JP2002271294A - Ofdm通信装置及びofdm通信方法 - Google Patents

Ofdm通信装置及びofdm通信方法

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JP2002271294A JP2001068688A JP2001068688A JP2002271294A JP 2002271294 A JP2002271294 A JP 2002271294A JP 2001068688 A JP2001068688 A JP 2001068688A JP 2001068688 A JP2001068688 A JP 2001068688A JP 2002271294 A JP2002271294 A JP 2002271294A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変調方式又は誤り訂正の符号化率の選択
を行う回路の規模の低減を図って、装置の小型化及び省
電力化が図れるOFDM通信装置及びOFDM通信方法
を提供する。 【解決手段】 受信レベル情報であるRSSI信号とマ
ルチパスの遅延時間情報の両方を用いて通信を行うため
の変調方式又は誤り訂正の符号化率を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OFDM(Orthog
onal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分
割多重方式)通信装置及びOFDM通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図18は、従来のOFDM通信装置の構
成を示すブロック図である。この図において、OFDM
通信装置は、アンテナ1と、アンテナ1を介して無線信
号を受信する無線部2と、無線部2で受信された無線信
号をフーリエ変換して周波数分割多重された信号を取り
出すFFT(First Fourier Transform)部2と、FF
T部2で取り出された周波数分割多重された信号に対し
て復調処理を行う復調部4と、FFT部2におけるフー
リエ変換前の信号とフーリエ変換後の信号に基づいて通
信を行うための変調方式を選択する変調方式選択部5
と、を備えて構成されている。
【0003】このような構成のOFDM通信装置におい
て、無線部2からの無線信号がFFT部3にてフーリエ
変換されて、複数のサブキャリアにより伝送された符号
分割多重信号が得られる。そして、複数のサブキャリア
により伝送された符号分割多重信号が復調部4に入力さ
れて復調処理された後、受信信号が得られる。また、フ
ーリエ変換前の信号とフーリエ変換後の信号は変調方式
選択部5に入力されて、通信を行うための変調方式が選
択される。ここで、変調方式には、例えば2相PSK
(Phase Shift Keying)、4相PSK、8相PSK、1
6QAM(Quadrature Amplitude Modulation)があ
る。
【0004】図19は、OFDM通信装置のフレームフ
ォーマットを示す図である。変調方式の選択はこのフレ
ームフォーマットの伝送路推定プリアンブルを用いて行
われる。この場合、変調方式の選択では、マルチパスの
遅延時間情報と信号対熱雑音比情報の2つの関数が生成
されるとともに、図20に示すマップが生成されて、ど
の変調方式を用いて通信するかが決定される。なお、こ
の図に示す横軸はCNR(Carrier to Noise ratio:信
号対熱雑音比)であり、縦軸は遅延分散である。信号対
熱雑音比が大きいときには、変調方式として16QAM
が選択され、小さくなる順に8相PSK、4相PSK、
2相PSKが選択される。
【0005】図21は、変調方式選択部5の構成を示す
ブロック図である。この図において、変調方式選択部5
は、絶対値検出部6、9、12及び15と、遅延部7及
び13と、減算部8及び14と、平均化部10、16及
び17と、大小比較部11及び20と、選択部19と、
除算部18とを備えて構成される。
【0006】変調方式選択部5の構成のうち、絶対値検
出部6及び9と、遅延部7と、減算部8及び平均化部1
0とからなる部分でマルチパスの遅延時間情報が得ら
れ、絶対値検出部12及び15と、遅延部13と、減算
部14と、平均化部16及び17とからなる部分で信号
対熱雑音比情報(CNR)が得られる。
【0007】遅延部7は、絶対値検出部6より出力され
るフーリエ変換後の符号分割多重信号を1サブキャリア
分遅延させる。減算部8は、絶対値検出部6より出力さ
れるフーリエ変換後の信号と遅延部7で1サブキャリア
分遅延された信号の減算を行う。絶対値検出部9は、減
算部8の出力の絶対値を検出し出力する。平均化部10
は、複数のサブキャリアに対する絶対値検出部9の出力
の平均を求める。大小比較部11は、所定の閾値Th3
と平均化部10の出力とを比較してその結果を出力す
る。選択部19は、大小比較部11の比較結果に基づい
て信号対熱雑音比情報に関する閾値値を選択する。ここ
で、信号対熱雑音比に関する閾値は、例えばこの図に示
すように、閾値Th1と閾値Th2の2種類用意されて
おり、2つの閾値の両方とも超えた場合は16QAM、
小さい方のみ超えた場合はQPSK、両方とも超えない
場合はBPSKが選択される。
【0008】遅延部13は、絶対値検出部12より出力
されるフーリエ変換前の信号を1シンボル分遅延させ
る。減算部14は、絶対値検出部12より出力されるフ
ーリエ変換前の信号振幅値と、1シンボル分遅延された
フーリエ変換前の信号振幅値の減算を行う。絶対値検出
部15は減算結果の絶対値を検出する。この絶対値検出
部15で、2シンボル挿入された伝送路推定用プリアン
ブル間の振幅差の絶対値に関する情報が得られる。平均
化部17は、2シンボル挿入された伝送路推定用プリア
ンブル間の振幅差の絶対値に関する情報より、伝送路推
定用プリアンブル1シンボル分平均化する。平均化部1
6は、2シンボル挿入された伝送路推定用プリアンブル
間の信号振幅の平均を求める。除算部18は、2シンボ
ル挿入された伝送路推定用プリアンブル間の信号振幅差
の絶対値を伝送路推定用プリアンブルの信号振幅で除算
する。この除算結果が信号対熱雑音比に関する情報とな
る。
【0009】次に、上記構成のOFDM通信装置の動作
を説明する。ここで、マルチパスの遅延時間情報は、隣
接サブキャリア間の受信レベル差により生成される。マ
ルチパスの遅延時間が短い場合には隣接サブキャリア間
のレベル差が小さくなるが、マルチパスの遅延時間が長
い場合には隣接サブキャリア間のレベル差が大きくな
る。一般的にマルチパスの遅延時間が長くなると、前の
シンボルとの干渉が大きくなるため、図20に示すよう
に信号対熱雑音比(CNR)に関する閾値として値の小
さいものが選択される。
【0010】図21において、フーリエ変換後の信号は
絶対値検出部6に入力され、ここで信号振幅が検出され
た後、減算部8で1サブキャリア分遅延された信号振幅
との差が求められる。そして、減算部8からの信号振幅
の差分は絶対値検出器9に入力されて、その絶対値が検
出されて隣接サブキャリア間のレベル差の絶対値に関す
る情報が得られる。この情報は平均化部10に入力され
る。平均化部10では、複数のサブキャリアの平均化が
行われる。
【0011】そして、複数のサブキャリアの平均化値は
大小比較部11に入力されて閾値Th3と大小比較さ
れ、信号対熱雑音比情報に関する閾値Th1、Th2を
選択する情報が出力される。この情報が選択部19入力
されて、閾値Th1又は閾値Th2のいずれか一方が選
択される。選択された閾値は大小比較部20に入力され
る。
【0012】一方、信号対熱雑音比に関する情報は、2
シンボル挿入された伝送路推定用プリアンブル間の振幅
差の絶対値を伝送路推定用プリアンブルの信号振幅で除
算することで得られる。
【0013】図21において、フーリエ変換前の信号は
絶対値検出部12に入力され、ここで信号振幅が検出さ
れる。絶対値検出部12で検出された信号振幅は減算部
14に入力されて、遅延部13で1シンボル分遅延され
た信号振幅との差が求められる。そして、減算部14で
求められた差分の信号振幅が絶対値検出部15に入力さ
れてその絶対値が検出され、これにより2シンボル挿入
された伝送路推定用プリアンブル間の振幅差の絶対値に
関する情報が得られる。
【0014】2シンボル挿入された伝送路推定用プリア
ンブル間の振幅差の絶対値に関する情報は平均処理部1
7に入力されて、伝送路推定用プリアンブル1シンボル
分に平均化される。この平均化された値が除算部18に
入力される。除算部18には、平均化部17からの伝送
路推定用プリアンブル1シンボル分に平均化された情報
と平均化処理部16からの伝送路推定用プリアンブルの
受信振幅とが入力されて、伝送路推定用プリアンブルの
受信振幅が伝送路推定用プリアンブル1シンボル分に平
均化された情報で除算され、信号対熱雑音比に関する関
数が得られる。除算部18で得られた信号対熱雑音比に
関する関数が大小比較部20に入力される。そして、選
択部19によって選択された信号対熱雑音比に関する閾
値と大小比較されて、変調方式を選択する情報が出力さ
れる。なお、実際の装置では、変調方式の選択のみなら
ず、誤り訂正の符号化率の選択も同時に適応的に行われ
ている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
OFDM通信装置においては、変調方式を選択する変調
方式選択部5おいて、信号対熱雑音比(CNR)を生成
する側の回路の規模が非常に大きくなり、装置の小型化
及び省電力化を阻害している問題がある。すなわち、信
号対熱雑音比を生成する側の回路に除算部18が必要で
あることと、1シンボル分遅延させた演算を行う必要か
ら、1サブキャア分遅延させた演算を行う遅延時間情報
を求める側の回路より回路規模が大きくなる。この場
合、除算部18のみならず遅延部12及び減算部14
も、遅延時間情報を求める側の回路の遅延部7及び減算
部8より回路規模が大きくなる。
【0016】本発明は係る点に鑑みてなされたものであ
り、変調方式又は誤り訂正の符号化率の選択を行う回路
の規模の低減を図って、装置の小型化及び省電力化が図
れるOFDM通信装置及びOFDM通信方法を提供する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のOFDM通信装
置は、受信信号の信号レベルを示す受信レベル情報とマ
ルチパスの遅延時間情報とに基づいて通信状況に応じた
変調方式又は誤り訂正の符号化率を選択する選択手段を
具備する構成を採る。
【0018】この構成によれば、変調方式又は誤り訂正
の符号化率の選択において、信号対熱雑音比(CNR)
の代わりにそれと同等の受信レベル情報を用いるので、
信号対熱雑音比を生成する回路が不要となり、その分、
回路規模の低減が図れ、装置の小型化及び省電力化が図
れる。また、的確な変調方式又は誤り訂正の符号化率が
選択できることから、伝送効率と誤り率特性の両立も図
れる。
【0019】また、本発明のOFDM通信装置は、上記
OFDM通信装置において、複数のアンテナを具備し、
選択手段は、前記複数のアンテナそれぞれで捉えられた
受信信号の信号レベルを平均し、その平均値に基づいて
変調方式又は誤り訂正の符号化率を選択する。
【0020】この構成によれば、受信信号の信号レベル
情報の精度を向上できるので、さらに変調方式又は誤り
訂正の符号化率の選択を高精度に行うことが可能とな
る。また、的確な変調方式又は誤り訂正の符号化率が選
択できることから、伝送効率と誤り率特性の両立も図れ
る。
【0021】また、本発明のOFDM通信装置は、上記
OFDM通信装置において、選択手段は、複数のアンテ
ナそれぞれで捉えられた受信信号のうち信号レベルの最
も大きなものに基づいて変調方式又は誤り訂正の符号化
率を選択する。
【0022】この構成によれば、マルチパスの遅延時間
が短い場合でも、変調方式又は誤り訂正の符号化率の選
択を高精度に行うことが可能となる。また、的確な変調
方式又は誤り訂正の符号化率が選択できることから、伝
送効率と誤り率特性の両立も図れる。
【0023】また、本発明のOFDM通信装置は、上記
OFDM通信装置において、選択手段は、受信信号の信
号レベルが所定レベル以下のサブキャリアについては変
調方式又は誤り訂正の符号化率を選択する処理に用いな
い。
【0024】この構成によれば、さらに変調方式又は誤
り訂正の符号化率の選択を高精度に行うことが可能とな
る。また、的確な変調方式又は誤り訂正の符号化率が選
択できることから、伝送効率と誤り率特性の両立も図れ
る。
【0025】また、本発明のOFDM通信装置は、上記
OFDM通信装置において、選択手段は、隣接チャネル
の干渉を受けていたり、直流オフセットが存在するサブ
キャリアについては、変調方式又は誤り訂正の符号化率
を選択する処理に用いない。
【0026】この構成によれば、隣接チャネル干渉波、
直流オフセット等が存在する場合でも、変調方式又は誤
り訂正の符号化率の選択を高精度に行うことが可能とな
る。また、的確な変調方式又は誤り訂正の符号化率が選
択できることから、伝送効率と誤り率特性の両立も図れ
る。
【0027】また、本発明のOFDM通信装置は、上記
OFDM通信装置において、サブキャリアを、変調方式
又は誤り訂正の符号化率を選択する処理に用るか否かの
選択に使用する閾値を有すると共に、この閾値を受信信
号の信号レベルに応じて可変する閾値可変手段を具備す
る構成を採る。
【0028】この構成によれば、さらに変調方式又は誤
り訂正の符号化率の選択を高精度に行うことが可能とな
る。また、的確な変調方式又は誤り訂正の符号化率が選
択できることから、伝送効率と誤り率特性の両立も図れ
る。
【0029】また、本発明のOFDM通信装置は、上記
OFDM通信装置において、マルチパスの遅延時間情報
の代わりに検出タイミング誤差情報を用いる。
【0030】この構成によれば、検出タイミング誤差情
報を用いることで、マルチパスの遅延時間情報を得る主
な回路が不要となるので、さらに装置の小型化及び省電
力化が図れる。また、的確な変調方式又は誤り訂正の符
号化率が選択できることから、伝送効率と誤り率特性の
両立も図れる。
【0031】また、本発明の基地局装置は、上記いずれ
かのOFDM通信装置を具備する構成を採る。
【0032】本発明によれば、装置の小型化と省電力化
が図れ、また伝送効率と誤り率特性の両立が図れる基地
局装置を提供できる。
【0033】また、本発明の端末装置は、上記いずれか
のOFDM通信装置を具備する構成を採る。
【0034】本発明によれば、装置の小型化と省電力化
が図れ、また伝送効率と誤り率特性の両立が図れる端末
装置を提供できる。
【0035】本発明のOFDM通信方法は、受信信号の
信号レベルを示す受信レベル情報とマルチパスの遅延時
間情報の両方を用いて通信状況に応じた変調方式又は誤
り訂正の符号化率を選択する。
【0036】本発明の方法によれば、変調方式又は誤り
訂正の符号化率の選択に要する回路規模の低減及び省電
力化を図ることができる。また、的確な変調方式又は誤
り訂正の符号化率が選択できることから、伝送効率と誤
り率特性の両立も図れる。
【0037】また、本発明のOFDM通信方法は、上記
OFDM通信方法において、複数のアンテナそれぞれで
受信した各信号の受信レベルを平均化した信号を用いて
変調方式又は誤り訂正の符号化率を選択する。
【0038】本発明の方法によれば、受信レベル情報の
精度を向上でき、変調方式又は誤り訂正の符号化率の選
択を高精度に行うことが可能となる。また、的確な変調
方式又は誤り訂正の符号化率が選択できることから、伝
送効率と誤り率特性の両立も図れる。
【0039】また、本発明のOFDM通信方法は、上記
OFDM通信方法において、複数のアンテナそれぞれで
受信した信号のうちレベルの最も大きいものを用いて変
調方式を選択する。
【0040】本発明の方法によれば、マルチパスの遅延
時間が短い場合でも、変調方式又は誤り訂正の符号化率
の選択を高精度に行うことが可能となる。また、的確な
変調方式又は誤り訂正の符号化率が選択できることか
ら、伝送効率と誤り率特性の両立も図れる。
【0041】また、本発明のOFDM通信方法は、上記
OFDM通信方法において、受信信号の信号レベルが所
定レベル以下となったサブキャリアについては変調方式
又は誤り訂正の符号化率を選択する処理に用いない。
【0042】本発明の方法によれば、上記OFDM通信
方法よりもさらに変調方式又は誤り訂正の符号化率の選
択を高精度に行うことが可能となる。また、的確な変調
方式又は誤り訂正の符号化率が選択できることから、伝
送効率と誤り率特性の両立も図れる。
【0043】また、本発明のOFDM通信方法は、上記
OFDM通信方法において、隣接チャネルの干渉を受け
ていたり、直流オフセットが存在するサブキャリアを、
変調方式又は誤り訂正の符号化率を選択する処理に用い
ない。
【0044】本発明の方法によれば、隣接チャネル干渉
波、直流オフセット等が存在する場合でも、変調方式又
は誤り訂正の符号化率の選択を高精度に行うことが可能
となる。また、的確な変調方式又は誤り訂正の符号化率
が選択できることから、伝送効率と誤り率特性の両立も
図れる。
【0045】また、本発明のOFDM通信方法は、上記
OFDM通信方法において、サブキャリアを、変調方式
又は誤り訂正の符号化率を選択する処理に用るか否かの
選択に使用する閾値を変更する。
【0046】本発明の方法によれば、上記OFDM通信
方法よりもさらに変調方式又は誤り訂正の符号化率の選
択を高精度に行うことが可能となる。
【0047】また、本発明のOFDM通信方法は、上記
OFDM通信方法において、マルチパスの遅延時間情報
の代わりに検出タイミング誤差情報を用いて変調方式又
は誤り訂正の符号化率を選択する処理を行うOFDM通
信方法であって、正しい検出タイミングより遅い時刻の
タイミング誤差が発生した場合の検出タイミング誤差情
報のみを用いる。
【0048】本発明の方法によれば、上記OFDM通信
方法と同様に、変調方式又は誤り訂正の符号化率の選択
に要する回路規模の低減及び省電力化を図ることができ
る。また、的確な変調方式又は誤り訂正の符号化率が選
択できることから、伝送効率と誤り率特性の両立も図れ
る。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、信号対熱雑音比
に関する情報を生成せず、RSSI信号(Received Sig
nal Strength Indicator)を利用して変調方式又は誤り
訂正の符号化率の選択を行うようにすることで、変調方
式又は誤り訂正の符号化率の選択を行う回路の規模の低
減を図るものである。
【0050】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るOFDM通信装置の構成を示すブロック図
である。なお、この図において、前述した図18と共通
する部分には同一の符号を付けて、詳しい説明を省略す
る。
【0051】本実施の形態のOFDM通信装置は、信号
対熱雑音比(CNR)を生成せず、中間周波数信号を対
数増幅して検波したRSSI(Received Signal Streng
th Indicator)信号(受信レベル情報)を用いて変調方
式の選択を行うものである。RSSI信号は、受信信号
のレベルそのものを表したものであるので、信号対熱雑
音比と等価であり、これを用いて変調方式の選択処理を
行うことは不可能ではない。
【0052】このRSSI信号は、本処理に用いなくて
も送信電力制御やアンテナとしてセクタアンテナを用い
た場合のセクタ切り変え処理等に従来から用いられてい
るものである。このRSSI信号を利用することで新た
な回路を追加しなくて済み、除算器等が必要な信号対雑
音比の生成回路を用いる従来のOFDM通信装置と比べ
て回路規模の大幅な低減が可能となる。
【0053】図2は、本実施の形態のOFDM通信装置
における変調方式選択部30の構成を示すブロック図で
ある。なお、この図において前述した図21と共通する
部分には同一の符号を付けて、詳しい説明を省略する。
【0054】図2において、変調方式選択部30は、絶
対値検出部6及び9と、絶対値検出部6からの信号振幅
を示す信号を1サブキャリア分遅延させる遅延器7と、
絶対値検出部6からの信号振幅と遅延部7で1サブキャ
リア分遅延された信号振幅の減算を行う減算部8と、減
算部8の出力の絶対値を検出する絶対値検出部9と、複
数のサブキャリアに対する絶対値検出部9の出力の平均
化を行う平均化部10と、閾値Th3と平均化部10の
出力とを比較し、その結果を出力する大小比較部11
と、大小比較部11の比較結果に基づいて変調方式選択
情報に関する閾値値を選択する選択部19と、を備えて
構成される。
【0055】ここで、RSSI信号に関する閾値を例え
ば図3に示すように2種類用意しておき、2つの閾値を
両方とも超えた場合は16QAM、小さい方のみ超えた
場合はQPSK、両方とも超えない場合はBPSKを選
択する。すなわち、RSSI信号のレベルが高いときは
16QAMを選択し、16QAMでは一定の品質を保て
ないレベルになるとQPSKを選択し、さらにQPSK
では一定の品質を保てないときにはBPSKを選択す
る。
【0056】従来技術でも述べたように、マルチパスの
遅延時間情報は、隣接サブキャリア間の受信レベル差に
より生成することができる。そして、遅延時間が短い場
合には隣接サブキャリア間のレベル差が大きくなるが、
遅延時間が長い場合には隣接サブキャリア間のレベル差
が大きくなる。
【0057】次に、上記構成の変調方式選択部30の動
作を説明する。まず、フーリエ変換された信号は、絶対
値検出部6で信号の振幅が検出される。そして、現時点
で検出された信号振幅と遅延部7で1サブキャリア分遅
延された信号振幅との差がとられた後、その差分の絶対
値が検出されて、隣接サブキャリア間のレベル差の絶対
値に関する情報が得られる。
【0058】そして、複数のサブキャリアに対応する絶
対値検出部9の出力の平均を求める処理が行われた後、
平均化処理部10の出力と閾値Th3とが比較されて、
この比較結果に基づいて受信レベル情報に関する閾値T
h1又は閾値Th2のいずれか一方が選択される。ここ
で、一般的にマルチパスの遅延時間が長くなると、前の
シンボルとの干渉が大きくなるので、図3に示すよう
に、受信レベル情報に関する閾値を大きな値に設定す
る。本発明では、信号対熱雑音比(CNR)を示す関数
を生成せず、RSSI信号を用いて閾値を変えるように
しており、このRSSI信号は、無線部2(図1参照)
より得られるので、特別に受信レベル生成処理を行う必
要はない。無線部2からのRSSI信号は、大小比較部
21で選択部19にて選択された閾値(Th1又はTh
2)と比較され、通信を行うための変調方式を選択する
情報が得られる。
【0059】このように、本実施の形態のOFDM通信
装置では、RSSI信号とマルチパスの遅延時間に関す
る情報を用いて変調方式の選択を行うので、信号対熱雑
音比を生成する回路が不要となり、回路規模の低減が可
能となる。したがって、装置の小型化及び省電力化を実
現できる。
【0060】なお、上記実施の形態1においては、マル
チパスの遅延時間に関する閾値を2種類設定したが、こ
の閾値の数に限定はなく、任意の数を設定可能である。
【0061】また、上記実施の形態1においては、3つ
の変調方式を選択する場合について説明したが、これに
限定されず、変調方式の選択数をさらに増加させること
も可能であり、また誤り訂正の符号化率も選択範囲に加
えることも可能である。
【0062】また、上記実施の形態1においては、変調
方式の選択のみ行ったが、誤り訂正の符号化率の選択を
行うようにしてもよい。このようにすることにより、伝
送効率と誤り率特性の両立も図れる。
【0063】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2に係るOFDM通信装置の構成を示すブロック図
である。なお、この図において上述した実施の形態1と
共通する部分には同一の符号を付して、詳しい説明を省
略する。
【0064】本実施の形態のOFDM装置は、空間ダイ
バーシチを行う2本のアンテナ1、22を具備し、これ
らによって受信した信号のレベルを平均し、その値を用
いて変調方式の選択を行うようにしたものである。受信
レベルが低い場合には重畳される熱雑音も大きくなるこ
とから、受信レベル検出精度が低下して変調方式の選択
に誤差が生じる。しかし、2本のアンテナ1、22を用
いて、これらで受信した信号のレベルを平均化すること
で、受信レベルの精度向上が図れ、実施の形態1のOF
DM通信装置よりもさらに高精度な変調方式の選択が可
能となる。
【0065】本実施の形態のOFDM通信装置は、2本
のアンテナ1、22を使用することから、無線部2及び
FFT部3と同一の無線部23とFFT部24を有して
いるRSSI信号に関する閾値は、例えば図3に示すよ
うに2種類用意しており、2つの閾値を両方とも超えた
場合は16QAM、小さい方のみ超えた場合はQPS
K、両方とも超えない場合はBPSKを選択するように
している。すなわち、RSSI信号のレベルが高いとき
は16QAMを選択し、16QAMでは一定の品質を保
てないレベルになるとQPSKを選択し、さらにQPS
Kでは一定の品質を保てないときにはBPSKを選択す
る。
【0066】また、無線部2、23からのRSSI信号
を平均化する平均化部25と、FFT部3、24からの
符号分割多重信号の絶対値を検出する絶対値検出部2
6、27と、絶対値検出部26、27からの信号振幅を
比較する大小比較部28と、大小比較部28の比較結果
から信号レベルの大きい方を選択する選択部29と、選
択された信号とRSSI信号の平均値を元に変調方式を
選択する変調方式選択部30と、実施の形態1のOFD
M通信装置と同様の復調部4とを備えている。変調方式
選択部30は、実施の形態1と同様の構成及び機能を有
している。
【0067】このような構成において、アンテナ1及び
22を介して無線部2及び23で受信された無線信号が
FFT部3及び24にてフーリエ変換処理されて符号分
割多重信号が得られる。得られた各符号分割多重信号
は、絶対値検出部26及び27で絶対値検出されて信号
振幅が得られ、大小比較部28にて比較される。この場
合、大小比較部28からは、各サブキャリア毎に受信レ
ベルの大きな方のアンテナを示す情報が出力される。
【0068】選択部29は、大小比較部28からの情報
を元に受信レベルの大きい方の無線系列を選択する。例
えば、アンテナ1で捉えた無線信号の受信レベルがアン
テナ22で捉えた無線信号の受信レベルより高ければ、
無線部2、FFT部3の無線系列を選択する。一方、無
線部2及び23からの各RSSI信号は平均化部25で
平均化されて、その結果が変調方式選択部30に入力さ
れる。変調方式選択部30の動作は実施の形態1のOF
DM通信装置と同様であるので省略する。
【0069】このように、本実施の形態のOFDM通信
装置は、2本のアンテナ1、22で得た2つのRSSI
信号を平均した信号を用いて変調方式の選択を行うの
で、実施の形態1のOFDM通信装置よりも受信レベル
の精度向上が図れ、変調方式の選択を高精度に行うこと
が可能となる。また、通信状況に応じて、的確な変調方
式が選択できることから、伝送効率と誤り率特性の両立
も図れる。
【0070】なお、上記実施の形態2では、アンテナの
本数を2としたが、この数に限定されず、任意の数のア
ンテナを用いても構わない。
【0071】また、上記実施の形態2においては、変調
方式の選択のみ行ったが、誤り訂正の符号化率の選択を
行うようにしてもよい。このようにすることにより、伝
送効率と誤り率特性の両立も図れる。
【0072】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3に係るOFDM通信装置の構成を示すブロック図
である。なお、この図において上述した実施の形態1及
び2のOFDM通信装置と共通する部分には同一の符号
を付して、詳しい説明を省略する。本実施の形態のOF
DM通信装置は、2本のアンテナ1、22で受信した信
号の受信レベルのうち最も大きいものを選択することに
より、特にマルチパスの遅延時間が短い場合において
は、上述した実施の形態2のOFDM通信装置よりも変
調方式の選択を高精度に行うことが可能となる。
【0073】マルチパスの遅延時間が短い場合には全サ
ブキャリアの受信レベルが落ち込むことがあり、受信レ
ベルの検出精度が大きく低下してしまう。このような場
合に、受信レベルの最も大きいアンテナの受信レベル情
報を選択することにより、受信レベルの検出精度の低下
を防ぐことができる。
【0074】図5において、大小比較部31が2本のア
ンテナ1、22で受信した信号の受信レベルの比較を行
い、大きい方の信号を出力する。なお、2本のアンテナ
1、22で受信した信号のうち大きい方の信号を用いる
こと以外は、実施の形態2のOFDM通信装置と同様で
あるので、他の部分の説明は省略する。
【0075】このように、本実施の形態のOFDM通信
装置は、2本のアンテナ1、22で受信した信号の受信
レベルのうち最も大きいものを選択することにより、特
にマルチパスの遅延時間が短い場合においては、実施の
形態2のOFDM通信装置よりも変調方式の選択を高精
度に行うことが可能となる。また、通信状況に応じて、
的確な変調方式が選択できることから、伝送効率と誤り
率特性の両立も図れる。
【0076】なお、上記実施の形態3においては、変調
方式の選択のみ行ったが、同時に誤り訂正の符号化率の
選択を行うようにしてもよい。このようにすることによ
り、伝送効率と誤り率特性の両立も図れる。
【0077】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
係るOFDM通信装置は、上述した実施の形態2及び3
のOFDM通信装置に対して、2つの無線系統(以下、
2ブランチという)で検出したRSSI信号を平均した
結果を使用するか、または大きい方を使用するかを、2
ブランチで検出したRSSI信号の差によって選択可能
とすることにより、実施の形態2及び3のOFDM通信
装置に対して、任意のマルチパスの遅延分散が大きい場
合でも小さい場合でもRSSI信号の精度を向上できる
点にある。
【0078】マルチパスの遅延分散が大きい場合、全サ
ブキャリアの受信レベルがかたまって落ち込むことは殆
どなく、全サブキャリアの平均レベルの2ブランチ間の
差は小さいため、2ブランチのRSSI信号を平均した
方がRSSI検出精度はよい。しかしながら、マルチパ
スの遅延分散が小さい場合、全サブキャリアの受信レベ
ルがかたまって落ち込むことが多いので、全サブキャリ
アの平均レベルの2ブランチ間の差は大きいため、2ブ
ランチのRSSI信号のうち大きい方を選択した方がR
SSI検出精度はよい。
【0079】図6は、本実施の形態に係るOFDM通信
装置の構成を示すブロック図である。なお、上述した実
施の形態2及び3のOFDM通信装置と共通する部分に
は同一の符号を付して、詳しい説明を省略する。この図
において、RSSI生成部32は、2ブランチ間のRS
SI信号の差の絶対値を求め、その値が所定の閾値を超
えた場合に2ブランチのRSSI信号のうち大きい方を
選択した結果を出力し、そうでない場合は2ブランチの
RSSI信号を平均した結果を出力する。
【0080】図7は、RSSI生成部32の構成を示す
ブロック図である。この図において、RSSI生成部3
2は、2ブランチのRSSI信号の平均を求める平均化
部33と、2ブランチ間のRSSI信号の差の絶対値を
求めるとともに、大小比較してその結果(大小比較結
果)を出力する大小比較部34と、2ブランチ間のRS
SI信号の差の絶対値と所定の閾値Th7を比較し、そ
の結果を出力する大小比較部35と、2ブランチ間のR
SSI信号の差の絶対値が所定の閾値を超えた場合に
は、2ブランチのRSSI信号のうち大きい方を選択し
て出力し、2ブランチ間のRSSI信号の差の絶対値が
所定の閾値を超えない場合には、2ブランチのRSSI
信号を平均した結果を選択して出力する選択部36とを
備えている。
【0081】このように、本実施の形態のOFDM通信
装置は、2ブランチで検出したRSSI信号を平均した
結果を使用するか、大きい方を使用するかを、2ブラン
チで検出したRSSI信号の差によって選択可能とする
ので、実施の形態2及び3のOFDM通信装置に対して
任意のマルチパスの遅延分散が大きい場合でも小さい場
合でもRSSI信号の精度の向上が図れる。
【0082】なお、上記実施の形態4においては、変調
方式の選択のみ行ったが、誤り訂正の符号化率の選択を
行うようにしてもよい。このようにすることにより、伝
送効率と誤り率特性の両立も図れる。
【0083】(実施の形態5)図8は、本発明の実施の
形態5に係るOFDM通信装置の変調方式選択部の構成
を示すブロック図である。なお、この図において上述し
た実施の形態1のOFDM通信装置の変調方式選択部3
0と共通する部分には同一の符号を付して、詳しい説明
を省略する。
【0084】本実施の形態のOFDM通信装置は、受信
信号の信号レベルが所定レベル以下のサブキャリアにつ
いては、変調方式を選択する処理に用いないようしたも
のである。このようにすることで、上述した実施の形態
1から実施の形態4の各OFDM通信装置よりもさら
に、変調方式の選択を高精度に行うことが可能となる。
【0085】ここで、図9はマルチパス環境下での受信
信号を示す波形図である。この図において、マルチパス
環境下では受信レベルが落ち込むサブキャリアが発生す
ることがある。このサブキャリアは信号対熱雑音比が劣
化しているので、これを使用してマルチパスの遅延時間
情報の生成を行うとマルチパスの遅延時間情報の検出精
度が低下してしまうことになる。そこで、受信レベルが
所定の閾値Th4より下回ったサブキャリアをマルチパ
スの遅延時間情報生成回路に入力しないようにすること
で、マルチパスの遅延時間情報の検出精度の低下を防止
することが可能となる。
【0086】図8において、絶対値検出部37は、フー
リエ変換後の信号の絶対値を検出する。大小比較部38
は、絶対値検出部37の出力と所定の閾値Th4とを比
較し、絶対値検出部37の出力が閾値Th4より小さけ
れば、現時点でのサブキャリアからの信号を取り込まな
いようにする選択信号を選択部39に入力する。選択部
39は、大小比較部38より選択信号が入力されると、
絶対値検出部37の出力(即ち、現時点でのサブキャリ
アからの信号)を後の回路(マルチパスの遅延時間検出
回路)に入力しないようにする。マルチパスの遅延時間
検出回路については、上述した実施の形態1のOFDM
通信装置と同様であるので、説明は省略する。
【0087】このように、本実施の形態のOFDM装置
は、受信信号の信号レベルが所定レベル以下のサブキャ
リアについては、変調方式を選択する処理に用いないよ
うにするので、上述した実施の形態1から実施の形態3
の各OFDM通信装置よりも更に変調方式の選択を高精
度に行うことが可能となる。
【0088】なお、上記実施の形態5においては、変調
方式の選択のみ行ったが、誤り訂正の符号化率の選択を
行うようにしてもよい。このようにすることにより、伝
送効率と誤り率特性の両立も図れる。
【0089】(実施の形態6)図10は、本発明の実施
の形態6に係るOFDM通信装置の変調方式選択部の構
成を示すブロック図である。なお、この図において上述
した実施の形態5のOFDM通信装置と共通する部分に
は同一の符号を付して、詳しい説明を省略する。
【0090】本実施の形態のOFDM通信装置は、特定
のサブキャリアを、変調方式を選択する処理に用いない
ようにして、隣接チャネル干渉波、直流オフセット等が
存在する場合でも、変調方式の選択を高精度に行うこと
を可能としたものである。図11に示すように、隣接チ
ャネル干渉波が存在する場合や、図12に示すように、
アナログフィルタによる群遅延偏差や振幅偏差が存在す
る場合、両端のサブキャリアの品質が劣化する。また、
直流オフセットが存在する場合は、直流に配置されるサ
ブキャリアの品質が劣化する。
【0091】このように、チャネルを構成するサブチャ
ネルの両端の例えば1本乃至3本のサブキャリアや、直
流に配置されるサブキャリアをマルチパスの遅延時間情
報の検出に用いると検出精度が悪化してしまう。そこ
で、両端のサブキャリアおよび直流に配置されるサブキ
ャリアをマルチパスの遅延時間情報検出に使用しないよ
うにすることで、隣接チャネル干渉波等が存在する場合
であっても、変調方式の選択を高精度に行うことが可能
となる。図10において、本実施の形態では、両端のサ
ブキャリアと直流に配置されるサブキャリアの絶対値情
報を選択部39に入力しないようにする選択部40を絶
対値検出部37と選択部39との間に設けている。選択
部39以外の各部は、上述した実施の形態1から実施の
形態5の各OFDM通信装置と同様であるので、説明は
省略する。
【0092】このように、本実施の形態のOFDM装置
は、特定のサブキャリア即ち両端のサブキャリアおよび
直流に配置されるサブキャリアを、変調方式を選択する
処理に用いないので、隣接チャネル干渉波、直流オフセ
ットが存在する場合でも、変調方式の選択を高精度に行
うことが可能となる。
【0093】なお、上記実施の形態6においては、両端
のサブキャリアと直流に配置されるサブキャリアを使用
しないようにする場合について説明したが、これらに限
定されず、固定的に使用しないサブキャリアを任意に設
定できるようにしても構わない。
【0094】また、上記実施の形態6においては、変調
方式の選択のみ行ったが、誤り訂正の符号化率の選択を
行うようにしてもよい。このようにすることにより、伝
送効率と誤り率特性の両立も図れる。
【0095】(実施の形態7)図13は、本発明の実施
の形態7に係るOFDM通信装置の構成を示すブロック
図である。なお、この図において上述した実施の形態1
及び6のOFDM通信装置と共通する部分には同一の符
号を付して、詳しい説明を省略する。本実施の形態のO
FDM通信装置は、サブキャリアを、変調方式を選択す
る処理に用るか否かの選択に使用する閾値の値を変更で
きるようにして、上述した実施の形態5のOFDM通信
装置よりも更に変調方式の選択を高精度に行うことを可
能としたものである。
【0096】サブキャリアを、変調方式を選択する処理
に用るか否かの選択に使用する閾値の最適値は受信レベ
ルによって異なる。すなわち、RSSI信号のレベルが
低い場合には、サブキャリアに重畳されている熱雑音レ
ベルが大きくなるため、閾値を大きい値にしてレベルの
低いサブキャリアを変調方式の選択に使用しないように
する必要がある。本実施の形態では、この閾値をRSS
I信号のレベルに従って値を変化させるようにした。
【0097】図13において、大小比較部41は、RS
SI信号と所定の閾値Th6とを比較し、RSSI信号
のレベルが閾値Th6より小さい場合は大きい方の閾値
を選択する選択信号を出力し、閾値Th6より大きい場
合は小さい方の閾値を選択する選択信号を出力する。選
択部42は、大小比較部41からの選択信号に従って閾
値Th4又は閾値Th5のいずれか一方を選択する。こ
の場合、閾値Th4>閾値Th5とすると、RSSI信
号のレベルが閾値Th6より小さければ閾値Th4を選
択し、RSSI信号のレベルが閾値Th6より大きけれ
ば閾値Th5を選択する。
【0098】このように、本実施の形態のOFDM通信
装置は、サブキャリアを、変調方式を選択する処理に用
いるか否かの選択に使用する閾値を可変としたので、実
施の形態6のOFDM通信装置よりもさらに変調方式の
選択を高精度に行うことができる。また、通信状況に応
じて、的確な変調方式が選択できることから、伝送効率
と誤り率特性の両立も図れる。
【0099】なお、上記実施の形態7では、閾値を2種
類(Th4、Th5)設定したが、この数に限定され
ず、任意の数の閾値を設定しても構わない。
【0100】また、上記実施の形態7においては、変調
方式の選択のみ行ったが、誤り訂正の符号化率の選択を
行うようにしてもよい。このようにすることにより、伝
送効率と誤り率特性の両立も図れる。
【0101】(実施の形態8)図14は、本発明の実施
の形態8に係るOFDM通信装置の変調方式選択部の構
成を示すブロック図である。なお、この図において上述
した実施の形態1のOFDM通信装置と共通する部分に
は同一の符号を付して、詳しい説明を省略する。
【0102】本実施の形態のOFDM通信装置は、マル
チパスの遅延時間情報として、検出タイミング誤差情報
を用いている点が実施の形態1から実施の形態6のOF
DM通信装置と異なっている。検出タイミング情報を用
いることで、上記各実施の形態のOFDM通信装置より
も更に回路規模の削減が可能となる。例えば、実施の形
態1のOFDM通信装置と比べて、絶対値検出部6、遅
延部7、減算部8、絶対値検出部9及び平均化部10が
不要となる。
【0103】図16は、遅延分散が150nsecの場
合と250nsecの場合における同期検出特性のシミ
ュレーション結果である。この図に示すように、マルチ
パスの遅延時間が長くなるに従ってタイミング誤差は大
きくなる。図示せぬ同期部で検出されたタイミングでフ
レーム同期処理が行われるため、その際に得られる検出
タイミング誤差情報に用いることができる。
【0104】図14において、大小比較部11は、検出
タイミング誤差情報と所定の閾値Th3とを比較し、そ
の結果から変調方式の選定を行うための閾値を選択する
選択信号を出力する。選択部19は、大小比較部11か
らの選択信号に従って閾値Th1又は閾値Th2のいず
れか一方を選択する。大小比較部21は、選択された閾
値とRSSI信号とを比較して変調方式を選択する変調
方式選択情報を出力する。
【0105】なお、図15は、検出タイミング誤差情報
が得られるフレーム同期処理部の構成を示すブロック図
であり、平均化部43、メモリ44及び減算部45を有
して構成される。この構成において、まずFFT部3
(図1参照)より入力される検出タイミング情報は、平
均化部43によって平均化される。次いで、平均化部4
3にて平均されたタイミング情報はメモリ44に格納さ
れる。最後に、FFT部3より入力される検出タイミン
グ情報は、減算部45によりメモリ44に格納されたタ
イミング情報と減算され、タイミング誤差情報が得られ
る。
【0106】このように、本実施の形態のOFDM通信
装置は、マルチパスの遅延時間情報として検出タイミン
グ誤差情報を用いるので、実施の形態1から実施の形態
6の各OFDM通信装置よりも更に回路規模の削減が可
能となる。
【0107】なお、上記実施の形態8においては、変調
方式の選択のみ行ったが、誤り訂正の符号化率の選択を
行うようにしてもよい。このようにすることにより、伝
送効率と誤り率特性の両立も図れる。
【0108】(実施の形態9)図17は、本発明の実施
の形態9に係るOFDM通信装置の変調方式選択部の構
成を示すブロック図である。なお、この図において前述
した実施の形態8のOFDM通信装置の変調方式選択部
と共通する部分には同一の符号を付して、詳しい説明を
省略する。本実施の形態のOFDM通信装置は、時間的
に遅いタイミング誤差が発生したときの検出タイミング
誤差情報のみを用いることにより、実施の形態8のOF
DM通信装置よりも更に遅延分散情報を精度よく生成で
きるようにしたものである。
【0109】時間的に遅いタイミング誤差が発生する原
因は主にマルチパスであるが、時間的に早いタイミング
誤差が発生する原因は、主にマルチパス以外の要因(例
えば熱雑音)である。したがって、時間的に遅いタイミ
ング誤差が発生した場合の検出タイミング誤差情報のみ
を用いる方が遅延分散情報を精度よく生成することが可
能である。
【0110】時間的に遅いタイミング誤差が発生した場
合の検出タイミング誤差情報のみを用いて遅延分散情報
を生成する以外は、実施の形態8のOFDM通信装置の
変調方式選択部と同じである。図17において、スイッ
チ46は、検出タイミング誤差情報の極性ビットが時間
的に遅い場合を示す論理のときのみ、検出タイミング誤
差情報を大小比較部11に入力するものである。
【0111】このように、本実施の形態のOFDM通信
装置は、時間的に遅いタイミング誤差が発生した場合の
検出タイミング誤差情報のみを用いるので、実施の形態
8のOFDM通信装置よりも更に遅延分散情報を精度よ
く生成することができる。
【0112】なお、上記実施の形態9においては、変調
方式の選択のみ行ったが、誤り訂正の符号化率の選択を
行うようにしてもよい。このようにすることにより、伝
送効率と誤り率特性の両立も図れる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
信号対熱雑音比に関する情報を生成せず、受信レベル情
報を用いて、これとマルチパスの遅延時間情報の両方を
用いて通信を行うための変調方式又は誤り訂正の符号化
率を選択するための処理を行うので、変調方式又は誤り
訂正の符号化率の選択を行う回路の回路規模を低減する
ことができ、これによって装置の小型化及び省電力化を
図ることができる。また、通信状況に応じて、的確な変
調方式又は誤り訂正の符号化率が選択できることから、
伝送効率と誤り率特性の両立も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るOFDM通信装置
の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るOFDM通信装置
の変調方式選択部の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係るOFDM通信装置
における変調方式の選択方法を説明するための図
【図4】本発明の実施の形態2に係るOFDM通信装置
の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3に係るOFDM通信装置
の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4に係るOFDM通信装置
の構成を示すブロック図
【図7】実施の形態4に係るOFDM通信装置のRSS
I生成部の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態5に係るOFDM通信装置
の変調方式選択部の構成を示すブロック図
【図9】マルチパス環境下での受信信号を示す図
【図10】本発明の実施の形態6に係るOFDM通信装
置の変調方式選択部の構成を示すブロック図
【図11】隣接チャネル干渉波存在下での受信信号を示
す図
【図12】アナログフィルタによる劣化が存在する場合
の受信信号を示す図
【図13】本発明の実施の形態7に係るOFDM通信装
置の変調方式選択部の構成を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態8に係るOFDM通信装
置の変調方式選択部の構成を示すブロック図
【図15】OFDM通信装置のフレーム同期処理部の構
成を示すブロック図
【図16】遅延分散波形の一例を示す図
【図17】本発明の実施の形態9に係るOFDM通信装
置の変調方式選択部の構成を示すブロック図
【図18】従来のOFDM通信装置の構成を示すブロッ
ク図
【図19】OFDM通信装置におけるフレームフォーマ
ットを示す図
【図20】従来のOFDM通信装置における変調方式の
選択方法を説明するための図
【図21】従来のOFDM通信装置の変調方式選択部の
構成を示すブロック図
【符号の説明】
1、22 アンテナ 2、23 無線部 3、24 FFT部 4 復調部 6、9、26、27、37 絶対値検出部 7 遅延部 8 減算部 10、25、33、43 平均化部 11、21、28、31、34、35、38、41 大
小比較部 19、29、36、39、40、42 選択部 10、33、43 平均化部 30 変調方式選択部 32 RSSI生成部 44 メモリ 46 スイッチ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号の信号レベルを示す受信レベル
    情報とマルチパスの遅延時間情報とに基づいて通信状況
    に応じた変調方式又は誤り訂正の符号化率を選択する選
    択手段を具備することを特徴とするOFDM通信装置。
  2. 【請求項2】 複数のアンテナを具備し、選択手段は、
    前記複数のアンテナそれぞれで捉えられた受信信号の信
    号レベルを平均し、その平均値に基づいて変調方式又は
    誤り訂正の符号化率を選択することを特徴とする請求項
    1記載のOFDM通信装置。
  3. 【請求項3】 選択手段は、複数のアンテナそれぞれで
    捉えられた受信信号のうち信号レベルの最も大きなもの
    に基づいて変調方式又は誤り訂正の符号化率を選択する
    ことを特徴とする請求項2記載のOFDM通信装置。
  4. 【請求項4】 選択手段は、受信信号の信号レベルが所
    定レベル以下のサブキャリアについては変調方式又は誤
    り訂正の符号化率を選択する処理に用いないことを特徴
    とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のOFD
    M通信装置。
  5. 【請求項5】 選択手段は、隣接チャネルの干渉を受け
    ていたり、直流オフセットが存在するサブキャリアにつ
    いては、変調方式又は誤り訂正の符号化率を選択する処
    理に用いないことを特徴とする請求項1から請求項4の
    いずれかに記載のOFDM通信装置。
  6. 【請求項6】 サブキャリアを、変調方式又は誤り訂正
    の符号化率を選択する処理に用るか否かの選択に使用す
    る閾値を有すると共に、この閾値を受信信号の信号レベ
    ルに応じて可変する閾値可変手段を具備することを特徴
    とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のOFD
    M通信装置。
  7. 【請求項7】 マルチパスの遅延時間情報の代わりに検
    出タイミング誤差情報を用いることを特徴とする請求項
    1から請求項6のいずれかに記載のOFDM通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    のOFDM通信装置を具備することを特徴とする基地局
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    のOFDM通信装置を具備することを特徴とする端末装
    置。
  10. 【請求項10】 受信信号の信号レベルを示す受信レベ
    ル情報とマルチパスの遅延時間情報の両方を用いて通信
    状況に応じた変調方式又は誤り訂正の符号化率を選択す
    ることを特徴とするOFDM通信方法。
  11. 【請求項11】 複数のアンテナそれぞれで受信した各
    信号の受信レベルを平均化した信号を用いて変調方式又
    は誤り訂正の符号化率を選択することを特徴とする請求
    項10記載のOFDM通信方法。
  12. 【請求項12】 複数のアンテナそれぞれで受信した信
    号のうちレベルの最も大きいものを用いて変調方式又は
    誤り訂正の符号化率を選択することを特徴とする請求項
    11記載のOFDM通信方法。
  13. 【請求項13】 受信信号の信号レベルが所定レベル以
    下となったサブキャリアについては変調方式又は誤り訂
    正の符号化率を選択する処理に用いないことを特徴とす
    る請求項10から請求項12のいずれかに記載のOFD
    M通信方法。
  14. 【請求項14】 隣接チャネルの干渉を受けていたり、
    直流オフセットが存在するサブキャリアを、変調方式又
    は誤り訂正の符号化率を選択する処理に用いないことを
    特徴とする請求項10から請求項13のいずれかに記載
    のOFDM通信方法。
  15. 【請求項15】 サブキャリアを、変調方式又は誤り訂
    正の符号化率を選択する処理に用るか否かの選択に使用
    する閾値を変更することを特徴とする請求項10から請
    求項14のいずれかに記載のOFDM通信方法。
  16. 【請求項16】 マルチパスの遅延時間情報の代わりに
    検出タイミング誤差情報を用いて変調方式又は誤り訂正
    の符号化率を選択する処理を行うOFDM通信方法であ
    って、正しい検出タイミングより遅い時刻のタイミング
    誤差が発生した場合の検出タイミング誤差情報のみを用
    いることを特徴とする請求項10から請求項15のいず
    れかに記載のOFDM通信方法。
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