JP5233251B2 - 通信装置、送信タイミング調整方法、及び送信周波数調整方法 - Google Patents

通信装置、送信タイミング調整方法、及び送信周波数調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、送信タイミング調整方法、及び送信周波数調整方法に関するものである。
OFDM(OFDMAを含む、以下同様)通信などの通信方式では、送信側と受信側で信号のタイミングの同期や周波数の同期をとることが重要である。このような通信方式で、タイミングや周波数の同期がとれていないと、シンボル間干渉、キャリア間干渉、シンボル間の位相回転・サブキャリア間の位相回転が生じる。
例えば、特許文献1には、タイミングオフセットによって受信側におけるFTT窓の時間位置ずれが生じた場合に、復調信号の位相誤差を補正する技術が開示されている。
特開2000−295195号公報
タイミングオフセットの補正は、受信側でFFT窓を調整するのではなく、送信側で送信タイミングを調整することによって行うことも考えられる。
つまり、受信側で推定したタイミングオフセット等を送信側へ付与し、送信側では受信側で推定したタイミングオフセット等に応じて送信タイミングを調整することで、送信側と受信側の同期をとることもできる。
また、周波数オフセットについても、タイミングオフセットと同様に、受信側で推定した周波数オフセットに応じて送信の基準周波数を調整することができる。
ここで、複数のアンテナ素子を用いたMIMO通信(OFDM−MIMO通信)の場合、図8に示すように、受信側の通信装置は、信号を複数のアンテナ素子101a,101bで受信し、各アンテナ素子101a,101bの系統102a,102bごとにFTT等の処理が行われる。
このように複数のアンテナ素子101a,101bで信号を受信する場合、いずれか一方のアンテナ素子101aで受信した信号から推定したタイミングオフセットを用いて、送信側の送信タイミングを調整すると、他方のアンテナ素子101bではタイミングが合わなくなるという問題が生じる。
つまり、受信側が、第1のアンテナ素子101aで受信した信号によってタイミングオフセットを推定し、受信側がそのタイミングオフセットを送信タイミングの調整情報として送信側に送信すると、送信側は、第1のアンテナ素子101aに対してはタイミングを合わせることができるが、第2のアンテナ素子101bではタイミングが大きくずれる可能性がある。
そこで、本発明は、複数の受信アンテナ素子で受信した信号に基づいて計算したタイミングオフセット又は周波数オフセットを用いて、送信側の送信タイミング又は送信周波数を最適化することを目的とする。
本発明は、複数のアンテナ素子と、アンテナ素子によって受信した受信信号のタイミングオフセットを推定するタイミングオフセット推定部と、送信タイミングを調整するための送信タイミング調整情報を、信号の送信側へ与える調整情報付与部と、を備え、前記タイミングオフセット推定部は、複数のアンテナ素子によって受信した複数系統の受信信号それぞれについてタイミングオフセットを推定するように、受信信号の各系統に設けられ、更に、受信信号の各系統には、各アンテナ素子によって受信した受信信号の受信電力を推定する受信電力推定部がそれぞれ設けられ、受信信号の各系統に設けられたタイミングオフセット推定部によって推定されたタイミングオフセットを、各系統の受信電力推定部によって推定された受信電力によって重み付け合成する合成部を備え、前記調整情報付与部は、合成部によって重み付け合成されたタイミングオフセットを、送信タイミング調整情報として、信号の送信側へ与えることを特徴とする通信装置である。
上記本発明によれば、受信信号の各系統で推定されたタイミングオフセットを、各系統の受信電力で重み付け合成したものを送信タイミング調整情報として、信号の送信側へ与えるため、送信側では送信タイミングを最適化することができる。
また、他の観点からみた本発明は、複数のアンテナ素子と、アンテナ素子によって受信した受信信号の周波数オフセットを推定する周波数オフセット推定部と、送信周波数を調整するための送信周波数調整情報を、信号の送信側へ与える調整情報付与部と、を備え、前記周波数オフセット推定部は、複数のアンテナ素子によって受信した複数系統の受信信号それぞれについて周波数オフセットを推定するように、受信信号の各系統に設けられ、更に、受信信号の各系統には、各アンテナ素子によって受信した受信信号の受信電力を推定する受信電力推定部がそれぞれ設けられ、受信信号の各系統に設けられた周波数オフセット推定部によって推定されたタイミングオフセットを、各系統の受信電力推定部によって推定された受信電力によって重み付け合成する合成部を備え、前記調整情報付与部は、合成部によって重み付け合成された周波数オフセットを、送信周波数調整情報として、信号の送信側へ与えることを特徴とする通信装置である。
上記本発明によれば、受信信号の各系統で推定された周波数オフセットを、各系統の受信電力で重み付け合成したものを送信周波数調整情報として、信号の送信側へ与えるため、送信側では送信周波数を最適化することができる。
また、送信タイミング調整方法に係る本発明は、受信した受信信号のタイミングオフセットを受信側で推定するタイミングオフセット推定ステップと、送信タイミングを調整するための送信タイミング情報を、信号の受信側から送信側へ与える付与ステップと、送信タイミング情報に基づいて、送信タイミングを送信側で調整する調整ステップと、含み、前記タイミングオフセット推定ステップでは、複数のアンテナ素子によって受信した複数系統の受信信号それぞれについてタイミングオフセットを推定し、前記付与ステップでは、各系統のタイミングオフセットの推定値を、各系統の受信電力によって重み付け合成した値を、送信タイミング情報として、送信側へ与える、ことを特徴とするものである。
さらに、送信周波数調整方法に係る本発明は、受信した受信信号の周波数オフセットを受信側で推定する周波数オフセット推定ステップと、送信周波数を調整するための送信周波数情報を、信号の受信側から送信側へ与える付与ステップと、送信周波数情報に基づいて、送信周波数を送信側で調整する調整ステップと、含み、前記周波数オフセット推定ステップでは、複数のアンテナ素子によって受信した複数系統の受信信号それぞれについて周波数オフセットを推定し、前記付与ステップでは、各系統の周波数オフセットの推定値を、各系統の受信電力によって重み付け合成した値を、送信周波数情報として、送信側へ与える、ことを特徴とするものである。
本発明によれば、受信側のアンテナ素子が複数あっても、送信タイミング乃至送信周波数を最適化することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態では、通信方式としてWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access, IEEE802.16)を例として説明する。
図1は、WiMAXにおいて採用されているOFDMのサブキャリア配置を示している。OFDMは、周波数多重方式の一種であり、周波数軸上で直交するように多数配置された搬送波(サブキャリア)にQAM変調をかけ、デジタル情報の伝送を行う通信方式である。
OFDMのサブキャリアには、データサブキャリア(Data Sub−Carrier)、パイロットサブキャリア(Pilot Sub−Carrier)、ヌルサブキャリア(Null Sub−Carrier)の3種類がある。
データサブキャリア(データ信号)は、データや制御用メッセージを送信するためのサブキャリアであある。パイロットサブキャリアは、受信側及び送信側で既知の信号(パイロット信号)であり、伝送路周波数応答の算出などに用いられる。
ヌルサブキャリアは、実際には何も送信されないサブキャリアであり、低周波数域側のガードサブバンド(ガードサブキャリア)、高周波数域側のガードサブバンド(ガードサブキャリア)、及びDCサブキャリア(中心周波数サブキャリア)によって構成されている。
図2は、WiMAXの上りPUSCのヌルサブキャリアを除いたデータサブキャリア及びパイロットサブキャリアの2次元配置を示している。図2において、横軸は周波数軸であり、縦軸は時間軸である。
図2の横軸のl(1〜L)はサブキャリア番号を示している。サブキャリア番号は、ヌルサブキャリアを除くサブキャリアについて、周波数の小さい順に番号を付したものである。なお、ヌルサブキャリアを含めた全サブキャリアの数を1024とした場合、データサブキャリア及びパイロットサブキャリアの総数Lは、840となる。
図2の縦軸のkは、シンボル番号を示している。シンボル番号は、到来時間の早い順にシンボルに番号を付したものである。
なお、図2では、シンボル方向(時間軸方向)に3個×周波数軸方向に4個の計12個のサブキャリアによって1つのタイル構造を構成している。タイルは、ユーザ割当の際の最小単位となるものである。
タイルの四隅には、パイロットサブキャリアが配置され、タイル内の他のサブキャリアはデータサブキャリアとされている。
図2に示すように、上記タイルが時間軸方向及び周波数軸方向に規則的に並んでいる。この結果、パイロットサブキャリアは、図2の2次元配置において分散配置されている。
図3は、本実施形態に係る通信装置1と、この通信装置1に対して信号を送信する送信側の通信装置2の機能ブロックを示している。図3の通信装置1は、複数のアンテナ素子11a,11bを有しており、マルチアンテナシステムとして構成されている。なお、ここでの通信装置1は、主に、移動端末2との間で通信を行う基地局を想定する。
通信装置1は、アンテナ素子11a,11bごとに、FFT等の信号処理を行う信号処理系統15a,15bを有している。各系統15a,15bは、それぞれ、RF部12a,12b、BB部13a,13b、FFT部14a,14bを有している。
また、通信装置1は、各系統15a,15bにおいてFFT処理された信号を受けて、フィルタリング処理を行うフィルタ処理部16を有している。
前記RF(Radio Frequency)部12a,12bは、受信した信号搬送波周波数からベースバンド周波数への変換などを行う。前記BB(Base Band)部13a,13bは、送信側で付加されたGI(Guard Interval)の除去や、A/D変換などを行う。前記FFT部14a,14bは、信号の直/並列変換、離散フーリエ変換などを行う。前記フィルタ処理部16は、FFT部14a,14bからの出力信号に対して適当なウェイトをかけて合成し、各サブキャリアにおける所望信号を抽出する。このウェイトは、パイロットサブキャリアから計算により求められる。
送信側通信装置2と受信側通信装置1との間の伝送路は、フェージング伝送路となっている。送信側通信装置2のアンテナ21から送信されたサブキャリアは、フェージング伝搬路を通過すると、その振幅と位相が変化する。変化量は、サブキャリアの位置(時間軸方向位置と周波数軸方向位置)によって変わる。
本実施形態の通信装置1は、FFT部14a,14bからそれぞれ出力された周波数領域の信号から(図2参照)、タイミングオフセットと周波数オフセットを推定するタイミングオフセット・周波数オフセット推定部(タイミングオフセット推定部;周波数オフセット推定部)17a,17bを、それぞれの系統15a,15bごとに備えている。
また、通信装置1は、各アンテナ素子11a,11bで受信した信号の受信電力を推定する受信電力推定部18a,18bを、それぞれの系統15a,15bごとに有している。
それぞれのタイミングオフセット・周波数オフセット推定部17a,17bで推定されたタイミングオフセットは、合成部19によって、受信電力推定部18a,18bで推定された受信電力の大きさに応じた重み付けがなされて、合成される。つまり、それぞれの系統15a,15bで推定されたタイミングオフセットは、それぞれの系統の受信電力の大きさで重み付けがなされた上で、合成される。
このように、各アンテナ素子11a,11bに対応した複数のタイミングオフセットを、受信電力で重み付けすることで、受信電力が大きい系統のタイミングオフセット推定値が大きく重み付けされ、それぞれ異なる複数のタイミングオフセットから、送信タイミングを調整するための送信タイミング調整情報として最適な値が得られる。
また、それぞれのタイミングオフセット・周波数オフセット推定部17a,17bで推定された周波数オフセットも、タイミングオフセットと同様に、合成部19によって受信電力で重み付けされた上で、合成されるため、送信周波数を調整するための送信周波数調整情報として最適な値が得られる。
合成部19によって重み付け合成されたタイミングオフセット及び周波数オフセットを用いて、送信部(調整情報付与部)20は、送信タイミングや送信周波数を補正するための送信タイミング調整情報乃至送信周波数調整情報を生成し、送信側の通信装置2へ送信する。送信側の通信装置2は、通信装置1から与えられた送信タイミング調整情報及び周波数調整情報を受け取ると、送信タイミング・送信周波数調整部22によって、送信タイミング乃至送信周波数(搬送波周波数)を調整する。
送信側の通信装置2で、送信タイミング乃至送信周波数が調整されることで、シンボル間干渉、キャリア間干渉・シンボル間の位相回転・サブキャリア間の位相回転を防ぐことができる。
ここで、送信タイミング調整情報乃至送信周波数調整情報(補正値)は、算出される度に、送信部20によって送信側の通信装置2へ送信してもよいが、算出される度に送信すると、頻繁に送信することになる。そこで、送信タイミング調整情報乃至送信周波数調整情報(補正値)が、所定の閾値を超えたときに、送信側への送信を行うようにすることで、不必要な通知を減らし、通信資源を有効に活用できる。
また、送信部20は、合成部19によって重み付け合成されたタイミングオフセット及び周波数オフセットから算出された送信タイミング調整情報乃至送信周波数調整情報(補正値)を、そのまま送信側へ送信してもよいが、算出された送信タイミング調整情報乃至送信周波数調整情報(補正値)に対してステップサイズμ(0<μ≦1)を乗じたものを、送信タイミング調整情報乃至送信周波数調整情報として、送信側へ送信するのが好ましい。この場合、算出された補正値の推定精度が低い場合でも、送信側では安定して補正することができる。また、受信側で平均化処理を行う必要がなくなるので、受信機の構成を簡略化できる。
なお、図3は、通信装置1の主に受信機能に着目した機能ブロック図であるため、受信側通信装置1の送信部20から、送信側通信装置2の調整部22に、直接、送信タイミング調整情報乃至送信周波数調整情報が送信されるように描かれている。ただし、実際には、送信タイミング調整情報乃至送信周波数調整情報は、通信装置1のアンテナ素子11a,11bから発生される無線信号によって、通信装置2へ送信されるものである。
さて、本実施形態におけるタイミングオフセット・周波数オフセット推定部17a,17bの基本機能は次のとおりである。ここでは、図4のサブキャリア配置(図2と同様にWiMAXの上りPUSC)において、位相回転量を求めることを考える。なお、周波数方向(図4の横軸方向)に1サブキャリア進むごとに生じる周波数軸方向の位相回転量をX、時間方向(図4の縦軸方向)に1シンボル進むごとに生じる時間軸方向の位相回転量をYとする。
まず、図4のサブキャリア配置において、従来の位相回転量推定を適用した場合の推定方法を説明する。従来の位相回転量推定では、一定周波数間隔のサブキャリア間、又は一定時間間隔のサブキャリア間(シンボル間)で位相回転量を求めていた。
したがって、図4のサブキャリア配置で周波数軸方向の位相回転量Xを求めようとすると、周波数間隔を、例えば、図4のパイロットサブキャリアaとパイロットサブキャリアbとの間の周波数間隔に相当する3×Δfに決めておき、この周波数間隔3×Δfで求まる位相回転量Z1から、周波数軸方向における1サブキャリアごとの位相回転量X=Z1/3を求めることになる。
同様に、従来の位相回転量推定で、時間軸方向の位相回転量Yを求めようとすると、時間間隔を、例えば、図4のパイロットサブキャリアgとパイロットサブキャリアhとの間の時間間隔に相当するΔtに決めておき、この時間間隔Δtで求まる位相回転量Z4から、時間軸方向の1シンボルごとの位相回転量Y=Z4を求めることになる。
なお、位相回転量Z1,Z4は、それぞれ、Z1=3X+N1(N1:推定誤差)、Z4=Y+N4(N4:推定誤差)である。
よって、
Xの推定値=Z1/3=X+N1/3
Yの推定値=Z4=Y+N4
となる。
これに対し、本実施形態のタイミングオフセット・周波数オフセット推定部17a,17bでは、上記のような推定方法を用いてもよいが、好ましくは、固定された一つの周波数間隔又は時間間隔だけで位相回転量を求めるのではなく、位相回転量を求める際に、パイロットサブキャリア間の位置関係として複数のものを用いて、位相回転量推定精度を向上させる。これは、図4のサブキャリア配置では、パイロットサブキャリア間の位置関係として、周波数間隔、時間間隔、及び方向が異なる多様な位置関係が存在することを利用したものである。
具体的には、本実施形態のタイミングオフセット・周波数オフセット推定部17a,17bは、周波数方向の位相回転量Xを推定するのに、パイロットサブキャリアa,b(周波数間隔3Δf)だけでなく、これとは異なる位置関係にあるパイロットサブキャリアc,dやパイロットサブキャリアe,fを用いる。
ここで、パイロットサブキャリアc,dは、時間軸方向に2Δt離れた位置関係を有し、パイロットサブキャリアe,fは、周波数軸方向に3Δf離れ、時間軸方向に2Δt離れた位置関係を有するものである。
また、パイロットサブキャリアe,f間での位相回転量Z3は、周波数間隔3Δfの場合における位相回転量と、時間間隔2Δtの場合における位相回転量を加えたものと考えることができる。
つまり、パイロットサブキャリアe,f間での位相回転量Z3から、パイロットサブキャリアc,d間での位相回転量Z2を引くと、周波数間隔3Δfでの位相回転量を求めることができる。
このように、ある周波数間隔(3Δf)での位相回転量は、その周波数間隔(3Δf)を持つパイロットサブキャリア同士を用いて算出したもの(Z1)だけではなく、周波数と時間とからみた位置関係が異なる他のパイロットサブキャリア同士を用いて算出したもの(Z3−Z2)も用いて求めることができる。
同様に、本実施形態のタイミングオフセット・周波数オフセット推定部17a,17bは、時間方向の位相回転量Xを推定するのに、パイロットサブキャリアg,h(時間間隔Δt)だけでなく、これとは異なる位置関係にあるパイロットサブキャリアc,dを用いる。
ここで、パイロットサブキャリアc,dは、前述のように、時間軸方向に2Δt離れた位置関係を有するものである。したがって、パイロットサブキャリアc,d間での位相回転量Z2は、時間間隔Δtの場合における位相回転量を2倍したものと考えることができる。
つまり、パイロットサブキャリアc,d間での位相回転量Z2を、2で割れば、時間間隔Δtでの位相回転量を求めることができる。
このように、ある時間間隔(Δt)での位相回転量は、その周波数間隔(Δt)を持つパイロットサブキャリア同士を用いて算出したもの(Z4)だけではなく、周波数と時間とからみた位置関係が異なる他のパイロットサブキャリア同士を用いて算出したもの(Z2/2)も用いて求めることができる。
したがって、本実施形態のタイミングオフセット・周波数オフセット推定部17a,17bは、周波数軸方向の位相回転量Xや時間軸方向の位相回転量Yを、例えば、次のようにして求めることができる。
Xの推定値=(Z1/3+(Z3−Z2)/3)/2=X+(N1+N3−N2)/6
Yの推定値=(Z2/2+Z4)/2=Y+N2/4+N1/2
なお、位相回転量Z2,Z3は、それぞれ、Z2=2Y+N2(N2:推定誤差)、Z3=3X+2Y+N3(N3:推定誤差)である。
本実施形態のタイミングオフセット・周波数オフセット推定部17a,17bでは、位相回転量を推定するのに用いるサンプル数が従来よりも多くなり、推定誤差を抑制し、推定精度を向上させることができる。
さて、ここで、タイミングオフセット、周波数オフセットの計算方法について説明する。伝送路がシングルパスの場合の位相回転量の算出方法は次のとおりである。
タイミングオフセットを計算するためには、周波数f,時間tのパイロットサブキャリアAについての伝送路周波数応答H(f,t)と、前記パイロットサブキャリアAから周波数軸方向にΔfだけ離れて位置する周波数f+Δf,時間tのパイロットサブキャリアBについての伝送路周波数応答H(f+Δf,t)と、を用いて、周波数方向の位相回転量を求める。
まず、タイミングオフセット・周波数オフセットのない場合における周波数f,時間tのパイロットサブキャリアAについての伝送路周波数応答をH0とする。
このとき、タイミングオフセットT0、周波数オフセットF0があるとすると、周波数f,時間tのパイロットサブキャリアAの伝送路周波数応答H(f,t)は、下記式(1)のようになる。
Figure 0005233251
また、周波数f+Δf,時間tのパイロットサブキャリアBについての伝送路周波数応答H(f+Δf,t)は、下記式(2)のようになる。
Figure 0005233251
そして、周波数軸方向に並ぶ2つのパイロットサブキャリアA,B間の位相回転量θは、H(f,t)とH(f+Δf,t)との相関値を算出し、その相関値の偏角argを求めることによって得られ、下記(3)式が成り立つ。なお、式(3)において「*」は、複素共役である。
Figure 0005233251
したがって、下記式(4)によって、タイミングオフセットT0を計算することができる。ただし、−1/(2Δf)<T0≦1/(2Δf)とする。
Figure 0005233251
なお、周波数オフセットF0についても同様に求めることができ、具体的には、時間軸方向に並ぶ2つのパイロットサブキャリア間の相関値を求めて、当該相関値から時間方向の位相回転量θを算出し、当該位相回転量θから周波数オフセットF0を求めればよい。
さらに、伝送路がマルチパスフェージング環境である場合において、タイミングオフセット、周波数オフセットをとることを考える。n番目のパスにおけるタイミングオフセットをTn、周波数オフセットをFnとする。このとき周波数f、時間tにおける周波数応答H(f,t)は、式(5)で表される。
Figure 0005233251
上記式(5)のように、マルチパス環境下では、伝送路周波数応答は複雑な形になるため、各パスのタイミングオフセットT0〜TN、周波数オフセットF0〜FNを振幅に応じて重み付け平均した式(6)のTmean,式(7)のFmeanを推定することを考える(図5(a)(b)参照)。
Figure 0005233251
Figure 0005233251
まず、準備として、式(8),式(9)を定義し、式(5)を式(10)のように置きかえる。
Figure 0005233251
Figure 0005233251
Figure 0005233251
このとき、周波数f、時間tについて、式(11)の平均をとると、式(11)の右辺第2項が消えて、式(12)が得られる。
Figure 0005233251
Figure 0005233251
さらに、任意のnについて、式(13)(14)が成り立つとすると、式(12)の位相を計算することによって、式(15)のように、(TmeanΔf+FmeanΔt)を求めることができる。
Figure 0005233251
Figure 0005233251
Figure 0005233251
なお、式(11)の時点で、位相を計算し、周波数f、時間tについて平均をとることによって、(TmeanΔf+FmeanΔt)を求めることも可能である。
そして、2通りのパターン(Δf1,Δt1),(Δf2),Δt2)について、
TmeanΔf1+FmeanΔt1
TmeanΔf2+FmeanΔt2
を求め、上記2パターンから得られる連立方程式を解くことにより、Tmean,Fmeanを導出することができる。なお、Δf1Δf2≠Δf2Δf1である。
上記のようなオフセットの算出方法によれば、TmeanΔf,FmeanΔfをそれぞれ求めて、Tmean,Fmeanを導出する場合に比べて、様々なパターン(Δfk,Δfk)(k=1〜K)の情報を総合して、オフセットTmean,Fmeanを推定するため、高精度な推定が可能である。
以下、上記のような基本機能を有するタイミングオフセット・周波数オフセット推定部17a,17bの詳細について説明する。各タイミングオフセット・周波数オフセット推定部17a,17bは、図6に示すように、FFT部14a,14bから出力された周波数領域の受信信号を逐次的に保存する第1バッファ部171を備えている。本実施形態では、時間的に前のパイロットサブキャリアを使用することがあるため、任意のパイロットサブキャリアを使用できるように、受信信号を第1バッファ部171に蓄積する。
また、タイミングオフセット・周波数オフセット推定部17a,17bは、第1バッファ171に蓄積された受信信号(パイロットサブキャリア)を用いて、伝送路周波数応答を算出する伝送路周波数応答計算部172を有している。伝送路周波数応答計算部172は、参照信号生成部172aによって生成された参照信号(既知信号)を用いて、パイロットサブキャリアごとに伝送路周波数応答Hを算出する。伝送路周波数応答計算部172によって算出された伝送路周波数応答Hは、第2バッファ部173に蓄積される。
さらに、タイミングオフセット・周波数オフセット推定部部17a,17bでは、任意の2つのパイロットサブキャリアの伝送路周波数応答の相関値(H*H)を求める相関計算部174を備えている。相関計算部174によって算出された相関値は、相関値記憶部175に保存される。
さらにまた、タイミングオフセット・周波数オフセット推定部17a,17bは、相関計算部174によって算出された相関値(複素数)の偏角argを求めて、位相回転量を算出し、位相回転量からタイミングオフセット及び/又は周波数オフセットを算出するタイミングオフセット・周波数オフセット計算部176を備えている。
相関値計算部174は、具体的には、下記式(16)〜(19)に従って、第1相関値S(3Δf,0)、第2相関値S(0,2Δt)、第3相関値S(3Δf,2Δt)、第4相関値(3Δf,−2Δt)の演算を行う。
Figure 0005233251
Figure 0005233251
Figure 0005233251
Figure 0005233251
相関値計算部174による上記式(16)〜(19)の演算は、図2及び図4に示すようなWiMAX(モバイルWiMAX)の上りPUSCのサブキャリア配置において、受信したタイル(ユーザ割り当ての最小単位;図7参照)毎に、行われる。ユーザ割り当ての最小単位毎に演算を行うことで、どのようなユーザ割り当てが行われても、精度良く演算を行うことができる。
つまり、完全に任意の2つのパイロットサブキャリアを演算に用いると、あるユーザに割り当てられているバースト領域中のパイロットと、他のユーザに割り当てられているバースト領域中のパイロットを用いて、演算を行ってしまう可能性がある。
ユーザが異なると伝送路周波数応答も異なるために演算の精度が低下するが、ユーザ割り当ての最小単位内でのパイロットサブキャリアの組み合わせを演算に用いることで、ユーザ割り当ての影響を受けずに精度良く演算を行うことができる。
なお、図7では、タイルの左上隅のパイロットサブキャリアP1の周波数をf、時間をtとしている。したがって、タイルの右上隅のパイロットサブキャリアP2の周波数はf+Δf、時間はtである。タイルの左下隅のパイロットサブキャリアP3の周波数はf、時間は2Δtである。タイルの右下隅のパイロットサブキャリアP4の周波数はf+3Δf、時間は2Δtである。
式(16)〜式(19)に示す相関値S(nΔf,mΔt)は、各式(16)〜式(19)の右辺第1項に示す「前に求めた相関値Sprev(nΔf,mΔt)」を、各式(16)〜式(19)の右辺第2項で更新することによって求められる。
前に求めた相関値Sprev(nΔf,mΔt)は、別のタイルに基づいて直前に更新された相関値S(nΔf,mΔt)であり、相関値記憶部175に保存されている。相関計算部174は、前に求めた相関値Sprevを、当該相関値記憶部175から取得するとともに、更新した相関値Sを相関値記憶部175へ記憶させる。
相関値S(nΔf,mΔt)の更新の際には、各式(16)〜式(19)の右辺第1項には重み係数α1〜α4が掛けられ、同第2項には(1−α1)〜(1−α4)が掛けられる。伝送路中のノイズが大きいときにはノイズの影響を抑えるため、(1−α1)〜(1−α4)を小さくすべく、重み係数α1〜α4は大きくし、伝送路中のノイズが小さいときには伝送路変動への追従性能を高めるため、重み係数α1〜α4は小さくするのが好ましい。
さて、式(16)に示す第1相関値S(3Δf,0)は、パイロットサブキャリア間の周波数間隔が3Δfで、時間間隔が0である場合の伝送路周波数応答相関値を表している。この第1相関値S(3Δf,0)を更新するために、式(16)では、パイロットサブキャリアP1とパイロットサブキャリアP2との間での伝送路周波数応答相関値H(f,t)*H(f+3Δf,t)と、パイロットサブキャリアP3とパイロットサブキャリアP4との間での伝送路周波数応答相関値H(f,t+2Δt)*H(f+3Δf,t+2Δt)とを用いている。
式(17)に示す第2相関値S(0,2Δt)は、パイロットサブキャリア間の周波数間隔が0で、時間間隔が2Δtである場合の伝送路周波数応答相関値を表している。この第2相関値S(0,2Δt)を更新するために、式(17)では、パイロットサブキャリアP1とパイロットサブキャリアP3との間での伝送路周波数応答相関値H(f,t)*H(f,t+2Δt)と、パイロットサブキャリアP2とパイロットサブキャリアP4との間での伝送路周波数応答相関値H(f+3Δf,t)*H(f+3Δf,t+2Δt)とを用いている。
式(18)に示す第3相関値S(3Δf,2Δt)は、パイロットサブキャリア間の周波数間隔が3Δfで、時間間隔が2Δtである場合の伝送路周波数応答相関値を表している。この第3相関値S(3Δf,2Δt)を更新するために、式(18)では、パイロットサブキャリアP1とパイロットサブキャリアP4との間での伝送路周波数応答相関値(f,t)*H(f+3Δf,t+2Δt)を用いている。
式(19)に示す第4相関値S(3Δf,−2Δt)は、パイロットサブキャリア間の周波数間隔が3Δfで、時間間隔が−2Δtである場合の伝送路周波数応答相関値を表している。この第4相関値S(3Δf,−2Δt)を更新するために、式(7)では、パイロットサブキャリアP3とパイロットサブキャリアP2との間での伝送路周波数応答相関値(f,t+2Δt)*H(f+3Δf,t)を用いている。
そして、タイミングオフセット・周波数オフセット計算部176は、前記第1相関値〜第4相関値それぞれについての偏角argを計算する。さらに、タイミングオフセット・周波数オフセット計算部176は、偏角argから、タイミングオフセットT^mean及び周波数オフセットF^meanを算出する。
タイミングオフセットT^meanは、下記式(20)のように、各偏角に、適切な重みβ1〜β4を付けて加算し、2πΔfで除算することによって算出される。
Figure 0005233251
周波数オフセットF^meanは、下記式(21)のように、各偏角に、適切な重みγ1〜γ4を付けて加算し、2πΔtで除算することによって算出される。
Figure 0005233251
重みβ1〜β4や重みγ1〜γ4は、下記式(22)〜(25)を満たすように設定されるのが好ましい。また、サブキャリア間隔が小さく、多くの回数更新している相関値に対しては大きい重みβ,γをつけるのが望ましい。
なお、式(20)式(21)では、相関値の偏角を演算してから重み付き演算を行っていたが、相関値の重み付き演算を行ってから偏角を演算してもよい。
Figure 0005233251
Figure 0005233251
Figure 0005233251
Figure 0005233251
前述のように、本実施形態では、各系統15a,15bに設けられたタイミングオフセット・周波数オフセット計算部176それぞれで精度良く推定したオフセットを、受信電力を重み付けして合成するため、送信タイミング乃至送信周波数の調整情報として適切なものが得られる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図を逸脱しないかぎり、様々な変形が可能である。
OFDMのサブキャリア構造を示す図である。 サブキャリアの周波数−時間2次元配列である。 本実施形態に係る通信装置のブロック図である。 位相回転量推定の基本概念説明図である。 (a)はタイミングオフセットの重み付け平均の説明図であり、(b)は周波数オフセットの重み付け平均の説明図である。 タイミングオフセット・周波数オフセット推定部のブロック図である。 タイルごとのタイミングオフセット、周波数オフセット計算例のための説明図である。 一の受信アンテナ素子で送信タイミングを推定した場合を説明するブロック図である。
符号の説明
1:通信装置、11a,11b:アンテナ素子、12a,12b:RF部、13a,13b:BB部、14a,14b:FFT部、15a,15b:受信信号の系統、16:フィルタ処理部、17a,17b:タイミングオフセット・周波数オフセット推定部、18a,18b:受信電力推定部、19:合成部、20:送信部(調整情報付与部)、171:バッファ、172:伝送路周波数応答計算部、173:バッファ、174:相関計算部、175:相関値記憶部、176:タイミングオフセット・周波数オフセット計算部

Claims (4)

  1. 周波数及び時間のユーザ割り当てが行われる通信装置であって、
    複数のアンテナ素子と、
    アンテナ素子によって受信した受信信号をFFT部によってFFT処理した周波数領域の受信信号から、前記受信信号のタイミングオフセットを推定するタイミングオフセット推定部と、
    送信タイミングを調整するための送信タイミング調整情報を、前記ユーザである信号送信側へ与える調整情報付与部と、
    を備え、
    前記タイミングオフセット推定部は、複数のアンテナ素子によって受信した複数系統の受信信号それぞれについてタイミングオフセットを推定するように、受信信号の各系統に設けられているとともに、受信信号の各系統に設けられた前記FFT部から出力された周波数領域の受信信号に含まれるパイロットサブキャリアのうち、前記ユーザに割り当てられたパイロットサブキャリアを用いて、タイミングオフセットを推定し、
    更に、受信信号の各系統には、各アンテナ素子によって受信した受信信号の受信電力を推定する受信電力推定部がそれぞれ設けられ、
    受信信号の各系統に設けられたタイミングオフセット推定部によって推定されたタイミングオフセットを、各系統の受信電力推定部によって推定された受信電力によって重み付け合成する合成部を備え、
    前記調整情報付与部は、合成部によって重み付け合成されたタイミングオフセットを、送信タイミング調整情報として、前記ユーザである信号送信側へ与える
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 周波数及び時間のユーザ割り当てが行われる通信装置であって、
    複数のアンテナ素子と、
    アンテナ素子によって受信した受信信号をFFT部によってFFT処理した周波数領域の受信信号から、前記受信信号の周波数オフセットを推定する周波数オフセット推定部と、
    送信周波数を調整するための送信周波数調整情報を、前記ユーザである信号送信側へ与える調整情報付与部と、
    を備え、
    前記周波数オフセット推定部は、複数のアンテナ素子によって受信した複数系統の受信信号それぞれについて周波数オフセットを推定するように、受信信号の各系統に設けられているとともに、受信信号の各系統に設けられた前記FFT部から出力された周波数領域の受信信号に含まれるパイロットサブキャリアのうち、前記ユーザに割り当てられたパイロットサブキャリアを用いて、周波数オフセットを推定し、
    更に、受信信号の各系統には、各アンテナ素子によって受信した受信信号の受信電力を推定する受信電力推定部がそれぞれ設けられ、
    受信信号の各系統に設けられた周波数オフセット推定部によって推定されたタイミングオフセットを、各系統の受信電力推定部によって推定された受信電力によって重み付け合成する合成部を備え、
    前記調整情報付与部は、合成部によって重み付け合成された周波数オフセットを、送信周波数調整情報として、前記ユーザである信号送信側へ与える
    ことを特徴とする通信装置。
  3. 周波数及び時間のユーザ割り当てが行われる通信装置が受信した受信信号のタイミングオフセットを受信側で推定するタイミングオフセット推定ステップと、
    送信タイミングを調整するための送信タイミング情報を、信号の受信側から前記ユーザである送信側へ与える付与ステップと、
    送信タイミング情報に基づいて、送信タイミングを送信側で調整する調整ステップと、
    含み、
    前記タイミングオフセット推定ステップでは、複数のアンテナ素子によって受信した複数系統の受信信号を各系統に設けられたFFT部によってFFT処理した周波数領域の受信信号に含まれるパイロットサブキャリアのうち、前記ユーザに割り当てられたパイロットサブキャリアを用いて、各系統それぞれのタイミングオフセットを推定し、
    前記付与ステップでは、各系統のタイミングオフセットの推定値を、各系統の受信電力によって重み付け合成した値を、送信タイミング情報として、前記ユーザである送信側へ与える、
    ことを特徴とする送信タイミング調整方法。
  4. 周波数及び時間のユーザ割り当てが行われる通信装置が受信した受信信号の周波数オフセットを受信側で推定する周波数オフセット推定ステップと、
    送信周波数を調整するための送信周波数情報を、信号の受信側から前記ユーザである送信側へ与える付与ステップと、
    送信周波数情報に基づいて、送信周波数を送信側で調整する調整ステップと、
    含み、
    前記周波数オフセット推定ステップでは、複数のアンテナ素子によって受信した複数系統の受信信号を各系統に設けられたFFT部によってFFT処理した周波数領域の受信信号に含まれるパイロットサブキャリアのうち、前記ユーザに割り当てられたパイロットサブキャリアを用いて、各系統それぞれの周波数オフセットを推定し、
    前記付与ステップでは、各系統の周波数オフセットの推定値を、各系統の受信電力によって重み付け合成した値を、送信周波数情報として、前記ユーザである送信側へ与える、
    ことを特徴とする送信周波数調整方法。
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