JP6638283B2 - 無線信号の復調プログラム、復調方法、情報処理装置及び受信局 - Google Patents

無線信号の復調プログラム、復調方法、情報処理装置及び受信局 Download PDF

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Description

本発明は、無線信号を復調する復調プログラム、復調方法、情報処理装置及び受信局に関する。
従来から、周波数が3〜30MHzの短波帯域を用いた通信が知られている。また、従来から、短波帯域を用いた通信は、電離層及び地表での反射による遠達性を有しており、遠距離通信に利用されていることが知られている。
特開2005−333291号公報 特開2003−234683号公報
しかしながら、電離層の状態は時々刻々と変化しており、状態に応じて電波をそのまま通過させたり、減衰させたり、反射させたりする。また、電離層は、電波の周波数によっても、電波に対して異なる振る舞いをする。
このため、短波帯域を用いた通信は、常に変化する電離層の影響を受けた不安定なものであり、伝送品質の向上が望まれている。
1つの側面では、無線信号から取得する情報の精度を向上させることが可能な復調プログラム、復調方法及び復調装置を提供することを目的としている。
一様態によれば、短波長の搬送波で第一の送信局から送信された無線信号のプリアンブル部分を検出し、前記プリアンブル部分の検出に応じて特定された無線信号から、前記搬送波に重畳された信号を抽出し、抽出した前記信号と、前記第一の送信局とは異なる第二の送信局から受信した無線信号から抽出された、前記第二の送信局で搬送波に重畳された信号と、を重ね合わせて復調を行い、前記信号の種類と、前記無線信号の送信開始時刻と搬送波の周波数の組み合わせと、が対応付けられた記憶部を参照し、前記プリアンブル部分に含まれる前記無線信号の前記送信開始時刻と前記搬送波の周波数の組み合わせに対応した信号の種類毎にデータベースに蓄積する処理をコンピュータに実行させ、前記復調を行う処理は、前記信号の種類が一致する無線信号から抽出された信号同士を重ね合わせる、処理をコンピュータに実行させる。
上記各処理は、上記各処理を実現する機能部、上記各処理を手順としてコンピュータにより実行させる方法、プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とすることもできる。
無線信号から取得する情報の精度を向上させる。
第一の実施形態の通信システムのシステム構成を説明する図である。 第一の実施形態の通信システムの利用例について説明する図である。 伝文信号及び復調対象信号を説明する図である。 ヘッダ付き変調信号を説明する図である。 復調サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態の通信システムの有する各装置の機能を説明する図である。 送信予定テーブルの例を示す第一の図である。 送信予定テーブルの例を示す第二の図である。 受信予約テーブルの一例を示す図である。 蓄積テーブルの一例を示す図である。 受信管理テーブルの一例を示す図である。 情報処理装置の動作を説明するシーケンス図である。 復調処理部の処理を説明する第一のフローチャートである。 復調処理部の処理を説明する第二のフローチャートである。 位置合わせ部の処理を説明する図である。 採用値決定部の処理を説明する図である。 受信予約の設定画面の例を示す第一の図である。 海域の選択画面の一例を示す図である。 情報の種別を選択する画面の一例を示す図である。 予約状況が表示された画面の一例を示す図である。 予約状況を示すデータが表示された例を示す図である。 第二の実施形態の通信システムのシステム構成を説明する図である。 第二の実施形態の通信システムの利用例について説明する図である。 第二の実施形態の通信システムの有する各装置の機能を説明する図である。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の通信システムのシステム構成を説明する図である。
本実施形態の通信システム100は、情報処理装置200、送信器300−1、300−2、・・・、300−nを有する。本実施形態の通信システム100において、情報処理装置200は、受信器210を介して、送信器300−1、300−2、・・・、300−nから送信される無線信号を受信する。
本実施形態の情報処理装置200と、送信器300−1、300−2、・・・、300−nとは、周波数の異なる複数の搬送波を用いた無線通信(マルチバンド無線通信)を行う。
本実施形態の通信システム100において、情報処理装置200は、復調装置として機能する。また、本実施形態の通信システム100において、送信器300−1、300−2、・・・、300−nは、所定の周波数帯域の搬送波に伝文を示す情報を重畳して変調信号(無線信号)を生成し、無線通信により送信する。
尚、本実施形態の搬送波の周波数は、3〜30MHzの短波帯域に含まれる周波数とした。また、本実施形態の通信システム100では、変調を行う際の変調方式が予め決められているものとした。
本実施形態の送信器300−1、300−2、・・・、300−nは、各地に点在する送信局が有しており、送信器毎に決められた周波数帯域を用いて無線信号を送信する。
本実施形態の送信器300−1、300−2、・・・、300−nは、予め備えられている送信予定テーブルに基づき、所定の時間に所定の伝文を示す情報が重畳された変調信号を、不特定多数の受信対象機器へ送信する。すなわち、本実施形態の送信器300−1、300−2、・・・、300−nは、それぞれが異なるタイミングで、同一の伝文を示す信号が重畳された変調信号を送信する。
本実施形態の伝文とは、例えば気象情報や、市況を示す情報等、公衆に利用される情報等であっても良い。以下の説明では、伝文を示す信号を伝文信号と呼ぶ。
尚、本実施形態の送信器300−1、300−2、・・・、300−nは、変調信号を送信する際に、変調信号に同期信号とヘッダ情報信号とを付加して情報処理装置200へ送信する。以下の説明では、同期信号及びヘッダ情報信号が付加された変調信号を、ヘッダ付き変調信号と呼ぶ。
本実施形態の情報処理装置200は、信号データベース220と、通信処理部230とを有する。
本実施形態の情報処理装置200は、送信器300−1、300−2、・・・、300−nのそれぞれから、異なる時間帯に送信される、同一の伝文信号を含むヘッダ付き変調信号を受信する。言い換えれば、情報処理装置200は、同一の伝文信号を含むヘッダ付き変調信号を、送信予定テーブルに定められたタイミング毎に受信する。
情報処理装置200は、受信したヘッダ付き変調信号を、同一の伝文信号を含む複数のヘッダ付き変調信号毎に、信号データベース220に蓄積する。次に、情報処理装置200は、通信処理部230により、複数のヘッダ付き変調信号のそれぞれから、伝文信号を抽出する。
より具体的には、本実施形態の通信処理部230は、ヘッダ付き変調信号を中間周波数の信号に変換する。そして、通信処理部230は、中間周波数の信号から、搬送波に重畳された伝文信号を抽出する。伝文信号は、伝文を示す情報を所定の変調方式に従って変調した信号である。本実施形態の伝文信号は、復調にあたりデジタル化(符号化)される前の信号である。
情報処理装置200は、伝文信号を抽出すると、抽出した伝文信号の波形を比較し、一致度が所定の閾値以上となったとき、これらの伝文信号から復調対象信号を生成し、復調を行う。
送信器300−1、300−2、・・・、300−nのそれぞれにおいて、搬送波に重畳される伝文信号の波形は、伝文の内容が同一の場合には同一の波形となる。
そこで、本実施形態の情報処理装置200は、複数のヘッダ付き変調信号から伝文信号を抽出し、抽出した複数の伝文信号の一致度が所定の閾値以上となったとき、この伝文信号を用いて復調対象信号を生成し、復調する。
このため、本実施形態では、送信器300−1、300−2、・・・、300−nそれぞれにおいて搬送波に重畳された伝文信号と、極めて近い波形の伝文信号を復調することになり、無線信号から取得する情報の精度を向上させることかができる。
尚、以下の説明では、送信器300−1、300−2、・・・、300−nのそれぞれを区別しない場合には、送信器300と呼ぶ。
次に、図2を参照し、本実施形態の通信システム100を利用した通信の具体的について説明する。図2は、第一の実施形態の通信システムの利用例について説明する図である。
本実施形態の通信システム100は、例えば海上の船舶2と、陸上の送信局3−1、3−2、・・・、3−nとの通信に適用できる。以下の説明では、送信局3−1、3−2、・・・、3−nのそれぞれを区別しない場合には、送信局3と呼ぶ。
この場合、情報処理装置200は、海上の船舶2等に搭載されており、送信局3−1、3−2、・・・、3−n及び送信器300−1、300−2、・・・、300−nは、陸上に設置されている。
図2において、例えば、送信器3からヘッダ付き変調信号が送信されると、このヘッダ付き変調信号は、電離層及び地表や海面での反射により、海上へ到達する。海上の船舶2には、情報処理装置200と共に受信器210が搭載されている。情報処理装置200は、受信器210を介して海上に到達したヘッダ付き変調信号を受信すると、このヘッダ付き変調信号を信号データベース220に格納する。
このとき、情報処理装置200は、1回の受信でヘッダ付き変調信号を全て受信できるとは限らない。図2の例では、情報処理装置200は、送信器300−1から送信されるヘッダ付き変調信号と、送信器300−1とは異なるタイミングで送信器300−2から送信されるヘッダ付き変調信号と、を部分的にしか受信できない場合を示している。
そこで、本実施形態の情報処理装置200は、送信器300−1、300−2から受信したヘッダ付き変調信号から抽出した伝文信号を用いて、送信器300−1及び300−2のそれぞれにおいて搬送波に重畳された伝文信号と波形が近くなる復調対象信号を生成し、復調する。
以下に、図3を参照し、伝文信号及び復調対象信号について説明する。図3は、伝文信号及び復調対象信号を説明する図である。
図3において、情報処理装置200は、送信器300−1〜300−4のそれぞれから受信したヘッダ付き変調信号から、伝文信号31〜34を抽出する。
尚、図3に示す信号は、時間を示す軸、周波数を示す軸、信号強度を示す軸により示される。図3の伝文信号30は、送信器300−1〜300−4のそれぞれにおいて、搬送波に重畳された伝文信号である。
図3に示す伝文信号31は、例えば送信器300−1が送信したヘッダ付き変調信号から抽出した信号を示している。同様に、図3における伝文信号32は、送信器300−2が送信したヘッダ付き変調信号から抽出した信号を示しており、伝文信号33は、送信器300−3が送信した信号を示しており、伝文信号34は、送信器300−4が送信したヘッダ付き変調信号から抽出した信号を示している。
尚、本実施形態において、1つの送信器300から送信されるヘッダ付き変調信号は、複数の異なる搬送波で変調された信号を含む。したがって、伝文信号30は、複数の周波数の異なる搬送波のそれぞれに対して重畳された信号であり、周波数の数と同数の信号である。
同様に、本実施形態の伝文信号31〜34は、周波数の異なる搬送波のヘッダ付き変調信号から、搬送波毎に抽出された信号であり、搬送波の周波数の数と同数の信号である。
図3では、伝文信号34は、伝文信号30と比較して信号強度が著しく小さい。したがって、情報処理装置200は、送信器300−4から送信されたヘッダ付き変調信号から、伝文信号30を受信できていないことがわかる。
これに対し、伝文信号31及び伝文信号32の波形は、伝文信号30と近い波形となっている。したがって、情報処理装置200は、送信器300−1、300−2から送信されたヘッダ付き変調信号から、高感度で伝文信号30を受信していることがわかる。
また、伝文信号33の波形は、伝文信号30と比較すると、その波形が伝文信号30と異なっている。したがって、情報処理装置200は、送信器300−3から送信されたヘッダ付き変調信号はノイズ等の影響を受けており、伝文信号30の一部しか受信できていないことがわかる。
尚、本実施形態では、伝文信号30において、変調速度に応じた分解能の時間単位毎の時刻に特定される点の信号強度の値が、伝文信号31〜34における同時刻における信号強度の値と近い程、伝文信号31〜34の波形が伝文信号30の波形に近づくものとした。
本実施形態の情報処理装置200は、この4つの伝文信号31〜34を比較し、伝文信号31〜34のそれぞれにおける、変調速度に応じた分解能の時間単位毎の時刻により特定される信号強度の値から、採用する値を決定し、復調対象信号35を生成する。
以上のように、情報処理装置200は、複数のヘッダ付き変調信号から抽出した複数の伝文信号31〜34から、伝文信号30に波形が最も近くなる復調対象信号35を生成した後に、この復調対象信号35を復調する。したがって、本実施形態では、伝送品質の向上を図ることができる。尚、伝送品質とは、信号を雑音、反響、符号誤りがなく、信号をいかに間違いなく伝えるかの度合いを示す。
以下に、図4を参照して、本実施形態のヘッダ付き変調信号について説明する。図4は、ヘッダ付き変調信号を説明する図である。本実施形態におけるヘッダ付き変調信号に含まれるデータの構成は、同一であるから、図4では、送信器300−1から送信されたヘッダ付き変調信号について説明する。
図4では、送信器300−1から所定の周波数帯域で送信されるヘッダ付き変調信号40に含まれる、搬送波の周波数f1のヘッダ付き変調信号40−f1を示している。
尚、本実施形態のヘッダ付き変調信号40には、周波数帯域に含まれる各搬送波の周波数毎のヘッダ付き変調信号が含まれる。例えば、周波数帯域に含まれる複数の搬送波の数をnとした場合、ヘッダ付き変調信号40には、搬送波の数に対応したn個のヘッダ付き変調信号が含まれる。各周波数に対応したヘッダ付き変調信号の構成は、同一である。
本実施形態のヘッダ付き変調信号40−f1は、同期信号41と、ヘッダ情報信号51と、伝文信号30とを含む。
同期信号41は、通信システム100において送受信される全ての信号に付加される所定周波数の信号であり、ヘッダ付き変調信号40−f1のプリアンブル部分となる特徴的な信号である。同期信号41の周波数は、通信システム100と対応付けられており、本実施形態の情報処理装置200では、受信した信号の先頭に同期信号41があるとき、同期信号41に続く信号を受信する。
また、本実施形態では、同期信号41の長さが予め決められている。本実施形態では、同期信号41の長さとは、言い換えれば同期信号41が送信器300−1から出力される期間である。本実施形態では、同期信号41の長さをTd秒とした。
本実施形態のヘッダ情報信号51は、伝文信号30に含まれる伝文の種類を識別する情報を含む。尚、ヘッダ情報信号51には、ヘッダ付き変調信号40−f1の送信開始時刻や、周波数f1を示す情報が含まれても良い。
本実施形態の伝文信号30は、送信器300−1において、伝文を示す情報を所定の変調方式に従って変調した信号である。
本実施形態では、ヘッダ付き変調信号40−f1から伝文信号30を抽出する際に、同期信号41と、ヘッダ情報信号51も共に抽出される。つまり、本実施形態の情報処理装置200では、ヘッダ付き変調信号40−f1から、同期信号41、ヘッダ情報信号51、伝文信号30を含む信号(波形)50を抽出する。
以下の説明では、ヘッダ付き変調信号から抽出された、同期信号、ヘッダ情報信号及び伝文信号を含む信号を、抽出信号と呼ぶ。
次に、本実施形態の情報処理装置200のハードウェア構成について説明する。図5は、復調サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の情報処理装置200は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置21、出力装置22、ドライブ装置23、補助記憶装置24、メモリ装置25、演算処理装置26及びインターフェース装置27を有する。
入力装置21は、各種の情報や信号の入力を行うために装置であり、例えばキーボード等である。出力装置22は、各種の情報や信号の出力を行うための装置であり、例えばディスプレイ等である。
インターフェース装置27は、モデム、LANカード等を含み、ネットワークに接続するために用いられる。
復調プログラムは、情報処理装置200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。復調プログラムは例えば記録媒体28の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。復調プログラムを記録した記録媒体28は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、復調プログラムを記録した記録媒体28がドライブ装置23にセットされると、復調プログラムは記録媒体28からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた復調プログラムは、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
補助記憶装置24は、インストールされた復調プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置25は、コンピュータの起動時に補助記憶装置24から復調プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置26はメモリ装置25に格納された復調プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
尚、本実施形態の情報処理装置200は、例えば入力装置21と出力装置22が一体化した表示操作装置を有するタブレット端末等であっても良い。
尚、本実施形態の送信器300のハードウェア構成は、一般的な無線通信装置と同様であるから、説明を省略する。
次に、本実施形態の通信システム100の有する各装置について説明する。図6は、第一の実施形態の通信システムの有する各装置の機能を説明する図である。
はじめに、本実施形態の送信器300について説明する。本実施形態の送信器300は、変調信号生成部310、ヘッダ情報付加部320、記憶部330、送信部340を有する。
変調信号生成部310は、予め決められた周波数帯域の搬送波を変調して、搬送波に伝文信号を重畳し、同期信号を先頭に付加した変調信号を生成する。尚、伝文信号は、たとえば送信器300を有する送信局3において入力されても良い。
尚、本実施形態の変調信号生成部310は、同期信号の周波数fd、信号強度、同期信号の長さTd[秒]を予め記憶しており、後述する同期信号データ245と同様の波形の同期信号を生成する。
本実施形態のヘッダ情報付加部320は、同期信号が付加された変調信号に、ヘッダ情報信号を付加し、ヘッダ付き変調信号とする。本実施形態のヘッダ情報信号は、後述するヘッダ情報データ246と同様の波形の信号となる。
記憶部330は、送信予定テーブル350を有する。送信予定テーブル350は、後述する送信予定テーブル241の一部である。送信予定テーブル350は、送信器300におけるヘッダ付き変調信号の送信開始時刻と、ヘッダ付き変調信号の搬送波の周波数とを対応付けている。送信予定テーブル350の詳細は後述する。
送信部340は、送信予定テーブル350に従って、ヘッダ付き変調信号を送信する。尚、送信器300から送信されるヘッダ付き変調信号は、情報処理装置200に対して送信されても良いし、不特定多数の機器へ送信されても良い。
次に、本実施形態の情報処理装置200について説明する。本実施形態の情報処理装置200は、通信処理部230を有する。
本実施形態の情報処理装置200は、送信器300におけるヘッダ付き変調信号の送信予定に応じて、設定された時刻に、設定された周波数の搬送波のヘッダ付き変調信号を受信する。そして、情報処理装置200は、複数のヘッダ付き変調信号から抽出した伝文信号から、復調対象信号が生成されて復調が完了したとき、伝文の受信が完了したものとし、ディスプレイ等に受信結果を表示させる。
本実施形態の通信処理部230は、記憶部240、表示処理部250、復調処理部260を有する。
本実施形態の記憶部240は、送信予定テーブル241、受信予約テーブル242、受信管理テーブル243、蓄積テーブル244、同期信号データ245、ヘッダ情報データ246を格納する。本実施形態の記憶部240は、例えば補助記憶装置24やメモリ装置25等の記憶装置における所定の領域に、上述した各テーブルと各データとを記憶する。
送信予定テーブル241は、送信局3における送信予定を示すテーブルである。送信予定テーブル241には、複数の送信局3それぞれの送信予定を示す送信予定テーブルが含まれる。
受信予約テーブル242は、情報処理装置200が受信するヘッダ付き変調信号の搬送波の周波数と、受信開始時刻とが対応付けられている。
受信管理テーブル243は、情報処理装置200におけるヘッダ付き変調信号の受信の状況を示すテーブルである。
蓄積テーブル244は、情報処理装置200が受信したヘッダ付き変調信号を、信号データベース220に格納する際に参照される。具体的には、本実施形態の蓄積テーブル244は、例えば伝文の種類と、ヘッダ付き変調信号を格納する記憶領域を示す情報とが対応付けられたテーブルである。
各テーブルの詳細は後述する。
本実施形態の同期信号データ245は、復調処理部260において参照されるデータである。具体的には、同期信号データ245は、予め決められた同期信号の周波数fd、信号強度、同期信号の長さTd[秒]の同期信号の波形を示すデータである。同期信号データ245は、予め生成された波形データとして、記憶部240に記憶される。
本実施形態のヘッダ情報データ246は、復調処理部260において参照されるデータである。具体的には、本実施形態のヘッダ情報データ246は、通信システム100における変調方式を示す情報や伝文の種類を示す情報を含む定型の情報の波形を示すデータである。ヘッダ情報データ246は、予め生成された波形データとして、記憶部240に記憶される。
本実施形態の表示処理部250の機能は、情報処理装置200の演算処理装置26が、表示プログラムを実行することで実現される。表示処理部250は、入力受付部251、予約設定部252、表示要求受付部253、表示制御部254を有し、情報処理装置200における表示を制御する。
入力受付部251は、情報処理装置200に対する入力を受け付ける。具体的には、入力受付部251は、ヘッダ付き変調信号の受信予約の入力や、伝文の表示要求の入力等を受け付ける。
予約設定部252は、ヘッダ付き変調信号の受信予約の入力を受け付け、送信予定テーブル241から受信予約テーブル242を生成し、記憶部240に格納する。表示要求受付部253は、復調処理部260からの伝文の表示要求を受け付ける。
復調処理部260は、受信予約テーブル242にしたがって受信したヘッダ付き変調信号を取得し、復調対象信号を生成して復調し、復調結果の伝文の表示要求を表示処理部250に対して行う。
本実施形態の復調処理部260の機能は、情報処理装置200の演算処理装置26が、復調プログラムを実行することで実現される。
本実施形態の復調処理部260は、受信制御部261、信号蓄積部262、信号取得部263、信号抽出部264、波形比較部265、除外判定部266、信号生成部267、復調部268、伝文出力部269を有する。
受信制御部261は、受信予約テーブル242を参照し、受信器210の受信周波数を変更し、ヘッダ付き変調信号を受信する。
信号蓄積部262は、ヘッダ付き変調信号を受信すると、送信予定テーブル241と蓄積テーブル244とを参照する。そして、信号蓄積部262は、受信開始時刻と搬送波の周波数とが一致する伝文の種類を識別し、信号データベース220において、識別された伝文の種類と対応する記憶領域へヘッダ付き変調信号を格納する。尚、信号蓄積部262が信号データベース220に格納する信号は、復調前の信号である。
また、本実施形態の信号蓄積部262は、ヘッダ付き変調信号を信号データベース220に格納すると、受信管理テーブル243を更新する。
信号取得部263は、信号データベース220から、伝文の種類毎にヘッダ付き変調信号を取得する。言い換えれば、本実施形態の信号取得部263は、ヘッダ付き変調信号の送信開始時刻と、周波数に応じて信号データベース220に格納されたヘッダ付き変調信号を取得する。尚、送信開始時刻と周波数は、ヘッダ付き変調信号のプリアンブル部分として、ヘッダ情報信号に含まれても良い。
信号抽出部264は、信号取得部263が取得したヘッダ付き変調信号を中間周波数の信号に変換し、ヘッダ付き変調信号に含まれる同期信号、ヘッダ情報信号、伝文信号を含む抽出信号を抽出する。本実施形態の信号抽出部264は、信号取得部263が取得したヘッダ付き変調信号が複数ある場合には、各ヘッダ付き変調信号から抽出信号を抽出する。
波形比較部265は、抽出信号の波形同士を比較し、一致度を求める。抽出信号の波形とは、同期信号とヘッダ情報信号と伝文信号とを含む波形であり、図4の波形50に対応する波形である。
また、本実施形態の波形比較部265は、抽出信号に含まれる同期信号の波形と、同期信号データ245とを比較する。また、波形比較部265は、抽出信号に含まれるヘッダ情報信号の波形と、ヘッダ情報データ246とを比較する。
除外判定部266は、波形比較部265による同期信号の比較と、ヘッダ情報信号の比較の両方において、波形の一致度が所定の閾値以上とならないヘッダ付き変調信号を、信号生成処理の対象外として除外する。
信号生成部267は、復調対象信号を生成する。具体的には、信号生成部267は、位置合わせ部270と、採用値決定部271と、を有する。位置合わせ部270は、抽出信号に含まれる伝文信号同士を重ね合わせる。採用値決定部271は、重ね合わせた結果に応じて、復調対象信号の値として採用する信号強度の値を決定する。信号生成部267の処理の詳細は後述する。
復調部268は、信号生成部267により生成された復調対象信号を復調する。伝文出力部269は、復調結果の伝文を表示要求と共に表示処理部250へ出力する。
次に、図7乃至図11を参照して、記憶部240が記憶する各テーブルについて説明する。
図7は、送信予定テーブルの例を示す第一の図である。図7は、送信局3−1におけるヘッダ付き変調信号の送信予定を示す送信予定テーブル241Aを示している。
送信予定テーブル241Aは、情報の項目として、時刻、周波数fa1、周波数fa2、周波数fa3、周波数fa4を有する。
項目「時刻」の値は、ヘッダ付き変調信号の送信開始時刻を示す。項目「周波数fa1」の値は、周波数fa1を中心周波数とする周波数帯域の搬送波で送信される伝文の種類を示す。項目「周波数fa2」の値は、周波数fa2を中心周波数とする周波数帯域の搬送波で送信される伝文の種類を示す。項目「周波数fa3」の値は、周波数fa3を中心周波数とする周波数帯域の搬送波で送信される伝文の種類を示す。項目「周波数fa4」の値は、周波数fa4を中心周波数とする周波数帯域の搬送波で送信される伝文の種類を示す。
図7の例では、例えば送信局3−1は、8:00に周波数fa1を中心周波数とする周波数帯域の搬送波により、市況情報を伝文として送信し、8:30に周波数fa4を中心周波数とする周波数帯域の搬送波により、気象情報を伝文として送信する。
図8は、送信予定テーブルの例を示す第二の図である。図8は、送信局3−2におけるヘッダ付き変調信号の送信予定を示す送信予定テーブル241Bを示している。
送信予定テーブル241Bは、図7の送信予定テーブル241Aと同様に、情報の項目として、時刻、周波数fb1、周波数fb2、周波数fb3、周波数fb4を有する。
図8の例では、例えば送信局3−2は、8:00に周波数fb3を中心周波数とする周波数帯域の搬送波により、エリア1の気象海象情報を伝文として送信し、11:00に周波数fb2を中心周波数とする周波数帯域の搬送波により、台風情報2を伝文として送信する。
図9は、受信予約テーブルの一例を示す図である。図9に示す受信予約テーブル242は、情報の項目として、時刻、市況情報、沖縄気象海象情報、台風情報1、台風情報2、気象情報を有する。
受信予約テーブル242は、項目「時刻」と、その他の項目とが対応付けられている。受信予約テーブル242において、項目「時刻」と対応付けられた項目は、情報処理装置200において、受信する情報として設定された伝文の種類を示している。
項目「時刻」の値は、受信器210による受信開始時刻を示す。項目「市況情報」の値は、市況情報が送信される搬送波の周波数帯域の中心周波数を示す。項目「沖縄気象海象情報」の値は、沖縄気象海象情報が送信される搬送波の周波数帯域の中心周波数を示す。
項目「台風情報1」の値は、台風情報1が送信される搬送波の周波数帯域の中心周波数を示す。項目「台風情報2」の値は、台風情報2が送信される搬送波の周波数帯域の中心周波数を示す。項目「気象情報」の値は、海象情報が送信される搬送波の周波数帯域の中心周波数を示す。
図9の例では、情報処理装置200は、8:00から中心周波数fa1の周波数帯域の搬送波で送信される市況情報を受信し、8:30から中心周波数fa4の周波数帯域の搬送波で送信される気象情報を受信することがわかる。
図10は、蓄積テーブルの一例を示す図である。本実施形態の蓄積テーブル244は、情報の項目として、伝文の種類と、記憶領域とを有する。
項目「伝文の種類」の値は、送信される伝文の種類を示す。項目「記憶領域」の値は、信号データベース220において、対応する伝文の種類を送信する搬送波のヘッダ付き変調信号が格納される記憶領域を識別する情報を示す。
図10の蓄積テーブル244の例では、例えば「市況情報」という種類の伝文が重畳されたヘッダ付き変調信号は、信号データベース220におけるエリアA−1に格納される。また、蓄積テーブル244の例では、「台風情報1」という種類の伝文が重畳されたヘッダ付き変調信号は、信号データベース220におけるエリアA−3に格納される。
図11は、受信管理テーブルの一例を示す図である。本実施形態の受信管理テーブル243は、情報の項目として、日付、時間、伝文の種類、受信状況を有し、各項目同士は対応付けられている。
項目「日付」の値は、現在の日付を示し、項目「時間」は、現在の時間を示す。項目「伝文の種類」の値は、受信した伝文の種類を示す。項目「受信状況」の値は、対応する種類の伝文の受信状況を示す。
図11の例では、例えば2015/3/20の12:00において、伝文「市況情報」
の受信状況は、完了していることがわかる。尚、本実施形態において、受信が完了することとは、伝文の復調が完了したことを示す。
同様に、図11では、2015/3/21の15:00において、伝文「台風情報2」の受信状況は、受信中である。また、図11では、2015/3/21の15:00において、伝文「気象情報」の受信状況は、待機中である。本実施形態の待機中とは、伝文の復調が完了していないことを示す。つまり、待機中の場合は、伝文対象信号の生成が完了しておらず、引き続き次のヘッダ付き変調信号の受信を行うために待機している状態である。
本実施形態では、受信管理テーブル243において、受信状況が完了となったとき、表示処理部250に伝文の表示要求が行われる。
次に、図12を参照して、本実施形態の情報処理装置200の動作を説明する。図12は、情報処理装置の動作を説明するシーケンス図である。
本実施形態の情報処理装置200は、表示処理部250の入力受付部251は、受信する伝文の種類の入力を受け付けると(ステップS1201)、予約設定部252により、送信予定テーブル241を参照する(ステップS1202)。そして、表示処理部250は、予約設定部252により、送信予定テーブル241から入力された伝文の種類を送信する搬送波の周波数帯域の中心周波数と送信開始時刻を取得する(ステップS1203)。
続いて、表示処理部250は、予約設定部252により、伝文の種類と、取得した中心周波数と送信開始時刻とを対応付けた受信予約テーブル242を生成し(ステップS1204)、記憶部240に格納する(ステップS1205)。
復調処理部260は、受信予約テーブル242を参照し(ステップS1206)、最も現時刻と近い放送開始時刻の中心周波数を取得する(ステップS1207)。そして、復調処理部260は、取得した中心周波数を受信周波数の設定する設定要求を受信器210へ行う(ステップS1208)。
受信器210は、この設定要求を受けて、要求に応じた周波数を受信周波数に設定する(ステップS1209)。受信器210は、設定された受信周波数のヘッダ付き変調信号を受信すると、復調処理部260へ渡す(ステップS1210)。
復調処理部260は、ヘッダ付き変調信号を受け取って、送信予定テーブル241を参照し、受信周波数と、受信開始時刻と対応する伝文の種類を取得する(ステップS1211)。続いて復調処理部260は、蓄積テーブル244を参照し(ステップS1212)、信号データベース220における対応する記憶領域に、受信したヘッダ付き変調信号を蓄積する(ステップS1213)。さらに、復調処理部260は、受信したヘッダ付き変調信号に応じて、受信管理テーブル243を更新する(ステップS1214)。
続いて、復調処理部260は、信号データベース220に格納されたヘッダ付き変調信号を用いた復調を行う(ステップS1215)。ステップS1215の詳細は後述する。
続いて、復調処理部260は、復調した伝文と、伝文の表示要求とを表示処理部250へ出力する(ステップS1216)。
表示処理部250は、表示要求を受けて、取得した伝文を表示させる(ステップS1217)。
以下に、図13を参照して、本実施形態の復調処理部260の処理について、さらに説明する。図13は、復調処理部の処理を説明する第一のフローチャートである。
本実施形態の復調処理部260は、受信制御部261は、受信予約テーブル242を参照し、受信器210に受信周波数の設定要求を行い、受信器210に受信周波数を設定させる(ステップS1301)。続いて、復調処理部260は、受信器210を介してヘッダ付き変調信号を受信する(ステップS1302)。
続いて復調処理部260は、信号蓄積部262により、送信予定テーブル241と蓄積テーブル244とを参照し、信号データベース220において、受信周波数と受信開始時刻が一致する伝文の種類と対応する記憶領域にヘッダ付き変調信号を格納する(ステップS1303)。続いて、信号蓄積部262は、受信管理テーブル243を更新する(ステップS1304)。
次に、復調処理部260は、信号取得部263により、ヘッダ付き変調信号を格納した記憶領域に、2つ以上のヘッダ付き変調信号が格納されているか否かを判定する(ステップS1305)。ステップS1305において、2つ以上のヘッダ付き変調信号が格納されていない場合、後述するステップS1312へ進む。
ステップS1305において、2つ以上のヘッダ付き変調信号が格納されていた場合、信号取得部263は、同じ識別子で示される記憶領域に格納された複数のヘッダ付き変調信号を取得する。そして、復調処理部260は、信号抽出部264により、各ヘッダ付き変調信号から抽出信号を抽出する(ステップS1306)。抽出信号の抽出は、前に説明した通りである。
続いて復調処理部260は、波形比較部265により、複数のヘッダ付き変調信号のそれぞれから抽出された複数の抽出信号の波形を比較し、一致度を求める(ステップS1307)。尚、波形を比較する処理は、従来から知られた技術により行われる。
続いて復調処理部260は、一致度が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1308)。ステップS1308において、一致度が閾値以上でない場合、復調処理部260は、ステップS1302に戻る。
ステップS1308において、一致度が閾値以上であった場合、復調処理部260は、複数の抽出信号から、復調対象信号を生成する(ステップS1309)。ステップS1309の処理の詳細は後述する。尚、ステップS1308における閾値は、予め復調処理部260に設定されていても良い。
復調対象信号が生成されると、復調処理部260は、復調部268により復調対象信号を復調し(ステップS1310)、伝文出力部269により、復調した伝文と、伝文の表示要求とを表示処理部250へ出力し(ステップS1311)、処理を終了する。
また、ステップS1305において、2つ以上のヘッダ付き情報が記憶されていなかった場合、復調処理部260は、除外判定部266により、受信したヘッダ付き変調信号が、波形比較部265による比較の対象となるか否かを判定している(ステップS1312)。具体的には、例えば除外判定部266は、同期信号の長さがTd[秒]でない場合には、比較の対象から除外するものとしても良い。
ステップS1312において、比較の対象でない場合、復調処理部260は、ステップ1302の処理に戻る。
ステップS1312において、比較の対象であった場合、波形比較部265は、抽出信号に含まれる同期信号と、同期信号データ245とを比較し、一致度を求める(ステップS1313)。続いて波形比較部265は、一致度が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1314)。尚、ステップS1314の閾値は、ステップS1308の閾値よりも大きい値であることが望ましいが、ステップS1308の閾値と同じでも良い。
ステップS1314の閾値は、ステップS1308の閾値よりも大きい値であることが望ましい理由は、ステップS1314の場合には、この抽出信号自体が復調対象信号となるためである。したがって、ステップS1314の閾値は、100%に近いほうが良い。
ステップS1314において、閾値以上である場合、復調処理部260は、この抽出信号を復調対象信号とし、ステップS1310へ進む。
ステップS1314において、閾値以上でない場合、波形比較部265は、同期信号とヘッダ情報信号のそれぞれを、同期信号データ245及びヘッダ情報データ246と比較し、ヘッダ情報信号までの一致度を求める(ステップS1315)。
続いて波形比較部265は、一致度が閾値以上であるか否かを判定する(ステップ1316)。ステップS1316の閾値は、ステップS1314と同じてあっても良いし、異なっていても良い。
ステップS1316において、閾値以上でない場合、復調処理部260は、ステップS1302に戻る。
ステップS1316において、閾値より大きい場合、復調処理部260は、この信号を復調対象信号として、ステップS1310へ進む。
次に、図14を参照して、復調対象信号を生成する処理を説明する。図14は、復調処理部の処理を説明する第二のフローチャートである。図14は、図13のステップS1309の処理の詳細を示している。
本実施形態の復調処理部260は、変数Mの値をM=1に設定する(ステップS1401)。続いて、信号生成部267は、位置合わせ部270により、抽出したM個目の抽出信号のうち、M個目の抽出信号に含まれる同期信号の長さが、Td秒であるか否かを判定する(ステップS1402)。ステップS1402において、同期信号の長さがTd秒である場合、位置合わせ部270は、M個目の抽出信号を、他の抽出信号と重ね合わせる際の基準の位置を、同期信号の先頭とし(ステップS1403)、後述するステップS1407へ進む。
ステップS1402において、同期信号の長さがTd未満であった場合、位置合わせ部270は、同期信号の終点にヘッダ情報信号が続いているか否かを判定する(ステップS1404)。
ステップS1404において、ヘッダ情報信号が続いている場合、位置合わせ部270は、M個目の抽出信号を、他の抽出信号と重ね合わせる際の基準の位置を、同期信号の終点とし(ステップS1405)、後述するステップS1407へ進む。
ステップS1404において、ヘッダ情報信号が続いていない場合、信号生成部267は、M個目の抽出信号を復調対象信号に用いないものとし、除外する(ステップS1406)。
続いて、信号生成部267は、取得した抽出信号全てについて、ステップS1402からステップS1406の処理を全て実行したか否かを判定する(ステップS1407)。言い換えれば、信号生成部267は、ステップS1407において、取得した全ての抽出信号について、位置合わせ部270による重ね合わせる際の基準位置の決定を行ったか否かを判定している。
ステップS1407において、処理を実行していない場合、信号生成部267は、変数M=M+1とし(ステップS1408)、ステップS1402へ戻る。
ステップS1407において、処理を実行した場合、信号生成部267は、位置合わせを行った抽出信号が3つ以上あるか否かを判定する(ステップS1409)。ステップS1409において、3つ以上ない場合、後述するステップS1413へ進む。
ステップS1409において、3つ以上ある場合、信号生成部267は、採用値決定部271により、各抽出信号を重ね合わせ、所定時刻毎の信号強度の値を比較する(ステップS1410)。続いて採用値決定部271は、比較結果に応じて、採用する信号強度の値を決定する(ステップS1411)。
本実施形態の採用値決定部271は、例えば3つ以上の信号強度の値において、他の値と離れている値を除外し、除外された値以外の平均値を採用する信号強度の値としても良い。
続いて信号生成部267は、所定時刻毎と採用する信号強度の値とを対応付けた信号を復調対象信号とする(ステップS1412)。
ステップS1409において3つ以上ない場合、信号生成部267は、位置合わせを行った抽出信号が2つ以上あるか否かを判定する(ステップS1413)。ステップS1413において2つ以上ない場合、後述するステップS1415へ進む。
ステップS1413において2つ以上ある場合、つまり、位置合わせを行った抽出信号が2つである場合、信号生成部267は、採用値決定部271により、所定時刻毎の2つの抽出信号の信号強度の値を比較する。そして、採用値決定部271は、大きい方の値を採用する信号強度の値とし(ステップS1414)、ステップS1412へ進む。
ステップS1413において2つ以上ない場合、つまり、位置合わせを行った抽出信号が1つしかない場合、信号生成部267は、この抽出信号を復調対象信号として出力する(ステップS1415)。
以下に、図15を参照し、位置合わせ部270の処理について説明する。図15は、位置合わせ部の処理を説明する図である。図15(A)は、長さが予め決められた時間であるTd秒の同期信号の例を示しており、図15(B)、(C)、(D)は、長さが予め決められた時間であるTd秒より短い同期信号の例を示している。
図15(A)に示す同期信号101は、同期信号101の始点が受信された時刻Tsから、同期信号101の終点が受信された時刻Teまでの時間がTd秒である。
図15(B)に示す同期信号102は、同期信号102の始点が受信された時刻Ts1から、同期信号102の終点が受信された時刻Teまでの時間がTd秒より短いTd1秒である。同期信号102は、時刻Tsから時刻Ts1までの期間G1において、信号が受信されなかったことを示している。
図15(C)に示す同期信号103は、同期信号103の始点が受信された時刻Tsから、同期信号103の終点が受信された時刻Te1までの時間がTd秒より短いTd2秒である。同期信号103は、時刻Te1から時刻Teまでの期間G2において、信号が受信されなかったことを示している。
図15(D)に示す同期信号104は、同期信号104の始点が受信された時刻Ts2から、同期信号104の終点が受信された時刻Te2までの時間がTd秒より短いTd3秒である。同期信号103は、時刻Tsから時刻Ts1までの期間G3と、時刻Te2から時刻Teまでの期間G4と、において、信号が受信されなかったことを示している。
本実施形態の位置合わせ部270は、M個目の抽出信号に含まれる同期信号が、同期信号101であった場合、長さが規定値(Td秒)であるから、同期信号101の始点を他の抽出信号と重ね合わせる際の基準位置とする。
また、本実施形態の位置合わせ部270は、M個目の抽出信号に含まれる同期信号が、同期信号102であった場合、長さが規定値(Td秒)ではないため、同期信号102の後ろにヘッダ情報信号が続いているか否かを判定する。同期信号102は、同期信号102の終点が受信された時刻Teからヘッダ情報信号が続いて受信されている。したがって、位置合わせ部270は、同期信号102の終点を他の抽出信号と重ね合わせる際の基準位置とする。
また、本実施形態の位置合わせ部270は、M個目の抽出信号に含まれる同期信号が、同期信号103であった場合、同期信号103は、長さが規定値(Td秒)ではないため、同期信号103の後ろにヘッダ情報信号が続いているか否かを判定する。
同期信号103の後ろには、信号が受信されなかった期間G2が存在しており、ヘッダ情報信号は続いていない。
この場合、位置合わせ部270は、同期信号103が、独立した信号であるのか、又は抽出信号の一部であるのか判断することができない。したがって、復調処理部260は、同期信号103を含む抽出信号を信号生成処理に用いる抽出信号から除外する。
同期信号104についても同様である。同期信号104は、長さが規定値(Td秒)ではなく、同期信号104の後ろに信号が受信されなかった期間G4が存在する。したがって、位置合わせ部270は、同期信号104が、独立した信号であるのか、又は抽出信号の一部であるのか判断することがでない。よって、位置合わせ部270は、同期信号104を含む抽出信号を信号生成処理に用いる抽出信号から除外する。
このように、本実施形態では、同期信号の一部に乱れがある場合には、乱れて方によって、信号生成処理に用いるか否かが判定される。
次に、図16を参照し、採用値決定部271の処理について説明する。図16は、採用値決定部の処理を説明する図である。
図16は、送信器300−1から送信されたヘッダ付き変調信号40から抽出された抽出信号50を例として説明する。
図16(A)は、情報処理装置200が受信するヘッダ付き変調信号40を説明する図であり、図16(B)は、採用値の決定を説明する図である。
図16(A)の例では、ヘッダ付き変調信号40は、周波数f1、f2、f3、f4の4つの搬送波のそれぞれを変調して同期信号とヘッダ情報信号とを付加した信号とした。言い換えれば、ヘッダ付き変調信号40は、周波数f1のヘッダ付き変調信号40−f1、周波数f2のヘッダ付き変調信号40−f2、周波数f3のヘッダ付き変調信号40−f3、周波数f3のヘッダ付き変調信号40−f4を含む。伝文信号は、4つに分割され、ヘッダ付き変調信号40に含まれる4つのヘッダ付き変調信号に重畳されて送信される。
また、例えば送信器300−2から送信されたヘッダ付き変調信号42は、周波数f1′のヘッダ付き変調信号42−f1′、周波数f2′のヘッダ付き変調信号42−f2′、周波数f3′のヘッダ付き変調信号42−f3′、周波数f4′のヘッダ付き変調信号42−f4′を含む。伝文信号は、4つに分割され、ヘッダ付き変調信号42に含まれる4つのヘッダ付き変調信号に重畳されて送信される。
また、送信器300−3から送信されたヘッダ付き変調信号43も同様に、周波数f1″のヘッダ付き変調信号43−f1″、周波数f2″のヘッダ付き変調信号43−f2″、周波数f3″のヘッダ付き変調信号43−f3″、周波数f4″のヘッダ付き変調信号43−f4″を含む。伝文信号は、4つに分割され、ヘッダ付き変調信号43に含まれる4つのヘッダ付き変調信号に重畳されて送信される。
尚、本実施形態の伝文信号は、送信器300−1、300−2、300−3において同様の方式により分割される。
図16(B)では、周波数f1のヘッダ付き変調信号40−f1から抽出された抽出信号50−f1と、周波数f1′のヘッダ付き変調信号42−f1′から抽出された抽出信号52−f1′と、周波数f1″のヘッダ付き変調信号43−f1″から抽出された抽出信号53−f1″と、を用いて復調対象信号を生成する場合を示している。
本実施形態の採用値決定部271は、これらの3つの抽出信号を重ね合わせ、所定時刻毎の信号強度の値を比較する。
尚、所定時刻毎とは、変調速度に応じた分解能の時間単位毎の時刻である。具体的には、例えば、1秒間に10回変調された抽出信号である場合、所定時刻毎は、0.1秒である。
図16(B)では、時刻t1において、抽出信号50−f1の信号強度の値はS11であり、抽出信号52−f1′の信号強度の値はS12であり、抽出信号53−f1″の信号強度の値はS13である。
本実施形態の採用値決定部271は、この場合、信号強度の値S11、S12、S13を比較し、それぞれが同じ程度の値であるか否かを判定する。
具体的には、採用値決定部271は、値S11と値S12を比較し、差分が所定の範囲内にあるか否かを判定し、次に値S11と値S13を比較して差分が所定の範囲内にあるか否かを判定し、次に値S12と値S13を比較して差分が所定の範囲内にあるか否かを判定する。
そして、採用値決定部271は、判定の結果全ての差分が所定の範囲内にあった場合には、最も大きい値を、時刻t1における信号強度の値に採用する。
また、差分が所定の範囲に入らない組み合わせがあった場合には、差分が所定の範囲内となる値のみを比較し、大きい方の値を時刻t1における信号強度の値に採用しても良い。
また、本実施形態の採用値決定部271は、例えば差分が所定の範囲に入る値同士の平均値を求め、時刻t1における信号強度の値に採用しても良い。
本実施形態の採用値決定部271は、時刻t2における各抽出信号の信号強度の値S21、S22、S23と、時刻t3における各抽出信号の信号強度の値S31、S32、S33についても同様に、各時刻において採用する信号強度の値を決定する。
また、本実施形態の採用値決定部271は、時刻tnのように、抽出信号の値がS1nとS2nの2つであった場合、2つの信号強度の値の大きい方の値を時刻tnにおける信号強度の値に採用しても良い。
本実施形態の採用値決定部271は、以上のようにして決定した時刻毎の信号強度の値を、復調対象信号として保持する。
例えば採用値決定部271は、復調対象信号として、時刻t1の信号強度の値S11、時刻t2の信号強度の値22、時刻t3の信号強度の値S31、・・・、時刻tnの信号強度の値S1nというように、保持する。
本実施形態の採用値決定部271は、ヘッダ付き変調信号40−f2、42−f2′、43−f2″のそれぞれから抽出された抽出信号と、ヘッダ付き変調信号40−f3、42−f3′、43−f3″のそれぞれから抽出された抽出信号と、についても同様の処理を行い、復調対象信号を生成する。
以上のように、本実施形態では、複数の送信器300から送信された、同一の伝文信号を含むヘッダ付き変調信号から伝文信号を抽出し、伝文信号を復調する前に、これらの伝文信号に復調対象信号を生成し、復調する。したがって、本実施形態によれば、搬送波に重畳された伝文信号により近い波形の復調対象信号を生成することができ、無線信号から取得する情報の精度を向上させることができる。
次に、本実施形態の情報処理装置200における表示について説明する。図17は、受信予約の設定画面の例を示す第一の図である。
図17に示す設定画面17は、例えば情報処理装置200において、通信処理部230が起動された際に、表示制御部254により、情報処理装置200のディスプレイに表示される。
設定画面17には、ボタン171〜175が表示されている。ボタン171は、設定画面17を、情報を入手したい海域を選択する画面に遷移させるボタンである。ボタン172は、設定画面17を、情報の種別を選択する画面に遷移させるボタンである。ボタン173は、ヘッダ付き変調信号の受信予約を設定するボタンである。ボタン174は、設定画面17を初期画面に遷移させるボタンである。ボタン175は、受信予約の状況を示す画面へ遷移させるボタンである。
図18は、海域の選択画面の一例を示す図である。図18に示す画面18は、設定画面17において、ボタン171が選択されると、設定画面17から遷移する画面である。
画面18には、海域を選択させるパネル181、182が表示されている。パネル181、182には、海域を選択するためのボタンが表示されている。
本実施形態の情報処理装置200は、入力受付部251により、画面18において海域が選択された場合、選択された海域の情報を送信する送信局3を特定する。尚、情報処理装置200は、海域と、海域の情報を送信する送信局を示す情報とを対応付けたテーブルを予め保持していても良い。
図19は、情報の種別を選択する画面の一例を示す図である。図19に示す画面19は、情報の種別を選択するボタンが表示されている。
本実施形態の情報処理装置200は、入力受付部251が情報の種別の選択を受け付けると、予約設定部252により、図18の選択により特定された送信局において選択された種別の伝文が送信される周波数や時間帯を特定し、受信予約テーブル242を生成する。
例えば、画面18において、「沖縄県沖」が選択され、画面19において「台風」が選択された場合、予約設定部252は、沖縄県沖の台風情報を送信する搬送波の周波数と、沖縄県沖の台風情報が送信される時間帯とを特定し、受信予約テーブル242に格納する。
図20は、予約状況が表示された画面の一例を示す図である。図20に示す設定画面17Aは、ボタン175が表示されていた領域に、予約状況を示す情報175Aが表示されている。また、設定画面17Aでは、伝文の表示を行うか否かを選択させる画面176が表示されている。画面176には、台風情報1の受信が完了したことを示すメッセージが表示されている。
画面176において、伝文の表示を選択するボタン177が操作されると、情報処理装置200は、伝文を表示させる。また、画面176において、伝文を表示しないことを選択するボタン178が操作されると、表示制御部254は、画面176の表示を終了する。
図21は、予約状況を示すデータが表示された例を示す図である。図21に示す予約状況を示す情報175Aは、情報の項目として、伝文の種類、送信元となる送信局、現在の日付、現在の時間、受信完了日、受信完了時間、受信状況、受信したデータのサイズ等を有する。
本実施形態の予約状況を示す情報175Aは、受信管理テーブル243に基づき表示される。したがって、予約状況を示す情報175Aは、時間と共に変化する。
図21の例では、例えば伝文「台風情報1」は、気象庁から送信されたヘッダ付き変調信号から抽出された抽出信号であり、2015/3/21の午後12:01に受信が完了していることがわかる。
以上のように、本実施形態の情報処理装置200は、海域と情報(伝文)の種類とを設定するだけで、自動的に該当する伝文が重畳されたヘッダ付き変調信号を受信して復調し、復調結果を表示させる。
さらに、本実施形態では、異なる時間帯に異なる送信局から受信した複数のヘッダ付き変調信号から抽出信号を抽出し、抽出信号を重ね合わせて復調対象信号を生成し、復調する。
したがって、本実施形態によれば、簡単な操作で所望の情報(伝文)を受信することができ、さらに、無線信号から取得する情報の精度を向上させることができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、復調処理部260を有する情報処理装置により、複数の受信局が受信したヘッダ付き変調信号を復調する点が第一の実施形態と相違する。よって、以下の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図22は、第二の実施形態の通信システムのシステム構成を説明する図である。
本実施形態の通信システム100Aは、情報処理装置200A、受信器500−1、500−2、・・・、500−nを有する。
本実施形態の情報処理装置200Aは、通信装置600−1、600−2、・・・、600−nから送信された無線信号を、受信器500−1、500−2、・・・、500−nを介して受信し、受信した各無線信号から抽出信号を抽出し、復調対象信号を生成する。そして、情報処理装置200Aは、生成した復調対象信号を、情報処理装置200Aとネットワーク等を介して接続された端末装置700等へ送信する。尚、端末装置700は、演算処理装置とメモリ装置を有する一般的な情報処理装置であって良い。このように、本実施形態の情報処理装置200Aは、復調サーバとして機能する。
尚、受信器500−1、500−2、・・・、500−nを区別しない場合は受信器500と呼び、通信装置600−1、600−2、・・・、600−nを区別しない場合は、通信装置600と呼ぶ。
本実施形態では、通信装置600と受信器500とは、周波数の異なる複数の搬送波を用いた無線通信(マルチバンド無線通信)を行う。
本実施形態の通信装置600−1、600−2、・・・、600−nは、予め備えられている送信予定テーブルに基づき、所定の時間に所定の伝文を示す情報が重畳された変調信号を送信する。すなわち、本実施形態の通信装置600−1、600−2、・・・、600−nは、それぞれが異なるタイミングで、同一の伝文を示す信号が重畳されたヘッダ付き変調信号を送信する。
本実施形態の情報処理装置200Aは、受信器500を介して、通信装置600から送信されたヘッダ付き変調信号を受信すると、伝文の種類毎にヘッダ付き変調信号を信号データベース220に格納する。そして、情報処理装置200Aは、伝文毎のヘッダ付き変調信号を取得し、複数のヘッダ付き変調信号から伝文信号を含む抽出信号を抽出し、復調対象信号を生成する。
復調対象信号は、情報処理装置200Aから端末装置700へ送信され、端末装置700において復調されても良い。また、復調対象信号は、情報処理装置200Aにおいて復調され、復調結果の伝文が端末装置700に送信されても良い。
また、本実施形態の情報処理装置200Aは、受信器500と接続されることで、通信装置600からの無線信号を受信する受信局800として機能しても良い。
次に、図23を参照し、本実施形態の通信システム100Aを利用した通信の具体的について説明する。図23は、第二の実施形態の通信システムの利用例について説明する図である。
本実施形態の通信システム100Aは、例えば海上の船舶2、2Aと、陸上の受信局500との通信に適用できる。
船舶2には、通信装置600−1が搭載され、船舶2Aには、通信装置600−2が搭載され、これらの通信装置600は、所定の時間帯に所定の伝文を送信する。情報処理装置200Aは、陸上の通信施設等に設置される。
図23において、例えば、通信装置600からヘッダ付き変調信号が送信されると、このヘッダ付き変調信号は、電離層及び地表や海面での反射により、陸上へ到達する。情報処理装置200Aは、受信器500を介して陸上に到達したヘッダ付き変調信号を受信すると、このヘッダ付き変調信号を信号データベース220に格納する。
このとき、情報処理装置200Aは、1回の受信で通信装置600−1から送信されたヘッダ付き変調信号を全て受信できるとは限らない。図23の例では、情報処理装置200Aは、通信装置600−1から送信されたヘッダ付き変調信号と、通信装置600−2から送信されたヘッダ付き変調信号のそれぞれ一部を受信した例を示している。
図24は、第二の実施形態の通信システムの有する各装置の機能を説明する図である。
本実施形態の通信装置600は、変調信号生成部610、ヘッダ情報付加部620、記憶部630、送信部640を有する。
本実施形態の変調信号生成部610、ヘッダ情報付加部620、記憶部630、送信部640のそれぞれは、第一の実施形態の送信器300の有する変調信号生成部310、ヘッダ情報付加部320、記憶部330、送信部340と同様であるから説明を省略する。
本実施形態の情報処理装置200Aは、通信処理部230Aを有する。本実施形態の通信処理部230Aは、表示処理部250を有していない点以外は、第一の実施形態の通信処理部230と同様である。
尚、本実施形態では、端末装置700に表示処理部250が設けられていても良い。したがって、情報処理装置200Aでは、受信予約テーブル242は、例えば端末装置700において設定された内容に従って生成されても良い。また、受信予約テーブル242は、予め作成されたものが情報処理装置200Aに与えられていても良い。
また、本実施形態の復調処理部260は、復調対象信号が生成されたら、復調対象信号を端末装置700に送信しても良い。また、復調処理部260は、復調対象信号を復調した結果の伝文を端末装置700に送信しても良い。
本実施形態の復調処理部260では、端末装置700に復調対象信号を送信するか、伝文を送信するが予め設定されていても良い。例えば、復調処理部260は、端末装置700が復調機能を有していない場合等には、復調結果の伝文を端末装置700に送信しても良い。また、復調処理部260は、端末装置700が復調機能を有していなければ、伝文を端末装置700へ送信しても良い。
以上のように、本実施形態では、例えば同一の伝文が異なるタイミングで送信されてきたとき、複数のヘッダ付き変調信号から伝文信号を含む信号を抽出して重ね合わせることで、無線信号から取得する情報の精度を向上させることができる。
尚、本実施形態では、通信装置600は船舶に搭載されているものとして説明したが、これに限定されない。本実施形態の通信装置600は、例えば山岳地帯等に点在していても良い。また、本実施形態の通信装置600が設置される場所は、陸上であっても海上であっても良く、設置される場所は限定されない。
また、本実施形態では、受信器500は複数存在するものとしたが、情報処理装置200Aと接続された受信器500は1つであっても良い。
開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
短波長の搬送波で第一の送信局から送信された無線信号のプリアンブル部分を検出し、
前記プリアンブル部分の検出に応じて特定された無線信号から、前記搬送波に重畳された信号を抽出し、
抽出した前記信号と、前記第一の送信局とは異なる第二の送信局から受信した無線信号から抽出された、前記第二の送信局で搬送波に重畳された信号と、を重ね合わせて復調を行う、処理をコンピュータに実行させる無線信号の復調プログラム。
(付記2)
前記信号の種類と、前記無線信号の送信開始時刻と搬送波の周波数の組み合わせと、が対応付けられた記憶部を参照し、
前記プリアンブル部分に含まれる前記無線信号の前記送信開始時刻と前記搬送波の周波数の組み合わせに対応した信号の種類毎にデータベースに蓄積する処理を前記コンピュータに実行させ、
前記復調を行う処理は、
前記信号の種類が一致する無線信号から抽出された信号同士を重ね合わせる、請求項1記載の無線信号の復調プログラム。
(付記3)
前記重ね合わせる処理は、
前記信号における所定時刻毎の信号強度を比較し、比較結果に基づき決められた信号強度を取得し、
前記所定時刻毎の信号強度から復調対象の信号を生成し、
前記復調を行う処理は、
前記復調対象の信号の復調を行う、付記2記載の無線信号の復調プログラム。
(付記4)
前記重ね合わせる処理は、
前記信号における所定時刻毎の信号強度のうち、最も大きい値の信号強度を前記所定時刻の信号強度とする付記3記載の無線信号の復調プログラム。
(付記5)
前記重ね合わせる処理は、
前記信号における所定時刻毎の信号強度において、差分が所定の範囲内にある信号強度の平均値を前記所定時刻の信号強度とする付記3記載の無線信号の復調プログラム。
(付記6)
前記プリアンブル部分は、
前記無線信号に含まれる特徴的な信号を含み、、
前記抽出する処理で抽出された前記信号は、
前記特徴的な信号を含み、
前記復調を行う処理は、
前記特徴的に信号の一部に乱れがある無線信号を、前記重ね合わせの対象外とする、付記2記載の復調プログラム。
(付記7)
前記重ね合わせる処理は、
前記特徴的に信号の一部に乱れがある前記信号において、乱れがない部分を重ね合わせる、付記6記載の無線信号の復調プログラム。
(付記8)
前記特徴的な信号は、
所定の周波数が所定の期間続く同期信号を含む付記6又は7記載の無線信号の復調プログラム。
(付記9)
前記復調する処理は、
前記信号に含まれる前記同期信号と、前記記憶部に格納された前記同期信号の波形データと、を比較し、前記同期信号と前記同期信号の波形データとの一致度が所定の閾値以上であったとき、前記信号を復調対象信号とする、付記8記載の復調プログラム。
(付記10)
前記復調を行う処理は、
前記信号に含まれる前記同期信号が所定の期間続いているとき、前記同期信号の始点を前記重ね合わせの基準位置とし、
前記同期信号が所定の期間続いておらず、且つ前記同期信号にヘッダ情報信号が続いているとき、前記同期信号の終点を前記基準位置とし、
前記同期信号が所定の期間続いておらず、且つ前記同期信号に前記ヘッダ情報信号が続いていないとき、前記信号を前記重ね合わせの対象外とする、付記8記載の無線信号の復調プログラム。
(付記11)
コンピュータによる無線信号の復調方法であって、該コンピュータが、
短波長の搬送波で第一の送信局から送信された無線信号のプリアンブル部分を検出し、
前記プリアンブル部分の検出に応じて特定された無線信号から、前記搬送波に重畳された信号を抽出し、
抽出した前記信号と、前記第一の送信局とは異なる第二の送信局から受信した前記無線信号から抽出された、前記第二の送信局で搬送波に重畳された信号と、を重ね合わせて復調を行う、無線信号の復調方法。
(付記12)
短波長の搬送波で第一の送信局から送信された無線信号のプリアンブル部分を検出する検出部と、
前記プリアンブル部分の検出に応じて特定された無線信号から、前記搬送波に重畳された信号を抽出する信号抽出部と、
抽出した前記信号と、前記第一の送信局とは異なる第二の送信局から受信した前記無線信号から抽出された、前記第二の送信局で搬送波に重畳された信号と、を重ね合わせて復調を行う復調部と、を有する情報処理装置。
(付記13)
短波長の搬送波で第一の通信装置送信された無線信号のプリアンブル部分を検出し、
前記プリアンブル部分の検出に応じて特定された無線信号から、前記搬送波に重畳された信号を抽出し、
抽出した前記信号と、前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置から受信した前記無線信号から抽出された、前記第二の通信装置で搬送波に重畳された信号と、を重ね合わせて生成した復調対象の信号を情報処理装置へ送信する、処理をコンピュータに実行させる無線信号の復調プログラム。
(付記14)
コンピュータによる無線信号の復調方法であって、該コンピュータが、
短波長の搬送波で第一の通信装置から送信された無線信号のプリアンブル部分を検出し、
前記プリアンブル部分の検出に応じて特定された無線信号から、前記搬送波に重畳された信号を抽出し、
抽出した前記信号と、前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置から受信した無線信号から抽出された、前記第二の通信装置で搬送波に重畳された信号と、を重ね合わせて生成した復調対象の信号を情報処理装置へ送信する、無線信号の復調方法。
(付記15)
付記14に記載された復調方法に用いられる情報処理装置。
(付記16)
短波長の搬送波で第一の通信装置から送信された無線信号のプリアンブル部分を検出し、
前記プリアンブル部分の検出に応じて特定された無線信号から、前記搬送波に重畳された信号を抽出する信号抽出部と、
抽出した前記信号と、前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置から受信した無線信号から抽出された、前記第二の通信装置で搬送波に重畳された信号と、を重ね合わせて生成した復調対象の信号を情報処理装置へ送信する信号生成部と、を有する情報処理装置。
(付記17)
短波長の搬送波で第一の通信装置から送信された無線信号のプリアンブル部分を検出し、
前記プリアンブル部分の検出に応じて特定された無線信号から、前記搬送波に重畳された信号を抽出する信号抽出部と、
抽出した前記信号と、前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置から受信した前記無線信号から抽出された、前記第二の通信装置で搬送波に重畳された信号と、を重ね合わせて生成した復調対象の信号を情報処理装置へ送信する出力部と、を有する受信局。
本発明は、具体的に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100、100A 通信システム
200、200A 情報処理装置
210 受信器
220 信号データベース
230、230A 通信処理部
240 記憶部
250 表示処理部
260 復調処理部
264 信号抽出部
265 波形比較部
266 除外判定部
267 信号生成部
268 復調部
259 伝文出力部
300 送信器

Claims (5)

  1. 短波長の搬送波で第一の送信局から送信された無線信号のプリアンブル部分を検出し、
    前記プリアンブル部分の検出に応じて特定された無線信号から、前記搬送波に重畳された信号を抽出し、
    抽出した前記信号と、前記第一の送信局とは異なる第二の送信局から受信した無線信号から抽出された、前記第二の送信局で搬送波に重畳された信号と、を重ね合わせて復調を行い、
    前記信号の種類と、前記無線信号の送信開始時刻と搬送波の周波数の組み合わせと、が対応付けられた記憶部を参照し、
    前記プリアンブル部分に含まれる前記無線信号の前記送信開始時刻と前記搬送波の周波数の組み合わせに対応した信号の種類毎にデータベースに蓄積する処理をコンピュータに実行させ、
    前記復調を行う処理は、
    前記信号の種類が一致する無線信号から抽出された信号同士を重ね合わせる、無線信号の復調プログラム。
  2. コンピュータによる無線信号の復調方法であって、該コンピュータが、
    短波長の搬送波で第一の送信局から送信された無線信号のプリアンブル部分を検出し、
    前記プリアンブル部分の検出に応じて特定された無線信号から、前記搬送波に重畳された信号を抽出し、
    抽出した前記信号と、前記第一の送信局とは異なる第二の送信局から受信した前記無線信号から抽出された、前記第二の送信局で搬送波に重畳された信号と、を重ね合わせて復調を行い、
    前記信号の種類と、前記無線信号の送信開始時刻と搬送波の周波数の組み合わせと、が対応付けられた記憶部を参照し、
    前記プリアンブル部分に含まれる前記無線信号の前記送信開始時刻と前記搬送波の周波数の組み合わせに対応した信号の種類毎にデータベースに蓄積し、
    前記復調を行うときに、
    前記信号の種類が一致する無線信号から抽出された信号同士を重ね合わせる、無線信号の復調方法。
  3. 短波長の搬送波で第一の送信局から送信された無線信号のプリアンブル部分を検出する検出部と、
    前記プリアンブル部分の検出に応じて特定された無線信号から、前記搬送波に重畳された信号を抽出する信号抽出部と、
    抽出した前記信号と、前記第一の送信局とは異なる第二の送信局から受信した前記無線信号から抽出された、前記第二の送信局で搬送波に重畳された信号と、を重ね合わせて復調を行う復調部と、
    前記信号の種類と、前記無線信号の送信開始時刻と搬送波の周波数の組み合わせと、が対応付けられた記憶部を参照し、前記プリアンブル部分に含まれる前記無線信号の前記送信開始時刻と前記搬送波の周波数の組み合わせに対応した信号の種類毎にデータベースに蓄積する蓄積部と、を有し、
    前記復調部は、
    前記信号の種類が一致する無線信号から抽出された信号同士を重ね合わせる、情報処理装置。
  4. 短波長の搬送波で第一の通信装置から送信された無線信号のプリアンブル部分を検出し、
    前記プリアンブル部分の検出に応じて特定された無線信号から、前記搬送波に重畳された信号を抽出し、
    抽出した前記信号と、前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置から受信した前記無線信号から抽出された、前記第二の通信装置で搬送波に重畳された信号と、を重ね合わせて生成した復調対象の信号を情報処理装置へ送信し、
    前記信号の種類と、前記無線信号の送信開始時刻と搬送波の周波数の組み合わせと、が対応付けられた記憶部を参照し、
    前記プリアンブル部分に含まれる前記無線信号の前記送信開始時刻と前記搬送波の周波数の組み合わせに対応した信号の種類毎にデータベースに蓄積する、処理をコンピュータに実行させ、
    前記復調対象の信号は、
    前記信号の種類が一致する無線信号から抽出された信号同士である、無線信号の復調プログラム。
  5. 短波長の搬送波で第一の通信装置から送信された無線信号のプリアンブル部分を検出する検出部と、
    前記プリアンブル部分の検出に応じて特定された無線信号から、前記搬送波に重畳された信号を抽出する信号抽出部と、
    抽出した前記信号と、前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置から受信した前記無線信号から抽出された、前記第二の通信装置で搬送波に重畳された信号と、を重ね合わせて生成した復調対象の信号を情報処理装置へ送信する出力部と、
    前記信号の種類と、前記無線信号の送信開始時刻と搬送波の周波数の組み合わせと、が対応付けられた記憶部を参照し、前記プリアンブル部分に含まれる前記無線信号の前記送信開始時刻と前記搬送波の周波数の組み合わせに対応した信号の種類毎にデータベースに蓄積する蓄積部と、を有し、
    前記復調対象の信号は、
    前記信号の種類が一致する無線信号から抽出された信号同士である、受信局。
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