JP4641233B2 - 復調装置及び復調方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル変調された受信信号を復調する復調装置および復調方法に関し、特に、受信信号の品質または制御信号に応じて復調方法を選択的に切り替える復調装置および復調方法に関する。
最近、携帯電話機や無線LAN(Local Area Network)等の無線通信以外に、家電や各種デジタルコンテンツを伝送する機器(例えばデジタルカメラ等)間での小規模無線通信を行う無線パーソナルエリアネットワーク(Wireless Personal Area Network;WPAN)の実用化が、例えばIEEE 802.15 Working Group for WPAN TG3a (Task Group 3a WAPAN at High rate PHY) 等で鋭意検討されている。WPANでは、例えばマルチメディア情報の伝送への適用のため、情報伝送速度の高速化及び高信頼性が要求されており、他のWPAN機器の通信等による雑音、干渉等に対する対策も必要とされている。
高い周波数効率とマルチパス耐性を備えており、WPANへの適用が検討されているOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多重)は、マルチキャリア伝送方式の一種であり、OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリア(正弦波)は1シンボル区間内で互いに直交するように周波数が設定されている。OFDM信号を発生する際の変調は、複数のサブキャリアが周波数軸上で直交関係を有することを利用し、各サブキャリアの振幅と位相に対する逆高速フーリエ変換(IFFT)により行われる。一方、復調は、高速フーリエ変換(FFT)で行われる。また、シンボル区間にガードインタバルを設定することで符号間干渉の影響を削減していることも、OFDMの特徴である。
サブキャリアの変調方式としては、QPSK( Quadrature Phase Shift Keying )、16QAM ( 16 Quadrature Amplitude Modulation )など種々の変調方式が提案されている。伝送速度を向上するには、1シンボル当たりのビット数を増加することが有効であるが、ビット数の増加、すなわち多値化を図ると信号点間隔が狭くなるため、フェージングや干渉波、雑音に対する耐性が劣化するという問題が生じる。
このような問題を解決するために、通信速度や電波状態に応じて変調方式を変更する適応変調方式が実用化されている。この方式では、例えば電波状態が良好な場合、16QAM変調のような高能率変調方式を用いて高速伝達を行い、電波状態が悪い場合は、QPSK変調のようなフェージングや干渉波、雑音に強い変調方式を用いて信号の伝送を行う。変調方式の変更は、送信側での送信信号の変調に用いる変調方式及び受信側での受信信号の復調に用いる変調方式の変更を合わせて行う必要がある。
このような適応変調方式を用いた復調器の例が特許文献1の図1に開示されている。この復調器は、選別器で信号経路を切り替えることによって復調に使用する回路を選択し、入力信号がQAM変調信号の場合はQAM変調信号を復調し、入力信号がQPSK変調信号の場合はQPSK変調信号を復調する。これにより、1つのシステムで2種類の変調信号を復調できる一体型復調器を構成している。
ところで、OFDMなどマルチキャリア伝送方式では、フェージングや干渉波、雑音が各サブキャリアに及ぼす影響は一律ではない。サブキャリア群を構成するあるサブキャリア1の品質が、伝送経路で発生する雑音などによって大きく劣化しても、サブキャリア1の周波数と離間しているサブキャリア2の品質は良好な場合もあり得る。
OFDM等のマルチキャリア伝送方式に上記の特性に着目し、周波数選択性のフェージング、干渉波及び雑音等の影響を軽減する技術として、同一のデータを複数のサブキャリアを用いて伝送する周波数ダイバーシチ技術が知られている(例えば特許文献2及び非特許文献1を参照)。
特許文献2に開示された周波数ダイバーシチ通信システムは、周波数ダイバーシチを行う送信機と受信機からなるマルチキャリア通信システムである。送信機は、周波数の異なる2つのサブキャリアを用いて同じ情報を同時に送信する。受信機は、送信機から受信した2つのサブキャリアを復調するFFT処理部、2つのサブキャリアを復調して得られたチャネルの信号についてデータ判定を行う2つのデータ判定回路、回線状態2つのデータ判定回路から出力される判定値を選択して復調データとして出力するセレクタ、及び、2つのデータ判定回路出力される判定値を比較し、回線状態が良い(誤り率が低い)方を復調データとして選択するようにセレクタに対して選択信号を出力する判定回路を備えている。
また、非特許文献1は、周波数ダイバーシチを行うOFDMシステムを開示している。送信側において複数のキャリアから同一のシンボルを送信し、受信側においてこれらを最大比合成することによってダイバーシチ受信を行うものである。
なお、特許文献1に開示された発明の目的は、復調器を構成する回路を共通化することにより回路規模の共通化を行うことである。つまり特許文献1は、復調装置が複数の送信サブキャリアを入力し、サブキャリア群の一部が雑音などにより品質が低下しても、信号品質に応じた復調を行って復調信号の品質低下を改善する技術は開示していない。
特開平9−275426号公報 特開2000−101496号公報 伊丹 誠、"OFDMによる双方向高速通信に関する研究" 2001年、電気通信普及財団、[平成17年8月24日検索]、インターネット〈URL: http://www.taf.or.jp/publication/kjosei_16/pdf/p410-p418.pdf〉
従来の周波数ダイバーシチを行うマルチキャリア通信では、送信側においてサブキャリアの変調方式を切り替えるか、複数のサブキャリアに異なる変調方式を適用しなければ、受信側の変調方式を切り替えることは困難である。このため、送信側の変調回路の冗長化による回路規模の増加や、送信側と受信側で変復調方式を統一するために制御情報を送信する必要があるために制御機構が複雑化する等の問題がある。
このように、従来の周波数ダイバーシチを行うマルチキャリア通信では、送信側においてサブキャリアの変調方式を切り替えるか、複数のサブキャリアに異なる変調方式を適用しなければ、受信側において復調方式を切り替えることが出来ないという課題がある。
本発明の第1の態様にかかる復調装置は、所定の周波数帯域を有する第1の受信サブキャリアを入力し、この第1の受信サブキャリアを第1の復調方法により復調する第1の復調部と、前記所定の周波数帯域と周波数帯域が異なる第2の受信サブキャリアを入力し、この第2の受信サブキャリアを第2の復調方法により復調する第2の復調部と、前記第1の受信サブキャリアと前記第2の受信サブキャリアとを入力し、前記第1の受信サブキャリアと前記第2の受信サブキャリアを合成して得られる複数の合成サブキャリアを、前記第1の復調方法及び前記第2の復調方法と異なる第3の復調方法によって復調する第3の復調部と、前記第1の復調部乃至前記第3の復調部のいずれかの復調データを選択して出力する選択部とを有することを特徴としている。
また本発明の第2の態様にかかる復調方法は、所定の周波数帯域を有する第1の受信サブキャリアを入力し、この第1の受信サブキャリアを第1の復調方法により復調し、前記所定の周波数帯域と周波数帯域が異なる第2の受信サブキャリアを入力し、この第2の受信サブキャリアを第2の復調方法により復調し、前記第1の受信サブキャリアと前記第2の受信サブキャリアとを入力し、前記第1の受信サブキャリアと前記第2の受信サブキャリアを合成して得られる複数の合成サブキャリアを、前記第1の復調方法及び前記第2の復調方法と異なる第3の復調方法によって復調し、前記第1の復調方法乃至前記第3の復調方法による復調データのうちの1の復調データを選択して出力することを特徴としている。
本発明の復調装置は、送信側におけるサブキャリアの変調方式の切り替え又は複数のサブキャリアに対する異なる変調方式の適用を必要とせず、受信側において複数の受信サブキャリアに対する復調方式を選択することができる。これにより、例えば、サブキャリア群の一部が雑音などにより品質が低下した場合に、信号品質に応じた復調を行って復調信号の品質低下を抑制することができる。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
発明の実施の形態1.
初めに、本発明の復調装置が適用されるマルチキャリア通信システムにおいて、本発明の復調装置が受信するデータの送信を行う送信装置について説明する。当該送信装置は、同一の送信データを複数のサブキャリアを用いて送信するものであり、かつ、同一の送信データを異なる複数のコンスタレーションにマッピングし、これら複数のコンスタレーションによってサブキャリア変調を行う点が特徴である。
図1は、本発明の第1の実施の形態の送信装置10を示す回路ブロック図である。送信装置10は、同一の送信データを2つの異なるコンスタレーションにマッピングし、2つのサブキャリアを用いて送信するものである。符号化回路11は、入力データに対して畳み込み符号化あるいはターボ符号化などの誤り訂正符号化処理を行い、符号化後のデータ列をインタリーブ回路12に出力する。インタリーブ回路12は、バーストエラー耐力を向上するため、符号化回路11から入力した符号化データ列のビット順序を並び替えるインタリーブ処理を行い、インタリーブ後のデータ列をマッピング回路13に出力する。
マッピング回路13は、インタリーブ回路12から入力されるシリアルデータ列に対して、パラレルデータ変換及びバイポーラ変換を行う。さらに、マッピング回路13は、バイポーラ変換後のデータをコピーして2の異なるコンスタレーションにマッピングする。マッピング回路13の構成例を図2に示す。直並列変換回路131は、インタリーブ回路12から入力されるシリアルデータをNビットのパラレルデータa(m)、m=0〜N−1に変換する。ここで、a(m)の取りうる値は"1"又は"0"である。なお、本実施の形態の送信装置10では、1シンボル当たり4ビットを伝送することが可能な16QAMによりサブキャリアを変調するため、直並列変換回路131は、4ビットのパラレルデータa(0)〜a(3)を出力することとしている。
バイポーラ変換回路132は、パラレルデータa(0)〜a(3)を入力して、これらをバイポーラ信号x(0)〜x(3)に変換する。本実施の形態での変換規則を定めた表を表1に示す。本実施の形態では、a(m)が"0"の場合に出力信号x(m)を"−1"とし、a(m)が"1"の場合に出力信号x(m)を"1"とする。なお、この変換規則は、後述する2キャリアマッピング回路133でのコンスタレーションへのマッピングが容易になるよう決定すればよく、表1と逆の変換規則を用いることも勿論可能である。
Figure 0004641233
図2に戻り、2キャリアマッピング回路133は、2つのサブキャリアをデジタル直交変調するために、入力されたx(0)〜x(3)に対応する変調信号の信号点を、2つの異なるコンスタレーションによって決定する。ここで、コンスタレーションとは、QPSKや16QAM等のデジタル直交変調方式における同相チャネル(Iチャネル)と直交チャネル(Qチャネル)の位相及び/又は振幅の組合せを示す信号点の配置を定めたものであり、通常はIQ平面によって表現されるものである。
さらに、2キャリアマッピング回路133は、決定した変調信号y(0)及びy(1)を出力する。ここで、2キャリアマッピング回路133が出力する変調信号y(0)及びy(1)は、複素数を用いてベースバンド信号として表現される。具体的には、IQ平面上の信号点を、複素数表現を用いてベースバンド信号として表現したものであり、複素数の実数部がIチャネルに対応し、虚数部がQチャネルに対応する。なお、変調信号は、QPSK変調であればサブキャリアの位相を、QAM変調であればサブキャリアの位相及び振幅を規定するパラメータであり、後述するIFFT回路14及び送信回路15において、変調信号y(0)によって1のサブキャリアが変調され、y(1)によってもう一方のサブキャリアが変調される。
次に、2キャリアマッピング回路133でのマッピングについて詳細に説明する。なお、本実施の形態の2キャリアマッピング回路133は、1組のパラレルのデータx(0)〜x(3)を、16QAMの2つの異なるコンスタレーションにマッピングし、複素ベースバンド信号である変調信号y(0)及びy(1)を出力するものである。1組のパラレルのデータx(0)〜x(3)と2つの変調信号y(0)及びy(1)との対応関係は、以下の(1)式によって表現することができる。y(0)及びy(1)を個別に表現したものが(2)式及び(3)式である。
Figure 0004641233
Figure 0004641233
Figure 0004641233
(1)〜(3)式の1/Aは、変調されたサブキャリアの振幅を1に規格化するための係数である。なお、この規格化係数は、マッピング回路13より後段のIFFT回路14及び送信回路15で考慮すればよいため、以降の説明では規格化係数を省略して説明する。
2キャリアマッピング回路133において生成される変調信号y(0)及びy(1)のコンスタレーションを図3(a)及び(b)に示す。図3(a)及び(b)は、(2)式及び(3)式、あるいは表2乃至表5で表されるマッピング規則をIQ平面で表現したものである。図3(a)及び(b)の各信号点の上側の添字は、各信号点に対応するバイポーラ変換前のデータa(0)〜a(3)を示したものである。なお、添字の4桁は、"a(0)、a(1)、a(2)、a(3)"の順で各データを表している。例えば、添字"1110"が付された信号点は、a(0)=1、a(1)=1、a(2)=1、a(3)=0の組合せに対応する。
次に、バイポーラ変換回路132に入力されるa(0)〜a(3)の値と、2キャリアマッピング回路133から出力されるy(0)及びy(1)の値の対応関係を表2乃至5に示す。表2は、y(0)のIチャネル2x(0)+x(1)と入力データa(0)〜a(1)の値との対応関係を示している。同様に、表3はy(0)のQチャネル2x(2)+x(3)と入力データa(2)〜a(3)の値との対応関係、表4はy(1)のIチャネルx(0)−2x(1)と入力データa(0)〜a(1)の値との対応関係、表5はy(1)のQチャネルx(2)−2x(3)と入力データa(2)〜a(3)の値との対応関係を示している。
Figure 0004641233
Figure 0004641233
Figure 0004641233
Figure 0004641233
上述した(2)及び(3)式あるいは表2乃至5を用いることにより、データx(0)〜x(3)に対応する変調信号y(0)及びy(1)を決定することができる。例えば、ビット群(a(0),a(1))が(0,0)の場合、バイポーラ変換回路132の出力(x(0),x(1))は(−1,−1)となる。このため、(2)式を用いて、y(0)の実数部つまりIチャネルが−3と算出される。また、ビット群(a(0),a(1))が(0,0)の場合、バイポーラ変換回路132の出力(x(0),x(1))は(−1,−1)であり、(3)式を用いて、y(1)の実数部つまりIチャネルは1となる。
このようにして、ビット群(a(0),a(1))の値から、(2)式及び(3)式を用いて送信サブキャリアy(0)、y(1)のIチャネルが算出できる。これにより、後述するIFFT回路14及び送信回路15によって、2つのサブキャリアのIチャネルを16QAMで変調することができる。
なお、このことから、雑音やフェージングによる伝送経路での歪みが無い場合は、受信側の装置において、受信したサブキャリアのIチャネルを判定することにより、送信されたビット群(a(0),a(1))を一義的に決定することが可能である。
例えば、受信した1のサブキャリアから得られた変調信号Y(0)のIチャネルが−3である場合、ビット群(a(0),a(1))が(0,0)として決定される。同様に、受信したもう一方のサブキャリアから得られた変調信号Y(1)のIチャネルが1である場合、ビット群(a(0),a(1))が(0,0)として決定される。すなわち、2つのサブキャリアから得られる変調信号Y(0)のIチャネル及びY(1)のIチャネルを用いて、同一のビット群(a(0),a(1))の判定を2重化することができる。これは、他のビット群(a(2),a(3))の判定についても同様である。このように、同一のデータを複数のサブキャリアで送信することにより、ビット判定の信頼性を向上することができる。
なお、上述した2キャリアマッピング回路133の機能は、ハードウェアで実現することも、ソフトウェアで実現することも可能である。ソフトウェアによる場合は、例えば、表2乃至5に示す入力バイポーラ信号x(0)〜x(3)と変調信号y(0)及びy(1)のIチャネル及びQチャネルとの対応規則を保持し、入力データの組合せに対応する値を出力することとしてもよいし、入力値を用いた算術演算によって出力値を決定することとしてもよい。
次に、図1に戻って、逆高速フーリエ変換(IFFT)回路14と送信回路15の動作について説明する。IFFT回路14は、マッピング回路13から2つの変調信号y(0)及びy(1)を入力する。なお、説明容易化のために、2つのサブキャリアの変調に特化して説明しているが、IFFT回路14は、他のサブキャリアの位相を規定する変調信号も同様に入力されるものである。IFFT回路14は、入力された変調信号y(0)、y(1)等によって規定される位相及び振幅のパラメータに基づいて、離散フーリエ変換によって各サブキャリアを合成し、時間軸上での離散的な信号変化の情報を出力する。さらに、IFFT回路14は、サブキャリアを合成したキャリアの同相成分(Iチャネル)と直交成分(Qチャネル)2つの出力を時間軸に沿ってシリアルデータ化し、これらを送信回路15に出力する。
送信回路15は、受信側での伝送路推定に使用するパイロット信号の付与、シンボル間干渉を防止するガードインタバルの挿入等を行った後、D/A変換、RF変調を行ってアンテナ16に出力する。
上述したように、送信装置10は、同一の送信データに2つの異なるコンスタレーションを適用し、第1のサブキャリアと及び第2のサブキャリアを用いて送信信号を生成する。複数のサブキャリアのうちの一部のサブキャリアの品質が雑音やフェージングなどにより伝送経路で劣化しても、他のサブキャリアの品質が劣化しない可能性が高いため、雑音やフェージングに強い変調信号を伝送経路に対して送信することができる。
次に本発明の復調装置の構成について、図4を参照して詳細に説明する。図4は、本実施の形態の復調装置20を示す回路ブロック図であり、図1に示す本発明の送信装置10から送信される送信サブキャリアを受信するアンテナ21と、アンテナ21からのRF信号を増幅し、IF信号に周波数変換するチューナ22と、IF信号を離散的なデジタル信号に変換するA/Dコンバータ23と、2相のキャリア信号を用いてデジタル化されたIF信号を直交復調するデジタル直交復調回路24と、デジタル直交復調回路24によって分離されたキャリアのIチャネルとQチャネルの信号をFFT( Fast Fourier Transform )演算する高速フーリエ変換(FFT)回路25とを有する。
さらに本発明の第1の実施の形態の復調装置は、伝送路におけるマルチパス・フェージングの影響などを補正するイコライザ26と、イコライザ26により振幅及び位相が歪み補正された信号を、QPSK復調、16QAM復調などによりサブキャリア毎に復調してデータの復号を行うデマッピング回路27と、デインタリーブ回路28と、ビタビ復号やリード・ソロモン符号を用いたエラー訂正を行うエラー訂正回路29と、FFT回路25からの出力信号の品質評価、又は受信信号に多重化等された制御信号の抽出を行う受信信号評価回路30とを備えている。
次に図4に示す復調装置20の動作について説明する。チューナ22はアンテナ21からのRF信号を増幅し、IF信号に周波数変換してA/Dコンバータ23に出力する。A/Dコンバータ23は、チューナ22から出力されたIF信号を、離散的なデジタル信号に変換する。
デジタル直交復調回路24は、デジタル化されたIF信号を2相のキャリア信号を用いて直交復調し、ベースバンドOFDM信号を生成してFFT回路25に出力する。このベースバンドOFDM信号は時間方向の信号であり、複素数表現を用いた場合に実数部にあたる同相成分(Iチャネル)と虚数部にあたる直交成分(Qチャネル)とからなる複素信号である。
FFT回路25は、デジタル直交復調回路24から出力されたベースバンドOFDM信号を入力して離散フーリエ変換を行い、IチャネルとQチャネルとからなる周波数方向の信号を生成する。図1に示す送信装置10からの送信サブキャリアが16QAMで変調されている場合、FFT回路25が生成する信号は16QAM方式で直交振幅変調された信号である。
イコライザ26は、伝送路におけるマルチパス・フェージングの影響などを補正し、補正した複素信号をデマッピング回路67に出力する。具体的には、FFT演算されて抽出された各サブキャリアの位相及び振幅を、受信したパイロット信号及び/又は各サブキャリアが送信するデータフレーム中の既知のシンボルで構成されるパイロットデータの位相及び振幅を基準として補正する。すなわち位相等化と振幅等化とを行う。
受信信号評価回路30は、FFT回路25からの出力信号の品質評価、又は受信信号に多重化された制御信号の抽出を行う。品質評価の一例を以下に示す。受信信号の信号対雑音比S/Nを用いて品質評価する方法が考えられる。例えば、ベクトルSを理想的な信号ベクトルし、ベクトルS'を実際に受信した受信ベクトルとすると、雑音ベクトルNはN=S'−Sとなる。このとき、S/Nは、以下の(4)式で表すことができる。ここで、Aは定数である。(4)式を用いて、受信信号の品質を評価することができる。
Figure 0004641233
受信信号評価回路30は、送信装置10から送信される2つの送信サブキャリアに対応する受信サブキャリアのS/Nを算出し、周波数が離れた2つの受信サブキャリアのS/Nの大小を考慮し、どちらの受信サブキャリアを用いて復調するかを決定する。すなわち、受信信号評価回路30は、周波数が離れた2つの受信サブキャリアのS/Nの差あるいは比率が大きい場合は、S/Nが良好な受信サブキャリアを選択して復調するようにデマッピング回路27を制御し、2つの受信サブキャリアのS/Nが同等である場合は、両方の受信サブキャリアを用いて復調するようにデマッピング回路27を制御する。
またS/N以外によって各サブキャリアの受信品質を評価する方法もある。例えば、単純に受信したサブキャリアの受信電力が大きいほど受信品質が良好として判断し、良好な品質のサブキャリアを用いて復調するようにデマッピング回路27を制御する方法もある。
また、デマッピング回路27の動作を制御する他の方法には、図1に示す送信装置10あるいは他の装置から、通信環境に関する情報を送信信号に多重化して送信し、受信信号評価回路30においてこの情報を解読し、解読した信号をデマッピング回路27に出力する方法がある。例えば、特定の時間帯に干渉が多い、あるいは少ないなどの状況が予め分かっている場合、干渉に関する情報を送信信号に多重化して送ることとすればよい。この場合、受信信号評価回路30は、干渉の発生時間の情報を解読してデマッピング回路27に出力し、デマッピング回路27は、干渉の程度に応じて、64QAM復調、16QAM復調、QPSK復調の順などで1シンボル当たりの多値化の程度を小さくなる方向で復調方式を選択し、復調データの品質低下を防ぐことができる。なお、通信環境に関する情報を復調装置20に入力する方法は、上述した送信装置10等の送信信号に多重化する方法に限られない。例えば、他の独立した伝送路を介して復調装置20に入力してもよいし、ユーザーが直接設定することとしてもよい。また、通信環境に関する情報としてではなく、デマッピング回路27の復調方式の選択切り替えを指示する制御信号を入力することとしてもよい。
図4に戻って説明を続けると、デマッピング回路27は受信信号評価回路30からの出力信号を参照して、イコライザ26により振幅及び位相の歪みを補正した信号を、QPSK復調、16QAM復調など異なる復調方式により復調し、復調信号の信号品質が最良となるような復調方式でデータの復号を行う。
次にデマッピング回路27の詳細について説明する。図5は本実施の形態にかかるデマッピング回路27を示す回路ブロック図である。第1復調回路270は、第1の受信サブキャリアの位相・振幅を示す第1の変調信号Y(0)を入力して復調し、4ビットの復調データX(0)〜X(3)を復調方法選択部273に出力する。同様に、第2復調回路271は、第2の受信サブキャリアの位相・振幅を示す第2の変調信号Y(1)を入力して復調し、4ビットの復調データX(0)〜X(3)を復調方法選択部273に出力する。また、第3復調回路272は、第1の変調信号Y(0)と第2の変調信号Y(1)の両方を入力してこれらを合成し、合成した信号を用いて4ビットの復調データX(0)〜X(3)を復調方法選択部273に出力する。
復調方法選択部273は、受信信号評価回路30から出力された出力信号を入力し、この出力信号に応じて、第1復調回路270、第2復調回路271又は第3復調回路272のいずれかの復調データを選択して、デインタリーブ回路28に4ビットの復調データX(0)〜X(3)を出力する。
なお、復調方法選択部273は、受信信号評価回路30から先に説明した通信環境に関する情報を解読した信号が送られてきた場合、この信号を基にして上述した3つの復調方式で復調した出力データのいずれかを選択する。
また、復調方法選択部273は、受信信号評価回路30から受信サブキャリアのS/Nが出力された場合については、これを評価して上述した3つの復調方式で復調した出力データのいずれかを選択する。この場合の具体的な動作については後述する。
なお上記において、デマッピング回路27は、第1乃至第3復調回路のうち、選択した復調回路のみを動作させ、選択しなかった復調回路の動作を停止するようにして、消費電力を低減するようにしても良い。
デマッピング回路27が備えるユニポーラ変換回路274は、バイポーラ信号X(0)〜X(3)をユニポーラ信号A(0)〜A(3)に変換する。また、並直列変換回路275は、パラレルデータであるA(0)〜A(3)をシリアルデータに変換し、デインタリーブ回路28に出力する。
図6は本実施の形態にかかるデマッピング回路27のより具体的な構成例を示す回路ブロック図である。ここで、16QAM復調回路276及び277は、それぞれ第1復調回路270及び第2復調回路271に対応する。また、QPSK復調部278は、第3復調回路272に対応する。
16QAM復調回路276は、第1の受信サブキャリアの位相・振幅を示す第1の変調信号Y(0)を入力して16QAM復調を行い、4ビットの復調データX(0)〜X(3)を復調方法選択部279に出力する。16QAM復調回路277は、第2の受信サブキャリアの位相・振幅を示す第2の変調信号Y(1)を入力して16QAM復調を行い、4ビットの復調データX(0)〜X(3)を復調方法選択部279に出力する。また、QPSK復調回路278は、第1の変調信号Y(0)と第2の変調信号Y(1)の両方を入力してこれらを合成し、合成した信号をQPSK復調し、4ビットの復調データX(0)〜X(3)を復調方法選択部279に出力する。
復調方法選択部279は、受信信号評価回路30から出力された第1の受信サブキャリアに対する第1のS/N値と、第2の受信サブキャリアに対する第2のS/N値とを入力する。復調方法選択部279は、これら2つのS/N値の差あるいは比が入力された判定閾値よりも大きい場合、2つのS/NのうちのS/Nが良好な一方の信号を復調して得られた復調データを選択する。例えば、第1のS/N値が第2のS/N値に比べて良好である場合は、16QAM復調回路276からの復調データを選択する。このような処理方法により、周波数が離れた複数のサブキャリアに変調されたデータを、良好な品質で復調することができる。
すなわち、第1の受信サブキャリアと第2の受信サブキャリアは周波数的に離れており、同時に信号品質が劣化することは少ないという特性を用いて、S/Nが良好な受信サブキャリアを用いて復調することにより、本実施の形態にかかるデマッピング回路27は、受信品質の高い復調を行うことができる。
一方、第1のS/N値と第2のS/N値との差あるいは比が入力された判定閾値と等しいかこれより小さい場合、復調方法選択部279はQPSK復調回路278からの復調データを選択する。すなわち、両方の受信サブキャリアを合成し、16QAM復調方式に比べてS/N悪化の影響が小さい復調方式であるQPSK復調方式を用いて復調する。これにより、本実施の形態にかかる復調装置20は、2つの受信サブキャリアに同程度の品質劣化が生じている場合に、復調品質の低下を抑制して良好な復調が可能である。
続いて、16QAM復調回路276及び277並びにQPSK復調回路278による復調処理の詳細について順に説明する。図7は、16QAM復調回路276を示す回路ブロック図である。第1軟判定回路301Aは、第1の変調信号Y(0)のIチャネルを入力し、図10に示すバイポーラ信号の判定確度を用いて、復調データX(0)の符号判定を行う。
表2に示したように、y(0)のIチャネルが−3、−1、1、3の順に変化すると、x(0)は−1、−1、1、1の順に変化することが分かる。この関係を、y(0)のIチャネルを横軸とし、x(0)を縦軸としてグラフ化すると図13のようになる。雑音や歪みが全くない理想的な状況の場合、受信したサブキャリアの変調信号Y(0)のIチャネルが白丸で示した位置に配置される。このため、直ちに復調データX(0)が1か−1かを判定することができる。しかし、現実の伝送経路では雑音や干渉などの影響を受けてサブキャリアの位相が変化するため、受信したサブキャリアの変調信号Y(0)のIチャネルが図13の白丸の位置に必ずしも配置されない。このため、図10のような軟判定条件を設定して、Y(0)から復調データX(0)を決定する。
図10に関してさらに説明を続けると、第1の変調信号Y(0)のIチャネルが0から1に向かって大きくなるに従って、復調データが1である確度は大きくなる。入力データ、すなわち第1の変調信号Y(0)のIチャネルが所定値よりも大きくなると、復調データが1である確度は一定値1となる。また、入力データが0から−1方向に小さくなると、復調データが−1である確度は大きくなる。このように入力データと復調データが1あるいは−1である相関関係を用いて入力データの軟判定を行い、入力データすなわち変調信号Y(0)のIチャネルから復調データX(0)を確定する。
なお、図10では、入力が|limx_m1|以上の領域で判定確度が1あるいは−1となるように設定している。limx_m1は伝送経路の特性や要求される受信特性などにより設定される閾値であり、後述する図11、図12のlimx_m2及びlimx_m3についても同様である。
第2軟判定回路302Aは、第1の変調信号Y(0)のIチャネルを入力し、図11に示すバイポーラ信号の判定確度を用いて、復調データX(1)の符号判定を行う。
表2に示したように、y(0)のIチャネルが−3、−1、1、3の順に変化すると、x(1)は−1、1、−1、1の順に変化することが分かる。この関係を、y(0)のIチャネルを横軸とし、x(1)を縦軸としてグラフ化すると図14のようになる。雑音や歪みが全くない理想的な状況の場合、受信したサブキャリアの変調信号Y(0)のIチャネルが白丸で示した位置に配置される。このため、直ちに復調データX(1)が1か−1かを判定することができる。しかし、現実の伝送経路では雑音や干渉などの影響を受けてサブキャリアの位相が変化するため、受信したサブキャリアの変調信号Y(0)のIチャネルが図14の白丸の位置に必ずしも配置されない。このため、図11のような軟判定条件を設定して、Y(0)から復調データX(1)を決定する。
第1軟判定回路301B及び第2軟判定回路302Bの動作は、それぞれ第1軟判定回路301A又は第2軟判定回路302Aと同様である。第1軟判定回路301Bは、図10の判定確度によってY(0)のQチャネルから復調データX(2)を判定する。第2軟判定回路302Bは、図11の判定確度によってY(0)のQチャネルから復調データX(3)を判定する。
このようにして、本実施の形態にかかる16QAM復調回路276は、第1の変調信号Y(0)のIチャネルとQチャネルに対して、図10及び図11の判定確度を用いて入力データの軟判定を行い、入力データすなわち第1の変調信号Y(0)のIチャネルとQチャネルに対応した4ビットの復調データX(0)〜X(3)を確定する。
図8は、16QAM復調回路277を示す回路ブロック図である。第2軟判定回路302Cは、第2の変調信号Y(1)のIチャネルから復調データX(0)を判定する。第1軟判定回路301Cは、第2の変調信号Y(1)のIチャネルから復調データX(1)を判定する。第2軟判定回路302Dは、第2の変調信号Y(1)のQチャネルから復調データX(2)を判定する。第1軟判定回路301Dは、第2の変調信号Y(1)のQチャネルから復調データX(3)を判定する。第1軟判定回路301C及び301Dの動作は、上述した第1軟判定回路301Aと同様である。また、第2軟判定回路302C及び302Dの動作は、上述した第2軟判定回路302Aと同様である。
なお、表4に示したように、y(1)のIチャネルが−3、−1、1、3の順に変化すると、x(1)は1、1、−1、−1の順に変化する。この関係は、ちょうど図13と極性が判定した関係である。このため、乗算回路303Aは、図13に示す相関関係と同じ関係に変換して判定処理を行うために設けている。乗算回路303Bも同様の理由により設けたものである。
このようにして、本実施の形態にかかる16QAM復調回路277は、第2の変調信号Y(1)のIチャネルとQチャネルに対して、図10及び図11の判定確度を用いて入力データの軟判定を行い、入力データすなわち第2の変調信号Y(1)のIチャネルとQチャネルに対応した4ビットの復調データX(0)〜X(3)を確定する。
次に図9を参照して、本実施の形態にかかるQPSK復調回路278について説明する。図9は、QPSK復調回路278を示す回路ブロック図である。QPSK復調回路278は、第1の変調信号Y(0)のIチャネルと第2の変調信号Y(1)のIチャネルとを入力し、これらの入力に対して下記の(5)式に示す演算を行って、演算結果の実数部をre/out端子から出力し、演算結果の虚数部をim/out端子から出力する位相回転部304と、第1の変調信号Y(0)のQチャネルと第2の変調信号Y(1)のQチャネルとを入力し、これらの入力に対して下記の(6)式に示す演算を行って、演算結果の実数部をre/out端子から出力し、演算結果の虚数部をim/out端子から出力する位相回転部305とを有している。(5)式及び(6)式において、Y(0)はY(0)のIチャネル、Y(1)はY(1)のIチャネル、Y(0)はY(0)のQチャネル、Y(1)はY(1)のQチャネルを表している。
Figure 0004641233
Figure 0004641233
(5)式から分かるように、位相回転部304は、第1の変調信号Y(0)のIチャネルを実数部とし、第2の変調信号Y(1)のIチャネルを虚数部とする複素デジタル信号Y(0)+jY(1)に対して位相を回転する操作を行うものである。また、(6)式から分かるように、位相回転部305は、第1の変調信号Y(0)のQチャネルを実数部とし、第2の変調信号Y(1)のQチャネルを虚数部とする複素デジタル信号Y(0)+jY(1)に対して位相を回転する操作を行うものである。
さらに、QPSK復調回路278は、位相回転部304のre/out端子から出力される信号を入力し、図12に示す入力信号と判定確度の関係を用いて入力データの軟判定を行い、入力データに対応した復調データX(0)を確定する第3軟判定回路306Aと、位相回転部304のim/out端子から出力される信号に対して−1を乗算する乗算回路303Cと、乗算回路303Cの出力を入力し、図12に示す入力信号と判定確度の関係を用いて入力データの軟判定を行い、入力データに対応した復調データX(1)を確定する第3軟判定回路306Bとを有している。
またさらに、QPSK復調回路278は、位相回転部305のre/out端子から出力される信号を入力し、図12に示す入力信号と判定確度の関係を用いて入力データの軟判定を行い、入力データに対応した復調データX(2)を確定する第3軟判定回路306Cと、位相回転部305のim/out端子から出力される信号に対して−1を乗算する乗算回路303Dと、乗算回路303Dの出力を入力し、図12に示す入力信号と判定確度の関係を用いて入力データの軟判定を行い、入力データに対応した復調データX(3)を確定する第3軟判定回路306Dとを有している。
次に図15乃至図17を参照して、QPSK復調回路278の動作について具体的に説明する。表2及び表4から、x(0)及びx(1)と変調信号y(0)のIチャネル及びy(1)のIチャネルとの関係を表及び図に表すと、表6及び図15のようになる。図15は、y(0)のIチャネルを横軸、y(1)のIチャネルを縦軸として、(x(0)、x(1))を座標とする位相点A〜Dをプロットしている。図のように、位相点A〜Dは、第1象限〜第4象限のそれぞれに対して一点ごと配置される。
Figure 0004641233
同様に、表3及び表5から、x(2)及びx(3)と変調信号y(0)のQチャネル及びy(50)のQチャネルとの関係を表及び図に表すと、表7及び図16のようになる。図16は、y(0)のQチャネルを横軸、y(1)のQチャネルを縦軸として、(x(2)、x(3))を座標とする位相点E〜Hをプロットしている。図のように、位相点E〜Hは、第1象限〜第4象限のそれぞれに対して一点ごと配置される。
Figure 0004641233
図15から分かるように、A点〜D点が、図15の原点を中心に、π/2ラジアンずつ回転した位置関係にあり、原点からの距離が等距離である。このため、適当な回転操作を行うことにより、y(0)のIチャネルの位相に1ビット情報x(0)、もう一方のy(1)のIチャネルの位相に1ビット情報x(1)がマッピングされているとみなすことができる。つまり、2つの変調信号y(0)及びy(1)のIチャネル2本の位相に着目するとQPSK信号とみなして復調を行うことが可能である。
同様に、図16から分かるように、E点〜H点が、図16の原点を中心に、π/2ラジアンずつ回転した位置関係にあり、原点からの距離が等距離である。このため、適当な回転操作を行うことにより、y(0)のQチャネルの位相に1ビット情報x(2)、もう一方のy(1)のQチャネルの位相に1ビット情報x(3)がマッピングされているとみなすことができる。つまり、2つの変調信号y(0)及びy(1)のQチャネル2本の位相に着目するとQPSK信号とみなして復調を行うことが可能である。
このように、本実施の形態にかかる復調装置20は、16QAM変調されたサブキャリアごとに、4ビットデータを推定するだけではない。これに加えて、16QAM変調された2つのサブキャリアのIチャネル2本の位相に着目して2ビットデータをQPSK復調によって復調し、Qチャネル2本の位相に着目して2ビットデータをQPSK復調によって復調するものである。上述したように、QPSK復調は、16QAM復調に比べてS/N悪化の影響が小さい復調方式である。
このため、本実施の形態にかかる復調装置20は、ダイバーシチ受信した2つのサブキャリアを最大比合成や等利得合成によって合成し、16QAMにより4ビットデータを復調する従来の復調装置や、単純に2つのサブキャリアのうちから一方を選択して16QAMにより4ビットデータを復調する従来の復調装置に比べて、復調品質の低下を抑制して良好な復調を行うことが可能である。特に、受信した2つのサブキャリアに同程度の品質劣化が生じている場合に、復調品質の低下を抑制して良好な復調を行うことが可能である。
なお、上述したように、本実施の形態にかかる復調装置は、受信サブキャリアのS/Nを比較する等により、通信品質に応じて適応的に復調方式の切り替えを行うことができる。これにより、複数の受信サブキャリア間で品質に差があった場合は、品質が悪い方の受信サブキャリアを除いて復調し、複数の受信サブキャリア間で品質に差が無い場合は、複数の受信サブキャリアを用いて復調することにより、伝送経路の途中で送信信号が劣化する場合および劣化しない場合の両方において、良好な復調信号を得ることができる。
さらに、本実施の形態にかかる復調装置は、外部からの制御信号により複数の復調方式を適応的に切り替え制御することができる。このため、通信環境に応じて迅速に最適な復調方式を選択して復調することができる。
また、従来の周波数ダイバーシチを行うマルチキャリア通信では、送信側においてサブキャリアの変調方式を切り替えるか、複数のサブキャリアに異なる変調方式を適用しなければ、受信側の変調方式を切り替えることは困難である。このため、送信側の変調回路の冗長化による回路規模の増加や、送信側と受信側で変復調方式を統一するために制御情報を送信する必要があるために制御機構が複雑化する等の問題があった。
これに対して、本発明の復調装置は、送信側での変調方式の変更又は1シンボル当たりのデータ数が異なる複数のデジタル変調方式を用いたデータ送信を必要とせず、受信側のみの判断で適応的に復調方式を選択することができる。このため、上記の問題を解消できる。
このように、本発明の復調装置は、送信側の変調方式の1シンボル当たりのデータ数よりも1シンボル当たりのデータ数が少ない復調方式を受信側において選択することを可能とし、S/Nの面からより有利な復調方法により復調することができる点が特徴である。また、送信側での変調方式の変更又は1シンボル当たりのデータ数が異なる複数のデジタル変調方式を用いたデータ送信を必要としない点も特徴である。
なお、図15及び図16の位相点A〜D及びE〜Hは、位相が変化する座標軸から等距離になく、復調時には雑音等の影響によって位相が回転することにより、符号誤りを生じやすい。また、座標軸上に位置していないために、デマッピング処理が煩雑となる。このため、本実施の形態にかかるQPSK復調回路278は、位相回転部304によって位相点A〜Dをarctan(3)−π/4だけ回転することとしている。この回転操作によって、図17に示すように、位相点A〜Dは、y(0)のIチャネルである横軸とπ/4の角度をなす直線171と、直線171と直交する直線172上に配置される。
位相回転部304の回転操作について補足する。位相点Aと横軸とのなす角度はarctan(3)であり、直線171と横軸とのなす角度はπ/4であるので、位相点Aを直線171上に配置するためには、arctan(3)−π/4だけ回転すれば良いことがわかる。他の位相点も同一角度だけ回転すると直線171,172上に移動する。なお、(5)式のY(0)+jY(1)は、Y(0)のIチャネルとY(1)のIチャネルとからなる複素平面上の点を表し、この複素平面上の点に(5)式の回転操作を表す指数関数部分exp{-j(arctan(3)-π/4)}を乗算することにより、Y(0)のIチャネルとY(1)のIチャネルとからなる複素平面上の点に対して上記の回転処理を行うことができる。
このような回転操作を行うことにより、回転後の位相点A〜Dの位置は、Y(0)のIチャネルとY(1)のIチャネルを座標軸とする2次元空間を用いて、1と−1とで表現することができるので、図9,10で説明した軟判定処理と同様な簡明な判定処理を行うことができる。
上記と同様に、位相回転部305で位相点E〜Hを回転させ、各位相点が縦軸及び横軸から等距離となる位置に配置されるように処理している。
その他の実施の形態.
発明の実施の形態1のデマッピング回路27の構成は一例である。例えば、第1復調回路270、第2復調回路271及び第3復調回路273では、直接ユニポーラ信号A(0)〜A(3)を判定し、ユニポーラ変換回路274を省略することとしても良い。また、デマッピング回路27は、並直列変換を行わず、パラレルデータのままデインタリーブ回路28に出力しても良い。
復調装置20が採用する復調方式の組合せは、発明の実施の形態1に説明した16QAMとQPSKに限られない。例えば、第1復調回路270及び第2復調回路271は16QAM復調を行い、第3復調回路273はπ/4シフトQPSK復調を行うことが可能である。また、(1)QPSK変調され、2本のサブキャリアで送信された信号を第1復調回路270及び第2復調回路271はQPSK復調し、第3復調回路273はBPSK復調すること、(2)64QAM変調され、2本のサブキャリアで送信された信号を第1復調回路270及び第2復調回路271は64QAM復調し、第3復調回路273は8QAM復調すること、(3)256QAM変調され、2本のサブキャリアで送信された信号を第1復調回路270及び第2復調回路271は256QAM復調し、第3復調回路273は16QAM復調すること等が可能である。
復調装置20が備える機能の一部をソフトウェアにより実現することとしても良い。例えば、第1復調回路270、第2復調回路271及び第3復調回路273における復調データの判定処理や、位相回転処理等はソフトウェアにより容易に実現することができる。
上述した発明の実施の形態では、説明容易化のために、2つのサブキャリアの変復調に特化して説明した。しかし、OFDM等のマルチキャリア伝送方式に本発明を適用する場合は、復調装置20を他のサブキャリアも合わせて受信するよう拡張することは、当業者にとって容易である。
本発明の送信装置を示すブロック図である。 本発明のマッピング回路を示すブロック図である。 本発明のマッピング回路に適用するマッピング・コンスタレーションを示す図である。 本発明の復調装置を示すブロック図である。 本発明のデマッピング回路を示すブロック図である。 本発明のデマッピング回路を示すブロック図である。 本発明のQAM復調回路を示すブロック図である。 本発明のQAM復調回路を示すブロック図である。 本発明のQPSK復調回路を示すブロック図である。 本発明の軟判定処理を説明するための図である。 本発明の軟判定処理を説明するための図である。 本発明の軟判定処理を説明するための図である。 本発明の軟判定処理を説明するための図である。 本発明の軟判定処理を説明するための図である。 本発明のQPSK復調回路の動作を説明するための図である。 本発明のQPSK復調回路の動作を説明するための図である。 本発明のQPSK復調回路が行う回転操作を説明するための図である。
符号の説明
10 送信装置
11 符号化回路
12 インタリーブ回路
13 マッピング回路
14 逆高速フーリエ変換(IFFT)回路
15 送信回路
16 アンテナ
131 直並列変換回路
132 バイポーラ変換回路
133 2キャリアマッピング回路
20 復調装置
21 アンテナ
22 チューナ
23 A/Dコンバータ
24 デジタル直交復調回路
25 高速フーリエ変換(FFT)回路
26 イコライザ
27 デマッピング回路
28 インタリーブ回路
29 エラー訂正回路
30 受信信号評価回路
270 第1復調回路
271 第2復調回路
272 第3復調回路
273、279 復調方法選択部
274 ユニポーラ変換回路
275 並直列変換回路
276、277 16QAM復調部
278 QPSK復調部
301A〜301D 第1軟判定回路
302A〜302D 第2軟判定回路
303A〜303D 乗算回路
304、305 位相回転部
306A〜306D 第3軟判定回路

Claims (23)

  1. 所定の周波数帯域を有する第1の受信サブキャリアを入力し、この第1の受信サブキャリアを第1の復調方法により復調する第1の復調部と、
    前記所定の周波数帯域と周波数帯域が異なる第2の受信サブキャリアを入力し、この第2の受信サブキャリアを第2の復調方法により復調する第2の復調部と、
    前記第1の受信サブキャリアと前記第2の受信サブキャリアとを入力し、前記第1の受信サブキャリアと前記第2の受信サブキャリアを合成して得られる複数の合成サブキャリアを、前記第1の復調方法及び前記第2の復調方法と異なる第3の復調方法によって復調する第3の復調部と、
    前記第1の復調部乃至前記第3の復調部のいずれかの復調データを選択して出力する選択部と、を有する復調装置。
  2. 1の前記合成サブキャリアの1シンボルから前記第3の復調方法によって復調するビット数は、前記第1の受信サブキャリア及び前記第2の受信サブキャリアの1シンボルから前記第1の復調方法又は前記第2の復調方法によって復調するビット数より小さい請求項1記載の復調装置。
  3. 前記第1の受信サブキャリアの1シンボルから前記第1の復調方法によって復調するビット数は、前記第2の受信サブキャリアの1シンボルから前記第2の復調方法によって復調するビット数と等しい請求項2記載の復調装置。
  4. 前記第1及び前記第2の復調部はQAM復調を行うQAM復調部であり、前記第3の復調部は、QPSK復調を行うQPSK復調部、π/4シフトQPSK復調を行うπ/4シフトQPSK復調部、またはBPSK復調を行うBPSK復調部のいずれかである請求項1記載の復調装置。
  5. 前記選択部は、前記第1の受信サブキャリア又は前記第2の受信サブキャリアの品質情報に基づいて、前記第1の復調部乃至前記第3の復調部のいずれかの復調データを選択して出力する請求項1記載の復調装置。
  6. 前記選択部は、前記第1の受信サブキャリアの信号対雑音比と前記第2の受信サブキャリアの信号対雑音比との差または比が所定値よりも大きい場合は、前記第1又は前記第2の復調部からの復調データのうち、信号対雑音比が大きい方の前記受信キャリアを復調した復調データを選択し、前記差又は前記比が前記所定値よりも小さいか等しい場合は、前記第3の復調部からの復調データを選択する請求項1記載の復調装置。
  7. 前記選択部は、前記第1の受信サブキャリアの受信電力と前記第2の受信サブキャリアの受信電力との差または比が所定値よりも大きい場合は、前記第1又は前記第2の復調部からの復調データのうち、受信電力が大きい方の前記受信キャリアを復調した復調データを選択し、前記差又は前記比が前記所定値よりも小さいか等しい場合は、前記第3の復調部からの復調データを選択する請求項1記載の復調装置。
  8. 前記選択部は、前記第1の受信サブキャリア又は前記第2の受信サブキャリアに重畳された制御信号により、前記第1の復調部乃至前記第3の復調部のいずれかの復調データを選択して出力する請求項1記載の復調装置。
  9. 前記第1の復調部は16QAM復調を行う復調部であり、
    前記第1の受信サブキャリアの同相チャネルを第1の軟判定により復号し、第1の復調データとして出力する第1の軟判定部と、
    前記第1の受信サブキャリアの同相チャネルを第2の軟判定により復号し、第2の復調データとして出力する第2の軟判定部と、
    前記第1の受信サブキャリアの同相チャネルと直交する直交チャネルを前記第1の軟判定と同一の軟判定により復号し、第3の復調データとして出力する第3の軟判定部と、
    前記第1の受信サブキャリアの直交チャネルを前記第2の軟判定と同一の軟判定により復号し、第4の復調データとして出力する第4の軟判定部と、
    を備える請求項1記載の復調装置。
  10. 前記第2の復調部は16QAM復調を行う復調部であり、
    前記第2の受信サブキャリアの同相チャネルを前記第2の軟判定と同一の軟判定により復号し、第5の復調データとして出力する第5の軟判定部と、
    前記第2の受信サブキャリアの同相チャネルの信号に−1を乗算した値を前記第1の軟判定と同一の軟判定により復号し、第6の復調データとして出力する第6の軟判定部と、
    前記第2の受信サブキャリアの同相チャネルと直交する直交チャネルを前記第2の軟判定と同一の軟判定により復号し、第7の復調データとして出力する第7の軟判定部と、
    前記前記第2の受信サブキャリアの直交チャネルの信号に−1を乗算した値を前記第1の軟判定と同一の軟判定により復号し、第8の復調データとして出力する第8の軟判定部と、
    を備える請求項9記載の復調装置。
  11. 前記第3の復調部は、QPSK復調を行う復調部であり、
    前記第1の受信サブキャリアの同相チャネルの位相により第9の復調データを判定して出力する第9の軟判定部と、
    前記第2の受信サブキャリアの同相チャネルの位相により第10の復調データを判定して出力する第10の軟判定部と、
    前記第1の受信サブキャリアの直交チャネルの位相により第11の復調データを判定して出力する第11の軟判定部と、
    前記第2の受信サブキャリアの直交チャネルの位相により第12の復調データを判定して出力する第12の軟判定部と、
    を備える請求項10に記載の復調装置。
  12. 前記第3の復調部は、前記第1の受信サブキャリアの同相チャネルと前記第2の受信サブキャリアの同相チャネルとを2次元複素平面上の座標点として定義し、前記座標点を前記複素平面の座標軸と第1の角度をなす座標軸上に配置するように第2の角度だけ回転演算し、実数部と虚数部とを出力する第1の位相回転部と、
    前記第1の受信サブキャリアの直交チャネルと前記第2の受信サブキャリアの直交チャネルとを2次元複素平面上の座標点として定義し、前記座標点を前記複素平面の座標軸と第3の角度をなす座標軸上に配置するように第4の角度だけ回転演算し、実数部と虚数部とを出力する第2の位相回転部と、
    前記第1の位相回転部が出力する前記実数部を軟判定により復号し、第1の復調データとして出力する第1の軟判定部と
    前記第1の位相回転部が出力する前記虚数部を−1乗算した値を前記軟判定により復号し、前記第1の復調データの次の第2の復調データとして出力する第2の軟判定部と、
    前記第2の位相回転部が出力する前記実数部を前記軟判定により復号し、前記第1の復調データから所定値だけ離れた第3の復調データとして出力する第3の軟判定部と、
    前記第2の位相回転部からの前記虚数部を−1乗算した値を前記軟判定により復号し、前記第3の復調データの次の第4の復調データとして出力する第4の軟判定部と、
    を備える請求項1記載の復調装置。
  13. 前記第3の復調部は、前記第1の受信サブキャリアの同相チャネルを実数部とし、前記第2の受信サブキャリアの同相チャネルを虚数部とする第1の複素信号の位相を回転する第1の位相回転部と、
    前記第1の受信サブキャリアの直交チャネルを実数部とし、前記第2の受信サブキャリアの直交チャネルを虚数部とする第2の複素信号の位相を回転する第2の位相回転部と、
    前記第1の位相回転部によって回転された前記第1の複素信号の実数部に対する軟判定結果に基づいて、第1の復調データを出力する第1の軟判定部と、
    前記第1の位相回転部によって回転された前記第1の複素信号の虚数部に対する軟判定結果に基づいて、第2の復調データを出力する第2の軟判定部と、
    前記第2の位相回転部によって回転された前記第2の複素信号の実数部に対する軟判定結果に基づいて、第3の復調データとして出力する第3の軟判定部と、
    前記第2の位相回転部によって回転された前記第2の複素信号の虚数部に対する軟判定結果に基づいて、第4の復調データを出力する第4の軟判定部と、
    を備える請求項1に記載の復調装置。
  14. 前記第1の軟判定は、前記同相チャネルが第1の閾値よりも大きい場合は前記第1の復調データを1と判定し、前記同相チャネルが第2の負の閾値よりも小さい場合は前記第1の復調データを−1と判定し、前記第2の負の閾値と前記第1のしきい値間の判定は、−1から1に単調増加するように判定する請求項9記載の復調装置。
  15. 前記第2の軟判定は、前記同相チャネルが第1の負の閾値よりも小さい場合は前記第1の復調データを−1と判定し、前記第1の負の閾値より大きく第2の負の閾値よりも小さい場合は、−1から1に単調増加するように判定し、前記第2の負の閾値より大きく第1の正の閾値よりも小さい場合は、1から−1に単調減少するように判定し、前記第1の正の閾値より大きく第2の正の閾値よりも小さい場合は、−1から1に単調増加するように判定し、前記同相チャネルが第2の閾値よりも大きい場合は前記第1の復調データを1と判定する請求項9記載の復調装置。
  16. 前記第1の角度及び前記第3の角度がπ/4である請求項12記載の復調装置。
  17. 所定の周波数帯域を有する第1の受信サブキャリアを入力し、この第1の受信サブキャリアを第1の復調方法により復調し、
    前記所定の周波数帯域と周波数帯域が異なる第2の受信サブキャリアを入力し、この第2の受信サブキャリアを第2の復調方法により復調し、
    前記第1の受信サブキャリアと前記第2の受信サブキャリアとを入力し、前記第1の受信サブキャリアと前記第2の受信サブキャリアを合成して得られる複数の合成サブキャリアを、前記第1の復調方法及び前記第2の復調方法と異なる第3の復調方法によって復調し、
    前記第1の復調方法乃至前記第3の復調方法による復調データのうちの1の復調データを選択して出力する復調方法。
  18. 1の前記合成サブキャリアの1シンボルから前記第3の復調方法によって復調するビット数は、前記第1の受信サブキャリア及び前記第2の受信サブキャリアの1シンボルから前記第1の復調方法又は前記第2の復調方法によって復調するビット数より小さい請求項17記載の復調方法。
  19. 前記第1の受信サブキャリアの1シンボルから前記第1の復調方法によって復調するビット数は、前記第2の受信サブキャリアの1シンボルから前記第2の復調方法によって復調するビット数と等しい請求項18記載の復調方法。
  20. 前記選択は、前記第1の受信サブキャリア又は前記第2の受信サブキャリアの品質情報に基づいて行う請求項17記載の復調方法。
  21. 前記選択は、前記第1の受信サブキャリア又は前記第2の受信サブキャリアに重畳された制御信号に基づいて行う請求項17記載の復調方法。
  22. 前記第1の復調方法及び前記第2の復調方法は16QAM復調であり、前記第3の復調方法はQPSK復調であって、
    前記第3の復調方法による復調は、
    前記第1の受信サブキャリアの同相チャネルの位相により第1の復調データを判定して出力し、
    前記第2の受信サブキャリアの同相チャネルの位相により第2の復調データを判定して出力し、
    前記第1の受信サブキャリアの直交チャネルの位相により第3の復調データを判定して出力し、
    前記第2の受信サブキャリアの直交チャネルの位相により第4の復調データを判定して出力する、
    請求項17に記載の復調方法。
  23. 前記第1の復調方法及び前記第2の復調方法は16QAM復調であり、前記第3の復調方法はQPSK復調であって、
    前記第3の復調方法による復調は、前記第1の受信サブキャリアの同相チャネルを実数部とし、前記第2の受信サブキャリアの同相チャネルを虚数部とする第1の複素信号の位相を回転し、
    前記第1の受信サブキャリアの直交チャネルを実数部とし、前記第2の受信サブキャリアの直交チャネルを虚数部とする第2の複素信号の位相を回転し、
    回転された前記第1の複素信号の実数部に対する軟判定結果に基づいて、第1の復調データを出力し、
    回転された前記第1の複素信号の虚数部に対する軟判定結果に基づいて、第2の復調データを出力し、
    回転された前記第2の複素信号の実数部に対する軟判定結果に基づいて、第3の復調データを出力し、
    回転された前記第2の複素信号の虚数部に対する軟判定結果に基づいて、第4の復調データを出力する請求項17記載の復調方法。
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