JP4738231B2 - スペクトラム拡散信号受信装置 - Google Patents

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本発明は、バイナリオフセットキャリアコードや擬似雑音符号を用いてスペクトラム拡散された受信信号を復調する、スペクトラム拡散信号受信装置に関する。
擬似雑音符号(以下、PNコード、という)に0、1を繰り返す矩形波であるサブキャリアを重畳したコードは、バイナリオフセットキャリアコード(以下、BOCコード、という)と呼ばれている。
2つの同期し且つ所定の関係にあるBOCコードが搬送波(以下、キャリア、という)で送信される信号を受信する場合がある。例えば、欧州のガリレオ(GALILEO)衛星は、L1帯(中心周波数1575.42MHz)において、L1F信号と呼ばれる上記した2つの同期し且つ所定の関係にあるBOCコードが送信される信号を送信予定である(非特許文献1参照)。
L1F信号は、L1Fデータ信号(以下、L1Fd信号、という)と、L1Fパイロット信号(以下、L1Fp信号、という)とを含んでいる。
L1Fd信号は、PNコードであるL1Fdコード、及びサブキャリアをモジュロ2(modulo2)加算した第1コードによって変調されており、航法データが重畳されている。このL1Fdコードはビットレートが1.023Mbps、コード長が4092チップで、繰り返し周期が4msであり、航法データはボーレートが250sps、サブキャリアはビットレートが1.023Mbpsである。
一方、L1Fp信号は、PNコードであるL1Fpコード、及びガリレオシステム固有のパターンを持ったコード長25ビットの補助コード(Secondaryコード)、及びサブキャリアをモジュロ2加算した第2コードによって変調されており、航法データは重畳されていない。L1Fpコードは、ビットレートが1.023Mbps、コード長4092チップで、繰り返し周期が4msであり、サブキャリアはビットレートが1.023Mbpsである。なお、L1Fdコード及びL1Fpコードは、ガリレオ衛星によって異なったコードパターンとなっている。
ガリレオ受信機内部では、航法データを復調するためには、これらの各コードを含む受信信号を受信機内のコード発生器で発生させたコードによって逆拡散し、また、キャリア相関器に与えるローカル周波数信号が受信信号の位相及び周波数と一致する必要がある。そのために、コード相関器に与えるコードの位相及び周波数のスキャンと、キャリア周波数信号に与える位相及び周波数のスキャンとを並列して実施し、コードとキャリアの双方の相関ピーク点を探索し捕捉する。これらのピークが検出されたら、ピーク点がずれないようにコードとキャリアを追尾する。
このようなL1F信号に対して、既存のスペクトラム拡散信号の復調技術と、非特許文献1の開示内容に基づいて、ガリレオL1F信号によってスペクトラム拡散された受信信号を復調するスペクトラム拡散信号受信装置は、本発明者によって以下の参考例の様に考えられた。
図3は、ガリレオL1F信号のスペクトラム拡散信号受信装置の参考例を示す図であり、アンテナ部1と、周波数変換部2と、コード処理部10、キャリア処理部20、加算部31a,31b,32a,32b、補助コード処理部50、制御部40から構成されている。なお、以降の説明では簡略化のため、コードDLLの説明は省略する。
アンテナ部1によってガリレオ衛星からの信号を受信し、周波数変換部2によって受信信号に対して周波数変換を行い、IF信号を生成する。
コード処理部10は、コード発生部13と、第1コード相関部11と第2コード相関部12を有しており、L1Fdコードにサブキャリアを重畳したBOCコード(以下、BOCdコード、という)、L1Fpコードにサブキャリアを重畳したBOCコード(以下、BOCpコード、という)各々に対してコード相関を求める。
コード発生部13は、制御部40からのコード制御信号Ccに基づいて、レプリカのBOCコードである発生BOCdコードBOCdg、及び、発生BOCpコードBOCpgを生成する。第1コード相関部11は、IF信号の受信BOCdコードと、発生BOCdコードBOCdgとの相関を行い、第1コード相関値を出力する。また、第2コード相関部12は、IF信号の受信BOCpコードと、発生BOCpコードBOCpgとの相関を行い、第2コード相関値を出力する。
キャリア処理部20は、第1Iキャリア相関部21aと、第1Qキャリア相関部21bと、第2Iキャリア相関部22aと、第2Qキャリア相関部22bと、ローカル信号発生部23と、π/2位相遅延部28を有しており、IF信号に対してキャリア相関を求める。
ローカル信号発生部23は、制御部40からのローカル信号制御信号LOcに基づいて、ローカル周波数信号ωgを生成する。
第1Iキャリア相関部21aでは、第1コード相関値と同相のローカル周波数信号との相関を取り、第1Iキャリア相関値を出力する。第1Qキャリア相関部21bでは、第1コード相関値とπ/2位相遅延部28によりπ/2位相を遅延させたローカル周波数信号との相関を取り、第1Qキャリア相関値を出力する。第2Iキャリア相関部22aでは、前記第2コード相関値とローカル周波数信号との相関を取り、第2Iキャリア相関値を出力する。第2Qキャリア相関部22bでは、前記第2コード相関値とπ/2位相遅延部28によりπ/2位相を遅延させたローカル周波数信号との相関を取り、第2Qキャリア相関値を出力する。
第1I信号加算部31aは、入力された第1Iキャリア相関値を一定時間に亘って加算処理を行い、その処理結果を第1I加算相関値として出力する。同様に、第1Q加算部31bは、入力された第1Qキャリア相関値を一定時間に亘って加算処理を行い、その処理結果を第1Q加算相関値として出力する。同様に、第2I加算部32a、第2Q加算部32bは、各々入力された第2Iキャリア相関値、第2Qキャリア相関値を一定時間に亘って加算処理を行い、その処理結果を出力する。
なお、キャリア信号に対して、1種類のコードのみ重畳されているBPSK変調信号、例えば、GPSのL1C/A信号の場合と比較し、ガリレオL1F信号では、異なる2種類のコードが重畳されているため、復調には倍の加算部31a〜32bが必要となる。
また、加算部31a〜32bで加算する一定時間は通常L1Fdコード周期である4msに設定される。即ち、L1Fdコードにおいては、4092チップ繰り返す毎に開始状態となる。また、L1Fdコードと航法データは同期しており、航法データは、L1Fdコードが開始状態となる時刻に同期して遷移する。人工衛星からの受信信号は、航法データとL1Fdコードとサブキャリアをモジュロ2加算処理によって生成された信号であるので、航法データが遷移すると、L1Fdコードの符号は反転する。航法データの遷移の状態は予期できないため、L1Fdコードの繰返し周期である4msに同期して加算処理を行わないと、加算処理後の値が相殺されてしまう。従って、加算処理時間は通常L1Fdコード周期(4ms)に設定される。
補助コード処理部50は、補助コード発生部53とI補助コード相関部51とQ補助コード相関部52を有しており、受信した補助コードに対してコード相関を求める。
補助コード発生部53は、制御部40からの補助コード制御信号CCcに基づいて、レプリカの補助コードである発生補助コードCCgを生成する。I補助コード相関部51及び、Q補助コード相関部52は、各々第2I加算部32aの出力結果、第2Q加算部32bの出力結果と、発生補助コードCCgとの相関を取り、第2I加算相関値、第2Q加算相関値を出力する。
制御部40は、第1I加算相関値、第1Q加算相関値、第2I加算相関値、第2Q加算相関値に基づいて、コード制御信号Cc、ローカル信号制御信号LOc、補助コード制御信号CCcを発生する。これら制御信号Cc、LOc、CCcの制御内容は、スペクトラム拡散信号受信装置がガリレオL1F信号の初期捕捉及び安定追尾を行うためのものであり、発生BOCdコードBOCdg及び発生BOCpコードBOCpg、ローカル周波数信号ωg、発生補助コードCCcの位相及び周波数とが含まれている。
図4はコード発生部13の内部構成例を示すブロック図である。コード発生部13は、コードクロック発生部60と、L1Fdコード発生部61と、L1Fpコード発生部62と、BOCdコード相関部63と、BOCpコード相関部64とから構成されている。
コードクロック発生部60は、制御部40からの発生BOCdコード及び発生BOCpコードの位相及び周波数を示すコード制御信号Ccに基づいて、L1Fdコード及びL1Fpコードのチップレート1.023MHzを周波数とするクロック信号を出力する。
L1Fdコード発生部61及びL1Fpコード発生部62は、クロック信号に基づいてビットレート1.023Mbps、繰り返し周期4msのL1Fdコード及びL1Fpコードを出力する。BOCdコード相関部63及びBOCpコード相関部64は、L1Fdコード及びL1Fpコードとクロック信号との相関を取り、発生BOCdコードBOCdg及び発生BOCpコードBOCpgを出力する。
L1 band part of Galileo Signal in Space ICD (SIS ICD), Galileo joint Undertaking, 2005
GPSのL1C/A信号と比較し、ガリレオL1F信号には2つの同期し且つ所定の関係にあるコードが重畳されているため回路規模が2倍に増大する。
本発明は、こうした課題に対してなされたものであり、ガリレオ衛星のL1F信号等のように、2つの同期し且つ所定の関係にあるコードが搬送波に重畳されている受信信号を受信するものにおいて、回路規模を増やすことなく、復調処理を行うことを可能とするスペクトラム拡散信号受信装置を提供することを目的とする。
請求項1のスペクトラム拡散信号受信装置は、搬送波がデータ変調され且つ第1バイナリオフセットキャリアコード(以下、BOCコード、という)である第1コードでスペクトラム拡散された第1受信信号と、搬送波がデータ変調されることなく前記第1BOCコードとは同期し且つ所定の関係にある第2BOCコードを含む第2コードでスペクトラム拡散された第2受信信号とを含む受信信号を受信するスペクトラム拡散信号受信装置において、
前記受信信号の追尾時と捕捉時とで、データ復調に用いる前記第1受信信号の信号成分と前記第2受信信号の信号成分とを切り替える受信信号切替部と、前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替える重畳信号切替部を有し、
捕捉時には、データ変調を受けていない前記第2受信信号の信号成分を用いるように、前記受信信号切替部及び前記重畳信号切替部を切り替えて、搬送波及び第2コードを捕捉し、
追尾時には、データ変調された前記第1受信信号の信号成分を用いるように、前記受信信号切替部及び重畳信号切替部を切り替えて、搬送波及び第1コードの追尾を継続するとともに、データを復調することを特徴とする。
請求項2のスペクトラム拡散信号受信装置は、搬送波がデータ変調され且つ第1BOCコードである第1コードでスペクトラム拡散された第1受信信号と、搬送波がデータ変調されることなく前記第1BOCコードとは同期し且つ所定の関係にある第2BOCコードを含む第2コードでスペクトラム拡散された第2受信信号とを含む受信信号を受信するスペクトラム拡散信号受信装置において、
前記受信信号の追尾時と捕捉時とで、前記第1受信信号の信号成分と前記第2受信信号の信号成分との両方を用いるか或いは前記第2受信信号の信号成分のみを用いるかを決定するために、前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替える重畳信号切替部を有し、
捕捉時には、前記第2受信信号の信号成分のみを用いるように、前記重畳信号切替部により前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替えて、データ変調の影響を受けていない前記第2受信信号の信号成分を利用して搬送波及び第2コードを捕捉し、
追尾時には、前記第1受信信号の信号成分と前記第2受信信号信号成分との両方を用いるように、前記重畳信号切替部により前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替えて、データ変調の影響を受けていない前記第2受信信号の信号成分を利用してループ制御により前記第2受信信号の引き込みを行う一方、データ変調された前記第1受信信号の信号成分を利用してデータの復調を並行して行うことを特徴とする。
請求項3のスペクトラム拡散信号受信装置は、請求項1または2に記載のスペクトラム拡散信号受信装置において、重畳信号成分の1つであるレプリカBOCコードを発生するBOCコード発生部と、前記受信信号の信号成分と前記レプリカBOCコードとの相関を行うBOCコード相関部及び、
重畳信号成分の1つであるローカル周波数信号を発生するローカル信号発生部と、前記受信信号の信号成分と前記ローカル周波数信号との相関を行うキャリア相関部とを有し、
前記重畳信号切替部は、捕捉時と追尾時とで、前記BOCコード相関部に与える前記レプリカBOCコードの種類を、前記第2コードに含まれる第2BOCコードに対応する第2レプリカBOCコード又は及び前記第1コードに含まれる第1BOCコードに対応する第1レプリカBOCコードとに、切り替えることを特徴とする。
請求項4のスペクトラム拡散信号受信装置は、搬送波がデータ変調され且つ第1疑似雑音符号(以下、PNコード、という)でスペクトラム拡散された第1受信信号と、搬送波がデータ変調されることなく前記第1PNコードとは同期し且つ所定の関係にある第2PNコードでスペクトラム拡散された第2受信信号とを含む受信信号を受信するスペクトラム拡散信号受信装置において、
前記受信信号の追尾時と捕捉時とで、データ復調に用いる前記第1受信信号の信号成分と前記第2受信信号の信号成分とを切り替える受信信号切替部と、前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替える重畳信号切替部を有し、
捕捉時には、データ変調を受けていない前記第2受信信号の信号成分を用いるように、前記受信信号切替部及び前記重畳信号切替部を切り替えて、搬送波及び第2PNコードを捕捉し、
追尾時には、データ変調された前記第1受信信号の信号成分を用いるように、前記受信信号切替部及び重畳信号切替部を切り替えて、搬送波及び第1PNコードの追尾を継続するとともに、データを復調することを特徴とする。
請求項5のスペクトラム拡散信号受信装置は、搬送波がデータ変調され且つ第1PNコードでスペクトラム拡散された第1受信信号と、搬送波がデータ変調されることなく前記第1PNコードとは同期し且つ所定の関係にある第2PNコードでスペクトラム拡散された第2受信信号とを含む受信信号を受信するスペクトラム拡散信号受信装置において、
前記受信信号の追尾時と捕捉捕捉時とで、前記第1受信信号の信号成分と前記第2受信信号の信号成分との両方を用いるか或いは前記第2受信信号の信号成分のみを用いるかを決定するために、前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替える重畳信号切替部を有し、
捕捉時には、前記第2受信信号の信号成分のみを用いるように、前記重畳信号切替部により前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替えて、データ変調の影響を受けていない前記第2受信信号の信号成分を利用して搬送波及び第2PNコードを捕捉し、
追尾時には、前記第1受信信号の信号成分と前記第2受信信号信号成分との両方を用いるように、前記重畳信号切替部により前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替えて、データ変調の影響を受けていない前記第2受信信号の信号成分を利用してループ制御により前記第2受信信号の引き込みを行う一方、データ変調された前記第1受信信号の信号成分を利用してデータの復調を並行して行うことを特徴とする。
請求項6のスペクトラム拡散信号受信装置は、請求項4または5に記載のスペクトラム拡散信号受信装置において、重畳信号成分の1つであるレプリカPNコードを発生するPNコード発生部と、前記受信信号の信号成分と前記レプリカPNコードとの相関を行うPNコード相関部及び、
重畳信号成分の1つであるローカル周波数信号を発生するローカル信号発生部と、前記受信信号の信号成分と前記ローカル周波数信号との相関を行うキャリア相関部とを有し、
前記重畳信号切替部は、捕捉時と追尾時とで、前記PNコード相関部に与える前記レプリカPNコードの種類を、前記第2コードに含まれる第2PNコードに対応する第2レプリカPNコード又は及び前記第1コードに含まれる第1PNコードに対応する第1レプリカPNコードとに、切り替えることを特徴とする。
本発明のスペクトラム拡散信号受信装置によれば、搬送波がデータ変調され且つ第1BOCコードである第1コードや第1PNコードでスペクトラム拡散された第1受信信号と、搬送波がデータ変調されることなく前記第1BOCコードとは同期し且つ所定の関係にある第2BOCコード及び補助コードからなる第2コードや第2PNコードでスペクトラム拡散された第2受信信号とを含む受信信号を受信するスペクトラム拡散信号受信装置において、受信信号の捕捉時、追尾時で相関処理を行うコード及び第1、第2受信信号を切り替えることにより、回路規模の削減が可能となる。
さらに、回路規模を増加させることなく、加算時間の延長による捕捉性能の向上、及び引き込み範囲の拡大による追尾性能の向上を得ることが出来る。
できる。
本発明のスペクトラム拡散信号受信装置は、搬送波がデータ変調され且つ第1BOCコードである第1コードでスペクトラム拡散された第1受信信号と、搬送波がデータ変調されることなく前記第1BOCコードとは同期し且つ所定の関係にある第2BOCコード及び補助コードからなる第2コードでスペクトラム拡散された第2受信信号とを含む受信信号を受信するものである。また、第1、第2コードに代えて、第1、第2PNコードでも良い。
その第1の実施の形態として、受信信号の追尾時と捕捉時とで、データ復調に用いる第1受信信号の信号成分と第2受信信号の信号成分とを切り替える受信信号切替部と、受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替える重畳信号切替部を有し、捕捉時には、データ変調を受けていない第2受信信号の信号成分を用いるように、受信信号切替部及び重畳信号切替部を切り替えて、搬送波及び第2コードを捕捉し、追尾時には、データ変調された第1受信信号の信号成分を用いるように、受信信号切替部及び重畳信号切替部を切り替えて、搬送波及び第1コードの追尾を継続するとともに、データを復調するものがある。
また、第2の実施の形態として、受信信号の追尾時と捕捉捕捉時とで、第1受信信号の信号成分と第2受信信号の信号成分との両方を用いるか或いは第2受信信号の信号成分のみを用いるかを決定するために、受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替える重畳信号切替部を有し、捕捉時には、第2受信信号の信号成分のみを用いるように、重畳信号切替部により受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替えて、データ変調の影響を受けていない第2受信信号の信号成分を利用して搬送波及び第2コードを捕捉し、追尾時には、第1受信信号の信号成分と第2受信信号信号成分との両方を用いるように、重畳信号切替部により受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替えて、データ変調の影響を受けていない第2受信信号の信号成分を利用してループ制御により第2受信信号の引き込みを行う一方、データ変調された第1受信信号の信号成分を利用してデータの復調を並行して行うものがある。
以下の本発明の実施形態は、ガリレオシステムのL1F信号のように、BOCコードを利用した構造にあわせて説明している。しかし、本発明は、2つの同期し且つ所定の関係にあるPNコードを搬送波で送信する他のシステムにおいて、一方のPNコードにのみデータが重畳されている場合にも、レプリカPNコードの切替、第1、第2の受信信号の切替を適切に行うことにより、容易に実現可能である。
複数の衛星を受信するために内部に複数の受信チャンネルを有するが、ここでは説明を簡単にするために1チャンネルの動作として説明する。
図1は、第1の実施形態に係わるスペクトラム拡散信号受信装置の構成例を示すブロック図である。なお、参考例の図3に示したものと対応するものには同一の符号をつけている。
スペクトラム拡散信号受信装置は、図1に示す様に、アンテナ部1と、周波数変換部2と、コード処理部10aと、キャリア処理部20aと、加算部31,32と補助コード処理部50aと、制御部40aとを有している。アンテナ部1によってガリレオ衛星からの信号を受信し、周波数変換部2によって受信した信号に対して周波数変換を行い、IF(Intermediate Frequency)信号を生成する。
コード処理部10aは、コード発生部13と、コード切替部14と、第1コード相関部11と第2コード相関部12を有している。コード発生部13は、制御部40aからのコード制御信号Ccに基づいて、発生BOCdコードBOCdg及び発生BOCpコードBOCpgを出力する。なお、コード発生部13は、一般に、数値制御発振器(NCO)やシフトレジスタで構成される。
コード切替部14は、制御部40aからの切替制御信号CCsに基づいて、発生BOCdコードBOCdg、及び発生BOCpコードBOCpgを切り替え、第1コード相関部11及び第2コード相関部12に出力する。捕捉状態にあるときは、図1のようにコード切替部を1側に設定することで発生BOCpコードBOCpgを選択し、追尾状態にあるときは、2側に設定することで発生BOCdコードBOCdgを選択する。
第1コード相関部11及び第2コード相関部12は、IF信号の受信BOCコードと、コード切替部14によって選択された発生BOCdコードBOCdgもしくは発生BOCpコードBOCpgとの相関を取り、第1コード相関値及び第2コード相関値を出力する。
キャリア処理部20aは、ローカル信号発生部23と、π/2位相遅延部28、受信信号切替部である第1キャリア切替部24及び第2キャリア切替部25、第1Iキャリア相関部21a、第1Qキャリア相関部21b、第2Iキャリア相関部22a、第2Qキャリア相関部22bを有している。
ローカル信号発生部23は、制御部40aからのローカル信号制御信号LOcに基づいて、ローカル周波数信号ωgを生成する。なお、ローカル信号発生部23は数値制御発振器(NCO)などによって構成される。π/2位相遅延部28は、ローカル周波数信号の位相をπ/2だけ遅らせる。
第1キャリア切替部24は、制御部40aからの切替制御信号CCsに基づいて、第1Iキャリア相関部21aの出力結果と、第2Iキャリア相関部22aの出力結果を切り替える。同様に、第2キャリア切替部25は、制御部40aからの切替制御信号CCsに基づいて、第1Qキャリア相関部21bの出力結果と、第2Qキャリア相関部22bの出力結果を切り替える。
ここで、捕捉状態にあるときは、第1キャリア切替部24、第2キャリア切替部25を共に1側に設定することで、第2コード相関値に対してのみキャリア相関を行い、追尾状態にあるときは、共に2側に設定することで第1コード相関値に対してのみキャリア相関を行うようにする。
第1Iキャリア相関部21aは、第1コード相関値と、ローカル周波数信号ωgとの相関を取り、第1Iキャリア相関値を出力する。第1Qキャリア相関部21bは、第1コード相関値と、π/2だけ位相遅延したローカル周波数信号ωgとの相関を取り、第1Qキャリア相関値を出力する。第2Iキャリア相関部22aは、第2コード相関値と、ローカル周波数信号ωgとの相関を取り、第2Iキャリア相関値を出力する。第2Qキャリア相関部22bは、第2コード相関値と、π/2だけ位相遅延したローカル周波数信号ωgとの相関を取り、第2Qキャリア相関値を出力する。
I加算部31は、第1キャリア切替部24の出力結果について、一定時間に亘って加算処理を行い、その処理結果を出力する。同様にQ加算部32は、第2キャリア切替部25の出力結果について、一定時間に亘って加算処理を行い、その処理結果を出力する。
補助コード処理部50aは、補助コード発生部53と、補助コード切替部54、I補助コード相関部51、Q補助コード相関部52を有している。補助コード発生部53は、制御部40aからの補助コード制御信号CCcに基づいて、発生補助コードCCgを出力する。なお、補助コード発生部53は、一般に、数値制御発振器(NCO)やシフトレジスタで構成される。
補助コード切替部54は、制御部40aからの切替制御信号CCsに基づいて、捕捉時はオンとし、発生補助コードをI補助コード相関部51及びQ補助コード相関部52に出力する。又、追尾時は、補助コード切替部54をオフにするように値を+1に固定する。
I補助コード相関部51及びQ補助コード相関部52は、捕捉時にはI加算部31及びQ加算部32の出力結果と、発生補助コードCCgとの相関を取り、I信号加算相関値及びQ信号加算相関値を出力する。追尾時には、I加算部31及びQ加算部32の出力結果が、そのままI信号加算相関値及びQ信号加算相関値として出力される。
制御部40aは、切替制御部41とデータ復調部42とループ制御部43と制御部切替部44と反転部46を含む。ループ制御部43は、I加算相関値及びQ加算相関値に基づいて、コード制御信号Cc、ローカル信号制御信号LOc、補助コード制御信号CCcを発生する。これら制御信号Cc、LOc、CCcの制御内容は、スペクトラム拡散信号受信装置がL1F信号の初期捕捉及び安定追尾を行うためのものであり、発生BOCdコードBOCdg及び発生BOCpコードBOCpg、ローカル周波数信号ωg、発生補助コードCCgの位相及び周波数とが含まれている。
制御部40aは、I加算相関値及びQ加算相関値に基づいて、BOCコード、キャリア、補助コードの捕捉を行うが、それぞれ相関ピークが検出されたら受信信号が捕捉されたと判断し、相関がずれないように追尾を行う。また、受信信号の捕捉の判断は、I加算相関値及びQ加算相関値に基づくBOCコード、キャリア、補助コードの相関値がそれぞれ所定の閾値を超えた時、としてもよい。
切替制御部41では、切替制御信号CCsを出力し、捕捉時ではコード切替部14、第1キャリア切替部24、第2キャリア切替部25を1側に、追尾時では2側に設定するように制御する。さらに、補助コード切替部54を捕捉時はオンにし、追尾時はオフ状態にするように制御する。逆に信号の反転を行う反転部46を介して、制御部切替部44を捕捉時はオフ、追尾時はオン状態になるように制御する。
データ復調部42は、追尾時のみ作動し、追尾時に制御部切替部44が出力したI加算相関値を用いて航法データの復調を行う。
第1の実施形態に係るスペクトラム拡散信号受信装置は、以上の様に構成されるものであり、図示しない人工衛星からL1F信号を受信した際の動作について、具体的に式を用いて説明する。
周波数変換部2を用いて、受信したL1F信号に対して周波数変換を行って生成したIF信号は、第1受信信号[BOCd(t)・D(t)・α・cos(ωt)]と第2受信信号[−BOCp(t)・CC(t)・α・cos(ωt)]との合成信号であり、例えば次の式(1)で表せる。
So={BOCd(t)・D(t)・α−BOCp(t)・CC(t)・α}・cos(ωt) (1)
So:IF信号、BOCd(t):受信BOCdコード、BOCp(t):受信BOCpコード、D(t):航法データ、CC(t):受信補助コード、α:信号振幅、ω:受信キャリア周波数
信号捕捉時の動作についてまず説明する。この捕捉時には、第1キャリア切替部24、及び第2キャリア切替部25によってパイロット信号成分のみが選択され、データ信号成分は選択されない。従って、第2コード相関部12からの第2コード相関値のみを考える。発生BOCpコードをBOCpg(t)とすると、第2コード相関値SS1は、下式となる。
SS1=−BOCpg(t)・BOCp(t)・CC(t)・α・cos(ωt) (2)
ローカル周波数信号を2cos(ωgt+φ)とした場合、第2Iキャリア相関値SS2は、下式となる。
SS2=−BOCpg(t)・BOCp(t)・CC(t)・α・cos(ωt)
・2cos(ωgt+φ) (3)
π/2位相遅延すると2cos(ωgt+φ−π/2)=2sin(ωgt+φ)となるので、第2Q信号キャリア相関値SS3は、下式となる。
SS3=−BOCpg(t)・BOCp(t)・CC(t)・α・cos(ωt)
・2sin(ωgt+φ) (4)
さらに、第2Iキャリア相関値SS2、第2Q信号キャリア相関値SS3を、I加算部31、Q加算部32において加算処理を行い、その結果と、補助コードCCg(t)との相関を行うと、I信号加算相関値SS4、Q信号加算相関値SS5は下式で表せる。
SS4=−α・cos(φ) (5)
SS5=−α・sin(φ) (6)
なお、ここでは、理想的に、発生BOCpコードBOCpg、発生補助コードCCgの位相及び周波数、ローカル周波数信号ωgの周波数は、受信信号のBOCpコード、補助コード及びキャリア周波数と同じく、
BOCpg(t)=BOCp(t)、ωg=ω、CCg(t)=CC(t) (7)
を仮定している。
I信号加算相関値SS4(式(5))、、Q信号加算相関値SS5(式(6))を用いて、ループ制御部43は下式においてφ=0となるように位相誤差を検出する。
δΦ= SS4・SS5= 1/2・α2・sin(2φ) (8)
ここで、I加算部31に入力される第2Iキャリア相関値SS2(式(3))、Q加算部32に入力される第2Qキャリア相関値SS3(式(4))は、航法データが重畳されていない。従って、航法データの影響を受けずに、4ms以上の加算時間を設定することが可能となり、初期捕捉性能を向上させることが出来る。
次に、信号追尾時の動作について説明する。追尾時においては各相関値をST1〜ST5とし、図中括弧書きとしている。この追尾時には、第1キャリア切替部24、及び第2キャリア切替部25によってデータ信号成分のみが利用され、パイロット信号成分は利用されない。従って、第1コード相関部11からの第1コード相関値のみを考える。
発生BOCdコードをBOCdg(t)とすると、第1コード相関値ST1は下式となる。
ST1=BOCdg(t)・BOCd(t)・D(t)・α・cos(ωt) (9)
このとき、第1Iキャリア相関値ST2は、ローカル周波数信号を2cos(ωgt+φ)とすると下式となる。
ST2=BOCdg(t)・BOCd(t)・D(t)・α・cos(ωt)
・2cos(ωgt+φ) (10)
また、第1Qキャリア相関値ST3は、下式となる。
ST3=BOCdg(t)・BOCd(t)・D(t)・α・cos(ωt)
・2sin(ωgt+φ) (11)
さらに、第1Iキャリア相関値ST2(式(10))、第1Qキャリア相関値ST3(式(11))を、I加算部31、Q加算部32において加算処理を行うと、I加算相関値ST4、Q加算相関値ST5は下式で表せる。
ST4=D(t)・α・cos(φ) (12)
ST5=D(t)・α・sin(φ) (13)
なお、ここでも、理想的に、発生BOCdコードBOCdg及び、ローカル周波数信号ωgの周波数は、受信信号のBOCdコード、及びキャリア周波数と同じく、
BOCdg(t)=BOCd(t)、ωg=ω (14)
としている。
航法データを打ち消すために、例えばコスタスループ(Costas Loop)を構成した場合、I加算相関値ST4(式(12))、Q加算相関値ST5(式(13))を用いてループ制御部43は下式においてφ=0となるように位相誤差を制御する。
δΦ=ST4・ST5= 1/2・α2・sin(2φ) (15)
そして、データ復調部42はST4を監視し、φ=0となった時に航法データDを得る。
このように、第1の実施形態に係るスペクトラム拡散信号受信装置では、信号捕捉時と信号追尾時で使用する信号を切り替える。これにより、L1F信号におけるパイロット信号成分、データ信号成分を選択的に利用するので、回路規模を削減することが出来る。
また、回路規模が削減できるので消費電力を削減できる。
なお、コード処理部10a、キャリア処理部20aを入れ替え、キャリア相関、コード相関の順に復調処理を行ってもよい。
図2は、第2の実施形態に係わるスペクトラム拡散信号受信装置の構成を示すブロック図であり、図1に示したものと対応するものには同一の符号をつけている。
第1の実施形態では、受信信号の捕捉時ではL1F信号のパイロット信号成分のみ、追尾時ではL1F信号のデータ信号成分のみを利用していた。一方、この第2の実施形態におけるスペクトラム拡散信号受信装置は、受信信号の追尾時においても、L1F信号のパイロット信号成分を利用する点で第1の実施形態におけるスペクトラム拡散信号受信装置と異なる。
スペクトラム拡散信号受信装置は、図2に示す様に、アンテナ部1と、周波数変換部2と、コード処理部10bと、キャリア処理部20bと、加算部31,32と補助コード処理部50bと、制御部40bとを有している。アンテナ部1によってガリレオ衛星からの信号を受信し、周波数変換部2によって受信した受信信号に対して周波数変換を行い、IF信号を生成する。
コード処理部10bは、コード発生部13と、コード切替部14と、第1コード相関部11と、第2コード相関部12を有している。
コード発生部13は、制御部40bからのコード制御信号Ccに基づいて、発生BOCdコードBOCdg及び発生BOCpコードBOCpgを出力する。重畳信号切替部であるコード切替部14は、制御部40bからの切替制御信号CCsに基づいて、発生BOCpコードBOCpg、及び発生BOCdコードBOCdgを切り替え、第1コード相関部11に出力する。このとき、捕捉時には、コード切替部14を1側に設定することで発生BOCpコードBOCpgを選択し、追尾時には、2側に設定することで発生BOCdコードBOCdgを選択する。
第1コード相関部11は、IF信号の受信BOCpコードもしくは受信BOCdコードと、コード切替部14によって選択された発生BOCpコードBOCpgもしくは発生BOCdコードBOCdgとの相関を取り、第1コード相関値を出力する。第2コード相関部12は、IF信号の受信BOCpコードと、発生BOCpコードBOCpgとの相関を取り、第2コード相関値を出力する。
キャリア処理部20bは、ローカル信号発生部23と、π/2位相遅延部28、Iキャリア相関部21、Qキャリア相関部22を有している。ローカル信号発生部23は、制御部40bからのローカル信号制御信号LOcに基づいて、ローカル周波数信号ωgを生成する。
Iキャリア相関部21は、第1コード相関部11からの第1コード相関値と、ローカル周波数信号ωgとの相関を取り、Iキャリア相関値を出力する。Qキャリア相関部22は、第2コード相関部12からの第2コード相関値と、π/2位相遅延部28によって、π/2だけ位相遅延したローカル周波数信号ωgとの相関を取り、Qキャリア相関値を出力する。
I加算部31及びQ加算部32は、入力されたIキャリア相関値及びQキャリア相関値について、一定時間に亘って加算処理を行い、その処理結果を出力する。
補助コード処理部50bは、補助コード発生部53と、重畳信号切替部である補助コード切替部54、I加算相関部51、Q加算相関部52を有している。補助コード発生部53は、制御部40bからの補助コード制御信号CCcに基づいて、発生補助コードCCgを出力する。
補助コード切替部54は、制御部40bからの切替制御信号CCsに基づいて、捕捉時はオンとし、発生補助コードをI補助コード相関部51に出力する。又、補助コード切替部54は、追尾時はオフにするように値を+1に固定する。
I補助コード相関部51は、捕捉時にはI加算部31の出力結果と、発生補助コードCCgとの相関を取り、I加算相関値を出力する。追尾時には、I加算部31の出力結果が、そのままI信号加算相関値として出力される。Q補助コード相関部52は、Q加算部32の出力結果と、発生補助コードCCgの相関を取り、Q加算相関値を出力する。
制御部40bは、切替制御部41とデータ復調部42とループ制御部43aと制御部切替部45を含む。ループ制御部43aは、I加算相関値及びQ加算相関値に基づいて、コード制御信号Cc、ローカル信号制御信号LOc 、補助コード制御信号CCcを発生する。これら制御信号Cc、LOc 、CCcの制御内容は、スペクトラム拡散信号受信装置がL1F信号の初期捕捉及び安定追尾を行うためのものであり、発生BOCdコードBOCdg及び発生BOCpコードBOCpg、ローカル周波数信号ωg、発生補助コードCCgの位相及び周波数とが含まれている。
この制御部40bは、I加算相関値及びQ加算相関値に基づいて、BOCコード、キャリア、補助コードの捕捉を行うが、それぞれ相関ピークが検出されたら受信信号が捕捉されたと判断し、相関がずれないように追尾を行う。また、受信信号の捕捉の判断は、I加算相関値及びQ加算相関値に基づくBOCコード、キャリア、補助コードの相関値がそれぞれ所定の閾値を超えた時、としてもよい。
切替制御部41は、切替制御信号CCsを出力し、捕捉時ではコード切替部14、制御部切替部45を1側に、追尾時では2側に設定するように制御する。さらに、補助コード切替部54を捕捉時はオンにし、追尾時はオフ状態にするように制御する。データ復調部42は追尾時にのみ作動し、制御部切替部45が出力したI加算相関値を用いて航法データの復調を行う。
第2の実施形態に係るスペクトラム拡散信号受信装置は、以上の様に構成されるものであり、図示しない人工衛星からL1F信号を受信した際の動作について、具体的に式を用いて説明する。周波数変換部2を用いて、受信したL1F信号に対して周波数変換を行って生成したIF信号は前記の式(1)で表される。
信号捕捉時の動作について説明する。この時、コード切替部14により発生BOCpコードBOSpgが選択されるため、発生BOCpコードをBOCpg(t)とした場合には、第1コード相関部11からの第1コード相関値SS1は、下式となる。
SS1=−BOCpg(t)・BOCp(t)・CC(t)・α・cos(ωt) (16)
また、ローカル周波数信号を2cos(ωgt+φ)とした場合、Iキャリア相関値SS2は、下式となる。
SS2=−BOCpg(t)・BOCp(t)・CC(t)・α・cos(ωt)
・2cos(ωgt+φ) (17)
また、捕捉時は補助コード切替部54はオンなので、発生補助コードCCg(t)と、Iキャリア相関値をI加算部31において加算処理を行った結果との相関を行うと、I加算相関値SS3は下式で表せる。
SS3=−α・cos(φ) (18)
なお、ここでは、理想的に、発生BOCpコードBOCpg及び発生補助コードCCgの位相及び周波数、ローカル周波数信号ωgの周波数は、受信信号のBOCpコード、キャリア、補助コードと同じく、
BOCp(t)=BOCpg(t)、ω=ωg、CC=CCg (19)
としている。
同様に、第2コード相関部12からの第2コード相関値SS4は、第1コード相関値SS1(式(16))同じく下式となる。
SS4=−BOCpg(t)・BOCp(t)・CC(t)・α・cos(ωt) (20)
また、Qキャリア相関部22ではローカル周波数信号をπ/2位相遅延した2cos(ωgt+φ−π/2)=2sin(ωgt+φ)と第2コード相関値SS4との相関を取り、Qキャリア相関値SS5は下式となる。
SS5=−BOCpg(t)・BOCp(t)・CC(t)・α・cos(ωt)
・2sin(ωgt+φ) (21)
さらに、Q加算部32において加算処理を行った結果を、発生補助コードCCgと相関を行うと、Q加算相関値SS6は下式で表せる。
SS6=−α・sin(φ) (22)
I加算相関値SS3(式(18))、Q加算相関値SS6(式(22))を用いて、ループ制御部43aは下式においてφ=0となるように位相誤差を検出する。
δΦ= SS3・SS6=1/2・α2・sin(2φ) (23)
ここで、I加算部31に入力されるIキャリア相関値SS2(式(17))、Q加算部32に入力されるQキャリア相関値SS5(式(21))は、航法データが重畳されていない。従って、航法データの影響を受けずに、4ms以上の加算時間を設定することが可能となり、初期捕捉性能を向上させることが出来る。
次に、受信信号の追尾時の動作について説明する。追尾時においては各相関値をST1〜ST6とし、図中括弧書きとしている。この時、コード切替部13により発生BOCdコードBOCdgが選択されるため、第1コード相関値ST1は、下式となる。
ST1=BOCdg(t)・BOCd(t)・D(t)・α・cos(ωt) (24)
また、Iキャリア相関値ST2は、下式となる。
ST2=BOCdg(t)・BOCd(t)・D(t)・α・cos(ωt)
・2cos(ωgt+φ) (25)
また、追尾時は補助コード切替部54はオフのため、I加算相関値ST3は下式で表せる。
ST3=D(t)・α・cos(φ) (26)
なお、ここでも、理想的に、発生BOCdコードBOCdgの位相及び周波数、ローカル周波数信号ωgの周波数は、受信信号のBOCdコード、キャリアと同じく、
BOCdg(t)=BOCd(t)、ω=ωg (27)
としている。
同様に、第2コード相関値ST4、Qキャリア相関値ST5、Q加算相関値ST6は捕捉時の値SS4(式(20))、SS5(式(21))、SS6(式(22))と同じく、下式となる。
ST4=−BOCpg(t)・BOCp(t)・CC(t)
・α・cos(ωt) (28)
ST5=−BOCpg(t)・BOCp(t)・CC(t)・α・cos(ωt)
・2sin(ωgt+φ) (29)
ST6=−α・sin(φ) (30)
Q加算相関値ST6を用いて、PLLを構成した場合には、ループ制御部43aはST6(式(30))においてφ=0となるように制御を行う。ただし、ここでは捕捉時とは極性が逆であるため、逆向きの位相制御を行う。データ復調部42はI加算相関値ST3(式(26))を監視し、φ=0となった時に航法データDを得る。
第1の実施形態1においては、受信信号の追尾時にコスタスループを使用していた。これは、I加算相関値、Q加算相関値ともに航法データが乗ぜられており、航法データの極性が反転してもキャリア追尾が続けられるようにするためである。一方、この第2の実施形態に係るスペクトラム拡散信号受信装置においては、航法データの復調とは同期し且つ独立してPLLを使用できる。そのため、第1の実施形態と比較し、追尾の引き込み範囲が広く、より正確な追尾が可能となる。
なお、コード処理部10b、キャリア処理部20bを入れ替え、キャリア相関、コード相関の順に復調処理を行ってもよい。
なお、上述した説明では、ガリレオのL1F信号の様にBOCコードを利用した構造にあわせて説明しているが、本発明は、2つの同期し且つ所定の関係にあるPNコードを搬送波で送信する他のシステムにおいて、一方のPNコードにのみデータが重畳されている場合にも、発生PNコード、ローカル信号の切替を適切に行うことにより、容易に実現可能である。この場合に、PNコードの他に、補助コードを含んでいても良く、或いは含まなくても良い。
その際には、図4のコード発生部において、BOCdコード相関部63、BOCpコード相関部64を設けないことで、L1Fdコード発生部61及びL1Fpコード発生部64から出力するL1Fdコード、L1Fpコードをサブキャリアを重畳せずに出力する。
第1の実施形態に係るスペクトラム拡散信号受信装置の主要部の内部構造を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るスペクトラム拡散信号受信装置の主要部の内部構造を示すブロック図である。 従来技術のスペクトラム拡散信号受信装置の主要部の内部構造を示すブロック図である。 図1、図2、図3のコード発生部の内部構成を占めすブロック図である。
符号の説明
1・・・アンテナ部、2・・・周波数変換部、10,10a,10b・・・コード処理部
11・・・第1コード相関部、12・・・第2コード相関部、13・・・コード発生部
14・・・コード切替部、20,20a,20b・・・キャリア処理部、21・・・Iキャリア相関部、21a・・・第1Iキャリア相関部、21b・・・第1Qキャリア相関部,22・・・Qキャリア相関部、22a・・・第2Iキャリア相関部、22b・・・第2Qキャリア相関部、23・・・ローカル信号発生部、24・・・第1キャリア切替部、25・・・第2キャリア切替部、28・・π/2位相遅延部、31・・・I加算部、31a・・・第1I加算部、31b・・・第1Q加算部、32・・・Q加算部、32a・・・第2I加算部、32b・・・第2Q加算部、40,40a,40b・・・制御部、41・・・切替制御部、42…データ復調部、43,43a…ループ制御部、44…制御部切替部,45…制御部切替部、46・・・反転部、50,50a,50b・・・補助コード処理部,51・・・I補助コード相関部、52・・・Q補助コード相関部、53・・・補助コード発生部、54・・・補助コード切替部、60・・・コードクロック発生部、61・・・L1Fdコード発生部、62・・・L1Fpコード発生部、63・・・BOCdコード相関部、64・・・BOCpコード相関部

Claims (6)

  1. 搬送波がデータ変調され且つ第1バイナリオフセットキャリアコード(以下、BOCコード、という)である第1コードでスペクトラム拡散された第1受信信号と、搬送波がデータ変調されることなく前記第1BOCコードとは同期し且つ所定の関係にある第2BOCコードを含む第2コードでスペクトラム拡散された第2受信信号とを含む受信信号を受信するスペクトラム拡散信号受信装置において、
    前記受信信号の追尾時と捕捉時とで、データ復調に用いる前記第1受信信号の信号成分と前記第2受信信号の信号成分とを切り替える受信信号切替部と、前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替える重畳信号切替部を有し、
    捕捉時には、データ変調を受けていない前記第2受信信号の信号成分を用いるように、前記受信信号切替部及び前記重畳信号切替部を切り替えて、搬送波及び第2コードを捕捉し、
    追尾時には、データ変調された前記第1受信信号の信号成分を用いるように、前記受信信号切替部及び重畳信号切替部を切り替えて、搬送波及び第1コードの追尾を継続するとともに、データを復調することを特徴とする、スペクトラム拡散信号受信装置。
  2. 搬送波がデータ変調され且つ第1BOCコードである第1コードでスペクトラム拡散された第1受信信号と、搬送波がデータ変調されることなく前記第1BOCコードとは同期し且つ所定の関係にある第2BOCコードを含む第2コードでスペクトラム拡散された第2受信信号とを含む受信信号を受信するスペクトラム拡散信号受信装置において、
    前記受信信号の追尾時と捕捉時とで、前記第1受信信号の信号成分と前記第2受信信号の信号成分との両方を用いるか或いは前記第2受信信号の信号成分のみを用いるかを決定するために、前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替える重畳信号切替部を有し、
    捕捉時には、前記第2受信信号の信号成分のみを用いるように、前記重畳信号切替部により前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替えて、データ変調の影響を受けていない前記第2受信信号の信号成分を利用して搬送波及び第2コードを捕捉し、
    追尾時には、前記第1受信信号の信号成分と前記第2受信信号信号成分との両方を用いるように、前記重畳信号切替部により前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替えて、データ変調の影響を受けていない前記第2受信信号の信号成分を利用してループ制御により前記第2受信信号の引き込みを行う一方、データ変調された前記第1受信信号の信号成分を利用してデータの復調を並行して行うことを特徴とする、スペクトラム拡散信号受信装置。
  3. 重畳信号成分の1つであるレプリカBOCコードを発生するBOCコード発生部と、前記受信信号の信号成分と前記レプリカBOCコードとの相関を行うBOCコード相関部及び、
    重畳信号成分の1つであるローカル周波数信号を発生するローカル信号発生部と、前記受信信号の信号成分と前記ローカル周波数信号との相関を行うキャリア相関部とを有し、
    前記重畳信号切替部は、捕捉時と追尾時とで、前記BOCコード相関部に与える前記レプリカBOCコードの種類を、前記第2コードに含まれる第2BOCコードに対応する第2レプリカBOCコード又は及び前記第1コードに含まれる第1BOCコードに対応する第1レプリカBOCコードとに、切り替えることを特徴とする、請求項1または2に記載のスペクトラム拡散信号受信装置。
  4. 搬送波がデータ変調され且つ第1疑似雑音符号(以下、PNコード、という)でスペクトラム拡散された第1受信信号と、搬送波がデータ変調されることなく前記第1PNコードとは同期し且つ所定の関係にある第2PNコードでスペクトラム拡散された第2受信信号とを含む受信信号を受信するスペクトラム拡散信号受信装置において、
    前記受信信号の追尾時と捕捉時とで、データ復調に用いる前記第1受信信号の信号成分と前記第2受信信号の信号成分とを切り替える受信信号切替部と、前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替える重畳信号切替部を有し、
    捕捉時には、データ変調を受けていない前記第2受信信号の信号成分を用いるように、前記受信信号切替部及び前記重畳信号切替部を切り替えて、搬送波及び第2PNコードを捕捉し、
    追尾時には、データ変調された前記第1受信信号の信号成分を用いるように、前記受信信号切替部及び重畳信号切替部を切り替えて、搬送波及び第1PNコードの追尾を継続するとともに、データを復調することを特徴とする、スペクトラム拡散信号受信装置。
  5. 搬送波がデータ変調され且つ第1PNコードでスペクトラム拡散された第1受信信号と、搬送波がデータ変調されることなく前記第1PNコードとは同期し且つ所定の関係にある第2PNコードでスペクトラム拡散された第2受信信号とを含む受信信号を受信するスペクトラム拡散信号受信装置において、
    前記受信信号の追尾時と捕捉時とで、前記第1受信信号の信号成分と前記第2受信信号の信号成分との両方を用いるか或いは前記第2受信信号の信号成分のみを用いるかを決定するために、前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替える重畳信号切替部を有し、
    捕捉時には、前記第2受信信号の信号成分のみを用いるように、前記重畳信号切替部により前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替えて、データ変調の影響を受けていない前記第2受信信号の信号成分を利用して搬送波及び第2PNコードを捕捉し、
    追尾時には、前記第1受信信号の信号成分と前記第2受信信号信号成分との両方を用いるように、前記重畳信号切替部により前記受信信号の信号成分に重畳させる重畳信号成分を切り替えて、データ変調の影響を受けていない前記第2受信信号の信号成分を利用してループ制御により前記第2受信信号の引き込みを行う一方、データ変調された前記第1受信信号の信号成分を利用してデータの復調を並行して行うことを特徴とする、スペクトラム拡散信号受信装置。
  6. 重畳信号成分の1つであるレプリカPNコードを発生するPNコード発生部と、前記受信信号の信号成分と前記レプリカPNコードとの相関を行うPNコード相関部及び、
    重畳信号成分の1つであるローカル周波数信号を発生するローカル信号発生部と、前記受信信号の信号成分と前記ローカル周波数信号との相関を行うキャリア相関部とを有し、
    前記重畳信号切替部は、捕捉時と追尾時とで、前記PNコード相関部に与える前記レプリカPNコードの種類を、前記第2コードに含まれる第2PNコードに対応する第2レプリカPNコード又は及び前記第1コードに含まれる第1PNコードに対応する第1レプリカPNコードとに、切り替えることを特徴とする、請求項4または5に記載のスペクトラム拡散信号受信装置。
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