JP3691709B2 - ダイバーシチ受信回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、OFDM変復調方式に適したダイバーシチ受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に無線通信におけるフェージング対策及びS/Nの向上を目的として、ダイバーシチ方式の通信が採用されている。これらは、相関の少ない2つ以上の信号を得て、これらから選択若しくはこれらを合成することによって、良質の通信を行う受信方式である。
【0003】
このマルチパス伝搬に起因する周波数選択性フェージング環境下では、サブキャリア毎に平均振幅及び位相回転量が異なる。従って、サブキャリア毎にダイバーシチ合成を行う方式が、OFDMに適したダイバーシチ方式として知られている。サブキャリア毎の合成を行うために、各ブランチで同期処理されたOFDM信号をフーリエ変換によりサブキャリア信号に変換した後、ダイバーシチ合成を行う。また、改善効果の大きいダイバーシチ合成のためには、各ブランチのサブキャリア信号の基準位相を揃える必要があるため、ダイバーシチ合成前に等化処理を行うことになる。
【0004】
図13には、各系統の受信レベル及び各サブキャリアの振幅情報に基づき等化処理後の各ブランチの信号を重み付け合成する従来のOFDM変復調方式に適したダイバーシチ受信回路の構成例を示す。ここでは、I系統とII系統のブランチ数2のダイバーシチの一例を示している。
【0005】
この構成例において、アンテナ41-1,41-2で受信された信号は、それぞれ受信レベル検出回路42-1,42-2及び受信回路43-1,43-2に入力される。受信レベル検出回路42-1,42-2は、それぞれ入力された信号の受信レベルを検出する。
【0006】
一方、受信回路43-1,43-2は、それぞれ入力された信号の増幅やダウンコンバート等の必要な受信処理を行い受信信号(S1),(S2)を出力する。これらの受信回路43-1,43-2から出力される受信信号(S1),(S2)は、それぞれタイミング検出回路44-1,44-2及びタイミング同期回路45-1,45-2に入力される。
【0007】
タイミング検出回路44-1,44-2は、それぞれ受信信号(S1),(S2)からタイミング同期処理に必要なタイミング情報を検出し、検出したタイミング情報をそれぞれタイミング同期回路45-1,45-2に与える。タイミング同期回路45-1,45-2は、それぞれ与えられたタイミング情報に基づき受信信号(S1),(S2)のタイミング同期処理を行う。
【0008】
これらのタイミング同期回路45-1,45-2から出力されるタイミング同期信号(S3),(S4)は、それぞれキャリア周波数誤差検出回路46-1,46-2及びキャリア周波数誤差補正回路47-1,47-2に与えられる。キャリア周波数誤差検出回路46-1,46-2は、それぞれタイミング同期信号(S3),(S4)からキャリア周波数誤差量を検出し、検出したキャリア周波数誤差量をそれぞれキャリア周波数誤差補正回路47-1,47-2に与える。
【0009】
キャリア周波数誤差補正回路47-1,47-2は、それぞれキャリア周波数誤差検出回路46-1,46-2から与えられたキャリア周波数誤差量に相当する位相回転量だけ信号(S3),(S4)の位相を逆回転させることにより、キャリア周波数誤差を補正し、キャリア周波数誤差補正信号(S5),(S6)をそれぞれフーリエ変換回路48-1,48-2に与える。フーリエ変換回路48-1,48-2は、多重化されたOFDM信号を分波するため、それぞれキャリア周波数誤差補正信号(S5),(S6)をフーリエ変換し、フーリエ変換を行ったサブキャリア信号(S7),(S8)をそれぞれチャネル特性検出回路49-1,49-2及びチャネル等化回路50-1,50-2に与える。
【0010】
チャネル特性検出回路49-1,49-2は、それぞれサブキャリア信号(S7),(S8)から、各サブキャリアの振幅情報及び位相回転量を検出し、その検出結果をそれぞれチャネル等化回路50-1,50-2及び信号合成回路51に与える。
【0011】
チャネル等化回路50-1,50-2は、それぞれチャネル特性検出回路49-1,49-2から与えられた各サブキャリアの振幅情報及び位相回転量に基づきサブキャリア信号(S7),(S8)のチャネル等化を行い、チャネル等化されたチャネル等化信号(S9),(S10)を信号合成回路51に与える。
【0012】
信号合成回路51は、受信レベル検出回路42-1,42-2により求められた受信レベル及びチャネル特性検出回路49-1,49-2により検出された各サブキャリアの振幅情報に基づき、ダイバーシチ合成後の信号のS/Nを高めるように重み係数を算出し、算出した重み係数を信号(S9),(S10)に乗算することにより重み付け合成を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来のダイバーシチ方式で、サブキャリア毎に平均振幅及び位相回転量の異なる周波数選択性フェージング環境下において、サブキャリア毎にダイバーシチ合成を行う方式を適用すると、大きな符号誤り率の改善が得られる。
【0014】
しかし、低C/N環境下では、各ブランチのキャリア周波数誤差検出回路におけるキャリア周波数誤差量の検出精度は、雑音により低くなる。このため、ダイバーシチ合成による符号誤り率の改善量が小さくなってしまうという問題があった。
【0015】
そこで本発明は、各ブランチから検出されるキャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づき重み付け合成することにより、キャリア周波数誤差検出回路のキャリア周波数誤差量検出精度を高め、符号誤り率を改善するダイバーシチ受信回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、フェージングに対して互いに独立な複数系統のOFDM信号をそれぞれ受信する複数の受信手段と、前記各受信手段によって得られた受信信号の受信レベルをそれぞれ検出する複数の受信レベル検出手段と、前記各受信手段によって得られた前記受信信号からキャリア周波数誤差量をそれぞれ検出する複数の粗調キャリア周波数誤差検出手段と、前記各粗調キャリア周波数誤差推定手段により推定されたキャリア周波数誤差量に基づき前記各受信手段によって得られた前記受信信号に対しキャリア周波数誤差補正をそれぞれ行う複数の第1のキャリア周波数誤差補正手段と、前記各第1のキャリア周波数誤差補正手段の出力信号からそれぞれタイミング同期処理に必要なタイミング情報を検出する複数のタイミング検出手段と、前記各タイミング検出手段により検出されたタイミング情報を用いて前記各第1のキャリア周波数誤差補正手段の出力信号に対しタイミング同期処理を行う複数のタイミング同期手段と、前記各タイミング同期手段の出力信号からそれぞれキャリア周波数誤差量を検出する複数の微調キャリア周波数誤差検出手段と、前記各粗調キャリア周波数誤差検出手段より検出されたキャリア周波数誤差量及び前記各微調キャリア周波数誤差検出手段より検出されたキャリア周波数誤差量をそれぞれ加算する複数の加算手段と、前記各加算手段の出力を前記各受信レベル検出手段によって検出された受信レベルに基づいて重み付け合成することにより、キャリア周波数誤差量を推定するキャリア周波数誤差推定手段と、前記キャリア周波数誤差推定手段により推定されたキャリア周波数誤差量から前記各粗調キャリア周波数誤差検出手段により検出されたキャリア周波数誤差をそれぞれ減算する複数の減算手段と、前記各減算手段の出力に基づき前記各タイミング同期手段の出力信号のキャリア周波数誤差補正をそれぞれ行う複数の第2のキャリア周波数誤差補正手段と、前記各第2のキャリア周波数誤差補正手段の出力信号をそれぞれフーリエ変換する複数のフーリエ変換手段と、前記各フーリエ変換手段によりフーリエ変換された信号からサブキャリアの振幅情報及び位相情報をそれぞれ検出する複数のチャネル特性検出手段と、前記各チャネル特性検出手段により検出された各サブキャリアの振幅情報及び位相情報を用いて前記各フーリエ変換手段の出力信号に対しそれぞれ等化処理を行う複数のチャネル等化手段と、前記各チャネル等化手段の出力信号を前記各受信レベル検出手段により検出された前記受信レベル及び前記各チャネル検出手段により検出された前記各サブキャリアの振幅情報を基に重み付け合成を行う信号合成手段とを備えるダイバーシチ受信回路を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1には、本発明の第1の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。ここで、図1に示す構成部位において、アンテナ1-1,1-2、受信レベル検出回路2-1,2-2、受信回路3-1,3-2、タイミング検出回路4-1,4-2、タイミング同期回路5-1,5-2、キャリア周波数誤差検出回路6-1,6-2、キャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2、フーリエ変換回路8-1,8-2、チャネル特性検出回路9-1,9-2、チャネル等化回路10-1,10-2、信号合成回路11は、前述した図13に示した同名称の構成部位と同様の機能を有しており、ここでの詳細な説明を省略する。
【0022】
この実施形態のダイバーシチ受信回路は、I系統とII系統のブランチ数2の構成例を示す。但し、本発明は、以降に説明する各実施形態においても、ブランチ数が”2”に限定されるものではなく、多数のブランチ数のシステムにも容易に適用できる。
このダイバーシチ受信回路は、図13の従来の回路構成にキャリア周波数誤差推定回路12を加えた構成であり、このキャリア周波数誤差推定回路12は、高精度にキャリア周波数誤差を推定する手段として用いられており、各ブランチのキャリア周波数誤差検出回路6-1,6-2によって検出されたキャリア周波数誤差に対して、受信レベル検出回路2-1,2-2により検出された各ブランチの受信レベルに基づき重み付け合成を行う。
【0023】
即ち、キャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2は、それぞれキャリア周波数誤差検出回路6-1,6-2により検出されるキャリア周波数誤差に基づき、キャリア周波数誤差の補正を行う従来の構成とは異なり、キャリア周波数誤差推定回路12により推定されたキャリア周波数誤差に基づき高精度に補正が行われる。
【0024】
まず、アンテナ1-1,1-2でそれぞれ受信された信号は、受信回路3-1,3-2に入力され、増幅や所定の受信処理が施され、タイミング検出回路4-1,4-2及びタイミング同期回路5-1,5-2に出力される。
【0025】
これらのタイミング同期回路5-1,5-2から、キャリア周波数誤差検出回路6-1,6-2及び、キャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2にそれぞれタイミング同期信号(S3),(S4)が出力される。そしてキャリア周波数誤差検出回路6-1,6-2により、それぞれのタイミング同期信号(S3),(S4)からキャリア周波数誤差量(A1),(A2)が検出され、キャリア周波数誤差推定回路12に出力される。
【0026】
このキャリア周波数誤差推定回路12は、受信レベル検出回路2-1,2-2により検出された各受信レベルに基づき、キャリア周波数誤差量(A1),(A2)を重み付け合成することにより高精度なキャリア周波数誤差量(B)を推定し、推定したキャリア周波数誤差量(B)をキャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2に出力する。
キャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2では、それぞれ与えられたキャリア周波数誤差量(B)に基づき、タイミング同期信号(S3),(S4)に対してキャリア周波数誤差補正を施す。
【0027】
前述したように従来のダイバーシチ受信回路では、各ブランチで独立にキャリア周波数誤差量を検出し補正を行っていたため、低C/N環境下においてキャリア周波数誤差量の検出精度が雑音により低下したため、ダイバーシチ方式による符号誤り率特性の改善量も低下することが問題であった。
【0028】
本実施形態のダイバーシチ受信回路によれば、各ブランチで検出されたキャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づき重み付け合成する。この重み付け合成により、キャリア周波数誤差量の検出誤差が小さくなるため、各ブランチで独立にキャリア周波数誤差量を検出する場合に比べ、キャリア周波数誤差量を高精度に推定することができる。
【0029】
この重み付け合成されたキャリア周波数誤差量を各ブランチ共通のキャリア周波数誤差補正量とすることで、各ブランチのキャリア周波数誤差補正を高精度に行うことができる。
従って、キャリア周波数誤差補正の精度向上により、ダイバーシチ受信回路の符号誤り率特性を改善することができる。
【0030】
次に図2には、本発明の第2の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。ここで、図2に示す構成部位において、図1に示した構成部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブランチ数2の構成例により説明するがこのブランチ数に限定されるものではない。
【0031】
本実施形態は、高精度にキャリア周波数誤差を推定する手段として、各ブランチの粗調キャリア周波数誤差検出回路13-1,13-2及び微調キャリア周波数誤差検出回路15-1,15-2から検出されるキャリア周波数誤差をそれぞれ加算する加算回路16-1,16-2と、加算回路16-1,16-2によって算出されたキャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づき重み付け合成するキャリア周波数誤差推定回路12と、このキャリア周波数誤差推定回路12の出力からそれぞれ粗調キャリア周波数誤差検出回路13-1,13-2の出力を減算する減算回路17-1,17-2とを備えている。
【0032】
この構成により、キャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2は、キャリア周波数誤差推定回路12により高精度に推定されたキャリア周波数誤差量からキャリア周波数誤差補正回路14-1,14-2で既に補正されたキャリア周波数誤差補正量を減算した値に基づき高精度に補正を行うことができる。
【0033】
具体的には、まず、アンテナ1-1,1-2でそれぞれ受信された信号は、受信回路3-1,3-2及び受信レベル検出回路2-1,2-2に入力される。そして受信回路3-1,3-2により得られた受信信号(S1),(S2)は、それぞれ粗調キャリア周波数誤差検出回路13-1,13-2及びキャリア周波数誤差補正回路14-1,14-2に入力される。粗調キャリア周波数誤差補正回路13-1,13-2は、それぞれ受信信号(S1),(S2)からキャリア周波数誤差量(C1),(C2)を検出し、検出したキャリア周波数誤差量をキャリア周波数誤差補正回路14-1,14-2、加算回路16-1,16-2及び減算回路17-1,17-2にそれぞれ出力する。
【0034】
キャリア周波数誤差補正回路14-1,14-2では、それぞれキャリア周波数誤差量(C1),(C2)に基づき、受信信号(S1),(S2)に対してキャリア周波数誤差補正を行い、キャリア周波数誤差補正信号(S11),(S12)をそれぞれタイミング検出回路4-1,4-2及びタイミング同期回路5-1,5-2に出力する。
【0035】
そして、タイミング検出回路4-1,4-2は、キャリア周波数誤差補正信号(S11),(S12)からタイミング同期処理に必要なタイミング情報を検出しそれぞれタイミング同期回路5-1,5-2に出力する。これらのタイミング同期回路5-1,5-2は、それぞれタイミング検出回路4-1,4-2から与えられたタイミング情報を用いて、キャリア周波数誤差補正信号(S11),(S12)に対してタイミング同期処理を施す。そしてタイミング同期回路5-1,5-2から出力されたタイミング同期信号(S3),(S4)は、それぞれ微調キャリア周波数誤差検出回路15-1,15-2及びキャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2に出力される。
【0036】
次に、微調キャリア周波数誤差検出回路15-1,15-2は、それぞれタイミング同期信号(S3),(S4)のキャリア周波数誤差量(D1),(D2)を検出して、それぞれ加算回路16-1,16-2へ出力する。そして、加算回路16-1,16-2では、粗調キャリア周波数誤差回路により検出されたキャリア周波数誤差量(C1),(C2)と微調キャリア周波数誤差検出回路により検出されたキャリア周波数誤差量(D1),(D2)とをそれぞれ加算し、その加算結果(C1)+(D1),(C2)+(D2)をキャリア周波数誤差推定回路12へ与える。
【0037】
次に、キャリア周波数誤差推定回路12は、受信レベル検出回路2-1,2-2により検出された受信レベルに基づき、キャリア周波数誤差量(C1)+(D1),(C2)+(D2)を重み付け合成することにより、高精度にキャリア周波数誤差量を推定し、キャリア周波数誤差推定結果(E)を減算回路17-1,17-2に与える。
【0038】
これらの減算回路17-1,17-2は、キャリア周波数誤差推定結果(E)から、それぞれキャリア周波数誤差量(C1),(C2)を減算し、それらの減算結果(E)−(C1),(E)−(C2)をキャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2に与える。
キャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2では、それぞれの減算結果(E)−(C1),(E)−(C2)に基づき、タイミング同期信号(S3),(S4)のキャリア周波数誤差補正を行う。
【0039】
従来のダイバーシチ受信回路は、各ブランチで独立にキャリア周波数誤差量を検出し補正を行っていたため、低C/N環境下においては、キャリア周波数誤差量の検出精度が雑音により低下していた。
【0040】
この実施形態のダイバーシチ受信回路によれば、各ブランチの粗調キャリア周波数誤差検出手段により検出されたキャリア周波数誤差量と微調キャリア周波数誤差検出手段で検出されたキャリア周波数誤差量との加算によって算出された各ブランチの総合のキャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づき重み付け合成する。
この重み付け合成を行うことにより、キャリア周波数誤差量の検出誤差が小さくなり、各ブランチで独立にキャリア周波数誤差量を検出する場合に比べ、キャリア周波数誤差量を高精度に推定することができる。
【0041】
この重み付け合成されたキャリア周波数誤差量を各ブランチ共通のキャリア周波数誤差補正量とするため、重み付け合成されたキャリア周波数誤差補正量から各ブランチの粗調キャリア周波数誤差検出回路で検出されたキャリア周波数誤差量を減算した値だけ各ブランチ毎にキャリア周波数誤差補正を行うことで、各ブランチのキャリア周波数誤差補正を高精度に行うことができる。
よって、キャリア周波数誤差補正の精度が向上して、ダイバーシチ受信回路の符号誤り率特性が改善される。
【0042】
次に図3には、本発明の第3の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。
本実施形態は、前述した図1に示した第1の実施形態の構成における信号合成回路11の出力側に残留キャリア周波数誤差補正回路18を設けた構成である。ここで、図3に示す構成部位において、図1に示した構成部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付して、信号合成回路11までの詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブランチ数2の構成例により説明するが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0043】
このダイバーシチ受信回路は、第1の実施形態で説明した各ブランチI,IIで検出されたキャリア周波数誤差量を受信レベル検出回路2-1,2-2により検出される各ブランチの受信レベルに基づき、重み付け合成して、高精度にキャリア周波数誤差を推定するキャリア周波数誤差推定回路12が設けられ、さらに、信号合成回路11から出力される信号の残留キャリア周波数誤差を高精度に補正する残留キャリア周波数誤差補正回路18とが備えられている。
【0044】
この残留キャリア周波数誤差補正回路18は、回路構成により発生する実際のキャリア周波数誤差量から補正したキャリア周波数誤差量の差分を残留キャリア周波数誤差量として算出し、これに基づき残留キャリア周波数誤差補正を行っている。
【0045】
即ち、キャリア周波数誤差推定回路12で推定されたキャリア周波数誤差量に基づき、各ブランチで同一量のキャリア周波数誤差補正を行うため、各ブランチの残留キャリア周波数誤差量が等しくなる。これにより、各ブランチ毎に残留キャリア周波数誤差補正を行う必要のあった従来の回路構成とは異なり、信号合成回路11から出力される重み付け合成後の信号の残留キャリア周波数誤差を補正することができる。この重み付け合成に基づき、残留キャリア周波数誤差補正回路18は、合成信号(S13)の残留キャリア周波数誤差を検出して、S/Nの向上した信号の補正を高精度に行うことができる。
【0046】
以上説明したように、本実施形態のダイバーシチ受信回路は、各ブランチで検出されたキャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づき重み付け合成する。この重み付け合成により、キャリア周波数誤差量の検出誤差が小さくなるため、各ブランチで独立にキャリア周波数誤差量を検出する場合に比べ、キャリア周波数誤差量を高精度に推定することができる。
【0047】
この重み付け合成されたキャリア周波数誤差量を各ブランチ共通のキャリア周波数誤差補正量とすることで、各ブランチのキャリア周波数誤差補正を高精度に行うことができる。
さらに、本実施形態によるダイバーシチ受信回路では、各ブランチで同一量のキャリア周波数誤差補正を行うため、各ブランチの残留キャリア周波数誤差量が等しくなる。
【0048】
従って、各ブランチ毎に残留キャリア周波数誤差の補正を行う必要がなく、ダイバーシチ合成後の信号に対して一括して残留キャリア周波数誤差の補正を行うことができる。ダイバーシチ合成後の信号ではS/Nが向上するため、高精度に残留キャリア周波数誤差の補正を行うことができる。
本実施形態は、キャリア周波数誤差検出の精度の向上及び残留キャリア周波数誤差補正の精度の向上により、ダイバーシチ受信回路の符号誤り率特性を改善することができる。
【0049】
次に図4には、本発明の第4の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。
本実施形態は、前述した第2の実施形態の信号合成回路11の出力側に第3の実施形態で説明した残留キャリア周波数誤差補正回路18を設けた構成例である。ここで、図1及び図2に示した構成部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付して、信号合成回路11までの詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブランチ数2の構成例により説明するが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0050】
このダイバーシチ受信回路は、各ブランチの粗調キャリア周波数誤差検出回路13-1,13-2及び微調キャリア周波数誤差検出回路15-1,15-2から検出されるキャリア周波数誤差をそれぞれ加算する加算回路16-1,16-2と、加算回路16-1,16-2によって算出されたキャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づき重み付け合成するキャリア周波数誤差推定回路12と、キャリア周波数誤差推定回路12の出力からそれぞれ粗調キャリア周波数誤差検出回路13-1,13-2の出力を減算する減算回路17-1,17-2と、信号合成回路11から出力される信号残留キャリア周波数誤差を補正する残留キャリア周波数誤差補正回路18を備えている。
【0051】
このような構成により、キャリア周波数誤差推定回路12で推定されたキャリア周波数誤差量に基づき各ブランチで同一量のキャリア周波数誤差補正を行うため、各ブランチの残留キャリア周波数誤差は等しくなる。
従って、各ブランチ毎に残留キャリア周波数誤差補正を行う必要のあった従来の回路構成とは異なり、信号合成回路11から出力される重み付け合成後の信号(S13)に対して残留キャリア周波数誤差補正回路18により残留キャリア周波数誤差を補正する。つまり、重み付け合成により、S/Nの向上した信号の残留キャリア周波数誤差を補正することにより高精度に残留キャリア周波数誤差補正が行われる。
【0052】
以上説明した第4の実施形態のダイバーシチ受信回路によれば、従来技術による符号誤り率特性の改善量低下に対して、まず、各ブランチの粗調キャリア周波数誤差補正回路により検出されたキャリア周波数誤差量と、微調キャリア周波数誤差補正回路で検出されたキャリア周波数誤差量との加算によって算出された各ブランチの総合のキャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づき重み付け合成する。
【0053】
この重み付け合成により、キャリア周波数誤差量の検出誤差が小さくなるため、各ブランチで独立にキャリア周波数誤差量を検出する場合に比べ、キャリア周波数誤差量を高精度に推定することができる。
この重み付け合成されたキャリア周波数誤差量を各ブランチ共通のキャリア周波数誤差補正量にするために、重み付けされたキャリア周波数誤差補正量から各ブランチの粗調キャリア周波数誤差検出手段で検出されたキャリア周波数誤差量を減算した値だけ各ブランチ毎にキャリア周波数誤差補正を施すことにより、各ブランチのキャリア周波数誤差補正を高精度に行うことができる。
【0054】
また、等化処理後の信号に含まれる残留キャリア周波数誤差の補正を行う場合、各ブランチで独立にキャリア周波数誤差補正を行う従来構成では、ブランチ毎に残留キャリア周波数誤差量が異なるため、ブランチ毎に残留キャリア周波数誤差補正を行う必要がある。
【0055】
本実施形態のダイバーシチ受信回路では、各ブランチで同一量のキャリア周波数誤差補正を行うため、各ブランチの残留キャリア周波数誤差量が等しくなる。従って、各ブランチ毎に残留キャリア周波数誤差の補正を行う必要がなく、ダイバーシチ合成後の信号に対して一括して残留キャリア周波数誤差の補正を行うことができる。ダイバーシチ合成後の信号では、S/Nが向上するため、高精度に残留キャリア周波数誤差の補正を行うことができる。
よって、キャリア周波数誤差検出の精度の向上及び残留キャリア周波数誤差補正の精度の向上により、ダイバーシチ受信回路の符号誤り率特性を改善することができる。
【0056】
次に図5には、本発明の第5の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。
本実施形態は、前述した第1の実施形態の構成の出力側に位相トラッキング回路を付加したものである。ここで、図5に示す構成部位において、図1及び図3に示した構成部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付してその詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブランチ数2の構成例により説明するが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0057】
この第5実施形態は、前述した第3の実施形態の構成において、残留キャリア周波数誤差補正回路18に代わって、位相トラッキング回路19を備えたものである。
【0058】
このダイバーシチ受信回路は、キャリア周波数誤差推定回路12により、各ブランチで検出されたキャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づき重み付け合成して、キャリア周波数誤差を高精度に推定する。また、キャリア周波数誤差推定回路12で推定されたキャリア周波数誤差に基づき、各ブランチで同一量のキャリア周波数誤差補正を行うため、残留キャリア周波数誤差に起因する各ブランチの残留位相誤差は等しくなる。
【0059】
従って、各ブランチ毎に残留位相誤差補正を行う必要のあった従来の回路構成とは異なり、信号合成回路11は、受信レベル検出回路2-1,2-2により検出された受信レベル及び、チャネル特性検出回路9-1,9-2により検出された各サブキャリアの振幅情報に基づいて、それぞれのブランチからのチャネル等化信号(S9),(S10)を重み付け合成することでS/Nの向上した合成信号(S13)として位相トラッキング回路19に出力する。この信号合成回路11の出力信号は、1つの合成信号であるため、トラッキング回路19により合成信号の残留位相誤差を高精度に補正することができる。
【0060】
以上説明したように、この第5の実施形態のダイバーシチ受信回路は、各ブランチで検出されたキャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づき、重み付け合成する。この重み付け合成により、キャリア周波数誤差量の検出誤差が小さくなるため、各ブランチで独立にキャリア周波数誤差量を検出する場合に比べ、キャリア周波数誤差量を高精度に推定することができる。
この重み付け合成されたキャリア周波数誤差量を各ブランチ共通のキャリア周波数誤差補正量とすることで、各ブランチのキャリア周波数誤差補正を高精度に行うことができる。
【0061】
前述したように、等化処理後の信号に含まれる残留キャリア周波数誤差により生じる残留位相誤差の補正を行う場合、各ブランチで独立に残留位相誤差補正を行う従来構成では、ブランチ毎に残留キャリア周波数誤差量が異なるため、ブランチ毎に残留位相誤差補正を行う必要がある。この従来構成では、低C/N環境下において各ブランチの残留位相誤差補正の精度が雑音により低下する。従って、ダイバーシチによる符号誤り率特性の改善量が低下していた。
【0062】
これに対して、本実施形態によるダイバーシチ受信回路では、各ブランチで同一量のキャリア周波数誤差補正を行うため、各ブランチの残留キャリア周波数誤差量が等しくなる。つまり、残留キャリア周波数誤差により生じる残留位相誤差量が等しくなる。
【0063】
従って、各ブランチ毎に残留位相誤差の補正を行う必要がなく、ダイバーシチ合成後の信号に対して一括して残留位相差の補正を行うことができる。ダイバーシチ合成後の信号ではS/Nが向上するため、高精度に残留位相誤差の補正を行うことができる。
以上のことから本実施形態によれば、キャリア周波数誤差検出の精度の向上及び残留位相誤差補正の精度の向上により、ダイバーシチ受信回路の符号誤り率特性を改善することができる。
【0064】
次に図6には、本発明の第6の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。
本実施形態は、前述した第2の実施形態の構成における信号合成回路11の出力側に位相トラッキング回路を付加したものである。ここで、図6に示す構成部位において、図1及び図2に示した構成部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブランチ数2の構成例により説明するが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0065】
本実施形態は、前述した第2の実施形態の信号合成回路11の出力側に第5の実施形態で説明した位相トラッキング回路19を設けた構成例である。ここで、図1及び図2に示した構成部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付して、信号合成回路11までの詳細な説明は省略する。本実施形態は、前述した第1の実施形態と同様に、ブランチ数2の構成例により説明するが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0066】
本実施形態は、前述したように高精度にキャリア周波数誤差を推定するキャリア周波数誤差推定回路12を備え、さらに高精度に残留位相誤差を補正する手段として、信号合成回路11から出力される信号の残留位相誤差を補正する位相トラッキング回路19を備えた構成である。
【0067】
この信号合成回路11は、チャネル等化信号(S9),(S10)を受信レベル検出回路2-1,2-2により検出された受信レベル及びチャネル特性検出回路9-1,9-2により検出された各サブキャリアの振幅情報に基づいて重み付け合成し、合成された合成信号(S13)を位相トラッキング回路19に与える。
【0068】
従って、ブランチ毎に残留位相誤差補正を行う必要のあった従来構成とは異なり、信号合成回路11から出力される重み付け合成後の信号位相トラッキング回路19により高精度に残留位相誤差補正を行うことができる。
【0069】
従って、従来技術の問題であったダイバーシチ受信回路による符号誤り率特性の改善量低下防止の対策として、第6の実施形態のダイバーシチ受信回路によれば、まず、各ブランチの粗調キャリア周波数誤差補正回路13-1,13-2により検出されたキャリア周波数誤差量と微調キャリア周波数誤差補正回路15-1,15-2で検出されたキャリア周波数誤差量との加算によって算出された各ブランチの総合のキャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づき、重み付け合成する。
【0070】
次に、この重み付け合成により、キャリア周波数誤差量の検出誤差が小さくなるため、各ブランチで独立にキャリア周波数誤差量を検出する場合に比べ、キャリア周波数誤差量を高精度に推定することができる。
【0071】
この重み付け合成されたキャリア周波数誤差量を各ブランチ共通のキャリア周波数誤差補正量とするために、重み付け構成されたキャリア周波数誤差補正量から各ブランチの粗調キャリア周波数誤差検出回路13-1,13-2で検出されたキャリア周波数誤差量を減算した値により各ブランチ毎にキャリア周波数誤差補正を行うことで、各ブランチのキャリア周波数誤差補正を高精度に行うことができる。
【0072】
また、等化処理後の信号に含まれる残留キャリア周波数誤差により生じる残留位相誤差の補正を行う場合、各ブランチで独立に残留位相誤差補正を行う従来構成では、ブランチ毎に残留キャリア周波数誤差量が異なるため、それぞれに残留位相誤差補正を行う必要があり、このような従来構成では、低C/N環境下において各ブランチの残留位相誤差補正の精度が雑音により低下する。
【0073】
一方、本実施形態のダイバーシチ受信回路では、各ブランチで同一量のキャリア周波数誤差補正を行うため、各ブランチの残留キャリア周波数誤差量が等しくなる。つまり、残留キャリア周波数誤差により生じる残留位相誤差量が等しくなる。従って、各ブランチ毎に残留位相誤差の補正を行う必要がなく、ダイバーシチ合成後の信号に対して、一括して残留位相誤差の補正を行うことができる。
【0074】
前述した第2の実施形態により得られる効果に加えて、本実施形態は、ダイバーシチ合成後の信号では、S/Nが向上するため、高精度に残留位相誤差の補正を行うことができ、キャリア周波数誤差検出の精度の向上及び残留位相誤差補正の精度の向上により、ダイバーシチ受信回路の符号誤り率特性を改善することができる。
【0075】
次に図7には、本発明の第7の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。
【0076】
本実施形態は、前述した第1の実施形態、第3の実施形態、又は第5の実施形態の構成におけるキャリア周波数誤差推定回路12の一構成例を図3に示した構成にあてはめて図示しているものであるこで、図7に示す構成部位において、図1及び図3に示した構成部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブランチ数2の構成例により説明するが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0077】
このキャリア周波数誤差推定回路12は、受信レベル検出回路2-1,2-2から出力された受信レベルから各ブランチの重み係数(W1),(W2)を算出する重み係数演算回路20と、この各ブランチの重み係数(W1),(W2)及びキャリア周波数誤差検出回路6-1,6-2からのキャリア周波数誤差量(A1),(A2)を乗算する乗算回路21-1,21-2と、これらの乗算結果を加算し、キャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2にその加算結果を出力する加算回路22とで構成される。
【0078】
まず、受信レベル検出回路2-1,2-2から出力された受信レベルが重み係数演算回路20に入力される。この重み係数演算回路20では、各ブランチの受信レベルに基づき、各ブランチの重み係数(W1),(W2)を演算し、それぞれ乗算回路21-1,21-2に出力する。
【0079】
一方、キャリア周波数誤差検出回路6-1,6-2は、それぞれタイミング同期信号(S3),(S4)からキャリア周波数誤差量(A1),(A2)を検出し、キャリア周波数誤差量(A1),(A2)をそれぞれ乗算回路21-1,21-2に出力する。これらの乗算回路21-1,21-2は、キャリア周波数誤差量(A1),(A2)に、それぞれ重み係数(W1),(W2)を乗算し、その乗算結果(A1)×(W1),(A2)×(W2)を加算回路22に出力する。加算回路22は、与えられた(A1)×(W1)と(A2)×(W2)とを加算し、加算結果(A1)×(W1)+(A2)×(W2)をキャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2に出力する。
【0080】
本実施形態の作用効果は、前述した第3の実施形態と同等の効果を得ることができる。
【0081】
次に図8には、本発明の第8の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。
本実施形態は、前述した第2の実施形態、第4の実施形態、又は第6の実施形態の構成におけるキャリア周波数誤差推定回路12の一構成例を図4に示した構成にあてはめて図示しているものである。ここで、図8に示す構成部位において、図4に示した構成部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブランチ数2の構成例により説明するが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0082】
このキャリア周波数誤差推定回路12は、受信レベル検出回路2-1,2-2から出力された受信レベルから各ブランチの重み係数(W1),(W2)を算出する重み係数演算回路20と、この粗調キャリア周波数誤差検出回路13-1,13-2のキャリア周波数誤差量(C1),(C2)及び微調キャリア周波数誤差検出回路15-1,15-2のキャリア周波数誤差量(D1),(D2)を加算したものと前記各ブランチの重み係数(W1),(W2)とを乗算する乗算回路21-2,21-2と、これらの乗算結果を加算し、キャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2にその加算結果を出力する加算回路22とで構成される。
【0083】
まず、受信レベル検出回路2-1,2-2から出力された受信レベルは、重み係数演算回路20に入力される。この重み係数演算回路20では、各ブランチI,IIの受信レベルに基づき、各ブランチの重み係数(W1),(W2)を演算し、それぞれ乗算回路21-2,21-2に出力する。一方、加算回路16-1,16-2は、粗調キャリア周波数誤差検出回路13-1,13-2のキャリア周波数誤差量(C1),(C2)と微調キャリア周波数誤差検出回路15-1,15-2のキャリア周波数誤差量(D1),(D2)とをそれぞれ加算し、その加算結果(C1)+(D1),(C2)+(D2)をそれぞれ乗算回路21-1,21-2に出力する。
【0084】
この乗算回路21-1,21-2は、キャリア周波数誤差量(C1)+(D1),(C2)+(D2)に、それぞれ重み係数(W1),(W2)を乗算し、乗算結果{(C1)+(D1)}×(W1),{(C2)+(D2)}×(W2)を加算回路22に出力する。加算回路22は、入力されたそれぞれの乗算値{(C1)+(D1)}×(W1)と{(C2)+(D2)}×(W2)とを加算し、その加算結果{(C1)+(D1)}×(W1)+{(C2)+(D2)}×(W2)をキャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2に減算回路17-1,17-2を経由して出力する。
以上説明した本実施形態の作用効果は、前述した第4の実施形態と同等の効果を得ることができる。
【0085】
次に図9には、本発明の第9の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。
本実施形態は、前述した第1の実施形態乃至第8実施形態の構成における信号合成回路11の一構成例を図8に示す構成にあてはめて図示しているものである。ここで、図9に示す構成部位において、図8に示した構成部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブランチ数2の構成例により説明するが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0086】
この信号合成回路11は、受信レベル検出回路2-1,2-2から出力された受信レベルとチャネル特性検出回路9-1,9-2で検出された各サブキャリアの振幅情報とから各ブランチの重み係数(W3),(W4)を算出する重み係数演算回路23と、この各ブランチの重み係数(W3),(W4)とチャネル等化信号(S9),(S10)とを乗算する乗算回路24-1,24-2と、これらの乗算結果を加算し、残留キャリア周波数誤差補正回路18にその加算結果を出力する加算回路25とで構成される。
【0087】
まず、受信レベル検出回路2-1,2-2から出力された受信レベルとチャネル特性検出回路9-1,9-2で検出された各サブキャリアの振幅情報とが重み係数演算回路23に入力される。この重み係数演算回路23では、各ブランチの受信レベル及び各サブキャリアの振幅情報に基づき、各ブランチのサブキャリア毎の重み係数(W3),(W4)を演算し、それぞれ乗算回路24-2,24-2に出力する。一方、チャネル等化回路10-1,10-2は、チャネル等化信号(S9),(S10)をそれぞれ乗算回路24-1,24-2に出力する。
【0088】
そして乗算回路24-1,24-2は、チャネル等化信号(S9),(S10)にそれぞれ重み係数(W3),(W4)を乗算して、その乗算結果(S9)×(W3),(S10)×(W4)を加算回路25に出力する。加算回路25は、与えられた(S9)×(W3)と(S10)×(W4)とを加算し、加算結果(S9)×(W3)+(S10)×(W4)を残留キャリア周波数誤差補正回路18に与える。
【0089】
よって、本実施形態によれば、受信レベルと各サブキャリアの振幅情報に基づいて、チャネル等化信号(S9),(S10)を重み付け合成して、S/Nの向上した合成信号(S13)を生成する。
【0090】
次に図10には、本発明の第10の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。
本実施形態は、前述した第1の実施形態乃至第6の実施形態の構成にタイミング推定回路26を付加するものであり、それを第3の実施形態(図3)にあてはめて図示したものである。ここで、図10に示す構成部位において、図3に示した構成部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブランチ数2の構成例により説明するが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0091】
前述した各実施形態において、タイミング検出回路4-1,4-2で検出された各タイミング情報は、各ブランチのタイミング同期回路に出力していた。タイミング検出回路4-1,4-2は、それぞれ雑音及びフェージングにより検出するタイミング情報に異なる誤差を生じる。そこで、本実施形態では、このずれの発生を抑制するためのタイミング推定回路26を設ける。
【0092】
このタイミング推定回路26は、各ブランチの受信レベル検出回路2-1,2-2から出力された受信レベルに基づき、各ブランチのタイミング検出回路4-1,4-2で検出された各タイミング情報を重み付け合成し、合成したタイミング情報(F)をそれぞれタイミング同期回路27-1,27-2に出力する。
【0093】
本実施形態によれば、重み付け合成されたタイミング情報(F)により、タイミング同期回路27-1,27-2が共に動作するため、ブランチ間のタイミングずれが無くなり、精度の高いタイミングに信号が得られ、キャリア周波数誤差が推定され、高精度に補正を行うことができる。
【0094】
次に図11には、本発明の第11の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。
本実施形態において、セレクタ29-1,29-2は、受信レベルに応じてそれぞれタイミング同期信号(S14-1)及び(S14-3)、又は(S14-2)及び(S14-4)のどちらかの組合わせを選択する機能を持ち、タイミング精度を向上させるものである。この構成において、キャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2及びキャリア周波数誤差検出回路6-1,6-2以降の構成においては、前述した第1の実施形態乃至第6の実施形態の構成と同等であり、本実施形態はこれを第3の実施形態(図3)にあてはめた例として記載されている。図3に示した構成部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブランチ数2の構成例により説明するが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0095】
このダイバーシチ受信回路においては、受信回路3-1から出力された受信信号(S1)がタイミング検出回路4-1及びタイミング同期回路28-1,28-2にそれぞれ入力される。また、受信回路3-2から出力された受信信号(S2)は、タイミング検出回路4-2及びタイミング同期回路28-3,28-4にそれぞれ入力される。
【0096】
タイミング検出回路4-1,4-2は、入力された受信信号(S1),(S2)から同期処理に必要なタイミング情報(G1),(G2)をそれぞれ検出する。
【0097】
このタイミング情報(G1)は、タイミング同期回路28-1と他方のブランチにあるタイミング同期回路28-3に出力し、またタイミング情報(G2)は、タイミング同期回路28-4と他方のブランチにあるタイミング同期回路28-2に出力する。
【0098】
これらのタイミング同期回路28-1,28-2,28-3,28-4は、それぞれ与えられたタイミング情報に基づき、タイミング同期処理を行い、それぞれタイミング同期処理を行ったタイミング同期信号(S14-1),(S14-2),(S14-3),(S14-4)を出力する。
【0099】
このうち、タイミング同期信号(S14-1),(S14-2)は、セレクタ29-1に出力し、タイミング同期信号(S14-3),(S14-4)はセレクタ29-2に入力される。
【0100】
一方、受信レベル検出回路2-1,2-2から出力された受信レベルは、受信レベル比較回路30に入力される。受信レベル比較回路30は、入力された受信レベルを比較して、最大の受信レベルを持つブランチ側を選択する指示をブランチ情報としてセレクタ29-1,29-2に出力する。セレクタ29-1,29-2は 、それぞれ与えられたブランチ情報に基づき、同じブランチ側を選択するように動作してタイミング同期信号を選択し、該タイミング信号をキャリア周波数誤差検出回路6-1,6-2及びキャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2へ出力する。
【0101】
これにより、精度の良いタイミング情報でタイミング同期処理を行った信号が得られる。
【0102】
次に図12には、本発明の第12の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示し説明する。
本実施形態は、前述した第1の実施形態乃至第6の実施形態におけるキャリア周波数誤差推定回路12に代わって、同様な推定処理を行う選択回路31を付加した構成である。図12に示す構成は、例えば、第8の実施形態の構成におけるキャリア周波数誤差推定回路12に代わって、簡易な論理回路構成で実現できる選択回路31を配置した例である。この図12に示す構成部位において、図8に示した構成部位と同等機能を有する部位には、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。本実施形態は、ブランチ数2の構成例により説明するが、このブランチ数に限定されるものではない。
【0103】
この選択回路31は、受信レベル検出回路2-1,2-2から出力された受信レベル及び、加算回路16-1,16-2から出力されたキャリア周波数誤差を示す加算結果(C1+D1),(C2+D2)が入力される。
【0104】
この選択回路31において、受信レベルの大きさにより、何れかのブランチを選択して、選択された側の加算回路から出力された加算結果を減算回路17-1,17-2に出力する。そして減算回路17-1,17-2で所定の減算処理を行い、キャリア周波数誤差補正回路7-1,7-2にそれぞれ出力する。
【0105】
これにより、受信レベルの高いブランチ側を選択することで、より精度のよいキャリア周波数誤差量を用いて補正を実施できる。
【0106】
ンチの受信レベルに基づき重み付け合成し、この重み付け合成により、キャリア周波数誤差量の検出誤差を小さくして、キャリア周波数誤差量を高精度に推定することができ、これを各ブランチ共通のキャリア周波数誤差補正量とすることで、各ブランチのキャリア周波数誤差補正を高精度に行うことができ、キャリア周波数誤差補正の精度向上により、ダイバーシチ受信回路の符号誤り率特性を改善することができる。
【0107】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、各ブランチから検出されるキャリア周波数誤差量を各ブランチの受信レベルに基づき重み付け合成することにより、キャリア周波数誤差検出回路のキャリア周波数誤差量検出精度を高め、符号誤り率を改善するダイバーシチ受信回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示す図である。
【図2】第2の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示す図である。
【図3】第3の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示す図である。
【図4】第4の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示す図である。
【図5】第5の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示す図である。
【図6】第6の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示す図である。
【図7】第7の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示す図である。
【図8】第8の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示す図である。
【図9】第9の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示す図である。
【図10】第10の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示す図である。
【図11】第11の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示す図である。
【図12】第12の実施形態に係るダイバーシチ受信回路の構成例を示す図である。
【図13】従来のOFDM変復調方式に適したダイバーシチ受信回路の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1-1,1-2…アンテナ
2-1,2-2…受信レベル検出回路
3-1,3-2…受信回路
4-1,4-2…タイミング検出回路
5-1,5-2…タイミング同期回路
6-1,6-2…キャリア周波数誤差検出回路
7-1,7-2…キャリア周波数誤差補正回路
8-1,8-2…フーリエ変換回路
9-1,9-2…チャネル特性検出回路
10-1,10-2…チャネル等化回路
11…信号合成回路
12…キャリア周波数誤差推定回路

Claims (7)

  1. フェージングに対して互いに独立な複数系統のOFDM信号をそれぞれ受信する複数の受信手段と、
    前記各受信手段によって得られた受信信号の受信レベルをそれぞれ検出する複数の受信レベル検出手段と、
    前記各受信手段によって得られた前記受信信号からキャリア周波数誤差量をそれぞれ検出する複数の粗調キャリア周波数誤差検出手段と、
    前記各粗調キャリア周波数誤差推定手段により推定されたキャリア周波数誤差量に基づき前記各受信手段によって得られた前記受信信号に対しキャリア周波数誤差補正をそれぞれ行う複数の第1のキャリア周波数誤差補正手段と、
    前記各第1のキャリア周波数誤差補正手段の出力信号からそれぞれタイミング同期処理に必要なタイミング情報を検出する複数のタイミング検出手段と、
    前記各タイミング検出手段により検出されたタイミング情報を用いて前記各第1のキャリア周波数誤差補正手段の出力信号に対しタイミング同期処理を行う複数のタイミング同期手段と、
    前記各タイミング同期手段の出力信号からそれぞれキャリア周波数誤差量を検出する複数の微調キャリア周波数誤差検出手段と、
    前記各粗調キャリア周波数誤差検出手段より検出されたキャリア周波数誤差量及び前記各微調キャリア周波数誤差検出手段より検出されたキャリア周波数誤差量をそれぞれ加算する複数の加算手段と、
    前記各加算手段の出力を前記各受信レベル検出手段によって検出された受信レベルに基づいて重み付け合成することにより、キャリア周波数誤差量を推定するキャリア周波数誤差推定手段と、
    前記キャリア周波数誤差推定手段により推定されたキャリア周波数誤差量から前記各粗調キャリア周波数誤差検出手段により検出されたキャリア周波数誤差をそれぞれ減算する複数の減算手段と、
    前記各減算手段の出力に基づき前記各タイミング同期手段の出力信号のキャリア周波数誤差補正をそれぞれ行う複数の第2のキャリア周波数誤差補正手段と、
    前記各第2のキャリア周波数誤差補正手段の出力信号をそれぞれフーリエ変換する複数のフーリエ変換手段と、
    前記各フーリエ変換手段によりフーリエ変換された信号からサブキャリアの振幅情報及び位相情報をそれぞれ検出する複数のチャネル特性検出手段と、
    前記各チャネル特性検出手段により検出された各サブキャリアの振幅情報及び位相情報を用いて前記各フーリエ変換手段の出力信号に対しそれぞれ等化処理を行う複数のチャネル等化手段と、
    前記各チャネル等化手段の出力信号を前記各受信レベル検出手段により検出された前記受信レベル及び前記各チャネル検出手段により検出された前記各サブキャリアの振幅情報を基に重み付け合成を行う信号合成手段とを具備することを特徴とするダイバーシチ受信回路。
  2. 前記請求項1に記載のダイバーシチ受信回路において、
    前記信号合成手段による合成出力の残留キャリア周波数誤差を補正する残留キャリア周波数誤差補正手段を、さらに具備することを特徴とするダイバーシチ受信回路。
  3. 前記請求項1に記載のダイバーシチ受信回路において、
    前記信号合成手段により1つに合成された合成出力における、送信される信号の位相を基準とした位相の回転量を検出し、合成信号の残留位相誤差の補正を行う位相トラッキング手段を、さらに具備することを特徴とするダイバーシチ受信回路。
  4. 前記請求項1乃至3のいずれかに記載のキャリア周波数誤差推定手段は、
    前記各受信レベル検出手段により検出された受信レベルの大きさに応じて、各系統の重み係数を演算する重み係数演算手段と、
    前記各加算手段から出力されたキャリア周波数誤差量に前記各重み係数をそれぞれ乗算する複数の乗算手段と、
    前記各乗算手段の出力信号を加算する加算手段と、を具備することを特徴とするダイバーシチ受信回路。
  5. 前記請求項1乃至3のいずれかに記載のダイバーシチ受信回路において、さらに
    前記各タイミング検出手段により出力されたタイミング情報を前記各受信レベル検出手段により検出される受信レベルの大きさに基づき、重み付け合成することにより、同期処理に必要なタイミングを推定するタイミング推定手段と、
    前記タイミング推定手段から出力されるタイミング情報に基づき、各ブランチの同期処理をそれぞれ行う複数のタイミング同期手段と、
    を具備することを特徴とするダイバーシチ受信回路。
  6. 前記請求項1乃至3のいずれかに記載のダイバーシチ受信回路において、
    それぞれのブランチに該ブランチ数と同等数が配置されて、前記各受信手段によって得られた各受信信号に対し前記タイミング検出手段の全てから検出されたタイミング情報に基づいて同期処理を行うタイミング同期手段と、
    前記各受信レベル検出手段により検出された受信レベルを比較して最大の受信レベルを持つブランチを検出する受信レベル比較手段と、
    各ブランチに複数設置された前記タイミング同期手段の出力信号のうちから、前記受信レベル比較手段により検出されたブランチ情報に基づき信号を選択する複数の選択手段と、を具備することを特徴とするダイバーシチ受信回路。
  7. 前記請求項1乃至4のいずれかに記載のダイバーシチ受信回路において、
    前記信号合成手段は、
    各受信レベル検出手段により検出された受信レベルと、各チャネル特性検出手段により検出された各サブキャリアの振幅情報とから各系統の重み係数を算出する重み係数演算手段と、
    前記算出された各重み係数と前記各チャネル等化手段からの出力信号とをそれぞれ乗算する乗算手段と、
    前記各乗算手段の出力値を加算し、加算結果を出力する加算手段と、
    を具備することを特徴とするダイバーシチ受信回路。
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