JP4379165B2 - 追尾システム - Google Patents

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Description

この発明は、自局の指向性アンテナのビームを相手局方向へ指向させる追尾システムに係わり、特に、相手局の方向が変わっても相手局が送信する信号に基づき自局のアンテナのビームを相手局方向へ指向させることができる追尾システムに関する。
従来の追尾システムにおいて、GPSを用いて取得した相手局の3次元位置情報の狭帯域信号を相手局が自局へ送信し、さらに映像情報等の広帯域信号を相手局が自局へ送信する場合、それぞれの信号に対し別の周波数の搬送波を用い、自局が受信する相手局の3次元位置情報と自局の3次元位置情報とから相手局の方向を算出して、算出した相手局の方向へ自局の指向性アンテナのビームを指向する構成にしている(例えば、特許文献1参照)。
また、主ビームの一部が重なりあった2個のアンテナで相手局からの信号を受信し、それぞれのアンテナが受信する信号の振幅情報から信号の到来方向を検出する振幅比較モノパルス方式や、アレーアンテナのアレー面を半分の半アレーに分割して相手局からの信号を受信し、それぞれの半アレーが受信する信号の位相情報から信号の到来方向を検出する位相比較モノパルス方式が知られており(例えば、非特許文献1参照)、検出した信号の到来方向へ自局の指向性アンテナのビームを指向する構成にしている。
特開平6−188802号公報(第3頁、第1図) 吉田孝監修「改訂レーダ技術」(社)電子情報通信学会編、2003年2月15日、p.260−264
従来の追尾システムは、周波数の異なる複数の搬送波を用いていたので、それぞれの搬送波の周波数の近傍に信号の周波数成分が存在し、相手局の3次元位置情報及び映像信号を伝送するために複数の周波数帯域が必要となり、周波数の有効利用が図られないという問題点があった。また、3次元位置情報を伝送する帯域内に不要波が混入すると、3次元位置情報を正しく伝送できないという問題点があった。
さらに、相手局からの信号を複数のアンテナで受信し、それぞれのアンテナが受信する信号の振幅情報又は位相情報から相手局の信号の到来方向を検出する際に、その信号と同じ周波数成分をもつ不要波を受信すると、検出される到来方向に誤差が生じるという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされたもので、周波数の有効利用が図られ、不要波の影響を受けにくい追尾システムを得ることを目的とする。
この発明に係る追尾システムにおいては、相手局が送信するこの相手局の位置信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを相手局方向へ指向させる追尾システムにおいて、相手局が、この相手局の現在の位置情報を検出してこの位置情報を表す位置情報デジタル信号を出力する位置検出手段と、位置情報デジタル信号のデータレートよりも高速のチップレートを有する拡散符号により位置情報デジタル信号をスペクトル拡散する拡散変調手段を含む位置信号変調部と、この位置信号変調部が出力する位置信号を空間に放射する送信アンテナとを備え、自局が、位置信号を受信する受信アンテナと、拡散符号を用いて受信アンテナが出力する受信信号を復調する逆拡散復調手段を含む位置信号復調部と、この位置信号復調部が出力する位置情報デジタル信号に基づく相手局の位置情報と自局の位置情報とから相手局の方向を算出する方向演算部と、この方向演算部が出力する方向信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを相手局方向に指向させる制御部とを備えたものである。
また、この発明に係る追尾システムにおいては、相手局が送信する情報信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを相手局方向へ指向させる追尾システムにおいて、相手局が、情報信号に含まれる情報を表す情報デジタル信号に対し、情報デジタル信号のデータレートよりも高速のチップレートを有する拡散符号により情報デジタル信号をスペクトル拡散する拡散変調手段を含む情報信号変調部と、この情報信号変調部が出力する情報信号を空間に放射する送信アンテナとを備え、自局が、情報信号を受信する複数の受信アンテナと、拡散符号を用いて複数の受信アンテナが出力する受信信号を復調する逆拡散復調手段を含む情報信号復調部と、逆拡散復調手段が出力する複数の復調信号の振幅情報又は位相情報のいずれかに基づき情報信号の到来方向を検出する方向検出部と、この方向検出部が出力する方向信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを相手局方向に指向させる制御部とを備えたものである。
この発明は、相手局が送信するこの相手局の位置信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを相手局方向へ指向させる追尾システムにおいて、相手局が、この相手局の現在の位置情報を検出してこの位置情報を表す位置情報デジタル信号を出力する位置検出手段と、位置情報デジタル信号のデータレートよりも高速のチップレートを有する拡散符号により位置情報デジタル信号をスペクトル拡散する拡散変調手段を含む位置信号変調部と、この位置信号変調部が出力する位置信号を空間に放射する送信アンテナとを備え、自局が、位置信号を受信する受信アンテナと、拡散符号を用いて受信アンテナが出力する受信信号を復調する逆拡散復調手段を含む位置信号復調部と、この位置信号復調部が出力する位置情報デジタル信号に基づく相手局の位置情報と自局の位置情報とから相手局の方向を算出する方向演算部と、この方向演算部が出力する方向信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを相手局方向に指向させる制御部とを備えることにより、周波数の有効利用が図られ、不要波の影響を受けにくい追尾システムを得ることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における追尾システムの構成を説明するブロック図である。図1において、追尾システムは、相手局100と、相手局100を追尾する自局200とから構成される。相手局100は、相手局100の位置情報と画像情報を送信する。自局200は相手局100から送信される位置情報を受信し、受信した相手局200の位置情報と自局の位置情報とから相手局200の方向を算出する。そして、自局200は、後述する自局200の指向性アンテナ220のビームを相手局200の方向へ指向させて、相手局100が送信する画像情報を指向性アンテナにより受信するものとする。
相手局100は、相手局100の現在の位置情報である3次元位置情報を検出し、この3次元位置情報を表す位置情報デジタル信号を出力する位置検出手段であるGPS信号受信処理部110、画像情報を表す画像情報デジタル信号を生成する画像情報デジタル信号生成部120、位置情報デジタル信号及び画像情報デジタル信号に対し、フレーミング、インターリーブ、誤り訂正符号の付与を含む符号化等のデジタル信号処理を行った後にそれぞれ後述する位置信号変調部140及び画像信号変調部150へ出力する制御及び後述する各種回路部に対する制御を行うCPU130、CPU130が出力する位置情報デジタル信号を変調する位置信号変調部140、CPU130が出力する画像情報デジタル信号を変調する画像信号変調部150、位置信号変調部140が出力する位置信号と画像信号変調部150が出力する画像信号とを合成する合成部160、及び、合成部160が出力する合成信号を空間に放射して送信する送信アンテナであるアンテナ部170から構成される。なお、アンテナ部170は無指向性アンテナにより構成されるものとする。
位置信号変調部140は、アンテナ部170から空間へ放射して送信するための搬送波をCPU130が出力する位置情報デジタル信号で1次変調する位置信号データ変調部141、及び、位置信号データ変調部141が出力する1次変調位置信号を位置信号用拡散符号発生部142が出力する拡散符号である位置信号用拡散符号によりスペクトラム拡散変調する拡散変調手段である位置信号符号変調部143から構成される。なお、位置信号データ変調部141では、FSK(Frequency Shift Keying)やPSK(Phase Shift Keying)などのデジタル変調方式で1次変調を行う。また、位置信号符号変調部143では、直接拡散変調方式で2次変調を行う。
同様に、画像信号変調部150は、位置信号データ変調部141で変調される搬送波と同じ周波数の搬送波をCPU130が出力する画像情報デジタル信号で1次変調する画像信号データ変調部151、及び、画像信号データ変調部151が出力する1次変調画像信号を画像信号用拡散符号発生部152が出力する画像信号用拡散符号によりスペクトラム拡散変調する画像信号符号変調部153から構成される。なお、画像信号データ変調部151も、位置信号データ変調部141と同様に、FSKやPSKなどのデジタル変調方式で1次変調を行う。また、画像信号符号変調部153も位置信号符号変調部143と同様に、直接拡散変調方式で2次変調を行う。
なお、位置信号用拡散符号及び画像信号用拡散符号のチップレートは同一とし、位置情報デジタル信号及び画像情報デジタル信号のデータレートよりも高速であるものとする。さらに、両者の拡散符合は直交する系列により構成するものとする。
自局200は、相手局100が送信する合成信号のうち、後述する位置信号復調部230により位置信号を選択的に受信する受信アンテナである無指向性アンテナ210、相手局100の方向にビームを指向して相手局100が送信する合成信号のうち、後述する画像信号復調部240により画像信号を選択的に受信する指向性アンテナ220、無指向性アンテナ210が出力する受信信号を復調する位置信号復調部230、指向性アンテナ220が出力する受信信号を復調する画像信号復調部240、画像信号復調部240が出力する画像情報デジタル信号を表示装置等(図示せず。)への表示処理や記憶装置(図示せず。)への記憶処理等を行うCPU250、位置信号復調部230が出力する相手局100の位置情報デジタル信号と、自局200の位置情報を検出するGPS信号受信処理部260が出力する自局200の位置情報デジタル信号とに基づき、自局200を基準とした相手局100の方向を算出する方向演算部であるアンテナ制御信号発生部270、及び、アンテナ制御信号発生部270が出力する方向信号であるアンテナ制御信号により指向性アンテナ220のビームを相手局100の方向に指向させる制御部であるアンテナ制御部280から構成される。指向性アンテナ220はパラボラアンテナで構成するものとする。
位置信号復調部230は、無指向性アンテナ210が出力する受信信号に対し、相手局100の位置信号用拡散符号発生部142が出力する位置信号用拡散符号と同じ拡散符号を発生する位置信号用拡散符号発生部231、位置信号用拡散符号発生部231が発生する位置信号用拡散符号が受信信号に含まれる位置信号用拡散符号と同期するようにその発生のタイミングを調整する位置信号用拡散符号同期部232、位置信号用拡散符号同期部232により発生タイミングが調整された位置信号用拡散符号を用いて無指向性アンテナ210が出力する受信信号を逆拡散復調する逆拡散復調手段である位置信号符号復調部233、及び、位置信号符号復調部233が出力する位置符号復調信号に含まれる搬送波と同期した搬送波を再生して位置符号復調信号から位置情報デジタル信号を復調する位置信号データ復調部234から構成される。位置信号用拡散符号同期部232は、拡散符号を同期捕捉するスライディング相関器又は整合フィルタと、捕捉が完了した後に同期はずれが発生しないように同期保持する遅延ロックループによる位相制御回路を用いて構成する。
同様に、画像信号復調部240は、指向性アンテナ220が出力する受信信号に対し、相手局100の画像信号用拡散符号発生部152が出力する画像信号用拡散符号と同じ拡散符号を発生する画像信号用拡散符号発生部241、画像信号用拡散符号発生部241が発生する画像信号用拡散符号が受信信号に含まれる画像信号用拡散符号と同期するようにその発生のタイミングを調整する画像信号用拡散符号同期部242、画像信号用拡散符号同期部242により発生タイミングが調整された画像信号用拡散符号を用いて指向性アンテナ220が出力する受信信号を逆拡散復調する画像信号符号復調部243、及び、画像信号符号復調部243が出力する画像符号復調信号に含まれる搬送波と同期した搬送波を再生して画像符号復調信号から画像情報デジタル信号を復調する画像信号データ復調部244から構成される。画像信号用拡散符号同期部242も位置信号用拡散符号同期部232と同様に構成する。
次に、動作について説明する。
まず、相手局100の動作について説明する。
GPS信号受信処理部110は、複数のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信して相手局100の3次元位置情報を検出し、この3次元位置情報を表す位置情報デジタル信号をCPU130へ出力する。位置情報デジタル信号は狭帯域の信号である。CPU130は、位置情報デジタル信号に対し、フレーミング、インターリーブ、誤り訂正符号の付与を含む符号化等のデジタル信号処理を行い、位置信号データ変調部141へ出力する。
位置信号データ変調部141は、アンテナ部170から空間へ放射して送信するための搬送波をCPU130が出力する位置情報デジタル信号でPSK変調して1次変調位置信号を生成し、位置信号符号変調部143へ出力する。位置信号符号変調部143は、1次変調位置信号に対し、位置信号用拡散符号発生部142が出力する位置信号用拡散符号によりスペクトラム拡散変調する。位置信号用拡散符号のチップレートは位置情報デジタル信号のデータレートよりも高速であり、位置情報デジタル信号のスペクトルは拡散されて拡がる。スペクトル拡散された位置信号が合成部160へ出力される。
同様に、画像情報デジタル信号生成部120は、自局200へ送信する画像情報を画像情報デジタル信号として生成し、CPU130へ出力する。画像情報デジタル信号は位置情報デジタル信号と比較して広帯域の信号である。CPU130は、画像情報デジタル信号に対し、位置情報デジタル信号と同様のデジタル信号処理を行い、画像信号データ変調部151へ出力する。
画像信号データ変調部151は、位置信号変調部141で用いたのと同じ周波数の搬送波をCPU130が出力する画像情報デジタル信号でPSK変調して1次変調画像信号を生成し、画像信号符号変調部153へ出力する。画像信号符号変調部153は、1次変調画像信号に対し、画像信号用拡散符号発生部152が出力する画像信号用拡散符号によりスペクトラム拡散変調する。画像信号用拡散符号のチップレートは画像情報デジタル信号のデータレートよりも高速であり、画像情報デジタル信号のスペクトルは拡散されて拡がる。そして、スペクトル拡散された画像信号が合成部160へ出力される。ここで、1次変調画像信号と1次変調位置信号の搬送波の周波数は同じである。また、画像信号用拡散符号と位置信号用拡散符号のチップレートが同じなので、スペクトル拡散された画像信号と位置信号の帯域幅も同程度になる。すなわち、スペクトル拡散された画像信号と位置信号は、同じ搬送波周波数を中心として同程度の帯域幅を有する信号となる。
合成部160は、位置信号符号変調部143が出力する位置信号と、画像信号符号変調部153が出力する画像信号とを合成し、アンテナ部170へ出力する。アンテナ部170は合成部160が出力する合成信号を空間に放射する。
次に、自局200の動作について説明する。
無指向性アンテナ210は、相手局100のアンテナ部170より送信される合成信号を受信し、その受信信号を位置信号用拡散符号同期部232及び位置信号符号復調部233へ出力する。位置信号用拡散符号発生部231は、相手局100の位置信号用拡散符号発生部142が出力する位置信号用拡散符号と同じ拡散符号を発生し、位置信号用拡散符号同期部232は受信信号に含まれる位置信号用拡散符号と同期するようにその発生のタイミングを調整する。位置信号符号復調部233は、位置信号用拡散符号同期部232により発生タイミングが調整された位置信号用拡散符号を用いて受信信号を逆拡散復調する。ここで、位置信号用拡散符号は画像信号用拡散符号と直交する系列となっているので、合成信号である受信信号から位置信号だけ抽出できる。位置信号符号復調部233により符号復調された位置符号復調信号は位置信号データ復調部234へ出力される。もしも、位置信号の帯域内に狭帯域の不要波が混入しても、位置信号用拡散符号を用いて逆拡散された不要波は帯域が拡がる。したがって、位置符号復調信号の帯域内において、位置符号復調信号に対する逆拡散された不要波のレベルが抑圧される。
位置信号データ復調部234は、位置信号符号復調部233が出力する位置符号復調信号に含まれる搬送波と同期した搬送波を再生して、相手局100の位置信号データ変調部141にてデジタル変調された方式に対応して、位置符号復調信号から位置情報デジタル信号を復調する。そして、相手局100の位置情報である位置情報デジタル信号をアンテナ制御信号発生部270へ出力する。
自局200のGPS信号受信処理部260は、相手局100のGPS信号受信処理部110と同様に、複数のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信して自局200の3次元位置情報を検出し、この3次元位置情報を表すデジタル信号である自局の位置情報デジタル信号をアンテナ制御信号発生部270へ出力する。
アンテナ制御信号発生部270は、位置信号データ復調部234が出力する相手局100の位置情報デジタル信号と、GPS信号受信処理部260が出力する自局200の位置情報デジタル信号とを用いて、自局200を基準とした相手局100の方向を算出する。そして、アンテナ制御部280へアンテナ制御信号を出力する。アンテナ制御部280は、アンテナ制御信号発生部270が出力するアンテナ制御信号に基づき、指向性アンテナ220に対し、その姿勢を調整することにより、指向性アンテナ220のビームを相手局100方向へ指向させる制御を行う。
相手局100方向へビームが指向される指向性アンテナ220は、無指向性アンテナ210と同様に相手局100のアンテナ部170より送信される合成信号を受信し、その受信信号を画像信号用拡散符号同期部242及び画像信号符号復調部243へ出力する。指向性アンテナ220は高利得で合成信号を受信できる。画像信号用拡散符号発生部241は、相手局100の画像信号用拡散符号発生部152が出力する画像信号用拡散符号と同じ拡散符号を発生し、画像信号用拡散符号同期部242は受信信号に含まれる画像信号用拡散符号と同期するようにその発生のタイミングを調整する。画像信号符号復調部243は、画像信号用拡散符号同期部242により発生タイミングが調整された画像信号用拡散符号を用いて受信信号を逆拡散復調する。ここで、画像信号用拡散符号は位置信号用拡散符号と直交する系列となっているので、合成信号である受信信号から画像信号だけ抽出できる。画像信号符号復調部243により符号復調された画像符号復調信号は画像信号データ復調部244へ出力される。
画像信号データ復調部244は、画像信号符号復調部243が出力する画像符号復調信号に含まれる搬送波と同期した搬送波を再生して、相手局100の画像信号データ変調部151にてデジタル変調された方式に対応して、画像符号復調信号から画像情報デジタル信号を復調する。そして、相手局100が送信する画像情報デジタル信号をCPU250へ出力する。CPU250は、画像信号データ復調部244が出力する画像情報デジタル信号を表示装置等へ表示する処理や記憶装置へ記憶する処理等を行う。
このように、相手局100や自局200の3次元位置が変化することにより、自局200を基準とした相手局100の方向が相対的に変化しても、自局200の指向性アンテナ220のビームを相手局100の方向へ指向させることができ、相手局100が送信する広帯域の画像信号等を効率よく受信することができる。
また、相手局の位置情報デジタル信号及び映像情報デジタル信号に対し、同一のチップレートを有し互いに直交する系列で構成する拡散符号によりそれぞれスペクトル拡散し、同一周波数の搬送波で変調して伝送するので、伝送に用いる周波数帯域が一つでよく周波数の有効利用が図られる。また、位置信号の帯域内に狭帯域の不要波が混入しても、位置信号用拡散符号を用いて逆拡散された不要波は帯域幅が拡がり、位置符号復調信号の帯域内において、位置符号復調信号に対する逆拡散された不要波のレベルが抑圧されるので、不要波が位置信号の伝送に及ぼす影響を低減できる。
以上の説明において、相手局100から自局200までの空間の伝送路においてマルチパスを考慮しなかった。地面反射や海面反射などがあるマルチパス環境ではマルチパスフェージングの影響を受け、自局200における位置信号の受信電界強度が変動し、位置信号が正しく伝送されない問題があるが、スペクトル拡散された位置信号をRAKE受信することにより、マルチパスフェージングの影響を低減することができる。スペクトル拡散された映像信号についても同様の効果がある。
このように構成された実施の形態1による追尾システムは、相手局が送信するこの相手局の位置信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを相手局方向へ指向させる追尾システムにおいて、相手局が、この相手局の現在の位置情報を検出してこの位置情報を表す位置情報デジタル信号を出力する位置検出手段と、位置情報デジタル信号のデータレートよりも高速のチップレートを有する拡散符号により位置情報デジタル信号をスペクトル拡散する拡散変調手段を含む位置信号変調部と、この位置信号変調部が出力する位置信号を空間に放射する送信アンテナとを備え、自局が、位置信号を受信する受信アンテナと、拡散符号を用いて受信アンテナが出力する受信信号を復調する逆拡散復調手段を含む位置信号復調部と、この位置信号復調部が出力する位置情報デジタル信号に基づく相手局の位置情報と自局の位置情報とから相手局の方向を算出する方向演算部と、この方向演算部が出力する方向信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを相手局方向に指向させる制御部とを備えたので、周波数の有効利用が図られ、不要波の影響を受けにくい追尾システムを得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、相手局100の3次元位置の情報を表す位置情報デジタル信号を、画像情報デジタル信号とともにスペクトル拡散して伝送し、自局の3次元位置情報を用いて相手局の方向を算出したが、実施の形態2では、相手局100から送信される情報信号の到来方向を検出して相手局100の方向を検知するものである。以下の説明において、情報信号は画像信号であるものとする。ここでは、情報信号である画像信号を伝送する搬送波の位相情報を用いて到来方向を検出するものとする。
図2は、この発明の実施の形態2における追尾システムの構成を説明するブロック図である。図2において、相手局100は、図1に示した実施の形態1と比較し、相手局100の位置情報に関係するデジタル信号を生成し、変調し、アンテナ部170まで伝送する構成要素、すなわち、GPS信号受信処理部110、位置信号データ変調部141、位置信号用拡散符号発生部142、位置信号符号変調部143、及び合成部160を削除したものである。相手局100のその他の構成は図1と同様である。アンテナ部170からは、スペクトラム拡散変調された画像信号が送信される。ここで、画像信号用拡散符号のチップレートは画像情報デジタル信号のデータレートよりも高速であるものとする。
図2において、自局200は、相手局100から送信される画像信号の到来方向を検出するための複数の受信アンテナである方探用アンテナ部211a及び211b、相手局100から送信される画像信号を受信する指向性アンテナ220、方探用アンテナ部211a、211b及び指向性アンテナ220が出力する受信信号に対し、相手局100の画像信号用拡散符号発生部152が出力する画像信号用拡散符号と同じ拡散符号を発生する画像信号用拡散符号発生部241、画像信号用拡散符号発生部241が発生する画像信号用拡散符号が方探用アンテナ部211a、211b及び指向性アンテナ220のそれぞれの受信信号に含まれる画像信号用拡散符号と同期するようにその発生のタイミングをそれぞれ調整する画像信号用拡散符号同期部242、画像信号用拡散符号同期部242により発生タイミングがそれぞれ調整された画像信号用拡散符号を用いて、方探用アンテナ部211a、211b及び指向性アンテナ220が出力するそれぞれの受信信号を逆拡散復調する逆拡散復調手段である画像信号符号復調部243a、243b及び243、画像信号符号復調部243a、243b及び243が出力するそれぞれの画像符号復調信号の位相を揃えて合成する合成部235、合成部235が出力する位相の揃った画像符号復調信号に対し、画像符号復調信号に含まれる搬送波と同期した搬送波を再生して画像符号復調信号から画像情報デジタル信号を復調する画像信号データ復調部244、画像信号データ復調部244が出力する画像情報デジタル信号を表示装置等(図示せず。)への表示処理や記憶装置(図示せず。)への記憶処理等を行うCPU250、画像信号符号復調部243a及び243bが出力する画像符号復調信号に含まれる搬送波の位相差を検出する位相差検出部236、位相差検出部236が出力する位相差情報から相手局100のアンテナ部170から到来する画像信号の到来方向を検出するアンテナ制御信号発生部270、及び、アンテナ制御信号発生部270が出力する方向信号であるアンテナ制御信号により指向性アンテナ220のビームを相手局100の方向に指向させる制御部であるアンテナ制御部280から構成される。
ここで、画像信号用拡散符号発生部241、画像信号用拡散符号同期部242、画像信号符号復調部243a、243b及び243、及び画像信号データ復調部244が情報信号復調部である画像信号復調部を構成する。また、位相差検出部236及びアンテナ制御信号発生部270が方向検出部を構成する。
図3は方探アンテナ部の構成図である。図3の(a)に示すように、方探用アンテナ部211a及び211bは平面状に配列された2つのサブアレーアンテナを用いて構成する。2つのサブアレーアンテナの正面方向はともにZ方向で同じである。図2では、図の錯綜を避けるため、2個の方探用アンテナ部211a及び211bを用いた構成を示しており、実施の形態2においては2個の方探用アンテナを用いた場合について構成や動作の説明をするものとする。到来方向の検出について、図3の(a)に示す構成では、XZ面内の1次元の方向情報が得られる。2次元の方向情報を得るには、図3の(b)に示すように、2個の方探用アンテナ211a及び211bの配列に対し空間的に直交する方向にさらに2個の方探用アンテナ211c及び211d、すなわち、4個の方探用アンテナがあればよく、これに対応して、画像信号符号復調部も4個設ければよい。
図4は位相差検出部236の構成を説明するブロック図である。位相差検出部236は、方探用アンテナ部211a及び211bから画像信号符号復調部243a及び243bを経由して入力される画像符号復調信号に対してそれぞれの搬送波を再生する搬送波再生部、搬送波再生部が出力するそれぞれの搬送波に対する和信号(Σ)と差信号(Δ)を出力するコンパレータ、差信号(Δ)に対し位相を90度遅らせる移相器(図中(−j)のブロックで示す。)、及び90度位相が遅れた差信号(−jΔ)を和信号(Σ)で除する除算部(図中(−jΔ/Σ)のブロックで示す。)から構成される。搬送波再生部は、画像符号復調信号がBPSK方式でデジタル変調されているなら、例えば画像符号復調信号に対し搬送波周波数fcを中心周波数とする帯域通過フィルタ、2乗回路による2逓倍回路、2×fcを中心周波数とする帯域通過フィルタ、VCOを備えた位相比較器、及び1/2分周回路により構成できる。画像符号復調信号がQPSK方式でデジタル変調されているなら、例えば画像符号復調信号に対し搬送波周波数fcを中心周波数とする帯域通過フィルタ、4乗回路による4逓倍回路、4×fcを中心周波数とする帯域通過フィルタ、VCOを備えた位相比較器、及び1/4分周回路により構成できる。
次に、動作について説明する。
まず、相手局100の動作は、図1に示した実施の形態1の相手局100の画像情報に関する動作と同じである。
次に、自局200の動作について説明する。
方探用アンテナ部211a及び211bは、相手局100のアンテナ部170より送信される画像信号をそれぞれ受信し、その受信信号を画像信号用拡散符号同期部242、画像信号符号復調部243a及び243bへそれぞれ出力する。画像信号用拡散符号発生部241は、相手局100の画像信号用拡散符号発生部152が出力する画像信号用拡散符号と同じ拡散符号を発生し、画像信号用拡散符号同期部242はそれぞれの受信信号に含まれる画像信号用拡散符号と同期するようにその発生のタイミングをそれぞれ調整する。画像信号符号復調部243a及び243bは、画像信号用拡散符号同期部242により発生タイミングがそれぞれ調整された画像信号用拡散符号を用いてそれぞれの受信信号を逆拡散復調する。もしも、画像信号の帯域内に狭帯域の不要波が混入しても、画像信号用拡散符号を用いて逆拡散された不要波は帯域が拡がる。したがって、画像符号復調信号の帯域内において、画像符号復調信号に対する逆拡散された不要波のレベルが抑圧される。
画像信号符号復調部243a及び243bが出力するそれぞれの画像符号復調信号は、合成部235とともに位相差検出部236へ出力される。位相差検出部236では、それぞれの画像符号復調信号が搬送波再生部へ出力され、画像符号復調信号に含まれる搬送波信号が再生される。搬送波再生部によりそれぞれ再生された搬送波はコンパレータへ出力される。
方探用アンテナ部211a及び211bがそれぞれ画像信号符号復調部243a及び243bを経由して搬送波再生部から出力される信号をそれぞれA、Bとし、それぞれの搬送波の位相差をΨとすると、Ψ=2πdζ/λとなる。ここで、dは方探用アンテナ部211aと211bとの中心間距離、ζ=cos(α)、λは搬送波の波長である。
コンパレータから出力される和信号(Σ)と差信号(Δ)は次のようになる。
Σ=A+B
Δ=A−B
ここでAとBの振幅はそれぞれ等しいものとすると、次のような関係が成り立つ。
Σ=A+B
=A(1+exp(−jΨ))
=A(exp(jΨ/2)+exp(−jΨ/2))・exp(−jΨ/2)
=2Acos(Ψ/2)・exp(−jΨ/2)
Δ=A−B
=A(1−exp(−jΨ))
=A(exp(jΨ/2)−exp(−jΨ/2))・exp(−jΨ/2)
=2jAsin(Ψ/2)・exp(−jΨ/2)
差信号(Δ)の位相を移相器において90度遅らせた後、除算部において和信号(Σ)で除することにより角度誤差ε=tan(Ψ/2)となる。このように、位相差検出部236により画像信号の到来方向αに対応する角度誤差εの情報が検出される。以上の和信号(Σ)及び差信号(Δ)に対する信号処理は位相比較モノパルス方式として知られている。
位相差検出部236で検出される角度誤差εの情報はアンテナ制御信号発生部270へ出力される。アンテナ制御信号発生部270は、位相差検出部236で検出される角度誤差εの情報と、方探用アンテナ部211a及び211bのアンテナ正面方向(Z方向)を基準とする指向性アンテナ220のアンテナ正面方向の情報とから、指向性アンテナ220のビームを相手局100方向へ指向させるアンテナ制御信号をアンテナ制御部280へ出力する。方探用アンテナ部211a及び211bと指向性アンテナの正面方向が常に同じ方向に設定されるなら、角度誤差εの情報が相手局100の方向の情報となる。
相手局100方向へビームが指向される指向性アンテナ220は、方探用アンテナ211a及び211bとともに相手局100のアンテナ部170より送信される画像信号を受信し、その受信信号を画像信号用拡散符号同期部242及び画像信号符号変調部243へ出力する。画像信号用拡散符号発生部241は、相手局100の画像信号用拡散符号発生部152が出力する画像信号用拡散符号と同じ拡散符号を発生し、画像信号用拡散符号同期部242は受信信号に含まれる画像信号用拡散符号と同期するようにその発生のタイミングをそれぞれ調整する。画像信号符号復調部243は、画像信号用拡散符号同期部242により発生タイミングが調整された画像信号用拡散符号を用いて受信信号を逆拡散復調する。
画像信号符号復調部243a、243b及び243が出力するそれぞれの画像符号復調信号は、合成部235へ出力される。合成部235は画像信号符号復調部243a、243b及び243が出力するそれぞれの画像符号復調信号の位相を揃えて合成する。ここで、それぞれの画像符号復調信号の位相は、画像信号用拡散符号同期部242においてそれぞれの画像信号用拡散符号の発生タイミングの情報を用いて検出することができる。
画像信号データ復調部244は、合成部235から出力される位相の揃った合成信号画像符号復調信号に対し、画像符号復調信号に含まれる搬送波と同期した搬送波を再生して画像符号復調信号から画像情報デジタル信号を復調する。この搬送波の再生は、位相検出部236における搬送波再生部と同様に行う。CPU250は、画像信号データ復調部244が出力する画像情報デジタル信号を表示装置等(図示せず。)への表示処理や記憶装置(図示せず。)への記憶処理等を行う。
このように、相手局100の方向が変化しても、自局200の指向性アンテナ220のビームを相手局100の方向へ指向させることができ、相手局100が送信する広帯域の画像信号等を効率よく受信することができる。
また、画像信号の帯域内に狭帯域の不要波が混入しても、画像信号用拡散符号を用いて逆拡散された不要波は帯域幅が拡がり、画像符号復調信号の帯域内において、画像符号復調信号に対する逆拡散された不要波のレベルが抑圧されるので、不要波が画像信号の到来方向の探知に及ぼす影響を低減できる。
このように構成された実施の形態2による追尾システムは、相手局が送信する情報信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを相手局方向へ指向させる追尾システムにおいて、相手局が、情報信号に含まれる情報を表す情報デジタル信号に対し、情報デジタル信号のデータレートよりも高速のチップレートを有する拡散符号により情報デジタル信号をスペクトル拡散する拡散変調手段を含む情報信号変調部と、この情報信号変調部が出力する情報信号を空間に放射する送信アンテナとを備え、自局が、情報信号を受信する複数の受信アンテナと、拡散符号を用いて複数の受信アンテナが出力する受信信号を復調する逆拡散復調手段を含む情報信号復調部と、逆拡散復調手段が出力する複数の復調信号の位相情報に基づき情報信号の到来方向を検出する方向検出部と、この方向検出部が出力する方向信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを相手局方向に指向させる制御部とを備えたので、不要波の影響を受けにくい追尾システムを得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態2では画像信号を伝送する搬送波の位相情報を用いて到来方向を検出したが、実施の形態3では、画像信号を伝送する搬送波の振幅情報を用いて到来方向を検出して相手局100の方向を検知するものである。
図5は、この発明の実施の形態3における追尾システムの構成を説明するブロック図である。図5において、相手局100は、図2に示した実施の形態2と同様の構成である。アンテナ部170からは、スペクトラム拡散変調された画像信号が送信される。ここで、画像信号用拡散符号のチップレートは画像情報デジタル信号のデータレートよりも高速であるものとする。一方、自局200については、方探用アンテナ部211a及び211bに用いるアンテナの主ビーム方向がわずかに異なりそれぞれの主ビームの一部が重なる点が異なる。さらに、図2の位相差検出部236の代わりに振幅差検出部237を備える点が異なる。なお、図5においても2個の方探用アンテナを用いた場合について構成や動作の説明をするものとする。到来方向の検出について、図3の(a)に示す構成と同様に、1次元の方向情報が得られる。2次元の方向情報を得るには、図3の(b)に示す構成と同様に、2個の方探用アンテナ211a及び211bの配列に対し空間的に直交する方向にさらに2個の方探用アンテナ211c及び211d、すなわち、4個の方探用アンテナがあればよく、これに対応して、画像信号符号復調部も4個設ければよい。
図6は振幅差検出部237の構成を説明するブロック図である。図6は、図4に示した位相差検出部236の構成と比較し、コンパレータから出力される差信号(Δ)に対する移相器がなく、除算部(図中(Δ/Σ)のブロックで示す。)では、差信号(Δ)の振幅を和信号(Σ)の振幅で除する構成となっている。
次に動作について説明する。
まず、相手局100の動作は、図2に示した実施の形態2の相手局100の動作と同じである。
次に、自局200の動作について説明する。
方探用アンテナ部211a及び211bは、相手局100のアンテナ部170より送信される画像信号をそれぞれ受信し、その受信信号を画像信号用拡散符号同期部242、画像信号符号復調部243a及び243bへそれぞれ出力する。画像信号用拡散符号発生部241は、相手局100の画像信号用拡散符号発生部152が出力する画像信号用拡散符号と同じ拡散符号を発生し、画像信号用拡散符号同期部242はそれぞれの受信信号に含まれる画像信号用拡散符号と同期するようにその発生のタイミングをそれぞれ調整する。画像信号符号復調部243a及び243bは、画像信号用拡散符号同期部242により発生タイミングがそれぞれ調整された画像信号用拡散符号を用いてそれぞれの受信信号を逆拡散復調する。もしも、画像信号の帯域内に狭帯域の不要波が混入しても、画像信号用拡散符号を用いて逆拡散された不要波は帯域が拡がる。したがって、画像符号復調信号の帯域内において、画像符号復調信号に対する逆拡散された不要波のレベルが抑圧される。
画像信号符号復調部243a及び243bが出力するそれぞれの画像符号復調信号は、合成部235とともに振幅差検出部237へ出力される。振幅差検出部237では、それぞれの画像符号復調信号が搬送波再生部へ出力され、画像符号復調信号に含まれる搬送波信号が再生される。搬送波再生部によりそれぞれ再生された搬送波はコンパレータへ出力される。
方探用アンテナ部211a及び211bがそれぞれ画像信号符号復調部243a及び243bを経由して搬送波再生部から出力される信号をそれぞれA、Bとすると、コンパレータからはA及びBに対する和信号(Σ=A+B)及び差信号(Δ=A−B)が出力される。除算部は、差信号(Δ)の振幅を和信号(Σ)の振幅で除した角度誤差信号εを出力する。
図7は振幅差検出部237に関係する各部の動作を説明する図である。図7の(a)は、方探用アンテナ211a及び211bのビームパターンを示す。図7の(b)は、コンパレータから出力される和信号(Σ)と差信号(Δ)の角度に対する信号レベルの形状を示す。図7の(c)は角度に対する角度誤差信号εのレベルの形状を示す。ここで、角度とは、図6の紙面内における角度であり、画像信号の到来方向を表す。このように、振幅差検出部237により画像信号の到来方向(角度)に対応する角度誤差εの情報が検出される。以上の和信号(Σ)及び差信号(Δ)に対する信号処理は振幅比較モノパルス方式として知られている。
位相差検出部236で検出される角度誤差εの情報はアンテナ制御信号発生部270へ出力される。これ以降の動作は実施の形態2と同様である。
このように、相手局100の方向が変化しても、自局200の指向性アンテナ220のビームを相手局100の方向へ指向させることができ、相手局100が送信する広帯域の画像信号等を効率よく受信することができる。
また、画像信号の帯域内に狭帯域の不要波が混入しても、画像信号用拡散符号を用いて逆拡散された不要波は帯域幅が拡がり、画像符号復調信号の帯域内において、画像符号復調信号に対する逆拡散された不要波のレベルが抑圧されるので、不要波が画像信号の到来方向の探知に及ぼす影響を低減できる。
このように構成された実施の形態3による追尾システムは、相手局が送信する情報信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを相手局方向へ指向させる追尾システムにおいて、相手局が、情報信号に含まれる情報を表す情報デジタル信号に対し、情報デジタル信号のデータレートよりも高速のチップレートを有する拡散符号により情報デジタル信号をスペクトル拡散する拡散変調手段を含む情報信号変調部と、この情報信号変調部が出力する情報信号を空間に放射する送信アンテナとを備え、自局が、情報信号を受信する複数の受信アンテナと、拡散符号を用いて複数の受信アンテナが出力する受信信号を復調する逆拡散復調手段を含む情報信号復調部と、逆拡散復調手段が出力する複数の復調信号の振幅情報に基づき情報信号の到来方向を検出する方向検出部と、この方向検出部が出力する方向信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを相手局方向に指向させる制御部とを備えたので、不要波の影響を受けにくい追尾システムを得ることができる。
実施の形態4.
実施の形態2及び実施の形態3では、2個(2次元の方向情報を得るには4個)を1組とする方探用アンテナ部を備えて、相手局100が送信する画像情報の到来方向を検知したが、実施の形態4では、実施の形態2における1組の方探用アンテナに対応する画像信号符号復調部、位相差検出部及びアンテナ制御信号発生部からなる複数の検出部290a及び290bを設け、複数の検出部290a及び290bが出力する複数の方向信号である複数のアンテナ制御信号から所定のアンテナ制御信号を選択する選択部291を備える。選択部291が出力するアンテナ制御信号がアンテナ制御部280へ出力される。ここで、複数の検出部290a及び290bの一部をなす複数組の方探用アンテナ部はそれぞれの正面方向が同じで空間的に異なる位置に配置される。なお、複数の検出部290a及び290bにおける画像信号符号復調部及び指向性アンテナ220に接続される画像信号符号復調部243が出力するそれぞれの画像符号復調信号は合成部235へ出力される。その他の構成は図2に示した実施の形態2と同様である。
それぞれの検知部290a及び290bにおいて、相手局100のアンテナ部170より送信される画像信号を方探用アンテナ部で受信してからアンテナ制御信号発生部が方向信号であるアンテナ制御信号を出力する動作は実施の形態2における動作と同様である。ここで、複数組の方探用アンテナ部が空間的に異なる位置に配置されるので、相手局100のアンテナ部170から自局200の複数組の方探用アンテナ部に至る伝送路において地面反射や海面反射などがあるマルチパス環境では、複数組の方探用アンテナ部が受信する画像信号のレベルがフェージングにより異なる。複数の検知部290a及び290bが出力するアンテナ制御信号に対し、選択部291が位相差検出部の和信号(Σ)のレベルの最も大きいアンテナ制御信号を選択してアンテナ制御部280へ出力する。このように受信状態のよい画像信号を用いてアンテナ制御信号を出力するので、画像信号の到来方向を精度よく検出できる。その他の動作は実施の形態2と同様である。
このように、相手局100の方向が変化しても、自局200の指向性アンテナ220のビームを相手局100の方向へ指向させることができ、相手局100が送信する広帯域の画像信号等を効率よく受信することができる。
また、画像信号の帯域内に狭帯域の不要波が混入しても、画像信号用拡散符号を用いて逆拡散された不要波は帯域幅が拡がり、画像符号復調信号の帯域内において、画像符号復調信号に対する逆拡散された不要波のレベルが抑圧されるので、不要波が画像信号の到来方向の探知に及ぼす影響を低減できる。
さらに、受信状態のよい画像信号を用いてアンテナ制御信号を出力するので、画像信号の到来方向を精度よく検知できる。
このように構成された実施の形態4による追尾システムは、自局が、情報信号を受信する複数の受信アンテナと、拡散符号を用いて複数の受信アンテナが出力する受信信号を復調する逆拡散復調手段を含む情報信号復調部と、逆拡散復調手段が出力する複数の復調信号の位相情報に基づき情報信号の到来方向を検出する方向検出部とからなる複数の検出部と、これら複数の検出部が出力する複数の方向信号の中から所定の方向信号を選択して制御部へ出力する選択部とを備えたので、不要波の影響を受けにくく、情報信号の到来方向を精度よく検知できる追尾システムを得ることができる。
上記の実施の形態4の説明において、複数の検知部の一部に位相差検出部を用いたが、実施の形態3と同様に、振幅差検出部を用いても同様に動作する。
実施の形態5.
実施の形態2乃至実施の形態4では、情報信号である画像信号を伝送する搬送波の位相情報又は振幅情報を用いて到来方向を検出したが、実施の形態5では、情報信号である画像信号を復調した情報デジタル信号である画像デジタル信号の位相情報を用いて到来方向を検出する。
図9は、この発明の実施の形態5における追尾システムの構成を説明するブロック図である。図9において、相手局100は、図2に示した実施の形態2と同様の構成である。ただし、画像情報デジタル信号生成部120は、画像情報を表す画像情報デジタル信号に加え、同一の符号で周期が一定の有するパイロット信号も生成するものとする。
自局200は、画像信号符号復調部243a、243b及び243がそれぞれ出力する画像符号復調信号に対し、それぞれ再生した搬送波を用いて画像情報デジタル信号を復調する画像信号データ復調部244a、244b、244、画像信号データ復調部244a、244b及び244が出力する位相の異なる画像情報デジタル信号に対し位相を揃えて合成する合成部235a、画像信号データ復調部244a及び244bが出力する位相の異なる画像情報デジタル信号に含まれるパイロット信号の位相差を検出する位相差検出部236aを備える。パイロット信号の位相差を用いて実施の形態2と同様に画像信号の到来方向を検出できる。
このように、相手局100の方向が変化しても、自局200の指向性アンテナ220のビームを相手局100の方向へ指向させることができ、相手局100が送信する広帯域の画像信号等を効率よく受信することができる。
また、画像信号の帯域内に狭帯域の不要波が混入しても、画像信号用拡散符号を用いて逆拡散された不要波は帯域幅が拡がり、画像符号復調信号の帯域内において、画像符号復調信号に対する逆拡散された不要波のレベルが抑圧されるので、不要波が画像信号の到来方向の探知に及ぼす影響を低減できる。
このように構成された実施の形態5による追尾システムは、相手局が送信する情報信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを相手局方向へ指向させる追尾システムにおいて、相手局が、情報信号に含まれる情報を表す情報デジタル信号に対し、情報デジタル信号のデータレートよりも高速のチップレートを有する拡散符号により情報デジタル信号をスペクトル拡散する拡散変調手段を含む情報信号変調部と、この情報信号変調部が出力する情報信号を空間に放射する送信アンテナとを備え、自局が、情報信号を受信する複数の受信アンテナと、拡散符号を用いて複数の受信アンテナが出力する受信信号を復調する逆拡散復調手段を含む情報信号復調部と、逆拡散復調手段が出力する複数の復調信号の位相情報に基づき情報信号の到来方向を検出する方向検出部と、この方向検出部が出力する方向信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを相手局方向に指向させる制御部とを備えたので、不要波の影響を受けにくい追尾システムを得ることができる。
以上の実施の形態5の説明において、情報デジタル信号である画像デジタル信号の位相情報を用いて画像信号の到来方向を検出したが、実施の形態3と同様に画像デジタル信号の振幅情報を用いてもよい。
さらに、実施の形態4と同様に、複数の検出部を設けてもよい。
上記の実施の形態1乃至実施の形態5の説明において、指向性アンテナ220をパラボラアンテナで構成したが、フェーズドアレーアンテナで構成してもよい。アンテナ制御部280は、アンテナ制御信号発生部270からのアンテナ制御信号に基づき、フェーズドアレーアンテナを構成するアレー素子の励振位相を制御し、フェーズドアレーアンテナのビーム方向を相手局100の方向に指向させることができる。
また、実施の形態2乃至実施の形態5の説明において、相手局100から自局200までの空間の伝送路においてマルチパスを考慮しなかった。地面反射や海面反射などがあるマルチパス環境ではマルチパスフェージングの影響を受け、自局200における画像信号の受信電界強度が変動し、画像信号が正しく伝送されない問題があるが、スペクトル拡散された画像信号をRAKE受信することにより、マルチパスフェージングの影響を低減することができ、不要波の影響を受けにくい追尾システムを得ることができる。
この発明の実施の形態1における追尾システムの構成を説明するブロック図である。 この発明の実施の形態2における追尾システムの構成を説明するブロック図である。 この発明の実施の形態2における追尾システムの方探アンテナの構成図である。 この発明の実施の形態2における追尾システムの位相差検出部236の構成を説明するブロック図である。 この発明の実施の形態3における追尾システムの構成を説明するブロック図である。 この発明の実施の形態3における追尾システムの振幅差検出部237の構成を説明するブロック図である。 この発明の実施の形態3における追尾システムの振幅差検出部237に関係する各部の動作を説明する図である。 この発明の実施の形態4における追尾システムの構成を説明するブロック図である。 この発明の実施の形態5における追尾システムの構成を説明するブロック図である。
符号の説明
100 相手局、110 位置検出手段であるGPS信号受信処理部、120 画像情報デジタル信号生成部、130 CPU、140 位置信号変調部、141 位置信号データ変調部、142 位置信号用拡散符号発生部、143 拡散変調手段である位置信号符号変調部、150 画像信号変調部、151 画像信号データ変調部、152 画像信号用拡散符号発生部、153 画像信号符号変調部、160 合成部、170 送信アンテナであるアンテナ部、200 自局、210 受信アンテナである無指向性アンテナ、211a、211b、211c、211d 複数の受信アンテナである方探用アンテナ部、220 指向性アンテナ、230 位置信号復調部、231 位置信号用拡散符号発生部、232 位置信号用拡散符号同期部、233 逆拡散復調手段である位置信号符号復調部、234 位置信号データ復調部、235、235a 合成部、236、236a 位相差検出部、237 振幅差検出部、240 画像信号復調部、241 画像信号用拡散符号発生部、242 画像信号用拡散符号同期部、243、243a、243b 画像信号符号復調部、244 画像信号データ復調部、250 CPU、260 GPS信号受信処理部、270 アンテナ制御信号発生部、280 制御部であるアンテナ制御部、290a、290b 検出部。

Claims (1)

  1. 相手局が送信する該相手局の位置信号に基づき自局の指向性アンテナのビームを前記相手
    局方向へ指向させる追尾システムにおいて、
    前記相手局が、該相手局の現在の位置情報を検出して該位置情報を表す位置情報デジタル信号を出力する位置検出手段と、
    搬送波を前記位置情報デジタル信号で変調して1次変調位置信号を得る位置信号データ変調部と、
    前記1次変調位置信号に対し、位置信号用拡散符号によるスペクトラム拡散変調を行いスペクトル拡散された位置信号を出力する位置信号符号変調部と、
    前記搬送波と同じ周波数の搬送波を画像情報デジタル信号で変調して1次変調画像信号を得る画像信号データ変調部と、
    前記1次変調画像信号に対し、前記位置信号用拡散符号と同一のチップレートを有し互いに直交する系列で構成された画像信号用拡散符号によりスペクトラム拡散変調を行いスペクトル拡散された画像信号を出力する画像信号符号変調部と、
    前記スペクトル拡散された位置信号と前記スペクトル拡散された画像信号とを合成し、合成信号出力する合成手段と、
    前記合成信号を空間に放射する送信アンテナとを備え、
    前記自局が、前記合成信号を受信する受信アンテナと、
    前記位置信号用拡散符号を用いて前記受信アンテナが出力する受信信号を復調する逆拡散復調手段を含む位置信号復調部と、
    該位置信号復調部が出力する前記位置情報デジタル信号に基づく前記相手局の位置情報と前記自局の位置情報とから前記相手局の方向を算出する方向演算部と、
    該方向演算部が出力する方向信号に基づき前記自局の指向性アンテナのビームを前記相手局方向に指向させる制御部と
    前記制御部により前記相手局方向に指向された前記指向性アンテナで受信した前記合成信号を前記画像信号用拡散符号を用いて復調することを特徴とする追尾システム。
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