JP4646009B1 - ぬれ性の評価装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 従来の接触角計では一方向からの映像だけを用いて測定していたため、実際のぬれの状態がどうなっているかを考慮せず、均一にぬれているという仮定の下に演算された数値を検証することなくそのまま用いていておりばらつきの原因を接触角の特性や限界であると考えていた。また上から測定する際には、既知の液量と定義しており、実際の着液量は計測していない。
【解決手段】二方向の映像を同時に撮影することで実際の着液量を毎回測定するとともに、真円度が低い異常データを排除して従来の接触角の定義に沿った形状のみを評価することでばらつきを低減し、さらに客観的なぬれの状態を真円度やぬれ面積やぬれの方向というあらたな定義付を用いた評価装置を提供する。また、前記評価装置は単に横と上からの二方向の画像によるぬれ現象を記録する用途にも用いることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、試料表面のぬれ性およびぬれ特性(方向や形状)を評価する、ぬれ性の評価装置である。
従来のぬれ性の評価装置は、接触角計と呼ばれており、レンズ2を装着したカメラ1の対面に光源8を配し、液吐出装置3に充填した液体試料を液吐出装置先端4を経由して微少量吐出し、固体試料6上に液体試料5を形成する。この液体試料5を光源8からの光によってシルエットとなった映像をレンズ2を通してカメラ1に撮像する。カメラ1で撮影した映像はデジタルデータとしてパソコン本体14に取り込まれ、内部に組み込まれたソフトウェアによって、パソコン本体14に接続されたモニタ15にカメラ1から取り込んだ画像が表示される。モニタ15に表示される映像の模式図を図2に示す。図2の固体試料シルエット18は図1の固体試料6のシルエットであり、図2の液体試料シルエット19は図1の液体試料5のシルエットである。接触角は、図2の固体試料シルエット18と液体試料シルエット19の輪郭を検出し、その座標点を用いて算出する。図3は図2における輪郭を抽出した模式図であり、接触角22は、固体と液体の境界線21の端点における、接線20とのなす角度である。つまり、図1における固体試料6と液体試料5の境界点における接線の角度のことをいう。接触角という数値によってぬれ性を定義し、接触角が大きい場合をぬれにくい、接触角が小さい場合をぬれやすいと評価している。(例えば、特許文献1参照)。
また、既知の液量を固体試料に付着させた液滴を、上から撮影した上方映像データを用いて、前記既知の液量と前記付着した液滴の直径の関係から接触角を立体幾何学的に計算する方法がある。(例えば、特許文献2参照)。
特開昭60−85353号公報 特開平5−232009号公報
しかしながら、従来の横方向からの接触角測定では同一固体試料における同一液体試料を何回も繰り返して測定した際に接触角の値がばらつくために繰り返し精度が悪い場合があった。ばらつきの原因はぬれ方つまりぬれた形状にあるが、横からの画像だけではぬれ方つまりぬれた形状は不明であるため、角度のばらつき原因を判断できず、接触角測定の限界となっていた。
また、横から見た液滴のシルエットで正常に接触角を測定できていた場合には、上からの液滴観察をしていないために、固体試料に対して均一、つまりほぼ同心円状にぬれ広がっていると見なすか、目視で確認するしかなかった。
上からのぬれを目視で観察しても、それを数値化する手段がなかった。
固体試料に座ぐりのような凹面がある場合や大型試料を測定する場合に、従来の接触角測定では、横からの映像がとれないため測定できないか、上からの映像を元にした接触角の計算では別途定量吐出が可能な吐出装置が必要であった。
また上方向からの接触角測定では、計測した直径が球の一部をなしているという前提条件の元に成り立っているために、いびつなぬれに対しては対応できなかった。
本発明は、このような従来の問題を解決しようとするもので、横に加えて上から同時に観察し解析することで二面的に試料のぬれ現象を把握し、さらに接触角の妥当性を真円度を元に判定し異常値を除外することで繰り返し精度を上げ、また着液量とぬれ面積の相関性を元に横からの観察が不可能な試料及び、ぬれ形状がいびつな試料での評価も可能とすることを目的とするものである。
本発明は、請求項1記載の液体試料と固体試料のぬれ性について評価をするぬれ性評価装置であって、
前記液体試料充填され、当該体試料を吐出用曲げ針によって吐出する機能を有した吐出ユニットと、
前記液体試料の前記固体試料への着滴位置を調整する機能を有する試料台と、
前記固体試料に着液する前後の前記液体試料と当該固体試料を上面から照らす上面測定用光源と、
前記固体試料に着液する前後の前記液体試料と当該固体試料を上から撮影した上方映像データをパソコン本体に送る上面測定用カメラと、
前記固体試料に着液する前後の前記液体試料と当該固体試料を側面から照らす側面測定用光源と、
前記側面測定用光源の対面に、前記固体試料に着液する前後の前記液体試料と当該固体試料側面から撮影したデータを前記パソコン本体に送る側面測定用カメラと、
前記液体試料が前記固体試料に着液する直前における前記吐出用曲げ針の先端に作成された当該液体試料を前記側面測定用カメラによって撮影した前記側方映像データによって液量を演算する機能と、を有する前記パソコン本体と、
前記液体試料が前記固体試料に着液した後に、前記上面測定用カメラと前記側面測定用カメラにより同時に撮影して得られた前記上方映像データ前記側方映像データから、当該液体試料と当該固体試料との接触角とぬれ面積と真円度を演算する演算手段と、を有する前記パソコン本体と、
前記液量と前記ぬれ面積との比率を求め、ぬれの状態の指標として表示する機能を有するパソコン本体と、
からなるぬれ性の評価装置を提供することにより上記課題を解決したものである。
また、請求項2記載の前記吐出ユニットは、前記吐出用曲げスライドさせるスライド機構又は前記吐出用曲げ針を回転させる回転機構を備えることで、上面測定用カメラが撮影する画面外に当該吐出用曲げ針を移動する機能を有するぬれ性評価装置である。
また、請求項記載の前記接触角の演算に際し、前記上方映像データから前記液体試料の真円度を求め、真円度が低い場合には接触角を正しく表していない旨表示し、繰り返し測定をした場合の接触角平均から除外する処理手段を有する前記パソコン本体と、からなるぬれ性評価装置である。
また、請求項記載の前記固体試料に対する前記液体試料のぬれ現象を同時に撮影した前記上方映像データと前記側方映像データを同時に表示および記録する機能を有する前記パソコン本体と、からなるぬれ性評価装置である。
また、請求項記載の前記液体試料が前記固体試料に着液したに前記吐出用曲げ端に残った液量を測定し前記液量から引くことによって着液量を補正して演算する機能を有する前記パソコン本体と、からなるぬれ性評価装置である。
本発明によれば、側面測定用カメラで見た液滴のシルエットで正常に接触角を測定できていた場合にも、上面測定用カメラで見たぬれ形状を真円度を用いて評価することで、測定された接触角の数値を異常値として判定することができる。
また、前記上面測定用カメラの映像を前記側面測定用カメラの映像と同時に撮影しているため、二方向からのぬれの状態を、同時表示および記録ができる。
また、前記上面測定用カメラの映像からぬれ形状の輪郭を抽出し、真円度やぬれ面積やぬれの方向性を定義することで、いびつなぬれに対して数値化ができる。
また、定量吐出機能のない装置の場合でも、前記側面測定用カメラで液滴の着滴前に測定した液量と、着液後に上面測定用カメラで測定したぬれ面積の比率をもって、ぬれ性を評価することができる。
また、前記上面測定用カメラの映像からぬれ形状の輪郭を抽出し、真円度やぬれ面積やぬれの方向性を定義することで、いびつなぬれに対して数値化できる。
従来の接触角計の模式図である。 従来の接触角計で撮影した画像の模式図である。 従来の接触角の定義を示す模式図である。 本発明品のぬれ性評価装置の模式図である。 本発明品の側面測定用カメラで撮影した映像の模式図である。 本発明品の上面測定用カメラで撮影した映像の模式図である。 本発明品で液量測定状態を側面測定用カメラで撮影した模式図である。 本発明品の側面測定用カメラで撮影した画像例である。 図8に接線と境界線を描いた画像である。 本発明品で図8の状態を上面測定用カメラで撮影した画像である。 図10から抽出した輪郭座標より近似円を描いた図である。 図6から吐出用曲げ針25を画面外に移動させた状態の模式図である。 液体試料吐出前の側面測定用カメラで撮影した画像例である。 図13の状態を、上面測定用カメラで撮影した画像例である。 液体試料吐出時の側面測定用カメラで撮影した画像例である。 図15の状態を、上面測定用カメラで撮影した画像例である。 液体試料着液時の側面測定用カメラで撮影した画像例である。 図17の状態を、上面測定用カメラで撮影した画像例である。 図17の状態から吐出用曲げ針を視野外にずらした画像例である。 図19の状態を、上面測定用カメラで撮影した画像例である。 吐出ユニットのスライドと回転状態を示した図である。
以下、本発明を「実施例」で説明する。
図4は、本発明のぬれ性評価装置である。本発明のぬれ性評価装置は液体試料25と固体試料24のぬれ性について評価をする装置である。
図4における3次元座標系は、X軸27、Y軸48、Z軸50によって示される。また、左右とはX軸27と平行の正負方向のことを言い、前後とはY軸48と平行の正負方向のことを言い、上下とはZ軸50と平行の正負方向のことを言う。前記3方向、つまり上下左右前後方向が、3次元方向となる。
吐出ユニット28の内部には図には示していないが液体試料が充填されたシリンジが入っており、前記シリンジの先端に吐出用曲げ針26が取り付けられている。前記シリンジには対となるピストンが付いており、吐出ユニット28の操作によって、前記ピストンが微小量押され、前記液体試料が数μL吐出される。前記液体試料が吐出用曲げ針26の先端に作成された様子を示したのが、図7における針先の液滴58である。このとき、前記シリンジと前記ピストンの押し出し位置関係は保持されるため、図7における針先の液滴58は一定の状態を保つ。また、吐出ユニット28は、吐出ユニット支柱33に取り付けられている。
固体試料24は試料台49の上に置かれ、試料台49はZ軸駆動ユニット46に取り付けられている。Z軸駆動ハンドル45を回すことで、Z軸駆動ユニットによって、試料台49が上下に駆動する。液体試料25は、この上下動作によって、図7における針先の液滴58を固体試料24に付着させたものである。前記付着のことを着液と言い、着液した状態を示すのが図5である。
図4において、固体試料24に付着した液体試料25の様子は、側面測定用レンズ35を取り付けた側面測定用カメラ36によって撮影され、その映像は側面観察カメラ画像取り込みケーブル52によって、パソコン本体53に取り込まれる。前記取り込まれた映像データを、側方映像データと呼ぶ。図5は、図4におけるX軸27とZ軸50によって構成される平面を、側面測定用レンズ35の側から描いた模式図である。図5における側面撮影画面枠56の範囲内が、図4における側面測定用カメラ36によって撮影される範囲である。また、図5における側面撮影画面枠56の範囲内の映像は、従来の接触角計で観測する映像と同じである。
また図4において、固体試料24に付着した液体試料25の様子は、上面測定用レンズ29を取り付けた上面測定用カメラ30によって撮影され、その映像は上面観察カメラ画像取り込みケーブル51によって、パソコン本体53に取り込まれる。前記取り込まれた映像データを、上方映像データと呼ぶ。図6は、図4におけるX軸27とY軸48によって構成される平面を、上面測定用レンズ29の側から描いた模式図である。図6における上面撮影画面枠57の範囲内が、図4における上面測定用カメラ30によって撮影される範囲である。
前記のように、固体試料24に対する液体試料25のぬれ現象を、側面測定用カメラ36と上面測定用カメラ30により同時に撮影する点が、主たる特徴である。
側面測定用カメラ36は、図には明示していないが、Y軸48と平行に前後する焦点調整機構に取り付けられており、前記焦点調整機構は、側面測定カメラ用支柱38に固定されている。また、前記焦点調整機構は側面測定焦点調整用ハンドル37の操作によって、前後に駆動する。側面測定カメラ用支柱38は、装置ベース39に固定されている。
上面測定用カメラ30は、図には明示していないが、Z軸50と平行に上下する焦点調整機構に取り付けられており、前記焦点調整機構は、上面測定用カメラ用支柱34に固定されている。また、前記焦点調整機構は上面測定焦点調整用ハンドル32の操作によって、上下に駆動する。上面測定用カメラ用支柱34は、装置ベース39に固定されている。
吐出ユニット支柱33は、装置ベース39に固定されている。あるいは、装置ベース39に固定された上面測定用カメラ用支柱34を介して固定される。また、図には明示していないが、吐出ユニット支柱33には、上下左右前後の3軸方向に移動する機構がついており、取り付けられている吐出ユニット28および吐出用曲げ針26の位置を調整することが可能である。つまり、図5における位置関係では、吐出用曲げ針26は上下左右方向位置を調整することができる。図5での上下方向は、図4におけるZ軸50の軸方向であり、図5での左右は、図4におけるX軸27の軸方向である。また、図6における位置関係では、吐出用曲げ針26は主に図6における上下方向位置を調整する。図6での上下方向は、図4におけるY軸48の軸方向である。
また、吐出ユニット支柱33が有する前記3軸方向に移動する機構により、図12のように吐出用曲げ針26の位置を上面撮影画面枠57の外に移動させることができる。前記上面撮影画面枠57の外に移動させる方法として、図21のスライド方向68および回転方向69などのように行う。
側面測定用光源部47は、装置ベース39に固定されており、側面測定用レンズ35の対面に照光部があり、液体試料25周辺を照らす機能を有する。また、図には示していないが、側面測定用光源部47は、明るさを調整する機能も有している。
上面測定用光源31は、上面測定用レンズ29に取り付けられており、固体試料24の表面を照らす。またこれも図には示していないが、上面測定用光源31は、明るさを調整する機能も有している。この上面測定用光源31は、上面測定用レンズ29の外周に取り付けるリング照明の場合と、上面測定用レンズ29に接続する同軸照明とを、液体試料25と固体試料24の物性の違いで使い分けることもある。
Z軸駆動ユニット46は、X軸駆動ユニット43に取り付けられており、X軸駆動ユニット43に付いているX軸駆動ハンドル44の操作によって、左右に移動する。
X軸駆動ユニット43は、Y軸駆動ユニット42に取り付けられており、Y軸駆動ユニット42に付いているY軸駆動ハンドル41の操作によって、前後に移動する。
また、Y軸駆動ユニット42は、装置ベース39に固定されている。
これら、X軸駆動ユニット43およびY軸駆動ユニット42およびZ軸駆動ユニット46の機構により、X軸駆動ハンドル44およびY軸駆動ハンドル41およびZ軸駆動ハンドル45の操作によって、試料台49は前後左右上下に移動することが可能になる。これにより、試料台49上の任意の位置を、測定位置となるX軸27とY軸48とZ軸50の交点に移動が可能となる。つまり、これらにより、3次元移動が可能である。
装置ベース39には、水平調整脚40が取り付けられており、これにより装置の水平をとることが可能である。
本発明の装置は、各駆動部にモーターを配することで自動化をすることが可能である。
本発明の装置は、試料台49を固定し、他を3次元移動させることでも実現可能である。
本発明の装置は、上面測定用レンズ29および上面測定用カメラ30および上面測定用光源31および吐出ユニット28および吐出用曲げ針26を一体として上下動させることで、大型試料のように側面測定用レンズ35などが干渉する固体試料に対しても測定可能とすることができる。この場合、前記固体試料に干渉しない上部に固定した側面測定用レンズ35および側面測定用カメラ36および側面測定用光源部47を用いて撮影した画像から「0049」に示した吐出量を求め、特許文献2に記述のある方法等による接触角、および「0054」着液量とぬれ面積の相関を測定する。
本発明の装置は類似機能として、上面測定用カメラ30を設置できない場合、側面測定用カメラ36および側面測定用レンズ35および側面測定用光源部47を水平方向に90°回転させた状態、つまり横二方向から測定するようにすることもできる。
画素の校正とは、側面測定用カメラ36と側面測定用レンズ35の組み合わせおよび上面測定用カメラ30と上面測定用レンズ29の組み合わせにおいて、各カメラが有する撮影素子1画素あたりに占める縦横の撮影対象物の寸法を規定することである。レンズの倍率に合わせ、既知の直径を持つ真円度の高い球または円のシルエットを測定することで、1画素あたりの縦横の実寸法を定義する。前記縦横の実寸法は画素の校正値であり、単位はμm/Pixelであり、画素数から撮影対象物の長さや面積に換算することが可能となる。
図7に示す針先の液滴58のように、ぬれ性を評価したい液体試料を任意の量、吐出用曲げ針26の先端に作成する。このとき、針先の液滴58の輪郭座標を元に、ここでの演算において、前記画素の校正値を用いて画素を換算し、体積を演算する。前記体積を、吐出量と称する。前記吐出量の演算は、縦方向1画素とし、幅を輪郭座標から求めた円柱体積の積算で求める方法や、輪郭座標を元に求めた近似曲線の積分から求める方法がある。これを固体試料24に着液させ、接触角を測定することになるが、その際に、図5の残液59のように、吐出用曲げ針26の先端に、着液せずに残る液量がある。前記体積の演算と同様に残液59の体積を求め、前記液量から残液59の体積を引き算することで、着液量を求める。前記着液量が、図4および図5における液体試料25の体積である。
図8は、図4における側面測定用カメラ36で撮影した液体試料25の様子の一事例であり、きれいにぬれているように見える。図9は、図8に液体試料と固体試料の境界線60と液体試料のぬれ端点を通る接線61を重ねたものであり、従来の接触角計ではきれいにぬれていると見なされていた。図8における現象を、上から撮影した様子が、図10である。図10の中央部にある周囲に比べて黒い領域が、液体のぬれた領域である。これを見ると、明らかにいびつにぬれていることが分かる。
本発明のぬれ性評価装置では、図10のようにぬれた実際の映像から、ぬれ広がった液体の輪郭座標を画像処理により抽出し、前記輪郭座標から最小自乗法による近似円を求める。前記近似円の中心座標から各輪郭座標点までの長さつまり半径rの最大値をRmaxとし最小値をRminとした際の差と前記近似円の半径をR0とした場合の関係から真円度を定義する。真円度は式1のように百分率で表示し、前記RmaxとRminが等しい場合には真円度は100%とする。
(数1)
真円度=(1−(Rmax−Rmin)/R0)×100
図11は、図10から抽出した輪郭座標63および輪郭座標63をもとに数2を用いて演算して求めた近似円の中心64および近似円65および近似円65の同心円で輪郭座標63との内接円66および外接円67である。数2は、円の一般式を元に、各輪郭座標点を代入した式の2乗の総和を求めたもので近似円の中心座標(x,y)=(a,b)である。また近似円65は、数2より求まる近似円の半径rを用いて描いている。「0051」に示す真円度は、内接円66と外接円67が、近似円65に近いほど高くなる。
Figure 0004646009

ただし
A=―2a
B=―2b
C=a2+b−r
数1の真円度を元にぬれの状態を判断し、図8のように正しく測定していると判断していた接触角の値においても、図10のように真円度が低い場合には現象を正しく表していない旨表示し、また繰り返し測定をした場合の接触角平均から除外する処理を行う。
図10に示すように、実際のぬれ現象においては、同心円状にぬれないこともあるため、前記のように一連の測定手順の中で着液量を求め、また、図10のように上から見たぬれ現象から、輪郭座標を抽出して面積を算出し、着液量と前記ぬれ面積の相関関係から、ぬれの状態の指標とする。
例えば固体試料の表面に筋目が入っている場合に見られる、ぬれ広がりの偏りを、前記近似円の中心座標から各輪郭座標点までの距離によって、ぬれの方向を定義することができる。または前記近似円の中心座標の代わりに、着液の中心座標と、前記各輪郭座標点までの距離によって定義する。前記着液の中心座標は、図7の状態で液量測定を行う際に、図4における上面測定用カメラ30で撮影した画像より取得する。つまり図16のような状態にあるときに、吐出用曲げ針26のシルエットを排除した液滴の輪郭62より近似円の中心を求めた座標を着液の中心座標とする。
固体試料24が凹んだ形状をしており固体試料24の陰となって側面測定用カメラ36では液体試料25を撮影できない場合には、前記「0054」に示す着液量とぬれ面積の相関関係によって、ぬれ性を評価する。
あるいは、「0056」の事例において、前記ぬれ面積の輪郭座標が前記真円度において100%に近い場合には、前記固体試料に着滴した前記液体試料は球の一部をなしていると見なし、前記着液量から高さを外挿し、接触角の数値として表現する。
前記接触角および残液量および着液量および真円度およびぬれ面積などは、すべてパソコン本体53に組み込まれたソフトウェアで演算される。
本発明はぬれの均一性を評価する際に、側面測定用カメラ36と上面測定用カメラ30を備えていることにより、従来技術と同様に側方映像データより接触角を求めるのに加え、「0049」のように求めた着液量を実際に測定した数値を用いることで同時に「0054」のように着液量とぬれ面積との相関関係を求めることができる。また、上方映像データからは、均一性の指標となる「0052」による真円度および、「0055」にあるぬれの方向も含めて評価する。
上述の発明は、素材とコーティング液のぬれ性の評価や、コーティング後の性能評価、インクのぬれ性評価として利用可能である。
1 カメラ
2 レンズ
3 液吐出装置
4 液吐出装置先端
5 液体試料
6 固体試料
7 試料台
8 光源
9 カメラ支柱
10 脚
11 筐体
12 試料台支柱
13 光源支柱
14 パソコン本体
15 モニタ
16 キーボード
17 画面枠
18 固体試料シルエット
19 液体試料シルエット
20 接線
21 固体と液体の境界線
22 接触角
23 液体試料シルエットの輪郭
24 固体試料
25 液体試料
26 吐出用曲げ針
27 X軸
28 吐出ユニット
29 上面測定用レンズ
30 上面測定用カメラ
31 上面測定用光源
32 上面測定焦点調整用ハンドル
33 吐出ユニット支柱
34 上面測定用カメラ支柱
35 側面測定用レンズ
36 側面測定用カメラ
37 側面測定焦点調整用ハンドル
38 側面測定用カメラ用支柱
39 装置ベース
40 水平調整脚
41 Y軸駆動ハンドル
42 Y軸駆動ユニット
43 X軸駆動ユニット
44 X軸駆動ハンドル
45 Z軸駆動ハンドル
46 Z軸駆動ユニット
47 側面測定用光源部
48 Y軸
49 試料台
50 Z軸
51 上面測定用カメラ画像取り込みケーブル
52 側面測定用カメラ画像取り込みケーブル
53 パソコン本体
54 モニタ
55 キーボード
56 側面撮影画面枠
57 上面撮影画面枠
58 針先の液滴
59 残液
60 液体試料と固体試料の境界線
61 液体試料のぬれ端点を通る接線
62 液滴の輪郭
63 輪郭座標
64 近似円の中心
65 近似円
66 内接円
67 外接円
68 スライド方向
69 回転方向

Claims (5)

  1. 液体試料と固体試料のぬれ性について評価をするぬれ性評価装置であって、
    前記液体試料充填され、当該体試料を吐出用曲げ針によって吐出する機能を有した吐出ユニットと、
    前記液体試料の前記固体試料への着滴位置を調整する機能を有する試料台と、
    前記固体試料に着液する前後の前記液体試料と当該固体試料を上面から照らす上面測定用光源と、
    前記固体試料に着液する前後の前記液体試料と当該固体試料を上から撮影した上方映像データをパソコン本体に送る上面測定用カメラと、
    前記固体試料に着液する前後の前記液体試料と当該固体試料を側面から照らす側面測定用光源と、
    前記側面測定用光源の対面に、前記固体試料に着液する前後の前記液体試料と当該固体試料側面から撮影したデータを前記パソコン本体に送る側面測定用カメラと、
    前記液体試料が前記固体試料に着液する直前における前記吐出用曲げ針の先端に作成された当該液体試料を前記側面測定用カメラによって撮影した前記側方映像データによって液量を演算する機能と、を有する前記パソコン本体と、
    前記液体試料が前記固体試料に着液した後に、前記上面測定用カメラと前記側面測定用カメラにより同時に撮影して得られた前記上方映像データ前記側方映像データから、当該液体試料と当該固体試料との接触角とぬれ面積と真円度を演算する演算手段と、を有する前記パソコン本体と、
    前記液量と前記ぬれ面積との比率を求め、ぬれの状態の指標として表示する機能を有するパソコン本体と、
    からなるぬれ性の評価装置。
  2. 前記吐出ユニットは、前記吐出用曲げスライドさせるスライド機構又は前記吐出用曲げ針を回転させる回転機構を備えることで、上面測定用カメラが撮影する画面外に当該吐出用曲げ針を移動する機能を有する請求項1記載のぬれ性評価装置。
  3. 前記液体試料が前記固体試料に着液したに前記吐出用曲げ端に残った液量を測定し前記液量から引くことによって着液量を補正して演算する機能を有する前記パソコン本体と、からなる請求項1記載のぬれ性評価装置。
  4. 前記接触角の演算に際し、前記上方映像データから前記液体試料の真円度を求め真円度が低い場合には接触角を正しく表していない旨表示し、繰り返し測定をした場合の接触角平均から除外する処理手段を有する前記パソコン本体と、からなる請求項1記載のぬれ性評価装置。
  5. 前記固体試料に対する前記液体試料のぬれ現象を同時に撮影した前記上方映像データと前記側方映像データを同時に表示および記録する機能を有する前記パソコン本体と、からなる請求項1記載のぬれ性評価装置。
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