとして機能する。
【0019】
以上述べたように、本発明の立体式駐車場におけるパレットのタイヤガイド装置はステップを可動式として前進・後退動するようにしたものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0020】
【発明の効果】
本発明に係る立体式駐車場におけるパレットのタイヤガイドは、ステップを可動式として車両が載るパレットとの間に段差を作り、ステップの先端縁はパレットに進入する車両のタイヤをガイドすることが出来る。従って、パレットには車両が正しく位置決めされて載ることが出来る。そして、駐車空間へ入れる為に車両を載せたパレットが昇降動する際には、ステップは後退して車両両側のドアミラーが当ることはない。勿論、車両への乗り降りに際してステップとパレット間には殆ど隙間がない為に足が隙間に挟まることはなく、又躓くような凹凸も存在しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体式地下駐車場の外観図。
【図2】ステップが前進して車両のタイヤに接近している場合。
【図3】ステップが後退してパレットとの間に空間を形成している場合。
【図4】従来のガイドを備えたパレット。
【符号の説明】
1 出入り口
2 屋根
3 駐車空間
4 車両
5 ステップ
6 パレット
7 先端縁
8 タイヤ
9 空間
10 エレベータ
11 ワイヤー
12 旋回台
13 台車
14 ドアミラー

Claims (1)

  1. 駐車空間に車両を駐車する為に、出入り口にはエレベータを設け、該エレベータには車両を載せるパレットをスライド可能に配置すると共に、該パレットに車両が正しく進入して載る為にタイヤをガイドするタイヤガイド装置において、パレットの両側には車両に人が乗降りするステップを前進・後退動する為の駆動手段を備えて取付け、ステップはパレットの両側上部に配置し、前進した際にはパレットの側部と先端部が重なり合うことでタイヤガイドとして機能すると共に運転者の車両への乗降り手段とし、後退した際にはパレットとの間にドアミラーが接触することなく車両が十分に通過出来るように空間を形成することを特徴とする立体式駐車場におけるパレットのタイヤガイド装置。
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