JP4059227B2 - 復調装置 - Google Patents

復調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4059227B2
JP4059227B2 JP2004151492A JP2004151492A JP4059227B2 JP 4059227 B2 JP4059227 B2 JP 4059227B2 JP 2004151492 A JP2004151492 A JP 2004151492A JP 2004151492 A JP2004151492 A JP 2004151492A JP 4059227 B2 JP4059227 B2 JP 4059227B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
signal strength
signal
timing
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004151492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005333525A (ja
Inventor
鎮 伊藤
俊昭 飯村
邦夫 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004151492A priority Critical patent/JP4059227B2/ja
Priority to TW094116136A priority patent/TW200610303A/zh
Priority to KR1020050041958A priority patent/KR101043150B1/ko
Priority to US11/132,655 priority patent/US7474881B2/en
Priority to EP05253125A priority patent/EP1598956A3/en
Priority to CN2005100722206A priority patent/CN1700689B/zh
Publication of JP2005333525A publication Critical patent/JP2005333525A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4059227B2 publication Critical patent/JP4059227B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/10Frequency-modulated carrier systems, i.e. using frequency-shift keying
    • H04L27/14Demodulator circuits; Receiver circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/12Frequency diversity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/08Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
    • H04B7/0868Hybrid systems, i.e. switching and combining
    • H04B7/0871Hybrid systems, i.e. switching and combining using different reception schemes, at least one of them being a diversity reception scheme
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only

Description

本発明は、復調装置に関し、特に複数の搬送波を同時に復調する復調装置、および、その処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
半導体技術の進歩により復調装置における回路の小型化が進み、1台で複数の搬送波を同時に復調する復調装置が利用されるようになっている。例えば、周波数ダイバーシティ方式では、送信側において異なる複数の搬送波により同一の信号を送信し、受信側においてそれらを選択または合成することにより特性改善を図る。この周波数ダイバーシティ方式においては、同一信号が複数の搬送波により送信されるため、そのうちのいくつかが受信不可能となった場合でも他の搬送波により受信を行なうことが出来るという利点を有する。特に、OFDM(直交周波数分割多重)方式では多くの搬送波を持つため、全ての搬送波が受信不能となる可能性は極めて低く、また、同一信号を送る搬送波の組み合わせを柔軟に選択出来るという理由から広く用いられている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
このような復調装置においては、各搬送波に対応してそれぞれ異なる受信ブロックが設けられ、それら受信ブロックがそれぞれ対応する搬送波の受信を担当するように構成される。
特開2000−201130号公報(図5) 特開平10−336159号公報(図1)
上述のように、複数の搬送波を同時に復調する復調装置は、各搬送波に対応して複数の受信ブロックを備える。しかしながら、例えば通信状態の悪化によって、それら受信ブロックに対応する搬送波の受信が行なえない場合には、その受信ブロックにおける復調処理も行われなくなる。すなわち、復調装置に複数の受信ブロックを設けておきながら、全く活用されない受信ブロックが存在することになり、ハードウエア資源の利用効率という観点からみて非効率であるといえる。
そこで、本発明は、このような実情を鑑みてなされたものであり、復調装置における受信ブロックの有効活用を図ることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の請求項1記載の復調装置は、第1または第2の周波数による高周波信号を受信するための第1および第2の高周波受信手段と、上記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号の強度をそれぞれ検出する第1および第2の信号強度検出手段と、上記第1の高周波受信手段において上記第1の周波数による高周波信号を受信させるとともに上記第2の高周波受信手段において上記第2の周波数による高周波信号を受信させた際に、上記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に上記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には上記第2の高周波受信手段において上記第1の周波数による高周波信号を受信させるよう制御する強度判定手段と、上記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号のキャリア周波数誤差をそれぞれ生成して調整する第1および第2の周波数誤差調整手段と、上記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に上記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には上記第1の周波数誤差調整手段において生成されたキャリア周波数誤差を上記第2の周波数誤差調整手段に供給する周波数誤差調整制御手段とを具備する。これにより、第1の周波数誤差調整手段において生成されたキャリア周波数誤差を利用して第2の周波数誤差調整手段に周波数誤差調整を行わせるという作用をもたらす。
また、本発明の請求項記載の復調装置は、請求項記載の復調装置において、上記第1および第2の周波数誤差調整手段のそれぞれの出力信号について復調処理のタイミングを再生する第1および第2のタイミング再生手段と、上記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に上記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には上記第1のタイミング再生手段において再生されたタイミングを上記第2のタイミング再生手段に供給するタイミング再生制御手段とをさらに具備する。これにより、第1のタイミング再生手段において再生されたタイミングを利用して第2のタイミング再生手段にタイミング再生を行わせるという作用をもたらす。
また、本発明の請求項記載の復調装置は、第1または第2の周波数による高周波信号を受信するための第1および第2の高周波受信手段と、上記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号の強度をそれぞれ検出する第1および第2の信号強度検出手段と、上記第1の高周波受信手段において上記第1の周波数による高周波信号を受信させるとともに上記第2の高周波受信手段において上記第2の周波数による高周波信号を受信させた際に、上記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に上記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には上記第2の高周波受信手段において上記第1の周波数による高周波信号を受信させるよう制御する強度判定手段と、上記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号について復調処理のタイミングを再生する第1および第2のタイミング再生手段と、上記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に上記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には上記第1のタイミング再生手段において再生されたタイミングを上記第2のタイミング再生手段に供給するタイミング再生制御手段とをさらに具備する。これにより、第1のタイミング再生手段において再生されたタイミングを利用して第2のタイミング再生手段にタイミング再生を行わせるという作用をもたらす。
また、本発明の請求項記載の復調装置は、第1または第2の周波数による高周波信号を受信するための第1および第2の高周波受信手段と、上記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号の強度をそれぞれ検出する第1および第2の信号強度検出手段と、上記第1の高周波受信手段において上記第1の周波数による高周波信号を受信させるとともに上記第2の高周波受信手段において上記第2の周波数による高周波信号を受信させた際に、上記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に上記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には上記第2の高周波受信手段において上記第1の周波数による高周波信号を受信させるよう制御する強度判定手段と、上記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号のキャリア周波数誤差をそれぞれ生成して調整する第1および第2の周波数誤差調整手段と、上記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に上記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には上記第1の周波数誤差調整手段において生成されたキャリア周波数誤差を上記第2の周波数誤差調整手段に供給する周波数誤差調整制御手段と、上記第1および第2の周波数誤差調整手段のそれぞれの出力信号について復調処理を行う第1および第2の復調手段と、上記第1および第2の周波数誤差調整手段のそれぞれの出力信号について上記第1および第2の復調手段における復調処理のタイミングを再生する第1および第2のタイミング再生手段と、上記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に上記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には上記第1のタイミング再生手段において再生されたタイミングを上記第2のタイミング再生手段に供給するタイミング再生制御手段と、上記第1および第2の復調手段の出力信号の信号処理を行う信号処理手段とを具備する。これにより、所定の信号強度を検出しない周波数による受信を止めて空間ダイバシティによって受信ブロックとしての利用効率を高めるという作用をもたらす。
また、本発明の請求項記載の復調装置は、請求項記載の復調装置において、上記信号処理手段が、上記第1および第2の復調手段の出力信号それぞれについてエラー検出を行うエラー検出手段と、上記第1および第2の復調手段の出力信号のうち上記エラー検出手段によってエラー検出のされなかった方を選択する選択手段とを備えるものである。これにより、第1および第2の復調手段の出力信号のうち何れかエラー検出のされなかった方を選択させるという作用をもたらす。
また、本発明の請求項記載の復調装置は、請求項記載の復調装置において、上記信号処理手段が、上記第1および第2の復調手段の出力信号のうち上記第1および第2の信号強度検出手段において検出された信号強度の高い方を選択する選択手段を備えるものである。これにより、信号強度を基準とした安定した信号を選択させるという作用をもたらす。
また、本発明の請求項記載の復調装置は、請求項記載の復調装置において、上記信号処理手段が、上記第1および第2の復調手段の出力信号をサブキャリア単位で合成する合成手段を備えるものである。これにより、サブキャリア単位で安定した信号を合成させるという作用をもたらす。
また、本発明の請求項記載の復調方法は、第1または第2の周波数による高周波信号を受信するための第1および第2の高周波受信手段と、上記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号のキャリア周波数誤差をそれぞれ生成して調整する第1および第2の周波数誤差調整手段と、上記第1および第2の周波数誤差調整手段のそれぞれの出力信号について復調処理のタイミングを再生する第1および第2のタイミング再生手段とを備える復調装置において、上記第1の高周波受信手段において上記第1の周波数による高周波信号を受信させるとともに上記第2の高周波受信手段において上記第2の周波数による高周波信号を受信させる手順と、上記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号の強度をそれぞれ検出する手順と、上記第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に上記第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には上記第2の高周波受信手段において上記第1の周波数による高周波信号を受信させるよう制御する手順と、上記第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に上記第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には上記第1の周波数誤差調整手段において生成されたキャリア周波数誤差を上記第2の周波数誤差調整手段に供給する手順と、上記第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に上記第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には上記第1のタイミング再生手段において再生されたタイミングを上記第2のタイミング再生手段に供給する手順とを具備する。これにより、所定の信号強度を検出しない周波数による受信を止めて空間ダイバシティによって受信ブロックとしての利用効率を高めるという作用をもたらす。
また、本発明の請求項記載のプログラムは、第1または第2の周波数による高周波信号を受信するための第1および第2の高周波受信手段と、上記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号のキャリア周波数誤差をそれぞれ生成して調整する第1および第2の周波数誤差調整手段と、上記第1および第2の周波数誤差調整手段のそれぞれの出力信号について復調処理のタイミングを再生する第1および第2のタイミング再生手段とを備える復調装置において、上記第1の高周波受信手段において上記第1の周波数による高周波信号を受信させるとともに上記第2の高周波受信手段において上記第2の周波数による高周波信号を受信させる手順と、上記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号の強度をそれぞれ検出する手順と、上記第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に上記第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には上記第2の高周波受信手段において上記第1の周波数による高周波信号を受信させるよう制御する手順と、上記第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に上記第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には上記第1の周波数誤差調整手段において生成されたキャリア周波数誤差を上記第2の周波数誤差調整手段に供給する手順と、上記第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に上記第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には上記第1のタイミング再生手段において再生されたタイミングを上記第2のタイミング再生手段に供給する手順とをコンピュータに実行させるものである。これにより、所定の信号強度を検出しない周波数による受信を止めて空間ダイバシティによって受信ブロックとしての利用効率を高めるという作用をもたらす。
本発明によれば、復調装置において複数設けられた受信ブロックの有効活用を図るという優れた効果を奏し得る。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における復調装置の一構成例を示す図である。この復調装置は、アンテナA110およびB210と、高周波回路A120およびB220と、復調部A130およびB230と、制御部300と、信号処理部400と、通信制御部500と、周辺インターフェース590とを備える。すなわち、この復調装置は受信ブロックとして、アンテナA110、高周波回路A120および復調部A130、ならびに、アンテナB210、高周波回路B220および復調部B230、の2系統を備えるものである。なお、ここでは、説明の都合上、2系統の受信ブロックを備える復調装置を例として挙げるが、これに限られず3系統以上の受信ブロックを備える復調装置にも同様に適用することができる。
アンテナA110およびB210は、それぞれ別々の信号を受信するために用いられる。例えば、それぞれ2.4GHz帯および5.2GHz帯の高周波信号を受信するものとしてもよく、また、同一周波数帯における異なる搬送波による高周波信号を受信するものとしてもよい。高周波回路A120およびB220は、それぞれアンテナA110およびB210に接続し、アンテナA110およびB210からの高周波信号を中間周波信号に変換する役割を有する。これら高周波回路A120およびB220における周波数変換は、制御部300によって制御される。
復調部A130およびB230は、それぞれ高周波回路A120およびB220に接続し、高周波回路A120およびB220からの中間周波信号を復調する役割を有する。これら復調部A130およびB230における復調処理は、制御部300によって制御される。
信号処理部400は、復調部A130およびB230に接続し、復調部A130およびB230からの2系統の信号を合成等する役割を有する。通信制御部500は、信号処理部400に接続し、信号処理部400から供給された信号について主として論理層の処理を行うものである。論理層の処理としては、例えば、データリンク層におけるMAC(メディアアクセス制御)副層のフレーム処理が含まれる。
周辺インターフェース590は、その受信装置を接続するためのインターフェースであり、その受信装置が端末局である場合には、周辺インターフェース590としてホストインターフェースが使用され、このホストインターフェースのポート599にはコンピュータ等のホスト機器が接続される。一方、その受信装置が基地局である場合には、周辺インターフェース590としてネットワークインターフェースが使用され、このネットワークインターフェースのポート599にはインターネット等を利用するためのモデム等が接続される。
図2は、本発明の実施の形態における復調装置の受信ブロックの内部構成の一例を示す図である。ここでは、2系統の受信ブロックを想定し、高周波回路A120およびB220としてそれぞれ、局部発振器A121およびB221と、周波数変換器A122およびB222とを備えている。また、これら局部発振器A121およびB221と周波数変換器A122およびB222との間にはスイッチA301およびB302が設けられている。これらスイッチA301およびB302は、制御部300からの制御に従い、局部発振器A121またはB221による発振出力を周波数変換器A122およびB222に供給するよう接続を切り替える。
周波数変換器A122およびB222は、局部発振器A121またはB221から供給された発振出力に応じて、それぞれアンテナA110およびB210からの高周波信号を中間周波信号に変換する。すなわち、受信しようとする周波数よりも中間周波数だけ高いもしくは低い周波数を局部発振器A121またはB221で発振させておいて、周波数変換器A122およびB222において高周波信号と掛け合わせることにより、中間周波数を有する中間周波信号を得る。
また、この受信ブロックは、復調部A130およびB230としてそれぞれ、信号強度表示部A140およびB240と、信号増幅部A150およびB250と、周波数誤差調整部A160およびB260と、タイミング再生部A170およびB270と、離散フーリエ変換器A180およびB280と、振幅位相補正部A190およびB290と、その補正量算出部A191およびB291とを備える。
信号強度表示部(RSSI:Received Signal Strength Indicator)A140およびB240は、それぞれ周波数変換器A122およびB222に接続し、それぞれ周波数変換器A122およびB222からの信号の信号強度を測定する。これら測定結果は、制御部300にそれぞれ供給される。例えば、この信号強度が−52[dBm]を超えた場合に、信号強度表示部A140およびB240は、制御部300にその旨を知らせる。
信号増幅部A150およびB250は、それぞれ周波数変換器A122およびB222に接続し、周波数変換器A122およびB222からの信号を制御部300からの指示に従って所定の受信レベルまで増幅する。この所定の受信レベルとしては、周波数誤差調整部A160およびB260におけるアナログ信号からデジタル信号への変換の際のダイナミックレンジに収まる範囲であり、受信信号の最大から最小までの振幅値が例えば100[mVp−p(ピーク・ツー・ピーク)]になったこと等を基準として用いることができる。また、信号増幅部A150およびB250は、その動作状況に関する情報を制御部300へ出力する。これら信号増幅部A150およびB250は、例えば、AGC(Automatic Gain Control:自動利得制御)回路により実現することができる。
周波数誤差調整部A160およびB260は、それぞれ信号増幅部A150およびB250に接続し、信号増幅部A150およびB250によって増幅された信号を制御部300からの指示に従って所定の中心周波数へ周波数シフトする。この周波数の誤差調整は、送受信装置間のキャリア周波数誤差を調整し同期をとるためのものである。周波数誤差調整部A160およびB260は、その周波数シフト量に関する情報を制御部300へ出力する。これら周波数誤差調整部A160およびB260は、例えば、AFC(Automatic Frequency Control:自動周波数制御)回路により実現することができる。
タイミング再生部A170およびB270は、それぞれ周波数誤差調整部A160およびB260に接続し、周波数誤差調整部A160およびB260によって周波数誤差調整された信号について、制御部300からの指示に従って所定の復調タイミングを再生する。この復調タイミングは離散フーリエ変換器A180またはB280における復調処理の際に、OFDM信号の受信を検出してOFDMシンボルと復調処理のタイミング同期をとるためのものであり、このタイミング再生部A170およびB270によって再生された復調タイミングを再生タイミングという。タイミング再生部A170およびB270は、この再生タイミング情報を制御部300へ出力する。
離散フーリエ変換器A180およびB280は、それぞれ周波数誤差調整部A160およびB260に接続し、周波数誤差調整部A160およびB260によって周波数誤差調整された信号について、それぞれタイミング再生部A170およびB270からのタイミング情報に従って復調処理を行なう。これは、OFDM信号からサブキャリア信号に分波するマルチキャリア復調を行うものである。
補正量算出部A191およびB291は、それぞれ離散フーリエ変換器A180およびB280に接続し、離散フーリエ変換器A180およびB280からの信号から伝搬路の伝送路特性を推定して振幅位相補正量を算出する。
振幅位相補正部A190およびB290は、それぞれ離散フーリエ変換器A180およびB280ならびに補正量算出部A191およびB291に接続し、離散フーリエ変換器A180およびB280からの信号と補正量算出部A191およびB291からの振幅位相補正量とを掛け合わし振幅位相補正を施した信号を信号処理部400へ出力する。
図3は、IEEE802.11a規格におけるフレーム構成を示す図である。IEEE802.11a規格は、IEEE(米国電気電子学会)の802標準化委員会のワーキンググループによる規格である。以下、本発明の実施の形態における復調装置では、このIEEE802.11a規格によるフレームを受信することを想定する。
このIEEE802.11a規格によるフレームは、PLCP(物理層コンバージェンスプロトコル:Physical Layer Convergence Protocol)プリアンブル610と、シグナル620と、データ630とから構成される。PLCPプリアンブル610は、無線パケット信号の受信同期処理のための既定の固定パターン信号である。シグナル620は、データ630の伝送速度とデータ長を含むOFDMシンボルである。データ630は、情報データの本体を含むフィールドである。
論理フィールドに着目すると、シグナル620は、4ビットの伝送速度641と、1ビットの予約ビット642と、12ビットのデータ長643と、1ビットのパリティ644と、これらの畳み込み符号化を終端する6ビットのテール645とから成る。伝送速度641およびデータ長643は何れもデータ630に関するものである。シグナル620自身は、最も信頼性の高い6Mbpsの伝送速度、すなわち符号化率=1/2のBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調により伝送される。
データ630は、16ビットのサービス646と、可変長のデータPSDU(PLCP Sevice Data Unit)650と、これらの畳み込み符号化を終端する6ビットのテール658と、OFDMシンボルの余ったビットを充填するパディングビット659とから成る。なお、サービス646は、スクランブラの初期状態を与えるための7ビットの「0」と、9ビットの予約ビットとから成る。また、シグナル620の各フィールドとサービス646は、PLCPヘッダ640を構成する。
フレーム内の物理信号に着目すると、PLCPプリアンブル610は、10個のショートトレーニングシンボル611を含むショートプリアンブルと、2個のロングトレーニングシンボル613および614を含むロングプリアンブルとから成る。ショートプリアンブルは、12波のサブキャリアによる周期0.8μsの既定の固定パターン信号であり、t1乃至t10の10個で計8μsの信号になる。このショートプリアンブルは、信号強度表示部A140およびB240における無線パケット信号の検出、信号増幅部A150およびB250における信号増幅、周波数誤差調整部A160およびB260におけるキャリア周波数誤差の粗調整、タイミング再生部A170およびB270におけるシンボルタイミング検出などに用いられる。
一方、ロングプリアンブルは、52波のサブキャリアによる2シンボルの繰り返し信号であり、1.6μsのガードインターバル612に続く2個の3.2μsのロングトレーニングシンボル613および614で計8μsの信号になる。このロングプリアンブルは、周波数誤差調整部A160およびB260におけるキャリア周波数誤差の微調整や、補正量算出部A191およびB291におけるチャネル推定、すなわちサブキャリア毎の基準振幅および基準位相の検出などに用いられる。
シグナル620では、3.2μsのシグナル622本体の前に0.8μsのガードインターバル621が付加され、計4μsの信号になる。また、データ630についても、3.2μsのデータ632本体の前に0.8μsのガードインターバル631が付加された計4μsの信号がデータ長643に応じて繰り返されるようになっている。
図4は、本発明の実施の形態における周波数誤差調整部A160の一構成例を示す図である。この周波数誤差調整部A160は、OFDMシンボルの繰り返し間隔だけ離れた信号間の相関を利用して平均位相回転値量を検出してキャリア周波数の誤差を求めるものであり、遅延回路161と、複素共役演算回路162と、複素乗算回路163と、平均位相回転量算出回路164と、周波数誤差検出回路165と、周波数誤差保持部166と、積分回路167と、複素共役ベクトル変換演算回路168と、複素乗算回路169とを備える。
遅延回路161は、OFDMシンボルの繰り返し信号区間の時間だけ信号増幅部A150からのOFDM信号を遅延させるものである。複素共役演算回路162は、遅延回路161の出力に対して複素共役演算を施して複素信号の虚数成分の値だけ正負を反転させることにより位相回転方向を逆にするものである。複素乗算回路163は、遅延回路161および複素共役演算回路162によって位相回転方向を逆にした遅延OFDM信号と信号増幅部A150からの現在のOFDM信号との複素乗算を行うことにより位相回転量を算出するものである。
平均位相回転量算出回路164は、複素乗算回路163によって算出された位相回転量について、OFDMシンボルの繰り返し区間に亘って平均処理を行うことにより平均位相回転量を算出するものである。周波数誤差検出回路165は、平均位相回転量算出回路164によって算出された平均位相回転量に基づいてキャリア周波数誤差を算出するものである。
周波数誤差保持部166は、このようにして算出されたキャリア周波数誤差をそのフレームに亘って保持するものである。この周波数誤差保持部166の入力部分には選択器が備えられ、周波数誤差保持部166は制御部300から供給された値を保持することもできる。また、この周波数誤差保持部166の出力は制御部300にも出力される。
積分回路167は、周波数誤差保持部166に保持された値について積分処理を行うものである。複素共役ベクトル変換演算回路168は、積分回路167によって積分された値について積分共役とベクトル変換演算を行うものである。複素乗算回路169は、複素共役ベクトル変換演算回路168の出力と現在のOFDM信号との複素乗算を行うことによりキャリア周波数誤差の補正を行うものである。このようにしてキャリア周波数誤差が補正された信号はタイミング再生部A170および離散フーリエ変換器A180に出力される。
なお、ここでは周波数誤差調整部A160の構成例について説明したが、周波数誤差調整部B260も同様の構成により実現可能である。
図5は、本発明の実施の形態におけるタイミング再生部A170の一構成例を示す図である。このタイミング再生部A170は、OFDMシンボルの繰り返し信号区間を利用した自己相関型のタイミング再生回路であり、遅延回路171と、複素共役演算回路172と、複素乗算回路173と、平均処理回路174と、ピーク位置検出回路175と、選択器176とを備える。
遅延回路171は、OFDMシンボルの繰り返し信号区間の時間だけ周波数誤差調整部A160からの信号を遅延させるものである。複素共役演算回路172は、遅延回路171の出力に対して複素共役演算を施して複素信号の虚数成分の値だけ正負を反転させるものである。複素乗算回路173は、複素共役演算回路172の出力と周波数誤差調整部A160からの信号との複素乗算を行うことによりOFDMシンボルの繰り返し信号区間だけ遅延させた受信信号の間の相関を算出するものである。
平均処理回路174は、複素乗算回路173によって算出された相関値について、OFDMシンボルの繰り返し区間に亘って平均処理を行うものである。ピーク位置検出回路175は、平均処理回路174による相関結果が所定の閾値を超えたことを検出することによりシンボルタイミングを決定するものである。このピーク位置検出回路175の出力は選択器176の一方の入力に供給されるとともに、制御部300に供給される。選択器176のもう一方の入力には制御部300からの値が供給される。すなわち、選択器176は、ピーク位置検出回路175の出力または制御部300からの値の何れかを離散フーリエ変換器A180に供給する。
なお、ここでは、自己相関型のタイミング再生回路について説明したが、マッチド・フィルタ(Matched Filter)を用いた相互相関型のタイミング再生回路を採用することも可能である。また、ここではタイミング再生部A170の構成例について説明したが、タイミング再生部B270も同様の構成により実現可能である。
図6は、本発明の実施の形態における制御部300の一構成例を示す図である。この制御部300は、強度判定部A314およびB324と、増幅制御部A315およびB325と、周波数誤差調整制御部A316およびB326と、タイミング再生制御部A317およびB327とを備える。すなわち、この制御部300は、2系統の受信ブロックに対応して2系統の制御ブロックを備えている。
強度判定部A314は、信号強度表示部A140において測定された信号強度を受けて、所定の信号強度を超えた場合に増幅制御部A315および強度判定部B324にその旨を通知する。同様に、強度判定部B324は、信号強度表示部B240において測定された信号強度を受けて、所定の信号強度を超えた場合に増幅制御部B325および強度判定部A314にその旨を通知する。
また、強度判定部A314は、強度判定部B324から信号強度表示部B240における信号強度が所定の信号強度を超えた旨の通知を受けると、信号強度表示部A140における信号強度が所定の信号強度を超えるのを待つ。そして、所定時間経過しても信号強度表示部A140における信号強度が所定の信号強度を超えない場合には、強度判定部A314は、局部発振器A121の発振出力における受信に失敗したものとして、周波数変換器A122に供給される発振出力を局部発振器A121から局部発振器B221に切り替えるようスイッチA301を制御する。その際、強度判定部A314はさらに、増幅制御部A315、周波数誤差調整制御部A316およびタイミング再生制御部A317に対して局部発振器A121の発振出力における受信に失敗した旨の通知を行う。
また、強度判定部B324は、強度判定部A314から信号強度表示部A140における信号強度が所定の信号強度を超えた旨の通知を受けると、信号強度表示部B240における信号強度が所定の信号強度を超えるのを待つ。そして、所定時間経過しても信号強度表示部B240における信号強度が所定の信号強度を超えない場合には、強度判定部B324は、局部発振器B221の発振出力における受信に失敗したものとして、周波数変換器B222に供給される発振出力を局部発振器B221から局部発振器A121に切り替えるようスイッチB302を制御する。その際、強度判定部B324はさらに、増幅制御部B325、周波数誤差調整制御部B326およびタイミング再生制御部B327に対して局部発振器B221の発振出力における受信に失敗した旨の通知を行う。
増幅制御部A315は、強度判定部A314から信号強度表示部A140における信号強度が所定の信号強度を超えた旨の通知、または、局部発振器A121の発振出力における受信に失敗した旨の通知を受けると、信号増幅部A150を起動する。信号増幅部A150は、所定の受信レベルまで信号を増幅すると、増幅制御部A315にその旨を通知する。増幅制御部A315は、信号増幅部A150から所定の受信レベルまで信号を増幅した旨の通知を受けると、周波数誤差調整制御部A316にその旨を通知する。
同様に、増幅制御部B325は、強度判定部B324から信号強度表示部B240における信号強度が所定の信号強度を超えた旨の通知、または、局部発振器B221の発振出力における受信に失敗した旨の通知を受けると、信号増幅部B250を起動する。信号増幅部B250は、所定の受信レベルまで信号を増幅すると、増幅制御部B325にその旨を通知する。増幅制御部B325は、信号増幅部B250から所定の受信レベルまで信号を増幅した旨の通知を受けると、周波数誤差調整制御部B326にその旨を通知する。
周波数誤差調整制御部A316は、増幅制御部A315から所定の受信レベルまで信号が増幅された旨の通知を受けると周波数誤差調整部A160を起動する。周波数誤差調整部A160は、周波数誤差を算出するとその周波数シフト量を周波数誤差調整制御部A316に供給する。周波数誤差調整制御部A316は、この周波数シフト量を周波数誤差調整制御部B326に供給する。
同様に、周波数誤差調整制御部B326は、増幅制御部B325から所定の受信レベルまで信号が増幅された旨の通知を受けると周波数誤差調整部B260を起動する。周波数誤差調整部B260は、周波数誤差を算出するとその周波数シフト量を周波数誤差調整制御部B326に供給する。周波数誤差調整制御部B326は、この周波数シフト量を周波数誤差調整制御部A316に供給する。
但し、強度判定部A314から局部発振器A121の発振出力における受信に失敗した旨の通知がされている場合には、周波数誤差調整制御部A316は、周波数誤差調整制御部B326から供給された周波数シフト量を周波数誤差調整部A160の周波数誤差保持部166に設定する。同様に、強度判定部B324から局部発振器B221の発振出力における受信に失敗した旨の通知がされている場合には、周波数誤差調整制御部B326は、周波数誤差調整制御部A316から供給された周波数シフト量を周波数誤差調整部B260の周波数誤差保持部(図4の周波数誤差調整部A160における周波数誤差保持部166に相当)に設定する。
これに続いて、タイミング再生制御部A317は、タイミング再生部A170を起動する。タイミング再生部A170は、復調タイミングを再生するとその再生タイミングをタイミング再生制御部A317に供給する。タイミング再生制御部A317は、この再生タイミングをタイミング再生制御部B327に供給する。
同様に、タイミング再生制御部B327は、タイミング再生部B270を起動する。タイミング再生部B270は、復調タイミングを再生するとその再生タイミングをタイミング再生制御部B327に供給する。タイミング再生制御部B327は、この再生タイミングをタイミング再生制御部A317に供給する。
但し、強度判定部A314から局部発振器A121の発振出力における受信に失敗した旨の通知がされている場合には、タイミング再生制御部A317は、タイミング再生制御部B327から供給された再生タイミングをタイミング再生部A170の選択器176において選択させる。同様に、強度判定部B324から局部発振器B221の発振出力における受信に失敗した旨の通知がされている場合には、タイミング再生制御部B327は、タイミング再生制御部A317から供給された再生タイミングをタイミング再生部B270の選択器(図5のタイミング再生部A170における選択器176に相当)において選択させる。
図7は、本発明の実施の形態における動作タイミングの一例を示す図である。ここでは、当初、周波数変換器A122には局部発振器A121の発振出力が供給され、周波数変換器B222には局部発振器B221の発振出力が供給されているものとする。そして、信号強度表示部A140において所定の信号強度が検出され、その後、所定時間内に信号強度表示部B240において所定の信号強度が検出されなかった場合を想定する。
ショートプリアンブル615の開始当初から、信号増幅部A150では信号の増幅が行われ、周波数誤差調整部A160ではキャリア周波数誤差の調整が行われる。一方、信号増幅部B250では当初は信号の増幅が行われない。所定時間内に信号強度表示部B240において所定の信号強度が検出されないため、周波数変換器B222に局部発振器A121の発振出力が供給されるようスイッチ302が切り替えられる。その後、信号増幅部B250でも信号の増幅が行われるようになる。
周波数誤差調整部B260では、既にショートプリアンブル615の期間の大半が経過しているため自力ではキャリア周波数誤差を算出することが困難になっている。そのため、周波数誤差調整部A160で算出されたキャリア周波数誤差が周波数誤差調整部B260に供給される。具体的には、図4の周波数誤差調整部A160内の周波数誤差保持部166に相当する、周波数誤差調整部B260内の周波数誤差保持部にキャリア周波数誤差が設定される。これにより、周波数誤差調整部B260はキャリア周波数誤差の調整を行えるようになる。
ショートプリアンブル615からロングプリアンブル616に切り替わるタイミングで、タイミング再生部A170は再生タイミングを出力する。この再生タイミングはその後の離散フーリエ変換器A180におけるフーリエ変換に使用される。一方、タイミング再生部B270では、周波数誤差調整部B260の場合と同様に自力で再生タイミングを生成することができないため、タイミング再生部A170の出力した再生タイミングを利用して離散フーリエ変換器B280に対して再生タイミングを出力する。
なお、ここでは、所定時間内に信号強度表示部B240において所定の信号強度が検出されなかった場合について説明したが、所定時間内に信号強度表示部A140において所定の信号強度が検出されなかった場合には互いの関係が逆になるだけで同様の動作が行われる。
図8は、本発明の実施の形態における信号処理部400の構成例を示す図である。この信号処理部400は、振幅位相補正部A190およびB290からの2系統の信号を受けて信号処理を行い、通信制御部500に対して1系統の信号を出力する。
図8(a)の構成例では、2系統の信号それぞれに対して別々にECC(Error Correcting Code)411および412によりデータの誤りを検出および訂正するためのエラー訂正処理が施され、CRC(Cyclic Redundancy Check)413および414によりバースト誤りを検出するための巡回冗長検査が行われる。そして、これらの結果、何れかエラー検出のされなかった方がスイッチ415により選択される。
図8(b)の構成例では、2系統の信号についてサブキャリア単位で受信信号強度の高い方がスイッチ421により選択されて1系統の信号に絞り込まれる。そして、得られた1系統の信号に対してECC422によりエラー訂正処理が施され、CRC423により巡回冗長検査が行われる。
図8(c)の構成例では、2系統の信号についてサブキャリア単位で合成器431により信号の合成などがされて1系統の信号に絞り込まれる。そして、得られた1系統の信号に対してECC432によりエラー訂正処理が施され、CRC433により巡回冗長検査が行われる。
このような信号処理部400における信号処理により、振幅位相補正部A190およびB290からの2系統の信号が1系統に合成される。すなわち、周波数変換器A122およびB222において局部発振器A121またはB221のうち互いに異なる発振出力を用いた場合には、周波数ダイバシティとしての効果を得ることができる。また、周波数変換器A122およびB222において局部発振器A121またはB221の何れか一方の発振出力を共用した場合には、空間ダイバシティとしての効果を得ることができる。
なお、この図8では、周波数ダイバシティとしての効果を想定して、信号処理部400において合成もしくは選択するための構成について説明したが、これは一例に過ぎない。他の例として、1つのデータを例えば前半部と後半部に分割して、前半部と後半部をそれぞれ異なる伝送路により伝送する場合を想定すると、振幅位相補正部A190およびB290からの2系統の信号は、前半部と後半部を結合することにより元のデータを復元することができる。このような前半部と後半部の結合は、この信号処理部400において行うようにしてもよく、また、後段の通信制御部500において行うようにしてもよい。
さらに、これら2系統の信号は前半部と後半部という関係に限られず、それぞれ独立したデータであってもよい。この場合は、これらデータは信号処理部400から通信制御部500に対して独立したデータとして供給され、通信制御部500がそれぞれ独立したデータとして取り扱うことになる。
次に本発明の実施の形態における復調装置の動作手順について図面を参照して説明する。
図9は、本発明の実施の形態における制御部300の初期設定手順の一例を示すフローチャートである。まず、強度判定部A314は、初期状態として周波数変換器A122に対して例えば局部発振器A121の発振出力を供給するようスイッチA301を設定する(ステップS911)。
そして、増幅制御部A315は、信号増幅部A150に対して信号増幅のための引き込み処理をせず待機するよう指示する(ステップS912)。また、周波数誤差調整制御部A316は、周波数誤差調整部A160に対して周波数誤差調整のための引き込み処理をせず待機するよう指示する(ステップS913)。さらに、タイミング再生制御部A317は、タイミング再生部A170に対して再生タイミング生成のための引き込み処理をせず待機するよう指示する(ステップS914)。
なお、ここでは、強度判定部A314、増幅制御部A315、周波数誤差調整制御部A316およびタイミング再生制御部A317による1系統分の初期設定手順について説明したが、他の系統についても同様であり、強度判定部B324、増幅制御部B325、周波数誤差調整制御部B326およびタイミング再生制御部B327により同様に初期設定手順が実行される。
図10は、本発明の実施の形態における制御部300の制御手順の一例を示すフローチャートである。信号強度表示部A140において所定の信号強度が測定されると(ステップS921)、強度判定部A314は信号強度表示部A140における信号強度が所定の信号強度を超えた旨を増幅制御部A315に通知する。これにより、増幅制御部A315は信号増幅部A150を起動する(ステップS923)。また、強度判定部A314は信号強度表示部A140における信号強度が所定の信号強度を超えた旨を信号増幅部B250側の強度判定部B324に通知する(ステップS924)。
そして、増幅制御部A315が所定の受信レベルまで増幅が行われた旨の通知を信号増幅部A150から受けると(ステップS925)、周波数誤差調整制御部A316は周波数誤差調整部A160に対して周波数誤差調整を行うよう起動をかける(ステップS926)。また、タイミング再生制御部A317は、タイミング再生部A170に対して再生タイミング生成を行うよう起動をかける(ステップS927)。
上述の手順(ステップS923乃至S927)は、信号強度表示部B240において所定の信号強度が先に測定され、その後、所定時間内に信号強度表示部A140において所定の信号強度が測定された場合にも適用される。但し、信号強度表示部B240において所定の信号強度が先に測定され、その後、所定時間内に信号強度表示部A140において所定の信号強度が測定されなかった場合にはタイムアウトとなり、以下の処理が行われる(ステップS921)。
すなわち、強度判定部A314は、周波数変換器A122に対する局部発振器の発振出力を切り替え、例えば、局部発振器B221の発振出力を供給するようスイッチA301を制御する(ステップS932)。そして、強度判定部A314は局部発振器A121の発振出力における受信に失敗した旨を増幅制御部A315に通知する。これにより、増幅制御部A315は信号増幅部A150を起動する(ステップS933)。
そして、増幅制御部A315が所定の受信レベルまで増幅が行われた旨の通知を信号増幅部A150から受けると(ステップS935)、周波数誤差調整制御部A316は周波数誤差調整部B260から供給された周波数誤差を周波数誤差調整部A160の周波数誤差保持部166に設定する(ステップS936)。また、タイミング再生制御部A317は、タイミング再生部B270から供給された再生タイミングをタイミング再生部A170に設定する(ステップS937)。
なお、ここでは、強度判定部A314、増幅制御部A315、周波数誤差調整制御部A316およびタイミング再生制御部A317による1系統分の制御手順について説明したが、他の系統についても同様であり、強度判定部B324、増幅制御部B325、周波数誤差調整制御部B326およびタイミング再生制御部B327により同様に制御手順が実行される。そして、それぞれの系列において離散フーリエ変換器A180およびB280による離散フーリエ変換、振幅位相補正部A190およびB290による振幅位相補正が行われる。その後、信号処理部400における信号処理が行われる。
このように、本発明の実施の形態によれば、周波数ダイバシティ方式により復調を行う際、第1の系列で所定時間内に所定の信号強度が測定されないことが検出された場合、強度判定部A314またはB324は第1の系列における受信周波数を第2の系列と共用するよう制御する。そして、第2の系列において生成された周波数誤差を周波数誤差調整制御部A316およびB326により第1の系列に供給し、第2の系列において生成された再生タイミングをタイミング再生制御部A317およびB327により第1の系列に供給することにより、空間ダイバシティ方式による復調を行うよう切り替えることができる。そして、これにより第1の系列の利用効率を高めることができる。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、以下に示すように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
すなわち、請求項1において、第1および第2の高周波受信手段は例えば高周波回路A120およびB220に対応する。また、第1および第2の信号強度検出手段は例えば信号強度表示部A140およびB240に対応する。また、強度判定手段は例えば強度判定部A314およびB324に対応する。また、第1および第2の周波数誤差調整手段は例えば周波数誤差調整部A160およびB260に対応する。また、周波数誤差調整制御手段は例えば周波数誤差調整制御部A316およびB326に対応する。
また、請求項2において、第1および第2のタイミング再生手段は例えばタイミング再生部A170およびB270に対応する。また、タイミング再生制御手段は例えばタイミング再生制御部A317およびB327に対応する。
また、請求項において、第1および第2の高周波受信手段は例えば高周波回路A120およびB220に対応する。また、第1および第2の信号強度検出手段は例えば信号強度表示部A140およびB240に対応する。また、強度判定手段は例えば強度判定部A314およびB324に対応する。また、第1および第2のタイミング再生手段は例えばタイミング再生部A170およびB270に対応する。また、タイミング再生制御手段は例えばタイミング再生制御部A317およびB327に対応する。
また、請求項において、第1および第2の高周波受信手段は例えば高周波回路A120およびB220に対応する。また、第1および第2の信号強度検出手段は例えば信号強度表示部A140およびB240に対応する。また、強度判定手段は例えば強度判定部A314およびB324に対応する。第1および第2の周波数誤差調整手段は例えば周波数誤差調整部A160およびB260に対応する。また、周波数誤差調整制御手段は例えば周波数誤差調整制御部A316およびB326に対応する。また、第1および第2の復調手段は例えば離散フーリエ変換器A180およびB280に対応する。第1および第2のタイミング再生手段は例えばタイミング再生部A170およびB270に対応する。また、タイミング再生制御手段は例えばタイミング再生制御部A317およびB327に対応する。また、信号処理手段は例えば信号処理部400に対応する。
また、請求項において、エラー検出手段は例えばECC411および412ならびにCRC413および414に対応する。また、選択手段は例えばスイッチ415に対応する。
また、請求項において、選択手段は例えばスイッチ421に対応する。
また、請求項において、合成手段は例えば合成器431に対応する。
また、請求項8および9において、第1および第2の高周波受信手段は例えば高周波回路A120およびB220に対応する。第1および第2の周波数誤差調整手段は例えば周波数誤差調整部A160およびB260に対応する。第1および第2のタイミング再生手段は例えばタイミング再生部A170およびB270に対応する。また、第1の高周波受信手段において第1の周波数による高周波信号を受信させるとともに第2の高周波受信手段において第2の周波数による高周波信号を受信させる手順は例えばステップS911に対応する。また、第1および第2の高周波受信手段において受信された信号の強度をそれぞれ検出する手順は例えばステップS921に対応する。また、第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には第2の高周波受信手段において第1の周波数による高周波信号を受信させるよう制御する手順は例えばステップS932に対応する。また、第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には第1の周波数誤差調整手段において生成されたキャリア周波数誤差を第2の周波数誤差調整手段に供給する手順は例えばステップS936に対応する。また、第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には第1のタイミング再生手段において再生されたタイミングを第2のタイミング再生手段に供給する手順は例えばステップS937に対応する。


なお、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。
本発明の活用例として、例えば複数の受信ブロックを備える復調装置において受信ブロックの有効活用を図る際に本発明を適用することができる。
本発明の実施の形態における復調装置の一構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における復調装置の受信ブロックの内部構成の一例を示す図である。 IEEE802.11a規格におけるフレーム構成を示す図である。 本発明の実施の形態における周波数誤差調整部A160の一構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるタイミング再生部A170の一構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における制御部300の一構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における動作タイミングの一例を示す図である。 本発明の実施の形態における信号処理部400の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における制御部300の初期設定手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における制御部300の制御手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
110、210 アンテナ
120、220 高周波回路
121、221 局部発振器
122、222 周波数変換器
130、230 復調部
140、240 信号強度表示部
150、250 信号増幅部
160、260 周波数誤差調整部
161 遅延回路
162 複素共役演算回路
163、169 複素乗算回路
164 平均位相回転量算出回路
165 周波数誤差検出回路
166 周波数誤差保持部
167 積分回路
168 複素共役ベクトル変換演算回路
170 タイミング再生部
171 遅延回路
172 複素共役演算回路
173 複素乗算回路
174 平均処理回路
175 ピーク位置検出回路
176 選択器
180、280 離散フーリエ変換器
190、290 振幅位相補正部
191、291 補正量算出部
300 制御部
301、302 スイッチ
314、324 強度判定部
315、325 増幅制御部
316、326 周波数誤差調整制御部
317、327 タイミング再生制御部
400 信号処理部
411、412、422、432 ECC
413、414、423、433 CRC
415、421 スイッチ
431 合成器
500 通信制御部
590 周辺インターフェース

Claims (9)

  1. 第1または第2の周波数による高周波信号を受信するための第1および第2の高周波受信手段と、
    前記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号の強度をそれぞれ検出する第1および第2の信号強度検出手段と、
    前記第1の高周波受信手段において前記第1の周波数による高周波信号を受信させるとともに前記第2の高周波受信手段において前記第2の周波数による高周波信号を受信させた際に、前記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に前記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には前記第2の高周波受信手段において前記第1の周波数による高周波信号を受信させるよう制御する強度判定手段と
    前記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号のキャリア周波数誤差をそれぞれ生成して調整する第1および第2の周波数誤差調整手段と、
    前記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に前記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には前記第1の周波数誤差調整手段において生成されたキャリア周波数誤差を前記第2の周波数誤差調整手段に供給する周波数誤差調整制御手段と
    を具備することを特徴とする復調装置。
  2. 前記第1および第2の周波数誤差調整手段のそれぞれの出力信号について復調処理のタイミングを再生する第1および第2のタイミング再生手段と、
    前記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に前記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には前記第1のタイミング再生手段において再生されたタイミングを前記第2のタイミング再生手段に供給するタイミング再生制御手段と
    をさらに具備することを特徴とする請求項記載の復調装置。
  3. 第1または第2の周波数による高周波信号を受信するための第1および第2の高周波受信手段と、
    前記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号の強度をそれぞれ検出する第1および第2の信号強度検出手段と、
    前記第1の高周波受信手段において前記第1の周波数による高周波信号を受信させるとともに前記第2の高周波受信手段において前記第2の周波数による高周波信号を受信させた際に、前記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に前記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には前記第2の高周波受信手段において前記第1の周波数による高周波信号を受信させるよう制御する強度判定手段と、
    前記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号について復調処理のタイミングを再生する第1および第2のタイミング再生手段と、
    前記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に前記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には前記第1のタイミング再生手段において再生されたタイミングを前記第2のタイミング再生手段に供給するタイミング再生制御手段と
    を具備することを特徴とする復調装置。
  4. 第1または第2の周波数による高周波信号を受信するための第1および第2の高周波受信手段と、
    前記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号の強度をそれぞれ検出する第1および第2の信号強度検出手段と、
    前記第1の高周波受信手段において前記第1の周波数による高周波信号を受信させるとともに前記第2の高周波受信手段において前記第2の周波数による高周波信号を受信させた際に、前記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に前記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には前記第2の高周波受信手段において前記第1の周波数による高周波信号を受信させるよう制御する強度判定手段と、
    前記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号のキャリア周波数誤差をそれぞれ生成して調整する第1および第2の周波数誤差調整手段と、
    前記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に前記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には前記第1の周波数誤差調整手段において生成されたキャリア周波数誤差を前記第2の周波数誤差調整手段に供給する周波数誤差調整制御手段と、
    前記第1および第2の周波数誤差調整手段のそれぞれの出力信号について復調処理を行う第1および第2の復調手段と、
    前記第1および第2の周波数誤差調整手段のそれぞれの出力信号について前記第1および第2の復調手段における復調処理のタイミングを再生する第1および第2のタイミング再生手段と、
    前記第1の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出してから所定時間内に前記第2の信号強度検出手段において所定の信号強度を検出しなかった場合には前記第1のタイミング再生手段において再生されたタイミングを前記第2のタイミング再生手段に供給するタイミング再生制御手段と、
    前記第1および第2の復調手段の出力信号の信号処理を行う信号処理手段と
    を具備することを特徴とする復調装置。
  5. 前記信号処理手段は、前記第1および第2の復調手段の出力信号それぞれについてエラー検出を行うエラー検出手段と、前記第1および第2の復調手段の出力信号のうち前記エラー検出手段によってエラー検出のされなかった方を選択する選択手段とを備える
    ことを特徴とする請求項記載の復調装置。
  6. 前記信号処理手段は、前記第1および第2の復調手段の出力信号のうち前記第1および第2の信号強度検出手段において検出された信号強度の高い方を選択する選択手段を備える
    ことを特徴とする請求項記載の復調装置。
  7. 前記信号処理手段は、前記第1および第2の復調手段の出力信号をサブキャリア単位で合成する合成手段を備える
    ことを特徴とする請求項記載の復調装置。
  8. 第1または第2の周波数による高周波信号を受信するための第1および第2の高周波受信手段と、前記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号のキャリア周波数誤差をそれぞれ生成して調整する第1および第2の周波数誤差調整手段と、前記第1および第2の周波数誤差調整手段のそれぞれの出力信号について復調処理のタイミングを再生する第1および第2のタイミング再生手段とを備える復調装置において、
    前記第1の高周波受信手段において前記第1の周波数による高周波信号を受信させるとともに前記第2の高周波受信手段において前記第2の周波数による高周波信号を受信させる手順と、
    前記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号の強度をそれぞれ検出する手順と、
    前記第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に前記第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には前記第2の高周波受信手段において前記第1の周波数による高周波信号を受信させるよう制御する手順と、
    前記第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に前記第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には前記第1の周波数誤差調整手段において生成されたキャリア周波数誤差を前記第2の周波数誤差調整手段に供給する手順と、
    前記第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に前記第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には前記第1のタイミング再生手段において再生されたタイミングを前記第2のタイミング再生手段に供給する手順と
    を具備することを特徴とする復調方法。
  9. 第1または第2の周波数による高周波信号を受信するための第1および第2の高周波受信手段と、前記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号のキャリア周波数誤差をそれぞれ生成して調整する第1および第2の周波数誤差調整手段と、前記第1および第2の周波数誤差調整手段のそれぞれの出力信号について復調処理のタイミングを再生する第1および第2のタイミング再生手段とを備える復調装置において、
    前記第1の高周波受信手段において前記第1の周波数による高周波信号を受信させるとともに前記第2の高周波受信手段において前記第2の周波数による高周波信号を受信させる手順と、
    前記第1および第2の高周波受信手段において受信された信号の強度をそれぞれ検出する手順と、
    前記第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に前記第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には前記第2の高周波受信手段において前記第1の周波数による高周波信号を受信させるよう制御する手順と、
    前記第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に前記第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には前記第1の周波数誤差調整手段において生成されたキャリア周波数誤差を前記第2の周波数誤差調整手段に供給する手順と、
    前記第1の高周波受信手段について所定の信号強度を検出してから所定時間内に前記第2の高周波受信手段について所定の信号強度を検出しなかった場合には前記第1のタイミング再生手段において再生されたタイミングを前記第2のタイミング再生手段に供給する手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2004151492A 2004-05-21 2004-05-21 復調装置 Expired - Fee Related JP4059227B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004151492A JP4059227B2 (ja) 2004-05-21 2004-05-21 復調装置
TW094116136A TW200610303A (en) 2004-05-21 2005-05-18 Demodulator
KR1020050041958A KR101043150B1 (ko) 2004-05-21 2005-05-19 복조 장치
US11/132,655 US7474881B2 (en) 2004-05-21 2005-05-19 Demodulating device
EP05253125A EP1598956A3 (en) 2004-05-21 2005-05-20 Demodulating device
CN2005100722206A CN1700689B (zh) 2004-05-21 2005-05-23 解调设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004151492A JP4059227B2 (ja) 2004-05-21 2004-05-21 復調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005333525A JP2005333525A (ja) 2005-12-02
JP4059227B2 true JP4059227B2 (ja) 2008-03-12

Family

ID=34941397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004151492A Expired - Fee Related JP4059227B2 (ja) 2004-05-21 2004-05-21 復調装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7474881B2 (ja)
EP (1) EP1598956A3 (ja)
JP (1) JP4059227B2 (ja)
KR (1) KR101043150B1 (ja)
CN (1) CN1700689B (ja)
TW (1) TW200610303A (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4641233B2 (ja) * 2005-09-14 2011-03-02 ルネサスエレクトロニクス株式会社 復調装置及び復調方法
JP2007221329A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Fujitsu Ltd 周波数分割多重送受信装置及び送受信方法
WO2007136827A2 (en) * 2006-05-19 2007-11-29 Siemens Energy & Automation, Inc. A method for determining the damped natural frequencies of a dynamic system
CN100492921C (zh) * 2006-05-30 2009-05-27 华为技术有限公司 一种接收机及接收无线信号的方法
US7860128B2 (en) * 2006-06-28 2010-12-28 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for wireless communication of uncompressed video having a preamble design
US7660565B2 (en) * 2006-08-14 2010-02-09 Kyocera Corporation Wireless signal strength notification system and method
JP4452731B2 (ja) * 2007-08-08 2010-04-21 シャープ株式会社 デジタル復調装置、その制御方法、プログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、及び、デジタル受信装置。
US8362917B2 (en) * 2010-01-08 2013-01-29 Consolidated Edison Company Of New York, Inc. Device for determining communications parameters and method of operation
US8531980B2 (en) 2010-06-29 2013-09-10 Intel Corporation Multi-channel communication station for communicating a multi-channel PPDU and methods of reducing collisions on secondary channels in multi-channel wireless networks
US9722847B2 (en) * 2012-10-30 2017-08-01 Panasonic Corporation Transmitter, receiver, transmission method, and reception method
JP6217310B2 (ja) * 2013-10-25 2017-10-25 沖電気工業株式会社 受信機、シンボルタイミング同期装置及びシンボルタイミング同期方法
JP6638283B2 (ja) * 2015-09-25 2020-01-29 富士通株式会社 無線信号の復調プログラム、復調方法、情報処理装置及び受信局

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03255732A (ja) 1990-03-06 1991-11-14 Kokusai Electric Co Ltd ダイバーシチ受信方法
JPH0748685B2 (ja) 1990-03-06 1995-05-24 国際電気株式会社 ダイバーシチ受信方法
JP3104617B2 (ja) 1996-05-09 2000-10-30 日本電気株式会社 高速移動通信における高速データ伝送システムのダイバーシチ受信方法とその装置
JPH10303795A (ja) 1997-04-25 1998-11-13 Kokusai Electric Co Ltd ダイバーシチ受信装置
JP3112659B2 (ja) 1997-05-30 2000-11-27 株式会社次世代デジタルテレビジョン放送システム研究所 周波数ダイバーシティ方式ならびにその送信装置、受信装置
KR100575913B1 (ko) * 1997-07-01 2006-05-02 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 송신 방법, 수신 방법, 송신 장치 및 수신 장치
JP2966837B1 (ja) 1998-07-23 1999-10-25 株式会社次世代デジタルテレビジョン放送システム研究所 Ofdm方式の受信装置
JP2000047906A (ja) 1998-07-30 2000-02-18 Yokogawa Electric Corp 分散オブジェクトのダウン検出装置及び分散オブジェクトの接続関係決定方法
JP3022865B1 (ja) 1999-01-04 2000-03-21 株式会社次世代デジタルテレビジョン放送システム研究所 二周波数網方式とその送信装置
JP2000261405A (ja) 1999-03-05 2000-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd ダイバーシティ送受信機
GB9908675D0 (en) 1999-04-15 1999-06-09 British Broadcasting Corp Diversity reception method and diversity receivers
JP3389178B2 (ja) * 1999-11-30 2003-03-24 株式会社東芝 Ofdmダイバーシチ受信装置
JP3691709B2 (ja) * 2000-02-24 2005-09-07 日本電信電話株式会社 ダイバーシチ受信回路
KR100510434B1 (ko) 2001-04-09 2005-08-26 니폰덴신뎅와 가부시키가이샤 Ofdm신호전달 시스템, ofdm신호 송신장치 및ofdm신호 수신장치
JP4245330B2 (ja) 2001-10-31 2009-03-25 パナソニック株式会社 無線送信装置および無線通信方法
EP1318641A3 (en) * 2001-12-10 2006-10-04 Alps Electric Co., Ltd. Carrier recovery with antenna diversity
JP3975755B2 (ja) 2002-01-23 2007-09-12 ソニー株式会社 受信装置,受信方法,コンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した媒体
JP2004297320A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Alps Electric Co Ltd ダイバーシティ受信装置
US7058379B2 (en) * 2003-05-19 2006-06-06 Agere Systems, Inc. Orthogonal frequency division multiplexing transceiver and method of operating the same
JP2004356698A (ja) 2003-05-27 2004-12-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 周波数選択ダイバーシティ

Also Published As

Publication number Publication date
KR101043150B1 (ko) 2011-06-20
US7474881B2 (en) 2009-01-06
EP1598956A3 (en) 2012-04-04
CN1700689B (zh) 2010-05-12
KR20060048015A (ko) 2006-05-18
US20050260968A1 (en) 2005-11-24
JP2005333525A (ja) 2005-12-02
EP1598956A2 (en) 2005-11-23
CN1700689A (zh) 2005-11-23
TWI311411B (ja) 2009-06-21
TW200610303A (en) 2006-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101043150B1 (ko) 복조 장치
JP3667549B2 (ja) ダイバーシティ受信装置
US7782750B2 (en) Radio communication method, radio communication system, radio communication base station, radio communication terminal station, and radio communication program
JP4163659B2 (ja) 無線送信装置及び無線送信方法
JP2002118534A (ja) 送信装置、受信装置及びチャンネル推定方法
JP2007509520A (ja) 高データ速度広帯域パケット化無線通信信号の多アンテナ受信機における信号合成装置および方法
WO2005002103A1 (ja) 送信方法、送信装置及び通信システム
WO2006064806A1 (ja) 無線回線制御局、基地局、移動局、移動通信システム及び移動通信方法
JP2005094143A (ja) ダイバーシチ受信装置
CN102948122A (zh) 多载波通信系统的频移补偿
JP2003046418A (ja) ダイバーシチ受信装置
JP4280233B2 (ja) 無線通信システム、無線通信装置、及びこの無線通信装置のガードインターバル長の変更方法
WO2006092969A1 (ja) 受信方法および装置
JP2001053713A (ja) マルチキャリア信号送信装置及びマルチキャリア信号受信装置
KR19990086133A (ko) 부호분할 다중접속 (씨디엠에이) 시스템에서의 선택적 송신 다이버시티 방법
WO2007059680A1 (fr) Procede de communication sans fil normale pour un utilisateur pendant un deplacement a grande vitesse
EP3516788A2 (en) Implementation of improved omni mode signal reception
JP2004048755A (ja) 無線通信装置
JP5195920B2 (ja) 無線通信システムおよび無線装置
JP2003333010A (ja) 通信方法及び通信装置
JP2001053714A (ja) マルチキャリア信号送信装置及びマルチキャリア信号受信装置
JP3613266B2 (ja) ダイバーシティ受信装置
JP4378856B2 (ja) 選択ダイバーシティを用いたofdm受信装置
JP2009278409A (ja) 通信用半導体集積回路装置および受信方法
JP2002271294A (ja) Ofdm通信装置及びofdm通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131228

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees