JP4644993B2 - 経穴探査装置および治療効果判定装置 - Google Patents
経穴探査装置および治療効果判定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4644993B2 JP4644993B2 JP2001251876A JP2001251876A JP4644993B2 JP 4644993 B2 JP4644993 B2 JP 4644993B2 JP 2001251876 A JP2001251876 A JP 2001251876A JP 2001251876 A JP2001251876 A JP 2001251876A JP 4644993 B2 JP4644993 B2 JP 4644993B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood pressure
- pulse
- pressure
- unit
- pulse wave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/68—Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
- A61B5/6801—Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
- A61B5/6802—Sensor mounted on worn items
- A61B5/681—Wristwatch-type devices
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/02—Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
- A61B5/021—Measuring pressure in heart or blood vessels
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/02—Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
- A61B5/021—Measuring pressure in heart or blood vessels
- A61B5/02108—Measuring pressure in heart or blood vessels from analysis of pulse wave characteristics
- A61B5/02116—Measuring pressure in heart or blood vessels from analysis of pulse wave characteristics of pulse wave amplitude
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/68—Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
- A61B5/6801—Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
- A61B5/6813—Specially adapted to be attached to a specific body part
- A61B5/6825—Hand
- A61B5/6826—Finger
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/68—Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
- A61B5/6801—Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
- A61B5/683—Means for maintaining contact with the body
- A61B5/6838—Clamps or clips
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H39/00—Devices for locating or stimulating specific reflex points of the body for physical therapy, e.g. acupuncture
- A61H39/02—Devices for locating such points
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/05—Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves
- A61B5/053—Measuring electrical impedance or conductance of a portion of the body
- A61B5/0531—Measuring skin impedance
- A61B5/0532—Measuring skin impedance specially adapted for acupuncture or moxibustion
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Surgery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Pathology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Rehabilitation Therapy (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Physiology (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Pain & Pain Management (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Finger-Pressure Massage (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、東洋医学における経穴(つぼ)に関連した、経穴探査装置および治療効果判定装置に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】
鍼灸治療においては、東洋医学において経穴(つぼ)と呼ばれる身体における位置に鍼または灸をほどこして治療を行う。その治療効果は、そのような治療が正しい経穴の位置に行われたか否かによって大きく異なることが知られている。そこで、鍼灸治療においては、正確な経穴の位置を知ることが重要となる。
【0003】
しかしながら、現在の一般的な鍼灸治療においては、東洋医学の文献に示される経絡図による概ねの位置情報と、臨床経験に基づく勘や試し打ちなどとによって、主観的に経穴の位置が探査されている。そのため、経穴の位置の決定に客観性が乏しく、再現性にも問題がある。
【0004】
また、そのようにして決定された経穴の位置に対して行われた鍼灸治療の効果は、患者に対する問診や、鍼灸治療師による脈診すなわち患者の橈骨動脈を指先で触れて脈波の状態を診断したりして行われており、その判定においても客観性が乏しい。
【0005】
一方、皮膚の接触抵抗が周囲に比べて小さい点を経穴として探査する経穴の探査装置があるが、その探査結果の信頼性には疑問が呈されている。
【0006】
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであって、その目的は、以下のいずれかの作用効果を奏することのできる経穴探査装置および治療効果判定装置を提供することにある。
【0007】
1) 経穴の位置を客観的に再現性よく探査することができる。
【0008】
2) 鍼灸治療の効果を客観的に判定することができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明に係る経穴探査装置は、
脈波を検出する脈波検出部と、
皮膚を刺激できるように形成された端部を備える刺激部と、
前記刺激部による刺激を与える前後において、前記脈波検出部によって検出された脈波波形を記憶する記憶部を備え、その記憶部に記憶された脈波波形を用いて、前記刺激部によって刺激した箇所が経穴であるか否かを判定する経穴判定部と、
を有することを特徴としている。
【0010】
本発明によれば、刺激部による刺激を与える前後において脈波検出部によって検出され、記憶部に記憶された脈波波形を用いて、刺激部によって刺激した箇所が経穴であるか否かを経穴判定部が判定することができる。これによって、経穴の位置を客観的に探査することが可能となり、探査位置の再現性が高まる。
【0011】
(2) 本発明に係る経穴探査装置は、
脈波を検出する脈波検出部と、
皮膚を刺激できるように形成された端部を備える刺激部と、
複数箇所において与えた前記刺激部によるそれぞれの刺激の後において前記脈波検出部によって検出された脈波波形を記憶する記憶部を備え、その記憶部に記憶された脈波波形を用いて、各刺激箇所が経穴であるか否かを判定する経穴判定部と、
を有することを特徴としている。
【0012】
本発明によれば、複数箇所において与えた刺激部によるそれぞれの刺激の後において脈波検出部によって検出され、記憶部に記憶された脈波波形を用いて、刺激部によって刺激した各箇所が経穴であるか否かを経穴判定部が判定することができる。これによって、経穴の位置を客観的に探査することが可能となり、探査位置の再現性が高まる。
【0013】
(3) 前記経穴判定部は、前記脈波波形の指標を導出する脈波波形指標導出部を備え、前記指標を用いて前記刺激部によって刺激した箇所が経穴であるか否かを判定してもよい。
【0014】
(4) 前記脈波波形指標導出部は、収縮期血圧と拡張期血圧との差圧である脈圧、切痕の血圧と収縮期血圧との差圧である駆出後期圧、切痕の血圧と切痕波ピークの血圧との間の血圧差である切痕波高、切痕の血圧と収縮期血圧との差圧である駆出後期圧を前記脈圧で正規化した駆出後期圧比、切痕の血圧と切痕波ピークの血圧との間の血圧差である切痕波高を前記脈圧で正規化した切痕波高比、拡張期血圧と退潮波ピーク血圧との血圧差である退潮波高を前記脈圧で正規化した退潮波高比、または、脈拍を、前記記憶部に記憶された脈波波形から導出してもよい。
【0015】
(5) 本発明に係る治療効果判定装置は、
脈波を検出する脈波検出部と、
少なくとも先端部が鍼灸に用いられる鍼状に形成された鍼状部と、
前記鍼状部による鍼打ちを行う前後において、前記脈波検出部によって検出された脈波波形を記憶する記憶部を備え、その記憶部に記憶された脈波波形を用いて鍼打ちの治療効果を判定する治療効果判定部と、
を有することを特徴としている。
【0016】
本発明によれば、鍼状部による鍼打ちを行う前後において脈波検出部によって検出され、記憶部に記憶された脈波波形を用いて、鍼状部によって行った鍼打ち治療効果を治療効果判定部が判定できる。これによって、鍼打ちによる治療の効果を客観的に判定することができる。
【0017】
(6) 前記治療効果判定部は、前記脈波波形の指標を導出する脈波波形指標導出部を備え、前記指標を用いて前記鍼状部によって鍼打ちの治療効果を判定してもよい。
【0018】
(7) 前記脈波波形指標導出部は、収縮期血圧と拡張期血圧との差圧である脈圧、切痕の血圧と収縮期血圧との差圧である駆出後期圧、切痕の血圧と切痕波ピークの血圧との間の血圧差である切痕波高、切痕の血圧と収縮期血圧との差圧である駆出後期圧を前記脈圧で正規化した駆出後期圧比、切痕の血圧と切痕波ピークの血圧との間の血圧差である切痕波高を前記脈圧で正規化した切痕波高比、拡張期血圧と退潮波ピーク血圧との血圧差である退潮波高を前記脈圧で正規化した退潮波高比、または、脈拍を、前記記憶部に記憶された脈波波形から導出してもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら、さらに具体的に説明する。
【0020】
1. <基本原理>
図1は、動脈例えば橈骨動脈における典型的な血圧波形を示すグラフである。この図に示したように動脈における血圧波形は、通常、最も高いピークを持つ駆出波(ejection wave)、次に高いピークを持つ退潮波(tidal wave)、3つ目のピークである切痕波(dicrotic wave)を備えている。また、退潮波と切痕との間の極小点または変曲点は切痕(dicrotic notch)と呼ばれる。そして、駆出波のピークは、血圧波形において最も高い血圧である収縮期血圧(最高血圧)BPsysに対応している。また拡張期血圧(最低血圧)BPdiaは、血圧波形において最も低い血圧に対応している。そして、収縮期血圧BPsysと拡張期血圧BPdiaとの差圧は、脈圧ΔBPと呼ばれる。さらに、平均血圧BPmeanは、血圧波形を積分して時間平均を求めることにより得られる。
【0021】
さらに、本明細書においては、収縮期血圧BPsysと切痕における血圧との差圧を駆出後期圧ΔBPPと、切痕における血圧と切痕波ピークにおける血圧との差圧を切痕波高ΔBPDと、拡張期血圧と退潮波ピーク血圧との血圧差を退潮波高BPTpと、それぞれ呼ぶ。
【0022】
ところで、血管拡張作用のあるカルシウム拮抗剤であるニフェジピンは、血管伸展性を一時的に向上させる薬理作用を持つことが知られており、その作用は交感神経が抑制され副交感神経が支配的な生理状態になった場合に類似している。本願発明者は、複数の被験者において、ニフェジピンを被験者に投与する前後において駆出後期圧ΔBPP(mmHg)を測定してみた。表1はその結果を示しており、この表において、投与前のΔBPP(mmHg)はニフェジピンを投与する前1時間における橈骨動脈圧波形の加算平均から得た駆出後期圧ΔBPPであり、投与後のΔBPP(mmHg)はニフェジピンを投与後1時間における橈骨動脈圧波形の加算平均から得た駆出後期圧ΔBPPである。
【0023】
【表1】
【0024】
この表に示したように、被験者AおよびBにおいては、ニフェジピン投与前後において駆出後期圧ΔBPPの有意差が見られなかったが、他の4名の被験者C〜Fにおいてはニフェジピン投与後における駆出後期圧ΔBPPの増加が明らかに認められる。すなわち、橈骨動脈圧波形から得られる指標の一つである駆出後期圧ΔBPPは、異なる生理状態において明らかに異なる数値を示すことがわかる。
【0025】
したがって、橈骨動脈圧波形から得られる指標例えば駆出後期圧ΔBPPの変化をモニタすることによって、被験者の生理状態の変化を検知することが可能であると言える。
【0026】
2. <実施形態A>
2.1 経穴探査装置の機能的構成
図2は、本実施形態に係る経穴探査装置10の機能的構成を示すブロック図である。この図に示すように、経穴探査装置10は、刺激部14、脈波検出部18、経穴判定部30、表示部50、および制御部54を備えて構成される。
【0027】
刺激部14は、皮膚を擦過刺激できるように形成された端部を備えて形成されている。
【0028】
脈波検出部18は、例えば圧力センサを備えて構成され、脈波すなわち左心室の各収縮とともに起こる動脈の進行性膨張に伴う波形を検出する。
【0029】
経穴判定部30は、刺激部14による刺激を与える前後において、脈波検出部18によって検出された脈波波形を用いて、刺激部14によって刺激した箇所が経穴であるか否かを判定する。経穴判定部30は、例えば、記憶部34と、脈波波形指標導出部38と、判定部42とを備えて構成される。さらに具体的には、経穴判定部30は、例えば、CPUと、そのCPUを動作させるプログラムが格納されたメモリとを含んで構成される。
【0030】
記憶部34は、刺激部による刺激を与える前後において脈波検出部18によって検出された脈波波形を記憶する。記憶部34は、半導体メモリ、磁気または光を利用した記憶媒体の少なくともいずれかを用いて形成することができる。
【0031】
脈波波形指標導出部38は、記憶部34に記憶された脈波波形を用いて、脈波波形の指標例えば駆出後期圧ΔBPPを導出する。
【0032】
判定部42は、脈波波形指標導出部38が導出した刺激部14による刺激を与える前後における指標例えば駆出後期圧ΔBPPを用いて、刺激部14によって刺激した箇所が経穴であるか否かを判定する。
【0033】
表示部50は、刺激部14によって刺激した箇所が経穴であるか否かについての経穴判定部30による判定結果を文字や記号またはグラフなどとして表示する。
【0034】
2.2 経穴探査装置の外観的構成
本実施形態に係る経穴探査装置10の刺激部14を除く部分は、例えば図3および図4に示すように腕時計の形状に形成することができる。なお、図3は外観を示す斜視図であり、図4は手首に装着した状態を示す斜視図である。
【0035】
これらの図に示すように、経穴探査装置10の刺激部14を除く部分は、本体部62と、本体部62に取り付けられた一対のバンド58と、バンド58に沿って移動可能にバンド58に取り付けられたセンサ保持部59とを備えている。センサ保持部59には、突出して設けられた圧力センサ68を含む脈波検出部18が備えられている。圧力センサ68と本体部62とは、圧力センサ68による検出信号を伝達する図示しない配線例えばFPC(flexible printed circuit)基板によって結ばれている。
【0036】
本体部62は、図示せぬ半導体集積回路(IC)を少なくとも1つ備えている。図3においては、このICが時計機能も持つ例を示しており、表示部50に時刻情報を表示した場合を示している。また、各種操作を行うための操作ボタン61は、例えば、脈波を測定する測定モードと時刻を表示する時計モードの切り替えなどを行ったり、各種入力を行ったりするために用いられる。
【0037】
そして、経穴探査装置10の使用時においては、図4に示すように、センサ保持部59が橈骨動脈98の近傍に位置するように、腕時計構造の経穴探査装置10が被験者の手首に巻き回される。そして、センサ保持部59に設けられている圧力センサ68が例えば橈骨動脈98上に位置するように、センサ保持部59をバンド58に沿ってスライドさせて位置決めする。
【0038】
このようにして圧力センサ68が、被験者の橈骨動脈98に押圧されると、その動脈における血流の変動に伴う血管壁の振動に対応する脈波が圧力センサ68を備える脈波検出部18に伝達され、経穴探査装置10は脈波を随時検出することが可能となる。なお、脈波波形はその血管における血圧波形とほぼ同様の形状を持つ波形として検出することができる。
【0039】
2.3 経穴探査装置の動作
経穴探査装置10は、例えば次のように動作して、被験者を刺激部によって刺激した箇所が経穴であるか否かを判定する。
【0040】
まず、バンド58を手首に巻き回し、センサ保持部59が橈骨動脈98の近傍上に位置する状態で装着する。
【0041】
次に、刺激部14による刺激を被験者に与える前に、例えば圧力センサ68を備える脈波検出部18は、手首の動脈例えば橈骨動脈98における血流に伴う血管壁の振動波形すなわち脈波波形を圧力波形として検出する。そして、圧力センサ68によって検出された脈波波形を記憶部34が記憶する。次いで、記憶部34に記憶されたその脈波波形を用いて、脈波波形指標導出部38が脈波波形の指標を導出する。
【0042】
その後、経穴と推定される被験者の部位を刺激部14によって刺激する。
【0043】
刺激部14による刺激を被験者に与えた後に、圧力センサ68は再び脈波波形を検出する。そして、圧力センサ68によって検出された脈波波形を記憶部34が記憶する。次いで、記憶部34に記憶されたその脈波波形を用いて、脈波波形指標導出部38は脈波波形の指標例えば駆出後期圧ΔBPPを導出する。
【0044】
次に、脈波波形指標導出部38が導出した刺激部14による刺激を与える前後における指標例えば駆出後期圧ΔBPPを用いて、刺激部14によって刺激した箇所が経穴であるか否かを判定部42が判定する。
【0045】
その判定結果は、例えば液晶表示装置を含んで構成された表示部50によって、文字やグラフなどとして表示される。
【0046】
2.4 実施形態Aの変形例
2.4.1 本実施形態におけるここまでの記載では、経穴判定部30において、脈波波形指標導出部38が導出し、刺激された部位が経穴であるか否かを判定部42が判定するために用いる指標が駆出後期圧ΔBPPである例を示した。しかしながら、経穴判定部30において、脈波波形指標導出部38が導出し、判定部42が判定に用いる指標は、収縮期血圧と拡張期血圧との差圧である脈圧ΔBP、切痕の血圧と切痕波ピークの血圧との間の血圧差である切痕波高ΔBPD、切痕の血圧と収縮期血圧との差圧である駆出後期圧を脈圧で正規化した駆出後期圧比ΔBPP/ΔBP、切痕の血圧と切痕波ピークの血圧との間の血圧差である切痕波高を脈圧で正規化した切痕波高比ΔBPD/ΔBP、拡張期血圧と退潮波ピーク血圧との血圧差である退潮波高を脈圧で正規化した退潮波高比BPTp/ΔBP、または、脈拍であってもよい。
【0047】
2.4.2 本実施形態におけるここまでの記載においては、脈波検出部が脈波を検出する動脈は、橈骨動脈98である場合を示した。しかしながら、脈波検出部が脈波を検出する動脈は、四肢および指のいずれかの動脈、例えば、手首の尺骨動脈、手指の動脈である掌側指動脈、上腕部の上腕動脈、または下肢の膝窩動脈であってもよい。あるいは、脈波検出部が脈波を検出する動脈は、体表から遠くない位置を流れる他の動脈、例えば、頸動脈や大腿動脈であってもよい。
【0048】
2.4.3 本実施形態におけるここまでの記載においては、脈波検出部として圧力センサを用いる例を示したが、脈波波形は血流量の変化波形とほぼ同様の波形となるため、動脈に対する光照射と、動脈内の血液による反射光量の変化または透過光量の変化の検出とを行うように形成された光センサを、圧力センサに代えて脈波検出部として使用できる。
【0049】
例えば、このような光センサは、LED(light-emitting diode)とフォトトランジスタを用いて構成することができる。ここで、LEDの発光波長を血液中のヘモグロビンの反射または吸収波長ピーク付近に選び、フォトトランジスタの受光波長領域をヘモグロビンの反射または吸収波長ピーク付近に選べば、受光レベルは血流量に応じて変化する。このようにして受光レベルを検出することによって、脈波波形を検出することができる。
【0050】
このような光センサは、血流量に対応して変化する脈波すなわち容積脈波を、皮膚付近に存在する毛細血管網における赤血球量の変動としてとらえ、皮膚に照射した光の透過量または反射量の変動として検出することができるため、センサを必ずしも橈骨動脈などの位置に合わせることなく検出することができる。したがって、このような光センサを用いた脈波検出部は、皮膚付近に存在する毛細血管における赤血球量の変動を、末梢動脈における脈波(容積脈波)として安定して検出することが可能である。
【0051】
なお、前述したように、本実施形態の経穴探査装置10は、刺激部14によって刺激した箇所が経穴であるか否かを判定するために用いる指標として、切痕の血圧と最高血圧との差圧である駆出後期圧を最高血圧と最低血圧との差圧である脈圧で正規化した駆出後期圧比ΔBPP/ΔBP、切痕の血圧と切痕波ピークの血圧との間の血圧差である切痕波高を脈圧で正規化した切痕波高比ΔBPD/ΔBP、退潮波ピーク血圧を脈圧で正規化したΔBPTP/ΔBP、または、脈拍を用いることができる。したがって、脈波検出部として必ずしも絶対的な血圧を検出するセンサを用いる必要がない。したがって、血圧波形と同様な形状の波形を得ることができる光電式センサを脈波検出部として用いることによっても、前述した経穴探査装置と同様な作用効果を奏することができる経穴探査装置を構成できる。
【0052】
図5(A)、図5(B)、および図5(C)は、このような脈波検出部18Aを備えた経穴探査装置10Aの刺激部14を除く部分の一例を示す外観図である。経穴探査装置10Aは、腕時計状の構造を有する本体部62Aと、この本体部62Aのコネクタ部20にコネクタピース57を介して接続されるケーブル64と、このケーブル64の先端側に設けられた脈波検出部18Aとを含んで構成されている。本体部62Aにはリストバンド56が取り付けられ、リストバンド56によって本体部62Aが被験者の手首に装着される。
【0053】
本体部62Aはコネクタ部20を備えており、コネクタ部20にはケーブル64の端部となっているコネクタピース57が着脱自在に取り付けられている。
【0054】
図5(C)は、このコネクタピース57を取り外したコネクタ部20を示しており、例えば、ケーブル64との接続ピン21や、データ転送を行うためのLED22およびフォトトランジスタ23を備えている。
【0055】
また、本体部62Aの表面側には、液晶パネルからなる表示部50Aが設けられている。表示部50Aは、セグメント表示領域や、ドット表示領域などを有し、中枢血圧波形、中枢血圧波形指標、または解析結果など表示する。なお、表示部50Aには液晶パネルではなく他の表示装置を用いてもよい。
【0056】
本体部62Aの内部には、各種演算や変換などを制御するCPU(central processing unit)、CPUを動作させるプログラムその他を記憶するメモリを備え(図示省略)、本体部62Aの外周部には各種操作や入力を行うための操作ボタン61Aがそれぞれ設けられている。
【0057】
一方、脈波検出部18Aは、図5(B)に示すように、センサ固定用バンド65によって遮光されて、被験者の人差し指の根本付近に装着される。このように、脈波検出部18Aを指の根本付近に装着すると、ケーブル64が短くて済むので、装着しても邪魔にならない。また、指の根元付近は指先に比べると気温による血流量の変化が少ないため、検出した脈波波形に対する気温などの影響が比較的少ない。
【0058】
2.4.4 本実施形態におけるここまでの記載においては、経穴判定部30、表示部50、および制御部54が本体部62に組み込まれている例を示したが、少なくともいずれかは別体として形成して脈波検出部18や刺激部14などに電気的に接続されていてもよい。
【0059】
2.4.5 本実施形態におけるここまでの記載においては、告知部として、例えば液晶表示装置を備えて構成された表示部50を用い、表示部50が文字やグラフなどとして表示することによって告知する例を示した。しかしながら、表示部50に替えてあるいは表示部50とともに、プリンタ、または、音声合成装置およびスピーカなどを含んで構成したものを告知部として用い、このような情報を文字やグラフなどとして、表示、印字、あるいは音声として告知するようにしてもよい。
【0060】
2.5 実施形態Aの作用効果
以上のように本実施形態に係る経穴探査装置10は、刺激部14による刺激を与える前後において脈波検出部18によって検出され、記憶部34に記憶された脈波波形を用いて、刺激部14によって刺激した箇所が経穴であるか否かを経穴判定部30が判定することができる。これによって、経穴の位置を客観的に探査することが可能となり、探査位置の再現性が高まる。
【0061】
3. <実施形態B>
本実施形態の経穴探査装置は、複数箇所において与えた前記刺激部によるそれぞれの刺激の後において前記脈波検出部によって検出された脈波波形を記憶部が記憶し、経穴判定部はその記憶部に記憶された脈波波形を用いて、各刺激箇所が経穴であるか否かを判定するように構成された点が実施形態Aとは異なる。以下においては、実施形態Aと相違する点を中心に説明する。それ以外の点については、実施形態Aと同様であるので説明を省略する。また、図面において対応する部分には同一の符号を付す。
【0062】
3.1 経穴探査装置の機能的構成
図6は、本実施形態に係る経穴探査装置11の機能的構成を示すブロック図である。本実施形態の機能的構成は、実施形態Aの機能的構成とほぼ同様である。しかしながら、経穴判定部の動作が幾分異なる。
【0063】
すなわち、本実施形態においては、経穴判定部31は、複数箇所において与えた刺激部14によるそれぞれの刺激の後において脈波検出部18によって検出された脈波波形を記憶する。そして、複数箇所の刺激を行った後に、記憶されたそれらの脈波波形を用いて各刺激箇所が経穴であるか否かを判定する。経穴判定部31は、実施形態Aと同様に、例えば、記憶部35と、脈波波形指標導出部38と、判定部43とを備えて構成される。
【0064】
記憶部35は、複数箇所において与えた刺激部14によるそれぞれの刺激の後において脈波検出部18によって検出された、複数の脈波波形を記憶する。
【0065】
脈波波形指標導出部38は、記憶部35に記憶された脈波波形を用いて、各脈波波形の指標例えば駆出後期圧ΔBPPを導出する。
【0066】
判定部43は、記憶部35に記憶された複数の脈波波形のそれぞれに対応する指標を用いて、刺激部14によって刺激した各箇所が経穴であるか否かを判定する。例えば、判定部43は、記憶部35に記憶された複数の脈波波形のそれぞれについて、脈波波形指標導出部38によって導出された駆出後期圧ΔBPPを互いに比較することによって、刺激部14によって刺激した各箇所が経穴であるか否かを判定する。
【0067】
3.2 経穴探査装置の外観的構成
本実施形態に係る経穴探査装置10の外観的構成は実施形態Aと同様とすることができる。
【0068】
3.3 経穴探査装置の動作
本実施形態の経穴探査装置11は、例えば、次のように動作して、被験者を刺激部14によって刺激した箇所が経穴であるか否かを判定する。
【0069】
まず、バンド58を手首に巻き回し、センサ保持部59が橈骨動脈98の近傍上に位置する状態で装着する。
【0070】
次に、刺激部14によって、経穴であると推定される箇所を刺激する。
【0071】
刺激部14による刺激を被験者に与えてから所定時間の後に、圧力センサ68は脈波波形を検出する。そして、圧力センサ68によって検出された脈波波形を記憶部35が記憶する。
【0072】
このような刺激部14による刺激と、その刺激の所定時間後に検出された脈波波形の検出および記憶とを複数の箇所において繰り返す。
【0073】
その後、記憶部35に記憶された各刺激箇所に対応する脈波波形を用いて、脈波波形指標導出部38は各刺激箇所に対応する脈波波形の指標例えば駆出後期圧ΔBPPを導出する。そして、複数の刺激箇所に対応する指標を互いに比較することによって、各刺激箇所が経穴であるか否かを判定部43が判定する。
【0074】
その判定結果は、例えば液晶表示装置を含んで構成された表示部50によって、文字やグラフなどとして表示される。
【0075】
3.4 実施形態Bの変形例
3.4.1 本実施形態におけるここまでの記載では、記憶部が複数の刺激箇所に対応する脈波を記憶し、脈波波形指標導出部はそれら複数箇所に対応する脈波が得られた後に指標を導出する例を示した。しかしながら、脈波波形指標導出部はそれら各刺激箇所に対応する脈波が得られたごとに、指標を導出するようにしてもよい。
【0076】
3.4.2 本実施形態においても実施形態Aに示した各変形例を同様に適用することができる。
【0077】
3.5 実施形態Bの作用効果
以上のように、複数箇所において与えた刺激部14によるそれぞれの刺激の後において脈波検出部18によって検出され、記憶部35に記憶された脈波波形を用いて、刺激部14によって刺激した各箇所が経穴であるか否かを経穴判定部31が判定することができる。これによって、経穴の位置を客観的に探査することが可能となり、探査位置の再現性が高まる。
【0078】
4. <実施形態C>
本実施形態の鍼治療効果判定装置は、刺激部に替えて鍼状部が用いられ、経穴判定部に替えて治療効果判定部が用いられている点が実施形態Aの経穴探査装置との主な相違点である。以下においては、実施形態Aと異なる点を中心に説明する。それ以外の点については、実施形態Aと同様であるので説明を省略する。また、図面において対応する部分には同一の符号を付す。
【0079】
4.1 治療効果判定装置の機能的構成
図7は、本実施形態に係る治療効果判定装置12の機能的構成を示すブロック図である。本実施形態の機能的構成は、実施形態Aの機能的構成とほぼ同様である。しかしながら、刺激部14に替えて鍼状部15が用いられ、経穴判定部30に替えて治療効果判定部32が用いられている。
【0080】
鍼状部15は、鍼灸に用いられる鍼状に形成された先端部を備えて形成されている。
【0081】
治療効果判定部32は、鍼状部による鍼打ちを行う前後において、脈波検出部18によって検出された脈波波形を用いて鍼打ちの治療効果を判定する。治療効果判定部32は、例えば、記憶部36と、脈波波形指標導出部38と、判定部44とを備えて構成される。さらに具体的には、治療効果判定部32は、例えば、CPUと、そのCPUを動作させるプログラムが格納されたメモリとを含んで構成される。
【0082】
記憶部36は、鍼状部15による鍼打ちを行う前後において脈波検出部18によって検出された脈波波形を記憶する。記憶部36は、半導体メモリ、磁気または光を利用した記憶媒体の少なくともいずれかを用いて形成することができる。
【0083】
脈波波形指標導出部38は、記憶部36に記憶された脈波波形を用いて、脈波波形の指標例えば駆出後期圧ΔBPPを導出する。
【0084】
判定部44は、鍼状部15によって鍼打ちを行う前後において、脈波検出部18によって検出された脈波波形を用いて鍼打ちの治療効果を判定する。例えば、判定部44は、脈波波形から導出される指標である駆出後期圧ΔBPPの鍼打ち前後の変化を用いて治療効果を判定する。
【0085】
表示部50は、鍼状部15による鍼打ち効果の判定結果を文字や記号またはグラフなどとして表示する。
【0086】
4.2 治療効果判定装置の外観的構成
本実施形態に係る治療効果判定装置10の鍼状部15を除く外観的構成は、実施形態Aと同様とすることができる。
【0087】
図8は、鍼状部15の形状の一例を示す模式的な外観図である。この例に示す鍼状部15は、皮膚に直接触れる針先部材16と、鍼状部を保持するための被保持部材17とを備えて構成されている。
【0088】
4.3 治療効果判定装置の動作
治療効果判定装置10は、例えば次のように動作して、鍼打ちの治療効果を判定する。
【0089】
まず、バンド58を手首に巻き回し、センサ保持部59が橈骨動脈98の近傍上に位置する状態で装着する。
【0090】
次に、鍼状部15による鍼打ちを行う前に、圧力センサ68を備える脈波検出部18が脈波波形を検出する。そして、圧力センサ68によって検出された脈波波形を記憶部36が記憶する。次いで、記憶部36に記憶されたその脈波波形を用いて、脈波波形指標導出部38が脈波波形の指標例えば駆出後期圧ΔBPPを導出する。
【0091】
その後、治療目的に沿った被験者の部位に鍼状部15によって鍼打ちする。
【0092】
鍼状部15による鍼打ちを被験者に与えた後に、圧力センサ68は再び脈波波形を検出する。そして、圧力センサ68によって検出された脈波波形を記憶部36が記憶する。次いで、記憶部36に記憶されたその脈波波形を用いて、脈波波形指標導出部38は脈波波形の指標を導出する。
【0093】
次に、脈波波形指標導出部38が導出した鍼状部15による刺激を与える前後における指標を用いて、鍼状部15による鍼打ちの効果を判定部44が判定する。
【0094】
その判定結果は、例えば液晶表示装置を含んで構成された表示部50によって、文字やグラフなどとして表示される。
【0095】
4.4 実施形態Cの変形例
4.4.1 本実施形態におけるここまでの記載では、治療効果判定部32において、脈波波形指標導出部38が導出し、治療効果を判定部44が判定するために用いる指標が駆出後期圧ΔBPPである例を示した。しかしながら、治療効果判定部32において、脈波波形指標導出部38が導出し、判定部44が判定に用いる指標は、収縮期血圧と拡張期血圧との差圧である脈圧ΔBP、切痕の血圧と切痕波ピークの血圧との間の血圧差である切痕波高ΔBPD、切痕の血圧と収縮期血圧との差圧である駆出後期圧を脈圧で正規化した駆出後期圧比ΔBPP/ΔBP、切痕の血圧と切痕波ピークの血圧との間の血圧差である切痕波高を脈圧で正規化した切痕波高比ΔBPD/ΔBP、拡張期血圧と退潮波ピーク血圧との血圧差である退潮波高を脈圧で正規化した退潮波高比BPTp/ΔBP、または、脈拍であってもよい。
【0096】
4.4.2 本実施形態においても実施形態Aに示した、変形例2.4.2、変形例2.4.3、変形例2.4.4、および変形例2.4.5を同様に適用することができる。
【0097】
4.5 実施形態Cの作用効果
以上のように本実施形態に係る治療効果判定装置10は、鍼状部15による鍼打ちを行う前後において脈波検出部18によって検出され、記憶部36に記憶された脈波波形を用いて、鍼状部15によって行った鍼打ち治療効果を治療効果判定部32が判定できる。これによって、鍼打ちによる治療の効果を客観的に判定することができる。
【0098】
5. <実施形態D>
前述した各実施形態では脈波検出部18または18Aが検出した脈波波形を用いて、経穴の探査または治療効果の判定を行う例を示した。しかしながら、脈波検出部に加えて、例えば以下に示すような血圧測定部および変換部を備えて構成することによって、脈波波形を血圧波形に変換し、その血圧波形を用いて経穴の探査または治療効果の判定を行うようにしてもよい。
【0099】
図9は、血圧測定部80の機能的構成、および、血圧測定部80に関連する部分すなわち脈波検出部18および変換部72との関係を示すブロック図である。なお、脈波検出部としては前述した各実施形態で示した脈波検出部18または脈波検出部18Aに限らず、脈波波形を検出するセンサを備えるものであれば他の脈波検出部を用いることもできる。
【0100】
血圧測定部80は、脈波検出部18が脈波を検出する部位における血圧を測定する。血圧測定部80の一例については更に後述する。
【0101】
変換部72は、血圧測定部80が測定した血圧値を用いて、脈波検出部18が検出した脈波波形をその部位における血圧波形に変換する。例えば、変換部72は、血圧測定部80が測定した拡張期血圧と収縮期後期血圧との間の振幅を持つようにすることによって、脈波波形を対応する血圧波形に変換する。このようにして得られた血圧波形は、経穴判定部30または31、あるいは治療効果判定部32に入力され、脈波波形に替えて血圧波形を用いた判定が行われる。
【0102】
図10は、血圧測定部の一例としての血圧測定部82を用いて血圧測定を行う様子を示す模式図である。血圧測定部82は、脈波検出部18が脈波を検出する部位、例えば手首に帯状体91を装着して血圧測定を行う。帯状体91は、その内面側に、袋状の圧力付加部89を備えており、圧力付加部が橈骨動脈98に対向する位置となるようにして指に巻き付けられる。
【0103】
圧力付加部89は、袋状に形成されており、管路87を介してポンプ86および排気バルブ88が接続されている。圧力付加部89に充填される流体例えば空気の量をポンプ86や排気バルブ88などで調節することによって、圧力付加部89の体積が制御され、それによって圧力付加部89が橈骨動脈98を押圧する押圧力が調節される。
【0104】
また、前述した管路87には、流体の圧力変化を検出する圧力センサ90が取り付けられている。圧力センサ90は、圧力付加部89および管路87を介して流体の圧力変化として伝わる橈骨動脈98の振動を検出するように形成されている。すなわち、橈骨動脈98上に位置する圧力付加部89は橈骨動脈98の振動に対応して押圧されるため、圧力付加部89内の流体の圧力が橈骨動脈98の振動によって変化することになる。したがって、そのような圧力変化を検出する圧力センサ90は、橈骨動脈98の振動に対応する信号を出力することができる。
【0105】
図9の一部として示すように、血圧測定部80は、前述した各部に加えて、制御部84および血圧決定部92を備えて構成されている。
【0106】
制御部84は、ポンプ86や排気バルブ88の動作を制御して圧力付加部89内に充填された流体の量を調節して、圧力付加部89が印加する圧力を変化させて、圧力付加部89が橈骨動脈98を所定範囲のさまざまな押圧力で押圧するように制御する。制御部84は、例えば、CPUと、そのCPUを動作させるプログラムが格納された記憶部例えば半導体メモリを含んで構成される。
【0107】
血圧決定部92は、圧力付加部89が加えているさまざまな押圧力の情報を制御部84から取り込み、それら各押圧力における圧力センサ90からの検出信号を取り込んで、それらをもとに、最高血圧および最低血圧を決定する。血圧決定部92は、例えば、CPUと、そのCPUを動作させるプログラムが格納されたメモリを含んで構成されている。
【0108】
ここで、前述のように構成された血圧測定部82が血圧測定を行う動作について説明する。
【0109】
まず、圧力付加部89が橈骨動脈98に対応する位置となるようにして、カフ状の帯状体91が手首に巻き付けられる。
【0110】
次に、制御部84によってポンプ86および排気バルブ88を制御して、圧力付加部89内に充填された流体の量を調節して、圧力付加部89が印加する圧力を変化させて、圧力付加部89が橈骨動脈98を所定範囲のさまざまな押圧力で押圧するように制御する。すなわち、圧力付加部89の押圧力は、血圧値として一般的に遭遇しうる範囲を幾分超える範囲、例えば250〜20mmHgの範囲となるように制御部84によって制御される。
【0111】
それらの圧力付加部89の各押圧力において、橈骨動脈98の振動を検出する圧力センサ90が、圧力付加部89によって狭窄状態とされた血管を流れる血流による血管壁の振動に対応する信号を検出する。その結果は、圧力付加部89の各押圧力に対応させて、血圧決定部92に記憶される。なお、圧力付加部89が印加する各押圧力値は、その押圧力を制御する制御部84から血圧決定部92に伝達される。
【0112】
次いで、圧力付加部89の前述した押圧力の設定範囲に分布して、十分なサンプル数が得られた時点で、血圧決定部92は、血圧の決定を行う。すなわち、圧力センサ90が狭窄状態の血管を流れる血流に伴う振動を検出する最も高い圧力付加部89の押圧力を最高血圧とし、圧力センサ90が狭窄状態の血管を流れる血流に伴う振動を検出する最も低い圧力付加部89の押圧力を最低血圧として、決定する。なお、この血圧決定の原理は、腕帯に加える圧力を変化させながら、腕帯により押圧される動脈の末梢側において押圧により狭められた血管を流れる血流に伴う血管壁の振動をモニタして血圧を決定する血圧測定法、いわゆる聴診法と同様である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内、または、特許請求の範囲の均等範囲内で、各種の変形実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】動脈における典型的な血圧波形を示すグラフである。
【図2】実施形態Aに係る経穴探査装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】実施形態Aに係る経穴探査装置の刺激部を除く部分の外観図である。
【図4】図3に示した経穴探査装置を手首に装着した状態を示す斜視図である
【図5】(A)、(B)、および(C)は、変形例の脈波検出部を備えた経穴探査装置の刺激部を除く部分の一例を示す外観図である。
【図6】実施形態Bに係る経穴探査装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図7】実施形態Cに係る治療効果判定装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図8】鍼状部の形状の一例を示す模式的な外観図である。
【図9】血圧測定部の機能的構成、および、血圧測定部80に関連する部分との関係を示すブロック図である。
【図10】血圧測定部を用いて血圧測定を行う様子を示す模式図である。
【符号の説明】
10、11 経穴探査装置
12 治療効果判定装置
14 刺激部
15 鍼状部
18 脈波検出部
30、31 経穴判定部
32 治療効果判定部
34、35、36 記憶部
38 脈波波形指標導出部
42、43、44 判定部
68 圧力センサ
Claims (7)
- 脈波を検出する脈波検出部と、
皮膚を刺激できるように形成された端部を備える刺激部と、
前記刺激部による刺激を与える前後において、前記脈波検出部によって検出された脈波波形を記憶する記憶部を備え、その記憶部に記憶された脈波波形を用いて、前記刺激部によって刺激した箇所が経穴であるか否かを判定する経穴判定部と、
を有することを特徴とする経穴探査装置。 - 脈波を検出する脈波検出部と、
皮膚を刺激できるように形成された端部を備える刺激部と、
複数箇所において与えた前記刺激部によるそれぞれの刺激の後において前記脈波検出部によって検出された脈波波形を記憶する記憶部を備え、その記憶部に記憶された脈波波形を用いて、各刺激箇所が経穴であるか否かを判定する経穴判定部と、
を有することを特徴とする経穴探査装置。 - 請求項1または請求項2において、
前記経穴判定部は、前記脈波波形の指標を導出する脈波波形指標導出部を備え、前記指標を用いて前記刺激部によって刺激した箇所が経穴であるか否かを判定することを特徴とする経穴探査装置。 - 請求項3において、
前記脈波波形指標導出部は、収縮期血圧と拡張期血圧との差圧である脈圧、切痕の血圧と収縮期血圧との差圧である駆出後期圧、切痕の血圧と切痕波ピークの血圧との間の血圧差である切痕波高、切痕の血圧と収縮期血圧との差圧である駆出後期圧を前記脈圧で正規化した駆出後期圧比、切痕の血圧と切痕波ピークの血圧との間の血圧差である切痕波高を前記脈圧で正規化した切痕波高比、拡張期血圧と退潮波ピーク血圧との血圧差である退潮波高を前記脈圧で正規化した退潮波高比、または、脈拍を、前記記憶部に記憶された脈波波形から導出することを特徴とする経穴探査装置。 - 脈波を検出する脈波検出部と、
少なくとも先端部が鍼灸に用いられる鍼状に形成された鍼状部と、
前記鍼状部による鍼打ちを行う前後において、前記脈波検出部によって検出された脈波波形を記憶する記憶部を備え、その記憶部に記憶された脈波波形を用いて鍼打ちの治療効果を判定する治療効果判定部と、
を有することを特徴とする治療効果判定装置。 - 請求項5において、
前記治療効果判定部は、前記脈波波形の指標を導出する脈波波形指標導出部を備え、前記指標を用いて前記鍼状部によって鍼打ちの治療効果を判定することを特徴とする治療効果判定装置。 - 請求項6において、
前記脈波波形指標導出部は、収縮期血圧と拡張期血圧との差圧である脈圧、切痕の血圧と収縮期血圧との差圧である駆出後期圧、切痕の血圧と切痕波ピークの血圧との間の血圧差である切痕波高、切痕の血圧と収縮期血圧との差圧である駆出後期圧を前記脈圧で正規化した駆出後期圧比、切痕の血圧と切痕波ピークの血圧との間の血圧差である切痕波高を前記脈圧で正規化した切痕波高比、拡張期血圧と退潮波ピーク血圧との血圧差である退潮波高を前記脈圧で正規化した退潮波高比、または、脈拍を、前記記憶部に記憶された脈波波形から導出することを特徴とする治療効果判定装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001251876A JP4644993B2 (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 経穴探査装置および治療効果判定装置 |
US10/224,370 US6821255B2 (en) | 2001-08-22 | 2002-08-21 | Meridian point-probing device and curative effect-determining device |
CN02143754.8A CN1256928C (zh) | 2001-08-22 | 2002-08-22 | 经穴位置探测装置和治疗效果判断装置 |
EP02255856A EP1287803A3 (en) | 2001-08-22 | 2002-08-22 | Meridian point-probing device and curative effect- determining device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001251876A JP4644993B2 (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 経穴探査装置および治療効果判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003062033A JP2003062033A (ja) | 2003-03-04 |
JP4644993B2 true JP4644993B2 (ja) | 2011-03-09 |
Family
ID=19080450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001251876A Expired - Fee Related JP4644993B2 (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 経穴探査装置および治療効果判定装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6821255B2 (ja) |
EP (1) | EP1287803A3 (ja) |
JP (1) | JP4644993B2 (ja) |
CN (1) | CN1256928C (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013042858A1 (ko) * | 2011-09-20 | 2013-03-28 | (주)넥스젠 | 맥박신호를 이용한 사용자 맞춤형 경혈 자극장치 및 그 제어방법 |
Families Citing this family (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100467056B1 (ko) * | 2002-08-31 | 2005-01-24 | (주)유인바이오테크 | 자동혈압측정장치 및 방법 |
US7074190B2 (en) * | 2002-10-09 | 2006-07-11 | Industrial Technology Research Institute | Non-invasive apparatus system for monitoring drug hepatoxicity and uses thereof |
JP4555022B2 (ja) * | 2004-08-05 | 2010-09-29 | フクダ電子株式会社 | 脈波センサ及びそれを用いた生体情報測定装置 |
US8123624B2 (en) * | 2005-03-03 | 2012-02-28 | Theodore Weissenburger Caldwell | Shot Monitoring Watch |
JP2009540915A (ja) * | 2006-06-21 | 2009-11-26 | デーヨ メディ コンパニー リミテッド | アレイ圧力センサーを利用した脈波分析装置 |
US20080114273A1 (en) * | 2006-11-15 | 2008-05-15 | Shan-Chi Ko | Method for determining the stimulated point of human body |
US20090048543A1 (en) * | 2007-08-09 | 2009-02-19 | Shan-Chi Ko | Method, system and module for determining the stimulated point of human body |
JP2009178456A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Nippon Koden Corp | 自律神経活動計測装置及び計測方法 |
US20090198157A1 (en) * | 2008-02-01 | 2009-08-06 | Eilaz Babaev | Ultrasound moxibustion method and device |
TWI543746B (zh) * | 2008-10-20 | 2016-08-01 | 王唯工 | 一種即綁即用之生理偵測裝置 |
US7986990B2 (en) | 2009-04-01 | 2011-07-26 | John Dinwiddie | System and method for detecting extremely low frequency electric fields in the human body |
JP5513168B2 (ja) | 2010-02-26 | 2014-06-04 | パナソニック株式会社 | 電子機器 |
US9320441B1 (en) * | 2012-03-13 | 2016-04-26 | Gregory Hays | Medical glove for obtaining a patient's blood pressure, pulse and oxygen saturation |
CN102743282A (zh) * | 2012-07-03 | 2012-10-24 | 成都中医药大学 | 一种基于图像识别的智能针灸穴位定位装置及方法 |
TWI495454B (zh) * | 2013-06-11 | 2015-08-11 | Univ Nat Taiwan Science Tech | 檢測穴位體表微循環血流之裝置 |
JP2015066286A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | ブラザー工業株式会社 | 経穴刺激装置、経穴刺激方法、及び、経穴刺激プログラム |
KR101523344B1 (ko) * | 2014-06-03 | 2015-05-28 | 박병주 | 동적 상태에서의 근육 긴장도 변화 측정을 이용한 자극포인트 확인 장치 |
CN104523277B (zh) * | 2014-12-19 | 2018-03-13 | 中国科学院深圳先进技术研究院 | 一种针灸推拿治疗效果的分析方法及装置 |
CN104605825A (zh) * | 2014-12-30 | 2015-05-13 | 苏州亚安智能科技有限公司 | 一种运用无线传感技术实现针灸用标签的方法 |
KR101694251B1 (ko) * | 2015-01-16 | 2017-01-23 | 대구한의대학교산학협력단 | 신체부착형 스트레스 완화시스템 |
CN105534695A (zh) * | 2016-03-02 | 2016-05-04 | 潘君昂 | 一种自动选取穴位的针灸方法 |
CN107019510A (zh) * | 2017-05-19 | 2017-08-08 | 四川省崇州锦海医疗器械有限公司 | 用于手臂穴位经络检测的检测设备 |
CN107485783A (zh) * | 2017-09-22 | 2017-12-19 | 桂林电子科技大学 | 一种针灸理疗手环及系统 |
CN109875875A (zh) * | 2018-04-19 | 2019-06-14 | 上海源胜文化传播有限公司 | 一种人体穴位智能定位系统和定位方法 |
AU2019263114A1 (en) * | 2018-05-04 | 2020-11-12 | Lmd Ip, Llc | Improved personal health data collection |
JP2021536307A (ja) * | 2018-09-06 | 2021-12-27 | ヴァンダービルト ユニバーシティ | 被験体を評価するための非侵襲的静脈波形分析 |
JP7299077B2 (ja) * | 2019-06-13 | 2023-06-27 | 紀光 平井 | 生体情報測定処理装置 |
CN110974690B (zh) * | 2019-11-22 | 2021-05-11 | 中国科学院电子学研究所 | 双向电针、适用于动物的精准穴位刺激装置及系统 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57117871A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-22 | Matsushita Electric Works Ltd | Massager with pulse wave monitor |
JPS6266869A (ja) * | 1985-09-19 | 1987-03-26 | オムロン株式会社 | 低周波治療器 |
JPH06296704A (ja) * | 1993-04-14 | 1994-10-25 | Panpukin House:Kk | 足の裏用低周波治療器 |
JPH09253066A (ja) * | 1996-03-21 | 1997-09-30 | M T I:Kk | 押圧安定型測定子とこの測定子を使用した血行測定器 |
JPH09285512A (ja) * | 1996-04-24 | 1997-11-04 | Well Biiing:Kk | 血行促進装置 |
JP2000135293A (ja) * | 1999-11-22 | 2000-05-16 | Advance Co Ltd | 刺激装置 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB990296A (en) * | 1961-09-27 | 1965-04-28 | Tateisi Denki Kabushikikaisha | An instrument for locating particular cutaneous points caused by viscero-vascular reflex |
US4160447A (en) * | 1976-05-20 | 1979-07-10 | Stanley Electric Co., Ltd. | Device for detecting particular point of human body |
FR2473882A1 (fr) * | 1980-01-21 | 1981-07-24 | Deloffre Auguste | Appareil pour la detection des points d'acupuncture d'un patient et pour l'application de signaux electriques de stimulation aux points detectes |
US4556064A (en) | 1983-01-25 | 1985-12-03 | Bruce Pomeranz | Electrotherapy acupuncture apparatus and method |
US5730138A (en) | 1988-03-10 | 1998-03-24 | Wang; Wei-Kung | Method and apparatus for diagnosing and monitoring the circulation of blood |
US5144554A (en) | 1989-03-04 | 1992-09-01 | Xueshan Zhang | Apparatus for diagnosing and providing therapy for gastrointestinal diseases without causing patient discomfort and injury |
EP0689855A1 (en) * | 1994-06-15 | 1996-01-03 | Wing Hung Trading Company | Abdomen slimming apparatus |
AT401342B (de) * | 1995-01-17 | 1996-08-26 | Myles Handels Gmbh | Softlaser mit integriertem punktfinder für akupunkturpunkte |
AUPN740796A0 (en) | 1996-01-04 | 1996-01-25 | Circuitry Systems Limited | Biomedical data collection apparatus |
DE19805939A1 (de) | 1998-02-13 | 1999-08-19 | Jaenicke | Verfahren zur Aufzeichnung von Pulswellenveränderungen an der Radialisarterie |
US6248064B1 (en) | 1998-05-26 | 2001-06-19 | Ineedmd.Com,Inc. | Tele-diagnostic device |
DE19908853A1 (de) | 1999-03-01 | 2000-09-07 | Frank Bahr | Vorrichtung zur Aufbereitung und Darstellung eines zeitvarianten Signals, vorzugsweise des Nogier-Reflexes |
-
2001
- 2001-08-22 JP JP2001251876A patent/JP4644993B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-08-21 US US10/224,370 patent/US6821255B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-08-22 EP EP02255856A patent/EP1287803A3/en not_active Ceased
- 2002-08-22 CN CN02143754.8A patent/CN1256928C/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57117871A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-22 | Matsushita Electric Works Ltd | Massager with pulse wave monitor |
JPS6266869A (ja) * | 1985-09-19 | 1987-03-26 | オムロン株式会社 | 低周波治療器 |
JPH06296704A (ja) * | 1993-04-14 | 1994-10-25 | Panpukin House:Kk | 足の裏用低周波治療器 |
JPH09253066A (ja) * | 1996-03-21 | 1997-09-30 | M T I:Kk | 押圧安定型測定子とこの測定子を使用した血行測定器 |
JPH09285512A (ja) * | 1996-04-24 | 1997-11-04 | Well Biiing:Kk | 血行促進装置 |
JP2000135293A (ja) * | 1999-11-22 | 2000-05-16 | Advance Co Ltd | 刺激装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013042858A1 (ko) * | 2011-09-20 | 2013-03-28 | (주)넥스젠 | 맥박신호를 이용한 사용자 맞춤형 경혈 자극장치 및 그 제어방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1256928C (zh) | 2006-05-24 |
JP2003062033A (ja) | 2003-03-04 |
US20030125631A1 (en) | 2003-07-03 |
EP1287803A3 (en) | 2003-12-03 |
US6821255B2 (en) | 2004-11-23 |
CN1403068A (zh) | 2003-03-19 |
EP1287803A2 (en) | 2003-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4644993B2 (ja) | 経穴探査装置および治療効果判定装置 | |
US6293915B1 (en) | Pulse wave examination apparatus, blood pressure monitor, pulse waveform monitor, and pharmacological action monitor | |
JP3951708B2 (ja) | 生体情報評価装置 | |
US6740045B2 (en) | Central blood pressure waveform estimation device and peripheral blood pressure waveform detection device | |
JP3940150B2 (ja) | カフレス電子血圧計 | |
US8086301B2 (en) | Method and apparatus for cufflessly and non-invasively measuring wrist blood pressure in association with communication device | |
US7544168B2 (en) | Measuring systolic blood pressure by photoplethysmography | |
KR100732600B1 (ko) | 생체신호 측정장치를 구비한 휴대 단말기 | |
JP2021519621A (ja) | フォトプレチスモグラフィック(ppg)シグナルに基づいて血圧および動脈壁の硬化を推定する方法 | |
RU2511278C2 (ru) | Бесконтактное наблюдение дыхания у пациента и оптический датчик для измерения методом фотоплетизмографии | |
JP7319995B2 (ja) | 心肺蘇生中の自発循環再開の検出をサポートする装置、システム及び方法 | |
EP2191771A1 (en) | Portable device for measuring blood pressure and method therefor | |
PT1641389E (pt) | Aparato e método de medição de parâmetros hemodinâmicos | |
JP6831524B2 (ja) | 脈診断測定の装置及び方法 | |
US6565515B2 (en) | Pulse-wave-propagation-velocity-relating-information obtaining apparatus and blood-pressure-index measuring apparatus | |
JP2004321253A (ja) | 脈波伝播速度情報測定装置 | |
JP2006000176A (ja) | 中枢血圧推定装置および方法 | |
RU2601697C2 (ru) | Устройство и способ измерения величины артериального давления человека | |
US20070239039A1 (en) | Method and apparatus for measuring blood pressures by using blood oxygen concentration and electrocardiography | |
JP4759860B2 (ja) | 無酸素性作業閾値検出装置 | |
KR20200129811A (ko) | 혈압 측정 시스템 및 이를 이용한 혈압 측정 방법 | |
JP2003000555A (ja) | 中枢血圧波形推定装置および末梢血圧波形検出装置 | |
JP4149829B2 (ja) | 脈波測定用電極及び脈波測定装置 | |
KR20070101696A (ko) | 혈중산소농도와 심전도 측정기를 이용한 혈압측정방법 및그 장치 | |
JPH11104089A (ja) | 心機能診断装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060112 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060306 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20060306 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080623 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101027 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101109 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101122 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |